JP2014240246A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気温度の更新を実情に合わせて行って各種処理を実行することのできる車両用制御装置を提供すること。
【解決手段】外気温度を検出する外気温度センサ21と、車速を検出する車速センサ22と、を備える車両100に搭載されて外気温度に基づいて制御を実行する車両用制御装置10であって、車速センサにより検出された車速が予め設定されている速度以上である走行状態が予め設定されている更新時間以上継続したときに外気温度センサ21により検出された外気温度に、制御に使用するメモリ内の設定外気温度を更新する外気温度更新部15と、ナビゲーションシステム102から現在時刻を取得して外気温度更新部が利用する設定更新時間を調整する時間調整部16と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用制御装置に関し、詳しくは、検出した外気温度を設定して各種処理を実行するものに関する。
車両においては、外気温度を検出して各種制御を行う機能を備える場合があり、例えば、検出した外気温度を車室内の表示部内に表示出力したり、検出した外気温度に応じて走行制御に使用する条件を調整したり、検出した外気温度に応じて車室内の空調の制御条件を調整する。
この外気温度は、車両に温度センサを設置して検出(測定)するようになっており、この外気温度センサは、エンジン(内燃機関)を搭載するエンジンルーム内のバンパ付近に設置するのが一般的である。このため、外気温度センサは、エンジンからの熱の影響を受け易く、停車時や低速走行時には外気である走行風を受け難く、車両外の外気温度よりも高めの検出値となり易い。
このことから、外気温度を利用する各種制御では、設定速度以上の走行状態が設定時間以上継続したときに、外気温度センサの検出温度に設定外気温度を更新するようにして、使用する設定外気温度を実外気温度近くにする更新処理が行われている。ここで、外気温度センサが検出する検出値(外気温度)は、各種測定条件によって影響を受けることから適宜修正することも行われている。
しかしながら、設定速度以上を設定時間以上継続するような走行状態になることが難しい渋滞に朝から昼に掛けて遭遇した車両は、実外気温度が上昇しているのにも拘わらずに、設定外気温度の更新条件が揃わないために、実際よりも低過ぎる朝の設定外気温度のままでの表示処理等の各種制御を実行してしまう。
この問題を解消するために、設定外気温度の更新タイミングを早めることも考えられるが、走行風により外気温度センサの検出温度が実外気温度に対して相対的に安定する前に更新してしまう場合もあり、逆に、実外気温度よりも高くし過ぎる場合が出てきてしまう可能性がある。
なお、エンジンの冷却水温度や車速を用いて補正定数を変更させることが特許文献1、2で提案されているが、車両の走行状態に依存するために、実外気温度に合わせて設定外気温度を補正することができず、根本的な問題の解決には至っていない。
特開2001−277903号公報 特開2003−130690号公報
そこで、本発明は、外気温度の更新を実情に合わせて行って各種処理を実行することのできる車両用制御装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様は、外気温度を検出する外気温度検出部と、車速を検出する車速検出部と、を備える車両に搭載されて、予め設定されている設定外気温度に基づいて制御を実行する車両用制御装置であって、前記車速検出部により検出された車速が予め設定されている速度以上である走行状態が予め設定されている設定更新時間以上継続したときに、前記外気温度検出部により検出された外気温度に前記設定外気温度を更新する外気温度更新部と、現在の時刻を取得する時刻取得部と、前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻に基づいて前記外気温度更新部が利用する前記設定更新時間を調整する時間調整部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明の第2の態様としては、前記時間調整部は、前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻が含まれる時刻帯に基づいて前記外気温度更新部が利用する前記設定更新時間を調整するように構成するのが好ましい。
本発明の第3の態様としては、前記時間調整部は、前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻が含まれる日付に基づいて前記外気温度更新部が利用する前記設定更新時間を調整するように構成するのが好ましい。
本発明の第4の態様としては、前記時間調整部は、前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻が含まれる日付に基づいて該現在の時刻が含まれる時刻帯を補正して、当該補正した時刻帯に基づいて前記外気温度補正部が利用する前記設定更新時間を調整するように構成するのが好ましい。
このように、上記の第1の態様によれば、設定速度以上の車速が設定更新時間以上継続するときに、制御に使用する設定外気温度の更新処理を実行する場合に、現在時刻に応じて設定更新時間を調整することができ、外気温度の変化に合わせて適宜設定外気温度を更新することができる。したがって、外気温度に応じた制御を精度よく実行することができる。
上記の第2の態様によれば、現在時刻が含まれる時刻帯に応じて設定更新時間を調整することができ、時刻を複数に区分した時刻帯毎に対応する調整をするだけでよく、更新処理を簡易にすることができる。したがって、外気温度に応じた制御を容易に実行することができる。
上記の第3の態様によれば、現在時刻が含まれる日付に応じて設定更新時間を調整することができ、時刻を日付として、例えば、季節に対応する調整をするだけでよく、更新処理を簡易にすることができる。したがって、外気温度に応じた制御を容易に実行することができる。
上記の第4の態様によれば、現在時刻が含まれる日付の時刻帯に応じて設定更新時間を調整することができ、時刻を日付と時刻帯として、例えば、季節毎の時刻帯に対応する調整をするだけでよく、更新処理を簡易にすることができる。したがって、外気温度に応じた制御を容易に実行することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用制御装置を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図である。 図2は、その更新時間書換処理で利用する日付補正マップを示す一覧表である。 図3は、その更新時間書換処理で利用する時刻帯補正マップを示す一覧表である。 図4は、その更新時間書換処理を説明するフローチャートである。 図5は、その更新時間書換処理を行う際の時刻帯を説明するタイムチャートである。 図6は、その外気温度更新処理を説明するフローチャートである。 図7は、本発明の第2実施形態に係る車両用制御装置を示す図であり、その更新時間書換処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図6は本発明の第1実施形態に係る車両用制御装置を示す図である。
(第1実施形態)
図1において、車両用制御装置10は、内燃機関のエンジン110を搭載して走行する車両100に車載されており、この車両用制御装置10は、例えば、空調の制御に必要な各種情報を取得可能に各種センサ等が接続されて、車室内の空調を実施する空調装置120を統括して制御する空調ECU(Electronic control unit)として構築されている。ここで、本実施形態では、車両用制御装置10は、エンジン110を統括して制御するエンジンECU101と並列して動作する空調ECUに組み付ける場合を一例として説明するが、これに限るものではない。例えば、車両用制御装置10は、エンジンECU101内に組み付けてもよく、また、外気温度に応じた各種処理を行う他の制御装置に組み付けてもよく、例えば、各種インフォメーションの表示出力処理を実行するナビゲーションシステム102などの制御装置に組み付けてもよい。
車両用制御装置10は、中央演算処理ユニットや各種メモリにより構築されている。この車両用制御装置10は、メモリ内に予め準備されている制御プログラムを格納パラメータや取得データに基づいて実行して、例えば、内気温度に加えて外気温度の影響を加味した空調制御などを実行することにより、空調装置120を稼働させて車室内を快適環境にしつつ、その外気温度を利用者が把握可能に表示出力する。
具体的には、車両用制御装置10は、車両100に設置されている外気温度センサ(外気温度検出部)21および車速センサ(車速検出部)22と共に、日射センサなどを含む各種センサ群から検出情報を受け取るように接続されている。
この車両用制御装置10は、上記制御プログラムを実行することにより、制御処理部11として機能するようになっており、制御処理部11は、検出情報から算出した外気温度を適宜メモリ内に格納(設定)して保持しつつ、その設定外気温度を考慮した空調制御を実行するとともに、その設定外気温度を車室内の空調操作パネル12内に出力する表示制御を実行する。なお、本実施形態では、外気温度センサ21や車速センサ22を車両用制御装置10に直接接続する場合を一例にして説明するが、これに限るものではなく、例えば、エンジンECU101から受け取るようにしてもよい。
ここで、外気温度は、季節や時刻などの外部環境に応じて変化することから、その変化に対応するようにメモリ内の設定値を更新するようになっており、例えば、外気温度は朝から昼に向かう間に大きく上昇する傾向にあることから、適宜、外気温度センサ21の検出値(外気温度)に更新することにより、設定値を上昇させる更新処理(書換処理)がなされる。なお、設定外気温度は、外気温度センサ21の車両100への取付状況や車両100の走行環境など、各種の事情があることから、予め設定されているロジックに従って各種事情に応じた修正を施す処理を実行するようにしてもよく、例えば、エンジン110の冷却水温度などに応じた定数を用いて、より高精度に補正するようにしてもよい。
また、外気温度センサ21が車両100のエンジンルームR内のバンパ付近に設置されていることから、特に、エンジン110の稼働後の停車時や低速走行時には外気である走行風を受け難く、外気温度センサ21が検出する検出値は、車両100の外部における実外気温度よりも高めになる傾向にある。
このことから、車両用制御装置10は、車速センサ22の検出値(車速)に基づいて、予めメモリ内に設定されている設定速度以上の走行状態が予めメモリ内に設定されている設定時間以上継続することを確認したときに、メモリ内に格納する設定外気温度を外気温度センサ21の検出値(実外気温度)に適宜更新(補正)して使用するようになっている。
ここで、外気温度センサ21周りの環境温度は、上記の設定速度以上で設定時間以上を走行したときには、エンジン110により加熱された空気の外気温度から車両100の外部の温度と同等の走行風に入れ替わることが確認されている。
このため、外気温度センサ21は、設定速度以上で設定時間以上を走行したときには、実外気温度と同等の検出値を車両用制御装置10に出力するようになり、例えば、車両用制御装置10は、朝から走行を開始した車両100のメモリ内には、昼近くには朝時点よりも上昇した外気温度を格納(設定)して更新するようになっている。なお、このとき、車両用制御装置10は、エンジン110の冷却水温度や車速を用いて外気温度センサ21に与える影響を考慮する補正定数を用いることで、より精度よく外気温度を算出してメモリ内に格納する更新処理を行うようにしてもよい。
そして、車両用制御装置10は、上記制御プログラムを実行することにより、外気温度更新部(外気温度更新部)15としても機能して、メモリ内に格納する設定外気温度の更新処理を、車速センサ22の検出する車両100の車速が設定速度以上となる走行状態がメモリ内に設定されている設定更新時間以上継続することを確認したときに実行するようになっている。
この車両用制御装置10は、外気温度更新部15に加えて、上記制御プログラムを実行することにより、メモリ内に格納する設定更新時間を調整する時間調整部16としても機能するとともに、ナビゲーションシステム102から各種情報を取得可能に接続するインターフェイス19を備えている。
時間調整部16は、ナビゲーションシステム102が備えるクロック機能102cからインターフェイス19を介して現在時刻情報や日付(カレンダ)情報を取得して、車両100の外部環境に対応する外気温度の変化の傾向に応じた更新間隔に、メモリ内の設定更新時間を書き換えるようになっている。
この時間調整部16は、予めメモリ内に準備されている図2に示す日付補正マップおよび図3に示す時刻帯補正マップを用いて、外部環境に応じた間隔(更新時間)を下記の式(1)により算出するようになっており、その式(1)における日付(季節)や時刻帯に応じた補正値α、βを、現在時刻の季節や朝から昼の時刻帯に基づいて決定し、メモリ内の設定更新時間を書き換えて調整する。
更新時間γ=補正値α+補正値β ・・・(1)
このとき、時間調整部16は、現在時刻が含まれる日付の季節に応じた補正時間δ、εを図2に示す日付補正マップに基づいて決定して、現在時刻が含まれる朝昼の時刻帯の開始時刻を下記の式(2)、式(3)により算出して補正するようになっており、補正値αは、季節(日付)に応じて補正された朝から昼の間の時刻帯(領域)1に現在時刻が含まれるか否かに応じて決定するようになっている。すなわち、時間調整部16が時刻取得部を構成している。
朝判定時刻=既定時間(7時)+補正時間δ ・・・(2)
昼判定時刻=既定時間(13時)+補正時間ε ・・・(3)
ここで、本実施形態では、現在時刻情報や日付情報をナビゲーションシステム102から取得することを一例として説明するが、これに限るわけではなく、例えば、空調装置120や車両100が備えるメータ等の各種情報表示装置が現在時刻情報や日付情報を利用している場合にはそれを流用してもよい。また、車両用制御装置10自体が現在時刻情報や日付情報を利用する場合にもそれを流用するようにしてもよい。
具体的には、車両100に搭載されている各種電装機器の稼働と同時に車両用制御装置10も起動することにより、時間調整部16は、図4の更新時間書換処理と共に図5の外気温度更新処理を並行処理するようになっている。
詳細には、更新時間書換処理としては、図4のフローチャートに示すように、まずは、ナビゲーションシステム102から現在時刻情報および日付情報を取得する(ステップS10)。次いで、その日付に該当する季節(図中区分け欄)の冬/春・秋/夏に応じた補正時間δ、εを図2に示す日付補正マップを参照して取得するとともに、対応する補正値β1〜β3のいずれかを取得してメモリ内に一時的に格納する(ステップS20)。
この後に、取得した補正時間δ、εを用いて上記式(2)、式(3)から朝開始時刻と昼開始時刻とを算出して(ステップS30)、ステップS10で取得した現在時刻が含まれる朝から昼の間の時刻帯か否かを決定する(ステップS40)。次いで、その時刻帯に対応する補正値α1、α2のいずれかを図3に示す時刻帯補正マップを参照して取得してメモリ内に一時的に格納する(ステップS50)。
このとき、季節が春・秋の場合には、日の出時刻や大気温度の上昇程度も平均的であることから、朝と判断可能な開始時刻を既定時間の7時に、また、昼と判断可能な開始時刻を既定時間の13時のままとする。
春・秋に対して、季節が冬の場合には、日の出が遅く大気温度の上昇開始時刻も遅いとともに、その上昇傾向の続く時間も短い。このことから、季節が冬の場合には、朝と判断可能な開始時刻を既定時間の7時に1時間加算して朝開始時刻とする一方、昼と判断可能な開始時刻を既定時間の13時から1時間減算して昼開始時刻とすることにより、朝から昼の間の時刻帯の継続時間を短くする。
反対に、季節が夏の場合には、日の出が早く大気温度の上昇開始時刻も早いとともに、その上昇傾向の続く時間も長い。このことから、季節が夏の場合には、朝と判断可能な開始時刻を既定時間の7時から1時間減算して朝開始時刻とする一方、昼と判断可能な開始時刻を既定時間の13時に1時間加算して昼開始時刻とすることにより、朝から昼の間の時刻帯の継続時間を長くする。
同時に取得する冬/春・秋/夏に応じた補正値βは、次の関係になるように設定されている。
冬の補正値β1>春・秋の補正値β2>夏の補正値β3
標準的な春・秋の外気温度に対して、冬の外気温度は朝昼間の温度差が小さいため設定外気温度を更新する間隔(設定更新時間)は長くてよい。このことから、冬の補正値β1は春・秋の補正値β2よりも大きな値を設定する。一方、夏の外気温度は朝昼間の温度差が大きいため設定外気温度を更新する間隔(設定更新時間)は短くする方が好適である。このことから、夏の補正値β3は春・秋の補正値β2よりも小さな値を設定する。
また、同時に取得する現在時刻の時刻帯に応じた補正値αは、次の関係になるように設定されており、図5に示すように、朝から昼に向かう、言い換えると、朝と昼の開始時刻の間の朝昼時刻帯(領域1)と、その朝昼時刻帯以外の時刻帯(領域2)とで区分けすることができる。
朝昼時刻帯(領域1)の補正値α1<朝昼時刻帯以外(領域2)の補正値α2
外気温度は朝から昼に掛けての朝昼時刻帯で大きく上昇する傾向にあって設定外気温度を更新する間隔(設定更新時間)は短くする方が好適である。このことから、朝昼時刻帯の補正値α1は小さな値を設定する一方、その朝昼時刻帯以外では上昇し難い傾向にあって設定外気温度を更新する間隔(設定更新時間)は長くてよい。このことから、朝昼時刻帯以外の補正値α2は大きな値を設定する。
例えば、現在時刻が10時の場合には、領域1の朝昼時刻帯に該当して補正値α1を割り当てる一方、現在時刻が15時の場合には、領域2の朝昼時刻帯以外の時刻帯に該当して補正値α2を割り当てる。
この後に、そのメモリ内の補正値α、βを用いて上記式(1)から更新時間γを算出してメモリ内に格納して適宜書き換えた後に(ステップS60)、ステップS10に戻って同様の処理を繰り返す。
これにより、時間調整部16は、メモリ内の設定更新時間を現在時刻が含まれる時刻帯や季節(日付)に応じた更新時間γに容易かつ簡易に書き換えることができ、実外気温度の変化に応じた間隔でメモリ内の設定外気温度を適宜に更新して、実外気温度と同等の設定外気温度に更新することができる。
また、外気温度更新処理としては、図6のフローチャートに示すように、まずは、中央演算処理ユニットが備えるタイマ機能を起動して経過時間のカウントを開始した後に(ステップS110)、その経過時間(カウント値)がメモリ内の設定更新時間γを超えたか否かを確認する(ステップS120)。
ステップS120において、経過時間が設定更新時間γを超えていない場合には、ステップS110に戻ってカウントアップ処理を繰り返す。
また、ステップS120において、経過時間が設定更新時間γを超えていた場合には、言い換えると、車両100が設定速度以上の走行状態を設定更新時間γ以上継続して外気温度センサ21周りの環境温度が走行風により外部の外気温度と同等になったものとして、その外気温度センサ21の検出値(実外気温度)にメモリ内の設定外気温度を書き換える更新処理を実行する(ステップS130)。
したがって、現在時刻が含まれる時刻帯や日付に対応する季節に応じてメモリ内の設定更新時間を書き換えて更新することができ、車両100が設定速度以上で走行する継続時間がその設定更新時間を超えたときに、メモリ内の設定外気温度を外気温度センサ21が検出する実外気温度と同等の温度に更新することができる。
このため、実外気温度に応じた制御を精度よく実行するとともに、実外気温度と同等の温度表示をすることができる。
この結果、例えば、朝から昼に掛けて渋滞に遭遇した場合でも、夏場には短めに更新した設定更新時間のタイミングで頻繁に、設定外気温度を実外気温度と同等にすることができ、実際よりも低過ぎる朝の外気温度のままでの表示や各種制御を実行してしまうことを回避することができる。
また、実外気温度がそれほどの上昇傾向にない冬場の場合には、その設定更新時間を長めに更新して、設定外気温度の書換更新処理を無駄に繰り返すことを制限することができる。
このため、設定外気温度が実外気温度よりも高すぎる、あるいは、低すぎることに起因する不都合を改善することができる。
(第2実施形態)
次に、図7は本発明の第2実施形態に係る車両用制御装置を示す図である。ここで、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されていることから、図面を流用して同様の構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図1において、車両用制御装置10の時間調整部16は、上述実施形態の処理に加えて、初期設定した設定外気温度を更新する必要が生じるほど時間が経過していない場合や、実外気温度が初期設定時から大きく変化していない場合に、メモリ内の設定外気温度を書き換える更新処理を回避するようになっている。
詳細には、時間調整部16は、更新時間書換処理として、図7のフローチャートに示すように、ナビゲーションシステム102から現在時刻情報および日付情報を取得した後に(ステップS10)、ステップS20を実行する前に、補正値α、βのメモリ内への格納の有無からメモリ内の設定外気温度の初回設定処理タイミングであるか否かを確認する(ステップS11)。なお、補正値α、βは、車両用制御装置10の起動時に設定されて電源オフ時には消失する。
ステップS11において、補正値α、βが格納済みで初回でないことを確認した場合には次のステップS12をスキップしてステップS13に進む。
また、ステップS11において、補正値α、βを格納する初回であることが確認された場合には、車両用制御装置10の起動時、言い換えると、エンジン110の起動時でエンジンルームRが実外気温度と同等である環境での外気温度センサ21の検出値(外気温度)を、表示制御等の制御処理で利用する設定外気温度として、また、初回設定外気温度としてメモリ内に格納する(ステップS12)。
次いで、今回の更新時間書換処理で格納する外気温度センサ21の検出値(外気温度)から初回設定外気温度を減算した差分温度が差分閾値θよりも小さいか否かを確認する(ステップS13)。
ステップS13において、その差分温度が差分閾値θ以上であることを確認した場合には、ステップS19に進んだ後に、ステップS10に戻って同様の処理を繰り返す。
また、ステップS13において、差分温度が差分閾値θ未満であることを確認した場合には、さらに、更新時間書換処理開始からの経過時間が経過閾値η以上であるか否かを確認する(ステップS14)。
ステップS14において、その経過時間が経過閾値η未満であることを確認した場合には、ステップS19に進んだ後に、ステップS10に戻って同様の処理を繰り返す。
また、ステップS14において、更新時間書換処理開始から経過閾値η以上を経過していることを確認できた場合には、ステップS20に進んで上述実施形態と同様の処理の実行を開始する。
そして、ステップS19においては、更新前の設定更新時間となるように予め設定されている既定の補正値α、βを格納して、この後には、ステップS10に戻って同様の処理を繰り返す。
したがって、時間調整部16は、車両用制御装置10の起動(内燃機関の起動)から外気温度センサ21の検出値(外気温度)が初回設定外気温度から差分閾値θ以上に上昇していることを確認することができ、また、実外気温度が初回設定外気温度を更新する必要が生じる経過閾値η以上に時間経過している場合に、メモリ内の設定外気温度を書き換える更新処理を実行することができ、反対に実外気温度が上昇し難い現在時刻時にメモリ内の設定外気温度を書き換える更新処理を実行して、無駄に車両用制御装置10の処理能力を浪費してしまうことを避けることができる。
ここで、上述実施形態は、表示制御等の制御処理の内容に拘わらずに、設定外気温度を上昇させる更新処理を行う場合に好適に適用することができ、また、日付を取得できない場合でも、補正値α以外を既定値として、その補正値αを調整するだけでも有用な効果を得ることができることは言うまでもない。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
10 車両用制御装置
11 制御処理部
12 空調操作パネル
15 外気温度更新部
16 時間調整部
19 インターフェイス
21 外気温度センサ
22 車速センサ
100 車両
102 ナビゲーションシステム
102c クロック機能
110 エンジン
120 空調装置
R エンジンルーム

Claims (4)

  1. 外気温度を検出する外気温度検出部と、車速を検出する車速検出部と、を備える車両に搭載されて、予め設定されている設定外気温度に基づいて制御を実行する車両用制御装置であって、
    前記車速検出部により検出された車速が予め設定されている速度以上である走行状態が予め設定されている設定更新時間以上継続したときに、前記外気温度検出部により検出された外気温度に前記設定外気温度を更新する外気温度更新部と、
    現在の時刻を取得する時刻取得部と、
    前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻に基づいて前記外気温度更新部が利用する前記設定更新時間を調整する時間調整部と、を備えることを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記時間調整部は、前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻が含まれる時刻帯に基づいて前記外気温度更新部が利用する前記設定更新時間を調整することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記時間調整部は、前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻が含まれる日付に基づいて前記外気温度更新部が利用する前記設定更新時間を調整することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  4. 前記時間調整部は、前記時刻取得部が取得した前記現在の時刻が含まれる日付に基づいて該現在の時刻が含まれる時刻帯を補正して、当該補正した時刻帯に基づいて前記外気温度補正部が利用する前記設定更新時間を調整することを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
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