JP2014226862A - 温度センサ製造用の金型、製造方法、及び温度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】射出速度を低下させず、かつ、ゲートの位置を変更せずに、ゲートから感温部までの間にボイドが発生することを抑制することができる温度センサ製造用の金型、製造方法および温度センサを提供する。
【解決手段】円柱状のキャビティを形成する金型において、感温部を収容する側の端部(第1端部)に設けられている第1ガス抜き通路(A1)の他に、さらに、キャビティと金型外部とを連通する第2ガス抜き通路(A3)を、感温部を収容する側の端部(第1端部)とゲートとの間に設ける。
【選択図】図10

Description

本発明は、ハウジングが樹脂成形される温度センサの製造に用いられる金型、製造方法、および温度センサに関する。
従来、車体外部に取り付けられ、外気温を検出するために用いられる温度センサがある(例えば特許文献1)。一般に、外気温を検出するために用いられている温度センサは、温度を検出するための感温部と、感温部から信号を引き出すためのリード線と、リード線からの信号を外部機器に出力するためのターミナルと、これらを収容するハウジングと、を備えている。ハウジングは、射出成形によって感温部、リード線、及びターミナルを収容するように一体に成形される。より詳しくは、次のように成形される。
まず、感温部とリード線、リード線とターミナルを、それぞれ電気的かつ機械的に接続することで、感温部、リード線、およびターミナルからなる構造体を製造する。なお、感温部は、公知のサーミスタをエポキシ樹脂などでコーティングしたものを用いており、構造体においてはリード線やターミナルの部分よりも大きいサイズとなっている。
ハウジングを成形するための金型には、この構造体を、完成時のハウジング内において予め設計されている位置に固定するための構造体支持部が備えられている。構造体支持部は、たとえば、ターミナルの、完成品において露出するべき部分が差し込まれる差し込み口とすればよい。すなわち、ターミナルの露出部分を、この差し込み口に差し込むことで、構造体部品を金型の中空部分(キャビティ)内に固定する。
構造体を金型にセットした後に、ゲートよりキャビティ内に溶解樹脂を注入していく。ゲートよりキャビティに注入された溶解樹脂は、キャビティの外周(すなわち、金型に接する面)を伝って広がっていき、金型に接する部分から徐々に冷えて固化していく。なお、ハウジングの端部を成形する金型部分には、キャビティ内のガスを逃がすためのガス抜き孔が設けられており、溶解樹脂の注入に伴って、ガス抜き孔からガスが排気される。以上の製造方法において、キャビティに溶解樹脂が充填されて固化することによって、感温部、リード線、及びターミナルをハウジングに収容した温度センサが製造される。
特開2008−101550号公報
しかしながら、キャビティ内からガスが抜けきる前に、ガス抜き孔に樹脂が到達した場合には、ガス抜き孔が樹脂によって防がれてしまい、キャビティ内にガスが残されてしまう。この残留したガスによって、キャビティ内に溶解樹脂を充填しきれず、ボイドが発生してしまう。
また、構造体は前述したようにリード線やターミナルの部分に比べて感温部のサイズが大きい。そのため、感温部付近の空間は、他の部分に比べて狭小となっている。また、溶解樹脂は、金型に沿ってキャビティ外周から回りこんで流れていくことから、樹脂の流入に伴って、狭小部分は、さらに狭小となっていき、よりガスが抜けにくくなっていく。
ゲートから狭小部分までの空間からガスが抜けきる前に、その狭小部分に樹脂が充填した場合には、ゲートから狭小部分までの空間にガスが残留し、ボイドが発生する。従って、このようにキャビティ内に感温部による狭小部分を備えるケースでは、狭小部分を備えない場合よりもボイドが発生する可能性が高まってしまう。
本発明は、以上の事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、ゲートから感温部までの間にボイドが発生することを抑制することができる温度センサの製造用の金型、製造方法、および温度センサを提供することにある。
その目的を達成するための温度センサ製造用の金型の発明は、感温部(10)、リード線(13)、及びターミナル(14)がこの順に直線状に連なって一体化した構造体(101)を収容するハウジング(21)を成形するための温度センサ製造用の金型(50A)であって、前記感温部、前記リード線、および前記ターミナルが連なる方向を軸方向とし、前記構造体を収容する円柱状のキャビティ(C21)と、前記キャビティの端部のうち、前記構造体の感温部を収容する側の第1端部に、キャビティ内のガスを抜くために、前記キャビティと金型外部とを連通する第1ガス抜き通路(A1)と、前記キャビティの、前記第1端部とは反対側の端部である第2端部に配置され、前記ターミナルにおいて前記リード線と接続していない方の端末が差し込まれることで前記構造体を前記キャビティ内の所定の位置に保持する構造体支持部(55a)と、前記第2端部から前記感温部までの間に形成され、前記キャビティ内に樹脂を注入するゲート(G)と、前記第1端部と前記ゲートとの間に、前記キャビティ内のガスを逃がすために、前記キャビティと金型外部とを連通する第2ガス抜き通路(A3)と、を備えることを特徴とする。
以上の構成によれば、感温部が収容される側の端部(第1端部)に設けられている第1ガス抜き通路だけではなく、第2ガス抜き通路からもキャビティ内のガスは排気されるようになる。第2ガス抜き通路は、ゲートと第1端部の間に設けられているため、ゲートから第1端部までの空間に存在するガスを排出するために適している。したがって、第2ガス抜き通路を備えない場合よりも、ゲートから第1端部までの空間からガスが抜けやすくなる。
ここで、ゲートから第1端部までの空間には、ゲートから感温部までの空間も含まれているため、ゲートから第1端部までの空間からガスが抜けやすくなることに伴って、ゲートから感温部までの空間からもガスが抜けやすくなる。すなわち、ゲートから感温部までの空間にガスが残留しにくくなり、ボイドの発生も抑制することができる。
また、製造方法の発明は、前記金型の前記ゲートより前記キャビティに溶解樹脂を注入することで、前記ハウジングを射出成形する温度センサの製造方法である。
さらに、温度センサの発明は、感温部(10)、リード線(13)、及びターミナル(14)がこの順に直線状に連なって一体化した構造体(101)を収容し、前記感温部、前記リード線、および前記ターミナルが連なる方向を軸方向とする円柱状のハウジング(21)を備える温度センサ(100)であって、前記ハウジングの端部のうち、前記感温部を収容する側の第1端部に、段差部を備えることを特徴とする温度センサである。
温度センサ100を車両に取り付けている状態の一例を表した模式図である。 温度センサ100の模式的な断面図である。 構造体101を説明するための模式図である。 比較構成において用いられる金型50Bの断面図である。 図4中の一点鎖線5−5における断面図である。 胴体部空間C21に溶解樹脂が流入していく過程を説明するための図である。 本実施形態で用いられる金型50Aの断面図である。 図7中の一点鎖線8−8における断面図である。 金型51〜54の構造を説明するための分解図である。 金型50Aにおいてヘッド部21Hを形成する部分の拡大図である。 変形例において図8に対応する断面図である。
以下、本発明にかかる温度センサ100の構造およびその製造方法の実施形態を図1〜10を用いて説明する。まず、温度センサ100の製造方法について述べる前に、温度センサ100の構成の概要について説明する。図1は、温度センサ100を車両に取り付けている状態の一例を表した参考図である。図1に示すように、温度センサ100は、クランプ部材30を介して、例えば車両のフロントバンパーFr等に取り付けられる。図1の矢印Aは水平方向を示しており、車両走行時には、温度センサ100は矢印Aに示す向きの風を受ける。なお、この図1に示す取付姿勢はあくまで一例であって、たとえば温度センサ100は、図1とは上下が逆向きに取り付けられたり、胴体部21の長手方向が矢印の方向とは垂直となる姿勢で取り付けられたりしても良い。
図2は、温度センサ100の断面構造を模式的に表した図である。図2に示す温度センサ100は、感温部10、リード線13、ターミナル14、胴体部21、支持部22、およびクランプ嵌合部23を備えている。胴体部21は、感温部10、感温部10から引き出されるリード線13、およびターミナル14を収容している。なお、ここでは、胴体部21、支持部22、およびクランプ嵌合部23を、それぞれ区別して呼んでいるが、これらは後述する製造方法によって一体成形されるものである。以降では、各部について説明する。
感温部10は、所定の温度特性を有する通常のサーミスタ素子11を備えている。サーミスタ素子11は、サーミスタ素子11の抵抗値の変化を検出するためのリード線13と接続されており、サーミスタ素子11は、リード線13のサーミスタ素子11と接続する端子ともどもエポキシ樹脂12によって一体にコーティングされている。リード線13の端子のうち、サーミスタ素子11と接続されていない方の端子13bは、ターミナル14の一端14aと電気的に接続されている。そして、サーミスタ素子11を含む感温部10、リード線13、及びターミナル14が、樹脂成形された胴体部21に一体となって収容されている。なお、ターミナル14、リード線13、及び感温部10は、この順番に略直線上に連なって配置されている。
胴体部21は、ターミナル14、リード線13、及び感温部10が連なる方向を軸方向とする円柱状の形状となっている。すなわち、ここでの軸方向と前述の長手方向とは一致する。なお、ここでの円柱状とは、軸方向に垂直な断面が真円に限らず、楕円であったり、外周に一部直線部分を備えるものまで含む。また、胴体部21において感温部10付近の部分を、特にヘッド部21Hと称する。この胴体部21が請求項に記載のハウジングに相当する。
また、胴体部21においてヘッド部21Hとは反対の端部には、ターミナル14においてリード線13と接続されていない方の端子14bが露出するように、開口した形状のコネクタ部21Cが備えられている。コネクタ部21Cにおいて露出しているターミナル14の端子14bは、図示しない外部機器の接続端子と接続され、外気の温度を検出するための信号を外部機器に出力する。
なお、ターミナル14においてコネクタ部21Cで露出している部分(ターミナル端子14bを含む)には、耐食性を向上させるためのスズメッキが施されている。また、コネクタ部21Cの外側に設けられている突起形状は、他のセンサや他の型番の温度センサ用の接続端子を、誤ってコネクタ部21Cに挿入することを防ぐためのものである。コネクタ部21Cに挿入される外部機器の接続端子(コネクタ)の形状に合うように、これらの突起形状が設けられる。
クランプ嵌合部23は、一体成形される胴体部21、支持部22、およびクランプ嵌合部23とは別途製造されるクランプ部材30が嵌め込まれるための構造部分である。クランプ嵌合部23は、嵌め込んだクランプ部材30が走行時の振動や風雨によって外れることを防止するための、係止爪23aなどの構造を備えている。
もちろん、クランプ部材30に相当する構造を胴体部21、支持部22などと共に一体成形してもよい。また、胴体部21、支持部22、およびクランプ嵌合部23までを一次成形した後に、さらにクランプ部材30に相当する形状を二次成形することで一体化させた構成としてもよい。この場合、係止爪23aは不要となる。支持部22は、胴体部21をクランプ嵌合部23に支持するための構造部分である。なお、軸方向に垂直な方向であって、胴体部21からクランプ嵌合部23に向かう方向を、以降での説明のため上下方向とし、この上下方向において、胴体部21はクランプ嵌合部23よりも上方向にあるものとする。
クランプ部材30は、温度センサ用端部と車両用端部とを備えており(何れも図示略)、温度センサ用端部がクランプ嵌合部23に嵌め込まれることで、クランプ部材30と温度センサ100とが一体となる。また、車両用端部が車両のフロントバンパー等に設けられた嵌め込み穴に嵌め込まれることで、クランプ部材30は、車両に固定される。すなわち、温度センサ用端部がクランプ嵌合部23に嵌めこまれてクランプ部材30と一体化した温度センサ100は、さらにクランプ部材30の車両用端部がフロントバンパーFr等に設けられた嵌め込み穴に嵌め込まれることで、車両に固定される。そして、温度センサ100は、車両のフロントバンパーFr等の外気に触れる箇所に設置されると、外気の温度によってサーミスタ素子11の抵抗値が変化し、その抵抗値から外気の温度を検出することができる。
以降では、本実施形態における温度センサ100の製造方法について図を参照しながら説明する。温度センサ100の製造に際しては、まず、サーミスタ素子11に電圧を印加するためのリード線13の一端とサーミスタ素子11とを溶接などによって電気的に接続する。そして、リード線13の一部を含むように、サーミスタ素子11をエポキシ樹脂12でコーティングし、感温部10を形成する。さらに、リード線13のサーミスタ素子11と接続していない方の端子13bを、ターミナル14の一端14aと溶接などによって電気的かつ機械的に接続することで、図3に示す1つの構造体101を生成する。
そして、構造体101を射出成形用の金型にセットして、溶解樹脂を注入する工程(これを射出成形工程とする)に移る。金型に注入された溶解樹脂が冷却され固化することによって前述の胴体部21、支持部22、およびクランプ嵌合部23が、一体に形成され、かつ、胴体部21に感温部10などが収容された温度センサ100を得ることができる。
ここで、本実施形態における射出成形工程に用いる金型50Aについて説明する前に、従来技術に相当する比較構成において射出成形工程に用いる金型50Bについて説明し、比較構成での課題について改めて述べる。
図4は、比較構成での射出成形工程で用いられる金型50Bに、構造体101をセットしている状態の断面図を示しており、図5は図4の一点鎖線5−5における断面の模式図を示している。金型50Bは種々の金型部品が組み合わさった複合体であって、ベース金型51、ヘッド側金型52、およびコネクタ成形金型55を主として備えている。もちろん、金型50Bを構成する金型部品は、さらに細かく分かれていてもよく、例えばベース金型51は、完成品を取り出すために2つ以上に分割されていてもよい。完成品を取り出すための構造については、適宜設計すればよく、ここでは省略する。
ただし、完成品を取り出すためにベース金型51を分割している場合、それらの分割された金型部品を組み合わせたときの接触面に間隙が生じないように、組み合わせ面にゴム板を配設するなど、密閉性を保つような構成とする。これは、金型と金型の間に意図しない間隙が存在すると、その間隙に溶解樹脂が流入し、完成品にバリなどの形状不良が生じてしまうことを防ぐためである。
金型50Bの内部に形成される空間に溶解樹脂を注入するためのゲートGの位置は適宜設計されればよい。ゲートGの位置は、溶解樹脂の流れなどを考慮して決定すればよく、本実施形態および比較構成においては、図4及び図5に示すようにコネクタ部21Cが形成される空間の両側方に設ける。ここでの側方とは、軸方向および上下方向のそれぞれと垂直に交わる方向である。
なお、金型50Bの内部に形成される空間は、前述の胴体部21、支持部22、クランプ嵌合部23に対応する形状となっている。そこで、金型50Bの内部に形成される空間のうち、胴体部21に相当する空間を胴体部空間C21、支持部22に相当する空間を支持部空間C22、クランプ嵌合部23に相当する空間をクランプ嵌合部空間C23と区別して称する。胴体部空間C21のうち、ヘッド部21Hに相当する側の端部をヘッド側端部、コネクタ部21Cに相当する側の端部をコネクタ側端部とする。ここで、胴体部21に合わせて円柱状となっている胴体部空間C21が、請求項に記載しているキャビティに相当し、ヘッド側端部が第1端部に、コネクタ側端部が第2端部にそれぞれ相当する。以降では、本実施形態で用いられる金型50Aと、比較構成で用いられる金型50Bとの差異は、胴体部空間C21を形成する部分に備えられているため、主としてこの胴体部空間C21を形成する金型部分について説明する。
コネクタ成形金型55は、コネクタ側端部に配置され、コネクタ部21Cを成形するための金型部品であり、コネクタ部21Cの内面形状に合致する形状を備える。また、コネクタ成形金型55の先端部には、ターミナル差し込み口55aが設けられており、このターミナル差し込み口55aに、構造体101のターミナル14部分を差し込むことで、構造体101を金型50Bに固定する。なお、このときの構造体101の固定位置は、予め設計されている胴体部21内の構造体101の位置となるようにしている。すなわち、構造体101は、円柱状の胴体部空間C21の軸に沿うように固定される。
また、コネクタ成形金型55は、コネクタ成形金型55とベース金型51との間に微小な間隙A5が生じるようにベース金型51と組み合わせられる。ゲートGから溶解樹脂が注入され、コネクタ部21Cが形成されていく過程においては、ゲートGからコネクタ部21C端部までの空間に存在するガスが、この微小な間隙A5を通って金型50Bの外部に抜き出される。したがって、この微小な間隙A5が、コネクタ側端部に設けられたガス抜き通路(以降、コネクタ側ガス抜き通路)となる。なお、ガス抜き通路となる微小な間隙は、空気などの気体は通るが、溶解樹脂は通らない程度の大きさ(たとえば0.1mm)とし、溶解樹脂の粘度などを考慮して設計すればよい。
ヘッド側金型52は、ヘッド部21Hの端面を成形するための金型である。ヘッド側金型54は、ヘッド側金型54とベース金型51との間にガスを抜くための微小な間隙A3(これをヘッド側ガス抜き通路とする)が生じるように、ベース金型51と組み合わせられる。ゲートGからヘッド側端部まで溶解樹脂が流入される過程において、ゲートGからヘッド側端部までの空間に存在するガスは、このヘッド側ガス抜き通路A1を通って外部に抜き出される。
構造体101が金型50Bにセットされ、各金型51、54、および55が組み合わされると、いわゆる型締めが完了となり、ゲートGから、金型50B内に溶解樹脂が注入されていく。
比較構成で用いられる金型50Bの胴体部空間C21を溶解樹脂が流れていく過程を、図6を用いて説明する。なお、溶解樹脂としてここでは、ポリブチレンテレフタレート(PBT)を用いる構成とするが、これに限らない。ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアミド(PA)など、公知の樹脂を用いてもよい。また、溶解樹脂として用いるPBT樹脂には、強度を確保するためにガラス繊維を所定の割合(たとえば20%など)で混ぜている。
図6の(A)、(B)、(C)はそれぞれ、ゲートGより金型50B内に溶解樹脂が注入されていく過程を、時系列順に表した模式図である。図6(A)に示すように、ゲートGより注入された溶解樹脂は、コネクタ成形金型55とぶつかり、コネクタ成形金型55およびベース金型51に沿うように展開する。ゲートGは、コネクタ部21Cが成形される空間付近に配置されているため、ヘッド部21Hが整形されるよりも早い段階で、コネクタ部21Cの空間に溶解樹脂が充填される。また、ゲートGから見てヘッド側端部の方へと流れた溶解樹脂は、胴体部空間C21の外周に沿って流れていく。図6の(B)および(C)は、ゲートGからヘッド側端部までの空間に溶解樹脂が充填されていく過程を表している。
ところで、構造体101は、リード線13やターミナル14が線状の部材であるのに対し、感温部10は水滴状である。したがって、軸方向に垂直な断面において構造体101が胴体部空間C21を占める面積を見た時、感温部10が胴体部空間C21を占める面積は、リード線13やターミナル14に比べて大きい。そのため、溶解樹脂がゲートGからヘッド側端部までの空間において、感温部10付近に形成される狭小部分R10は溶解樹脂およびガスが流れることができる空間が、他の部分に比べて狭小となっている。
溶解樹脂は、ベース金型51に沿って胴体部空間C21の外周から回りこんで流れていく。そのため、溶解樹脂の流入に伴って、狭小部分R10は、さらに狭小となる。狭小部分R10がより狭小となると、ゲートGから狭小部分R10までの空間に残留しているガスは狭小部分R10のゲートG側からヘッド部21H側端部へと、より抜けにくくなる。
再び図6に戻って(A)の状態からさらに溶解樹脂が注入された時点の胴体部空間C21内の状態を(B)に示す。図6(B)は、ゲートGから狭小部分R10までの胴体部空間部分からガスが抜けきる前に、前述の理由によって狭小部分R10が溶解樹脂で塞がってしまった状態を表している。
その後、ゲートGよりさらに溶解樹脂を注入していった場合を(C)に示す。感温部10からヘッド部端部までの空間に残っているガスは、狭小部分R10を通過してくる溶解樹脂に押されて、ヘッド側ガス抜き通路A1を通って排出され、感温部10からヘッド部21H側端部までの空間を溶解樹脂が充填する。
しかしながら、ゲートGから感温部10までの空間のガスは抜けきれていないため、その残留ガスによってボイド60が生じてしまう。すなわち、比較構成においては、溶解樹脂が狭小部分R10に到達する速度が、ゲートGから狭小部分R10までの空間からガスが抜けていく速度よりも大きいため、図6(C)に示すようにボイド60が生じてしまうといった問題があった。
以上で述べた比較構成で用いる金型50Bに対し、本実施形態では、図7および図8に示す金型50Aを用いる。図7は、構造体101をセットしている状態の金型50Aの断面図を示し、図8は図7の一点鎖線8−8における断面図を示している。図7および図8はそれぞれ比較構成を説明するための図4、図5に対応している。比較構成と本実施形態とにおいて相互に対応する部分には、説明簡略化のため、同一の符号を付している。なお、用いる金型を50Bから50Aに変更する点を除くと、射出成形工程の手順(型締、射出、冷却など)は、従来のものと同様である。
本実施形態における金型50Aは、金型50Bと同様に種々の金型部品が組み合わさった複合体であって、ベース金型51、第3ヘッド側金型54、第2ヘッド側金型53、第1ヘッド側金型52、およびコネクタ成形金型55を備えている。本実施形態における第1ヘッド側金型52が従来構成におけるヘッド側金型52に相当する。また、コネクタ成形金型55は、比較構成の金型50Bと同様のものである。
第3ヘッド側金型54、第2ヘッド側金型53、および第1ヘッド側金型52は、図9に示すように入れ子構造となって、それぞれの金型の間に微小な間隙が生じるようにベース金型51に組み合わされる。第3ヘッド側金型54、第2ヘッド側金型53、および第1ヘッド側金型52、およびベース金型51を組み合わせた状態の、ヘッド部21H側端部の拡大図を、図10に示す。
図9、図10に示すように、ベース金型51と第3ヘッド側金型54との間に設けられた微小な間隙を第3ヘッド側ガス抜き通路A3、第3ヘッド側金型54と第2ヘッド側金型53との間に設けられた微小な間隙を第2ヘッド側ガス抜き通路A2とする。また、第2ヘッド側金型53と第1ヘッド側金型52との間に設けられた微小な間隙を第1ヘッド側ガス抜き通路A1とする。
ここで、図9に戻って、ベース金型51と第3ヘッド側金型54の組み合わせ部分について詳細に説明する。図9に示すように、第3ヘッド側金型54において胴体部空間C21の軸に垂直な環状平面54Fの内周円の直径D3bは、ベース金型51において胴体部空間C21の軸に垂直な環状平面51Fの内周円の直径D3aよりも小さくしている。したがって、第3ヘッド側金型54の環状平面54Fの内周円に接続する面54S(小径筒面)と、ベース金型51の環状平面51Fの内周円に接続する面51S(大径筒面)との間には、軸に垂直な方向において段差が形成される。
そして、環状平面51Fと環状平面54Fとの間には微小な間隙が生じるように、ベース金型51と第3ヘッド側金型54が組み合わされる。すなわち、小径筒面54Sと、大径筒面51Sとの段差部に生じる間隙が、第3ヘッド側ガス抜き通路A3におけるガスの抜き出し口となる。段差部から第3ヘッド側ガス抜き通路A3に入ったガスは、第3ヘッド側金型54の環状平面54Fの外周円に接続する面と、ベース金型51の環状平面51Fの外周円に接続する面との間に設けられている間隙を通って金型50Aの外部に出る。
また、第3ヘッド側金型54と第2ヘッド側金型53の組み合わせ部分についても、同様に段差部を備える構造とし、その段差部をガスの抜け出し口とする第2ガス抜き通路A2を備えさせている。なお、金型50Aのヘッド側端部付近に、このような段差部を設けたことによって、完成品である温度センサ100のヘッド部21Hにも、段差部が備えられることとなる。
以上で述べたように、金型50Aでは、ヘッド側金型52〜54を、それぞれの金型の間に微小な間隙が生じるようにベース金型51に組み合わせることで、ゲートGからヘッド部21H側端部までの間に、ガス抜き通路を比較構成よりも増やすことができる。
比較構成の金型50Bにおいては、ゲートGからヘッド側端部までのガスが抜ける経路は、ヘッド側端部に設けられたヘッド側ガス抜き通路A1しか無かった。しかし、本実施形態の金型50Aを用いると、ヘッド側端部に設けられた第1ヘッド側ガス抜き通路A1に加えて、ゲートGからヘッド側端部の間に、さらに、2つのガス抜き通路A2、A3が設けられている。
したがって、金型50Aを用いることで、金型50Bを用いる比較構成の場合よりも、溶解樹脂をゲートGより注入する過程において、ゲートGから狭小部分R10までの空間のガスを外部へ抜けやすくすることができる。そして、ゲートGから狭小部分R10までの空間にボイドが発生する可能性を低減することができる。
ところで、ゲートGから狭小部分R10までの空間にボイドが発生する可能性を低減するためには、その他の解決手段として、たとえばゲートGの位置を変更する方法も考えられる。しかしながら、ゲートGの位置を変更すると、ゲートGから胴体部空間C21へと流入した溶解樹脂の流れも変化し、溶解樹脂の乱流が生じることが懸念される。溶解樹脂中のPBT樹脂とガラス繊維は流れるスピードが違う為、乱流が生じた場合には、ガラス繊維が一箇所に固まって浮きでてしまう、いわゆるガラス浮きが発生してしまう恐れが生じる。
また、ゲートGから胴体部空間C21へと流入した溶解樹脂の流れが変化することで、溶解樹脂の流れる圧力によって、胴体部空間C21に固定されている構造体101が、胴体部空間C21の軸からずれることも懸念される。構造体101が軸から何れかの方向に偏った位置で成形された場合、偏った方向の感温部10付近の樹脂の肉厚が、設計値よりも小さくなり、その結果、強度が足りないといった不良が生じる恐れが生じる。
言い換えれば、ゲートGの位置を変更することで、ゲートGから狭小部分R10までの空間にボイドが発生する可能性を低減できたとしても、ガラス浮きや強度不足など、異なった種類の不良が生じる恐れがある。
また、溶解樹脂が狭小部分R10に到達する速度が、ゲートGから狭小部分R10までの空間のガスが抜けていく速度よりも小さければ、ゲートGから狭小部分R10までの空間にボイドが発生する可能性を低減することができる。そこで、他の解決方法として、溶解樹脂の射出速度を低下させる方法も考えられる。しかしながら、射出速度を低下させると、胴体部空間C21を溶解樹脂が充填するために要する時間が増大するため、時間あたりの生産効率が低下してしまう。
これらの事情を鑑みると、本実施形態のように、ゲートGからヘッド部側端部の間にガス抜き通路を増設した構成とすることで、ゲート位置や射出速度を変更せずに、ゲートGから感温部10までの空間にボイドが発生する可能性を低減することができる。
なお、一般に、ガス抜き通路を設けた場合、ガス抜き通路となる微小な間隙は、溶解樹脂を通しにくい小ささとするが、射出圧力によってわずかながらにその間隙に溶解樹脂が入り込み、小さな凸状の跡が完成品に残る。
しかしながら、本実施形態のように、胴体部空間C21におけるヘッド部21Hに相当する部分の断面積が、ヘッド側端部に向かって階段状に小さくなる形状とし、その段差部分にガス抜き構造A1、A2を設けている。これによって、完成品におけるガス抜き構造の痕跡を目立たなくさせ、商品性を維持することができる。
なお、本実施形態の製造方法で用いる金型50Aは、ゲートGからヘッド側端部の間に、第1、第2、および第3ヘッド側ガス抜き通路A1〜3の、3つのガス抜き通路を備える構成としたが、これに限らない。ガス抜き通路は、2つであっても、4つ以上であってもよい。
また、ゲートGからヘッド側端部の間に備えられるガス抜き通路のうち、ゲートGに最も近いもの(すなわち、第3ヘッド側ガス抜き通路A3)を感温部10の中心とヘッド部21H側端部との間に設けた構成としたが、これに限らない。追加されるガス抜き通路は、ゲートGからヘッド側端部の間に設けられればよく、例えば図11に示すように、感温部10よりもゲートG側に設けられていてもよい(変形例)。しかしながら、ガス抜き通路は、よりゲートGに近いほどより早い時点で溶解樹脂によって覆われ、ガスを抜く機能が損なわれてしまうため、ガス抜き通路をより効果的に作動させるためには、ゲートG付近から離れているほうが望ましい。
一方で、ガスを逃したい空間の近くにガス抜き通路があったほうが、ガスを抜く効果が大きい場合も考えられる。本実施形態のように感温部10による狭小部分R10付近にガス抜き通路を増設することによって、狭小部分R10付近にガスが残留しにくくすることが期待される。
100…温度センサ、21…胴体部(ハウジング)、10…感温部、13…リード線、14…ターミナル、101…構造体、50A…金型、
55a…ターミナル差し込み口(構造体支持部)、
G…ゲート、C21…胴体部空間(キャビティ)、
A1…金型50Bにおけるヘッド側ガス抜き通路、金型50Aにおける第1ヘッド側ガス抜き通路、
A2…第2ヘッド側ガス抜き通路、A3…第3ヘッド側ガス抜き通路

Claims (7)

  1. 感温部(10)、リード線(13)、及びターミナル(14)がこの順に直線状に連なって一体化した構造体(101)を収容するハウジング(21)を成形するための温度センサ製造用の金型(50A)であって、
    前記感温部、前記リード線、および前記ターミナルが連なる方向を軸方向とし、前記構造体を収容する円柱状のキャビティ(C21)と、
    前記キャビティの端部のうち、前記構造体の感温部を収容する側の第1端部に、キャビティ内のガスを抜くために、前記キャビティと金型外部とを連通する第1ガス抜き通路(A1)と、
    前記キャビティの、前記第1端部とは反対側の端部である第2端部に配置され、前記ターミナルにおいて前記リード線と接続していない方の端末が差し込まれることで前記構造体を前記キャビティ内の所定の位置に保持する構造体支持部(55a)と、
    前記第2端部から前記感温部までの間に形成され、前記キャビティ内に樹脂を注入するゲート(G)と、
    前記第1端部と前記ゲートとの間に、前記キャビティ内のガスを逃がすために、前記キャビティと金型外部とを連通する第2ガス抜き通路(A3)と、を備えることを特徴とする温度センサ製造用の金型。
  2. 請求項1において、
    前記第2ガス抜き通路は、前記第1端部から前記感温部の前記第2端部側の端部まで間に設けられていることを特徴とする温度センサ製造用の金型。
  3. 請求項2において、
    前記第2ガス抜き通路は、前記感温部の前記第1端部側の端から前記感温部の前記第2端部側の端部までの間に設けられていることを特徴とする温度センサ製造用の金型。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、
    前記金型は、前記ゲートから前記第1端部の間に段差部を備え、
    前記段差部は、前記キャビティの軸に垂直な環状平面と、前記環状平面の内周円に接続し、前記環状平面に対して前記第1端部側に位置する小径筒面と、前記環状平面に対して前記第2端部側に位置し、前記環状平面の内周円の直径より大きい直径を備え大径筒面により形成され、
    前記環状平面と前記大径筒面との間には間隙が形成され、前記第2ガス抜き通路は、その隙間を一部に含む通路である、ことを特徴とする温度センサ製造用の金型。
  5. 請求項4において、
    前記金型は、前記段差部を複数箇所に備え、
    各段差部に形成された隙間をそれぞれ含む複数の前記第2ガス抜き通路が形成されていることを特徴とする温度センサ製造用の金型。
  6. 請求項1から5の何れか1項において、前記金型の前記ゲートより前記キャビティに溶解樹脂を注入することで、前記ハウジングを射出成形することを特徴とする温度センサの製造方法。
  7. 感温部(10)、リード線(13)、及びターミナル(14)がこの順に直線状に連なって一体化した構造体(101)を収容し、前記感温部、前記リード線、および前記ターミナルが連なる方向を軸方向とする円柱状のハウジング(21)を備える温度センサ(100)であって、
    前記ハウジングの端部のうち、前記感温部を収容する側の第1端部に、段差部を備えることを特徴とする温度センサ。
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