JP2009250629A - 回転検出装置および回転検出装置の製造方法 - Google Patents

回転検出装置および回転検出装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーシングの検出素子が内設された側に薄肉に形成した先端壁部の強度低下を抑制することのできる回転検出装置およびその製造方法を得る。
【解決手段】複数の成形ゲート16c,16dのうちの1つの成形ゲート16cから射出された樹脂でキャビティ15aのうちの先端壁部形成用キャビティ部15bを充填することで、ケーシング2のホールIC8が内設される側の先端壁部2kを形成する。これにより、先端壁部2kにウェルドラインが形成されてしまうのが抑制され、ケーシング2の先端壁部2kの強度が低下してしまうのが抑制される。
【選択図】図5

Description

本発明は、回転検出装置および回転検出装置の製造方法に関する。
従来、回転検出装置として、収容凹部を有し、樹脂材料によって形成されたケーシングと、回転部材との間に磁界を形成するマグネットと、当該マグネットによる磁界が回転部材の回転によって変化するのを検出する検出素子と、を備え、検出素子がケーシングの収容凹部内に収容されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−14644号公報
しかしながら、かかる従来技術では、検出素子をケーシングの収容凹部内に収容しているため、ケーシングの検出素子が内設された側の先端壁部を薄肉に形成することで、検出素子の検出感度の向上を図っている。そのため、ケーシングの検出素子が内設された先端壁部の強度が低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、ケーシングの検出素子が内設された側に薄肉に形成した先端壁部の強度低下を抑制することのできる回転検出装置およびその製造方法を得ることを目的とする。
本発明の回転検出装置の製造方法にあっては、回転体の回転を検出する検出素子が収納される凹部と、前記凹部の先端側に位置する薄肉状の先端壁部と、前記凹部の両側面に位置する側壁部と、が一方側に形成された樹脂製のケーシングと、前記ケーシング内に配置され、一方側の端部が前記検出素子に接続される端子となり、かつ他方側の端部が外部に接続される外部接続点となる複数のターミナルと、を備える回転検出装置の製造方法であって、複数の成形ゲートが設けられた成形金型のキャビティ内に前記ターミナルを配置し、前記複数の成形ゲートから溶融樹脂を前記キャビティ内に射出充填し、前記ターミナルの端子が前記凹部内で露出した状態となるように前記ターミナルと前記ケーシングとを一体成形する一体成形工程と、前記凹部内で露出した前記ターミナルの端子に前記検出素子を組み付ける組付工程と、を有し、前記一体成形工程では、前記キャビティのうちの先端壁部形成用キャビティ部を、前記複数の成形ゲートのうちの1つの成形ゲートから射出された樹脂で充填することを特徴としている。
本発明の回転検出装置にあっては、複数の成形ゲートが設けられた成形金型内で射出成形により形成される樹脂製のケーシングと、前記ケーシングの一方側に配置され、回転体の回転を検出する検出素子と、を備える回転検出装置であって、前記ケーシングは、当該ケーシングの一方側に形成され、前記検出素子が収納される凹部と、当該凹部を囲む壁部とを備え、前記壁部は、前記ケーシングの一方側の先端に薄肉に形成された先端壁部と、前記凹部の両側面に位置する側壁部とを備え、射出成形時に各成形ゲートから成形金型内に流れてきた溶融樹脂同士が合流する部位に形成されるウェルドラインが、前記ケーシングの前記先端壁部から外れた部位に形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、複数の成形ゲートのうちの少なくとも1つの成形ゲートから射出された樹脂で先端壁部形成用キャビティ部を充填することで、ケーシングの先端壁部を形成しているため、当該先端壁部にウェルドラインが形成されてしまうのを抑制することができ、ケーシングの検出素子が内設された側の先端壁部の強度が低下してしまうのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、自動車の内燃機関等に搭載される回転センサを例示する。
図1は、本実施形態にかかる回転センサを示す平面図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、回転センサを示す側面図、図4は、回転センサのホールICおよびケーシングの分解斜視図、図5は、ケーシングが射出成形された状態を示す平面図(一部破断図)、図6は、本実施形態の変形例にかかるケーシングが射出成形された状態を示す平面図(一部破断図)、図7は、本実施形態の変形例にかかる回転センサを示す側面図、図8は、ケーシングの先端壁部とホールICを模式的に示した正面図であって、(a)は、先端壁部に向けて左右から樹脂が回り込んだ状態を模式的に示す正面図、(b)は、フィラーがウェルドラインと平行に形成された状態を模式的に示す正面図、(c)は、本発明の一実施形態にかかるケーシングの先端壁部とホールICを模式的に示した正面図である。
本実施形態にかかる図1,図2に示す回転センサ1は、合成樹脂(例えば熱可塑性樹脂;ポリアミド等)からなるケーシング2を備えている。本実施形態では、ケーシング2は、合成樹脂からなる基体部3を被覆層2eで樹脂モールドして形成されている。なお、本実施形態では、ガラス繊維等のフィラー17を配合して強度を高めた合成樹脂が用いられている。
そして、ケーシング2は、ボルト等の締結部材を挿通する貫通孔(図示せず)が穿設される取付フランジ部2a、内燃機関等に設けられる貫通孔(図示せず)に挿入される略円柱状の挿入部2b、および前記取付フランジ部2aから外側に張り出すコネクタ部2cを備えている。
挿入部2bの外周壁には、環状の溝部2dが形成されており、この溝部2dに装着されたOリング5によって、挿入部2bの外周壁と当該挿入部2bが挿入される内燃機関等の貫通穴(図示せず)の内壁との間をシールするようになっている。また、挿入部2bの一端近傍(図1において左側)には、後述するホールIC(検出素子)8を収納する凹部2fが形成されている。
この凹部2fの周囲には、当該凹部2fを囲むように壁部2gが形成されている。
壁部2gは、凹部2fの両側面に位置する側壁部2i,2iと凹部2fの底面に位置する底壁部2jとを有する周壁部2hと、挿入部2bの一端側(ケーシング2の一方側)の先端に薄肉に形成された先端壁部2kと、を備えている。
また、基体部3内には、複数本(本実施形態では4本)のターミナル4がインサート成形されており、これらのターミナル4の一端側(図2において左側)の一部が、回転センサ1の装着方向(挿入方向)に沿って広がる表面3a上に形成されるとともに、ケーシング2の凹部2f内で露出している。そして、上記の表面3a上に現れたターミナル4の所定位置にコンデンサなどの面実装部品(電子部品)6を実装することで、信号処理回路7が形成されている。
複数のターミナル4は、一つの板状部材から打ち抜いて折り曲げ成形し、分離することで得られる。なお、複数のターミナル4の分離を、基体部3の成形(インサート成形)後に行うようにすれば、ターミナル4の取り扱いが容易になって有利である。
基体部3の先端部(図2において左側)には、ホールIC(検出素子)8が取り付けられている。本実施形態では、ホールIC8は、図4に示すように、横長の形状をしており、このホールIC8には磁気検出センサおよびマグネット(いずれも図示せず)が内蔵されている。そして、磁気検出センサとマグネットが回転体11の歯12との間に位置するようにホールIC8を取り付けることで、磁気検出センサ(図示せず)が磁界(磁束密度)の変化を検出する。
このホールIC8には、複数本(本実施形態では4本)のリード部9が設けられており、これらのリード部9が基体部3にインサート成形されたターミナル4の一端側に接続されることによって、ホールIC8が信号処理回路7に電気的に接続されて、当該信号処理回路7においてホールIC8の検出信号に所定の処理が施されるようになっている。すなわち、ターミナル4の一方側の端部がホールIC8に接続される端子13となっている。
リード部9は、図4に示すように、ホールIC8からそれぞれ突出する一対のGND端子9a,9a、出力端子9b、および電源端子9cからなり、各端子9a,9a,9b,9cの先端近傍には、側面視で略ハット形状に折曲されて取付姿勢でターミナル4側(図2では下側)に突出する突出部9dが設けられている。各突出部9dは、対応するターミナル4の溶接ポイントAにスポット溶接によって接合される。
そして、各ターミナル4の他端側(図2では右側)がハーネス(図示せず)に接続されることで信号処理回路7と外部のマイクロコンピュータ(図示せず)等が電気的に接続される。すなわち、各ターミナル4の他端部はコネクタ部2c内の端子ピン(外部接続点)10となっており、各端子ピン10に対応するハーネス(図示せず)を接続することでホールIC8および信号処理回路7と外部のマイクロコンピュータ(図示せず)等が電気的に接続され、当該信号処理回路7での処理結果が、コネクタ部2cに接続されたハーネスを経由して外部のマイクロコンピュータ等に向けて出力されるようになっている。
本実施形態では、ケーシング2は、図5,図6に示すように、複数の成形ゲート16c,16dが設けられた成形金型15のキャビティ15a内に溶融樹脂を注入することで形成されている。すなわち、ケーシング2は、射出成形により形成されている。
この成形金型15には、第1の成形ゲート16cを介してキャビティ15a内に溶融樹脂を注入する第1のノズル16aと、第2の成形ゲート16dを介してキャビティ15a内に溶融樹脂を注入する第2のノズル16bと、が形成されている。
そして、第1の成形ゲート16cの方が第2の成形ゲート16dよりもキャビティ15aの先端壁部形成用キャビティ部15bに近い位置に設けられている。
具体的には、図5に示すように、第1の成形ゲート16cは、先端壁部形成用キャビティ部15bに開口するように設けられており、第2の成形ゲート16dは、取付フランジ部形成用キャビティ部15cに開口するように設けられている。すなわち、本実施形態では、第1の成形ゲート16cが、キャビティの先端壁部形成用キャビティ部に最も近い位置に設けられる1つの成形ゲートに相当するものである。
さらに、本実施形態では、第1の成形ゲート16cを、第1の成形ゲート16cから注入される樹脂の射出方向がターミナル4の端子13に接合した状態におけるホールIC8の長手方向Cと略一致するように開口させている。
なお、第1の成形ゲート16cおよび第2の成形ゲート16dの開口径は、各ゲートから注入される樹脂の量に応じて適宜設定される。例えば、取付フランジ部2aやコネクタ部2c等多くの樹脂材料を必要とする部位を形成する第2の成形ゲート16dの開口径を第1の成形ゲート16cの開口径よりも大きくすることも可能である。
このように、ケーシング2は、第1の成形ゲート16cおよび第2の成形ゲート16dから溶融樹脂が注入されることで形成されているため、このケーシング2は、射出成形時に複数の成形ゲート16c,16dに対応する位置にそれぞれ形成される複数の成形痕14(図3に示す)を有している。
本実施形態では、第1の成形ゲート16cおよび第2の成形ゲート16dに対応する位置、すなわち、先端壁部2kの側面(凹部2fの近傍)2mに第1成形痕14aが形成されており、取付フランジ部2aの表面2nに第2成形痕14bが形成されている。
ここで、本実施形態において使用されるターミナル4および基体部3の製造工程ならびにケーシング2の製造工程について説明する。
本実施形態では、図4に示すように、金属板を打ち抜いたり折り曲げ成形したりすることで複数のターミナル4が形成され、これらターミナル4を基体部3内に所定の間隔をあけて並べて配置した状態でインサート成形がなされる。
この成形の際、本実施形態では、複数のターミナル4間に、基体部3の表面3a上に、スポット溶接時に発生するスパッタが飛散するのを抑制する3本の隔壁部3bが、相互に隣接する複数のターミナル4の溶接ポイントA間の領域からリード部9の長手方向に沿って当該領域の外側にはみ出して立設される。なお、ターミナル4の外側にも、それぞれ上記の隔壁部3bと同様に、ターミナル4に沿う隔壁部3cが立設されている。
次いで、ターミナル4がインサートされた基体部3を成形金型15のキャビティ15a内に配置する。このとき、ターミナル4がインサートされた基体部3を図示せぬ位置決めピンで固定し、流動樹脂による位置ずれが生じないようにするのが好適である。
そして、成形金型15に設けられた第1および第2のノズル16a,16b内を流れる溶融樹脂を、第1および第2の成形ゲート16c,16dを介してキャビティ15a内に注入してケーシング2を射出成形する。
このとき、図4に示すように、ターミナル4の端子13が凹部2f内で露出した状態となるようにターミナル4とケーシング2とを一体成形する。
さらに、本実施形態では、キャビティ15aの先端壁部形成用キャビティ部15bが第1の成形ゲート16cから注入された樹脂によって充填されるように各成形ゲート16c,16dから溶融樹脂を注入することでケーシング2を形成している。
このように、先端壁部形成用キャビティ部15bを第1の成形ゲート16cから注入された樹脂によって充填することで、すなわち、ケーシング2の先端壁部2kを第1の成形ゲート16cから注入された樹脂のみによって形成することで、射出成形時に第1および第2の成形ゲート16c,16dから成形金型15のキャビティ15a内にそれぞれ流れてきた溶融樹脂同士が合流する部位(本実施形態では、図5の実線矢印と破線矢印の合流地点)に形成されるウェルドラインが、ケーシング2の先端壁部2kから外れた部位Bに形成されることとなる。
次いで、ホールIC8がケーシング2に形成された凹部2f内に挿入されるとともに、複数のリード部9がそれぞれ対応するターミナル4上に載置され、各リード部9の突出部9dが対応するターミナル4の溶接ポイントAにスポット溶接によって接合される。
次いで、ケーシング2の凹部2fに、ケーシング2とは異なる熱膨張係数を有する樹脂材料18(例えば熱硬化樹脂;エポキシ樹脂)を充填して封止し、以て、基体部3、ターミナル4、信号処理回路7、ホールIC8、およびリード部9を当該樹脂で被覆する。
なお、ケーシング2とは異なる熱膨張係数を有する樹脂材料ではなく、金属ケースによって封止することで、基体部3、ターミナル4、信号処理回路7、ホールIC8、およびリード部9を被覆するようにしてもよい。
また、図6に示すように、第1の成形ゲート16cAを、成形金型15Aのキャビティ15aのうちの側壁部形成用キャビティ部15dに開口するように設けてもよい。
すなわち、図7に示すように、第1の成形痕14cAを、凹部2fの近傍である側壁部2iの表面(外面)2lに設けるようにしてもよい。
そして、成形ゲート16cAから射出された樹脂で先端壁部形成用キャビティ部15bを充填することで、ケーシング2の先端壁部2kを形成すれば、図6に示すように、射出成形時に第1および第2の成形ゲート16cA,16dから成形金型15Aのキャビティ15a内にそれぞれ流れてきた溶融樹脂同士が合流する部位に形成されるウェルドラインを、ケーシング2の先端壁部2kから外れた部位(例えば、図7の符号14cAで示す部位等)に形成することができる。
以上の本実施形態によれば、複数の成形ゲート16c,16dのうち、キャビティ15aの先端壁部形成用キャビティ部15bに最も近い位置に設けられる成形ゲート16cから射出された樹脂で先端壁部形成用キャビティ部15bを充填することで、ケーシング2の先端壁部2kを形成しているため、射出成形時に第1および第2の成形ゲート16c,16dから成形金型15のキャビティ15a内にそれぞれ流れてきた溶融樹脂同士が合流する部位に形成されるウェルドラインを、ケーシング2の先端壁部2kから外れた部位に形成することができる。これは、第2成形ゲート16dから注入される樹脂と第1成形ゲート16cから注入される樹脂の、ケーシング2の先端壁部2kへ到達するタイミングをずらすこと、すなわち、先端壁部2kは、第1の成形ゲート16cから注入された樹脂によって形成することになり、先端壁部2kにウェルドラインが形成されてしまうのを抑制することができ、以て、ケーシング2のホールIC8が内設された側の先端壁部2kの強度が低下してしまうのを抑制することができる。
ところで、図8(a)に模式的に示すように、ガラス繊維等のフィラー17を配合して強度を高めた合成樹脂を用いてケーシング2を形成した場合には、先端壁部2kに向けて、例えば、左右から樹脂が回り込むことでフィラー17同士がぶつかり合い、先端壁部2kにウェルドラインが形成されてしまう。その場合、フィラー17は、図8(b)に示すように、当該ウェルドラインと略平行に配置されてしまい、ウェルドラインと平行に加わる応力に対して強度が低下してしまう。
しかしながら、本実施形態のように、先端壁部2kにウェルドラインが形成されないようにケーシング2を形成することで、図8(c)に示すように、フィラー17が先端壁部2kに略均一(樹脂の注入方向と略平行)に配置されるため、先端壁部2kの強度が低下することが抑制される。なお、図8中の矢印は樹脂の流れる方向を示している。
さらに、本実施形態では、第1の成形ゲート16cを、第1の成形ゲート16cから注入される樹脂の射出方向がターミナル4の端子13に接合した状態におけるホールIC8の長手方向と略一致するように開口させているため、先端壁部2kのフィラー17が、図7に示すように、幅方向(ホールIC8の長手方向)に沿って配置され、先端壁部2kの幅方向の曲げ強度を向上させることができる。
その結果、回転センサ1を車両に取り付けた場合にケーシング2の先端壁部2kに車両振動に伴う幅方向の曲げ応力が加わった場合に先端壁部2kの強度が低下してしまうのを抑制することができるため、ホールIC8の短手方向に比べて曲げ強度が低いホールIC8の長手方向に曲げ応力が加わるのが抑制され、以て、ホールIC8の損傷を抑制することができるようになる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、複数の成形ゲートとして2つの成形ゲートが設けられたものを例示したが、これに限らず3つ以上の成形ゲートを設けてもよい。
また、上記実施形態では、先端壁部形成用キャビティに溶融樹脂を注入する成形ゲートを、当該先端壁部形成用キャビティに最も近い位置に設けられた成形ゲートとして説明したが、樹脂の注入圧力、注入開始時間等を適宜設定することで、当該先端壁部形成用キャビティに最も近い位置に設けられていない成形ゲートから注入した樹脂のみで先端壁部を形成することも可能である。
本発明の一実施形態にかかる回転センサを示す平面図。 図1のA−A断面図。 本発明の一実施形態にかかる回転センサを示す側面図。 本発明の一実施形態にかかる回転センサのホールICおよびケーシングの分解斜視図。 本発明の一実施形態にかかるケーシングが射出成形された状態を示す平面図(一部破断図)。 本実施形態の変形例にかかるケーシングが射出成形された状態を示す平面図(一部破断図)。 本実施形態の変形例にかかる回転センサを示す側面図。 ケーシングの先端壁部とホールICを模式的に示した正面図であって、(a)は、先端壁部に向けて左右から樹脂が回り込んだ状態を模式的に示す正面図、(b)は、フィラーがウェルドラインと平行に形成された状態を模式的に示す正面図、(c)は、本発明の一実施形態にかかるケーシングの先端壁部とホールICを模式的に示した正面図。
符号の説明
1 回転センサ(回転検出装置)
2 ケーシング
2f 凹部
2g 壁部
2i 側壁部
2k 先端壁部
3 基体部
4 ターミナル
8 ホールIC(検出素子)
10 端子ピン(外部接続点)
11 回転板(回転体)
13 端子
14 成形痕
14a 第1の成形痕
14b 第2の成形痕
15,15A 成形金型
15a キャビティ
15b 先端壁部形成用キャビティ
15d 側壁部形成用キャビティ
16c,16cA 第1の成形ゲート
16d 第2の成形ゲート

Claims (10)

  1. 回転体の回転を検出する検出素子が収納される凹部と、前記凹部の先端側に位置する薄肉状の先端壁部と、前記凹部の両側面に位置する側壁部と、が一方側に形成された樹脂製のケーシングと、前記ケーシング内に配置され、一方側の端部が前記検出素子に接続される端子となり、かつ他方側の端部が外部に接続される外部接続点となる複数のターミナルと、を備える回転検出装置の製造方法であって、
    複数の成形ゲートが設けられた成形金型のキャビティ内に前記ターミナルを配置し、前記複数の成形ゲートから溶融樹脂を前記キャビティ内に射出充填し、前記ターミナルの端子が前記凹部内で露出した状態となるように前記ターミナルと前記ケーシングとを一体成形する一体成形工程と、
    前記凹部内で露出した前記ターミナルの端子に前記検出素子を組み付ける組付工程と、
    を有し、
    前記一体成形工程では、前記キャビティのうちの先端壁部形成用キャビティ部を、前記複数の成形ゲートのうちの1つの成形ゲートから射出された樹脂で充填することを特徴とする回転検出装置の製造方法。
  2. 前記1つの成形ゲートは、前記複数の成形ゲートのうち前記先端壁部形成用キャビティ部に最も近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転検出装置の製造方法。
  3. 前記1つの成形ゲートは、前記先端壁部形成用キャビティ部に開口するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の回転検出装置の製造方法。
  4. 前記1つの成形ゲートは、前記キャビティのうちの側壁部形成用キャビティ部に開口するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の回転検出装置の製造方法。
  5. 複数の成形ゲートが設けられた成形金型内で射出成形により形成される樹脂製のケーシングと、前記ケーシングの一方側に配置され、回転体の回転を検出する検出素子と、を備える回転検出装置であって、
    前記ケーシングは、当該ケーシングの一方側に形成され、前記検出素子が収納される凹部と、当該凹部を囲む壁部とを備え、
    前記壁部は、前記ケーシングの一方側の先端に薄肉に形成された先端壁部と、前記凹部の両側面に位置する側壁部とを備え、
    射出成形時に各成形ゲートから成形金型内に流れてきた溶融樹脂同士が合流する部位に形成されるウェルドラインが、前記ケーシングの前記先端壁部から外れた部位に形成されていることを特徴とする回転検出装置。
  6. 前記ケーシングは、射出成形時に前記複数の成形ゲートに対応する位置にそれぞれ形成される複数の成形痕を備えており、
    前記複数の成形痕のうち前記先端壁部に最も近い位置に形成された第1の成形痕が、前記凹部の近傍に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の回転検出装置。
  7. 前記第1の成形痕が、前記先端壁部の側面に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の回転検出装置。
  8. 前記第1の成形痕が、前記側壁部の外面に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の回転検出装置。
  9. 前記ケーシング内に形成され、一方側の端部が前記検出素子に接続される端子となり、かつ他方側の端部が外部に接続される外部接続点となる複数のターミナルと、当該ターミナルが一体に成形され、前記ケーシングの射出成形時に前記成形金型内に配置される基体部と、を備え、
    前記ターミナルは、前記基体部に当該ターミナルの一部が前記基体部の表面上に露出するようにインサート成形されており、
    前記ターミナルの露出部分に前記検出素子が実装されることを特徴とする請求項5〜8のうちいずれか1項に記載の回転検出装置。
  10. 前記凹部は、前記ケーシングとは異なる熱膨張係数を有する樹脂材料若しくは金属ケースによって封止されていることを特徴とする請求項5〜9のうちいずれか1項に記載の回転検出装置。
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