JP7400347B2 - 回転数センサ - Google Patents

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Description

本発明は、回転数センサに関する。
従来、例えば車速を検出するために用いられる回転数センサは、センサ素子と、センサ素子からの信号を伝達する金属製のターミナルと、これらを内包する樹脂部と、を備えて構成されている(例えば、特許文献1参照)。回転数センサでは、樹脂部の強度を高めるために、樹脂部の樹脂にガラス繊維等の繊維状フィラーを含有させることがある。
回転数センサにおいて、ターミナルは、軽量化のために薄板状に形成され、さらに長手方向に延出されることで、剛性不足になりがちである。そのため、ターミナルは、樹脂部を成形する際に樹脂の成形圧力を受けることで変形することがある。回転数センサにおいて、樹脂部の成形時にターミナルが変形した場合には、変形したターミナルが樹脂部の表面に近づき、ターミナルと樹脂部の表面との間に樹脂の薄肉部分が生じることがある。その場合、樹脂部は薄肉部分の存在によって強度は低下し、樹脂部にクラックが発生するなどの不具合が発生するおそれがある。また、樹脂部の成形時において、ゲート部から注入される樹脂の成形圧力がセンサ素子とターミナルとの溶接部に対して直接作用する場合には、当該溶接部が外れる不具合が発生するおそれもある。
特許文献1に示されるセンサでは、ターミナルの剛性不足を補うために、複数のターミナルを各別に保持する絶縁性の固定部を備えている。本構成により、樹脂部の成形時において、固定部に保持されたターミナルは変形し難くなる。
特開2015‐81876号公報
特許文献1に示されたセンサでは、ターミナルの他にターミナル用の固定部が必要になるため、センサを構成する上での部品点数が増加し、コストが増大する。さらに、ターミナルに固定部を組付ける作業が必要になるため、回転数センサを製造する際の作業効率が低下する。
上記実情に鑑み、簡素な構成によってターミナルの変形を抑制可能な回転数センサが求められている。
本発明に係る回転数センサの特徴構成は、センサ素子と、前記センサ素子に電気的に接続されて前記センサ素子からの信号を伝達するターミナルと、前記センサ素子と前記ターミナルとを内包する樹脂部と、を備え、前記樹脂部は、前記ターミナルの延在方向における前記センサ素子が配置された一端側とは反対側である他端側且つ前記ターミナルの延在方向と交差する方向に樹脂が注入されるゲート部を有し、前記樹脂部は、前記ターミナルの延在方向における前記一端側の端部と前記他端側の端部との間の中間部位から前記一端側のみに向けて設けられている点にある。
本構成によれば、回転数センサの樹脂部の成形時において、ゲート部から注入された樹脂は、ターミナルに対してセンサ素子から離れた他端側から供給され、ターミナルの延在方向の他端側から一端側に向けて流れるようになる。これにより、ターミナルに対する樹脂部成形時の成形圧力の影響を抑制することができる。その結果、回転数センサは簡素な構成によって、樹脂部成形時の成形圧力によるターミナルの変形を抑制することができ、センサ素子とターミナルとの接続についても適正に維持することができる。
本発明に係る回転数センサの特徴構成は、センサ素子と、前記センサ素子に電気的に接続されて前記センサ素子からの信号を伝達するターミナルと、前記センサ素子と前記ターミナルとを内包する樹脂部と、を備え、前記樹脂部は、前記ターミナルの延在方向における前記センサ素子が配置された一端側とは反対側である他端側且つ前記ターミナルの延在方向と交差する方向に樹脂が注入されるゲート部を有し、前記樹脂部は、フィラーを含有し、少なくとも前記センサ素子と前記ゲート部との間に絞り部を有しており、前記絞り部の前記ターミナルの延在方向に垂直な断面積は、前記センサ素子の側の断面積よりも小さい点にある。
回転数センサでは、樹脂部の強度を高めるために、樹脂部の樹脂にガラス繊維等の繊維状フィラーを含有させることがある。この場合、樹脂部の成形の際にフィラーの向きが揃っていないと、樹脂部に反り変形が発生し易くなる場合がある。樹脂部に反り変形が発生すると、回転数センサは、測定対象に対して適正な姿勢で配置することができず、例えばセンサ素子が測定対象に対して傾斜して配置されるようになる。このため、回転数センサは、検出対象に対するセンサ素子の感度が悪くなると共に、回転数の検出精度の低下を招くおそれがある。樹脂部の反り変形を抑制するためには、フィラーを配向させるべく、樹脂部成形時の成形圧力を高める対応が考えられる。
回転数センサにおけるセンサ素子は、樹脂部の成形の際に応力がかかることで損傷するおそれがある。このため、樹脂部成形時の成形圧力を十分に高めることができずフィラーの向きが揃わないため、樹脂部において反り変形の抑制が困難となる場合があった。そこで、本構成では、樹脂部は、少なくともセンサ素子とゲート部との間に絞り部を有しており、絞り部のターミナルの延在方向に垂直な断面積は、センサ素子の側の断面積よりも小さくしている。本構成により、ゲート部から注入された樹脂に含まれるフィラーは、ターミナルの延在方向において、樹脂とともにターミナルの他端側から絞り部を介してセンサ素子の側に流れる。ここで、絞り部は樹脂の流路面積である断面積がセンサ素子の側の断面積よりも小さいため、絞り部において樹脂に含まれるフィラーの向きは分散し難くなりターミナルの延在方向(樹脂の流動方向)に揃い易くなる。また、樹脂部のセンサ素子の側も、絞り部を経由して樹脂が注入されることで、フィラーの向きの分散が抑制される。
その結果、回転数センサにおいて、樹脂部全体としてフィラーが配向するので、樹脂部の反り変形を抑制することができる。
他の特徴構成は、前記絞り部は、前記ターミナルの延在方向に平行且つ前記ゲート部を挟んで互いに平行な二つの肉抜き面を有している点にある。
本構成によれば、絞り部は、互いに平行な二つの肉抜き面によって構成することができる。これにより、回転数センサは、樹脂部の成形時に絞り部を容易に形成することができる。
他の特徴構成は、前記絞り部は、前記ターミナルの延在方向において、前記ゲート部と重複しない位置に形成されている点にある。
本構成によれば、ターミナルの延在方向において、絞り部とゲート部とが重複しないので、樹脂部の成形の際にゲート部から流入した樹脂は絞り部の全体を経由してセンサ素子の側に流れる。これにより、樹脂部においてターミナルの延在方向にフィラーが配向し易くなる。その結果、樹脂部の反り変形を一層抑制することができる。
他の特徴構成は、前記ターミナルは、前記絞り部から露出するように配置されている点にある。
本構成の如く、ターミナルを絞り部から露出するように配置すると、絞り部から露出するターミナルの部位は、樹脂部を成形する際に金型によって外部から挟み付ける等して保持することができる。これにより、回転数センサは、樹脂部を成形する際にターミナルの位置保持を容易に行うことができる。
他の特徴構成は、前記絞り部の前記ターミナルの延在方向に垂直な断面積が、前記センサ素子の側の断面積の20~75%に設定されている点にある。
本構成によれば、絞り部のターミナルの延在方向に垂直な断面積が、センサ素子の側の断面積の20~75%に設定されている。樹脂部において、フィラーが配向して樹脂部の反り変形が抑制されるようなセンサ素子の側の断面積に対する絞り部の断面積の比率は、樹脂部の成形シミュレーションによって導かれた。したがって、回転センサは、絞り部の断面積を上記範囲内に設定することで、樹脂部において反り変形を抑制することができる。
第1実施形態の回転数センサの斜視図である。 樹脂部にインサートされる部材を示す図である。 回転数センサの平面図である。 図3のIV-IV矢視断面図である。 図3のV-V矢視断面図である。 図3のVI-VI矢視断面図である。 図3のVII-VII矢視断面図である。 第1実施形態の回転数センサの変形例を示す平面図である。 図8のIX-IX矢視断面図である。 第2実施形態の回転数センサの平面図である。 図10のXI-XI矢視断面図である。
本発明に係る回転数センサの実施形態を図面に基づいて以下説明する。
[第1実施形態]
図1に示す回転数センサ1は、例えば車両等の車輪やギア等の回転数を検出するために適用される。回転数センサ1は、検出対象としての車軸に取付けられて一体回転するロータから発生される磁束の変化量を検出することによって車輪等の回転数を検出する。
回転数センサ1は、例えば車軸と同軸に取付けられた着磁ロータ(不図示)の端面に対向して配設される。着磁ロータは、その端面がN極とS極とを周方向に沿って交互に着磁されている。着磁ロータが車軸とともに回転することによって、回転数センサ1と対向する磁束の向きと大きさの変化が発生する。その磁束の変化を回転数センサ1が検出することにより、車軸の回転数(回転速度)が検出される。
図1~図3に示すように、回転数センサ1は、センサ素子10と、センサ素子10に電気的に接続されてセンサ素子10からの信号を伝達するターミナル20と、センサ素子10とターミナル20とを内包する樹脂部30とを備えて構成されている。
センサ素子10は、着磁ロータの回転により発生する磁束の変化に応じた信号を出力するホールIC等によって構成されている。センサ素子10には、複数本のリード部11が設けられており、リード部11がターミナル20の一端部21に接続されている。一端部21はセンサ素子10のリード部11に溶接等によって電気的に接続されている。
ターミナル20は、金属平板から図2に示される形状で打ち抜かれて形成される。具体的には、ターミナル20は、第1延出部22と第2延出部23とを備える。第1延出部22は、一端部21から長手方向である延在方向Xに延出している。第2延出部23は、一対の第1延出部22の中途部分22aから分岐して外側方に向けて延出している。こうして、第1延出部22は、ターミナル20の延在方向Xにおいて、一端側X1にセンサ素子10に接続される一端部21が設けられ、他端側X2にセンサ素子10からの信号を外部に伝達する他端部22bが設けられている。一対の第1延出部22において、一端部21と中途部分22aとの間の部位には、外側方に向けて幅広に形成された矩形状の平板部分22cが夫々設けられている。ターミナル20の第2延出部23は、樹脂部30の成形後に切り落とされ、一対の第1延出部22は互いに分離する。
樹脂部30は、例えばPA(ポリアミド)612や、PA66、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等によって構成される。回転数センサ1は、樹脂部30の強度を向上させるために、樹脂部30の樹脂は、ガラス繊維等の繊維状フィラーを含有している。
樹脂部30は、成形金型(以下、単に「金型」ともいう。)にセンサ素子10とターミナル20とを載置した状態で金型内に樹脂を注入(射出)して成形を行うインサート成形により形成される。成形後の樹脂部30は、ターミナル20の延在方向Xにおけるセンサ素子10が配置された一端側X1とは反対側である他端側X2且つターミナル20の延在方向Xと交差する方向に樹脂が注入されるゲート部40を有する。図7では、ゲート部40がターミナル20の延在方向Xと直交する方向に樹脂が注入されるように設けられた例を示す。
図1及び図3に示すように、樹脂部30は、少なくともセンサ素子10とゲート部40との間に絞り部31を有している。図4~図6には、樹脂部30の各部位における、ターミナル20の延在方向Xに垂直な断面が夫々示されている。図4は、絞り部31よりも他端側X2であってゲート部40が位置する部位の断面(断面積S1)を示す。図5は、絞り部31の断面(断面積S2)を示す。図6は、絞り部31よりも一端側X1(センサ素子10の側)の断面(断面積S3)を示す。
本実施形態では、樹脂部30は、ターミナル20の延在方向Xにおいて絞り部31の両側に位置する、ゲート部40の側の断面積S1とセンサ素子10の側の断面積S3とが略同じになるように設定されている。図4~図6に示されるように、樹脂部30において、絞り部31の断面積S1は、ゲート部40の側の断面積S1(センサ素子10の側の断面積S3)よりも小さい。
図5に示すように、絞り部31は、樹脂部30に形成された二つの肉抜き面32,33を有して構成されている。二つの肉抜き面32,33は、ターミナル20の延在方向Xに平行且つゲート部40を挟んで互いに平行に設けられている。肉抜き面32,33を含む絞り部31は、樹脂部30の成形時に、金型により樹脂が流動する箇所を制限することにより形成することができるので、樹脂部30に絞り部31を容易に形成することができる。
図7は、図3における樹脂部30のVII-VII矢視断面図であり、矢印41,42は樹脂部30の成形時における樹脂の流れを示す。矢印41はゲート部40からターミナル20の延在方向Xに対して垂直な方向に向かう樹脂の流れを示し、矢印42はターミナル20の延在方向Xの他端側X2から一端側X1に向かう樹脂の流れを示す。
図7に示されるように、樹脂部30の成形の際にゲート部40から注入される樹脂は、一部がターミナル20の延在方向Xの他端側X2に向かうものの、大半(矢印42)がターミナル20の延在方向Xに沿って他端側X2から一端側X1に向けて流れるようになる。また、図1,図3,図4に示されるように、ゲート部40は、ターミナル20の2本の第1延出部22の間に位置している。これにより、ターミナル20に対する樹脂部30の成形時の成形圧力の影響を抑制することができる。また、ターミナル20の延在方向Xにおける他端側X2は、センサ素子10とターミナル20との接続部分である一端部21から離間した位置である。このため、樹脂部30を成形する際にゲート部40から注入された直後の最も高い樹脂の成形圧力は、ターミナルの一端部21に対して直接的には作用しない。したがって、センサ素子10とターミナル20との接続部分についても樹脂部30の成形時の成形圧力の影響を抑制することができる。その結果、回転数センサ1は、簡素な構成によって、樹脂部30の成形時の成形圧力によるターミナル20の変形を抑制することができ、センサ素子10とターミナル20との接続についても適正に維持することができる。
また、樹脂部30は、センサ素子10とゲート部40との間に絞り部31を有しているので、ゲート部40から注入された樹脂はフィラーを含めて、ターミナル20の延在方向Xにおいて、ゲート部40の側(他端側X2)から絞り部31を介してセンサ素子10の側(一端側X1)に流れる。このとき、絞り部31は樹脂の流路面積である断面積S2がセンサ素子10の側の断面積S3よりも小さいため、絞り部31において樹脂に含まれるフィラーの向きは分散し難くなりターミナル20の延在方向Xに揃い易くなる。さらに、樹脂部30は、センサ素子10の側についても、絞り部31を経由して樹脂が注入されることで、フィラーの向きの分散が抑制される。その結果、回転数センサ1において、樹脂部30全体としてフィラーが配向するので、樹脂部30の反り変形を抑制することができる。
図1及び図3に示すように、絞り部31は、ターミナル20の延在方向Xにおいて、ゲート部40と重複しない位置に形成されている。したがって、樹脂部30の成形の際にゲート部40から流入した樹脂は絞り部31の全体を経由してセンサ素子10の側に流れる。これにより、樹脂部30においてターミナル20の延在方向Xにフィラーが配向し易くなるので、樹脂部30の反り変形を一層抑制することができる。
図1及び図3に示すように、ターミナル20は、第1延出部22の平板部分22cが絞り部31の両側方から外部に露出するように配置されている。これにより、絞り部31から露出する平板部分22cは、樹脂部30を成形する際に金型で挟み付ける等して保持することができる。その結果、回転数センサ1は、樹脂部30を成形する際にターミナル20の位置保持を容易に行うことができると共に樹脂の肉抜きを行って、肉抜き面32,33を含む絞り部31を容易に形成することができる。
樹脂部30の成形シミュレーションによって、絞り部31のターミナル20の延在方向Xに垂直な断面積S2が、センサ素子10の側の断面積S3の75%以下であれば、樹脂部30の収縮反りが回転数センサ1の許容範囲に収まり、十分な効果が得られることが確認されている。
[第1実施形態の変形例]
回転数センサ1の樹脂部30においては、絞り部31の断面積S2がセンサ素子10の側の断面積S3の50%以下であってもよい。樹脂部30は、他の部位よりも小さい断面積S2を有する絞り部31において樹脂が流動し、センサ素子10が配置された一端側X1でショートショットにならないのであれば、樹脂成形が可能となる。図8及び図9では、樹脂部30の絞り部31が、樹脂が流動し、センサ素子10が配置された一端側X1でショートショットにならない最小の断面積S2を有する変形例を示す。本変形例の絞り部31は、二つの肉抜き面32,33の間の幅を狭くして樹脂の断面積S2を最小にしている。断面積S2が小さいほどフィラーが配向されやすくなり、樹脂部30の反り変形に対して強くなる一方、絞り部31の強度が低下していくので、反り変形と強度のバランスを考慮して断面積S2の最適な大きさを決めるとよい。
図8及び図9に示す例では、絞り部31の断面積S2はセンサ素子10の側の断面積S3の20%程度に設定されている。したがって、絞り部31の断面積S2はセンサ素子10の側の断面積S3の20%以上であれば、回転数センサ1において樹脂部30の成形が可能であり、樹脂部30の収縮反りに対しても十分な効果が得られる。
上記の第1実施形態及び変形例により、回転数センサ1は、樹脂部30において絞り部31の断面積S2が、センサ素子10の側の断面積S3の20~75%であれば、樹脂部30の収縮反りに対して十分な効果が得られる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、樹脂部30は、ターミナル20の延在方向Xにおいて、ゲート部40の側の断面積S1とセンサ素子10の側の断面積S3とがほぼ同じであり、絞り部31の断面積S2が断面積S1及びS3よりも小さい例を示した。
これに代えて、図10及び図11に示すように、ゲート部40の側の断面積S1が絞り部31の断面積S2(図5参照)と同じになるように構成してもよい。
本実施形態では、樹脂部30において、ゲート部40の側と絞り部31とが略同断面であってターミナル20の延在方向Xに連続している。このため、ゲート部40から注入された樹脂は、ターミナル20の延在方向Xに垂直な側方への分散が抑制されて、ターミナル20の延在方向Xに沿ってより流れ易くなる。その結果、絞り部31において樹脂に含まれるフィラーの配向がより強くなる。
[その他の実施形態]
(1)上記の実施形態では、絞り部31からターミナル20が露出する例を示したが、絞り部31からターミナル20が露出しないように構成してもよい。
(2)上記の実施形態では、樹脂部30が円柱状に形成される例を示したが、樹脂部30は角柱状に形成されていてもよい。
(3)上記の実施形態では、樹脂部30に絞り部31を1つ設ける例を示したが、絞り部31は樹脂部30に複数設けてもよい。
本発明に係る回転数センサは、各種センサに広く利用可能である。
1 回転数センサ
10 センサ素子
20 ターミナル
30 樹脂部
31 絞り部
32,33 肉抜き面
40 ゲート部
S1,S2,S3 断面積
X ターミナルの延在方向
X1 一端側
X2 他端側

Claims (6)

  1. センサ素子と、
    前記センサ素子に電気的に接続されて前記センサ素子からの信号を伝達するターミナルと、
    前記センサ素子と前記ターミナルとを内包する樹脂部と、を備え、
    前記樹脂部は、前記ターミナルの延在方向における前記センサ素子が配置された一端側とは反対側である他端側且つ前記ターミナルの延在方向と交差する方向に樹脂が注入されるゲート部を有し、
    前記樹脂部は、前記ターミナルの延在方向における前記一端側の端部と前記他端側の端部との間の中間部位から前記一端側のみに向けて設けられている回転数センサ。
  2. センサ素子と、
    前記センサ素子に電気的に接続されて前記センサ素子からの信号を伝達するターミナルと、
    前記センサ素子と前記ターミナルとを内包する樹脂部と、を備え、
    前記樹脂部は、前記ターミナルの延在方向における前記センサ素子が配置された一端側とは反対側である他端側且つ前記ターミナルの延在方向と交差する方向に樹脂が注入されるゲート部を有し、
    前記樹脂部は、フィラーを含有し、少なくとも前記センサ素子と前記ゲート部との間に絞り部を有しており、
    前記絞り部の前記ターミナルの延在方向に垂直な断面積は、前記センサ素子の側の断面積よりも小さい回転数センサ。
  3. 前記絞り部は、前記ターミナルの延在方向に平行且つ前記ゲート部を挟んで互いに平行な二つの肉抜き面を有している請求項2に記載の回転数センサ。
  4. 前記絞り部は、前記ターミナルの延在方向において、前記ゲート部と重複しない位置に形成されている請求項2または3に記載の回転数センサ。
  5. 前記ターミナルは、前記絞り部から露出するように配置されている請求項2から4のいずれか一項に記載の回転数センサ。
  6. 前記絞り部の前記ターミナルの延在方向に垂直な断面積が、前記センサ素子の側の断面積の20~75%に設定されている請求項2から5のいずれか一項に記載の回転数センサ。
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