JP4738366B2 - 電気コネクタ - Google Patents
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Description
また、その端子片と電線の接続は、半田付け、溶接、圧着、圧接などの種々の手段が用いられる。
また、その端子片と電線の接続位置から一定の距離に種々の部品を取付ける場合、例えば、図1に示すように、電気コネクタCから引き出されたケーブル10にその固定金具Kを取付ける場合、その固定金具Kと前記接続位置との距離(ケーブル10上の距離)を前記一定の距離に精度良く得ることができる。通常、固定金具Kの位置は電気コネクタCからケーブル10が引き出された界面からの長さによって設定されるため、端子片と電線の接続位置が定位置であれば、その接続位置から前記界面までの距離が一定となり、その界面から固定金具Kへの位置までを正確に設定すれば、前記接続位置から固定金具Kの位置までの距離を前記一定の距離と容易にし得るからである。
従来、接続時の端子片に対する電線の位置は、十分な大きさの接続部を確保できるなどの理由から、あまり厳格に設定されていなかった。
しかし、今日のあらゆる電気機器(部品)の小型化に伴い、電気コネクタもその小型化を要求され、小型化すれば、上記十分な大きさの接続部を確保できなくなる。
しかし、上記のように、電気コネクタの小型化が要求されると、コネクタハウジングの層厚を薄くする必要が生じるため、コネクタハウジングは十分な層厚を有しているから、上記界面を伝っての接続部への浸水は大丈夫という考えは通用しなくなった。
このようにすれば、対の電線を隔壁に沿って端子片上に挿し入れる際、その隔壁によって対の電線を容易に分けて挿し入れることができるとともに、電線の横方向(挿し入れ方向に対する横方向)の位置決めがなされ、電線の支持壁の壁面への当接によってその電線の挿し入れ方向の位置決めがなされる。このため、対の端子片に対して対の電線は容易に定位置に位置決めされ、その接続時、端子片に対する電線は定位置にあることとなるため、安定した接続を行うことができて、所要の接続強度を容易に得ることができる。
上記ホルダーの上記接続部の両側に側壁を設け、この側壁によって電線の外側への移動を阻止するようにすれば、電線の位置決め精度がさらに増す。
心線を撚れば、その心線をなす導線のバラケはなくなり、そのバラケていない心線の接続強度は高いものとなる。
このボイド等が生じた場合、上記樹脂被覆の樹脂注入口が止水処理部より外側にあれば、ボイド等の発生により、その止水処理部までの樹脂被覆による水密性が低下しても、その浸水を阻止しなければならない接続部までの樹脂被覆は、止水処理部でもって、ケーブル、ホルダーとの界面において十分な水密性を確保しているため、浸水の恐れは少なくなる。
その最低密着長さLは、例えば、自動車技術者協会規格:JASO C467−97「7.8 気密性試験」に準拠し、電気コネクタの端子に水が触れないように水密処理をした後、その電気コネクタを恒温槽内に一定時間浸す作用、同水槽に一定時間浸す作用を1サイクルとして、その作用を20サイクル行った後、端子及び電線と外部との電気絶縁が規格内にあるように設定する。
その止水処理部は、上記のように、樹脂被覆されるケーブルのシース端面からそのシースの長さ方向にシースと樹脂被覆との密着性を保つことができる最低密着長さとする等とする。
この固定片でもって、車両等の固定物にボルト止め(ビス止め)すれば、クリップ止めに比べて、取付け強度は高いものとなる。
また、絶縁電線の心線を撚って端子片上に位置決めするようにしたので、端子片との接続強度は高いものとなるとともに、バラけた心線が接続部からはみ出してコネクタハウジングの成型時にその樹脂層に入り込んだり、表面に露出したりすることがないため、コネクタハウジングの気密性に問題が生じ難い。
さらに、上記コネクタハウジングを射出成形する際の樹脂注入口を、上記接続部の止水処理部より外側に位置させたので、接続部への止水を容易に行い得ることができ、樹脂被覆の層厚を薄くする等により小型化を図る上等において有利なものとなる。
また、コネクタハウジングにボルト止め用固定片を一体に設けることとしたので、車両等の固定物への取付け強度を容易に得ることができる。このため、例えば、車両においては、強い振動や加重が加わっても、この電気コネクタが車両から外れる恐れは少なくなる。
この最低密着長さL以上離れた樹脂注入口Tとすることにより、仮に、その樹脂被覆(モールド)の際、その注入口Tに当る部分の樹脂bが固化流動停止した状態になる前に、成形機の保圧(注入圧)が切られて、溶融状態の樹脂bが注入口Tから逆流し、その注入口部分の樹脂bに、反り、ヒケやボイドが生じても、接続部aまでの樹脂被覆41は、その接続部aへの浸水を阻止すべきシース13との十分な密着距離Lを有して十分な水密性を確保しているため、その接続部aへの浸水の恐れは少ない。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 絶縁電線
12 心線
13 ケーブルシース
21 端子片ホルダー
22 支持壁
23 隔壁
24 側壁
25 ポケット部
26 電線先端の当接面(支持壁の他方の壁面)
31 端子片
31a 端子片の他のコネクタ端子との接続端(一端)
31b 端子片の電線との接続端(他端)
40 コネクタハウジング(樹脂成型品)
41 ボルト固定片
a 端子片と電線の接続部
b 溶融樹脂
D 金型
P 車輪速センサ
T 溶融樹脂注入口
Claims (2)
- 成型樹脂製ホルダー(21)に設けた一端(31a)が他のコネクタの端子に接続される並列された対の端子片(31、31)と、前記ホルダー(21)内にそのホルダーと一体に設けられ、前記端子片(31)がその真っ直ぐな部分で貫通支持されて、その端子片一端(31a)が一方の壁面から、端子片他端(31b)が他方の壁面(26)から、それぞれ突出する支持壁(22)と、前記支持壁(22)の他方の壁面(26)から突出する対の端子片(31、31)の他端(31b)に接続された対の複数の導線を集めた心線(12)を絶縁被覆した電線(11、11)を有するケーブル(10)と、前記ホルダー(21)及び端子片(31)の他端(31b)と電線(11)との接続部(a)を金型(D)のキャビティ内にセットし、そのキャビティ内に溶融樹脂(b)を注入する射出成形により樹脂被覆して成型したコネクタハウジング(40)と、からなる電気コネクタ(C)において、
上記対の端子片(31)の他端(31b)と対の電線(11)の撚ってバラケを防止した心線(12)との両接続部(a)の間に位置してその対の電線(11)を分けて接触を防止する隔壁(23)を上記ホルダー(21)に設けるとともに、さらに、そのホルダー(21)の前記接続部(a)の両側に前記電線(11)の外側への移動を阻止する側壁(24)を設け、上記支持壁(22)の他方の壁面(26)には前記電線(11)の先端が当接して前記電線(11)と端子片(31)の他端(31b)の位置決めがなされているとともに上記ケーブル(10)のシース(13)端面の位置決めがなされ、前記支持壁(22)の一方の壁面は上記キャビティ内面に当接されて上記コネクタハウジング(40)をなす樹脂被覆表面に露出し、その樹脂被覆は前記ケーブル(10)のシース(13)にその端面からケーブル(10)の引き出し長さ方向に最低密着長さ(L)密着させてその密着部分を前記接続部(a)の止水処理部としたことを特徴とする電気コネクタ。 - 固定物へのボルト止め用固定片(41)を上記コネクタハウジング(40)をなす樹脂被覆と一体成型とした、又はその樹脂被覆の成型時に埋設したことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
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