JP2014212686A - ステッピングモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータの停止位置の精度を高めることのできるステッピングモータを提供すること。
【解決手段】ステッピングモータ1では、ロータ10をモータ軸線方向Lの反出力側L2に向けて付勢する付勢部材9と、ロータ10の反出力側L2に向く被支持面19を固定体2側において摺動可能に支持する支持面29とが設けられ、ロータ10に加わる第1摺動負荷Ta(ロータ10に加わる全体の摺動負荷)、および第1摺動負荷Taのうち、支持面29と被支持面19との間での第2摺動負荷Tbは、ロータ10に作用するディテントトルクTdより大である。このため、ステータ20への励磁電流の供給を停止して、ロータ10を所定の位置に停止させようとした際、ディテントトルクTdがロータ10に加わった場合でも、第1摺動負荷Taによって、ロータ10が所定位置で停止する。また、第1摺動負荷Taは、ロータ10がステータ20から受ける動トルクTeより小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータの永久磁石の外周面にステータの複数の極歯が対向するステッピングモータに関するものである。
ステッピングモータは、回転軸の外周面に永久磁石を備えたロータと、永久磁石の外周面に対向する複数の極歯が周方向に配置された筒状のステータとを有しており、ステータのコイルに供給する励磁電流により、ロータの回転角度位置を制御する。
特開2007−202240号公報 特開2009−290925号公報
しかしながら、ステッピングモータでは、コイルへの励磁電流の供給を停止してロータを所定の位置に停止させようとした場合でも、停止位置によっては、ロータの永久磁石とステータの極歯との間に作用するディテントトルクによって引っ張られて、停止予定位置より少しずれた位置で停止するという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ロータの停止位置の精度を高めることのできるステッピングモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るステッピングモータは、回転軸の外周面に永久磁石を備えたロータと、前記永久磁石の外周面に対向する複数の極歯が周方向に配置された筒状のステータを備えた固定体と、前記ロータをモータ軸線方向の一方側に向けて付勢する付勢部材と、前記固定体側において前記ロータのモータ軸線方向の前記一方側に向く被支持面を当該被支持面より前記一方側で摺動可能に支持する支持面と、を有し、前記ロータに加わる全体の摺動負荷である第1摺動負荷をTaとし、前記ロータに作用するディテントトルクをTdとし、前記ロータが前記ステータから受ける動トルクをTeとしたとき、前記第1摺動負荷Ta、前記ディテントトルクTd、および前記動トルクTeは、以下の式で示す関係
Td<Ta<Te
を満たしていることを特徴とする。
本発明では、ロータをモータ軸線方向の一方側に向けて付勢する付勢部材と、ロータの一方側に向く被支持面を固定体側において摺動可能に支持する支持面とが設けられており、ロータに加わる第1摺動負荷(ロータに加わる全体の摺動負荷)は、ロータに作用するディテントトルクより大である。このため、ステータへの励磁電流の供給を停止して、ロータを所定の位置に停止させようとした際、ロータの永久磁石とステータの極歯との間の磁気吸引力(ディテントトルク)がロータに加わった場合でも、第1摺動負荷によって、ロータが所定位置で停止する。それ故、ロータの停止位置の精度を高めることができる。また、第1摺動負荷は、ロータがステータから受ける動トルクより小さいため、ロータの回転駆動には支障がない。さらに、第1摺動負荷を適正に設定するにあたって、ロータを一方側に付勢する付勢部材を設けるとともに、ロータの一方側に向く被支持面と固定体側の支持面とをモータ軸線方向で接触させる。従って、支持面と被支持面との間には大きな摺動負荷が発生し、かかる摺動負荷は比較的大きいレベルである。それ故、ロータに加わる第1摺動負荷を確実にディテントトルクより大で、動トルクより小さい条件に設定することができる。
本発明において、前記第1摺動負荷Taのうち、前記被支持面と前記支持面との間の第2摺動負荷をTbとしたとき、前記第1摺動負荷Ta、前記第2摺動負荷Tb、前記ディテントトルクTd、および前記動トルクTeは、以下の式で示す関係
Td<Tb<Ta<Te
を満たしていることが好ましい。支持面と被支持面との間に発生する第2摺動負荷は、安定したレベルにあるので、第1摺動負荷と第2摺動負荷とを同等にすれば、ロータに加わる第1摺動負荷を確実にディテントトルクより大で、動トルクより小さい条件に設定することができる。
本発明において、前記ロータは、前記永久磁石より前記一方側で前記回転軸に保持された環状部材を備え、前記被支持面は、前記環状部材の前記一方側の面からなることが好ましい。かかる構成によれば、回転軸や永久磁石の材質や径とは関係なく、所定の第2摺動負荷を得るのに適した被支持面を構成することができる。具体的には、前記固定体は、前記回転軸を前記永久磁石より前記一方側で回転可能に支持する第1ラジアル軸受と、前記回転軸を前記永久磁石より前記モータ軸線方向の他方側で回転可能に支持する第2ラジアル軸受とを有し、前記永久磁石と前記第1ラジアル軸受との間には前記環状部材が配置され、前記付勢部材の付勢力により前記環状部材を前記第1ラジアル軸受に当接させ、前記環状部材と前記第1ラジアル軸受との当接による前記第2摺動負荷Tbが前記ディテントトルクTdより大きくなるように構成することができる。この場合、前記環状部材は、耐摩耗性および潤滑性に優れた樹脂製の材料で形成されたワッシャであることが好ましい。また、前記第2ラジアル軸受と対向する前記永久磁石の端面には前記回転軸を囲むように環状凹部を形成し、前記付勢部材を、前記第2ラジアル軸受と前記永久磁石との間に配置されて前記永久磁石を前記一方側に付勢するコイルバネとし、前記コイルバネの前記一方側の端部を前記永久磁石の前記環状凹部の内部に収容するように構成すれば、コイルバネを用いることにより、安定した第2摺動負荷Tbを発生させることができるとともに、コイルバネの一部を永久磁石の環状凹部の内部に収容させているから、モータ軸線方向Lにおけるモータの大型化を抑えることができるものとなる。
本発明において、前記環状部材は、前記回転軸に圧入されていることが好ましい。かかる構成によれば、回転部材と環状部材とが一体となって回転するため、永久磁石と環状部材との間で摺動することがない。このため、永久磁石に対して不要な負荷を与えることがなく、永久磁石の劣化を防止することが可能となる。また、環状部材が圧入されていない場合と比較して、環状部材と支持面との摺動箇所が限定され、摺動負荷の管理が容易となる。
本発明において、前記固定体は、前記ロータを前記永久磁石より前記一方側で回転可能に支持する第1ラジアル軸受と、前記ロータを前記永久磁石より前記モータ軸線方向の他方側で回転可能に支持する第2ラジアル軸受と、を有し、前記支持面は、前記第1ラジアル軸受の前記他方側に向く面からなることが好ましい。かかる構成によれば、第1ラジアル軸受を利用して所定の第2摺動負荷を発生させるので、固定体の側に新たな部材を追加する必要がない。
本発明において、前記支持面は、前記モータ軸線方向の一方側の前記回転軸の端面と摺接するキャップ部からなることが好ましい。かかる構成によれば、ステータの外側で摺動負荷(第1摺動負荷Ta)の設定が可能となるため、摺動負荷の管理が容易となる。
本発明において、前記キャップ部は、前記回転軸の端面へ付勢する板バネ部からなることが好ましい。かかる構成によれば、板バネ部を有するため、摺動負荷の管理が容易となる。
本発明において、前記他方側に向く前記支持面と摺動する前記被支持面の面積は、前記他方側に向く前記支持面の面積と同等または同等以下であることが好ましい。かかる構成によれば、被支持面の面積を変化させることで、ロータに加わる第1摺動負荷を変更することが可能となる。すなわち、固定体の第1ラジアル軸受に形成される支持面の面積を変更することと比較して、ロータが有する環状部材を変更して被支持面の面積を変更することの方が、ステッピングモータを製造する上で容易であり、第1摺動負荷の調整が容易となる。
本発明において、前記第1ラジアル軸受は、前記ステータに直接または別部材を介して固定された筒部と、該筒部より前記他方側で拡径して前記他方側の面が前記被支持面に接するフランジ部と、を有していることが好ましい。かかる構成によれば、支持面の面積を広くすることができるので、安定した第2摺動負荷を発生させることができる。
本発明において、前記付勢部材は、コイルバネからなることが好ましい。かかる構成によれば、バネ定数が小さいので、安定した付勢力を発生させることができる。従って、安定した第2摺動負荷を発生させることができる。
本発明において、前記コイルバネは、前記永久磁石と前記第2ラジアル軸受との間に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、コイルバネを追加しても、ステッピングモータが大型化することがない。
本発明において、前記第1ラジアル軸受は、焼結含油軸受である構成を採用することができる。かかる構成によれば、安定した第2摺動負荷を発生させることができる。
本発明において、前記ステータはコイルを有し、前記コイルへの非通電時には、前記ステータのモータ軸線方向における磁気中心の位置でモータ軸線方向と直交するラジアル方向に形成される仮想の平面であるステータ磁気中心仮想平面に対して、前記ロータの前記永久磁石のモータ軸線方向における磁気中心の位置でモータ軸線方向と直交するラジアル方向に形成される仮想の平面である永久磁石磁気中心仮想平面の位置が、前記一方側へずれた位置に配置されてなることが好ましい。かかる構成によれば、コイルへ通電した場合、コイルから発生する磁力によって永久磁石が吸引され、磁気的な安定位置に永久磁石とともにロータが吸引される。すなわち、コイルへの通電時には、ステータ磁気中心仮想平面と永久磁石磁気中心仮想平面とが一致する方向へ永久磁石が吸引されるため、付勢部材による付勢力を軽減する方向へロータに対して力が加わり、ロータに加わる第1摺動負荷を軽減することが可能となる。
前記ステータは、一方側に配置された筒状の第1ステータ組と他方側に配置された筒状の第2ステータ組とが、モータ軸線方向に並んで配置され、前記第1ステータ組は、第1インシュレータに巻回された第1コイルと、前記第1インシュレータのモータ軸線方向の両側に配置された第1ステータコア対とで形成され、前記第2ステータ組は、第2インシュレータに巻回された第2コイルと、前記第2インシュレータのモータ軸線方向の両側に配置された第2ステータコア対とで形成され、前記ステータ磁気中心仮想平面は、モータ軸線方向における前記第1コイルと前記第2コイルの間に形成されることが好ましい。かかる構成によれば、第1ステータ組と第2ステータ組とへ供給する電力量を変化させることによって、ステータ磁気中心仮想平面の位置を変化させることが可能となる。すなわち、ロータに加わる第1摺動負荷を第1ステータ組と第2ステータ組へ供給する電力量によってステータ側の磁気中心の位置を調整することにより調整することが可能となる。
本発明では、ロータをモータ軸線方向の一方側に向けて付勢する付勢部材と、固定体側においてロータの一方側に向く被支持面を支持する支持面とが設けられており、ロータに加わる第1摺動負荷は、ロータに作用するディテントトルクより大である。このため、ステータへのパルス信号の供給を停止して、ロータを所定の位置に停止させようとした際、ロータの永久磁石とステータの極歯との間にディテントトルクがロータに加わった場合でも、第1摺動負荷によって、ロータが所定位置で停止する。それ故、ロータの停止位置の精度を高めることができる。また、第1摺動負荷は、ロータがステータから受ける動トルクより小さいため、ロータの回転駆動には支障がない。
本発明の実施の形態1に係るステッピングモータの断面図である。 本発明の実施の形態1に係るステッピングモータのステータ等の説明図である。 本発明の実施の形態2に係るステッピングモータの断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に係るステッピングモータの断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に係るステッピングモータの断面図である。 本発明の実施の形態1に係るステッピングモータのステータの磁気中心とロータの磁気中心の位置を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したステッピングモータについて説明する。なお、以下の説明では、モータ軸線方向Lにおいて、回転軸が突出している側を「出力側L1」とし、回転軸が突出している側とは反対側を「反出力側L2」として説明する。また、本発明に記載の摺動負荷とは、ステッピングモータへの通電が断たれて、ステータに対してロータが止まった後に、ロータがディテントトルクによって移動することを抑制するための摺動部分に生じる摩擦を示す。言い換えると、摺動摩擦は、静止したロータを動かそうとする際に働く摩擦力であり静止摩擦力である。
[実施の形態1]
本形態では、付勢部材9がロータ10をモータ軸線方向Lの反出力側L2に付勢している形態である。それ故、本発明における「モータ軸線方向Lの一方側」は反出力側L2に相当し、本発明における「モータ軸線方向Lの他方側」は出力側L1に相当する。また、モータ軸線方向Lの出力側L1および反出力側L2に配置された2つのラジアル軸受のうち、反出力側L2に配置された反出力側ラジアル軸受8が本発明における「第1ラジアル軸受」に相当し、出力側L1に配置された出力側ラジアル軸受7が本発明における「第2ラジアル軸受」に相当する。
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るステッピングモータの断面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係るステッピングモータのステータ等の説明図である。
図1および図2に示すように、本形態のステッピングモータ1は、回転軸12の外周面に永久磁石11を備えたロータ10と、永久磁石11の外周面に対向する筒状のステータ20を備えた固定体2とを有している。永久磁石11の外周面には、N極とS極が周方向において交互に配置されている。回転軸12の出力側L1には歯車18が固着されている。本形態では、永久磁石11の出力側L1の端面、即ち、第2ラジアル軸受に相当する出力側ラジアル軸受7側の永久磁石11の端面には、反出力側L2側から出力側L1に向けて拡径しながら開口する段付きの環状凹部111が回転軸12を囲むように形成されており、かかる環状凹部111の内部に設けられた接着剤13によって、永久磁石11と回転軸12とが固定されている。
ステータ20は、モータ軸線方向Lに重ねて配置された一対のステータ組21(第2ステータ組)とステータ組22(第1ステータ組)を有しており、ステータ組21、22は各々、インシュレータ216(第2インシュレータ)、インシュレータ226(第1インシュレータ)に巻回されたコイル213(第2コイル)、コイル223(第2コイル)と、インシュレータ216、226のモータ軸線方向Lの両側に配置されたステータコア211、212(第2ステータコア対)、ステータコア221、222(第1ステータコア対)とを備えている。ステータコア211は、インシュレータ216の出力側L1の面に被さる外ステータコアであり、ステータコア212は、インシュレータ216の反出力側L2の面に被さる内ステータコアであり、ステータコア221は、インシュレータ226の反出力側L2の面に被さる外ステータコアであり、ステータコア222は、インシュレータ226の出力側L1の面に被さる内ステータコアである。ステータコア211、221は、断面U字形状を有しており、外周側の筒状部によってモータケースが構成されている。
ステータ20において、ステータコア211、212、221、222は各々、インシュレータ216、226の内周面に沿って起立する複数の極歯217、227を備えている。ステータ組21を構成した状態で、ステータコア211に形成された極歯217は、ステータコア212に形成された極歯217の間に入り込み、ステータコア211に形成された極歯217とステータコア212に形成された極歯217とは、周方向に交互に配置された状態となる。また、ステータ組22を構成した状態で、ステータコア221に形成された極歯227は、ステータコア222に形成された極歯227の間に入り込み、ステータコア221に形成された極歯227とステータコア222に形成された極歯227とは、周方向に交互に配置された状態となる。
インシュレータ216、226には端子台218、228が一体に形成され、かかる端子台218、228に端子219、229が固定されている。
固定体2において、ステータ20の両端面のうち、出力側L1の端面23には出力側端板25が固定され、反出力側L2の端面24には反出力側端板26が固定されている。
(軸受構造)
本形態では、出力側端板25を利用して回転軸12を出力側L1で回転可能に支持する出力側ラジアル軸受7(第2ラジアル軸受)が保持されており、出力側ラジアル軸受7は、回転軸12において永久磁石11より出力側L1に位置する部分を回転可能に支持している。より具体的には、出力側端板25には穴251が形成されており、出力側ラジアル軸受7は、穴251に嵌った状態で出力側端板25に保持されている。出力側ラジアル軸受7は、穴251に嵌った筒部71と、筒部71に対して出力側L1で拡径して筒部71より大径のフランジ部72とを有している。かかる出力側ラジアル軸受7は、フランジ部72の反出力側L2の面が出力側端板25の出力側L1の面に重なった状態で、筒部71のうち、出力側端板25の反出力側L2の面よりもさらに反出力側L2に突出した筒部71の外縁を出力側端板25の出力側L1の面にかしめることにより固定されている。出力側ラジアル軸受7は、焼結含油軸受からなる。
また、反出力側端板26を利用して回転軸12を反出力側L2で回転可能に支持する反出力側ラジアル軸受8(第1ラジアル軸受)が保持されており、反出力側ラジアル軸受8は、回転軸12において永久磁石11より反出力側L2に位置する部分を回転可能に支持している。より具体的には、反出力側端板26には穴261が形成されており、反出力側ラジアル軸受8は、穴261に嵌った状態で反出力側端板26に保持されている。反出力側ラジアル軸受8は、穴261に嵌った筒部81と、筒部81に対して出力側L1で拡径して筒部81より大径のフランジ部82とを有している。かかる反出力側ラジアル軸受8は、フランジ部82の反出力側L2の面が反出力側端板26の出力側L1の面に重なった状態で、筒部81のうち、反出力側端板26の反出力側L2の面よりもさらに反出力側L2に突出した筒部81の外縁を反出力側端板26の反出力側L2の面にかしめることにより固定されている。反出力側ラジアル軸受8は、焼結含油軸受からなる。
(付勢部材9、支持面29および被支持面19の構成)
ステッピングモータ1において、出力側ラジアル軸受7とロータ10との間には、回転軸12を反出力側L2に付勢する付勢部材9が配置されている。本形態において、付勢部材9はコイルバネからなり、回転軸12の周りに配置されている。付勢部材9(コイルバネ)を配置するにあたって、本形態では、付勢部材9の反出力側L2の端部は、永久磁石11の環状凹部111の内部に収容されている。即ち、付勢部材9(コイルバネ)の一部が永久磁石11の環状凹部111の内部に収容されているように構成したことにより、モータ軸線方向Lにおけるモータの大型化を抑えることができる。
ここで、付勢部材9の出力側L1の端部と出力側ラジアル軸受7の反出力側L2の端面75との間には、回転軸12に装着された環状のワッシャ41が配置され、付勢部材9の反出力側L2の端部と環状凹部111の段部との間には、回転軸12に装着された環状のワッシャ42が配置されている。従って、回転軸12が回転したとき、ワッシャ41と付勢部材9の出力側L1の端部との間、およびワッシャ42と付勢部材9の反出力側L2の端部との間のうちの一方あるいは双方が摺動部分となる。本形態において、ワッシャ41はワッシャ42より大径である。ワッシャ41は、回転軸12に対してモータ軸線方向Lに移動可能な状態で嵌められている。ワッシャ42は、回転軸12に対してモータ軸線方向Lに移動可能な状態で嵌められている構成、および回転軸12に対して圧入されてモータ軸線方向Lに移動不能な状態で嵌められている構成のいずれであってもよく、本形態において、ワッシャ41、42は、回転軸12に対してモータ軸線方向Lに移動可能な状態で嵌められている。
本形態のステッピングモータ1において、ロータ10では、回転軸12の永久磁石11と反出力側ラジアル軸受8との間に位置する部分に環状部材15が装着されている。環状部材15の出力側L1の面151は、永久磁石11の反出力側L2の面117に接している。なお、永久磁石11の反出力側L2の面117には、回転軸12を囲むように凹部118が形成されており、環状部材15の出力側L1の面151は、永久磁石11の凹部118の径方向外側で反出力側L2の面117に接している。環状部材15の外径寸法は永久磁石11の外径寸法より小である。環状部材15としては、金属製の部材を用いることができる他、樹脂製の部材を用いてもよい。本形態において、環状部材15は、耐摩耗性および潤滑性に優れた樹脂製の材料で、フッ素樹脂、例えばテフロン(登録商標)やナイロン、例えばポリスライダー(登録商標)などで形成されたワッシャが好適に用いられる。
環状部材15の反出力側L2の面152は、反出力側ラジアル軸受8の出力側L1の面821に接しており、環状部材15の反出力側L2の面152は、付勢部材9の付勢力によって、反出力側ラジアル軸受8の出力側L1の面821に弾性をもって押圧されている。環状部材15の外径寸法は反出力側ラジアル軸受8のフランジ部82と略同等である。
ここで、環状部材15の出力側L1の面151は永久磁石11の反出力側L2の面に接しており、摺動不能であるのに対して、環状部材15の反出力側L2の面152は、反出力側ラジアル軸受8の出力側L1の面821に対して摺動可能である。従って、本形態では、環状部材15の反出力側L2の面152によって、ロータ10においてモータ軸線方向Lの反出力側L2に向く被支持面19が構成され、固定体2には、反出力側ラジアル軸受8の出力側L1の面821によって、ロータ10の被支持面19を、被支持面19より反出力側L2で摺動可能に支持する支持面29が構成されている。
なお、環状部材15は、回転軸12に対してモータ軸線方向Lに移動可能な状態で嵌められている構成、および回転軸12に対して圧入されてモータ軸線方向Lに移動不能な状態で嵌められている構成のいずれであってもよく、本形態において、環状部材15は、回転軸12に対して圧入されてモータ軸線方向Lに移動不能な状態にある。
(ロータ10の摺動負荷)
ステッピングモータ1において、固定体2とロータ10との間には、固定体2側の支持面29(反出力側ラジアル軸受8の出力側L1の面821)とロータ10側の被支持面19(環状部材15の反出力側L2の面152)との摺動部分、反出力側ラジアル軸受8と回転軸12との摺動部分、出力側ラジアル軸受7と回転軸12との摺動部分、ワッシャ41と付勢部材9の出力側L1の端部との摺動部分、およびワッシャ42と付勢部材9の反出力側L2の端部との摺動部分が存在し、ロータ10には全体として第1摺動負荷Taが加わる。本来、ステッピングモータ1は、ロータ10側が回転する時に固定体2側との間で摺動する箇所を少なくするとともに、摺動負荷(第1摺動負荷Ta)を軽減することを目的として設計が行われる。しかしながら、本形態においては、固定体2側とロータ10側との間に生じる摺動負荷(第1摺動負荷Ta)を利用している。
ここで、固定体2側の支持面29(反出力側ラジアル軸受8の出力側L1の面821)とロータ10側の被支持面19(環状部材15の反出力側L2の面152)との摺動部分での摺動負荷(第2摺動負荷Tb)は、反出力側ラジアル軸受8と回転軸12との摺動部分、出力側ラジアル軸受7と回転軸12との摺動部分、ワッシャ41と付勢部材9の出力側L1の端部との摺動部分、およびワッシャ42と付勢部材9の反出力側L2の端部との摺動部分での各摺動負荷に比して大である。また、固定体2側の支持面29(反出力側ラジアル軸受8の出力側L1の面821)とロータ10側の被支持面19(環状部材15の反出力側L2の面152)との摺動部分での摺動負荷(第2摺動負荷Tb)は、ロータ10に加わる全摺動負荷(第1摺動負荷Ta)に比して小である。このため、第1摺動負荷Taと第2摺動負荷Tbとは、下式で示す関係
第2摺動負荷Tb<第1摺動負荷Ta
にある。
また、ステッピングモータ1では、ロータ10に対して、永久磁石11から発生する磁束がステータ20へ流れるときの流れの強弱により、固定体2に設けたステータ20の極歯217、227との間にディテントトルクが作用する。また、ロータ10を回転させる駆動時には、ロータ10にはステータ20から発生する起磁力によって動トルクが作用する。
かかるトルクに関して、本形態のステッピングモータ1では、第1摺動負荷Taが、ディテントトルクTdおよび動トルクTeに対して、下式で示す関係
Td<Ta<Te
を満たすように設定されている。
ここで、第1摺動負荷Taと第2摺動負荷Tbとは、下式で示す関係
第2摺動負荷Tb<第1摺動負荷Ta
にあるため、第1摺動負荷Taおよび第2摺動負荷Tbは、ディテントトルクTdおよび動トルクTeに対して、下式で示す関係
Td<Tb<Ta<Te
を満たすように設定されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のステッピングモータ1では、ロータ10をモータ軸線方向Lの反出力側L2に向けて付勢する付勢部材9と、ロータ10の反出力側L2に向く被支持面19を固定体2側において摺動可能に支持する支持面29とが設けられており、ロータ10に加わる第1摺動負荷Taは、ロータ10に作用するディテントトルクTdより大である。このため、ステータ20への励磁電流の供給を停止して、ロータ10を所定の位置で停止させようとした際、ロータ10の永久磁石11とステータ20の極歯217、227との間の磁気吸引力(ディテントトルクTd)がロータ10に加わった場合でも、ロータ10がディテントトルクTdによって周方向に引っ張られることがなく、第1摺動負荷Taによって、ロータ10が所定位置で停止する。それ故、ロータ10の停止位置の精度を高めることができる。よって、ステッピングモータ1の極数を増やさずに、ロータ10の停止位置の分解能を高めることができる。また、第1摺動負荷Taは、ロータ10がステータ20から受ける動トルクTeより小さいため、ロータ10の回転駆動には支障がない。なお、第1摺動負荷TaはディテントトルクTdより僅かに大きく設定され、また、動トルクTeは第1摺動負荷Taに比して非常に大きく設定された下式で示す関係
Td<Ta≪Te
を満たすように設定されることが好ましい。これによって、動トルクTeの損失を抑制することが可能となる。
さらに、第1摺動負荷Taを適正に設定するにあたって、ロータ10を反出力側L2に付勢する付勢部材9を設けるとともに、ロータ10の反出力側L2に向く被支持面19と固定体2側の支持面29とをモータ軸線方向Lで接触させる。従って、支持面29と被支持面19との間には大きな第2摺動負荷Tbが発生し、かかる第2摺動負荷Tbは、モータ軸線方向Lで面接触する部分で発生する摺動負荷であるため、他の摺動部分での摺動負荷に比して大きいレベルである。また、支持面29と被支持面19との間に発生する第2摺動負荷Tbは、モータ軸線方向Lで面接触する部分で発生する摺動負荷であるため、他の摺動部分で発生する摺動負荷に比較して安定している。それ故、ロータ10に加わる第1摺動負荷Taを確実にディテントトルクTdより大で、動トルクTeより小さい条件に設定することができる。
また、本形態では、永久磁石11より反出力側L2で回転軸12に保持された環状部材15をロータ10に設け、かかる環状部材15の反出力側L2の面152を被支持面19として利用している。このため、回転軸12や永久磁石11の材質や径とは関係なく、所定の第2摺動負荷Tbを得るのに適した被支持面19を構成することができる。
また、本形態では、反出力側ラジアル軸受8の出力側L1に向く面821によって支持面29が構成されている。このため、第2摺動負荷Tbを発生させるのに、新たな部材を固定体2の側に追加する必要がない。しかも、反出力側ラジアル軸受8は、ステータ20に反出力側端板26(別部材)を介して固定された筒部81と、筒部81より出力側L1で拡径して出力側L1の面が被支持面19に接するフランジ部82とを有している。このため、支持面29の面積が広いので、安定した第2摺動負荷Tbを発生させることができる。また、反出力側ラジアル軸受8は、焼結含油軸受であるため、安定した第2摺動負荷Tbを発生させることができる。
また、付勢部材9は、コイルバネからなるため、バネ定数が小さい。従って、安定した付勢力を発生させることができるので、安定した第2摺動負荷Tbを発生させることができる。また、付勢部材9(コイルバネ)は、永久磁石11と出力側ラジアル軸受7との間に配置されているため、付勢部材9を追加しても、ステッピングモータ1が大型化することがない。一方、コイルバネによって付勢力を調整することの他に、コイルバネの付勢力を変更せず一定とし、ワッシャの厚みを変化させてコイルバネによる付勢力を調整してもよい。
また、本形態では、ステータ20はコイル213(第2コイル)、コイル223(第1コイル)を有し、コイル213、223への通電が断たれた非通電時には、ステータ20のモータ軸線方向Lにおける磁気中心の位置でモータ軸線方向Lと直交するラジアル方向に形成される仮想の平面であるステータ磁気中心仮想平面Aに対して、ロータ10の永久磁石11のモータ軸線方向Lにおける磁気中心の位置でモータ軸線方向Lと直交するラジアル方向に形成される仮想の平面である永久磁石磁気中心仮想平面Bの位置が、一方側(反出力側L2)へずれた位置となり(図6参照)、ロータ10に第2摺動負荷Tbが加えられるようになっていてもよい。この場合、コイル213、223へ通電すると、コイル213、223から発生する磁力によって永久磁石11が吸引され、磁気的な安定位置に永久磁石11とともにロータ10が吸引されて通常のように回転動作を行うことができる。すなわち、コイル213、223への通電時には、ステータ磁気中心仮想平面Aと永久磁石磁気中心仮想平面Bとが一致するようにロータ10および永久磁石11が吸引されるため、付勢部材9(コイルバネ)による付勢力を軽減する方向にロータに対して力が加わり、ロータ10に加わる第2摺動負荷Tb、即ち、第1摺動負荷Taを軽減することが可能となる。また、コイル213、223への通電が断たれた非通電時には、ロータ10に第2摺動負荷Tbを加えることができ、ロータを所定位置で停止させることができる。
また、本形態では、ステータ20は、一方側に配置された筒状の第1ステータ組22と他方側に配置された筒状の第2ステータ組21とが、モータ軸線方向Lに並んで配置され、第1ステータ組22は、第1インシュレータ226に巻回された第1コイル223と、第1インシュレータ226のモータ軸線方向Lの両側に配置された第1ステータコア対221、222とで形成され、第2ステータ組21は、第2インシュレータ216に巻回された第2コイル213と、第2インシュレータ216のモータ軸線方向Lの両側に配置された第2ステータコア対211、212とで形成され、ステータ磁気中心仮想平面Aは、モータ軸線方向Lにおける第1コイル223と前記第2コイル213の間に形成される。このため、第1ステータ組22と第2ステータ組21へ供給する電力量を変化させることによって、ステータ磁気中心仮想平面Aの位置を変化させることが可能となる。すなわち、ロータ10に加わる第2摺動負荷Tb、即ち、第1摺動負荷Taを第1ステータ組22と第2ステータ組21とへ供給する電力量によってステータ20側の磁気中心の位置を調整することにより調整することが可能となる。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係るステッピングモータの断面図である。なお、本形態のステッピングモータは、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付して図示し、それらの詳細な説明を省略する。
本形態では、実施の形態1とは反対に、付勢部材9がロータ10をモータ軸線方向Lの出力側L1に付勢している形態である。それ故、本発明における「モータ軸線方向Lの一方側」は出力側L1に相当し、本発明における「モータ軸線方向Lの他方側」は反出力側L2に相当する。また、モータ軸線方向Lの出力側L1および反出力側L2に配置された2つのラジアル軸受のうち、出力側L1に配置された出力側ラジアル軸受5が本発明における「第1ラジアル軸受」に相当し、反出力側L2に配置された反出力側ラジアル軸受6が本発明における「第2ラジアル軸受」に相当する。
図3に示すように、本形態のステッピングモータ1も、実施の形態1と同様、回転軸12の外周面に永久磁石11を備えたロータ10と、永久磁石11の外周面に対向する筒状のステータ20を備えた固定体2とを有している。永久磁石11の外周面には、N極とS極が周方向において交互に配置されている。本形態では、永久磁石11の反出力側L2の端面に段付きの環状凹部111が形成されており、かかる環状凹部111の内部に設けられた接着剤13によって、永久磁石11と回転軸12とが固定されている。
本形態では、出力側端板25を利用して回転軸12を出力側L1で回転可能に支持する出力側ラジアル軸受5(第1ラジアル軸受)が保持されており、出力側ラジアル軸受5は、回転軸12において永久磁石11より出力側L1に位置する部分を回転可能に支持している。より具体的には、出力側端板25には穴251が形成されており、出力側ラジアル軸受5は、穴251に嵌った状態で出力側端板25に保持されている。出力側ラジアル軸受5は、穴251に嵌った筒部51と、筒部51に対して反出力側L2で拡径して筒部51より大径のフランジ部52とを有しており、フランジ部52の出力側L1の面が出力側端板25の反出力側L2の面に重なった状態で、筒部51の外縁と出力側端板25とがかしめ等により固定されている。出力側ラジアル軸受5は、焼結含油軸受からなる。
また、反出力側端板26を利用して回転軸12を反出力側L2で回転可能に支持する反出力側ラジアル軸受6(第2ラジアル軸受)が保持されており、反出力側ラジアル軸受6は、回転軸12において永久磁石11より反出力側L2に位置する部分を回転可能に支持している。より具体的には、反出力側端板26には穴261が形成されており、反出力側ラジアル軸受6は、穴261に嵌った状態で反出力側端板26に保持されている。反出力側ラジアル軸受6は、穴261に嵌った筒部61と、筒部61に対して反出力側L2で拡径して筒部61より大径のフランジ部62とを有しており、フランジ部62の出力側L1の面が反出力側端板26の反出力側L2の面に重なった状態で、筒部61の外縁と反出力側端板26とがかしめ等により固定されている。反出力側ラジアル軸受6は、焼結含油軸受からなる。
ステッピングモータ1において、反出力側ラジアル軸受6とロータ10との間には、回転軸12を出力側L1に付勢する付勢部材9が配置されている。本形態において、付勢部材9はコイルバネからなり、回転軸12の周りに配置されている。付勢部材9(コイルバネ)を配置するにあたって、本形態では、付勢部材9の出力側L1の端部は、永久磁石11の環状凹部111の内部に収容されている。ここで、付勢部材9の反出力側L2の端部と反出力側ラジアル軸受6の出力側L1の端面65との間には、回転軸12に装着された環状のワッシャ41が配置され、付勢部材9の出力側L1の端部と環状凹部111の段部との間には、回転軸12に装着された環状のワッシャ42が配置されている。従って、回転軸12が回転したとき、ワッシャ41と付勢部材9の反出力側L2の端部との間、およびワッシャ42と付勢部材9の出力側L1の端部との間のうちの一方あるいは双方が摺動部分となる。本形態において、ワッシャ41はワッシャ42より大径である。
本形態のステッピングモータ1において、ロータ10では、回転軸12の永久磁石11と出力側ラジアル軸受5との間に位置する部分に環状部材16が装着されている。環状部材16の反出力側L2の面162は、永久磁石11の出力側L1の面119に接している。なお、永久磁石11の出力側L1の面119には、回転軸12を囲むように凹部118が形成されており、環状部材16の反出力側L2の面162は、永久磁石11の凹部118の径方向外側で出力側L1の面119に接している。環状部材16の外径寸法は永久磁石11の外径寸法より小である。環状部材16としては、金属製の部材を用いることができる他、樹脂製の部材を用いてもよい。本形態において、環状部材16は樹脂製である。
環状部材16の出力側L1の面161は、出力側ラジアル軸受5の反出力側L2の面522に接しており、環状部材16の出力側L1の面161は、付勢部材9の付勢力によって、出力側ラジアル軸受5の反出力側L2の面522に弾性をもって押圧されている。環状部材16の外径寸法は出力側ラジアル軸受5のフランジ部52と同等である。
ここで、環状部材16の反出力側L2の面162は永久磁石11の出力側L1の面に接しており、摺動不能であるのに対して、環状部材16の出力側L1の面161は、出力側ラジアル軸受5の反出力側L2の面522に対して摺動可能である。従って、本形態では、環状部材16の出力側L1の面161によって、ロータ10においてモータ軸線方向Lの出力側L1に向く被支持面19が構成され、固定体2には、出力側ラジアル軸受5の反出力側L2の面522によって、ロータ10の被支持面19を、被支持面19より出力側L1で摺動可能に支持する支持面29が構成されている。
なお、環状部材16は、回転軸12に対してモータ軸線方向Lに移動可能な状態で嵌められている構成、および回転軸12に対して圧入されてモータ軸線方向Lに移動不能な状態で嵌められている構成のいずれであってもよく、本形態において、環状部材16は、回転軸12に対して圧入されてモータ軸線方向Lに移動不能な状態にある。
かかるステッピングモータ1において、固定体2とロータ10との間には、固定体2側の支持面29(出力側ラジアル軸受5の反出力側L2の面522)とロータ10側の被支持面19(環状部材16の出力側L1の面161)との摺動部分、出力側ラジアル軸受5と回転軸12との摺動部分、反出力側ラジアル軸受8と回転軸12との摺動部分、ワッシャ41と付勢部材9の反出力側L2の端部との摺動部分、およびワッシャ42と付勢部材9の出力側L1の端部との摺動部分が存在し、ロータ10には第1摺動負荷Ta(ロータ10に加わる全体の摺動負荷)が加わる。
但し、ロータ10に加わる全体の摺動負荷(第1摺動負荷Ta)のうち、固定体2側の支持面29とロータ10側の被支持面19との摺動部分での摺動負荷(第2摺動負荷Tb)は、他の摺動部分での摺動負荷に比して大である。また、本形態でも、実施の形態1と同様、第1摺動負荷Taと第2摺動負荷Tbとは、下式で示す関係
第2摺動負荷Tb<第1摺動負荷Ta
にある。
また、本形態でも、実施の形態1と同様、第1摺動負荷Taおよび第2摺動負荷Tbは、ディテントトルクTdおよび動トルクTeに対して、下式で示す関係
Td<Tb<Ta<Te
を満たすように設定されている。
このため、本形態のステッピングモータ1でも、実施の形態1と同様、ステータ20への励磁電流の供給を停止して、ロータ10を所定の位置に停止させようとした際、ディテントトルクTdがロータ10に加わった場合でも、第1摺動負荷Taによって、ロータ10が所定位置で停止する。それ故、ロータ10の停止位置の精度を高めることができる。また、第1摺動負荷Taを適正に設定するにあたって、ロータ10を出力側L1に付勢する付勢部材9を設けるとともに、ロータ10の出力側L1に向く被支持面19と固定体2側の支持面29とをモータ軸線方向Lで接触させる。従って、支持面29と被支持面19との間には大きな第2摺動負荷Tbが発生し、かかる第2摺動負荷Tbは、他の摺動部分での摺動負荷に比してレベルが大きく、しかも、安定している。それ故、ロータ10に加わる第1摺動負荷Taを確実にディテントトルクTdより大で、動トルクTeより小さい条件に設定することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
また、この実施の形態2に係るステッピングモータにおいても、コイル213、223への通電が断たれた非通電時には、ステータ20のモータ軸線方向Lにおける磁気中心の位置でモータ軸線方向Lと直交するラジアル方向に形成される仮想の平面であるステータ磁気中心仮想平面Aに対して、ロータ10の永久磁石11のモータ軸線方向Lにおける磁気中心の位置でモータ軸線方向Lと直交するラジアル方向に形成される仮想の平面である永久磁石磁気中心仮想平面Bの位置が、一方側(出力側L1)へずれた位置となっている。なお、この実施の形態2においては、図6の位置関係とは異なり、永久磁石磁気中心仮想平面Bの位置は、コイル213、223への通電が断たれた非通電時には、ステータ磁気中心仮想平面Aに対して出力側の位置となる。
[実施の形態2の変形例]
上記実施の形態2では、ロータ10の出力側L1に向く被支持面19を固定体2側で支持する支持面29を構成するにあたって、出力側端板25に保持された出力側ラジアル軸受5を利用した。但し、出力側端板25に対して出力側L1で対向する対向板部および出力側端板25と対向板部とを連結する連結板部とを備えたフレームが用いられている場合、出力側ラジアル軸受5は、フレームの対向板部に保持されて回転軸12の出力側L1の端部を支持することになる。このような場合でも、環状部材等を利用して、回転軸12に対して出力側L1に向く被支持面19を設け、かかる被支持面19を出力側ラジアル軸受5の反出力側L2の面等が支持面29として摺動可能に支持する構成を採用してもよい。
[実施の形態1の変形例1]
図4に示すように、上記実施の形態1の変形例1では、付勢部材9によって反出力側に付勢された回転軸12は、その回転軸12の端部がスラスト方向で当接するキャップ部171を有する。キャップ部171は反出力側端板26に固定されている。この場合、回転軸12の端部とキャップ部171が摺動するため、摺動負荷(第2摺動負荷Tb)が生じるので、この摺動負荷を含めた全体の摺動負荷(第1摺動負荷Ta)が、ディテントトルクTdより大で、動トルクTeより小さくなるように設定する。または、回転軸12の端部とキャップ部171との摺動負荷(第2摺動負荷Tb)が、ディテントトルクTdより大となるように設定する。なお、図4では、反出力側の回転軸12の端部が曲凸面であり、キャップ部171とは点接触しているが、摺動負荷(第2摺動負荷Tb)を得るために、反出力側の回転軸12の端部を平面に形成し、キャップ部171と面接触するようにしてもよい。また、キャップ部171は、円環状の鍔と有底の筒を備えたカップ形状を有しているため、反出力側ラジアル軸受8と反出力側端板26とキャップ部171で囲まれた空間に油等を注入して、摺動負荷を調整してもよい。
[実施の形態1の変形例2]
上記実施の形態1の変形例2では、図5に示すように、モータ軸線方向Lに対して斜めに傾いた姿勢で回転軸12の反出力側の端部を支持するとともに回転軸12に対して付勢する板バネ部182を備えたキャップ部181を備えてもよい。図5では、反出力側の回転軸12の端部が曲凸面であり、キャップ部181が有する板バネ部182と接触して摺動負荷を加えることが可能となる。また、この形態では、回転軸12が回転した場合であっても、板バネ部182によって回転軸12に対して斜めから押圧されているため、回転軸12はラジアル方向に振動することを防止することが可能となる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、付勢部材9として、コイルバネを用いたが、板バネや皿バネ等を用いてもよい。
上記実施の形態では、モータ軸線方向L(スラスト方向)で摺動負荷Taを設定したが、モータ軸線方向Lに対して直交方向(ラジアル方向)で回転軸12と接触して、または回転軸12を押圧して摺動負荷Taを設定してもよい。具体的には、出力側または反出力側のラジアル軸受に形成されるバリをラジアル方向から回転軸12に付勢するようにしてもよい。また、出力側のラジアル軸受と反出力側のラジアル軸受をモータ軸線方向Lから見たときに僅かにラジアル方向へずらして、回転軸12に摺動負荷を加えてもよい。
上記実施の形態では、回転軸12に歯車18が固着されている構成であったが、回転軸12の外周面にリードスクリューが形成されている構成であってもよい。
上記実施の形態では、第1摺動負荷Taおよび第2摺動負荷Tbは、ディテントトルクTdおよび動トルクTeに対して、下式で示す関係
Td<Tb<Ta<Te
を有していたが、下式で示す関係
Tb≦Td<Ta<Te
であってもよい。
1 ステッピングモータ
2 固定体
5 出力側ラジアル軸受(第1ラジアル軸受)
6 反出力側ラジアル軸受(第2ラジアル軸受)
7 出力側ラジアル軸受(第2ラジアル軸受)
8 反出力側ラジアル軸受(第1ラジアル軸受)
9 付勢部材
10 ロータ
11 永久磁石
12 回転軸
15、16 環状部材
20 ステータ
51、61、71、81 ラジアル軸受の筒部
52、62、72、82 ラジアル軸受のフランジ部
152 環状部材の反出力側の面(被支持面)
161 環状部材の出力側の面(被支持面)
171、181 キャップ部
182 板バネ部
217、227 極歯
522 出力側ラジアル軸受の反出力側の面(支持面)
821 反出力側ラジアル軸受の出力側の面(支持面)
A ステータ磁気中心仮想平面
B 永久磁石磁気中心仮想平面
L モータ軸線方向
L1 出力側
L2 反出力側

Claims (22)

  1. 回転軸の外周面に永久磁石を備えたロータと、
    前記永久磁石の外周面に対向する複数の極歯が周方向に配置された筒状のステータを備えた固定体と、
    前記ロータをモータ軸線方向の一方側に向けて付勢する付勢部材と、
    前記固定体側において前記ロータのモータ軸線方向の前記一方側に向く被支持面を当該被支持面より前記一方側で摺動可能に支持する支持面と、
    を有し、
    前記ロータに加わる全体の摺動負荷である第1摺動負荷をTaとし、前記ロータに作用するディテントトルクをTdとし、前記ロータが前記ステータから受ける動トルクをTeとしたとき、
    前記第1摺動負荷Ta、前記ディテントトルクTd、および前記動トルクTeは、以下の式で示す関係
    Td<Ta<Te
    を満たしていることを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記第1摺動負荷Taのうち、前記被支持面と前記支持面との間の第2摺動負荷をTbとしたとき、
    前記第1摺動負荷Ta、前記第2摺動負荷Tb、前記ディテントトルクTd、および前記動トルクTeは、以下の式で示す関係
    Td<Tb<Ta<Te
    を満たしていることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記ロータは、前記永久磁石より前記一方側で前記回転軸に保持された環状部材を備え、
    前記被支持面は、前記環状部材の前記一方側の面からなることを特徴とする請求項2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記環状部材は、前記回転軸に圧入されていることを特徴とする請求項3に記載のステッピングモータ。
  5. 前記固定体は、前記回転軸を前記永久磁石より前記一方側で回転可能に支持する第1ラジアル軸受と、前記回転軸を前記永久磁石より前記モータ軸線方向の他方側で回転可能に支持する第2ラジアル軸受と、を有し、
    前記永久磁石と前記第1ラジアル軸受との間には前記環状部材が配置され、
    前記付勢部材の付勢力により前記環状部材を前記第1ラジアル軸受に当接させ、前記環状部材と前記第1ラジアル軸受との当接による前記第2摺動負荷Tbが前記ディテントトルクTdより大きくなるようにしたことを特徴とする請求項3に記載のステッピングモータ。
  6. 前記第2ラジアル軸受と対向する前記永久磁石の端面には、前記回転軸を囲むように環状凹部が形成され、
    前記付勢部材は、前記第2ラジアル軸受と前記永久磁石との間に配置されて前記永久磁石を前記一方側に付勢するコイルバネであり、前記コイルバネの前記一方側の端部は、前記永久磁石の前記環状凹部の内部に収容されていることを特徴とする請求項5に記載のステッピングモータ。
  7. 前記第1ラジアル軸受は、焼結含油軸受であることを特徴とする請求項5に記載のステッピングモータ。
  8. 前記環状部材は、耐摩耗性および潤滑性に優れた樹脂製の材料で形成されたワッシャであることを特徴とする請求項5に記載のステッピングモータ。
  9. 前記固定体は、前記ロータを前記永久磁石より前記一方側で回転可能に支持する第1ラジアル軸受と、前記ロータを前記永久磁石より前記モータ軸線方向の他方側で回転可能に支持する第2ラジアル軸受と、を有し、
    前記支持面は、前記第1ラジアル軸受の前記他方側に向く面からなることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  10. 前記他方側に向く前記支持面と摺動する前記被支持面の面積は、前記他方側に向く前記支持面の面積と同等または同等以下であることを特徴とする請求項9に記載のステッピングモータ。
  11. 前記第1ラジアル軸受は、前記ステータに直接または別部材を介して固定された筒部と、該筒部より前記他方側で拡径して前記他方側の面が前記被支持面に接するフランジ部と、を有していることを特徴とする請求項9に記載のステッピングモータ。
  12. 前記付勢部材は、コイルバネからなることを特徴とする請求項9に記載のステッピングモータ。
  13. 前記コイルバネは、前記永久磁石と前記第2ラジアル軸受との間に配置されていることを特徴とする請求項12に記載のステッピングモータ。
  14. 前記第1ラジアル軸受は、焼結含油軸受であることを特徴とする請求項9に記載のステッピングモータ。
  15. 前記固定体は、前記回転軸を前記永久磁石より前記一方側で回転可能に支持する第1ラジアル軸受と、前記回転軸を前記永久磁石より前記モータ軸線方向の他方側で回転可能に支持する第2ラジアル軸受と、を有し、
    前記永久磁石と前記第1ラジアル軸受との間には前記環状部材が配置され、
    前記付勢部材の付勢力により前記環状部材を前記第1ラジアル軸受に当接させて、前記第1摺動負荷Taを前記ディテントトルクTdより大きくしたことを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  16. 前記第2ラジアル軸受と対向する前記永久磁石の端面には、前記回転軸を囲むように環状凹部が形成され、前記環状凹部の内部に設けられた接着剤によって、前記永久磁石と前記回転軸とは固定されており、
    前記付勢部材は、前記第2ラジアル軸受と前記永久磁石との間に配置されて前記永久磁石を前記一方側に付勢するコイルバネであり、前記コイルバネの前記一方側の端部は、前記永久磁石の前記環状凹部の内部に収容されていることを特徴とする請求項15に記載のステッピングモータ。
  17. 前記環状部材は、耐摩耗性および潤滑性に優れた樹脂製の材料で形成されたワッシャであることを特徴とする請求項16に記載のステッピングモータ。
  18. (基礎の日本出願請求項6)
    前記支持面は、前記モータ軸線方向の一方側の前記回転軸の端面と摺接するキャップ部からなることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  19. 前記固定体は、前記回転軸を前記永久磁石より前記一方側で回転可能に支持する第1ラジアル軸受と、前記回転軸を前記永久磁石より前記モータ軸線方向の他方側で回転可能に支持する第2ラジアル軸受と、を有し、
    前記第1ラジアル軸受を前記ステータの前記一方側の端面に取り付けた端板に取り付けるとともに、前記端板に前記キャップ部を取り付け、
    前記付勢部材の付勢力により前記回転軸を前記キャップ部に当接させて、前記第1摺動負荷Taを前記ディテントトルクTdより大きくしたことを特徴とする請求項18に記載のステッピングモータ。
  20. 前記キャップ部は、前記回転軸の端面へ付勢する板バネ部からなることを特徴とする請求項18に記載のステッピングモータ。
  21. 前記ステータはコイルを有し、
    前記コイルへの非通電時には、
    前記ステータのモータ軸線方向における磁気中心の位置でモータ軸線方向と直交するラジアル方向に形成される仮想の平面であるステータ磁気中心仮想平面に対して、
    前記ロータの前記永久磁石のモータ軸線方向における磁気中心の位置でモータ軸線方向と直交するラジアル方向に形成される仮想の平面である永久磁石磁気中心仮想平面の位置が、前記一方側へずれた位置に配置されてなることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  22. 前記ステータは、一方側に配置された筒状の第1ステータ組と他方側に配置された筒状の第2ステータ組とが、モータ軸線方向に並んで配置され、
    前記第1ステータ組は、第1インシュレータに巻回された第1コイルと、前記第1インシュレータのモータ軸線方向の両側に配置された第1ステータコア対とで形成され、
    前記第2ステータ組は、第2インシュレータに巻回された第2コイルと、前記第2インシュレータのモータ軸線方向の両側に配置された第2ステータコア対とで形成され、
    前記ステータ磁気中心仮想平面は、モータ軸線方向における前記第1コイルと前記第2コイルの間に形成されることを特徴とする請求項21に記載のステッピングモータ。
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