JP2019180135A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数でロータを軸線方向に付勢することができるとともに、摺動部分を限定することのできるモータを提供すること。【解決手段】モータ1は、回転軸31の外周面から径方向外側に張り出した胴部33(永久磁石32)を備えたロータ30と、胴部33の外周面に対向する筒状のステータ20とを有している。ステータ20を含む固定体2は、胴部33の軸線L方向の一方側Laの端部331と対向する第1支持部201(軸受92)と、ロータ30を軸線L方向の他方側Lbから支持する第2支持部202(軸受91)とを有している。第1支持部201と胴部33との間には、ロータ30と一体に回転する摺動部材96が配置され、摺動部材96と胴部33との間には、ロータ30を軸線L方向の他方側Lbに付勢する付勢部材97が配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、ロータを軸線方向の一方側に付勢する付勢部材を備えたモータに関するものである。
モータにおいて、ロータの軸線方向のガタつきを抑制するにあっては、ロータを付勢部材によって軸線方向に付勢する態様が採用される。一方、特許文献1に記載のモータでは、ロータの永久磁石の出力側端部とラジアル軸受との間に金属製の第1ワッシャ、コイルスプリング、および金属製の第2ワッシャを順に配置し、ロータを反出力側に向けて付勢した態様が採用されている。
特開2014−212686号公報
特許文献1に記載の態様では、2つの金属製のワッシャを必要とするため、部品点数が多い。また、特許文献1に記載の態様では、第1ワッシャとコイルスプリングとの間、およびコイルスプリングと第2ワッシャとの間のいずれの部分が摺動部分になるか限定しにくい。また、ラジアル軸受と第1ワッシャとの間、および第2ワッシャと永久磁石との間が摺動部分になる可能性もある。それ故、摺動部分を限定できないため、摺動抵抗の低減や摩耗に対する対策が行いにくいという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、少ない部品点数でロータを軸線方向に付勢することができるとともに、摺動部分を限定することのできるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、回転軸の外周面から径方向外側に張り出した胴部を備えたロータと、前記胴部の外周面に対向する筒状のステータ、前記胴部の軸線方向の一方側端部と対向する第1支持部、および前記ロータを前記軸線方向の他方側から支持する第2支持部を備えた固定体と、前記第1支持部と前記胴部との間に配置され、前記ロータが回転した際に前記一方側端部に周方向で係合して、前記第1支持部に対して摺動しながら前記ロータと一体に回転する摺動部材と、前記摺動部材と前記胴部との間に配置されて前記ロータを前記軸線方向の他方側に付勢する付勢部材と、を有することを特徴とする。
本発明では、固定体の第1支持部とロータの胴部との間に、摺動部材および付勢部材が順に配置されており、ロータは、摺動部材および付勢部材からなる2つ部材によって、軸線方向の他方側に付勢された状態で第2支持部に支持される。従って、ロータの軸線方向のガタつきを少ない部品点数で抑制することができる。また、摺動部材は、ロータが回転した際に胴部の一方側端部に周方向で係合して、第1支持部に対して摺動しながらロータと一体に回転する。このため、摺動部分が摺動部材と第1支持部との間に限定されているので、摺動抵抗の低減や摩耗に対する対策を行いやすい。
本発明において、前記摺動部材は、樹脂製である態様を採用することができる。かかる
態様によれば、摺動部材に金属部品を用い場合に比してコストを低減することができる。また、ロータの胴部と係合する部分を摺動部材に形成しやすい。
本発明において、前記付勢部材は、コイルスプリングである態様を採用することができる。かかる態様によれば、回転軸の周りのスペースを利用して付勢部材を配置することができる。
本発明において、前記一方側端部には、前記コイルスプリングの前記胴部側の端部が内側に配置される環状溝が前記回転軸を囲むように形成されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、コイルスプリングの一部が胴部の環状溝内に位置するので、モータの軸線方向の寸法を短くすることができる。また、コイルスプリングの胴部側の端部が径方向に位置ずれすることを抑制することができる。
本発明において、前記一方側端部には、前記摺動部材とは反対側に向けて凹んだ凹部が形成されており、前記摺動部材は、前記付勢部材の前記胴部側とは反対側の端部を受ける板部と、前記板部から前記胴部に向けて突出して前記ロータが回転した際、前記凹部の内壁に周方向から当接する凸部と、を備えている。かかる態様によれば、摺動部材をロータと一体に回転させることができる。
本発明において、前記凸部は、前記凹部の底部に対して前記軸線方向で離間し、前記一方側端部は、前記板部に対して前記軸線方向で離間している態様を採用することができる。かかる態様によれば、回転軸に軸線方向の一方側に向かう力が加わったときでも、それに追従して、ロータが軸線方向の一方側に移動可能である。このため、回転軸に軸線方向の一方側に向かう力が加わったときでも、かかる力をロータが軸線方向の一方側に移動することによって吸収することができる。
本発明において、前記一方側端部と前記板部との前記軸線方向における間隔は、前記凸部と前記凹部の底部との前記軸線方向における間隔より広く、前記凸部と前記凹部の底部とが前記軸線方向で当接した際、前記凸部は、径方向外側の縁、および径方向内側の縁を避けた部分で前記凹部の底部と当接する態様を採用することができる。かかる態様によれば、回転軸に軸線方向の一方側の力が加わった際にロータが軸線方向の一方側に移動できる範囲を、凸部と凹部の底部との当接によって規定することができる。その際、凸部は、径方向外側の縁、および径方向内側の縁を避けた部分で凹部の底部と当接するため、凸部の変形を抑制することができる。
本発明において、前記一方側端部と前記板部との前記軸線方向における間隔は、前記凸部と前記凹部の底部との前記軸線方向における間隔より狭い態様を採用することができる。かかる態様によれば、回転軸に軸線方向の一方側の力が加わった際にロータが軸線方向の一方側に移動できる範囲を、摺動部材の板部と胴部の端部との当接によって規定することができる。従って、凸部の変形を抑制することができる。
本発明において、前記胴部は、前記回転軸に外周面に固定された永久磁石からなる態様を採用することができる。
本発明において、前記第1支持部は、前記回転軸を回転可能に支持するラジアル軸受の前記胴部側の端面である態様を使用することができる。
本発明では、固定体の第1支持部とロータの胴部との間に、摺動部材および付勢部材が順に配置されており、ロータは、摺動部材および付勢部材からなる2つ部材によって、軸
線方向の他方側に付勢された状態で第2支持部に支持される。従って、ロータの軸線方向のガタつきを少ない部品点数で抑制することができる。また、摺動部材は、ロータが回転した際に胴部の一方側端部に周方向で係合して、第1支持部に対して摺動しながらロータと一体に回転する。このため、摺動部分が摺動部材と第1支持部との間に限定されているので、摺動抵抗の低減や摩耗に対する対策を行いやすい。
本発明を適用したモータの斜視図である。 図1に示すモータの分解斜視図である。 図1に示すモータの断面図である。 図1に示すモータの軸受とロータの胴部との間を拡大して示す断面図である。 図4に示す摺動部材等を軸線方向の一方側からみた斜視図である。 図4に示す摺動部材等を軸線方向の他方側からみた斜視図である。 本発明を適用したモータの凸部の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
(モータの全体構成)
図1は、本発明を適用したモータ1の斜視図である。図2は、図1に示すモータ1の図分解斜視図である。図3は、図1に示すモータ1の断面図である。図1に示すモータ1は、ステッピングモータであり、図2および図3を参照して以下に説明するように、モータケース10、ステータ20、ロータ30、ボビン40、カバー60、およびコネクタハウジング70等からなる。モータ1は、例えば、ガソリンエンジンの混合気流量調整弁(取付対象部材)の駆動源等に使用されるもので、取付状態において高い気密性が要求されるものである。従って、モータ1は、密閉型モータとして構成されている。
モータケース10は、鉄等の磁性金属によってカップ状に形成されており、軸線L方向に円筒状に延在する周壁部11と、周壁部11の軸線L方向の一方側Laの開口を閉塞するように形成された端板部12とを有している。周壁部11の軸線L方向の他方側Lbは開口部111になっている。
ステータ20は、モータケース10内に配置された筒状体であって、コイル21と、ボビン40と、ヨーク23(外ステータコア)と、ヨーク24(内ステータコア)とを備えている。ヨーク23、24は、金属製の円環状板材であって、内周縁には円周方向に等間隔をおいて軸線方向に屈曲された複数の極歯25が形成されている。ヨーク23、24は各々の極歯25が円周方向で交互に配列するように対向配置された状態で、ヨーク23、24が対となって2組、軸線L方向に配置されている。
ボビン40は、ヨーク23、24を合成樹脂41によってモールドした樹脂成形品であり、ヨーク23、24を金型内にインサートした状態で金型内でインサート射出成形することによって構成される。合成樹脂41は、ヨーク23、24の外周部232、242、および極歯25の内周面を除く部分を覆っており、ヨーク23、24の円環部233、243に重なる部分(フランジ部41)の各間には、コイル21が巻回されるスペースが構成されている。このように構成したステータ20は、ヨーク23、24の外周部232、242がモータケース10の周壁部11の内側に部分的に接するように配置されている。
ボビン40の軸線L方向の他方側Lbの端部には、端子台45が一体に形成されており、端子台45には、モータケース10の軸線L方向の他方側Lbの端部が当接している。端子台45には、軸線L方向と直交する第1方向Xに延在する複数本の端子ピン80が、
軸線L方向および第1方向Xに直交する第2方向Yに並列するように保持されている。端子ピン80の一方の端部81は、コイル21の端部(図示せず)がハンダ等によって接続された状態で、ボビン40に固定されたカバー60によって覆われている。この状態で、モータケース10の開口部111は、端子台45およびカバー60に塞がれている。端子ピン80の他方の端部82は、端子台45から突出し、外部との電気的な接続に用いられる。
ボビン40において、端子台45に対して軸線L方向の一方側Laに位置する部分には、軸線L方向の他方側Lbに凹んだ軸受用穴部46が形成されており、軸受用穴部46の内部には、有底筒状の軸受91が配置されている。軸受91は樹脂製である。軸受91は、有底の筒状部材であって、後述する回転軸31の軸線L方向の他方側Lbの端部310の外周面を回転可能に支持する筒部911と、回転軸31の端部310を軸線L方向の他方側Lbから支持する内底部912とを有している。
ロータ30は、軸線L方向に延在する回転軸31と、回転軸31の外周面に固定された円筒状の永久磁石32とを備えており、永久磁石32の外周面には、周方向にN極とS極とが交互に着磁されている。かかるロータ30では、永久磁石32によって回転軸31から径方向外側に張り出した胴部33が構成されており、ステータ20の極歯25は、ロータ30の胴部33(永久磁石32)に径方向外側で対向している。回転軸31において、軸受91の内底部912で支持される端部310は凸状の曲面になっている。
モータケース10の端板部12には、穴120が形成されており、回転軸31は、一部が穴120から軸線L方向の一方側Laに向けて突出している。本形態において、回転軸31のうち、モータケース10の端板部12から突出する部分には、螺旋溝(図示せず)が形成された出力軸39が形成されている。従って、出力軸39の回転によって、弁体等を直線駆動することができる。
モータケース10の端板部12に形成された穴120には、軸受92が保持されている。軸受92は、焼結体等からなる金属製である。軸受92は、回転軸31を回転可能に支持する筒部921と、筒部921の軸線L方向の他方側Lbの端部から径方向外側に向けて拡がったフランジ部922とを有している。フランジ部922は、ボビン40に圧入固定され、さらにボビン40と端板部12で軸線L方向に挟み込む方法で固定されている。
このように構成したモータ1では、モータケース10の軸線L方向の開口部111が、ボビン40に一体形成された端子台45、およびカバー60によって塞がれ、この状態で、端子台45、カバー60、およびモータケース10の軸線L方向の端部は、樹脂製のコネクタハウジング70によって覆われている。コネクタハウジング70は、組立工程の最終段階において、端子台45、カバー60、およびモータケース10の軸線L方向の端部を覆うようにモールド成形した樹脂部分であり、モータケース10の開口部111等を完全に封止した状態でモータケース10と強固に固定されている。この状態で、モータケース10は、軸線L方向の他方側Lbに位置する部分を除く大部分が露出された状態にある。従って、コイル21で発生した熱を金属製のモータケース10を介して外部に効率よく逃がすことができる。それ故、コイル21の絶縁被膜が溶けることに起因する絶縁不良や、各部材の熱変形、永久磁石32の熱減磁等を抑制することができる。また、樹脂で覆う部分が少なくなることから、小径化、軽量化、および低コスト化を図ることができる。
コネクタハウジング70は、モータケース10の軸線L方向の一方側Laを向く面が、混合気流量調整弁に取り付けるためのフランジ面71となっている。フランジ面71は、モータケース10の軸方向に直交する平面によって形成されており、モータケース10を例えば混合気流量調整弁の開口部に挿入し、この開口部の周縁の平面状の取付面に、直接
もしくはOリング等のシール部材を介して密着させることによって気密を保持するようになっている。
コネクタハウジング70は、端子ピン80の端部82を第1方向Xに開放状態とするように開口した筒状の防水コネクタ部72を備えている。
(ロータ30のガタ付き防止)
図4は、図1に示すモータ1の軸受92とロータ30の胴部33との間を拡大して示す断面図である。図5は、図4に示す摺動部材96等を軸線L方向の一方側Laからみた斜視図である。図6は、図4に示す摺動部材96等を軸線L方向の他方側Lbからみた斜視図である。なお、図5および図6には、ロータ30のうち、永久磁石32(胴部33)のみを示してある。
本形態では、図4を参照して以下に説明するように、モータケース10、ステータ20、ボビン40、および軸受91、92によって、ロータ30を支持する固定体2が構成されており、固定体2は、ロータ30の胴部33の軸線L方向の一方側Laの端部331と対向する第1支持部201と、ロータ30を軸線L方向の他方側Lbから支持する第2支持部202とを有している。本形態において、第1支持部201は、モータケース10の端板部12とボビン40とによって固定された軸受92のフランジ部922であり、第2支持部202は、ボビン40に保持された軸受91の内底部912である。
本形態においては、図4、図5および図6に示すように、固定体2の軸受92のフランジ部922とロータ30の胴部33(永久磁石32)の端部331との間には摺動部材96が配置されており、摺動部材96と胴部33との間には付勢部材97が配置されている。
付勢部材97は、回転軸31の周りに配置されたコイルスプリング970であり、コイルスプリング970の胴部33側の端部971は、胴部33の端部331において、回転軸31を囲むように形成された環状溝332の内側に配置されている。かかる構成は、胴部33において回転軸31が貫通する穴338の開口を含む領域に穴338より大径の穴339を形成することによって形成でき、その結果、穴338(環状溝332)は、円筒部335に囲まれることになる。
環状溝332の底部333では、内縁がテーパ面333aになっている。また、環状溝332の底部333と側壁334との境界はテーパ面333bになっており、コイルスプリング970の端部971は、底部333に対してテーパ面333aとテーパ面333bとの間に当接している。
摺動部材96は、ロータ30が回転した際にロータ30の胴部33(永久磁石32)の端部331と係合し、フランジ部922に対して摺動しながらロータ30と一体に回転する。本形態において、摺動部材96は、樹脂製であり、コイルスプリング970の胴部33側とは反対側の端部972を受ける円形の板部961と、板部961から胴部33に向けて突出した凸部962とを有しており、板部961の中央には、回転軸31が貫通する貫通穴963が形成されている。本形態において、凸部962の内縁962aは、軸線L方向からみたとき、環状溝332と重なっている。
ロータ30の胴部33の端部331には、環状溝332の周りに位置する円筒部335に摺動部材96とは反対側に向けて凹んだ凹部336が形成されており、摺動部材96の凸部962は、凹部336の内側に位置する。従って、ロータ30が回転した際、摺動部材96の凸部962に凹部336の内壁336aが当接し、摺動部材96は、ロータ30
と一体に回転する。本形態において、円筒部335の外周面335aはテーパ面になっている。
本形態において、凸部962は、貫通穴963を挟んで対峙する2ヶ所に形成されている。凹部336は、環状溝332を挟んで対峙する2ヶ所で円筒部335を径方向に切り欠いた切り欠きからなり、2つの凸部962は各々、2つの凹部336の各々の内側に位置する。
ここで、凸部962は、凹部336の底部336bに対して軸線L方向で離間し、端部331(円筒部335)は、板部961に対して軸線L方向で離間している。本形態では、端部331(円筒部335)と板部961との軸線L方向における間隔d1(図4参照)は、凸部962と凹部336の底部336bとの軸線L方向における間隔d2(図4参照)より広い。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1では、固定体2の第1支持部201(軸受92のフランジ部922)とロータ30の胴部33(永久磁石32)との間に、摺動部材96および付勢部材97が順に配置されており、ロータ30は、摺動部材96および付勢部材97からなる2つ部材によって、軸線L方向の他方側Lbに付勢された状態で第2支持部202に支持される。従って、ロータ30の軸線L方向のガタつきを少ない部品点数で抑制することができる。また、摺動部材96は、ロータ30が回転した際に胴部33の軸線L方向の一方側Laの端部331に周方向で係合して、第1支持部201に対して摺動しながらロータ30と一体に回転する。このため、摺動部分が摺動部材96と第1支持部201との間に限定されているので、摺動抵抗の低減や摩耗に対する対策を行いやすい。
また、付勢部材97は、コイルスプリング970であるため、回転軸31の周りのスペースを利用して付勢部材97を配置することができる。また、胴部33の端部331には、コイルスプリング970の胴部33側の端部971が内側に配置される環状溝332が回転軸31を囲むように形成されているため、モータ1の軸線L方向の寸法を短くすることができる。また、コイルスプリング970の胴部33側の端部971が径方向に位置ずれすることを抑制することができる。また、摺動部材96は、樹脂製であるため、コストを低減することができる。また、ロータ30の胴部33と係合する部分を摺動部材96に形成しやすい。
胴部33の端部331には凹部336が形成されており、摺動部材96には凹部336の内壁が周方向から当接する凸部962が形成されている。従って、簡素な構成で、摺動部材96をロータ30と一体に回転させることができる。また、凸部962は、凹部336の底部336bに対して軸線L方向で離間し、端部331(円筒部335)は、板部961に対して軸線L方向で離間している。このため、回転軸31に軸線L方向の一方側Laに向かう力が外部から加わったときでも、それに追従して、ロータ30が軸線L方向の一方側Laに移動可能である。このため、回転軸31に軸線L方向の一方側Laに向かう力が加わったときでも、かかる力をロータ30が軸線L方向の一方側Laに移動することよって吸収することができる。
また、端部331(円筒部335)と板部961との軸線L方向における間隔d1は、凸部962と凹部336の底部336bとの軸線L方向における間隔d2より広い。従って、本形態では、回転軸31に軸線L方向の一方側Laの力が加わった際にロータ30が軸線L方向の一方側Laに移動できる範囲を、凸部962と凹部336の底部336bとの当接によって規定することができる。
(本発明の変形例1)
図7は、本発明を適用したモータ1の凸部962の変形例を示す断面図である。なお、図7には、ロータ30のうち、永久磁石32(胴部33)のみを示してある。図7に示すように、本形態でも、図1〜図6を参照して説明した上記実施形態と同様、端部331(円筒部335)と板部961との軸線L方向における間隔d1は、凸部962と凹部336の底部336bとの軸線L方向における間隔d2より広い。従って、回転軸31に軸線L方向の一方側Laの力が加わった際にロータ30が軸線L方向の一方側Laに移動できる範囲を、凸部962と凹部336の底部336bとの当接によって規定することができる。ここで、凸部962の内縁962aは、軸線L方向からみたとき、環状溝332と重なっている。
本形態では、凸部962の外縁がテーパ面962bになっている。このため、回転軸31に軸線L方向の一方側Laの力が加わって、ロータ30が軸線L方向の一方側Laに移動した際でも、凸部962の内縁962a、および外縁(テーパ面962b)が胴部33と当接せず、凸部962は、径方向外側の縁、および径方向内側の縁(内縁962a)を避けた部分で凹部336の底部336bと当接する。従って、摺動部材96が樹脂製であっても、凸部962が変形しにくい。
(本発明の変形例2)
図示を省略するが、本形態では、上記実施形態とは反対に、端部331(円筒部335)と板部961との軸線L方向における間隔d1が、凸部962と凹部336の底部336bとの軸線L方向における間隔d2より狭い。従って、回転軸31に軸線L方向の一方側Laの力が加わった際にロータ30が軸線L方向の一方側Laに移動できる範囲を、摺動部材96の板部961と胴部33の端部331(円筒部335)との当接によって規定することになる。従って、摺動部材96が樹脂製であっても、凸部962の変形を抑制することができる。また、円筒部335の外周面335aは、テーパ面になっているため、摺動部材96の板部961と胴部33の端部331(円筒部335)とが当接した際、円筒部335が板部961の外縁に接することがない。従って、摺動部材96が樹脂製であっても、板部961の損傷等を抑制することができる。
(別の実施形態)
上記実施形態では、ロータ30の胴部33が永久磁石32によって構成されていたが、回転軸31の大径部に永久磁石32が固定されている場合、回転軸31の大径部と永久磁石32とによって、ロータ30の胴部33が構成される。このような構成の場合に本発明を適用してもよい。上記実施形態では、固定体2において、ロータ30の胴部33と対向する第1支持部201が、軸受92のフランジ部922であったが、ステータ20の端部に固定した端板等によって第1支持部201が構成されている場合に本発明を適用してもよい。上記実施形態では、モータ1がステッピングモータであったが、他の種類のモータに対して本発明を適用してもよい。
(さらに別の実施形態)
軸受92はボビン40への圧入とボビン40と端板部12で挟み込むことで構成しているが、軸受92はモータケース10へカシメなどで直接固定してもよい。
1…モータ、2…固定体、10…モータケース、11…周壁部、12…端板部、20…ステータ、21…コイル、23、24…ヨーク、25…極歯、30…ロータ、31…回転軸、32…永久磁石、33…胴部、39…出力軸、40…ボビン、41…合成樹脂、45…端子台、46…軸受用穴部、60…カバー、70…コネクタハウジング、72…防水コネクタ部、80…端子ピン、91、92…軸受、96…摺動部材、97…付勢部材、201
…第1支持部、202…第2支持部、332…環状溝、334…側壁、335…円筒部、336…凹部、336a…内壁、921…筒部、922…フランジ部、961…板部、962…凸部、970…コイルスプリング

Claims (10)

  1. 回転軸の外周面から径方向外側に張り出した胴部を備えたロータと、
    前記胴部の外周面に対向する筒状のステータ、前記胴部の軸線方向の一方側端部と対向する第1支持部、および前記ロータを前記軸線方向の他方側から支持する第2支持部を備えた固定体と、
    前記第1支持部と前記胴部との間に配置され、前記ロータが回転した際に前記一方側端部に周方向で係合して、前記第1支持部に対して摺動しながら前記ロータと一体に回転する摺動部材と、
    前記摺動部材と前記胴部との間に配置されて前記ロータを前記軸線方向の他方側に付勢する付勢部材と、
    を有することを特徴とするモータ。
  2. 前記摺動部材は、樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記付勢部材は、コイルスプリングであることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記一方側端部には、前記コイルスプリングの前記胴部側の端部が内側に配置される環状溝が前記回転軸を囲むように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. 前記一方側端部には、前記摺動部材とは反対側に向けて凹んだ凹部が形成されており、
    前記摺動部材は、前記付勢部材の前記胴部側とは反対側の端部を受ける板部と、前記板部から前記胴部に向けて突出して前記ロータが回転した際、前記凹部の内壁に周方向から当接する凸部と、を備えていることを特徴とする請求項1から4までの何れか一項に記載のモータ。
  6. 前記凸部は、前記凹部の底部に対して前記軸線方向で離間し、
    前記一方側端部は、前記板部に対して前記軸線方向で離間していることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 前記一方側端部と前記板部との前記軸線方向における間隔は、前記凸部と前記凹部の底部との前記軸線方向における間隔より広く、
    前記凸部と前記凹部の底部とが前記軸線方向で当接した際、前記凸部は、径方向外側の縁、および径方向内側の縁を避けた部分で前記凹部の底部と当接することを特徴とする請求項6に記載のモータ。
  8. 前記一方側端部と前記板部との前記軸線方向における間隔は、前記凸部と前記凹部の底部との前記軸線方向における間隔より狭いことを特徴とする請求項6に記載のモータ。
  9. 前記胴部は、前記回転軸に外周面に固定された永久磁石からなることを特徴とする請求項1から8までの何れか一項に記載のモータ。
  10. 前記第1支持部は、前記回転軸を回転可能に支持するラジアル軸受の前記胴部側の端面であることを特徴とする請求項1から9までの何れか一項に記載のモータ。
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