JP7400249B2 - 気体動圧軸受、モータ、ファンモータおよび直列式ファンモータ - Google Patents

気体動圧軸受、モータ、ファンモータおよび直列式ファンモータ Download PDF

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Description

本発明は、気体動圧軸受と、当該気体動圧軸受を有するモータと、当該モータおよびインペラを有するファンモータと、当該ファンモータを有する直列式ファンモータに関する。
従来、気体動圧軸受を用いたモータが知られている。モータの回転部材は、静止部材に対して、気体動圧軸受を介して回転可能に支持される。気体動圧軸受が形成される部位における、回転部材と静止部材との間には、微小な間隙が設けられる。また、回転部材と静止部材の少なくとも一方の、当該間隙を構成する面には、動圧発生溝が設けられる。さらに、モータの回転部材を、静止部材に対して軸方向に支持するスラスト軸受が設けられる。モータの回転部材は、スラスト軸受の磁石により軸方向に支持される。従来の気体動圧軸受を用いたモータの構造については、例えば、特開2003-166534号公報に記載されている。
特開2003-166534号公報
特開2003-166534号公報の気体動圧軸受装置では、軸方向に力がかかった際に、十分に支持することができていなかった。例えば、モータに軸方向からの外力がかかった際に、ハウジング等の部材に接触してしまうことが考えられる。他にも、軸流ファンなどに気体動圧軸受装置を採用した際に、揚力が発生するため、モータが浮上してしまうことが考えられる
したがって、本発明の目的は、軸方向に力がかかった場合であっても、気体動圧軸受を支持させる構造を提供することである。
本発明の例示的な発明は、中心軸を中心に回転可能であり、シャフト動圧部を有するシャフトと、シャフト動圧部と径方向に隙間を介して対向するスリーブ動圧部を有するスリーブと、を有する気体動圧軸受である。気体動圧軸受の軸方向一方側には、シャフトに支持された回転側マグネットおよびスリーブに支持された第一固定側マグネットおよび第二固定側マグネットにより軸方向に位置決め可能なスラスト軸受部を有する。回転側マグネットは、軸方向に延びる筒状であって、軸方向に異なる磁極を有する。第一固定側マグネットは、軸方向に延びる筒状であって、回転側マグネットと径方向に隙間を介して対向し、前記回転側マグネットの前記磁極と径方向に異なる磁極を有する。第二固定側マグネットは、回転側マグネットよりも軸方向一方側に位置し、回転マグネットと軸方向に隙間を介して対向する。
また、上記の気体動圧軸受と、シャフトと一体に回転する回転部と、スリーブと一体の静止部と、を有するモータを有する。
また、上述の回転部と一体に回転する羽根を有するインペラと、静止部と一体のハウジングと、を有するファンモータを有する。
また、上述のファンモータと、中心軸に沿ってシャフトと一体に回転する回転部およびインペラと、スリーブと一体の静止部およびハウジングと、シャフトに支持された回転側マグネットおよびスリーブに支持された固定側マグネットにより軸方向に位置決め可能な気体動圧軸受と、を有する第二ファンモータを有する。第二ファンモータは、上述のファンモータよりも軸方向一方側に位置する直列式ファンモータである。
本発明の例示的な発明によれば、軸方向に力がかかった場合であっても、気体動圧軸受を支持させることができる。すなわち、モータの回転部を支持させることができ、しいては、回転部の浮上を抑制させることができる。なお、本発明は、直列式ファンモータへも適用可能である。
図1は、第1実施形態に係るファンモータの縦断面図である。 図2は、第1実施形態に係るスリーブの縦断面図である。 図3は、第1実施形態に係るスラスト軸受部の縦断面図である。 図4は、第1実施形態の変形例に係るスラスト軸受部の縦断面図である。 図5は、第2実施形態に係る直列式ファンモータの縦断面図である。 図6は、第2実施形態に係るスラスト軸受部の縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、後述するモータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、後述するベース部材に対して回転部側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータおよびファンモータの使用時の向きを限定する意図はない。また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。また、軸方向の一方側は、図1における下側を指し、軸方向の他方側は、図1における上側を指す。
<1.第1実施形態>
<1-1.ファンモータの構成>
本発明の第1実施形態に係るファンモータ1は、例えば、パソコンの筐体の内部に搭載され、冷却用の空気流を供給する装置として使用される。ただし、ファンモータ1は、冷蔵庫等の家電製品、車載用ヘッドライト等の高温となる機器、または複数の電子機器が配置されたサーバシステム等の空間に、冷却用の空気流を供給する装置として用いられてもよい。図1は、本発明の第1実施形態に係るファンモータ1の縦断面図である。図1に示すとおり、ファンモータ1は、モータ10と、インペラ50と、ハウジング60とを有する。
<1.第1実施形態>
<1-1.ファンモータの構成>
本発明の第1実施形態に係るファンモータ1は、例えば、パソコンの筐体の内部に搭載され、冷却用の空気流を供給する装置として使用される。ただし、ファンモータ1は、冷蔵庫等の家電製品、車載用ヘッドライト等の高温となる機器、または複数の電子機器が配置されたサーバシステム等の空間に、冷却用の空気流を供給する装置として用いられてもよい。図1は、本発明の第1実施形態に係るファンモータ1の縦断面図である。図1に示すとおり、ファンモータ1は、モータ10と、インペラ50と、ハウジング60とを有する。
<1-2.モータの構成>
続いて、モータ10の構成について説明する。モータ10は、駆動電流に応じてインペラ50を回転させる装置である。図1に示すとおり、モータ10は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、ハウジング60に固定され、ハウジング60に対して相対的に静止している。回転部3は、静止部2に対して、上下に延びる中心軸9を中心として後述する気体動圧軸受4を介して回転可能に支持される。
静止部2は、ベース部材21、ステータ22、回路基板23、および軸受部24を有する。
ベース部材21は、ステータ22および回路基板23の一方側において径方向に拡がる板状の部材である。ベース部材21の材料には、例えば、樹脂が用いられる。ただし、ベース部材21の材料には、金属が用いられてもよい。ベース部材21は、中心軸9の周囲において、ベース部材21を軸方向に貫通する貫通孔210を有する。ベース部材21は、後述するハウジング60に、例えば、ねじ止めで固定される。ただし、ベース部材21は、ハウジング60と単一の部材として形成されてもよい。
ステータ22は、ステータコア41、複数のコイル42、インシュレータ43、および絡げピン44を有する電機子である。ステータ22は、ベース部材21の少なくとも一部よりも上方に位置する。ステータコア41は、例えば、珪素鋼板等の電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア41を含むステータ22は、例えば、後述するスリーブ25の外周面に、接着剤で直接的に固定されることによって、ベース部材21に間接的に支持される。なお、ステータ22は、別部材(図示省略)を介して、後述するスリーブ25の外周面に間接的に固定されてもよい。
また、ステータコア41は、円環状のコアバック411と、コアバック411から径方向外側へ向けて突出する複数のティース412と、を有する。インシュレータ43は、後述する複数のコイル42を構成する導線とステータコア41とを絶縁するために用いられる。インシュレータ43は、ステータコア41の表面の少なくとも一部を覆う。また、インシュレータ43は、後述するスリーブ25の径方向外側に位置する。インシュレータ43の材料には、絶縁体である樹脂が用いられる。インシュレータ43の詳細な構成については、後述する。複数のコイル42は、複数のティース412の周囲にインシュレータ43を介して巻かれた、導線の集合体である。複数のティース412および複数のコイル42は、好ましくは、中心軸9を中心とした周方向に、円環状に略等間隔に配列される。
回路基板23は、ステータ22の少なくとも一部の一方側に位置し、中心軸9に対して略垂直に配置される。回路基板23は、インシュレータ43の一方側端部付近に、例えば、溶着により固定される。回路基板23は、ステータ22と電気的に接続される。回路基板23には、コイル42に駆動電流を供給するための電気回路が搭載される。コイル42を構成する導線の端部は、回路基板23の電気回路と電気的に接続される。モータ10の駆動電流は、外部電源(図示省略)から、回路基板23および導線を介して、コイル42に供給される。
ステータ22の絡げピン44は、コイル42を構成する導線の回路基板23への接続を容易にして接続不良を低減するために用いられる。コイル42から引き出された導線の端部は、絡げピン44に絡げられる。絡げピン44の一方側端部は、回路基板23に電気的に接続されるとともに、回路基板23に半田付けにより固定される。また、インシュレータ43は、絡げピン44の外周面の一部を円筒状に覆う。これにより、絡げピン44が支持されるとともに、絡げピン44に絡げられた導線の端部以外のコイル42と絡げピン44とが短絡することによる耐圧不良を防止できる。
軸受部24は、後述するシャフト31を回転可能に支持する部位である。軸受部24の材料には、例えば、金属が用いられる。軸受部24は、シャフト31の周囲において、軸方向に円筒状に延びるスリーブ25と、シャフト31とスリーブ25を軸方向に支持するスラスト軸受部5と、スリーブ25の一方側端部の開口を塞ぐ円盤状のキャップ26とを有する。スリーブ25の内周面は、シャフト31の外周面と、径方向に対向している。スリーブ25の一方側は、ベース部材21の貫通孔210内に挿入され、例えば接着剤で、ベース部材21に固定される。
スリーブ25の一方側の内周面側のスラスト軸受部5には、第一固定側マグネット251が、例えば、接着剤で固定される。第一固定側マグネット251は、中心軸9を中心として筒状に配置される。第一固定側マグネット251の内周面は、N極とS極とが軸方向に配列された磁極面となっている。また、第一固定側マグネット251の内周面は、後述する回転側マグネット311の外周面と、径方向に間隙を介して対向する。
第一固定側マグネット251の軸方向端面には、固定側補助部材253、254が、例えば接着剤で固定されている。固定側補助部材253、254は、中心軸9を中心として環状に配置される。固定側補助部材253、254の内周面径は、第一固定側マグネット251の内周面径と略同じである。また、固定側補助部材253、254の内周面は、後述する回転側補助部材313、314の外周面と、径方向に間隙を介して対向する。
第二固定側マグネット261が、キャップ26の軸方向他方側の端面に、例えば、接着剤で固定される。第二固定側マグネット261は、中心軸9を中心として筒状に配置される。第二固定側マグネット261は、N極とS極とが軸方向に配列される。また、第二固定側マグネット261の軸方向他方側の面は、後述する回転側マグネット311の軸方向一方側の面と、軸方向に間隙を介して対向する。
回転部3は、シャフト31、ロータハブ部32、および駆動マグネット33を有する。
シャフト31は、中心軸9に沿って配置され、軸方向に延びる円柱状の部材である。シャフト31は、ロータハブ部32と一体であっても、別の部材であってもよい。シャフト31の材料には、例えば、ステンレス等の金属が使用される。シャフト31の外周面と、スリーブ25の内周面とは、僅かな隙間300を介して径方向に対向する。また、シャフト31の一方側は、一方側へ向かうにつれて段階的に径が小さくなる。シャフト31の一方側端部付近の外周面側に位置するスラスト軸受部5には、回転側マグネット311が、例えば、接着剤で固定される。回転側マグネット311は、中心軸9を中心として筒状に配置される。回転側マグネット311の外周面は、S極とN極とが軸方向に配列された磁極面となっている。また、回転側マグネット311の外周面は、第一固定側マグネット251の内周面と、径方向に対向する。これにより、回転側マグネット311の外周面と第一固定側マグネット251の内周面との間の磁力の引き合いにより、第一固定側マグネット251を含むスリーブ25に対して、回転側マグネット311を含むシャフト31が、軸方向に非接触状態で支持される。その結果、モータ10の駆動時における、回転部3の軸方向の位置が安定する。
ここで、回転側マグネット311の軸方向一方側の端面は、第二固定側マグネット261の軸方向他方側の端面と、軸方向に対向する。より詳細には、回転側マグネット311におけるN極とS極との境界面は、第二固定側マグネット261におけるN極とS極との境界面と互いに対向する。換言すると、回転側マグネット311におけるN極とS極との境界面は、第二固定側マグネット261におけるN極とS極との境界面と向きあう。これにより、回転側マグネット311の軸方向一方側の端面と第二固定側マグネット261の軸方向他方側の端面との間の磁力の引き合いもしくは反発により、第二固定側マグネット261を含むキャップ26およびスリーブ25に対して、回転側マグネット311を含むシャフト31が、軸方向に非接触状態で支持される。これにより、特に軸方向に力がかかった場合であっても、回転部3の軸方向の位置が安定する。
また、回転側マグネット311の軸方向端面には、回転側補助部材313、314が、例えば接着剤で固定されている。回転側補助部材313、314は、中心軸9を中心として環状に配置される。回転側補助部材313、314の外周面径は、回転側マグネット311の外周面径と略同じである。また、回転側補助部材313、314の外周面は、上記固定側補助部材253、254の内周面と、径方向に間隙を介して対向する。
ロータハブ部32は、シャフト31の周囲において環状に拡がる部材である。ロータハブ部32は、ハブ天板部321とハブ筒状部322とを有する。ハブ天板部321は、ステータ22の他方側に位置し、シャフト31の他方側端部付近から径方向外側へ向けて円環状に拡がる部位である。ハブ天板部321の径方向内側には、ロータハブ部32を軸方向に貫くハブ貫通孔320が設けられている。シャフト31の他方側端部付近の部位は、ロータハブ部32の当該ハブ貫通孔320に圧入される。これにより、ロータハブ部32は、インシュレータ43よりも軸方向他方側においてシャフト31に固定される。ただし、シャフト31とロータハブ部32とは、接着または焼き嵌め等の他の方法で、互いに固定されてもよい。ハブ筒状部322は、ハブ天板部321の外縁から一方側へ向けて略円筒状に延びる部位である。ハブ筒状部322は、中心軸9と略同軸に配置される。ハブ筒状部322の内周面には、駆動マグネット33の外周面が固定される。そして、ハブ筒状部322は、駆動マグネット33を支持する。ロータハブ部32の材料には、鉄等の磁性体が用いられる。これにより、駆動マグネット33から発生した磁束が外部に逃げてしまうことを抑制できる。
駆動マグネット33は、ロータハブ部32のハブ筒状部322の内周面に、例えば、接着剤で固定される。駆動マグネット33は、略円筒形状であり、ステータ22の径方向外側に位置する。駆動マグネット33の内周面には、N極とS極とが周方向に交互に着磁される。また、駆動マグネット33の内周面は、複数のティース412の径方向外側の端面と、僅かな間隙を介して径方向に対向する。すなわち駆動マグネット33は、ステータ22と径方向に対向する磁極面を有する。ただし、略円筒形状の駆動マグネット33に代えて、複数のマグネットを用いてもよい。複数のマグネットを用いる場合には、N極の磁極面とS極の磁極面とが周方向に交互に並ぶように、ハブ筒状部322の内周面に配置すればよい。なお、駆動マグネット33は、鉄製のヨークを介してハブ筒状部322に間接的に固定されてもよい。
このようなモータ10において、コイル42に駆動電流を供給すると、コイル42の磁芯である複数のティース412に磁束が生じる。また、ステータ22および駆動マグネット33を通る磁気回路が形成される。そして、ティース412と駆動マグネット33との間の磁束の作用により、静止部2と回転部3との間に、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、後述する気体動圧軸受4を介して中心軸9の周りを回転する。また、ロータハブ部32に支持された後述するインペラ50は、回転部3とともに中心軸9を中心として回転する。
ここで、気体動圧軸受4の構成について説明する。上述のとおり、スリーブ25を含む静止部2と、シャフト31を含む回転部3とは、微小な隙間300を介して径方向に対向している。隙間300には、空気等の気体が介在している。ただし、隙間300には、空気以外の気体、または空気と空気以外の気体との混合気体が介在していてもよい。
図2は、スリーブ25の縦断面図である。図2に示すとおり、スリーブ25は、その内周面に、上ラジアル溝列511と下ラジアル溝列512とを有する。上ラジアル溝列511と下ラジアル溝列512とは、軸方向に間隔をあけて設けられている。上ラジアル溝列511は、一方側へ向かうにつれて周方向一方側へ傾斜する複数の溝を有する。当該複数の溝は、互いに平行に配置される。また、下ラジアル溝列512は、他方側へ向かうにつれて周方向一方側へ傾斜する複数の溝を有する。当該複数の溝は、互いに平行に配置される。ここで、周方向一方側は、図2における左側を示し、モータ10の回転部3の回転方向と同方向となる。なお、上ラジアル溝列511および下ラジアル溝列512は、いずれも、軸方向の中央部へ向かうにつれて周方向一方側へ傾斜する、所謂ヘリングボーン状の溝列であってもよい。モータ10の駆動時には、上ラジアル溝列511および下ラジアル溝列512によって、上ラジアル溝列511と下ラジアル溝列512との軸方向の間に動圧が誘起される。これにより、スリーブ25に対するシャフト31の径方向の支持力が発生する。
すなわち、このモータ10では、スリーブ25の内周面と、シャフト31の外周面とが、気体が介在する隙間300を介して径方向に対向することにより、気体動圧軸受4であるラジアル軸受部が構成される。なお、上ラジアル溝列511および下ラジアル溝列512は、スリーブ25の内周面およびシャフト31の外周面のいずれか一方に設けられていればよい。
上述のとおり、静止部2におけるスリーブ25と、回転部3におけるシャフト31と、これらの間の隙間300に介在する気体とで、気体動圧軸受4が構成されている。回転部3は、気体動圧軸受4によって径方向に支持され、中心軸9を中心として非接触状態で回転する。また、スラスト軸受部5に設けられた第一固定側マグネット251および第二固定側マグネット261と回転側マグネット311との間に生じる磁束によって、スリーブ25に対してシャフト31が、軸方向に非接触状態で支持される。
<1-3.インペラおよびハウジングの構成>
続いて、インペラ50およびハウジング60の構成について説明する。
インペラ50は、インペラカップ51と、複数の羽根52とを有する。インペラカップ51は、ロータハブ部32のハブ天板部321の他方側面とハブ筒状部322の外周面とに固定される。各羽根52は、インペラカップ51から径方向外側に向かって拡がる。複数の羽根52は、互いに周方向に略等間隔に配列されている。インペラカップ51および複数の羽根52は、例えば、樹脂の射出成型により、一繋がりの部材として形成される。ただし、インペラカップ51と複数の羽根52とが、材料の異なる別体の部材で構成されていてもよい。インペラカップ51および複数の羽根52は、モータ10の回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。
なお、変形例として、インペラ50は、ロータハブ部32を介さずに、シャフト31に直接固定される構造であってもよい。例えば、インペラ50は、シャフト31の他方側端部に固定され、かつシャフト31の周囲において環状に拡がるインペラカップ51と、インペラカップ51から径方向外側へ拡がる複数の羽根52と、を有していてもよい。そして、インペラ50は、インペラカップ51の内周面に鉄製のヨークを介して駆動マグネット33の外周面が固定されることによって、駆動マグネット33を支持する構造であってもよい。
ハウジング60は、モータ10およびインペラ50の周囲において、軸方向に筒状に延びる。ハウジング60は、モータ10およびインペラ50を径方向内側に収容する。ハウジング60の一方側の内周面には、モータ10のベース部材21の外周面が固定される。すなわち、モータ10のベース部材21は、ファンモータ1の一方側面を形成する。ハウジング60の径方向内側の空間は、ハウジング60の他方側の開口600を介して外部に露出する。また、ハウジング60の一方側には、ベース部材21を軸方向に貫通する排気口(図示省略)が設けられている。
インペラ50が回転することにより、開口600を介してハウジング60の内部の空間へ、軸方向に気体が吸引される。また、ハウジング60内に吸引された気体は、インペラ50により加速され、インペラ50とハウジング60との間の風洞を、軸方向一方側に流れる。その後、気体は、ベース部材21の排気口(図示省略)を通って、ハウジング60の外部へ排出される。
本実施形態において、軸方向に向かって後述する空気が流れる。本実施形態において、軸方向他方側から軸方向一方側に向かって空気が流れてもよく、軸方向一方側から軸方向他方側に向かって空気が流れてもよい。ここで、ファンモータ1が回転する際、インペラ50が揚力によって吸気側へ浮上しやすくなる。インペラ50が浮上し過ぎると、インペラ50がハウジング60の外部に飛び出してしまうという課題が考えられる。上述の通り、インペラ50に軸方向に力がかかった場合、回転側マグネットと第二固定側マグネットが互いに引き合うことにより、インペラが浮上することを抑えることができる。
<1-4.スラスト軸受部の詳細な構成>
続いて、スラスト軸受部5の詳細な構成について説明する。
図3は、第1実施形態に係るスラスト軸受部の縦断面図である。スラスト軸受部5は、気体動圧軸受4の軸方向一方側で、シャフト31に支持された回転側マグネット311とスリーブ25に支持された第一固定側マグネット251、および、キャップ26に支持された第二固定側マグネット261により軸方向に位置決め可能な軸受である。
スリーブ25は、第一固定側マグネット251を支持する第一固定側マグネット支持部252と、シャフト動圧部315と径方向に対向するスリーブ動圧部255と、スリーブ動圧部255と第一固定側マグネット支持部252とを接続するスリーブ段部256と、を有する。つまり、スリーブ段部256は、スリーブ動圧部255の内径と第一固定側マグネット支持部252の内径とを接続する、中心軸9に略垂直な部位である。
スリーブ動圧部255の内径は、第一固定側マグネット支持部252の内径よりも小さい。また、第一固定側マグネット251の内径は後述する回転側マグネット311よりも大きい。その為、第一固定側マグネット支持部252の内径で支持する第一固定側マグネット251の外径を大きくすることで、第一固定側マグネット251の磁力を強くすることが出来る。
第一固定側マグネット251は、軸方向に延びる筒状であって、軸方向に異なる磁極を有する。また、回転側マグネット311と径方向に隙間を介して対向する。第一固定側マグネット251の少なくとも一つの磁極は、回転側マグネット311の少なくとの一つの磁極と径方向に異なる磁極と対向する。更に、第一固定側マグネット251の軸方向両端部には、強磁性体の固定側補助部材253、254を備えている。なお、強磁性体の固定側補助部材253、254を備えていなくてもよい。
固定側補助部材253、254は、第一固定側マグネット支持部252と径方向に嵌合することで、スリーブ25との高い同軸度を容易に得ることが出来る。また、固定側補助部材253、254の材質は、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性体が望ましい。
スリーブ25と第一固定側マグネット251との組立は、第一固定側マグネット支持部252の内周面へ接着剤を塗布する。次いで、固定側補助部材253を挿入し、第一固定側マグネット251を挿入し、更に固定側補助部材254を挿入する。さらに、後述のキャップ26を挿入し、接着剤を硬化する。また、第一固定側マグネット251と2つの固定側補助部材253、254とを組立後に、第一固定側マグネット支持部252に挿入接着または圧入してもよい。また、圧入、接着、カシメ等の様々な固定方法を選ぶことができる。また、固定側補助部材253、254は、第一固定側マグネット251に磁力で固定されてもよい。
軸受部24は、スリーブ25の軸方向一方側の開口を覆うキャップ26を有する。固定側補助部材254の軸方向一方側端面は、キャップ26の軸方向他方側と軸方向に当接している。こうすることで、軸方向一方側から、固定側補助部材253、254と回転側補助部材313、314の対向面などへの異物の侵入を抑制できる。
スリーブ段部256は、スリーブ動圧部255と第一固定側マグネット支持部252とを接続する。スリーブ動圧部255の内径は、第一固定側マグネット支持部252の内径よりも小さい。その為、固定側補助部材253、254を第一固定側マグネット支持部252に挿入し、スリーブ段部256と軸方向に位置決めすることが出来る。第一固定側マグネット251は、固定側補助部材253、254を介して、キャップ26とスリーブ段部256との間に支持される。その為、第一固定側マグネット251を、第一固定側マグネット支持部252、スリーブ段部256、キャップ26にて支持することが出来るため、径方向、軸方向共に正確な位置に収めることが容易である。また、キャップ26の軸方向位置を、スリーブ段部256からの長さと、固定側補助部材253、254および第一固定側マグネット251の長さで決めることが出来るので、容易に組み立てることが出来る。
キャップ26は、第二固定側マグネット261を支持する第二固定側マグネット支持部262と、スリーブ25と接続されるスリーブ接続部263と、径方向に延びるキャップ平面部264と、キャップ平面部264の中心から軸方向に延びるキャップ凸部265と、を有する。
キャップ26の径方向外面は、スリーブ25の径方向内面と径方向に勘合している。すなわち、スリーブ接続部263は、スリーブ25と接続される。そのため、キャップ26とスリーブ25との結合力により、第一固定側マグネット251を軸方向により確実に固定できる。キャップ26の径方向外面と勘合するスリーブ25の径方向内面は、第一固定側マグネット支持部252の内径と同じであるが、異なっていてもよい。また、スリーブ接続部263は、第一固定側マグネット支持部252よりも径方向外側に位置する。
第二固定側マグネット261は、軸方向に延びる筒状であって、軸方向に異なる磁極を有する。また、第二固定側マグネット261は、回転側マグネット311と軸方向に隙間を介して対向する。より詳細には、第二固定側マグネット261における磁極の境界面は、回転側マグネット311における磁極の境界面と軸方向に隙間を介して対向する。これにより、軸方向に力がかかった場合であっても、気体動圧軸受4を支持させることができる。なお、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311の間に、回転側補助部材314などが介在していたとしても、「隙間を介して対向するもの」とする。第二固定側マグネット261は、径方向において第二固定側マグネット支持部262と接触し、軸方向においてキャップ平面部264と接触する。
図3において、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311は、互いに異なる磁極を向く。すなわち、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311は互いに引き合う。このとき、軸方向他方側に力がかかった場合でも、シャフト31が他方側へ飛び出すことを抑えることができる。また、本実施形態のファンモータ1における空気Fは、軸方向他方側から軸方向一方側に流れる。この時、空気Fによってインペラに揚力が発生するため、モータ全体が軸方向他方側へと向かいやすくなる。したがって、空気Fが軸方向他方側から軸方向一方側に流れる場合において、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311は、互いに異なる磁極を向くことが好ましい。
また、図4において、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311は、互いに同じ磁極を向く。すなわち、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311は互いに反発する。このとき、軸方向一方側に応力がかかった場合でも、シャフト31がキャップ26などに接触することを抑えることができる。また、本実施形態のファンモータ1における空気Fは、軸方向一方側から軸方向他方側に流れる。この時、空気Fによってインペラに揚力が発生するため、モータ全体が軸方向一方側へと向かいやすくなる。したがって、空気Fが軸方向一方側から軸方向他方側に流れる場合において、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311は、互いに同じ磁極を向くことが好ましい。
第一固定側マグネット251の外径は第二固定側マグネット261の内径よりも大きい。すなわち、第一固定側マグネット251と第二固定側マグネット261は径方向において位置がずれる。これにより、第一固定側マグネット251の磁束が第二固定側マグネット261へと向かうことを抑制できる。
回転側マグネット311の内径は第二固定側マグネット261の内径よりも小さい。また、回転側マグネット311の外径は第二固定側マグネット261の外径と略同一である。すなわち、第二固定側マグネット261は、回転側マグネット311よりも径方向の長さが短い。これにより、第二固定側マグネット261の磁束を回転側マグネット311のみに向かいやすくすることができる。
キャップ26と第二固定側マグネット261との組立は、第二固定側マグネット支持部262の内周面へ接着剤を塗布する。その後、第二固定側マグネット261を挿入接着または圧入しても固定する。そして、キャップ26と第二固定側マグネット261が一体となった状態で、前述のスリーブ25と接着剤を介して接続される。なお、上記の組立工程はあくまで例示であり、圧入、接着、カシメ等の様々な固定方法を選ぶことができる。また、キャップ26の内部に第二固定側マグネット261が埋め込まれたものであってもよい
キャップ凸部265は、第二固定側マグネット261よりも径方向内側に位置する。キャップ凸部265は、キャップ平面部264の中央から軸方向他方側に突出する。キャップ凸部265とシャフト31との軸方向における最小の隙間は、第二固定側マグネット261と回転側マグネット311との軸方向における最小の隙間よりも小さい。そのため、回転側マグネット311が第二固定側マグネット261に当たるよりも先に、シャフト31がキャップ凸部265に当たる。これにより、軸方向に力がかかったとしても、回転側マグネット311が第二固定側マグネット261に当たることを抑えることができる。
シャフト31は、回転側マグネット311が支持される回転側マグネット支持部312と、回転側マグネット支持部312の外径よりも外径寸法が大きいシャフト動圧部315とを有する。シャフト動圧部315は、シャフト31の外周面の一部であって、スリーブ25の内周面と気体が介在する隙間300を介して径方向に対向する。つまり、気体動圧軸受4であるラジアル軸受部が構成される部位である。シャフト動圧部315の一部は、上ラジアル溝列511および下ラジアル溝列512と気体が介在する隙間300を介して径方向に対向する。
回転側マグネット311は、軸方向に延びる筒状であって、軸方向に異なる磁極を有する。回転側マグネット311は、第一固定側マグネット251と径方向に隙間を介して対向する。回転側マグネット311の少なくとも一つの磁極は、第一固定側マグネット251の少なくとの一つの磁極と径方向に異なる磁極と対向する。また、回転側マグネット311は、第二固定側マグネット261と軸方向に隙間を介して対向する。更に、回転側マグネット311の軸方向両端部には、強磁性体の回転側補助部材313、314を備えている。なお、強磁性体の回転側補助部材313、314を備えていなくてもよい。
回転側補助部材313、314は、回転側マグネット支持部312と径方向に勘合することで、シャフト31との高い同軸度を容易に得ることが出来る。また、回転側補助部材313、314の材質は、鉄、コバルト、ニッケル等の強磁性体が望ましい。また、鉄の場合には、シャフト31との固定方法において、圧入、接着、カシメ等の様々な方法が選ぶことができる。また、回転側補助部材313、314は、回転側マグネット311に接着などで固定されてもよい。
シャフト動圧部315は、スリーブ動圧部255の内径とわずかな隙間300を介して対向することで気体動圧軸受4となる。従って、スリーブ動圧部255の内径は、シャフト動圧部315の外径よりも僅かに大きい。一方、シャフト動圧部315の外径は、回転側マグネット311の外径よりも大きい。従って、回転側マグネット311はスリーブ25の内径を通すことが出来るので、組立が容易である。
第一固定側マグネット251の軸方向両端面からは、径方向外側に向かう磁束が発生する。この磁束は、径方向内側に配置された回転側マグネット311と直接干渉せず、スラスト軸受部5として作用しない。固定側補助部材253、254を備えることで、多くの磁束が第一固定側マグネット251に向かい、スラスト軸受部5に有効な磁束として作用する。したがって、スラスト軸受に必要な磁力をより少ないスペースで得ることができる。
同様に、回転側マグネット311の軸方向両端面からは、径方向内側に向かう磁束が発生する。径方向内側に向かう磁束は、径方向外側に配置された第一固定側マグネット251と直接干渉せず、スラスト軸受部5として作用しない。回転側補助部材313、314を備えることで、径方向内側に向かう磁束が低減し、発生した磁束の多くが径方向外側に配置した第一固定側マグネット251に向かい、スラスト軸受部5に有効な磁束として作用する。したがって、スラスト軸受に必要な磁力をより少ないスペースで得ることができる。
また、回転側マグネット311と、第一固定側マグネット251の軸方向長さは等しいことが望ましい。径方向に互いに対向する軸方向長さが同じであれば、互いの軸方向位置が変化したときに、元に戻す方向の軸方向の力が働きやすく、スラスト軸受部5として機能する。
ここで、図1に示すように、シャフト31の軸方向一方側の端面とキャップ26の軸方向他方側の端面との隙間は、静止部2と回転部3との軸方向における隙間の中で最も狭い。より詳細に述べると、シャフト31の軸方向一方側の端面とキャップ26の軸方向他方側の端面との隙間は、インペラカップ51の軸方向一方側の端面と回路基板23の軸方向他方側の端面との隙間よりも狭い。また、シャフト31の軸方向一方側の端面とキャップ26の軸方向他方側の端面との隙間は、ハブ天板部321の軸方向一方側の端面とスリーブ25の軸方向他方側の端面との隙間よりも狭い。これにより、静止部2と回転部3が近づいたとしても、始めにシャフト31とキャップ26が接触するため、インペラカップ51が静止部2と接触することがない。したがって、インペラ50に歪みを生じることを抑えることができる。
<2.第2実施形態>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。なお、上記実施形態と共通の内容については、記載を省略することがある。
図5は、第2実施形態に係る直列式ファンモータ100の縦断面図である。直列式ファンモータ100は、軸方向において第一ファンモータ1aと第二ファンモータ1bが直列につながる。第一ファンモータ1aおよび第二ファンモータ2aは同一の中心軸に沿って回転する。本実施形態において、第一ファンモータが第1実施形態におけるファンモータと同じである。ファンモータ1aは、モータ10aと、インペラ50aと、ハウジング60aとを有する。ファンモータ1bは、モータ10bと、インペラ50bと、ハウジング60bとを有する。ハウジング61aとハウジング60bが連結されて直列式ファンモータ100を構成する。ハウジング61aとハウジング60bは、例えば、ねじなどによって固定される。なお、ファンモータは2つを直列につないでいるが、2以上のファンモータをつないでもよい。
第一ファンモータ1aにおけるモータ10aは、静止部2aと回転部3aとを有する。静止部2aは、ハウジング60aに固定され、ハウジング60aに対して相対的に静止している。回転部3aは、静止部2aに対して、上下に延びる中心軸9を中心として気体動圧軸受4aを介して回転可能に支持される。回転部3aは、シャフト31a、ロータハブ部32a、および駆動マグネット33aを有する。シャフト31aの一方側の端部付近の外周面側に位置するスラスト軸受部5aには、回転側マグネット311aが固定される。静止部2aは、ベース部材21a、ステータ22a、回路基板23a、および軸受部24aを有する。軸受部24aは、シャフト31aの周囲において、軸方向に円筒状に延びるスリーブ25aと、シャフト31aとスリーブ25aを軸方向に支持するスラスト軸受部5aと、スリーブ25aの一方側の端部の開口を塞ぐ円盤状のキャップ26aと、を有する。スリーブ25aの一方側の内周面側のスラスト軸受部5aには、第一固定側マグネット251aが固定される。キャップ26aには、第二固定側マグネット261aが固定される。回転側マグネット311aと第一固定側マグネット251aは、径方向に異なる磁極を有して対向する。第二固定側マグネット251aは、回転マグネット311aよりも軸方向一方側に位置し、軸方向に隙間を介して対向する。
第二ファンモータ1bにおけるモータ10bは、静止部2bと回転部3bとを有する。静止部2bは、ハウジング60bに固定され、ハウジング60bに対して相対的に静止している。回転部3bは、静止部2bに対して、上下に延びる中心軸9を中心として気体動圧軸受4bを介して回転可能に支持される。回転部3bは、シャフト31b、ロータハブ部32b、および駆動マグネット33bを有する。シャフト31bの他方側の端部付近の外周面側に位置するスラスト軸受部5bには、回転側マグネット311bが固定される。静止部2bは、ベース部材21b、ステータ22b、回路基板23b、および軸受部24bを有する。軸受部24bは、シャフト31bの周囲において、軸方向に円筒状に延びるスリーブ25bと、シャフト31bとスリーブ25bを軸方向に支持するスラスト軸受部5bを有する。スリーブ25の他方側の内周面側のスラスト軸受部5bには、第一固定側マグネット251bが固定される。回転側マグネット311bと第一固定側マグネット251bは、径方向に異なる磁極を有して対向する。
なお、第二ファンモータ1bは第一ファンモータ1aとの構成が同じであってもよく、異なっていてもよい。例えば、第二ファンモータ1bには樹脂部材70bが設けられてもよい。樹脂部材70bは、ロータハブ32bとシャフト31bとを接続する。また、第二ファンモータ1bのロータハブ32bの天面は、第一ファンモータ1aのロータハブ32aの天面に比べて傾斜してもよい。例えば、第二ファンモータのロータハブ32bの天面は、面取りされている。また、第二ファンモータ1bに、回転側補助部材314bが設けられてもよい。
本実施形態において、空気Fは軸方向他方側から軸方向一方側へと流れる。すなわち、インペラ50aおよびインペラ50bは同じ方向に揚力が働く。本実施形態において、軸方向一方側から見たとき、インペラ50aおよびインペラ50bは逆方向に回転する。なお、第一ファンモータ1aおよび第二ファンモータはそれぞれ同じ方向に回転させてもよい。
ここで、直列式ファンモータにおいて、第一ファンモータ1aおよび第二ファンモータ1bは同じ方向に揚力が働くため、一方のファンモータの回転部が他方のファンモータの静止部に接触することがある。特に、空気Fの向きに対して遠方側である軸方向他方側における第一ファンモータ1aが第二ファンモータ1bに接触することとなる。したがって、軸方向他方側に位置する第一ファンモータ1aに第二固定側マグネット261aを取り付けることにより、直列式ファンモータ100において接触することを抑えることができる。
本実施形態において、第一ファンモータ1aおよび第二ファンモータ1bは互いに反対方向を向いている。すなわち、直列式軸流反転ファンモータである。なお、軸流反転ファンにおいてもインペラ50aおよび50bは逆方向に回転し、同じ方向に揚力が働く。
より詳細には、第一ファンモータ1aにおけるインペラ50aがモータ部10aを軸方向一方側から覆い、第二ファンモータ1bにおけるインペラ50bがモータ部10bを軸方向他方側から覆う。これにより、第一ファンモータ1aのスラスト軸受部5aおよび第二ファンモータ1bにおけるスラスト軸受部5bは、直列式ファンモータ100の軸方向において中央に配置させることができる。これにより、スラスト軸受部5aおよびスラスト軸受部5bを構成する上で、共通のキャップ26aを用いることができる。なお、本実施形態において、キャップ26aは第一ファンモータ1aに保持されるが、これに限らない。キャップ26aは第二ファンモータ1bに保持されてもよい。
図6は、第2実施形態に係るスラスト軸受部の縦断面図である。スラスト軸受部5aは、気体動圧軸受4aの軸方向一方側で、シャフト31aに支持された回転側マグネット311aとスリーブ25aに支持された第一固定側マグネット251a、および、キャップ26aに支持された第二固定側マグネット261aにより軸方向に位置決め可能な軸受である。スラスト軸受部5bは、気体動圧軸受4bの軸方向他方側で、シャフト31bに支持された回転側マグネット311bとスリーブ25bに支持された第一固定側マグネット251bにより軸方向に位置決め可能な軸受である。なお、第一固定側マグネット251a、251bおよび回転側マグネット311a、311bの説明については、実施形態と共通である。
第二固定側マグネット261aは、軸方向に延びる筒状であって、軸方向に異なる磁極を有する。また、第二固定側マグネット261aは、第一ファンモータ1aおよび第二ファンモータ1bの両方における回転側マグネット311a、311bと軸方向に隙間を介して対向する。本実施形態において、第二固定側マグネット261aは、第二ファンモータ1bにおける回転側マグネット311bよりも、第一ファンモータ1aにおける回転側マグネット311aのほうが近い。なお、第二固定側マグネットが、両端に位置する回転側マグネット311a、311bの中間に位置していてもよい。例えば、キャップ26が第一ファンモータ1aおよび第二ファンモータ1bによって固定されてもよい。このとき、キャップ26に貫通孔を形成し、その貫通孔の内部に第二固定側マグネット261aを埋め込んでもよい。
第二固定側マグネット261aにおける磁極の境界面は、両端に位置する回転側マグネット311a、311bにおける磁極の境界面とそれぞれ軸方向に隙間を介して対向する。なお、第二固定側マグネット261aと回転側マグネット311a、311bの間に、回転側補助部材などが介在していたとしても、「隙間を介して対向するもの」とする。第二固定側マグネット261aは、径方向において第二固定側マグネット支持部262aと接触し、軸方向においてキャップ平面部264aと接触する。
本実施形態において、第二固定側マグネット261aと第一ファンモータ1aにおける回転側マグネット311aは、互いに同一の磁極を向く。すなわち、第二固定側マグネット261aと第一ファンモータ1aにおける回転側マグネット311aは、互いに反発する。ここで、本実施形態の直列式ファンモータ100における空気Fは、軸方向他方側から軸方向一方側に流れる。この時、空気Fによってインペラに揚力が発生するため、回転部が軸方向一方側へと向かいやすくなる。したがって、第一ファンモータ1aにおいては、キャップ26aに対して互いに反発するようにマグネットを配置することが好ましい。
本実施形態において、第二固定側マグネット261aと第一ファンモータ1bにおける回転側マグネット311bは、互いに異なる磁極を向く。すなわち、第二固定側マグネット261aと第二ファンモータ1bにおける回転側マグネット311bは、互いに引き合う。ここで、本実施形態の直列式ファンモータ100における空気Fは、軸方向他方側から軸方向一方側に流れる。この時、空気Fによってインペラに揚力が発生するため、モータ全体が軸方向一方側へと向かいやすくなる。したがって、第二ファンモータ1bにおいては、キャップ26aに対して互いに引き合うようにマグネットを配置することが好ましい。
本実施形態において、第一ファンモータ1aにおける回転側マグネット311aおよび第二ファンモータ1bにおける回転側マグネット311bは、組み付けの方向が同じである。同様に、第一ファンモータ1aにおける第一固定側マグネット251aおよび第二ファンモータ1bにおける第一固定側マグネット251bは、組み付けの方向が同じである。より詳細に述べると、第一ファンモータ1a及び第二ファンモータ1bは、それぞれ軸方向に、回転側マグネット311のS極、N極、シャフト31、インペラ50の順で並んでいる。同様に、第一ファンモータ1a及び第二ファンモータ1bは、それぞれ軸方向に、第一固定側マグネット251のN極、S極、スリーブ25、ステータ22の順に並ぶ。すなわち、各スリーブ25に対して、それぞれ第一固定側マグネット251を同じ磁極の向きから挿入することができる。同様に、各シャフト31に対して、それぞれ回転側マグネット251を同じ磁極の向きから挿入することができる。これにより、マグネットの取り付け作業性を改善させることができる。以上より、本実施形態の軸流反転モータにおいて、モータを組み立てる際に共通のファンモータを用いて直列式ファンモータを製造することができる。
キャップ26aは、第二固定側マグネット261aを支持する第一固定側マグネット支持部262aと、スリーブ25aと接続されるスリーブ接続部263aと、径方向に延びるキャップ平面部264aと、キャップ平面部264aの中心から軸方向に延びるキャップ凸部265aと、を有する。
キャップ平面部264aは、径方向内側に向かうにつれて軸方向一方側に湾曲する。本実施形態において、キャップ26aは、第一ファンモータ1aのハウジング60aよりも軸方向一方側に位置する。キャップ平面部264aと第二ファンモータ1bにおけるシャフト31bとの軸方向における最小の隙間は、キャップ26aと第二ファンモータ1bにおける回転側マグネット311bとの軸方向における最小の隙間よりも小さい。そのため、回転側マグネット311bがキャップ26aに当たるよりも先に、シャフト31bがキャップ凸部265aに当たる。これにより、軸方向に力がかかったとして回転側マグネット311がキャップ26aに当たることを抑えることができる。
キャップ凸部265aは、第二固定側マグネット261aよりも径方向内側に位置する。キャップ凸部265aは、キャップ平面部264aの中央から軸方向他方側に突出する。キャップ凸部265aとシャフト31aとの軸方向における隙間は、第二固定側マグネット261aと回転側マグネット311aとの軸方向における隙間よりも小さい。そのため、回転側マグネット311aが第二固定側マグネット261aに当たるよりも先に、シャフト31aがキャップ凸部265aに当たる。これにより、軸方向に力がかかったとして回転側マグネット311aが第二固定側マグネット261aに当たることを抑えることができる。
<3.その他変形例>
なお、気体動圧軸受、スラスト軸受部、モータおよびファンモータの細部の形状は、本発明の各図に示された構成および形状と、相違していてもよい。また、上述の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
例えば、本実施形態において、第二固定側マグネット261はキャップ26に固定されたが、それに限らない。例えば、ベース部材21には貫通孔210が設けられず、ベース部材21がシャフト31の軸方向一方側の面を覆っていてもよい。この時、シャフト31を覆うベース部材21に第二固定側マグネット261が固定される。同様に、スリーブ25が軸方向に貫通せず、シャフト31の軸方向一方側の面を覆っていてもよい。この時、シャフト31を覆うスリーブ25に第二固定側マグネット261が固定される。
例えば、本実施形態において、第二固定側マグネット261は、筒状のマグネットを用いているが、それに限らない。平板状のマグネットを使用してもよい。
本発明は、例えば、モータおよびファンモータに利用できる。
1 ファンモータ
2 静止部
3 回転部
4 気体動圧軸受
5、5a スラスト軸受部
9 中心軸
10 モータ
21 ベース部材
22 ステータ
23 回路基板
24 軸受部
25 スリーブ
251 第一固定側マグネット
252 固定側マグネット支持部
253、254 固定側補助部材
255 スリーブ動圧部
256 スリーブ段部
257 円周溝
26 キャップ
261 第二固定側マグネット
300 隙間
31 シャフト
311、311a 回転側マグネット
312 回転側マグネット支持部
313、314 回転側補助部材
315 シャフト動圧部
32 ロータハブ部
33 駆動マグネット
41 ステータコア
411 コアバック
412 ティース
42 コイル
43 インシュレータ
44 ピン
50 インペラ
51 インペラカップ
52 羽根
60 ハウジング
210 貫通孔
320 ハブ貫通孔
321 ハブ天板部
322 ハブ筒状部
600 開口

Claims (12)

  1. 中心軸を中心に回転可能であり、シャフト動圧部を有するシャフトと、
    前記シャフト動圧部と径方向に隙間を介して対向するスリーブ動圧部を有するスリーブ
    と、
    を有する気体動圧軸受であって、
    前記気体動圧軸受の軸方向一方側には、前記シャフトに支持された回転側マグネットお
    よび前記スリーブに支持された第一固定側マグネットおよび第二固定側マグネットにより
    軸方向に位置決め可能なスラスト軸受部を有し、
    前記回転側マグネットは、軸方向に延びる筒状であって、軸方向に異なる磁極を有し、
    前記第一固定側マグネットは、軸方向に延びる筒状であって、前記回転側マグネットと
    径方向に隙間を介して対向し、前記回転側マグネットの前記磁極と径方向に異なる磁極を
    有し、
    前記第二固定側マグネットは、前記回転側マグネットよりも軸方向一方側に位置し、前
    記回転マグネットと軸方向に隙間を介して対向し、
    前記スリーブは、前記シャフトの軸方向一方側の開口を覆うキャップを有し、
    前記キャップは、前記第二固定側マグネットを保持し、
    前記キャップは、前記第二固定側マグネットよりも径方向内側において、軸方向に延びるキャップ凸部を有する。
  2. 請求項1に記載の気体動圧軸受であって、
    前記第二固定側マグネットは、軸方向に延びる筒状であって、前記回転側マグネットよ
    りも径方向の長さが短い。
  3. 請求項2に記載の気体動圧軸受であって、
    前記回転側マグネットと前記第二固定側マグネットとの軸方向の最小の隙間は、前記シ
    ャフトと前記キャップとの軸方向の最小の隙間よりも広い。
  4. 請求項1からに記載の気体動圧軸受であって、
    前記回転側マグネットと第二固定側マグネットは、互いに異なる磁極を向く。
  5. 請求項1からに記載の気体動圧軸受であって、
    前記回転側マグネットと第二固定側マグネットは、互いに同じ磁極を向く。
  6. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の気体動圧軸受と、
    前記シャフトと一体に回転する回転部と、
    前記スリーブと一体の静止部と、
    を有するモータ。
  7. 請求項に記載の前記モータと、
    前記回転部と一体に回転する羽根を有するインペラと、
    前記静止部と一体のハウジングと、
    を有するファンモータ。
  8. 請求項に記載のファンモータであって、
    前記ファンモータは、軸方向他方側から軸方向一方側に空気を吐き出し、
    前記回転側マグネットと第二固定側マグネットは、互いに異なる磁極を向く。
  9. 請求項に記載のファンモータであって、
    前記ファンモータは、軸方向一方側から軸方向他方側に空気を吐き出し、
    前記回転側マグネットと第二固定側マグネットは、互いに同一の磁極を向く。
  10. 請求項に記載のファンモータと、
    前記中心軸に沿ってシャフトと一体に回転する回転部およびインペラと、スリーブと一
    体の静止部およびハウジングと、シャフトに支持された回転側マグネットおよびスリーブ
    に支持された固定側マグネットにより軸方向に位置決め可能な気体動圧軸受と、を有する
    第二ファンモータと、を有し、
    前記第二ファンモータは、前記ファンモータよりも軸方向一方側に位置する直列式ファ
    ンモータ。
  11. 請求項10に記載の直列式ファンモータであって、
    前記ファンモータと前記第二ファンモータは互いに向きが異なる。
  12. ファンモータと、第二ファンモータと、を有する直列式ファンモータであって、
    前記ファンモータは、
    気体動圧軸受と回転部と静止部とを有するモータと、
    前記回転部と一体に回転する羽根を有するインペラと、
    前記静止部と一体のハウジングと、
    を有し、
    前記気体動圧軸受は、
    中心軸を中心に回転可能であり、シャフト動圧部を有するシャフトと、
    前記シャフト動圧部と径方向に隙間を介して対向するスリーブ動圧部を有するスリーブと、
    を有し、
    前記回転部は、前記シャフトと一体に回転し、
    前記静止部は、前記スリーブと一体であり、
    前記気体動圧軸受の軸方向一方側には、前記シャフトに支持された回転側マグネットおよび前記スリーブに支持された第一固定側マグネットおよび第二固定側マグネットにより軸方向に位置決め可能なスラスト軸受部を有し、
    前記回転側マグネットは、軸方向に延びる筒状であって、軸方向に異なる磁極を有し、 前記第一固定側マグネットは、軸方向に延びる筒状であって、前記回転側マグネットと径方向に隙間を介して対向し、前記回転側マグネットの前記磁極と径方向に異なる磁極を有し、
    前記第二固定側マグネットは、前記回転側マグネットよりも軸方向一方側に位置し、前
    記回転マグネットと軸方向に隙間を介して対向し、
    前記スリーブは、前記シャフトの軸方向一方側の開口を覆うキャップを有し、
    前記キャップは、前記第二固定側マグネットを保持し、
    前記ファンモータは、軸方向一方側から軸方向他方側に空気を吐き出し、
    前記回転側マグネットと前記第二固定側マグネットは、互いに同一の磁極を向き、
    前記第二ファンモータは、
    前記中心軸に沿ってシャフトと一体に回転する回転部およびインペラと、スリーブと一体の静止部およびハウジングと、シャフトに支持された回転側マグネットおよびスリーブに支持された固定側マグネットにより軸方向に位置決め可能な気体動圧軸受と、を有し、
    前記第二ファンモータは、前記ファンモータよりも軸方向一方側に位置する。
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