JP2013138545A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を向上させたモータを提供する。
【解決手段】ブラシモータ1は、ケース2と、シャフト3に固定された鉄心4に巻き付けられた巻線部を有する回転子と、シャフト3に摺接して支持する軸受22と、軸受22を保持するホルダ30とを備えている。ホルダ30は、内周側に軸受22が挿入され先端部側がケース2に形成された開口2aから突出した円筒状の中央部と、ケース2の内面側と巻線部とを遮蔽する外周部とを有した樹脂製部材で構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明はモータに係り、特に、モータ回転軸に摺接して支持する軸受と、軸受を保持する軸受ホルダとを備えたモータに関する。
従来、電気、電子機器や自動車等の移動体には、回転運動型のアクチュエータとしてモータが多用されている。モータは、回転子(ロータ)と固定子(ステータ)とで構成されており、一般に、回転子は外装ケースに固定されたマグネットの磁束により回転トルクを得ており、回転子のモータ回転軸(シャフト)は外装ケースに圧入、固定された軸受で支持されている(例えば、特許文献1参照)。また、モータはアクチュエータとして機能するため、外装ケースには電気、電子機器のモータ取り付け部材にモータ本体を取り付けるためのネジ孔等が形成されている。
このようなアクチュエータにおいて、軸受とモータ回転軸の同軸度を確保するために、軸受と、軸受を保持する軸受ホルダとを一体に構成したモータが開示されている(例えば、特許文献2参照)。また、音の発生防止や摺動摩擦を抑制するために、軸受にオイル溜まり部を形成したモータも開示されている(例えば、特許文献3参照)。
また、モータでは、その種類を問わず小型軽量化の要請が益々高まっており、静音化や出力向上と併せてモータ開発の主流をなしている。
特開2006−094647号公報(図4) 特開2007−209178号公報(段落「0020」) 特開2008−240909号公報(図2)
ところで、モータは、取り付ける前に外装ケースに形成されたネジ孔を介してゴミ(特に磁性体のゴミ)等の異物が侵入すると作動不良の原因となる。また、含油軸受を用いて直流モータを構成した場合には、オイルの外装ケース外への流れ出しにより本体に悪影響を与えたり、オイル切れによりモータの寿命を低下させたりする場合もある。さらに、回転子(モータ回転軸)の軸線を画する軸受と回転子の外側に配されるマグネットの同軸度は重要であり、両者の同軸度が低下すると振動や音の発生原因となる。
本発明は上記事案に鑑み、信頼性を向上させたモータを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、外装ケースと、モータ回転軸に固定された鉄心に巻き付けられた巻線部を有する回転子と、前記モータ回転軸に摺接して支持する軸受と、前記軸受を保持する軸受ホルダと、を備え、前記軸受ホルダのうち前記モータ回転軸の一側に配置された軸受ホルダは、内周側に前記軸受が挿入され先端部側が前記外装ケースに形成された開口から突出した円筒状の中央部と、前記外装ケースの内面側と前記巻線部とを遮蔽する外周部とを有する樹脂製部材であることを特徴とする。
本発明において、耐久性を向上させるために、一側に配置された軸受ホルダの中央部の内周側に複数のオイル溜まり部を設けるようにしてもよい。また、組立性の向上を図るために、一側に配置された軸受ホルダの外周部および外装ケースのいずれか一方に位置決め用突起が突設されており、位置決め用突起が一側に配置された軸受ホルダの外周部および外装ケースのいずれか他方に形成された孔に嵌合することで外装ケースに対し一側に配置された軸受ホルダが位置決めされるようにしてもよい。
また、一側に配置された軸受ホルダの外周部に外装ケースの内面側に当接する複数の突起状当接部を有し、この突起状当接部に前記位置決め用突起を設けるようにしてもよい。このとき、複数の突起状当接部の少なくとも1つの突起状当接部および外装ケースのいずれか一方に位置決め用突起が突設されており、位置決め用突起が少なくとも1つの突起状当接部および外装ケースのいずれか他方に形成された孔に嵌合することで外装ケースに対し一側に配置された軸受ホルダが位置決めされるようにしてもよい。さらに、巻線部の外側に配設され、外装ケースの内周側にそれぞれ離間して固定された複数のマグネットを備え、一側に配置された軸受ホルダの外周部にマグネット側に向けて突設されマグネットの位置決めを行うための複数の突起を設けるようにしてもよい。このとき、マグネットは突起に接着され固定されていてもよい。
さらに、外装ケースの一側に配置された軸受ホルダ側に、モータを固定するためのネジ孔が形成されていてもよい。また、オイル溜まり部は溝状を呈しており、一側に配置された軸受ホルダの中央部の内周側に所定間隔で形成されていてもよい。このとき、一側に配置された軸受ホルダの中央部の内周側に所定間隔で形成されたオイル溜まり部の面積の総和が中央部の内周側の一側に配置された軸受に当接する面積の総和より大きくしてもよい。
本発明によれば、軸受ホルダのうちモータ回転軸の一側に配置された軸受ホルダは、外装ケースの内面側と巻線部とを遮蔽する外周部を有しているので、外装ケースにモータ取り付け用のネジ孔が形成されていても、外周部が巻線部側への異物の侵入を遮断し異物侵入による作動不良を防止でき信頼性を向上させることができるとともに、内周側に軸受が挿入され先端部側が外装ケースに形成された開口から突出した円筒状の中央部を有しているので、モータの容積を小さくでき小型化を図ることができる、という効果を得ることができる。
本発明が適用可能な実施形態のブラシモータの長手方向断面図であり、モータ取り付け部材に取り付けられた状態を示す。 図1のII−II線側から見た実施形態のブラシモータのブラシ支持構成を示す正面図である。 実施形態のブラシモータの分解斜視図である。 図3の矢印IV側から見たホルダの斜視図である。 図3の矢印IV側から見たホルダの平面図であり、(A)はホルダ内側の全体平面図、(B)はオイル溜まり部近傍の拡大平面図である。 オイルの流動方向の説明図であり、(A)はモータ回転時、(B)はモータ停止時の状態を示す。
(構成)
以下、図面を参照して、本発明を、含油軸受を用いたブラシモータに適用した実施の形態について説明する。
<回転子側構成>
図1および図3に示すように、本実施形態のブラシモータ1は、モータ回転軸としてのシャフト3を備えている。本実施形態では、シャフト3の一側(図1の右側)は切り欠かかれているが、他側(図1の左側)を切り欠いてもよい。
シャフト3の長手方向中央部を含む左寄りの位置には、磁束の通路となる鉄心(コア)4がシャフト3に固定されている。鉄心4には複数の溝(コアスロット)が形成されており、これらの溝に巻線(コイル)17が多数回巻き付けられている。このため、鉄心4の両側に巻線17が膨らむように配設された構造となる。なお、鉄心4と巻線17との間には両者の絶縁を保つ絶縁層(プラコ)16が介在しており、絶縁層16の材質には例えばエポキシ樹脂が用いられる。
また、シャフト3には、鉄心4の一側(図1の右側)に配された巻線17から若干離間した位置に、巻線17に流れる電流の方向と相を切り替えるための整流子(コミテータ)9が固定されている。本実施形態では、6片に分割された整流子9が用いられている(図2参照)。なお、整流子9の鉄心4側には巻線17と接続するための接続部が設けられている。
従って、ブラシモータ1では、シャフト3、鉄心4、巻線17、絶縁層16および整流子9により回転子(ロータ)が構成されている。一方、固定子(ステータ)側は次のように構成されている。
<固定子側構成>
回転子を構成する鉄心4および巻線17(巻線部)の外側には、断面が円弧状でモータ(回転子)のトルク発生に必要な磁束を発生させる4つのマグネット(永久磁石)15が配置されている。マグネット15はケース2の内周側にそれぞれ等間隔で固定されている。
ケース2は、鋼板に深絞り加工を施すことで有底円筒状に形成されており、底側(図1の左側)中央には後述するホルダ30の軸受ホルダ部31(円筒状中央部)が貫通するホルダ挿入孔2aが形成されている(図3参照)。ケース2に鋼板が用いられる理由は、発生した磁束の通路を構成するとともに、モータ外部への磁束の漏れを防ぐためである。また、ケース2の底側のホルダ挿入孔2aの周部には、ホルダ30をケース2に対して位置決めするための位置決め孔2bと、ブラシモータ1を機器本体に取り付けるための4つのネジ孔2cが形成されている。
一方、ケース2の開口部側(図1の右側)は円板状のブラケット20で封止されている。ブラケット20の中央には円筒状の軸受ホルダ26を挿通するための開口が形成されている。ブラケット20の材質にはケース2と同様に鋼板が用いられている。なお、本実施形態では、ケース2とブラケット20とでブラシモータ1の外装ケースを構成している。
軸受ホルダ26は軸受23を保持している。軸受23は内周側がシャフト3に摺接するように円形であり、外径側が球状(断面円形)の形状を呈している。このため、軸受23は、外径の略半分側で軸受ホルダ26に当接することで支持されており、外径の他の略半分側で軸受ホルダ26内に収容された座金27に当接することで支持されている。このように軸受23の外径を球状としているのは、モータ始動時にシャフト3の出力側に掛かる荷重をバネとしても機能する座金27によって吸収するためである。なお、軸受ホルダ26にはシャフト3を挿通するための丸孔が形成されている。
図1および図2に示すように、整流子9の周面には黒鉛を主材料とする第1のブラシ5および第2のブラシ6の一端が圧接されており、これら一対のブラシは整流子9の周面に摺接する構造を有している。ブラシ5、6はそれらの一端が整流子9の周面と直角に当接するようにそれぞれブラシケース24、25内に収容されている。なお、本実施形態では、ブラシ5、6の軸線方向の角度が90°を構成する(直交する)ようにブラシケース24、25が配設されている。また、ブラシ5、6には製造上同一(材質、長さ等が同一)のものが用いられている。
ブラシ5、6の間には、第1の捩りコイルバネ7、第2の捩りコイルバネ8がそれぞれ取り付けられた樹脂製の支持プレート10が配置されている。支持プレート10は概ね扇状の形状を呈しており板状部材で構成されている。支持プレート10からはマグネット15側に突出し、捩りコイルバネ7、8のコイル部が挿通された円柱状の位置決め突起13、14が突設されている。また、支持プレート10には捩りコイルバネ7、8のそれぞれの一端を係止するための係止部(空間)が形成されている。
図2に示すように、捩りコイルバネ7、8の他端はブラシ5、6のそれぞれの他端を押圧するように当接している。なお、上述したブラシケース24、25には長手方向に切り欠きが形成されており、ブラシ5、6が損耗しても捩りコイルバネ7、8の他端によるブラシ5、6の他端への圧接が継続して確保されるように構成されている。
支持プレート10の中央部には丸孔が形成されている。丸孔には、ブラケット20の外側に頭部の座部が当接し、ブラケット20に螺設された雌ネジに螺合するネジ部を有する支持部材としてのネジ12の先端部が挿入され、これによって支持プレート10が支持されている。
図1および図2に示すように、ブラシモータ1は電源と接続するためのリード線18を有している。リード線18は、電源のマイナス(−)側に接続されるリード線18aと、プラス(+)側に接続されるリード線18bとで構成されており、リード線18の端部には電源接続用のコネクタが設けられている。なお、リード線18はブラケット20に形成された孔を介して外装ケース内に導入されている。
すなわち、リード線18aは断面コ字状の金属製接続片19aの一側に接続されており、接続片19aの他側は接続線21aを介してブラシ5に接続されている。同様に、リード線18bは断面コ字状の金属製接続片19bの一側に接続されており、接続片19bの他側は接続線21bを介してブラシ6に接続されている。
<ホルダ30>
次に、本発明の特徴の一つであるホルダ30について詳述する。
図1および図3〜図5に示すように、ホルダ30は、一言すれば、中央部が円筒状に突出した円板状(断面ハット(帽子)状)の形状を呈しており、外周部にマグネット15側に向けて突出したマグネット15の位置決め用の複数の突起(マグネット位置決め用柱39)を有した樹脂製部材であるが、詳しくは次のとおりである。
図3に示すように、ケース2の底側(図3の左側)に対向する面側(外側)は、中央部(断面で云えばハット頭部にあたる。)に(含油)軸受22を保持しケース2側に突出した円筒状の軸受ホルダ部31が形成されており、軸受ホルダ部31の先端は平面状で上述したケース2のホルダ挿入孔2aを貫通するケース突出平面部32を構成している。ケース突出平面部32の中央にはシャフト3を挿通するためのシャフト挿通孔33(丸孔)が形成されている。
軸受ホルダ部31の周部には円環状の平面部34が形成されており、平面部34とこの平面部34より一段低い(段差のある)位置に位置付けられ平面部34より大径の円環状のベース部35とがテーパ部38により繋がれている。ベース部35からはブロック状でケース2の底側の内面に当接するケース当接突起36が突設されている。本例では、ケース当接突起36が6つ突設されており、それぞれのケース当接突起36のベース部35における配設間隔が等しく設定されている。これらケース当接突起36の先端は同一平面とされており、平面部34より高い(ケース2寄りの)位置に設定されている。6つのケース当接突起36のうち1つのケース当接突起36にはさらにピン状の位置決め突起37が形成されており、位置決め突起37はケース2に形成された位置決め孔2bに挿入されている。このように、ケース当接突起36にピン状の位置決め突起37を形成したので、ピン状の位置決め突起37を短くできる。これによって、ピン状の位置決め突起37が折れることがない。
一方、ホルダ30のケース2の底側(図3の左側)に対向する面の反対面側(図3の矢印IV側、内側)は、図4に示すように、外周部に上述したマグネット位置決め用柱39が4つ突設されている。これらのマグネット位置決め用柱39は、4つのマグネット15の長手方向に沿ってマグネット15間に挿入されマグネット15をケース2の内周面に等間隔で固定(接着)するときの位置決め基準となるとともに、マグネット15はマグネット位置決め用柱39にも接着され固定されている。マグネット位置決め用柱39は、マグネット15と係合するように幅方向の一側(内周側)が他側(外周側)より若干薄い平板状であり、4つそれぞれの配置方向が90°異なるように突設されている。なお、図4では、理解を容易にするために、図3に示したホルダ30の外側各部に付した符号(名称)と対応する内側各部に同一の符号(名称)を付している。
図4に示すように、軸受ホルダ部31の内周側には溝状のオイル溜まり部40が6つ形成されている。これらのオイル溜まり部40は等間隔で形成されている。図1に示すように、軸受22は軸受ホルダ部31の内周側に圧入(挿入)されている。本例では、図5(A)、(B)に示すように、軸受ホルダ部31の内周側に所定間隔で形成されたオイル溜まり部40の面積の総和は、軸受22に当接する面積の総和より大きく設定されている。
図1および図3に示すように、ホルダ30は位置決め突起37がケース2の位置決め孔2bに挿入、嵌合することでケース2に対して位置決めがなされる(図3参照)。このとき、ホルダ30の軸受ホルダ部31はケース2に形成されたホルダ挿入孔2aを貫通してケース2の外側に突出し(図1参照)、ホルダ30のケース当接突起36はケース2に当接した状態となる。このため、シャフト3はホルダ30のシャフト挿通孔33を貫通して、外装ケース2およびホルダ30の外側に突出している。
図1は、本実施形態のブラシモータ1が機器本体のモータ取り付け部材45に取り付けられた状態を示している。すなわち、モータ取り付け部材45に形成された丸孔にホルダ30の軸受ホルダ部31が挿入され、モータ取り付け部材45に形成されたネジ孔を介して、ネジ46がケース2に形成されたネジ孔2cと螺合している状態を示している。
(動作)
次に、軸受22とホルダ30における軸受用油(以下、オイルという。)の動作について、モータ回転時とモータ停止時とに分けて説明する。
図6(A)に示すように、モータ回転時(矢印A参照)には、軸受22とシャフト3とが摺接する部分では圧力が高くなり、オイルは軸受22の内側(シャフト3側)へ移動する。軸受22とシャフト3とが摺接していない軸受22の部分では、圧力が低いため、オイルは軸受22とシャフト3と隙間の間を移動する。矢印Bは循環するオイルの流れを示したものである。軸受22の外径部では圧力の高まった部分のオイルが外側に向けて移動する。また、シャフト3との摺接により軸受22の温度が上昇すると、オイルの粘度が低下するため、さらにオイルが軸受22から外側に移動する。ホルダ30の軸受ホルダ部31にはオイル溜まり部40が形成されているので、軸受22から外側に移動してしまったオイルは他の部分には流出せずオイル溜まり部40に溜まる(矢印C参照)。
一方、図6(B)に示すように、モータ停止時には、軸受ホルダ部31のオイル溜まり部40と、軸受22のシャフト3と摺接する部分との圧力差がなくなり、オイルは軸受22側に戻るように移動する(矢印D参照)。このため、オイルの損失量を少なく抑えることができる。
(作用効果等)
次に、本実施形態のブラシモータ1の作用効果等について説明する。
本実施形態のブラシモータ1では、ケース2の底側にモータを取り付けるためのネジ孔2cが形成されているが、ホルダ30の軸受ホルダ部31の周りの部材(平面部34、テーパ部38、ベース部35等)に開口や孔が形成されておらず、モータが取り付ける前に、仮にネジ孔2cを介してゴミ等が侵入したとしても、ホルダ30の軸受ホルダ部31の周りの部材(外周部)が壁となり巻線部側に異物が侵入できない構造のため、異物侵入による作動不良を未然に防止でき信頼性を高めることができる。また、軸受ホルダ部31の先端部側がケース2に形成されたホルダ挿入孔2aから突出しているため、モータの容積を小さくでき小型化を図ることができる。
また、本実施形態のブラシモータ1では、中央部に配された円筒状の軸受ホルダ部31と、外周部のマグネット15側に配されマグネット15の位置決めを行うためのマグネット位置決め用柱39を有したホルダ30の一部材により、回転子(シャフト3)の軸線を画する軸受22と、回転子の外側かつケース2の内周に固定されるマグネット15とを同時に位置決めすることができ、両者の同軸度を確保することができるので、モータの静音化を図ることができる。
すなわち、従来技術のように軸受およびマグネットがそれぞれ別個に外装ケースに対して位置決めされる場合に比べ、位置精度を高めることができモータの静音化を図ることができる。また、軸受ホルダ部31とマグネット位置決め用柱39とをホルダ30の一部材で構成したため、従来技術のようにマグネットを位置決めする部材を別に設ける場合と比べて、部品点数を少なくすることができ、さらに、ホルダ30を樹脂製部材で構成したため、モータの小型軽量化を図ることができる。
また、本実施形態のブラシモータ1では、ホルダ30の位置決め突起37がケース2の位置決め孔2bに挿入、嵌合することでケース2に対してホルダ30の位置決めがなされ、同時に上述したように軸受22とマグネット15の位置決めがなされるので、複数の部品の位置精度を確保できるとともに、組立工数を少なくすることができる。さらに、位置決め突起37をケース2の底側の内面に当接するブロック状のケース当接突起36に形成したので、位置決め突起37の長さを最も短くすることができ、位置決め突起37を強固にすることができる。
また、本実施形態のブラシモータ1では、ホルダ30を樹脂製部材としてオイル溜まり部40を形成し、軸受ホルダ部31に(含油)軸受22を保持することで、上記動作で説明したように、オイルの外部への流れ出しを防止することができ、ブラシモータ1の耐久性を向上させることができる。付言すれば、ホルダ30は樹脂製部材のため熱伝導率が低く、含油軸受22は温度が上昇するため、オイルの外部への流出が懸念されるが、対策としてオイル溜まり部40を形成したので、オイル流出を防止することができる。
なお、本実施形態では、本発明をブラシモータに適用した一例を示したが、本発明はブラシモータ以外の各種モータにも適用可能であることは云うまでもない。
また、本実施形態では、ホルダ30のオイル溜まり部41として深さがほぼ一様な(矩形状の)溝を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、断面逆三角形状や弧状の溝としてもよい。
さらに、本実施形態では、ホルダ30の位置決め突起37がケース2の位置決め孔2bに挿入、嵌合することでケース2に対してホルダ30の位置決めがなされる例を示したが、これとは逆に、ケース2側に突設された位置決め突起がホルダ30のケース当接突起36に形成された位置決め孔に挿入、嵌合することでケース2に対してホルダ30の位置決めがなされるようにしてもよい。また、本実施形態では、位置決め突起36をケース当接突起36に突設する例を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、軸受ホルダ部31の周部(例えば、平面部34やベース35)からケース2側に向けて突出するように構成するようにしてもよい。さらに、位置決め突起37や位置決め孔2bは複数であってもよい。
そして、本実施形態において各構成の形態および使用される材質或いは部材の数等は、コストや相互の関係などによって変更されるべきもので本実施形態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、さらに公知技術を組み合わせて変更可能である。
本発明は静音化、静音化および信頼性を向上させた直流モータを提供するものであるため、直流モータの製造、販売に寄与するので、産業上の利用可能性を有する。
1 ブラシモータ(モータ)
2 ケース(外装ケースの一部)
2a ホルダ挿入孔(外装ケースに形成された開口)
2b 位置決め孔
2c ネジ孔
3 シャフト(モータ回転軸)
4 鉄心(巻線部の一部)
15 マグネット
17 巻線(巻線部の一部)
22 軸受(一側に配置された軸受)
23 軸受
26 軸受ホルダ
30 ホルダ(一側に配置された軸受ホルダ)
31 軸受ホルダ部(中央部)
33 シャフト挿通孔
36 ケース当接突起(突起状当接部)
37 位置決め突起(位置決め用突起)
39 マグネット位置決め用柱(マグネットの位置決めを行うための複数の突起)
40 オイル溜まり部

Claims (10)

  1. 外装ケースと、
    モータ回転軸に固定された鉄心に巻き付けられた巻線部を有する回転子と、
    前記モータ回転軸に摺接して支持する軸受と、
    前記軸受を保持する軸受ホルダと、
    を備え、
    前記軸受ホルダのうち前記モータ回転軸の一側に配置された軸受ホルダは、内周側に前記軸受が挿入され先端部側が前記外装ケースに形成された開口から突出した円筒状の中央部と、前記外装ケースの内面側と前記巻線部とを遮蔽する外周部とを有する樹脂製部材であることを特徴とするモータ。
  2. 前記一側に配置された軸受ホルダの中央部の内周側に複数のオイル溜まり部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記一側に配置された軸受ホルダの外周部および前記外装ケースのいずれか一方に位置決め用突起が突設されており、前記位置決め用突起が前記一側に配置された軸受ホルダの外周部および前記外装ケースのいずれか他方に形成された孔に嵌合することで前記外装ケースに対し前記一側に配置された軸受ホルダが位置決めされたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  4. 前記一側に配置された軸受ホルダの外周部に前記外装ケースの内面側に当接する複数の突起状当接部を有し、この突起状当接部に前記位置決め用突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  5. 前記巻線部の外側に配設され、前記外装ケースの内周側にそれぞれ離間して固定された複数のマグネットを備え、前記一側に配置された軸受ホルダの外周部に前記マグネット側に向けて突設され前記マグネットの位置決めを行うための複数の突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  6. 前記外装ケースの前記一側に配置された軸受ホルダ側に、モータを固定するためのネジ孔が形成されたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  7. 前記オイル溜まり部は溝状を呈しており、前記一側に配置された軸受ホルダの中央部の内周側に所定間隔で形成されたことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  8. 前記一側に配置された軸受ホルダの中央部の内周側に所定間隔で形成された前記オイル溜まり部の面積の総和が前記中央部の内周側の前記一側に配置された軸受に当接する面積の総和より大きいことを特徴とする請求項7に記載のモータ。
  9. 前記複数の突起状当接部の少なくとも1つの突起状当接部および前記外装ケースのいずれか一方に位置決め用突起が突設されており、前記位置決め用突起が前記少なくとも1つの突起状当接部および前記外装ケースのいずれか他方に形成された孔に嵌合することで前記外装ケースに対し前記一側に配置された軸受ホルダが位置決めされたことを特徴とする請求項4に記載のモータ。
  10. 前記マグネットは前記突起に接着され固定されていることを特徴とする請求項5に記載のモータ。
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