JPH03251071A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH03251071A
JPH03251071A JP2043984A JP4398490A JPH03251071A JP H03251071 A JPH03251071 A JP H03251071A JP 2043984 A JP2043984 A JP 2043984A JP 4398490 A JP4398490 A JP 4398490A JP H03251071 A JPH03251071 A JP H03251071A
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drive
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Takashi Shoji
隆 庄司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は駆動機構、詳しくは、ステッピングモータを駆
動力発生源とする駆動機構に係るものであり、電子的撮
像装置におけるレンズや絞りの駆動機構等に適用される
ことが好ましい駆動機構に関する。
[従来の技術] ステッピングモータを駆動力発生源として所定の被駆動
体を駆動するようになされた駆動機構は、従来から様々
な分野の電子機器に利用されており、例えば電子的撮像
装置においても、AF、ズーム等のレンズ駆動や絞り制
御、あるいは記録媒体であるフロッピディスクのドライ
ブ装置におけるヘッド送り等に用いられている。そして
、このようにステッピングモータが多用されているのは
、ステッピングモータの方がり、  C,モータに比し
てエンコーダを用いずに精密な位置決めができるという
長所があるためである。
次に、従来の一般的な回転型ステッピングモータの一例
を第9図によって説明すると、ステータ巻線72で形成
される磁界中に配置されたロータマグネット75および
回転シャフト74からなるロータ機構が、モータケース
71に対し軸受け73a、73bでそれぞれ回転自在に
支持されて構成されている。なお、上記ステータ巻線7
2は、実際には2相のステータ巻線で形成されている。
下記第1表は、このように構成された従来の回転型ステ
ッピングモータの一例について測定した各種トルクの一
覧表である。
第  1  表 表において、ホールディングトルクToはこのステッピ
ングモータに通電して保持しておくトルク、デイテント
トルクTdはステッピングモータへの通電を断った状態
でその安定位置に向くように働くトルク、プルイントル
クTrはモータ駆動周波数の信号を印加してステッピン
グモータを回転駆動できるトルク、静止摩擦トルクTf
はシャフトと軸受間の静止トルク、また動摩擦トルクT
mは回転時の動摩擦トルクである。
上記第1表に示すようなトルク特性を有する従来の回転
型ステッピングモータを駆動力発生源とする駆動機構に
より、被駆動体、例えば電子的撮像装置のレンズ駆動系
を作動させる場合を考えると、この場合、該レンズ駆動
系の負荷トルクT。
を、 TL−2gr−Cm とすると、上記第1表より、2.5gr−cmと得られ
たデイテントトルクTdが上記負荷トルクTLと上記第
1表より得られた静止摩擦トルクTfとの和TL+T 
f −2,0+0.2−2.2より大きい、つまり Td  >  TL+Tf となるのでレンズ駆動系を駆動後にステッピングモータ
への通電を停止すると、デイテントトルクTdによりレ
ンズ駆動系の停止位置が変化してしまうことになる。
一方、この種ステッピングモータの駆動に関しては、通
常用いられるステップ駆動とマイクロ駆動とがある。ス
テップ駆動はステッピングモータ本来の使い方であって
、ステッピングモータの2相のステータ巻線のそれぞれ
に等しい値の電流をディジタル的にオン・オフ制御の形
で通電することにより、所定のステップ角にロータを駆
動するものである。このときの制御分解能(ステップ角
)は、モータの構造によって決まるため、ステップ駆動
を用いた駆動装置で制御精度を上げるためには、その装
置の減速機構の減速比を上げる必要がある。一方、ステ
ッピングモータの駆動周波数には限界があるためギヤー
の減速比を上げると、装置の駆動スピードが遅くなると
いう欠点を生じる。
このような欠点を補うものがマイクロ駆動であり、モー
タの2相のステータ巻線のそれぞれに流す電流の比をア
ナログ的に制御することにより所定のステップ角よりも
更に細かい角度のコントロールを行うことが可能になる
。従って、このマイクロ駆動を駆動機構に適用すれば、
ギヤーの減速比を上げることなく制御精度を向上させる
ことができるため、その制御目標位置近傍までステップ
駆動を行い、その後マイクロ駆動を行うようにコントロ
ールすれば、装置の駆動スピードを遅くせずに制御精度
を上げることが可能になる。なお、ステッピングモータ
の2相のステータ巻線のそれぞれに通電する電流比を段
階的に切り換えて用いる「マイクロステップ駆動」は従
来から知られており利用されているが、上記のような一
般化されたマイクロ駆動を行うことにより、更に効果的
な応用が可能になる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このようなマイクロ駆動を例えば電子的撮像
装置等に用いようとすると、次のような問題があった。
即ち、電子的撮像装置は通常、その携帯性を高める必要
から小型電池を電源として用いており、このため節電に
は特別な配慮が求められている。
特に、ピーク電力を低く抑えることが重要である。
一方、電子的撮像装置においては、近年素子シャッタが
用いられるようになってきたため、露光期間中に大電力
が消費される。そこで、少なくともこの露光期間中は、
他の大電力消費系、例えば、モータへの通電を禁止する
のが望ましい。
また、これとは別に撮影される画像に対するノイズ発生
の防止という観点からも露光期間中や記録期間中はモー
タ等への通電を禁止するのが望ましい。
しかしながら、マイクロ駆動においては、ステップ角よ
りも細かい制御を行うべく、2相のステータ巻線のそれ
ぞれに通電する電流比をコントロールしているので、電
子的撮像装置におけるレリーズ釦の半押し操作に応動し
てステッピングモータを駆動力発生源とする駆動機構で
レンズ駆動系を作動させ、合焦状態に設定しても、該モ
ータへの通電を停止すると、上記第1表に示すデイテン
トトルクTd(非通電状態での安定位置、つまりデイテ
ント位置に向かってはたらく駆動トルク)に引き込まれ
、合焦状態からずれてしまう。そこで、この場合、合焦
状態に設定後もステッピングモータへの通電を継続し、
これによって被駆動体の停止位置を確保しなから合焦状
態を維持するようにしなければならない。しかし、この
ようにすると、レリーズ釦の全押し操作に応動して行わ
れる露光期間中も、モータ電流が流れることになるので
、素子シャッタが用いられる電子的撮像装置では少なく
とも露光期間中は他の大電力消費を抑制してピーク電力
を低く抑えたいという上記電流消費を少なくして停止精
度を高めようとする要望に背反することになってしまう
そこで本発明の目的は、上記問題点を解消し、極めて簡
単な構成により分解能の高い位置決め機能を得ると共に
、被駆動体の位置を保持するについての電力消費の極め
て少ない、この種の駆動機構を提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明の駆動
機構は、ステッピングモータを駆動力発生源として所定
の被駆動体を駆動するようになされた駆動機構であって
、上記ステッピングモータから被駆動体までの変位伝達
系の適所に、上記ステッピングモータの非通電時に自ら
安定位置に向うように作用する変位力に抗し得る第1の
静止位置保持力よりも大きく、且つ上記ステッピングモ
ータの通電開始時に起動を許容する限界の静止位置保持
力である第2の静止位置保持力よりも十分に小さい第3
の静止位置保持力を発生するための静止位置保持力発生
手段を設けたことを特徴とするものであり、上記変位伝
達系は、その両端にあるステッピングモータ自体および
被駆動体自体を含むものである。
而してステッピングモータを駆動力発生源として所定の
被駆動体を駆動するようになされた駆動機構であって、
上記ステッピングモータから被駆動体までの変位伝達系
の適所に、静止位置保持時には上記ステッピングモータ
の非通電時に自ら安定位置に向うように作用する変位力
に抗し得る第1の静止位置保持力よりも大きくなり、且
つ駆動時には上記ステッピングモータの通電開始時に起
動を許容する限界の静止位置保持力である第2の静止位
置保持力よりも小さくなる制動力を発生するだめの可変
制動力発生手段を設けたことを特徴とする。
[実 施 例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。なお
、以下の実施例では本発明による駆動機構を電子的撮像
装置におけるレンズや絞りの駆動機構に適用し、これを
マイクロ駆動する場合について説明する。
第2図は、本発明に係る駆動機構を電子的撮像装置に適
用した際の同装置の構成の要部をブロックで示すもので
ある。図において、被写体光がフォーカシングレンズ1
5により固体撮像素子コロ上に結像されると、同素子コ
、6で光電変換された映像信号が図示しない撮像回路に
供給されるようになっている。上記フォーカシングレン
ズ15は、この電子的撮像装置の各部の動作シーケンス
を司どるマイコン11からの信号により、マイクロ駆動
回路122通電制御回路13.ステッピングモータ1を
介し、その合焦位置へ駆動されるようになっている。こ
の合焦位置は、測距回路17からの被写体距離情報を上
記マイコン11で演算処理して検出するようになってい
て、同マイコン1]は、これと共に、電子スチルカメラ
の記録媒体を駆動するためのFDD (フロッピディス
クドライブ)制御回路18との間で信号の授受を行いな
がら、FDD駆動用のスピンドルモータ19の駆動制御
も行っている。
第3図は、上記第2図におけるマイクロ駆動回路12の
詳細を示すブロック系統図である。このマイクロ駆動回
路12は、ステッピングモータ1の2相のステータ巻線
にそれぞれ通電するモータ電流値を設定する第1.第2
の定電流駆動回路24.25と、この駆動回路24.2
5に供給するために、マイコン11の出カポ−)、Po
、P。
から出力されたディジタル信号をアナログ信号に変換す
る第1.第2のD/A変換器22.23とから構成され
ている。一方、上記第1.第2の定電流駆動回路24.
25は、マイコン11の出力ボートP2から出力される
通電制御信号によりそのオン・オフが制御される、例え
ばトランジスタ等で構成された上記通電制御回路13を
介して電源回路28から給電される。
第4図は、上記第2,3図に示す電子的撮像装置の各部
の回路動作のタイミングチャートである。
電子的撮像装置のレリーズ釦が半押し操作されて“トリ
ガ1″信号がオンになると、これによりFDD駆動用ス
ピンドルモータ19が回転し始めると共に、ハj距回路
17が測距動作を開始する。そして、上記FDD駆動用
スピンドルモータ19が規定の定速回転に達すると、速
度ロック信号が出力されるが、上記モータ19が定速回
転に達するまでの起動時には、同モータ19に大電流が
流れるので、この起動時間中に並行して行うカメラ動作
は上記測距動作のみに止めている。速度ロック信号が送
出されると、同ロック信号の立上がりに同期して通電制
御回路13がオンしてフォーカシング用のステッピング
モータ1が駆動され、フォーカシングレンズ15が合焦
点に移動される。
レリーズ釦が全押しされると、 “トリガ2′信号がオ
ンされ、この“トリガ2”信号オンに同期して露光動作
が開始される。この露光期間中は、前述したように、素
子シャッタを用いた電子的撮像装置の場合、大電力が消
費されるので、他の大電力消費系、例えばモータへの通
電等は一切禁止されている。撮影を完了し、レリーズ釦
の操作が終了すると、FDD駆動用スピンドルモータ1
9がその動作を終了する。
第1図は、上述のように構成された電子的撮像装置に適
用される本発明の第1実施例を示す駆動機構に用いられ
るステッピングモータの断面図である。この第1実施例
におけるステッピングモータが前記従来例(第9図参照
)のそれと大きく異なる点は、モータ単体における回転
シャフトと軸受との摺動部の接触面積を増やしたことで
ある。
即ち、ステッピングモータ1の非通電時に自ら安定位置
に向うように作用する変位力に抗し得る第1の静止位置
保持力、つまり前記第1表に示すデイテントトルクTd
と、ステッピングモータの通電開始時に起動を許容する
限界の静止位置保持力である第2の静止位置保持力、つ
まり前記第〕−表に示すホールディングトルクToと、
このホールディングトルクより十分小さい第3の静止位
置保持力、つまり前記第1表に示す静止摩擦トルクTf
との間に、前記第9図の従来例ではTH:>Td>Tf の関係があったが、この第1実施例では摺動部の接触面
積を増やすことにより、 T o > T f > T d   ・・・・・・(
1)なる関係を有する静止摩擦トルクTfを得るように
している。この点を除けば、この第1実施例におけるス
テッピングモータ1は、前記第9図に示す従来例と何等
異なるところがないので、同じ構成部材には同じ符号を
付してその説明を省略する。
第1図において、この第1実施例のステッピングモータ
1は、前記第9図に示す従来例のステッピングモータに
比し、その回転シャフト4と軸受3a、3bとが当接す
る摺動部の長さpが4倍に、また軸受部のシャフト径d
が2倍にそれぞれ設定されている。従って、摺動部の面
積が8倍に、また半径が2倍にそれぞれなるから、トル
クとじては16倍となる。そこで、この第1実施例にお
けるステッピングモータ1の静止摩擦トルクTr1と動
摩擦トルクTl111とは、それぞれ前記第1表に示す
静止摩擦トルクT f (=0.2 gr−cm ) 
、動摩擦トルクTm (−0,05gr−cal)の1
6倍、即ちT fl ”” 0−2 ×16−3.2 
gr−cIll・・・・・・(la)TIIll−0,
05X 16−0.8 gr−C「・・−(lb)とな
る。
さて、上述の新しい静止摩擦トルクTf1(=3.2 
gr−Cm)および動摩擦トルクT、1(−0,8gr
−cm)と、前記第1表に示すホールディングトルクT
、、  (= 18 gr−cm) 、 デイテントト
ルクTd(−2,5gr−cra) 、プルイントルク
T、  (−6,1gr−cm  at  500pp
s)と、並びに負荷トルクTL(= 2 gr−Cm)
とからこの第1実施例におけるステッピングモータの各
動作条件を考察する。先ず、起動条件は、 TH>Tr1+TL・・・・・・(2)で与えられるか
ら、上式に上記の数値を代入すれば 1g>3.2+2 となり、確実に起動することができる。次に、起動後駆
動条件は TI >Tll1十TL ・・・・・・(3)で与えら
れるから、上記の各数値を代入すれば6.1 >0.8
 +2 となり、起動後500 ppmの信号に同期して回転す
ることができる。更に、通電オフ時の停止条件は TdくTrl ・・・・・・・・・(4)で与えられる
から、上記に上述した各数値を代入すれば 2.5 <3.2 となる。これにより、この第1実施例におけるステッピ
ングモータをマイクロ駆動した後に該モータへの通電を
断っても、その静止摩擦トルクT f、 、(−3,2
gr−cm )のほうがデイテントトルクT d (=
2.5 gr−cm )より大きいから、停止位置がズ
レる虞が皆無になる。
即ち、従来のステッピングモータでは、そのデイテント
トルクT d (=2.5 gr−cm )が静止摩擦
トルクT f  (=0.2 gr−cm )と負荷ト
ルクTL(−2gr−cm)との和より大きかったので
、マイクロ駆動後に、ステッピングモータへの通電を停
止すると、停止位置が変化してしまうことになるから、
モータ停止中もステータ巻線に通電しておかなければな
らなかった。しかしながら、本実施例によれば、静止摩
擦トルクTfを上記(1)式に示すように設定したので
、ステップ駆動後にモータのステータ巻線への通電を断
っても停止位置を確実に保持することができる。そして
、静止摩擦トルクTfを上記(1)式に示すように設定
する際、回転シャフト4と軸受3a、3bとの間の摺動
部の面積を大きくしたが、これに限定されることなくそ
の材質や表面仕上げを変えることによっても同様の効果
が得られることは言うまでもない。
第5図(A) 、 (B)は、本発明の第2実施例を示
す駆動機構に用いられるステッピングモータIAの断面
図である。この第2実施例が上記第1実施例と大きく異
なる点は、ステッピングモータIAの回転シャフト4に
一定の摩擦を与えて所望の静止摩擦トルクを得るに際し
、スリップブラシ31を付加したことて、この点を除け
ば、上記第1実施例と何等異なるところがないので、同
じ構成部材には同じ符号を付してその説明を省略し、異
なる点についてのみ以下に説明する。
上記スリップブラシ31は、その保持アーム3コa、3
1bの基端がモータケース71に固植された支軸31c
に軸支され、その自由端部の中程にブラシ部が形成され
、先端部が緊縮性のスプリング31dによって互いに相
寄る方向に引張されることにより、シャフト4に設けら
れたスリップ部31eに圧接するようになっている。従
って、シャフト4に設けられるスリップ部31eからな
る摺動部の摺接面積や材質あるいは表面仕上げ等を適当
に選定することにより、モータの静止摩擦トルクTfを
前記(1)式に示すようにT、>Tf>Td に設定する。これによって、上記第1実施例と同様の作
用・効果を得ることができる。
第6図(A) 、 (B)は、本発明の第3実施例を示
す駆動機構に用いられるステッピングモータの断面図で
ある。この第3実施例が上記第2実施例と大きく異なる
点は、ステッピングモータIBのシャフト4に一定の摩
擦を与えて所望の静止摩擦トルクを得るためのスリップ
ブラシ31に代えて可変制動力発生手段としてのクラッ
チブレーキ41を用い、このクラッチブレーキ41を意
図的にオン・オフすることにより、駆動時と静止時とで
力学的負荷の大きさを変化させるようにしていることで
ある。この点を除けば上記第2実施例と何等異なるとこ
ろがないので、同じ構成部材には同じ符号を付してその
説明を省略し、異なる点についてのみ以下に説明する。
クラッチブレーキ41は、保持アーム41a。
41bがその基端をケース71に固定された支軸41c
で軸支されており、その中程に形成されたブラシ部がシ
ャフト4に形成されたスリップ部41eからなる摺動部
に対向している。また両アーム41a、41bの先端部
りには着磁部4]f。
41gが形成されていて、この着磁部41f。
41gはソレノイド42に対向するようになっている。
そして、着磁部41f、41gの上部に緊縮性のスプリ
ング41dが張架されている。上記ソレノイド42に通
電すると、該ソレノイドの電磁力と上記着磁部41f、
41gとの反撥作用により、上記スプリング41dで互
いに引寄せられていたアーム41a、41bが相遠ざか
る方向に移動し、これによりブレーキシューの働きをし
ているスリップ部41eがステッピングモータICのシ
ャフト4から離れる。また、上記ソレノイド42への通
電を断にすると、該ソレノイド42と上記着磁部41f
、41gとの間の反撥力がなくなるので、上記アーム4
1a、41bがスプリング14の吸引力により相寄り、
そのブラシ部がステッピングモータIBのシャフト4の
摺動部のスリップ部41eに摺接し、一定の摩擦力が得
られることになる。
実際の制御に際しては、モータ駆動時にソレノイドに通
電した上でモータ駆動を行う。モータ駆動が終了すると
、まず、ソレノイドへの通電をオフしてモータにブレー
キをかけた状態にした後モータへの通電を断にすれば、
その位置てモータが停止し保持することになる。この場
合、モータの軸に対するブレーキ作用は停止位置保持時
のみ働くため、駆動時の新たな摩擦ロスが発生しない(
従来例と同等となる)という利点を有する。またブレー
キの摩擦力は駆動時には発生しないから、ブレーキ力を
ホールディングトルクよりも小さく設定しなければなら
ないという第1.第2実施例の制約条件には制約されず
「充分大きな値」に設定することが可能になる。
第7図(A) 、 (B)は、本発明の第4実施例を示
す駆動機構の縦断面図とその正面図である。この駆動機
構は、駆動力発生源としてステッピングモータを有し、
減速ギヤー列等から形成される伝達系を介して図示しな
い被駆動体を駆動するように構成されている。上記各実
施例では、静止位置保持力発生手段がステッピングモー
タ内に設けられていたのに対し、この第4実施例では静
止位置保持力発生手段をステッピングモータから被駆動
体までの変位伝達系の中間位置に設けである。この点を
除けば、上記各実施例と異なる点がないので、同じ構成
部材には同じ符号を付してその説明を省略し、異なる点
についてのみ以下に説明する。
図において、取付板51の一面にステッピングモータI
Cが取り付けられていて、同モータ1cの出力軸の回転
を図示しない被駆動体に伝達するために出力ギヤ−53
,変位用ギヤー54等からなる変位伝達系が上記取付板
51のモータ1cの取付面とは反対面に配設されている
。そして、上記ギヤー54の回転軸54a上に、この系
の静止摩擦トルクを発生するための、上記第5図で説明
したスリップブラシ機構31と同様のスリップブラシ機
構が設けられている。即ち、二〇M4実施例によれば、
ステッピングモータICには追加の加工を何等施すこと
なく、変位伝達系に静止位置保持力発生手段を設けるこ
とができ、これにより、被駆動体の停止位置を確実に保
持することができる。
第8図(A) 、 (B)は、上記第7図に示す第4実
施例の変形例で、静止位置保持力発生手段を変位伝達系
を形成する変位用減速ギヤー54の回転軸54a上に設
けた点は上記第7図と同じだが、この変形例では静止位
置保持力発生手段として、スリップブラシ機構に代えて
前記第6図で説明したクラッチブレーキ機構41を用い
た点が異なる。
即ち、この変形例によれば、ステッピングモータICに
は追加の加工を何等施すことなく、変位伝達系の中間に
設けられた静止位置保持力発生手段としてのクラッチブ
レーキ機構を、オン・オフすることにより被駆動体の停
止位置を確実に保持することができる。
なお、第7,8図におけるソレノイド42は、これに通
電すると、通電中に亘すクラッチブレーキが作動しない
通電保持型であるが、例えば−旦通電すると、通電を断
ってもその状態にラッチされるラッチ保持型のクラッチ
ブレーキ、つまりラッチソレノイドを用いれば、より節
電効果を発揮することができる。
上述の各実施例では、本発明に係る駆動機構を電子的撮
像装置におけるレンズや絞りのマイクロ駆動に適用した
例について説明したが、本発明はこれらに限定されるこ
となく、ステッピングモータを駆動力発生源とする駆動
機構に広く適用できることは言うまでもない。また、各
実施例におけるステッピングモータは、回転形ステッピ
ングモータを例にして説明したが、リニア形のステッピ
ングモータにも適用できること勿論である。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、ステッピングモータ
を駆動力発生源とする駆動機構において、ステッピング
モータ内の、あるいは被駆動体内の、もしくはこれら両
者を連結する変位伝達系の中間位置の何れかに、ステッ
ピングモータの停止位置を保持する静止位置保持力発生
手段を設け、或いは可変制動力発生手段を設け、これら
によりステッピングモータの非通電時に自ら安定位置に
向うように作用する変位力に抗し得る第1の静止位置保
持力、つまりデイテントトルクを超えるように設定した
ので、被駆動体の停止位置を保持するについて、電力消
費を何等要することがないという顕著な効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示す駆動機構の駆動力
発生源として用いられるステッピングモータの断面図、 第2図は、電子的撮像装置の要部のブロック構成図、 第3図は、上記第2図におけるマイクロ駆動回路の詳細
を示すブロック構成図、 第4図は、上記第2.3図における各部の動作を示すタ
イミングチャート、 第5図(A) 、 (B)は、本発明の第2実施例を示
す駆動機構の駆動力発生源として用いられるステッピン
グモータの縦断面図と、そのc−c’線に沿う断面図、 第6図(A) 、 (B)は、本発明の第3実施例を示
す駆動機構の駆動力発生源として用いられるステッピン
グモータの縦断面図と、そのD−D’線に沿う断面図、 第7,8図は、本発明の第4実施例を示す駆動機構であ
って、第7,8図(A)は同機構の要部縦断面図で、第
7.8図(B)は同機構の正面図、第9図は、従来のス
テッピングモータの縦断面図である。 1、IA、IB  IC・・・・・・ステッピングモー
タ31・・・・・・・・・スリップブラシ(静止位置保
持力発生手段) 41・・・・・・・・・クラッチブレーキ(静止位置保
持力発生手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステッピングモータを駆動力発生源として所定の
    被駆動体を駆動するようになされた駆動機構であって、 上記ステッピングモータから被駆動体までの変位伝達系
    の適所に、上記ステッピングモータの非通電時に自ら安
    定位置に向うように作用する変位力に抗し得る第1の静
    止位置保持力よりも大きく、且つ上記ステッピングモー
    タの通電開始時に起動を許容する限界の静止位置保持力
    である第2の静止位置保持力よりも十分に小さい第3の
    静止位置保持力を発生するための静止位置保持力発生手
    段を設けたことを特徴とする駆動機構。
  2. (2)上記静止位置保持力発生手段が、ステッピングモ
    ータ内に設けられたことを特徴とする請求項(1)記載
    の駆動機構。
  3. (3)ステッピングモータを駆動力発生源として所定の
    被駆動体を駆動するようになされた駆動機構であって、 上記ステッピングモータから被駆動体までの変位伝達系
    の適所に、静止位置保持時には上記ステッピングモータ
    の非通電時に自ら安定位置に向うように作用する変位力
    に抗し得る第1の静止位置保持力よりも大きくなり、且
    つ駆動時には上記ステッピングモータの通電開始時に起
    動を許容する限界の静止位置保持力である第2の静止位
    置保持力よりも小さくなる制動力を発生するための可変
    制動力発生手段を設けたことを特徴とする駆動機構。
  4. (4)上記可変制動力発生手段が、ステッピングモータ
    内に設けられたことを特徴とする請求項(3)記載の駆
    動機構。
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