JP2006078730A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズームリングやフォーカスリングの操作に掛かる重さを自由に変更でき、所謂”ズーム(フォーカス)リングの味”と呼ばれるものをユーザが自由に設定することができる撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮影レンズ又は撮像装置の一部に設けた操作部材の位置変化に伴う変化量を検出手段で検出し、該検出手段からの検出信号に基づいて制御手段により光学部材を光軸方向に駆動制御している光学機器において操作部材の操作に掛かるトルクをクーロン力、電磁石、モータ等を用いて所望の大きさに変更できるトルク可変手段を取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影レンズ及び撮像装置及びそれを用いた光学機器に関し、特にビデオカメラ、スチルカメラ、監視カメラ等の光学機器において光学操作部材、所謂フォーカスリングや、ズームリングの操作感に関するものである。
従来のビデオカメラ等に付いている光学部材として、自由に画角変倍を行うことができる所謂ズームレンズがある。多くのズームレンズには、光学の画角を変倍する量を変化させるズームリングとフォーカシング量を変化させるフォーカスリングが付いている。前玉フォーカス式レンズに多く見られるリングは、レンズ鏡筒に切られたメカカムを連動手段としてリングの回転運動を光軸方向の運動に変換し、メカカムの切り方で様々な駆動量に変換し、実際に光軸上にある変倍を行うレンズ群や、フォーカシングを行うバリエータレンズの光軸方向の位置を変化させる。
このようなレンズのズームリングや、フォーカスリング等の操作部を撮影者が回すのに必要な力は、メカカムのカムとリングの接点部との摩擦力や、連動して動くレンズ群やその他連動部の重さ、それら摩擦部に塗られている油の量、種類、粘性又はそれらのリングを電動で動かす際に使用しているモータ等によって決定される。又、リングの操作に必要なトルクは、それほど意図して作られるものでなく。リングを端から端まで操作したときに、一定のトルクになるために最終的に摩擦部の油の量、種類によって、操作に必要なトルクを或る程度の範囲に収めるためのコントロールしかできないでいた。
又、リアフォーカスレンズ式に多く見られる、操作部がメカによって連動しないタイプのレンズ。つまり、フォーカスリングやズームリング等の操作部の駆動量を電気的なエンコーダが読み取り、その値からマイコン等で駆動量を計算して、実際の光学部材をモータ等で動かす方式のレンズの場合も、やはり、操作部の摩擦する部分に油を塗り、メカカムが無くなった分、軽くなり過ぎないように粘性の高い油を塗り、リングを回すのに或る一定の負荷が出るようにコントロールされているだけであった。
このように、レンズのズームやフォーカス等の操作部は、従来の技術では殆どメカカムの切り方、連動駆動部材の重さや静止部との摩擦量で決まってしまい、最終的に油の量や質で調節するというのが従来のやり方であった。
特開平8−254645号公報
しかしながら、撮影者がズームリングやフォーカスリング等のマニアル操作部の操作トルク量を変えたいと思っても、それを行うにはレンズを分解して油の量を増減したり粘性の違うものに変えたりしなくてはならず、大変面倒であり、一部の玄人以外の撮影者は変更することができないでいた。又、変更できるにしてもその範囲は狭く、自由に操作部のトルクを変更できる手段は無かった。
又、リアフォーカス式レンズのフォーカスリングやズームリングに多く見られる操作リングにメカ的な端が無い構成が多く。撮影者が操作リングを回している時の手の感覚からは、T端、W端(フォーカスリングの場合は至近端、無限端)を知ることはできないでいた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ズームリングやフォーカスリングの操作に掛かる重さを自由に変更でき、所謂”ズーム(フォーカス)リングの味”と呼ばれるものをユーザが自由に設定することができる撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、撮影レンズ又は撮像装置の一部に操作部材を設け、該操作部材の位置変化に伴う変化量を検出手段で検出し、該検出手段からの検出信号に基づいて制御手段により光学部材を光軸方向に駆動制御する撮像装置において、操作部材の操作に掛かるトルクを所望の大きさに変更できるトルク可変手段を取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、今までビデオカメラ等に付いている操作部、例えば、ズームリングやフォーカスリングの操作に掛かる重さを自由に変更でき、所謂”ズーム(フォーカス)リングの味”と呼ばれるものをユーザが自由に設定できるようになった。又、所謂リアフォーカス式レンズに多く見られる操作部と光学部材がメカ環で連動されていな構成で操作部として用いられるリングにおいても、リングに掛かる重さを自由にコントロールできる。又、操作部材であるリングの端、例えばズームのTele、Wide端又はフォーカスの至近、無限端と呼ばれる操作リングの端が存在しない構成が多かったが、これを光学部材の限界位置を検知して、操作部の重さを変えることでユーザに教えることができ、メカ端の感触を表現できるようになった。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態に係る撮影システムの構成を示している。この撮影システムは、撮影レンズユニット118と、この撮影レンズユニット118の着脱が可能なビデオカメラ本体119とから構成されている。この撮影レンズユニット118は所謂前玉フォーカス式レンズの構成を採っている。
レンズユニット118とビデオカメラ本体119は、所定フォーマットで規格化された不図示のマウントの機械的結合及び不図示の接点ブロックの電気的接触によって、着脱及び相互通信可能な交換レンズシステムを構成している。
レンズユニット118の光学系に入射した被写体からの光は、フォーカシングを行うフォーカスレンズ101、変倍を行うズームレンズ102、光量調節を行うアイリス103、固定されている第3レンズ104、温度ピント補正やフランジバック調節等の補正を行う補正レンズ105を通り、ビデオカメラ本体119内のCCD等の撮像素子106上で結像する。
撮像素子106上で電子信号となった映像信号は、撮像処理手段107に送られ、映像信号を標準カラーテレビジョン信号に変換し、信号増幅や色補正、フォワイトバランス、γ変換等の撮像処理を行い適切な映像へと変換される。変換された映像は、記憶処理手段108に送られ不図のテープやメモリーへ映像の書き込みや不図の外部装置への映像出力などが行われる。又、撮像処理手段107や記憶処理手段108等を制御する手段としてカメラマイコン109がある。又、カメラマイコン109は、又、ズーム量を操作するズーム操作手段111からズーム量を読み取って、その他の制御データと共にレンズマイコン112に送られる。レンズマイコン112は受け取ったデータやその他のデータを元に、不図の駆動手段を用いてフォーカスレンズ101、補正レンズ105、アイリス103等の制御を行っている。
又、レンズマイコン112は、カメラマイコン109から受け取ったズーム操作のデータに基づいて適切なレンズ制御信号を作成しモータ駆動手段113にデータを送る。そして、モータ駆動手段113は、DCモータ114にそのデータに基づいて適切な電圧をDCモータ114に与え、DCモータ114をコントロールする。DCモータ114は、それに連動し、ギヤ115を介してズームリング116を回し、ズームリング116は、カム環等のメカ的手段(不図)によって連動しているズームレンズ102を光軸方向に駆動させて所望の変倍量にしている。このズーム操作手段111によって指定されたズーム量で駆動する一連の操作をパワーズーム操作と呼ぶ。
次に、撮影者がズームリング116を直接操作するマニアルズーム時にズームリング116に掛かるトルクを自由に変化させるためのシステムを、図1のトルク量設定手段117とレンズマイコン112、モータ駆動手段113、DCモータ114の詳細図である図2を用いながら説明する。
図2中のレンズマイコン208は図1の112と同じであり、抵抗201,202,205、OPアンプ203,206、D/A変換器207はモータ駆動手段113に対応する。又、図2のトルク量設定手段209は図1のトルク量設定手段117と対応する。
先ず、パワーズーム操作の場合は、カメラ側のズーム操作手段111からの情報を得たレンズマイコン208は、D/A変換器207に電圧情報を与え、D/A変換器207から出力された電圧を増幅器であるOPアンプ206が受け、掛かった電圧が或る所定の基準電圧との違いを増幅させて出力を出す。例えば、2.5Vを基準電圧でOPアンプの利得が2倍だとすると、3Vの入力電圧なら2.5+(3−2.5)×2=3. 5Vとして出力する。OPアンプ206からの出力の片一方はOPアンプ203へ入力され、206と同じ基準電圧を中心として、反転させた電圧を出力する。これによって、抵抗201,202,205とモータによって構成されるブリッジ回路210に、或る基準電圧を中心として+方向、−方向共にOPアンプ206の利得分増幅された電圧が掛けられたことになる。
ブリッジ回路210は、抵抗201,202,205とモータの抵抗をそれぞれR1,R2,R3,R4とすると、R1・R4=R2・R3の抵抗値の場合はモータと抵抗205に掛かる電圧が同じとなることが良く知られているが、この回路も同じ抵抗値比率を持っている。
ここで、ズームを停止させておく場合は、レンズマイコン208はD/A変換機207に対してOPアンプ群の基準電圧と同じ電圧を出力する。これによってブリッジ回路には同電位し掛からない。そのため、モータには電流は流れず、モータもそれに連動するズームレンズ102、ズームリング116も停止している。
しかし、停止時にズームリング116を撮影者によってマニアル操作された場合、ズームリング116に連動するモータ204も回転し、それによって逆起電力が発生する。これによってモータ204と抵抗205に掛かる電圧にズレが生じる。これをレンズマイコン208内にあるA/D変換器により検出する。これによってズームが回されていることを検知することができる。又、A/D変換器は、或る電圧を掛けられた可変抵抗209から成るトルク量設定手段117の出力を検知している。この可変抵抗209からの電圧がどの位のトルクをズームリング116に掛けるかを設定するトルク量設定を表している。このトルク量設定と先に得られているモータの逆起電力の値を用いて計算し、D/A変換機207の出力値を変化させて逆起電力の起こっている方向に助長し、軽減することによってズームリングに掛かる負荷量を軽減したりでき、電圧変化によってトルクをコントロールすることができる。
このときのレンズマイコン208の処理は図8のフローチャートを用いて説明する。
先ず、先に述べたカメラ側からの指令により、パワーズーム動作していないかどうか判断する処理S800を行う。パワーズーム時は、この負荷コントロールは行わずにいる。もしズーム動作が無い場合は、先に説明した方法によりトルク量設定手段117により、トルク設定値を読み出す処理S801を行う。もし、以前設定されているなら、いま設定されているトルク量設定値と同じかどうか調べる処理S802を行う、同じならばS804の処理に進む。もし変化があれば、新しいトルク量をトルク量設定値として更新する処理S803を行う。更新し終わったら処理S804に移る。
処理S804では先に述べた方法によって逆起電力を検知する。そして、逆起電力が発生しているかどうか調べる処理S805を行い。もし発生していなければ処理S800に移り同様の処理を続ける。もし逆起電力が発生している場合は処理S806で、先に求めた逆起電力量とトルク設定値より出力電圧を計算し決定する。
基準電位を中心に逆起電力と同じ方向に電位を掛けるとモータはズームリングを回されている方向と同じ方向に回転しようとするのでトルクが無くなる方向になり、逆に反対の電位を掛けると回されている方向と逆の方向にモータが動こうとするので、トルクが重くなることになる。
つまり、或る基準電位をVb、トルク設定値が−Vt〜+Vtの範囲で設定でき、電位差を−Vd〜+Vdの電圧範囲があるとすると、出力する電圧Vは、
V=Vb+(A*Vd*Vt) Aは定数
と表現できる。勿論、トルク値を2次関数的にしたり、段階的な値しか取れないようにしたり等の加工をしても良い。
このようにして、この一連の計算を処理S806で行う。処理S806で計算が終了したら処理S806で求まった電位をD/A変換機207に出力し必要な電圧を回路に流し、必要なトルクを発生させる処理S807を行う。そして、処理S800の処理に戻り、説明した処理を繰り返すことによりトルク制御を行っている。以上のような処理によって、撮影者が所望するトルクをズームリングに与えることができる。
説明では、ズームリングのみの説明であったが、同様な仕組みを用いることによりフォーカスリングやアイリス操作部、その他の操作部材のトルク制御にも適用できる。又、トルクを検知、追加する手段としてDCモータを用いたがその他の回されたことを検知し、トルクを与える手段を用いても同様のことが実現できる。
<実施の形態2>
以下、各図を参照しながら、本発明の実施の形態2について説明する。
図3は本実施の形態に係る撮影システムの構成を示している。この撮影システムの光学部分は、所謂リアフォーカス式のレンズの構成である。光学系に入射した被写体からの光は、固定レンズ302、変倍を行うズームレンズ(バリエータレンズ)303、光量調節を行うアイリス304、固定されている第3レンズ305、フォーカシングを行うフォーカスレンズ(コンペンセータレンズ)306を通り、CCD等の撮像素子307上で結像する。
撮像素子307上で電子信号となった映像信号は、撮像処理手段308に送られ、映像信号を標準カラーテレビジョン信号に変換し、信号増幅や色補正、フォワイトバランス、γ変換等の撮像処理を行い適切な映像へと変換される。変換された映像は、記憶処理手段309に送られ不図のテープやメモリーへ映像の書き込みや不図の外部装置への映像出力等が行われる。又、撮像処理手段308や記憶処理手段309等を制御する手段としてカメラマイコン311がある。カメラマイコン312は、ズーム量を操作するズーム操作手段310からズーム量を読み取って、その他の制御データと共にレンズマイコン312に送られる。レンズマイコン312は受け取ったデータやその他のデータを元に色々な部材の制御を行っている。
ここで、カメラマイコン311から受け取ったズーム操作のデータに基づいて適切なレンズ制御信号を作成してパワーズーム操作を行う場合、本実施の形態のようなリアフォーカス式レンズの構成では、ズームレンズ(バリエータレンズ)303の位置を変えただけでは、ピントがずれてしまう。これは図10で示すように、ズームレンズの位置とフォーカスレンズの位置の関係が簡単ではなく、被写体距離によってバリエータレンズとフォーカスレンズの位置関係が複雑な軌道を取るために、前玉フォーカスレンズに使われていたようなカム環等のメカ構造でレンズ群を連動させることは難しい。
そのため、レンズマイコン312は、ズームレンズ位置検知手段313と、フォーカスレンズ位置検出手段314によってそれぞれのレンズ位置を検知して、ズーム操作命令がカメラマイコン311や、リング位置検出手段315によって発せられた時に、図10に示すようなレンズ位置になるように、ズームレンズとフォーカスレンズをそれぞれズームレンズ駆動手段316とフォーカスレンズ駆動手段に駆動命令をレンズマイコンが送ることによって、同時に動かす必要がある。これを一般にカム環を用いずにレンズ位置をコンピュータによって制御していることからコンピュータズームと呼ばれている。尚、コンピュータズームについては公知であり、特開平9−243899号公報等に詳細な説明があるのでここでは説明を省く。このようにしてコンピュータズームによって前玉フォーカス式のようなパワーズームを行っている。
又、マニアルズームは、ズームレンズ303とズームリング301をメカ構造で連動することが難しいため実施の形態1のような構成は難しい。そのため、ズームリング301は、光軸方向にエンドレスに回転できるような構造で取り付けられ、その回転量を見ることでリング位置検出手段315によってズームの操作量を電気的に測り(この計測方法には、特開平9−243899号公報等の串歯とフォトインターラプタ−を用いる方法や、MRセンサーを用いる方法、可変抵抗を用いる方法等、様々な公知例があるのでここでは詳しく述べない)、このようにして検出した位置信号をズーム量として用いて、操作リングの操作量に応じたズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置をレンズマイコン内で計算しコンピュータズームすることで前玉フォーカス式レンズのようなマニアル操作感を作り出している。
このような構成において、撮影者がマニアルズーム時にズームリングに掛かるトルクを自由に変化させるためのシステムを、図4及び図5を用いて説明する。
図4は図3のズームリング301の断面図と断面図の点線で区切られた所を切り出した図である。
ズームリング301は、不図の固定された部位が操作部403の裏側に円形にあり、それが油等の潤滑材を挟んで接触することでズームリングが光学軸を中心に自由に回転できるようにされている。又、撮影者が手で触れて回転させるリング状の操作部403があり、又、その操作部403と図のように垂直に内側に円形を成した部材402がある。部材402は、リングトルク制御手段401(318と同じ)と相互作用することで操作部を回すのに必要なトルクをコントロールしている。このズームリング301とリングトルク制御手段318の関係を示した図5に基づいてトルクのコントロール方法を説明する。
図4の操作部403、部材402が図5の操作部503、部材502にそれぞれ対応し、部材502は磁気を帯びられる鉄等の部材で構成されている。又、図4のズームリングトルク制御手段401は、図5のズームリングトルク制御手段501に対応している。
ズームリングトルク制御手段501は、鉄心505とコイル504が構成されており、レンズ鏡筒等の固定部材で固定されている。コイル504に電気を流すことで電磁石として働く。この電磁石が磁気を帯びられる部材で構成されている部材502と磁気的な力で引き合うことによりズームリング301を回すのに必要なトルクを増やすことができる。このとき、撮影者が望むトルク量は、実施の形態1と同じようなトルク量設定手段319により設定しこの情報をレンズマイコンが読み取り、必要なトルク量に対応する電圧を図5のコイル504の両端に掛けることで負荷量をコントロールすることができる。
以上説明したシステムを用いることで撮影者がマニアルズーム時にズームリングを動かすのに掛かるトルクを自由に変化させることができる。
ここで、リアフォーカス式に多く用いられているリングには、端が無くエンドレスに回ってしまい、リング操作感からは端を知ることができずにいたが、上記説明したリングを回すのに必要なトルクを自由に変化させるシステムを用いることで端を知ることができるシステムを図9のフローチャートを用いながら説明する。
最初の処理として、ズームレンズ303の位置とフォーカスレンズ306の位置をズームレンズ検出手段313とフォーカスレンズ位置検出手段314を用いてレンズの位置を知る処理S901を行う。次に、この位置情報と図5に示す関係より、ズーム現在位置が操作限界であるWide端若しくはTele端であるかを計算し判断する処理S902を行う。もし端でなかった場合は、予めトルク量設定手段319で決められている所定トルク量設定値をトルク量にする処理S904を行い処理S905に移る。
又、端であった場合は、端用トルク量設定値をトルク量に更新する処理S903を行い、処理S905に移る。このとき、通常、端値は決められている所定負荷値と違うものであり通常トルクを重くすることで端を表現する。処理S905では変更されたトルク量をレンズマイコン312が不図のD/A変換器にトルク量に対応する電圧データを出力し、先に説明した図5のような電磁石と鉄の相互作用によりズームリングを回すのに必要なトルクが変更される。
以上のようなシステムによってトルクを変化させることで撮影者に操作部の感触で端を教えることができる。
尚、説明では、ズームリングのみの説明であったが、同様な仕組みを用いることによりフォーカスリングやアイリス操作部、その他の操作部材のトルク制御にも適用することができる。
<実施の形態3>
以下、各図を参照しながら本発明の実施の形態3について説明する。
図6は本実施の形態のズームリングトルク制御手段318とズームリング301を示す図5、図2を別の手法で実現したものであり、本発明の実施例の構成図である。
図4の操作部403、部材402が図6の操作部603、部材602にそれぞれ対応し、部材602は適当な摩擦係数の素材で構成されている。又、図4のズームリングトルク制御手段401は、図6のズームリングトルク制御手段601に対応している。
ズームリングトルク制御手段601は、不図のレンズ鏡筒等と固定されている固定部材604と部材602との接触部である板バネ608、板バネ605と板バネ605の接触量を変えるためにカムの切ってあるネジ部材606とそれを回転駆動するためのステッピングモータ607で構成される。
レンズマイコン312は、ステッピングモータ607に適切な駆動パルスを送ることでステッピングモータ607を駆動し、それによりネジ部材606を回転運動し、それに連動して板バネ605が動くことにより、板バネ605と部材602との摩擦量が変わる。これによってズームリングを回すのに必要なトルクを増やすことができる。このとき、撮影者が望むトルク量は、実施の形態1と同じようなトルク量設定手段319により設定しこの情報をレンズマイコンが読み取り、必要なトルク量に対応する駆動パルスを出力し、板バネ605とネジ部材606の接触量と圧力とを変更させることでトルク量をコントロールすることができる。
<実施の形態4>
以下、各図を参照しながら、本発明の実施の形態4について説明する。
図7は実施の形態2のズームリングトルク制御手段318とズームリング301を示す図5、図2を別の手法で実現したものであり、本実施の形態の構成図である。
図4の操作部403、部材402が図7の操作部703、部材702にそれぞれ対応し、部材702は磁気を帯びられる鉄等の部材で構成されている。又、図4のズームリングトルク制御手段401は、図7のズームリングトルク制御手段701に対応している。
ズームリングトルク制御手段701は、レンズ鏡筒等の固定部材と固定されている。又、ズームリングトルク制御手段701は、永久磁石707とそれをスライド移動させるためのネジ部材705、又、移動限界端として、物理的なストッパリング706で構成される。又、スライド移動させるためのネジ部材705と連携しているネジ穴704があり、これは、図3のトルク量設定手段319に対応する。つまりネジ穴704をドライバー等で撮影者が回転動作させることでネジ部材が回転動作する。それによって永久磁石707がスライド移動し、永久磁石707と磁気を帯びられる部材で構成されている部材702とが磁気的な力で引き合う面積、距離が変化することで力の大きさが変化する。それによってズームリング301を回すのに必要なトルクを増やすことができる。このように撮影者がネジ穴704を回転させ、適切な位置に永久磁石707を持ってくることによって所望のトルクをコントロールできる仕組みになっている。
本発明の実施の形態1の要部ブロック図である。 本発明の実施の形態1のトルク可変部詳細ブロック図である。 本発明の実施の形態2の要部ブロック図である。 本発明の実施形態2〜4のリング部材とトルク可変部の構造を示す図と部分図である。 本発明の実施の形態2のトルク可変部主要ブロック図である。 本発明の実施の形態3のトルク可変部主要ブロック図である。 本発明の実施の形態4のトルク可変部主要ブロック図である。 本発明の実施の形態1の動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態2、3の動作のフローチャートである。 インナーフォーカスレンズのズームレンズ(バリエータレンズ)位置とフォーカスレンズ位置に応じた被写体距離の軌跡を示す図である。
符号の説明
101 フォーカスレンズ
102 ズームレンズ
103 アイリス
104 第3レンズ
105 補正レンズ
107 撮像処理手段
108 記憶処理手段
109 カメラマイコン
111 ズーム操作手段
112 レンズマイコン
113 モータ駆動手段
114 DCモータ
115 ギヤ
116 ズームリンク
118 撮像レンズユニット
119 ビデオカメラ本体

Claims (13)

  1. 撮影レンズ又は撮像装置の一部に操作部材を設け、該操作部材の位置変化に伴う変化量を検出手段で検出し、該検出手段からの検出信号に基づいて制御手段により光学部材を光軸方向に駆動制御する撮像装置において、
    操作部材の操作に掛かるトルクを所望の大きさに変更できるトルク可変手段を取り付けたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記トルク可変手段が、物理的な摩擦を起こさせる摩擦手段と該摩擦手段の設置をコントロールすることで前記トルク可変手段を儲けたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記トルク可変手段において、トルクを磁力を用い、その磁力をコントロールする手段により、前記トルク可変手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記トルク可変手段において、トルクをクーロン力を用い、そのクーロン力をコントロールする手段により、前記トルク可変手段を儲けたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記磁力をコントロールする手段として電磁石に掛かる電圧を変化させることでコントロールすることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  6. 前記磁力をコントロールする手段としてDCモータを用い、該DCモータに掛ける電圧をコントロールすることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  7. 前記DCモータが前記操作部を操作されることによって生ずる逆起電力の値を検出し、その値に基づいて負荷量をコントロールすることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 操作部材が光学の変倍量をコントロールする手段であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  9. 操作部材が光学のフォーカス量をコントロールする手段であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  10. 撮影レンズ及び撮像装置の一部である光学部材がメカカム等のメカ機構で連動する操作部材を有し、該操作部材を駆動するモータを有する撮像装置において、
    操作部材を操作されることで発生するモータの逆起電力を検出し該逆起電力量に基づいて、モータに掛かる電圧を変化させ、操作部材を動かすのに必要なトルクを自由に設定できることを特徴とする撮像装置。
  11. 前記トルク量を、所望の値に設定することができるトルク量設定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は10記載の撮像装置。
  12. 該操作部の変化量に応じて駆動制御している光学部材の駆動限界値が存在する場合に、該限界値になった場合、該トルク可変手段により、操作部に掛かるトルク量を変化させユーザに操作限界を告知することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  13. 前記操作部材が光軸を回転軸とするリング部材であり、該リング部材の回転に伴う変化量を検出手段で検出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
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