JPH09106314A - 駆動装置およびそれを用いた光学機器 - Google Patents

駆動装置およびそれを用いた光学機器

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JPH09106314A
JPH09106314A JP28930695A JP28930695A JPH09106314A JP H09106314 A JPH09106314 A JP H09106314A JP 28930695 A JP28930695 A JP 28930695A JP 28930695 A JP28930695 A JP 28930695A JP H09106314 A JPH09106314 A JP H09106314A
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rotor
lens barrel
drive device
coil
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JP28930695A
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Tatsuo Chiaki
千明  達生
Junichi Murakami
村上  順一
Koji Akata
弘司 赤田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被駆動体を駆動するためには、大きな駆動力
を必要とするために、大型の動力源を必要とし、装置全
体が大型化する。また、高速駆動とすると騒音が発生す
るという課題があった。 【解決手段】 被駆動体8のある方向への移動を案内す
る案内手段9、10と、回転軸を有する動力手段と、前
記回転軸の回転を前記被駆動体の前記方向への動きに変
換する変換手段15と、前記被駆動体の位置を検出する
位置検出手段20〜23と、前記被駆動体の移動速度を
検出する速度検出手段12、13と、前記被駆動体が目
標位置で停止するように前記位置検出手段の出力と前記
速度検出手段の出力とに基づいて前記動力手段を制御す
る制御手段14とを備えた駆動装置であり、この駆動装
置を用いて光学素子を駆動する光学機器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被駆動体をある方
向へ移動させ、目標位置で停止させる駆動装置およびそ
れを用いた光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の駆動装置、例えば、ビデオカメ
ラのオートフォーカス時やズーム操作時のレンズ駆動に
用いられるような駆動装置においては、その条件とし
て、高速駆動が可能であること、大きな推力を得られる
こと、振動や騒音が少ないこと、制御精度が高いことが
必要とされている。
【0003】そこで、従来は、例えば、ステッピングモ
ーターの出力軸にリードスクリューを設けるとともに、
被駆動体であるフォーカスレンズ鏡筒や変倍レンズ鏡筒
にラックネジを設け、前記リードスクリューと前記ラッ
クネジをかみ合わせることにより、ステッピングモータ
ーの回転を被駆動体であるフォーカスレンズ鏡筒や変倍
レンズ鏡筒の光軸方向の動きに変換し、該フォーカスレ
ンズ鏡筒や変倍レンズ鏡筒をステッピングモーターの歩
進ステップ数をカウントすることによって、必要な量だ
け光軸方向に動かすことが行われている。
【0004】また、モーターの駆動力を減速機構で増幅
して、そのトルクでカムやヘリコイドネジを設けたレン
ズ鏡筒を回転させて該レンズ鏡筒を移動させるようにし
ている。この場合、被駆動体であるレンズ鏡筒の移動量
は、例えばレンズ鏡筒に連動して作動するパルスエンコ
ーダーの出力パルスをカウントすることによって行われ
ている。
【0005】この他、いわゆるボイスコイルモーターを
用いて、被駆動体であるレンズ鏡筒を動かし、磁気抵抗
効果素子によりレンズ位置の検出を行っている。また、
複数極に着磁された永久磁石のつくる磁場中にコイルを
設け、該コイルに通電をすることにより、被駆動体を直
線方向に駆動するとともに、着磁の境界部の磁束をホー
ル素子により検出し、被駆動体の移動に対するホール素
子出力が実質的に直線とみなせる範囲で、被駆動体を駆
動するという駆動装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、ステッ
ピングモーターを駆動動力源とした駆動装置において
は、早い速度で被駆動体であるレンズ鏡筒を駆動しよう
とすると、ステッピングモーターが脱調して、入力パル
スに対するレンズ鏡筒の位置が定まらなくなり、制御不
能の状態になる。このため早い速度で被駆動体であるレ
ンズ鏡筒を駆動するには、大きな電力を必要としたり、
大型で強力なモーターが必要になり、結局、装置全体が
大型化するといった課題があった。また、レンズ鏡筒を
ステップ動作により駆動するために振動が生じ、ビデオ
カメラの場合、その振動が直接マイクロフォンを振動さ
せたり、騒音となってマイクロフォンを介してビデオカ
メラに録音されてしまうという課題があった。
【0007】また、モーターの駆動力を減速機構で増幅
して、そのトルクでカムやヘリコイドネジを設けたレン
ズ鏡筒を回転させ該レンズ鏡筒を移動させるようにした
駆動装置においては、高速で被駆動体であるレンズ鏡筒
を駆動しようとすると、減速機構を用いているため、駆
動源であるモーターの回転数を上げなければならなくな
り、結局、騒音が生じて、その騒音がマイクロフォンを
介してビデオカメラに録音されてしまうという課題があ
った。
【0008】一方、ボイスコイルモーターを用いて、被
駆動体であるレンズ鏡筒を動かし、磁気抵抗効果素子に
よりレンズ鏡筒の位置を検出するレンズ駆動装置におい
ては、ダイレクト駆動であるために、騒音の課題は解決
されるものの、移動重量には被駆動体であるレンズ鏡筒
の重量のほかに、ボイスコイルモーターの可動部分の重
量も加算されるために、レンズ鏡筒を動かすのに必要な
推力と較べて、より強力な推力が必要となる。このため
ボイスコイルモーターは大型のものにしなければならな
かったり、大きな電力が必要になるという課題があっ
た。
【0009】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたもので、被駆動体の位置制御を小さな駆動力
で正確、かつ迅速、円滑そして静かに行うことのできる
駆動装置及びそれを用いた光学機器を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る駆動装置
は、被駆動体のある方向への移動を案内する案内手段
と、回転軸を有する動力手段と、前記回転軸の回転を前
記被駆動体の前記方向への動きに変換する変換手段と、
前記被駆動体の位置を検出する位置検出手段と、前記被
駆動体の移動速度を検出する速度検出手段と、前記被駆
動体が目標位置で停止するように前記位置検出手段の出
力と前記速度検出手段の出力とに基づいて前記動力手段
を制御する手段とを有するものである。
【0011】前記動力手段は、前記回転軸と連結される
か又は前記回転軸自身であるローターと、前記ローター
を回転させステーターとを備え、前記ステーターに供給
した弾性波により前記ローターを回転させる。また、前
記動力手段は、複数極に着磁された永久磁石を備え且つ
前記回転軸と連結されるか又は前記回転軸自身であるロ
ーターと、コイルを有し該コイルへの通電により前記ロ
ーターを回転させるステーターとを備えている。
【0012】前記位置検出手段はインクリメンタルエン
コーダーとリセットセンサーとを有し、前記エンコーダ
ーは位相が90度ずれた2個の正弦波信号を出力する。
また、前記位置検出手段はアブソリュート型エンコーダ
ーを有し、前記エンコーダーは光学式エンコーダー、磁
気式エンコーダー、リニアエンコーダーである。前記エ
ンコーダーのリニアスケールを前記被駆動体に連結し、
前記エンコーダーの読み取りセンサを前記被駆動体に連
結している。
【0013】前記速度検出手段は、前記回転軸の回転を
検出する回転検出器と該回転検出器の出力を微分するこ
とにより速度信号を形成する速度信号形成手段とを有す
る。また、前記動力手段は、複数極に着磁された永久磁
石を備え且つ前記回転軸と連結されるか又は前記回転軸
自身であるローターと、コイルと、該コイルへの通電に
より前記ローターを回転させるステーターとを備え、前
記回転検出器は、前記ローターの回転を検出する磁気セ
ンサを備えている。
【0014】前記磁気センサはホール素子である。ま
た、前記磁気センサは前記ローターの回転に伴い電流が
流れるコイルを有する。前記永久磁石は、前記ローター
が回転した時の前記磁気センサの出力がほぼ正弦波状に
なるように着磁され、前記速度検出手段は、前記位置検
出手段のセンサの出力を微分する手段である。前記動力
手段は、複数極に着磁された永久磁石を備え且つ前記回
転軸と連結されるか又は前記回転軸自身であるローター
と、コイルを有し該コイルへの通電により前記ローター
を回転させるステーターとを備え、前記センサは、該ロ
ーターの回転を検出する検出器であり、前記永久磁石
は、前記ローターが回転した時の前記磁気センサの出力
がほぼ正弦波状になるように着磁されている。
【0015】また、この発明に係る駆動装置は、被駆動
体のある方向への移動を案内する案内手段と、複数極に
着磁された永久磁石を備えるローターと、コイルを有し
該コイルへの通電により前記ローターを回転させるステ
ーターと、前記ローターの回転を前記被駆動体の前記方
向への動きに変換する変換手段と、前記被駆動体の位置
を検出する位置検出器と、前記ローターの回転を検出す
る磁気センサとを有し、前記永久磁石を前記ローターが
回転した時の前記磁気センサの出力がほぼ正弦波状にな
るように着磁し、前記磁気センサの出力を微分する微分
手段を設け、前記位置検出器の出力と前記微分手段の出
力とに基づいて前記コイルへの通電を制御する手段とを
有する。
【0016】前記磁気センサはホール素子である。ま
た、前記磁気センサは前記ローターの回転に伴い電流が
流れるコイルを有する。
【0017】この発明に係る光学機器は、前記駆動装置
を用いて光学素子を駆動し、前記光学素子がレンズであ
り、該レンズを光軸方向に駆動すること。ズームレンズ
を有し、前記レンズが該ズームレンズの焦点合わせのた
めのレンズであり、前記ズームレンズがリアーフォーカ
スタイプのレンズ系である。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態例1 図1乃至図5は実施の形態例1を示す図であり、図1は
ビデオカメラ等に使用されるズームレンズに応用した要
部を説明する図である。
【0019】図1において、1は永久磁石、2は第1の
ステーター、3は第2のステーター、4はコイル、5は
変換手段であるアーム、6は回転軸、7は摺動軸、8は
被駆動体であるレンズ鏡筒、9、10はガイド手段であ
る第1、第2のガイドバー、11はレンズ鏡筒8に組付
けた撮影レンズ、12は速度検出手段であるホール素
子、13は検出回路、14はマイクロコンピューター、
15はドライブ回路、16は第1、第2のガイドバー
9、10の両端部を保持する固定レンズ鏡筒、17はバ
ネ、18は上記第1のステーター2、第2のステーター
3、コイル4、ローター19を構成要素とするモーター
である。20は光学スケール、21は光学スケールより
なるマスク、22、23は第1、第2フォトインターラ
プターである。
【0020】永久磁石1は、例えば、ネオジウム系のプ
ラスチック永久磁石を円筒形状に成形して作られ、外径
部が2極に着磁されており、その着磁波形はほぼ正弦波
状になっている。この2極の正弦波状の着磁波形は、永
久磁石の外径に対して、内径を小さくして、平行磁場中
で着磁することにより得ることができる。
【0021】第1のステーター2は、例えば、ケイ素鋼
板をプレス加工で打ち抜き積層して作られ、前記永久磁
石1と対向する磁極部2aと伸長部2bを有する。第2
のステーター3は、例えば、ケイ素鋼板をプレス加工で
打ち抜き積層して作られ、前記永久磁石1と対向する磁
極部3aを有する。コイル4は、中空のボビン(不図
示)に銅線を捲回して作られ、第1のステーター2の伸
長部2bに貫装されている。
【0022】変換手段としてのアーム5は、例えば、ポ
リカーボネート樹脂を成形して作られ、その一端には回
転軸6を介して永久磁石1が固定され、他端には摺動軸
7が一体に設けられている。上記回転軸6は、アーム5
と一体に作られ、不図示のケースの軸受けにより、回動
自在に軸支されている。
【0023】レンズ鏡筒8は、例えばポリカーボネート
樹脂を成形したもので、第1の摺動溝8a、摺動穴8
b、第2の摺動溝8c、バネ係止部8dが設けられ、撮
影レンズ11が組付け固定されている。レンズ鏡筒8の
第1の摺動溝8aには、前述のアーム5と一体に作られ
た摺動軸7が嵌合している。このレンズ鏡筒8のバネ係
止部8dには、例えば、りん青銅をプレス加工して作ら
れたバネ17が固定されており、このバネ17は、摺動
軸7をレンズ鏡筒8の摺動溝8aの側面に付勢してい
る。
【0024】第1のガイドバー9は、例えばステンレス
鋼で作られており、撮影レンズ11の光軸方向に平行に
配置され、その両端は、固定レンズ鏡筒16に圧入等の
周知の手段により固定されている。この第1のガイドバ
ー9は、レンズ鏡筒8の摺動穴8bと嵌合し、レンズ鏡
筒8を第1のガイドバーの長さ方向に移動自在に支持し
ている。
【0025】第2のガイドバー10は、例えばステンレ
ス鋼で作られており、撮影レンズ11の光軸方向に平行
に配置され、その両端は固定レンズ鏡筒16に圧入等の
周知の手段により固定されている。この第2のガイドバ
ー10は、レンズ鏡筒8の摺動溝8cと嵌合し、レンズ
鏡筒8を第2のガイドバーの長さ方向に移動自在に支持
している。
【0026】ホール素子12は、永久磁石1を有するロ
ーター19の外周部とわずかな空隙を介して対向する位
置となるように不図示のケースに固定され、永久磁石1
の磁束密度に比例した出力信号を出力する。
【0027】検出回路13は、その入力端子13aがホ
ール素子12の出力端子と電気的に接続され、ホール素
子12の出力信号の変化に対応する信号を増幅し、それ
を微分して出力する。また、検出回路13には、ホール
素子12にバイアス電力を供給する回路も含まれてい
る。
【0028】制御手段としてのマイクロコンピューター
14は、入力端子14a、第1のアナログ入力端子14
b、第2のアナログ入力端子14c、第3のアナログ入
力端子14d、アナログ出力端子14eを有し、上記入
力端子14aは、例えば不図示のビデオカメラのフォー
カス制御回路に電気的に接続されている。この入力端子
14aには、移動体である撮影レンズ11の目標位置が
制御指令信号として入力される。第1のアナログ入力端
子14bは、検出回路13の出力端子13bに電気的に
接続され、この第1のアナログ入力端子14bには、ホ
ール素子12で検出された移動体である撮影レンズ11
の現在の速度が電圧値として入力される。
【0029】マイクロコンピューター14の第2、第3
のアナログ入力端子14c、14dは、第1、第2のフ
ォトインターラプター22、23のそれぞれの出力端子
に接続されている。第1、第2のフォトインターラプタ
ー22、23は、光学スケール20、マスク21ととも
に、被駆動体であるレンズ鏡筒8の位置を検出する位置
検出手段としてのインクリメンタルエンコーダーを構成
している。また、エンコーダーとしては、アブソリュー
ト型エンコーダー、光学式エンコーダー、磁気式エンコ
ーダー、リニアエンコーダーを用いることもできる。
【0030】ここで、上記により構成される、インクリ
メンタルエンコーダーについて、図1、図2(a)、図
2(b)について説明する。
【0031】光学スケール20は、透明な材料でつくら
れ、図1に示すように被駆動体であるレンズ鏡筒8に固
定されており、表面には図2(a)に示すような凹凸が
周期的に設けられている。第1、第2のフォトインター
ラプター22、23、マスク21は、固定鏡筒16に固
定されており、被駆動体であるレンズ鏡筒8の移動に伴
い、光学スケール20はマスク21とわずかな空隙を介
して、相対的に移動する。
【0032】マスク21の表面には図2(a)に示すよ
うな2相の凹凸が設けられており、第1相の凹凸の範囲
には第1のフォトインターラプター22がその発光部2
2aと受光部22bの間に光学スケール20とマスク2
1が位置するように設けられている。また、マスク21
の第2相の凹凸の範囲には第2のフォトインターラプタ
ー23がその発光部23aと受光部23bの間に光学ス
ケール20とマスク21が位置するように設けられてい
る。
【0033】このような構成にすることにより、第1、
第2のフォトインターラプター22、23の発光部22
a、23aを出た光は、被駆動体であるレンズ鏡筒8の
移動に伴い、透過状態と、遮光状態を繰り返す。図2
(a)において、第1のフォトインターラプター22は
透過状態にあり、第2のフォトインターラプター23は
遮光状態にある。
【0034】図2(a)のマスク21は説明のために第
1相が透過、第2相が遮光状態になるようにしており、
位相差は180度であるが、本発明の実施の形態例1の
マスク21は、被駆動体であるレンズ鏡筒8の移動に伴
い、図2(b)に示すような位相差90度の正弦波状の
信号が得られるようになっている。
【0035】マイクロコンピューター14は、例えば電
源投入時に、被駆動体であるレンズ鏡筒8を可動範囲の
所定の端に当接させ、内部のカウンターをリセットし
て、そこからインクリメンタルエンコーダーの出力信号
をカウントすることにより、被駆動体であるレンズ鏡筒
8の位置を認識する。また、この際、周知の信号内挿回
路を用いることにより、前述の光学マスク20上の凹凸
のピッチよりもはるかに細かい精度でレンズ鏡筒8の位
置を認識することも可能である。
【0036】ドライブ回路15は、入力端子15aと、
第1、第2の出力端子15b、15cを有し、入力端子
はマイクロコンピューター14の出力端子14eと電気
的に接続され、第1、第2の出力端子15b、15c
は、それぞれコイル4と電気的に接続されている。
【0037】ドライブ回路15は、入力端子15aに印
加される電圧値が、所定の電圧よりも高いときには、第
1の出力端子15bに出力する電圧が第2の出力端子1
5cに出力する電圧よりも高くなるように、かつ、前記
所定の電圧と、入力端子15aに入力される電圧値の差
の絶対値に比例した電圧を、第1、第2の出力端子15
b、15cを介してコイル4に印加する。
【0038】また、ドライブ回路15は、入力端子15
aに印加される電圧値が、所定の電圧よりも低いときに
は、第1の出力端子15bに出力する電圧が、第2の出
力端子15cに出力する電圧よりも低くなるように、か
つ、前記所定の電圧と、入力端子に入力される電圧値の
差の絶対値に比例した電圧を、第1、第2の出力端子1
5b、15cを介してコイル4に印加する。
【0039】次に実施の形態例1により位置制御する際
の説明をする。レンズ鏡筒8を迅速、かつ高精度に位置
制御するには、被駆動体であるレンズ鏡筒8の移動速度
に対して線形性を有する速度信号を得ることが必要であ
る。しかるに、本実施の形態例1においては、永久磁石
1にほぼ正弦波状の着磁を施し、アーム5とホール素子
12の取り付け角度を工夫することによって、レンズ鏡
筒8の位置とホール素子12の出力電圧に線形性を持た
せ、それを微分してレンズ鏡筒8の移動速度に比例した
速度信号を得るので、レンズ鏡筒8の位置制御を迅速、
かつ高精度に容易に行うことができる。
【0040】次に、レンズ鏡筒8の位置とホール素子1
2の出力電圧に線形性を持たせるための、永久磁石1と
アーム5と、ホール素子12の取り付け角度について図
1、図3により説明する。
【0041】図1に図示した実施の形態例1において、
アーム5を取り付けた方向は、永久磁石1の磁極の境界
zに一致している。また、ホール素子12は、アーム5
が第1、第2のガイドバー9、10の長さ方向と直角な
位置をなす角度にある際に、永久磁石1の磁極の境界z
と対向する位置に配置されている。
【0042】次に、ホール素子12の出力信号とロータ
ー19の回転角度とレンズ鏡筒8の位置について図3に
より説明する。図3において、θは、ローター19の回
転角度を表し、アーム5が第1、第2のガイドバー9、
10の長さ方向と直角な方向にある位置を0として表し
ている。また、eout は、ホール素子12の出力信号を
表し、xは、レンズ鏡筒8の位置を表し、アーム5が第
1、第2のガイドバー9、10の長さ方向と直角な方向
にある位置を0として表している。
【0043】永久磁石1には正弦波状の着磁が施されて
いるために、ローター19の回転角度θに対するホール
素子12の出力電圧eout は、第3(a)に示すように
正弦波状になる。また、ローター19の回転角度θに対
するレンズ鏡筒8の位置xは、図1により説明した構成
により、図3(b)に示すように正弦波状になる。
【0044】上記ローター19の回転角度θに対して、
ホール素子12の出力電圧eout とレンズ鏡筒8の位置
xがそれぞれ正弦波状になることにより、レンズ鏡筒8
の位置xに対するホール素子12の出力電圧eout は、
図3(c)に示すように直線になる。このため、ホール
素子12の出力電圧eout を微分回路を含む検出回路1
3に入力することで、レンズ鏡筒8の速度を検出回路1
3の出力信号として検出することができる。
【0045】次に、図4により、実施の形態例1の駆動
回路について説明する。図4において、図1で説明した
構成要素と同一の要素には、同一の符号を付してある。
【0046】図4において、12は図1により説明した
ホール素子、13は検出回路、14はマイクロコンピュ
ーター、15はドライブ回路、4はコイル、22、23
はフォトインターラプター、24乃至46は抵抗、47
はコンデンサー、48乃至51はオペアンプである。
【0047】抵抗24はホール素子12の第1の入力端
子と電源に接続され該ホール素子のバイアス電流を決定
する。ホール素子12のバイアス電流は該ホール素子の
ゲインを決定する要因であるため、ホール素子12のゲ
インは抵抗24によって決定される。抵抗25、26、
27、28、29、30とオペアンプ48は周知の差動
増幅器210を構成し、該差動増幅器210の第1、第
2の入力端子には、ホール素子12の第1、第2の出力
端子が接続されている。
【0048】抵抗31、32、33、34、コンデンサ
47、オペアンプ49は速度信号増幅回路220を構成
し、該速度信号増幅回路220の入力端子は、前記ホー
ル素子の出力信号を増幅するオペアンプ48を含む差動
増幅器210の出力端子に接続されている。そして、こ
の速度信号増幅回路220は、ローター19の回転速度
を表すホール素子12の出力信号の変化を増幅する。
【0049】検出回路13は、上記オペアンプ48を含
む差動増幅器210とオペアンプ49を含む速度信号増
幅回路220によって構成されており、この検出回路1
3の出力端子はマイクロコンピューター14の第1のア
ナログ入力端子14bに接続されている。
【0050】抵抗35、36、37、38は第1、第2
のフォトインターラプター22、23に接続されてお
り、それぞれの発光ダイオード22a、23aの発光量
とフォトトランジスター22b、23bのバイアス電流
を決めている。また、第1のフォトインターラプター2
2の出力端子はマイクロコンピューター14の第2のア
ナログ入力端子14cに接続されており、第2のフォト
インターラプター23の出力端子はマイクロコンピュー
ター14の第3のアナログ入力端子14dに接続されて
いる。
【0051】抵抗39、40、41、42、43、オペ
アンプ50は周知の増幅器230を構成し、その入力端
子15aはマイクロコンピューター14の第1の出力端
子14eに接続されている。このオペアンプ50を含む
増幅回路230は、マイクロコンピューター14が出力
する指令信号を増幅し、抵抗41、42によって決まる
基準電圧に対する電圧を出力する。抵抗44、45、4
6、オペアンプ51は、周知の反転増幅器240を構成
し、その第1の入力端子は、オペアンプ50を含む増幅
器230の出力端子に接続され、基準電圧に対して、オ
ペアンプ50を含む増幅器230の出力電圧を反転した
電圧を出力する。
【0052】上記オペアンプ50を含む増幅回路230
の出力端子は、ドライブ回路15の第1の出力端子15
bであり、コイル4の第1の端子に接続されている。オ
ペアンプ51を含む反転増幅器240の出力端子は、ド
ライブ回路15の第2の出力端子15cであり、コイル
4の第2の端子に接続されている。
【0053】マイクロコンピューター14は、入力端子
14aに入力される目標位置に対応する信号と、第1の
アナログ入力端子14bに入力される被駆動体であるレ
ンズ鏡筒8の移動速度に対応する信号と、第2、第3の
アナログ入力端子14c、14dに入力されるインクリ
メンタルエンコーダーの出力信号とによって検出される
被駆動体であるレンズ鏡筒8の現在位置を演算し、目標
位置と現在位置の差および、現在のレンズ鏡筒8の移動
速度に見合った駆動信号を、アナログ出力端子14eを
介してドライブ回路15に出力する。
【0054】このような構成の実施の形態例1は、マイ
クロコンピューター14の入力端子14aに、被駆動体
であるレンズ鏡筒8の目標位置に相当する指令信号が入
力されると、マイクロコンピューター14は、第2、第
3のアナログ入力端子14c、14dに入力される第
1、第2のフォトインターラプター22、23の出力信
号を内部のカウンターでカウントすることによって被駆
動体であるレンズ鏡筒8の現在位置と目標位置の差を求
めて、その差を0にする電圧を出力端子14eからドラ
イブ回路15に出力する。
【0055】ドライブ回路15は、入力電圧に応じた電
圧をモーター18のコイル4に印加し、それに伴ってモ
ーター18のローター19が、マイクロコンピューター
14の内部カウンターの値が指令信号に対応する値にな
る位置まで回転する。この際、マイクロコンピューター
14は、ホール素子12の出力信号の変化に対応する信
号、すなわち、ローター19の回転速度に応じた電圧を
検出回路13から入力し、ローター19の回転速度すな
わち被駆動体であるレンズ鏡筒8の移動速度が早くなり
すぎないように、上記電圧を加減して出力端子14eか
らドライブ回路15に出力する。これにより、ドライブ
回路15はレンズ鏡筒8を目標位置に正確に停止させる
駆動力で該レンズ鏡筒を駆動させる。
【0056】このようにマイクロコンピュータ14はレ
ンズ鏡筒の現在位置および現在の移動速度に応じた所定
の駆動力を得ることのできる電圧値をドライブ回路に出
力する。ドライブ回路15は入力された上記電圧に応じ
た電流をコイル4へ流し、ローター19を回転させる。
ローター19の回転はアーム5を介してレンズ鏡筒8に
伝達され、レンズ鏡筒8をその位置に適する速度で移動
させる。この結果、レンズ鏡筒8をオーバラン等の不都
合を生じさせることなく、迅速かつ正確に目標位置に移
動停止させることができる。
【0057】このように、レンズ鏡筒8を駆動する場合
には、撮影レンズを焦点上で許容錯乱内径の半分以下だ
け動かした際に、レンズ鏡筒8の重量等による負荷を駆
動し得るだけの電流がモーター18のコイル4に流れる
ように設定するのが望ましく、そうすることにより、ピ
ントのぼけのない映像を得ることができる。
【0058】図5は、ビデオカメラに用いられるズーム
レンズに本発明を応用した際のレンズ鏡筒の分解斜視図
であり、前記図1に説明した部分と同一部分には同一の
符号を付している。図5において、55は、第1の固定
鏡筒であり、第1の固定レンズ群が固定されている。5
6は、第1の移動レンズ鏡筒であり、変倍レンズが固定
されている。57は、第2の固定レンズ鏡筒であり、第
2の固定レンズ群が固定されている。58、59は、変
倍レンズ用の第1、第2のガイドバーであり、第1及び
第2の固定レンズ鏡筒に固定され、第1の移動レンズ鏡
筒56に設けた摺動穴及び摺動溝と嵌合し、第1の移動
レンズ鏡筒56を光軸方向に移動自在に支持している。
【0059】61は、ステッピングモーターであり、出
力軸上にネジ軸61aが設けられている。60は、ラッ
ク部材で、第1の移動レンズ鏡筒56に設けられた取付
穴56a、56bに取り付けられるとともに、ラックネ
ジ部がステッピングモーターのネジ軸61aとかみ合っ
ている。また、62は、第1の移動レンズ鏡筒56の位
置をリセットするリセットセンサーである。このような
構成により、変倍レンズは、ステッピングモーター61
の回転に伴い光軸方向に移動する。63、64は絞り羽
根であり、65は、絞り羽根の位置を規制する押さえ板
である。66は、絞り駆動用のメーターであり、その回
転に応じて、絞りばね63、64が開閉する。16は、
第3の固定レンズ鏡筒であり、8は、フォーカスコンペ
レンズが固定された被駆動体としての第2の移動レンズ
鏡筒である。
【0060】第2の移動レンズ鏡筒8には、光学スケー
ル20が固定されている。また、第3の固定レンズ鏡筒
16には、マスク21と第1、第2のフォトインターラ
プター22、23が固定されており、光学スケール2
0、マスク21、第1、第2のフォトインターラプター
22、23はインクリメンタルエンコーダーを形成して
いる。
【0061】9、10は、第1、第2のフォーカスコン
ペレンズ用ガイドバーであり、第2の固定レンズ鏡筒5
7と、第3の固定レンズ鏡筒16に固定されるととも
に、第2の移動レンズ鏡筒8の摺動穴8b及び第2の摺
動溝8cと嵌合して、第2の移動レンズ鏡筒8を光軸方
向に移動自在に支持している。18は第3の固定レンズ
鏡筒16に固定されたモーターであり、その出力軸7
は、第2の移動レンズ鏡筒8の第1の摺動溝8aと嵌合
する軸を有する不図示のアーム等の変換手段に連動して
いる。このため、モーター18の回転により第2の移動
レンズ鏡筒8は光軸方向に駆動される。
【0062】このような構成とすることにより、第2の
移動レンズ鏡筒8を小さな駆動力で迅速、かつ正確、そ
して静かに目標位置に移動停止させることができる。
【0063】実施の形態例2 前記実施の形態例1においては、位置検出手段として、
光学スケール20と、マスク21と、第1、第2のフォ
トインターラプター22、23によりインクリメンタル
エンコーダーを構成するとともに、ホール素子によりモ
ーター18のローター回転位置を検出し、その回転位置
信号を微分処理することによって被駆動体の移動速度を
検出しているが、位置検出手段、速度検出手段とも別な
手段を用いることもできる。
【0064】図6は実施の形態例2を説明する構成図で
あり、前記図1に示す実施の形態例1と同一の構成には
同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0065】図6において、90は永久磁石にN極、S
極を所定の間隔で繰り返し着磁したマグネットスケール
であり、150は周知の2相式磁気抵抗効果素子、11
0は永久磁石、120は第1の駆動用ステーター、13
0は第2の駆動用ステーター、140は速度検出用ステ
ーター、100は速度検出用コイル、160は速度信号
増幅回路である。
【0066】マグネットスケール90は被駆動体である
レンズ鏡筒8に固定されており、磁気抵抗効果素子15
0は、マグネットスケール90とわずかな空隙を介して
対向するように固定レンズ鏡筒16に固定されている。
このような構成により、マグネットスケール90と磁気
抵抗効果素子150は、レンズ鏡筒8が移動するとマグ
ネットスケール90が移動し、それにより磁気抵抗効果
素子150の電気抵抗が変化し、2相信号として検出で
きるインクリメンタルエンコーダーになっている。
【0067】永久磁石110は、例えば、ネオジウム系
のプラスチック永久磁石を円筒形状に成形して作られ、
外径部が4極に着磁されており、その着磁波形は、ほぼ
正弦波状になっている。
【0068】第1の駆動用ステーター120は、例え
ば、ケイ素鋼板をプレス加工で打ち抜き積層して作ら
れ、前記、永久磁石と対向する磁極部120aと伸長部
120bを有する。第1の駆動用ステーター120の磁
極部120aは略90度の開角でわずかな空隙を介し
て、永久磁石110と対向しており、伸長部120bに
は駆動用コイル4が巻装されている。
【0069】第2の駆動用ステーター130は、例え
ば、ケイ素鋼板をプレス加工で打ち抜き積層して作ら
れ、前記、永久磁石と対向する磁極部130aを有す
る。第2の駆動用ステーター130の磁極部130aは
略90度の開角でわずかな空隙を介して、永久磁石11
0と対向している。
【0070】速度検出用ステーター140は、例えば、
ケイ素鋼板をプレス加工で打ち抜き積層して作られ、第
1、第2の磁極部140a、140bとそれぞれの磁極
部を連結する略コ字状の連結部を有し、連結部には速度
検出用のコイル100が巻装されている。また、速度検
出用ステーター140の第1、第2の磁極部140a,
140bは、それぞれ略90度の開角でわずかな空隙を
介して、永久磁石110と対向している。
【0071】永久磁石110とアーム5は、永久磁石1
10の着磁の磁極の境界がそれぞれステーターの磁極の
中心と一致する位置において、アーム5とガイドバー9
の方向が略直角になるように固定されている。
【0072】速度検出用コイル100は、速度信号増幅
回路160に接続されており、速度信号増幅回路160
は、永久磁石110が回転することにより、該永久磁石
110の回転速度に比例して速度検出用コイル100に
発生する逆起電圧を増幅して、速度信号としてマイクロ
コンピューター14に出力する。
【0073】従って、マイクロコンピューター14及び
ドライブ回路15を、すでに説明した実施の形態例1と
同じ構成、機能にしておけば、レンズ鏡筒8を小さな駆
動力で迅速、かつ正確、そして静かに目標位置に移動停
止させることができる。
【0074】特に、実施の形態例2においては、速度検
出手段として、温度特性がきわめて良い温度による変動
が少ないコイルによって被駆動体の速度を検出している
ので、使用される温度範囲が広い装置に適用するのが有
効である。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被駆動
体の現在位置および移動速度により決定した駆動力で該
被駆動体を移動制御するように構成したので、被駆動体
の重量を増すことなく、しかも、小さな駆動力で迅速、
かつ正確、そして静かに被駆動体をオーバーラン等の不
都合を生じさせることなく、目標位置に移動停止させる
ことができるという優れた効果を有する。
【0076】また、本発明によれば、インクリメンタル
エンコーダー等によって被駆動体の位置を検出すること
ができるので、周知の信号内挿回路を容易に適用可能で
あり、被駆動体の位置をきわめて正確に制御できるとい
う優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駆動装置の実施の形態例1の構成
を示す説明図
【図2】実施の形態例1における位置検出器と出力信号
の説明図
【図3】実施の形態例1における速度検出器であるホー
ル素子の出力信号と被駆動体の位置の説明図
【図4】実施の形態例1における駆動回路図
【図5】実施の形態例1を応用したレンズ鏡筒の分解斜
視図
【図6】本発明による駆動装置の実施の形態例2の説明
【符号の説明】
5 アーム(変換手段) 6 回転軸 8 レンズ鏡筒(被駆動体) 9、10 ガイド手段 12 ホール素子(速度検出手段) 13 検出回路(速度検出手段) 14 マイクロコンピューター(制御手段) 15 ドライブ回路(駆動手段) 18 モーター(駆動手段) 20 光学スケース(位置検出手段) 21 マスク(位置検出手段) 22 フォトインターラプター(位置検出手段) 23 フォトインターラプター(位置検出手段) 100 コイル(速度検出手段)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動体のある方向への移動を案内する
    案内手段と、回転軸を有する動力手段と、前記回転軸の
    回転を前記被駆動体の前記方向への動きに変換する変換
    手段と、前記被駆動体の位置を検出する位置検出手段
    と、前記被駆動体の移動速度を検出する速度検出手段
    と、前記被駆動体が目標位置で停止するように前記位置
    検出手段の出力と前記速度検出手段の出力とに基づいて
    前記動力手段を制御する制御手段とを有することを特徴
    とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記動力手段は、前記回転軸と連結され
    るか又は前記回転軸自身であるローターと、前記ロータ
    ーを回転させステーターとを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ステーターに供給した弾性波により
    前記ローターを回転させることを特徴とする請求項2記
    載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記動力手段は、複数極に着磁された永
    久磁石を備え且つ前記回転軸と連結されるか又は前記回
    転軸自身であるローターと、コイルを有し該コイルへの
    通電により前記ローターを回転させるステーターとを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記位置検出手段はインクリメンタルエ
    ンコーダーとリセットセンサーとを有することを特徴と
    する請求項1記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記エンコーダーは位相が90度ずれた
    2個の正弦波信号を出力することを特徴とする請求項5
    記載の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記位置検出手段はアブソリュート型エ
    ンコーダーを有することを特徴とする請求項1記載の駆
    動装置。
  8. 【請求項8】 前記エンコーダーは光学式エンコーダー
    であることを特徴とする請求項6、7記載の駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記エンコーダーは磁気式エンコーダー
    であることを特徴とする請求項6、7記載の駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記エンコーダーはリニアエンコーダ
    ーであることを特徴とする請求項6、7記載の駆動装
    置。
  11. 【請求項11】 前記エンコーダーのリニアスケールを
    前記被駆動体に連結していることを特徴とする請求項1
    0記載の駆動装置。
  12. 【請求項12】 前記エンコーダーの読み取りセンサを
    前記被駆動体に連結していることを特徴とする請求項1
    0記載の駆動装置。
  13. 【請求項13】 前記速度検出手段は、前記回転軸の回
    転を検出する回転検出器と該回転検出器の出力を微分す
    ることにより速度信号を形成する速度信号形成手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  14. 【請求項14】 前記動力手段は、複数極に着磁された
    永久磁石を備え且つ前記回転軸と連結されるか又は前記
    回転軸自身であるローターと、コイルと、該コイルへの
    通電により前記ローターを回転させるステーターとを備
    え、前記回転検出器は、前記ローターの回転を検出する
    磁気センサを備えることを特徴とする請求項13記載の
    駆動装置。
  15. 【請求項15】 前記磁気センサはホール素子であるこ
    とを特徴とする請求項14記載の駆動装置。
  16. 【請求項16】 前記磁気センサは前記ローターの回転
    に伴い電流が流れるコイルを有することを特徴とする請
    求項14記載の駆動装置。
  17. 【請求項17】 前記永久磁石は、前記ローターが回転
    した時の前記磁気センサの出力がほぼ正弦波状になるよ
    うに着磁されていることを特徴とする請求項14〜16
    記載の駆動装置。
  18. 【請求項18】 前記速度検出手段は、前記位置検出手
    段のセンサの出力を微分する手段であることを特徴とす
    る請求項1記載の駆動装置。
  19. 【請求項19】 前記動力手段は、複数極に着磁された
    永久磁石を備え且つ前記回転軸と連結されるか又は前記
    回転軸自身であるローターと、コイルを有し該コイルへ
    の通電により前記ローターを回転させるステーターとを
    備え、前記センサは、該ローターの回転を検出する検出
    器であり、前記永久磁石は、前記ローターが回転した時
    の前記磁気センサの出力がほぼ正弦波状になるように着
    磁されていることを特徴とする請求項17記載の駆動装
    置。
  20. 【請求項20】 被駆動体のある方向への移動を案内す
    る案内手段と、複数極に着磁された永久磁石を備えるロ
    ーターと、コイルを有し該コイルへの通電により前記ロ
    ーターを回転させるステーターと、前記ローターの回転
    を前記被駆動体の前記方向への動きに変換する変換手段
    と、前記被駆動体の位置を検出する位置検出器と、前記
    ローターの回転を検出する磁気センサとを有し、前記永
    久磁石を前記ローターが回転した時の前記磁気センサの
    出力がほぼ正弦波状になるように着磁し、前記磁気セン
    サの出力を微分する微分手段を設け、前記位置検出器の
    出力と前記微分手段の出力とに基づいて前記コイルへの
    通電を制御する手段とを有することを特徴とする駆動装
    置。
  21. 【請求項21】 前記磁気センサはホール素子であるこ
    とを特徴とする請求項20記載の駆動装置。
  22. 【請求項22】 前記磁気センサは前記ローターの回転
    に伴い電流が流れるコイルを有することを特徴とする請
    求項20記載の駆動装置。
  23. 【請求項23】 請求項21乃至請求項22に記載のい
    ずれかの前記駆動装置を用いて光学素子を駆動すること
    を特徴とする光学機器。
  24. 【請求項24】 前記光学素子がレンズであり、該レン
    ズを光軸方向に駆動することを特徴とする請求項23記
    載の光学機器。
  25. 【請求項25】 ズームレンズを有し、前記レンズが該
    ズームレンズの焦点合わせのためのレンズであることを
    特徴とする請求項24記載の光学機器。
  26. 【請求項26】 前記ズームレンズがリアーフォーカス
    タイプのレンズ系であることを特徴とする請求項25記
    載の光学機器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6853808B1 (en) 2003-08-13 2005-02-08 Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. Camera and portable equipment with camera
US7064912B2 (en) 2003-04-17 2006-06-20 Nidec Sankyo Corporation Lens driving apparatus, thin camera, and a cellular phone having a thin camera
JP2007047449A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Canon Inc ステッピングモータを用いた光学機器
JP2008076591A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd レンズ移動装置、及び、レンズ移動プログラム

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