JPH08248292A - 駆動装置とカメラおよび光学機器 - Google Patents
駆動装置とカメラおよび光学機器Info
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- JPH08248292A JPH08248292A JP7079604A JP7960495A JPH08248292A JP H08248292 A JPH08248292 A JP H08248292A JP 7079604 A JP7079604 A JP 7079604A JP 7960495 A JP7960495 A JP 7960495A JP H08248292 A JPH08248292 A JP H08248292A
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- driven body
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- driving
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズ等の被駆動体を駆動する駆動装置にお
いて、高速で、静かに、滑らかに被駆動体を駆動できる
ようにすること。 【構成】 被駆動体8を直進方向にガイドするガイド手
段9,10と、複数極に着磁されたローター1の回転を
前記被駆動体に伝達して該被駆動体の直進方向の移動に
変換する動力変換手段5と、前記ローターの回転位置を
検出して前記被駆動体の位置と直線的な関係を有する検
出値を出力する回転位置検出手段5と、外部からの指令
信号と前記回転位置検出手段の出力信号に応じて前記ロ
ーターの回転位置を制御する制御手段13〜15とを備
えたこと。
いて、高速で、静かに、滑らかに被駆動体を駆動できる
ようにすること。 【構成】 被駆動体8を直進方向にガイドするガイド手
段9,10と、複数極に着磁されたローター1の回転を
前記被駆動体に伝達して該被駆動体の直進方向の移動に
変換する動力変換手段5と、前記ローターの回転位置を
検出して前記被駆動体の位置と直線的な関係を有する検
出値を出力する回転位置検出手段5と、外部からの指令
信号と前記回転位置検出手段の出力信号に応じて前記ロ
ーターの回転位置を制御する制御手段13〜15とを備
えたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスチールカメ
ラ、ビデオカメラ等の光学機器において、レンズ等の被
駆動体を駆動する駆動装置に関するものである。
ラ、ビデオカメラ等の光学機器において、レンズ等の被
駆動体を駆動する駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオカメラのオートフォーカ
ス時のレンズ駆動に用いられるような駆動装置において
は、その条件として、高速駆動が可能であること、大き
な推力を得られること、振動や騒音が少ないこと、制御
精度が高いことなどが必要である。
ス時のレンズ駆動に用いられるような駆動装置において
は、その条件として、高速駆動が可能であること、大き
な推力を得られること、振動や騒音が少ないこと、制御
精度が高いことなどが必要である。
【0003】従来のこの種の駆動装置としては、 (A)ステッピングモーターの出力軸にリードスクリュ
ーを設けるとともに、被駆動体であるフォーカスレンズ
鏡筒や変倍レンズ鏡筒にラックネジを設け、前記リード
スクリューと、前記ラックネジをかみ合わせることによ
り、ステッピングモーターの回転で被駆動体であるフォ
ーカスレンズ鏡筒や変倍レンズ鏡筒を光軸方向の移動さ
せ、ステッピングモーターの歩進ステップ数をカウント
することによって、必要な量だけ光軸方向に動かすこと
が行われている。 (B)モーターの駆動力を減速機構で増幅して、カムを
設けた鏡筒を回転させ、このカムによってレンズ鏡筒を
光軸方向に移動させ、パルスエンコーダーの出力パルス
をカウントすることによって必要な量だけ光軸方向に動
かすことが行われている。 (C)被駆動体であるレンズ鏡筒をボイスコイルモータ
ーにより光軸方向に移動させ、磁気抵抗効果素子により
レンズの移動位置を検出する。
ーを設けるとともに、被駆動体であるフォーカスレンズ
鏡筒や変倍レンズ鏡筒にラックネジを設け、前記リード
スクリューと、前記ラックネジをかみ合わせることによ
り、ステッピングモーターの回転で被駆動体であるフォ
ーカスレンズ鏡筒や変倍レンズ鏡筒を光軸方向の移動さ
せ、ステッピングモーターの歩進ステップ数をカウント
することによって、必要な量だけ光軸方向に動かすこと
が行われている。 (B)モーターの駆動力を減速機構で増幅して、カムを
設けた鏡筒を回転させ、このカムによってレンズ鏡筒を
光軸方向に移動させ、パルスエンコーダーの出力パルス
をカウントすることによって必要な量だけ光軸方向に動
かすことが行われている。 (C)被駆動体であるレンズ鏡筒をボイスコイルモータ
ーにより光軸方向に移動させ、磁気抵抗効果素子により
レンズの移動位置を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】以上のように、従
来種々の駆動装置があるが、(A)の駆動装置はステッ
ピングモーターを駆動動力源としているため、早い速度
で被駆動体であるレンズを駆動しようとするとステッピ
ングモーターが脱調して入力パルスに対するレンズの位
置が定まらなくなり制御不能の状態になる。
来種々の駆動装置があるが、(A)の駆動装置はステッ
ピングモーターを駆動動力源としているため、早い速度
で被駆動体であるレンズを駆動しようとするとステッピ
ングモーターが脱調して入力パルスに対するレンズの位
置が定まらなくなり制御不能の状態になる。
【0005】そこで、早い速度で被駆動体であるレンズ
を駆動するためには大きな電力を必要としたり、大型で
強力なモーターが必要になり、結局装置全体が大型化す
る。またステッピングモーターを駆動動力源としたもの
においては、レンズをステップ動作により駆動するため
に、振動が生じ、その振動が直接マイクロフォンを振動
させて騒音となり、マイクロフォンを介してビデオカメ
ラによってビデオテープに録音されてしまうという問題
点があった。
を駆動するためには大きな電力を必要としたり、大型で
強力なモーターが必要になり、結局装置全体が大型化す
る。またステッピングモーターを駆動動力源としたもの
においては、レンズをステップ動作により駆動するため
に、振動が生じ、その振動が直接マイクロフォンを振動
させて騒音となり、マイクロフォンを介してビデオカメ
ラによってビデオテープに録音されてしまうという問題
点があった。
【0006】また、(B)の駆動装置は高速で被駆動体
であるレンズ鏡筒を駆動しようとすると減速機構を用い
ているため、駆動源であるモーターの回転数を上げなけ
ればならなくなり、結局騒音が生じ、その騒音がマイク
ロフォンを介してビデオカメラによってビデオテープに
録音されてしまうという問題点があった。
であるレンズ鏡筒を駆動しようとすると減速機構を用い
ているため、駆動源であるモーターの回転数を上げなけ
ればならなくなり、結局騒音が生じ、その騒音がマイク
ロフォンを介してビデオカメラによってビデオテープに
録音されてしまうという問題点があった。
【0007】(C)の駆動装置は、いわゆるダイレクト
駆動であるために騒音の問題は解決されるものの、移動
重量には被駆動体であるレンズ鏡筒の重量にボイスコイ
ルモーターの可動部分の重量が加算される。この結果、
レンズを動かすに必要な推力と比べて、より強力な推力
が必要となり、ボイスコイルモーターを大型のものにし
なければならなかったり、大きな電力が必要になるとい
う問題点があった。
駆動であるために騒音の問題は解決されるものの、移動
重量には被駆動体であるレンズ鏡筒の重量にボイスコイ
ルモーターの可動部分の重量が加算される。この結果、
レンズを動かすに必要な推力と比べて、より強力な推力
が必要となり、ボイスコイルモーターを大型のものにし
なければならなかったり、大きな電力が必要になるとい
う問題点があった。
【0008】また、例えばレンズを高温環境や低温環境
において使用する際に生じるピントずれを、被駆動体の
駆動位置や駆動ストローク量を可変して補償しようとし
た場合には、いずれの従来装置においても、相対位置に
よって制御されているために、例えば、レンズの温度を
測定して、その結果をマイクロコンピューターによって
処理して、補正量を考慮した位置に被駆動体を制御する
といった、かなり大掛かりな補正システムが必要とな
り、この補正システムを搭載した装置が高価になった
り、大型になったり、消費電力が大きくなるといった問
題点があった。
において使用する際に生じるピントずれを、被駆動体の
駆動位置や駆動ストローク量を可変して補償しようとし
た場合には、いずれの従来装置においても、相対位置に
よって制御されているために、例えば、レンズの温度を
測定して、その結果をマイクロコンピューターによって
処理して、補正量を考慮した位置に被駆動体を制御する
といった、かなり大掛かりな補正システムが必要とな
り、この補正システムを搭載した装置が高価になった
り、大型になったり、消費電力が大きくなるといった問
題点があった。
【0009】本発明は上記のような従来装置の問題点を
解消した駆動装置とカメラおよび光学機器を提供するこ
とを目的とする。
解消した駆動装置とカメラおよび光学機器を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による駆動装置
は、被駆動体を直進方向にガイドするガイド手段と、複
数極に着磁されたローターと、駆動動力源で駆動される
前記ローターの回転を前記被駆動体に伝達して該被駆動
体の直進方向の方向の移動に変換する動力変換手段と、
前記ローターの回転位置を検出して前記被駆動体の位置
と直線的な関係を有する検出値を出力する回転位置検出
手段と、外部からの指令信号と前記回転位置検出手段の
出力信号に応じて前記ローターの回転位置を制御する制
御手段とを備えたことにより、高速で、しかも静かに被
駆動体を駆動することができる。ローターの回転位置を
検出して、その値を、被駆動体の位置と1次的に対応さ
せることができるので、正確な位置制御を容易に行うこ
とができる。
は、被駆動体を直進方向にガイドするガイド手段と、複
数極に着磁されたローターと、駆動動力源で駆動される
前記ローターの回転を前記被駆動体に伝達して該被駆動
体の直進方向の方向の移動に変換する動力変換手段と、
前記ローターの回転位置を検出して前記被駆動体の位置
と直線的な関係を有する検出値を出力する回転位置検出
手段と、外部からの指令信号と前記回転位置検出手段の
出力信号に応じて前記ローターの回転位置を制御する制
御手段とを備えたことにより、高速で、しかも静かに被
駆動体を駆動することができる。ローターの回転位置を
検出して、その値を、被駆動体の位置と1次的に対応さ
せることができるので、正確な位置制御を容易に行うこ
とができる。
【0011】また、被駆動体の位置を検出する位置検出
手段の出力を制御する制御手段を設け、温度等の条件に
よって位置検出手段の出力特性を制御することにより、
被駆動体の位置を周囲の温度などの条件に応じて容易に
シフトしたり、被駆動体の指令信号に対する変化量を周
囲の温度などの条件に応じて容易に加減することができ
る。
手段の出力を制御する制御手段を設け、温度等の条件に
よって位置検出手段の出力特性を制御することにより、
被駆動体の位置を周囲の温度などの条件に応じて容易に
シフトしたり、被駆動体の指令信号に対する変化量を周
囲の温度などの条件に応じて容易に加減することができ
る。
【0012】本発明による駆動装置によりレンズを移動
させることにより、高速化、静粛化、高精度化したカメ
ラを得ることができる。
させることにより、高速化、静粛化、高精度化したカメ
ラを得ることができる。
【0013】本発明による駆動装置によりレンズを移動
させることにより、高速化、静粛化、高精度化した光学
機器を得ることができる。
させることにより、高速化、静粛化、高精度化した光学
機器を得ることができる。
【0014】この他本発明の駆動装置は、被駆動体と該
被駆動体を直進方向に移動自在にガイドするガイド手段
と、複数極に着磁された永久磁石を有するローターと、
該ローターの回転を該被駆動体に伝達して該被駆動体の
直進方向の方向の移動に変換する動力変換手段と、該ロ
ーターの回転位置を検出し、該被駆動体の位置と略1次
的な関係を有する検出値を出力する回転位置検出手段
と、該ローターを回転させる駆動動力源と外部からの指
令信号に応じて該回転位置検出手段の出力信号をもと
に、該ローターの回転位置を制御する制御手段とを備え
ることを特徴としている。
被駆動体を直進方向に移動自在にガイドするガイド手段
と、複数極に着磁された永久磁石を有するローターと、
該ローターの回転を該被駆動体に伝達して該被駆動体の
直進方向の方向の移動に変換する動力変換手段と、該ロ
ーターの回転位置を検出し、該被駆動体の位置と略1次
的な関係を有する検出値を出力する回転位置検出手段
と、該ローターを回転させる駆動動力源と外部からの指
令信号に応じて該回転位置検出手段の出力信号をもと
に、該ローターの回転位置を制御する制御手段とを備え
ることを特徴としている。
【0015】特に、前記ローターの回転位置θと前記被
駆動体の位置Xは X=Rsin θ (Rは定数) という関係になっており、前記回転位置検出手段の出力
は該ローターの回転位置θに対して Bsinnθ (n=1,2 ;B=定数) となることを特徴としている。
駆動体の位置Xは X=Rsin θ (Rは定数) という関係になっており、前記回転位置検出手段の出力
は該ローターの回転位置θに対して Bsinnθ (n=1,2 ;B=定数) となることを特徴としている。
【0016】又本発明の駆動装置は、前記被駆動体と該
被駆動体を駆動する駆動手段と前記被駆動体の位置を直
接的もしくは間接的に検出する位置検出手段と該位置検
出手段の出力特性を制御する第1の制御手段と外部から
の指令信号に応じて該位置検出手段の出力信号をもとに
該被駆動体の位置を制御する第2の制御回路とを備える
ことを特徴としている。
被駆動体を駆動する駆動手段と前記被駆動体の位置を直
接的もしくは間接的に検出する位置検出手段と該位置検
出手段の出力特性を制御する第1の制御手段と外部から
の指令信号に応じて該位置検出手段の出力信号をもとに
該被駆動体の位置を制御する第2の制御回路とを備える
ことを特徴としている。
【0017】又本発明の駆動装置は、被駆動体と該被駆
動体を直進方向に移動自在にガイドするガイド手段と、
複数極に着磁されたローターと該ローターの回転を前記
被駆動体に伝達して、前記被駆動体の直進方向の方向の
移動に変換する動力変換手段と、前記ローターの回転位
置を検出し、被駆動体の位置と略1次的な関係を有する
検出値を出力する回転位置検出手段と該回転位置検出手
段の出力特性を制御する第1の制御手段と、前記ロータ
ーを回転させる駆動動力源と外部からの指令信号に応じ
て前記回転位置検出手段の出力信号をもとに前記ロータ
ーの回転位置を制御する第2の制御手段とを備えること
を特徴としている。
動体を直進方向に移動自在にガイドするガイド手段と、
複数極に着磁されたローターと該ローターの回転を前記
被駆動体に伝達して、前記被駆動体の直進方向の方向の
移動に変換する動力変換手段と、前記ローターの回転位
置を検出し、被駆動体の位置と略1次的な関係を有する
検出値を出力する回転位置検出手段と該回転位置検出手
段の出力特性を制御する第1の制御手段と、前記ロータ
ーを回転させる駆動動力源と外部からの指令信号に応じ
て前記回転位置検出手段の出力信号をもとに前記ロータ
ーの回転位置を制御する第2の制御手段とを備えること
を特徴としている。
【0018】特に、前記ローターの回転位置θと被駆動
体の位置Xは X=Rsin θ (Rは定数) という関係になっており、回転位置検出手段の出力はロ
ーターの回転位置θに対して Bsinnθ (n=1,2 ;B=定数) となることを特徴としている。
体の位置Xは X=Rsin θ (Rは定数) という関係になっており、回転位置検出手段の出力はロ
ーターの回転位置θに対して Bsinnθ (n=1,2 ;B=定数) となることを特徴としている。
【0019】
(第1の実施例)以下、本発明の第1の実施例を図1乃
至図4について説明する。図1は本発明の駆動装置をビ
デオカメラ等に使用されるズームレンズに応用した要部
の説明図である。
至図4について説明する。図1は本発明の駆動装置をビ
デオカメラ等に使用されるズームレンズに応用した要部
の説明図である。
【0020】図1において、1は永久磁石、2は第1の
ステーター、3は第2のステーター、4はコイル、5は
動力変換手段の構成要素であるアーム、6は回転軸、7
は摺動軸、8は被駆動体であるレンズ鏡筒、9,10は
ガイド手段である第1,第2のガイドバー、11は移動
体である撮影レンズ、12は回転位置検出手段であるホ
ール素子、13は増幅回路(第1の制御手段)、14は
制御回路(第2の制御手段)、15はドライブ回路、1
6は第1,第2のガイドバーを保持する固定鏡筒、17
はバネ、18はメーター、19は上記永久磁石1,アー
ム5,回転軸6,摺動軸7により形成されたローターで
ある。
ステーター、3は第2のステーター、4はコイル、5は
動力変換手段の構成要素であるアーム、6は回転軸、7
は摺動軸、8は被駆動体であるレンズ鏡筒、9,10は
ガイド手段である第1,第2のガイドバー、11は移動
体である撮影レンズ、12は回転位置検出手段であるホ
ール素子、13は増幅回路(第1の制御手段)、14は
制御回路(第2の制御手段)、15はドライブ回路、1
6は第1,第2のガイドバーを保持する固定鏡筒、17
はバネ、18はメーター、19は上記永久磁石1,アー
ム5,回転軸6,摺動軸7により形成されたローターで
ある。
【0021】永久磁石1は、例えばネオジウム系のプラ
スチック永久磁石を円筒形状に成形して作られ、外径部
が2極に着磁されており、その着磁波形は、正弦波状に
なっている。この2極の正弦波状の着磁波形は、永久磁
石の外径に対して、内径を小さくして、平行磁場中に着
磁することにより得ることができる。
スチック永久磁石を円筒形状に成形して作られ、外径部
が2極に着磁されており、その着磁波形は、正弦波状に
なっている。この2極の正弦波状の着磁波形は、永久磁
石の外径に対して、内径を小さくして、平行磁場中に着
磁することにより得ることができる。
【0022】第1のステーター2は、例えば、ケイ素鋼
板をプレス加工で打ち抜き積層して作られ、永久磁石1
と対向する磁極部2aと伸長部2bを有する。
板をプレス加工で打ち抜き積層して作られ、永久磁石1
と対向する磁極部2aと伸長部2bを有する。
【0023】第2のステーター3は、例えば、ケイ素鋼
板をプラス加工で打ち抜き積層して作られ、永久磁石1
と対向する磁極部3aを有する。
板をプラス加工で打ち抜き積層して作られ、永久磁石1
と対向する磁極部3aを有する。
【0024】コイル4は、中空のボビン(不図示)に銅
線を捲回してつくられ、第1のステーター2の伸長部2
bに貫装されている。アーム5は、例えばポリカーボネ
ート樹脂を成形して作られ、回転軸6と摺動軸7が一体
に設けられており、永久磁石1が回転軸6に固定されて
いる。この回転軸6は、不図示のケースの軸受けによ
り、回動自在に軸支される。そして、上記の第1のステ
ーター2、第2のステーター3、コイル4、ローター1
9はメーター18を構成している。
線を捲回してつくられ、第1のステーター2の伸長部2
bに貫装されている。アーム5は、例えばポリカーボネ
ート樹脂を成形して作られ、回転軸6と摺動軸7が一体
に設けられており、永久磁石1が回転軸6に固定されて
いる。この回転軸6は、不図示のケースの軸受けによ
り、回動自在に軸支される。そして、上記の第1のステ
ーター2、第2のステーター3、コイル4、ローター1
9はメーター18を構成している。
【0025】レンズ鏡筒8は、例えばポリカーボネート
樹脂を成形してつくられ、第1の摺動溝8a,摺動穴8
b,第2の摺動溝8c,バネ係止部8dが設けられ、撮
影レンズ11が固定されている。このレンズ鏡筒8の第
1の摺動溝8aには、摺動軸7が嵌合し、バネ係止部8
dには、がたどりバネ17が固定されており、摺動軸7
をレンズ鏡筒8の摺動溝8aの側面に当接するように付
勢している。このがたどりバネ17は、例えば、りん青
銅をプレス加工して作られている。
樹脂を成形してつくられ、第1の摺動溝8a,摺動穴8
b,第2の摺動溝8c,バネ係止部8dが設けられ、撮
影レンズ11が固定されている。このレンズ鏡筒8の第
1の摺動溝8aには、摺動軸7が嵌合し、バネ係止部8
dには、がたどりバネ17が固定されており、摺動軸7
をレンズ鏡筒8の摺動溝8aの側面に当接するように付
勢している。このがたどりバネ17は、例えば、りん青
銅をプレス加工して作られている。
【0026】第1のガイドバー9は、例えばステンレス
鋼で作られており、撮影レンズ11の光軸方向に平行に
配置され、その両端は、固定レンズ鏡筒16に圧入等の
周知の手段により固定されている。また、この第1のガ
イドバー9は、レンズ鏡筒8の摺動穴8bと嵌合し、レ
ンズ鏡筒8を第1のガイドバーの長さ方向に移動自在に
支持する。
鋼で作られており、撮影レンズ11の光軸方向に平行に
配置され、その両端は、固定レンズ鏡筒16に圧入等の
周知の手段により固定されている。また、この第1のガ
イドバー9は、レンズ鏡筒8の摺動穴8bと嵌合し、レ
ンズ鏡筒8を第1のガイドバーの長さ方向に移動自在に
支持する。
【0027】第2のガイドバー10は、例えばステンレ
ス鋼で作られており、撮影レンズ11の光軸方向に平行
に配置され、その両端は固定レンズ鏡筒16に圧入等の
周知の手段により固定されている。また、この第2のガ
イドバー10は、レンズ鏡筒8の摺動溝8cと嵌合し、
レンズ鏡筒8を第2のガイドバーの長さ方向に移動自在
に支持する。
ス鋼で作られており、撮影レンズ11の光軸方向に平行
に配置され、その両端は固定レンズ鏡筒16に圧入等の
周知の手段により固定されている。また、この第2のガ
イドバー10は、レンズ鏡筒8の摺動溝8cと嵌合し、
レンズ鏡筒8を第2のガイドバーの長さ方向に移動自在
に支持する。
【0028】ホール素子12は、周知のホール素子で、
永久磁石1の外周部とわずかな空隙を介して対向する位
置となるように不図示のケースに固定され、永久磁石1
の表面の磁束密度に比例した出力信号を出力する。
永久磁石1の外周部とわずかな空隙を介して対向する位
置となるように不図示のケースに固定され、永久磁石1
の表面の磁束密度に比例した出力信号を出力する。
【0029】増幅回路13は、その入力端子13aがホ
ール素子12の出力端子に接続され、ホール素子12の
出力信号を増幅する。また、増幅回路13にはホール素
子12にバイアス電力を供給する回路も含まれている。
ール素子12の出力端子に接続され、ホール素子12の
出力信号を増幅する。また、増幅回路13にはホール素
子12にバイアス電力を供給する回路も含まれている。
【0030】制御回路14は、第1の入力端子14a,
第2の入力端子14b,出力端子14cを有し、第1の
入力端子14aは、例えばビデオカメラのフォーカス制
御回路(不図示)に接続され、この第1の入力端子14
aには移動体である撮影レンズ11の目標位置が制御指
令信号として電圧値として入力される。第2の入力端子
14bは、増幅回路13の出力端子13bに接続され、
この第2の入力端子14bには移動体である撮影レンズ
11の現在の位置が電圧値として入力される。従って、
制御回路14は、第1の入力端子14aに入力されてい
る目標位置に対応する電圧と、第2の入力端子14bに
入力されている現在位置に対応する電圧の差を増幅して
出力端子14cに出力する。
第2の入力端子14b,出力端子14cを有し、第1の
入力端子14aは、例えばビデオカメラのフォーカス制
御回路(不図示)に接続され、この第1の入力端子14
aには移動体である撮影レンズ11の目標位置が制御指
令信号として電圧値として入力される。第2の入力端子
14bは、増幅回路13の出力端子13bに接続され、
この第2の入力端子14bには移動体である撮影レンズ
11の現在の位置が電圧値として入力される。従って、
制御回路14は、第1の入力端子14aに入力されてい
る目標位置に対応する電圧と、第2の入力端子14bに
入力されている現在位置に対応する電圧の差を増幅して
出力端子14cに出力する。
【0031】ドライブ回路15は、入力端子15aと第
1,第2の出力端子15b,15cを有し、入力端子1
5aは制御回路14の出力端子14cと電気的に接続さ
れ、第1,第2の出力端子15b,15cは、それぞれ
コイル4と電気的に接続されている。このドライブ回路
15は、入力端子15aに印加される電圧値が、所定の
電圧よりも高いときには、第1の出力端子15bに出力
する電圧が第2の出力端子15cに出力する電圧よりも
高くなるように、かつ、前記所定の電圧と入力端子15
aに入力される電圧の差の絶対値に比例した電圧を、第
1,第2の出力端子15b,15cを介してコイル4に
印加する。
1,第2の出力端子15b,15cを有し、入力端子1
5aは制御回路14の出力端子14cと電気的に接続さ
れ、第1,第2の出力端子15b,15cは、それぞれ
コイル4と電気的に接続されている。このドライブ回路
15は、入力端子15aに印加される電圧値が、所定の
電圧よりも高いときには、第1の出力端子15bに出力
する電圧が第2の出力端子15cに出力する電圧よりも
高くなるように、かつ、前記所定の電圧と入力端子15
aに入力される電圧の差の絶対値に比例した電圧を、第
1,第2の出力端子15b,15cを介してコイル4に
印加する。
【0032】また、ドライブ回路15は入力端子15a
に印加される電圧値が、所定の電圧よりも低いときに
は、第1の出力端子15bに出力する電圧が第2の出力
端子15cに出力する電圧よりも低くなるように、か
つ、前記所定の電圧と入力端子15aに入力される電圧
の差の絶対値に比例した電圧を、第1,第2の出力端子
15b,15cを介してコイル4に印加する。なお、上
記増幅回路13,制御回路14,ドライブ回路15で制
御手段を構成している。
に印加される電圧値が、所定の電圧よりも低いときに
は、第1の出力端子15bに出力する電圧が第2の出力
端子15cに出力する電圧よりも低くなるように、か
つ、前記所定の電圧と入力端子15aに入力される電圧
の差の絶対値に比例した電圧を、第1,第2の出力端子
15b,15cを介してコイル4に印加する。なお、上
記増幅回路13,制御回路14,ドライブ回路15で制
御手段を構成している。
【0033】このような構成により、本実施例は制御回
路14の第1の入力端子14aに、被駆動体であるレン
ズ鏡筒8の目標位置に相当する指令信号が電圧として入
力されると、制御回路14はホール素子12の出力信号
と指令信号の差を増幅して、その差を0にしようとする
電圧を、ドライブ回路15がメーター18のコイル4に
印加し、それに伴ってメーター18のローター19は、
ホール素子12の出力電圧が指令信号に対応する値を出
力する位置まで回転する。この際、ローター19の回転
は、アーム5を介してレンズ鏡筒8に伝達され、レンズ
鏡筒8は指令信号に相当する位置に移動する。
路14の第1の入力端子14aに、被駆動体であるレン
ズ鏡筒8の目標位置に相当する指令信号が電圧として入
力されると、制御回路14はホール素子12の出力信号
と指令信号の差を増幅して、その差を0にしようとする
電圧を、ドライブ回路15がメーター18のコイル4に
印加し、それに伴ってメーター18のローター19は、
ホール素子12の出力電圧が指令信号に対応する値を出
力する位置まで回転する。この際、ローター19の回転
は、アーム5を介してレンズ鏡筒8に伝達され、レンズ
鏡筒8は指令信号に相当する位置に移動する。
【0034】ところで指令信号に対してレンズ鏡筒8の
動きが線形性を有さないと、レンズ鏡筒8を位置制御す
ることは困難になってしまうが、本実施例においては永
久磁石1に正弦波状の着磁を施し、アーム5とホール素
子12の取り付け角度を工夫することによってレンズ鏡
筒8の位置とホール素子12の出力電圧に線形性を持た
せることでレンズ鏡筒8の制御を容易にしている。
動きが線形性を有さないと、レンズ鏡筒8を位置制御す
ることは困難になってしまうが、本実施例においては永
久磁石1に正弦波状の着磁を施し、アーム5とホール素
子12の取り付け角度を工夫することによってレンズ鏡
筒8の位置とホール素子12の出力電圧に線形性を持た
せることでレンズ鏡筒8の制御を容易にしている。
【0035】次にレンズ鏡筒8の位置とホール素子12
の出力電圧に線形性を持たせるための永久磁石1とアー
ム5とホール素子12の取り付け角度について図1,図
2により説明する。
の出力電圧に線形性を持たせるための永久磁石1とアー
ム5とホール素子12の取り付け角度について図1,図
2により説明する。
【0036】図1に図示した本実施例において、アーム
5の取り付け方向は永久磁石1の磁極の境界Tの方向に
一致している。また、ホール素子12は、アーム5が第
1,第2のガイドバー9,10の長さ方向の方向と直角
な位置をなす角度にある際に永久磁石1の磁極の境界T
と対向する位置に配置されている。
5の取り付け方向は永久磁石1の磁極の境界Tの方向に
一致している。また、ホール素子12は、アーム5が第
1,第2のガイドバー9,10の長さ方向の方向と直角
な位置をなす角度にある際に永久磁石1の磁極の境界T
と対向する位置に配置されている。
【0037】次にホール素子12の出力信号とローター
19の回転角度とレンズ鏡筒8の位置について図2によ
り説明する。図2において、θはローター19の回転角
度、アーム5が第1,第2のガイドバー9,10の長さ
方向の方向と直角な方向にある位置を0として表してい
る。また、eout はホール素子12の出力信号を表して
いる。さらにxは、レンズ鏡筒8の位置をアーム5が第
1,第2のガイドバー9,10の長さ方向の方向と直角
な方向にある位置を0として表している。
19の回転角度とレンズ鏡筒8の位置について図2によ
り説明する。図2において、θはローター19の回転角
度、アーム5が第1,第2のガイドバー9,10の長さ
方向の方向と直角な方向にある位置を0として表してい
る。また、eout はホール素子12の出力信号を表して
いる。さらにxは、レンズ鏡筒8の位置をアーム5が第
1,第2のガイドバー9,10の長さ方向の方向と直角
な方向にある位置を0として表している。
【0038】さて、永久磁石1に正弦波状の着磁が施さ
れているために、ローター19の回転角度θに対するホ
ール素子12の出力電圧eout は、図2(a)に示すよ
うに正弦波状になる。また、ローター19の回転角度θ
に対するレンズ鏡筒8の位置xは、図1により説明した
構成により、摺動軸7の回転のアーム5が第1,第2の
ガイドバー9,10の長さ方向の成分と等しくなるため
に、図2(b)に示すように正弦波状になる。
れているために、ローター19の回転角度θに対するホ
ール素子12の出力電圧eout は、図2(a)に示すよ
うに正弦波状になる。また、ローター19の回転角度θ
に対するレンズ鏡筒8の位置xは、図1により説明した
構成により、摺動軸7の回転のアーム5が第1,第2の
ガイドバー9,10の長さ方向の成分と等しくなるため
に、図2(b)に示すように正弦波状になる。
【0039】ローター19の回転角度θに対して、ホー
ル素子12の出力電圧eout とレンズ鏡筒8の位置xが
それぞれ正弦波状になることにより、レンズ鏡筒8の位
置xに対するホール素子12の出力電圧eout は、図2
(c)に示すように直線になり、ホール素子12の出力
電圧eout をもとにレンズ鏡筒8の位置を容易に制御す
ることができる。
ル素子12の出力電圧eout とレンズ鏡筒8の位置xが
それぞれ正弦波状になることにより、レンズ鏡筒8の位
置xに対するホール素子12の出力電圧eout は、図2
(c)に示すように直線になり、ホール素子12の出力
電圧eout をもとにレンズ鏡筒8の位置を容易に制御す
ることができる。
【0040】次に、図3により、本実施例におけるホー
ル素子12,増幅回路13,制御回路14,ドライブ回
路15の具体的な構成について説明する。図3において
21〜48は抵抗、49〜54はオペアンプ、55はコ
ンデンサーである。
ル素子12,増幅回路13,制御回路14,ドライブ回
路15の具体的な構成について説明する。図3において
21〜48は抵抗、49〜54はオペアンプ、55はコ
ンデンサーである。
【0041】抵抗21はホール素子12の第1の入力端
子と電源+Vに接続され、ホール素子12のバイアス電
流を決定する。ホール素子12のバイアス電流は該ホー
ル素子のゲインを決定する要因であるため、このゲイン
は、抵抗21によって決定される。抵抗22,23,2
4,25,26,27とオペアンプ49は、周知の差動
増幅回路を構成し、この差動増幅回路の第1,第2の入
力端子には、ホール素子12の第1,第2の出力端子が
接続されている。抵抗32,33は基準電圧を作るため
のものである。
子と電源+Vに接続され、ホール素子12のバイアス電
流を決定する。ホール素子12のバイアス電流は該ホー
ル素子のゲインを決定する要因であるため、このゲイン
は、抵抗21によって決定される。抵抗22,23,2
4,25,26,27とオペアンプ49は、周知の差動
増幅回路を構成し、この差動増幅回路の第1,第2の入
力端子には、ホール素子12の第1,第2の出力端子が
接続されている。抵抗32,33は基準電圧を作るため
のものである。
【0042】抵抗28,29,30,31とオペアンプ
50は、周知の差動増幅回路141を構成している。こ
のオペアンプ50を含む差動増幅回路の第1の入力端子
14aは、本実施例による駆動装置の入力端子であり、
外部の、例えばビデオカメラにおける自動焦点検出装置
のような指令信号発生装置に接続される。また、オペア
ンプ50を含む差動増幅回路141の第2の入力端子
は、前記オペアンプ49を含む差動増幅回路141の出
力端子と接続され、前記オペアンプ50を含む差動増幅
回路141は、外部より与えられる指令信号とローター
19の回転位置に相当するホール素子12の出力信号を
増幅した信号の差を増幅する。
50は、周知の差動増幅回路141を構成している。こ
のオペアンプ50を含む差動増幅回路の第1の入力端子
14aは、本実施例による駆動装置の入力端子であり、
外部の、例えばビデオカメラにおける自動焦点検出装置
のような指令信号発生装置に接続される。また、オペア
ンプ50を含む差動増幅回路141の第2の入力端子
は、前記オペアンプ49を含む差動増幅回路141の出
力端子と接続され、前記オペアンプ50を含む差動増幅
回路141は、外部より与えられる指令信号とローター
19の回転位置に相当するホール素子12の出力信号を
増幅した信号の差を増幅する。
【0043】抵抗34,35,36,37,38,3
9,40,41、コンデンサ55、オペアンプ52,5
3は、速度信号増幅回路142を構成している。この速
度信号増幅回路142の入力端子は、前記ホール素子1
2の出力信号を増幅するオペアンプ49を含む差動増幅
回路の出力端子に接続され、速度信号増幅回路142
は、ローター19の回転速度を表す、ホール素子12の
出力信号の変化を増幅する。
9,40,41、コンデンサ55、オペアンプ52,5
3は、速度信号増幅回路142を構成している。この速
度信号増幅回路142の入力端子は、前記ホール素子1
2の出力信号を増幅するオペアンプ49を含む差動増幅
回路の出力端子に接続され、速度信号増幅回路142
は、ローター19の回転速度を表す、ホール素子12の
出力信号の変化を増幅する。
【0044】抵抗42,43,44,45、オペアンプ
51は周知の増幅回路151を構成し、その入力端子は
制御回路14の第1の出力端子であるオペアンプ50を
含む差動増幅回路141の出力端子と、制御回路14の
第2の出力端子である速度信号増幅回路142の出力端
子とに接続されている。オペアンプ51を含む増幅回路
151は、指令信号と、レンズ鏡筒8に位置のずれに応
じるとともに、ローター19の回転速度にも応じた基準
電圧に対する電圧を出力する。
51は周知の増幅回路151を構成し、その入力端子は
制御回路14の第1の出力端子であるオペアンプ50を
含む差動増幅回路141の出力端子と、制御回路14の
第2の出力端子である速度信号増幅回路142の出力端
子とに接続されている。オペアンプ51を含む増幅回路
151は、指令信号と、レンズ鏡筒8に位置のずれに応
じるとともに、ローター19の回転速度にも応じた基準
電圧に対する電圧を出力する。
【0045】抵抗46,47,48、オペアンプ54は
周知の反転増幅回路152を構成し、その第1の入力端
子はオペアンプ51を含む増幅回路151の出力端子に
接続され、基準電圧に対してオペアンプ51を含む増幅
回路151の出力電圧を反転した電圧を出力する。オペ
アンプ51を含む増幅回路151の出力端子は、ドライ
ブ回路15の第1の出力端子15bであり、コイル4の
第1の端子に接ペアンプ54を含む反転増幅回路152
の出力端子は、ドライブ回路15の第2の出力端子15
cであり、コイル4の第2の端子に接続される。このよ
うな回路構成により、本発明による駆動装置は、指令信
号に対して、正確に被駆動体であるレンズ鏡筒8を駆動
することができる。
周知の反転増幅回路152を構成し、その第1の入力端
子はオペアンプ51を含む増幅回路151の出力端子に
接続され、基準電圧に対してオペアンプ51を含む増幅
回路151の出力電圧を反転した電圧を出力する。オペ
アンプ51を含む増幅回路151の出力端子は、ドライ
ブ回路15の第1の出力端子15bであり、コイル4の
第1の端子に接ペアンプ54を含む反転増幅回路152
の出力端子は、ドライブ回路15の第2の出力端子15
cであり、コイル4の第2の端子に接続される。このよ
うな回路構成により、本発明による駆動装置は、指令信
号に対して、正確に被駆動体であるレンズ鏡筒8を駆動
することができる。
【0046】ところで、これまで説明してきた本発明の
第1の実施例のように、レンズ鏡筒8を本発明による駆
動装置で駆動する際には、駆動回路のゲインを撮影レン
ズを焦点上で共用錯乱円径の半分以下だけ動かした際
に、レンズ鏡筒8の重量等による負荷を駆動し得るだけ
の電流がメーター18のコイル4に流れるように設定す
るのが望ましく、そうすることによりピントぼけのない
映像を得ることができる。
第1の実施例のように、レンズ鏡筒8を本発明による駆
動装置で駆動する際には、駆動回路のゲインを撮影レン
ズを焦点上で共用錯乱円径の半分以下だけ動かした際
に、レンズ鏡筒8の重量等による負荷を駆動し得るだけ
の電流がメーター18のコイル4に流れるように設定す
るのが望ましく、そうすることによりピントぼけのない
映像を得ることができる。
【0047】図4はビデオカメラのズームレンズ駆動に
本発明を応用した際のレンズ鏡筒の分解斜視図であり、
前記図1と同一部分には同一符号を重複説明を省略す
る。図4において、55は第1の固定鏡筒であり、第1
の固定レンズ群が固定されている。56は第1の移動レ
ンズ鏡筒であり、変倍レンズが固定されている。57は
第2の固定レンズ鏡筒であり、第2の固定レンズ群が固
定されている。58,59は変倍レンズ用の第1,第2
のガイドバーであり、第1及び第2の固定鏡筒に固定さ
れ、第1の移動レンズ鏡筒56に設けた摺動穴56c及
び摺動溝56dと嵌合し、第1の移動レンズ鏡筒56を
光軸方向に移動自在に支持する。
本発明を応用した際のレンズ鏡筒の分解斜視図であり、
前記図1と同一部分には同一符号を重複説明を省略す
る。図4において、55は第1の固定鏡筒であり、第1
の固定レンズ群が固定されている。56は第1の移動レ
ンズ鏡筒であり、変倍レンズが固定されている。57は
第2の固定レンズ鏡筒であり、第2の固定レンズ群が固
定されている。58,59は変倍レンズ用の第1,第2
のガイドバーであり、第1及び第2の固定鏡筒に固定さ
れ、第1の移動レンズ鏡筒56に設けた摺動穴56c及
び摺動溝56dと嵌合し、第1の移動レンズ鏡筒56を
光軸方向に移動自在に支持する。
【0048】61はステッピングモーターであり、出力
軸上にネジ軸61aが設けられている。60はラック部
材であり、第1の移動鏡筒56に設けられた取付穴56
a,56bに取り付けられるとともに、ラックネジ部が
ステッピングモーターのネジ軸61aとかみ合ってい
る。62は第1の移動レンズ鏡筒56の位置をリセット
するリセットセンサーである。このような構成により、
変倍レンズはステッピングモーター61の回転に伴い光
軸方向に移動する。
軸上にネジ軸61aが設けられている。60はラック部
材であり、第1の移動鏡筒56に設けられた取付穴56
a,56bに取り付けられるとともに、ラックネジ部が
ステッピングモーターのネジ軸61aとかみ合ってい
る。62は第1の移動レンズ鏡筒56の位置をリセット
するリセットセンサーである。このような構成により、
変倍レンズはステッピングモーター61の回転に伴い光
軸方向に移動する。
【0049】63,64は絞り羽根、65は絞り羽根の
位置を規制する押え板である。66は絞り駆動用のメー
ターであり、その回転に応じて絞りはね63,64が開
閉する。16は第3の固定レンズ鏡筒、8はフォーカス
コンペレンズが固定された第2の移動鏡筒である。
位置を規制する押え板である。66は絞り駆動用のメー
ターであり、その回転に応じて絞りはね63,64が開
閉する。16は第3の固定レンズ鏡筒、8はフォーカス
コンペレンズが固定された第2の移動鏡筒である。
【0050】9,10は第1,第2のフォーカスコンパ
レンズ用ガイドバーであり、第2の固定鏡筒57と第3
の固定鏡筒16に固定されるとともに第2の移動レンズ
鏡筒8の摺動穴8b及び第2の摺動溝8cと嵌合して、
第2の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に移動自在に支持す
る。18はメーターであり、第3の固定レンズ鏡筒16
に固定され、その出力軸7は第2の移動レンズ鏡筒8の
第1の摺動溝8aと嵌合し、メーター18の回転により
第2の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に駆動する。
レンズ用ガイドバーであり、第2の固定鏡筒57と第3
の固定鏡筒16に固定されるとともに第2の移動レンズ
鏡筒8の摺動穴8b及び第2の摺動溝8cと嵌合して、
第2の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に移動自在に支持す
る。18はメーターであり、第3の固定レンズ鏡筒16
に固定され、その出力軸7は第2の移動レンズ鏡筒8の
第1の摺動溝8aと嵌合し、メーター18の回転により
第2の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に駆動する。
【0051】このような構成のレンズ鏡筒にすることに
より、静かで、高速で、正確なレンズ駆動を行うことが
できる。
より、静かで、高速で、正確なレンズ駆動を行うことが
できる。
【0052】(第2の実施例)本発明の第1の実施例に
おいては、永久磁石1の着磁波形は正弦波状であった
が、永久磁石の内径が外径に対して大きいなどの理由に
よって永久磁石の着磁波形が正弦波にならない場合があ
る。このような場合にも、本発明による駆動装置は被駆
動体の正確な位置制御を可能にする。次にそのような本
発明による第2の実施例を図5,図6により説明する。
おいては、永久磁石1の着磁波形は正弦波状であった
が、永久磁石の内径が外径に対して大きいなどの理由に
よって永久磁石の着磁波形が正弦波にならない場合があ
る。このような場合にも、本発明による駆動装置は被駆
動体の正確な位置制御を可能にする。次にそのような本
発明による第2の実施例を図5,図6により説明する。
【0053】図5、本発明の第2の実施例の要部拡大図
であり、この第2の実施例は前記第1の実施例とは被駆
動体とローターの連結部分以外は同一の構成であるた
め、同一部分には同一の符号を付して重複説明を省略す
る。
であり、この第2の実施例は前記第1の実施例とは被駆
動体とローターの連結部分以外は同一の構成であるた
め、同一部分には同一の符号を付して重複説明を省略す
る。
【0054】図5において、永久磁石1は円筒形状をな
し、その表面には所謂台形波状の着磁が施されている。
回転軸6は両端部の細径部分で不図示のケースに設けら
れた軸受けによって回転自在に軸支され、中央部の太径
部分には永久磁石1が圧入等の手段により固定されてい
る。アーム5は永久磁石1の着磁の境界方向に取付けら
れており、その先端部分には嵌合軸7が設けられてい
る。
し、その表面には所謂台形波状の着磁が施されている。
回転軸6は両端部の細径部分で不図示のケースに設けら
れた軸受けによって回転自在に軸支され、中央部の太径
部分には永久磁石1が圧入等の手段により固定されてい
る。アーム5は永久磁石1の着磁の境界方向に取付けら
れており、その先端部分には嵌合軸7が設けられてい
る。
【0055】上記回転軸6,アーム5,嵌合軸7はプラ
スチック成型により一体に作られ、永久磁石1とともに
回転体としてのローター19を形成している。
スチック成型により一体に作られ、永久磁石1とともに
回転体としてのローター19を形成している。
【0056】8は被駆動体であるレンズ鏡筒であり、撮
影レンズ11が固定されている。このレンズ鏡筒8は摺
動穴8bがガイドバー9と嵌合することで光軸方向に移
動自在に支持されている。また、レンズ鏡筒8には、曲
線状の第1の摺動溝8eが設けられており、この第1の
摺動溝8eの曲線形状は、アーム5がガイドバー9と直
角になるローター19の回転位置を原点としてローター
19が回転する際に、レンズ鏡筒8の位置が直線になる
ような形状となっている。即ち、第1の摺動溝8eの曲
線形状はローター19の回転角度θに対して、レンズ鏡
筒8の位置xがx=A×θ(Aは任意の定数)となるよ
うな形状をなしている。ホール素子12は上記アーム5
がガイドバー9と直角になる位置で、永久磁石1の磁極
の境界Tと対向する位置に該永久磁石と僅かな空隙を介
して対向している。がたどりバネ17は一端がレンズ鏡
筒8のバネ係止部8dに固定され、他端は嵌合軸7をレ
ンズ鏡筒8の第1の摺動溝8eに当接するように付勢し
ている。
影レンズ11が固定されている。このレンズ鏡筒8は摺
動穴8bがガイドバー9と嵌合することで光軸方向に移
動自在に支持されている。また、レンズ鏡筒8には、曲
線状の第1の摺動溝8eが設けられており、この第1の
摺動溝8eの曲線形状は、アーム5がガイドバー9と直
角になるローター19の回転位置を原点としてローター
19が回転する際に、レンズ鏡筒8の位置が直線になる
ような形状となっている。即ち、第1の摺動溝8eの曲
線形状はローター19の回転角度θに対して、レンズ鏡
筒8の位置xがx=A×θ(Aは任意の定数)となるよ
うな形状をなしている。ホール素子12は上記アーム5
がガイドバー9と直角になる位置で、永久磁石1の磁極
の境界Tと対向する位置に該永久磁石と僅かな空隙を介
して対向している。がたどりバネ17は一端がレンズ鏡
筒8のバネ係止部8dに固定され、他端は嵌合軸7をレ
ンズ鏡筒8の第1の摺動溝8eに当接するように付勢し
ている。
【0057】次に、このような構成の第2の実施例の動
作を図6(a),(b),(c)により説明する。図6
において、θはアーム5がガイドバー9と直角になるロ
ーター19の回転位置を原点としたときのローター19
の回転角度、eout は、永久磁石1の磁極の境界Tとホ
ール素子12が対向したときに出力されるホール素子1
2の出力電圧、xはアーム5がガイドバー9と直角にな
るローター19の回転位置を原点としたときのレンズ鏡
筒8の位置を表している。
作を図6(a),(b),(c)により説明する。図6
において、θはアーム5がガイドバー9と直角になるロ
ーター19の回転位置を原点としたときのローター19
の回転角度、eout は、永久磁石1の磁極の境界Tとホ
ール素子12が対向したときに出力されるホール素子1
2の出力電圧、xはアーム5がガイドバー9と直角にな
るローター19の回転位置を原点としたときのレンズ鏡
筒8の位置を表している。
【0058】永久磁石1の外周部分の磁束密度は前述の
とおり角度に対して台形波をなしているため、ローター
19の回転角度θに対するホール素子12の出力電圧e
outは、図6(a)の様に直線になる。また、レンズ鏡
筒8の位置xはレンズ鏡筒8の摺動溝8eが前述のとお
りローター19の回転角に対して、レンズ鏡筒8を直線
状に移動させる形状になっているために、図6(b)に
示す様にローター19の回転角度θに対して直線にな
る。ホール素子12の出力電圧eout とレンズ鏡筒8の
位置xがそれぞれ、ローター19の回転角度θに対して
直線になるためにレンズ鏡筒8の位置xに対するホール
素子12の出力電圧eout も直線となる。即ち、レンズ
鏡筒8の位置xに比例したホール素子12の出力電圧e
out を得ることができ、被駆動体であるレンズ鏡筒の位
置を容易に制御することができる。このような構成の第
2の実施例により永久磁石1の着磁波形がどの様な着磁
波形になっていても、正確な位置制御が可能である。
とおり角度に対して台形波をなしているため、ローター
19の回転角度θに対するホール素子12の出力電圧e
outは、図6(a)の様に直線になる。また、レンズ鏡
筒8の位置xはレンズ鏡筒8の摺動溝8eが前述のとお
りローター19の回転角に対して、レンズ鏡筒8を直線
状に移動させる形状になっているために、図6(b)に
示す様にローター19の回転角度θに対して直線にな
る。ホール素子12の出力電圧eout とレンズ鏡筒8の
位置xがそれぞれ、ローター19の回転角度θに対して
直線になるためにレンズ鏡筒8の位置xに対するホール
素子12の出力電圧eout も直線となる。即ち、レンズ
鏡筒8の位置xに比例したホール素子12の出力電圧e
out を得ることができ、被駆動体であるレンズ鏡筒の位
置を容易に制御することができる。このような構成の第
2の実施例により永久磁石1の着磁波形がどの様な着磁
波形になっていても、正確な位置制御が可能である。
【0059】(第3の実施例)以上の第1及び第2の実
施例においては、永久磁石1を有するローターを駆動動
力源のローターと兼用していたが、別な動力源からの動
力により装置を駆動することもできるもので、図7
(a),(b)により第3の実施例を説明する。
施例においては、永久磁石1を有するローターを駆動動
力源のローターと兼用していたが、別な動力源からの動
力により装置を駆動することもできるもので、図7
(a),(b)により第3の実施例を説明する。
【0060】図7(a)は第3の実施例の正面図、図7
(b)はその側面図である。図7(a),(b)におい
て、前記第1、第2の実施例と同一部分には同一の符号
を付して重複説明を省略する。67,68,69,70
は例えば、ポリアセタール樹脂のような摺動性にすぐれ
た材料を成型して作られたギア、71は周知の直流モー
ター、72は回転軸、73,74は地板である。
(b)はその側面図である。図7(a),(b)におい
て、前記第1、第2の実施例と同一部分には同一の符号
を付して重複説明を省略する。67,68,69,70
は例えば、ポリアセタール樹脂のような摺動性にすぐれ
た材料を成型して作られたギア、71は周知の直流モー
ター、72は回転軸、73,74は地板である。
【0061】ローター19は円筒形の永久磁石1とアー
ム5と回転軸6と嵌合軸7とギア67により構成され、
アーム5と回転軸6と嵌合軸7とは一体で作られ、この
回転軸6には永久磁石1とギア67が圧入等の周知の手
段で固定されている。ホール素子12はアーム5が第1
のガイドバー9と直角な方向を向く位置で、永久磁石1
の磁極の境界Tと対向する位置に設けられている。
ム5と回転軸6と嵌合軸7とギア67により構成され、
アーム5と回転軸6と嵌合軸7とは一体で作られ、この
回転軸6には永久磁石1とギア67が圧入等の周知の手
段で固定されている。ホール素子12はアーム5が第1
のガイドバー9と直角な方向を向く位置で、永久磁石1
の磁極の境界Tと対向する位置に設けられている。
【0062】上記ギア68とギア69は一体に成型され
ており、回転軸72に圧入等の手段により固定されてい
る。ギア70は、モーター71の出力軸71aに圧入等
の周知の手段により固定されている。地板73,74は
それぞれ回転軸6,72を回転自在に軸支している。ま
た、地板73には不図示の固定手段によりホール素子1
2が固定され、地板74には直流モーター71が固定さ
れている。回転軸6に固定されたギア67はギア69と
かみ合い、このギア69と一体に回転するギア68はギ
ア70とかみ合っている。
ており、回転軸72に圧入等の手段により固定されてい
る。ギア70は、モーター71の出力軸71aに圧入等
の周知の手段により固定されている。地板73,74は
それぞれ回転軸6,72を回転自在に軸支している。ま
た、地板73には不図示の固定手段によりホール素子1
2が固定され、地板74には直流モーター71が固定さ
れている。回転軸6に固定されたギア67はギア69と
かみ合い、このギア69と一体に回転するギア68はギ
ア70とかみ合っている。
【0063】このような構成により、モーター71の回
転はギア70,68,69,67を介してロータ19に
伝達され、ローター19が回転することにより被駆動体
であるレンズ鏡筒8が光軸方向に駆動される。ホール素
子12は前記の第1の実施例に示した永久磁石1に対す
る正弦波着磁を行う方向や、前記第2の実施例に示した
レンズ鏡筒に設けた摺動溝8eのカム形状を工夫する方
法等によって、被駆動体であるレンズ鏡筒8の位置に応
じた電圧値を出力するもので、図3で説明した駆動回路
をそのまま使用することができる。
転はギア70,68,69,67を介してロータ19に
伝達され、ローター19が回転することにより被駆動体
であるレンズ鏡筒8が光軸方向に駆動される。ホール素
子12は前記の第1の実施例に示した永久磁石1に対す
る正弦波着磁を行う方向や、前記第2の実施例に示した
レンズ鏡筒に設けた摺動溝8eのカム形状を工夫する方
法等によって、被駆動体であるレンズ鏡筒8の位置に応
じた電圧値を出力するもので、図3で説明した駆動回路
をそのまま使用することができる。
【0064】以上説明した第3の実施例においては、駆
動力源として直流モーターを用い、そのトルクをギアで
増幅して被駆動体であるレンズ鏡筒8の駆動に用いるこ
とができるので、被駆動体であるレンズ鏡筒8を強力な
力で駆動することが可能であり、特に被駆動体の重量が
重い場合に好適である。
動力源として直流モーターを用い、そのトルクをギアで
増幅して被駆動体であるレンズ鏡筒8の駆動に用いるこ
とができるので、被駆動体であるレンズ鏡筒8を強力な
力で駆動することが可能であり、特に被駆動体の重量が
重い場合に好適である。
【0065】(第4の実施例)撮影レンズを駆動装置に
よって駆動するような場合、温度等の条件で被駆動体の
駆動位置や駆動量を可変にする必要が生じる場合がある
が、次に本発明による駆動装置をレンズ駆動装置に応用
し、温度によって駆動位置と駆動量を可変にした第4の
実施例を図8,図9によって説明する。
よって駆動するような場合、温度等の条件で被駆動体の
駆動位置や駆動量を可変にする必要が生じる場合がある
が、次に本発明による駆動装置をレンズ駆動装置に応用
し、温度によって駆動位置と駆動量を可変にした第4の
実施例を図8,図9によって説明する。
【0066】図8はレンズ駆動装置の駆動特性を温度に
より、駆動位置と駆動量を可変にした際の動作を説明す
る説明図、図9はレンズ駆動装置の駆動特性を温度によ
り駆動位置と駆動量を可変にするための回路図である。
より、駆動位置と駆動量を可変にした際の動作を説明す
る説明図、図9はレンズ駆動装置の駆動特性を温度によ
り駆動位置と駆動量を可変にするための回路図である。
【0067】図8(a)はビデオカメラに用いているズ
ームレンズの光学系を示しており、75は第1の固定レ
ンズ、76は変倍レンズ、77はプラスチックを成型し
て作られた第2の固定レンズ、78はプラスチックを成
型して作られたフォーカスコンペレンズ(以下、RRレ
ンズと称する)である。
ームレンズの光学系を示しており、75は第1の固定レ
ンズ、76は変倍レンズ、77はプラスチックを成型し
て作られた第2の固定レンズ、78はプラスチックを成
型して作られたフォーカスコンペレンズ(以下、RRレ
ンズと称する)である。
【0068】このような光学系を用いて、変倍レンズ7
6とRRレンズ78を独立したアクチュエーターで駆動
することがビデオカメラのズームレンズでは一般的に行
われている。その際、ズーミングによるピント移動を補
正するために、変倍レンズ76とRRレンズ78は、例
えば被写体距離が無限位置にある場合には、図8(b)
に示す特性V,RRのような関係を保ってワイド端とテ
レ端を移動しなければならない。このような方式は電子
カムと呼ばれており、各レンズの位置関係は電子カム軌
跡と呼ばれている。
6とRRレンズ78を独立したアクチュエーターで駆動
することがビデオカメラのズームレンズでは一般的に行
われている。その際、ズーミングによるピント移動を補
正するために、変倍レンズ76とRRレンズ78は、例
えば被写体距離が無限位置にある場合には、図8(b)
に示す特性V,RRのような関係を保ってワイド端とテ
レ端を移動しなければならない。このような方式は電子
カムと呼ばれており、各レンズの位置関係は電子カム軌
跡と呼ばれている。
【0069】ここで上記第2の固定レンズ77とRRレ
ンズ78がプラスチックによって作られている場合、そ
れらの材料であるプラスチックの屈折率が温度により変
化するので、第2の固定レンズ77とRRレンズ78の
焦点距離は温度によって変化する。そこでこの第4の実
施例では、レンズの焦点距離の温度による変化を移動体
である撮影レンズ、特に本実施例においてはRRレンズ
78の駆動位置と駆動量を温度によって可変にすること
によって補正する。
ンズ78がプラスチックによって作られている場合、そ
れらの材料であるプラスチックの屈折率が温度により変
化するので、第2の固定レンズ77とRRレンズ78の
焦点距離は温度によって変化する。そこでこの第4の実
施例では、レンズの焦点距離の温度による変化を移動体
である撮影レンズ、特に本実施例においてはRRレンズ
78の駆動位置と駆動量を温度によって可変にすること
によって補正する。
【0070】本実施例において駆動装置の機械的構成は
前記の第1の実施例と同一であり、図1に示す増幅回路
13によって駆動位置と駆動量を温度によって可変にし
ている。
前記の第1の実施例と同一であり、図1に示す増幅回路
13によって駆動位置と駆動量を温度によって可変にし
ている。
【0071】図9は第4の実施例の増幅回路13の回路
図である。図9において、79,80は周囲の温度が高
くなると所定の割合でその抵抗値が高くなる特性をもっ
ている感温抵抗であり、その他の構成は第1の実施例と
同じである。
図である。図9において、79,80は周囲の温度が高
くなると所定の割合でその抵抗値が高くなる特性をもっ
ている感温抵抗であり、その他の構成は第1の実施例と
同じである。
【0072】感温抵抗79はホール素子12の入力端子
に接続され、ホール素子12に与えられるバイアス電流
を決定している。このため、例えば周囲温度が上昇して
感温抵抗79の抵抗値が上昇するとホール素子12に与
えられるバイアス電流は減少し該ホール素子の感度は低
下する。このことにより、駆動装置の入力端子に印加さ
れる指令信号に対するレンズの移動量は増加する。すな
わち、例えば温度が上昇すると被駆動体であるRRレン
ズ78は同一の指令信号によって大きく動くことにな
る。
に接続され、ホール素子12に与えられるバイアス電流
を決定している。このため、例えば周囲温度が上昇して
感温抵抗79の抵抗値が上昇するとホール素子12に与
えられるバイアス電流は減少し該ホール素子の感度は低
下する。このことにより、駆動装置の入力端子に印加さ
れる指令信号に対するレンズの移動量は増加する。すな
わち、例えば温度が上昇すると被駆動体であるRRレン
ズ78は同一の指令信号によって大きく動くことにな
る。
【0073】感温抵抗80は抵抗22,23,24,2
7、オペアンプ49よりなるホール素子12の出力電圧
を増幅する差動アンプのオフセット電圧を決定するもの
で、周囲温度が上昇し、感温抵抗80の抵抗値が増加す
ると上記差動アンプの出力電圧のオフセット成分が減少
する。すなわち、たとえば周囲温度が上昇して、感温抵
抗80の抵抗値が増加すると、ホール素子12の出力信
号は低い方にシフトしたことになり、被駆動体であるR
Rレンズ78は同一の指令信号によって物体側もしくは
焦点側にシフトする。
7、オペアンプ49よりなるホール素子12の出力電圧
を増幅する差動アンプのオフセット電圧を決定するもの
で、周囲温度が上昇し、感温抵抗80の抵抗値が増加す
ると上記差動アンプの出力電圧のオフセット成分が減少
する。すなわち、たとえば周囲温度が上昇して、感温抵
抗80の抵抗値が増加すると、ホール素子12の出力信
号は低い方にシフトしたことになり、被駆動体であるR
Rレンズ78は同一の指令信号によって物体側もしくは
焦点側にシフトする。
【0074】従って、上記感温抵抗79,80の温度特
性を適正なものにすることによって、図8(c)に図示
する様に20℃の時のRRレンズ78の移動量と移動位
置に対して、例えば60℃の時のRRレンズ78の移動
量と移動位置を変化させることが可能であり、それによ
って第2の固定レンズ77やRRレンズ78にプラスチ
ックを材料として使用したときに生じる温度変化による
電子カム軌跡の変化を補正することができる。また、本
実施例においては、感温素子として感温抵抗を用いた
が、サーミスタ等の感温素子を使用しても構わないのは
当然である。
性を適正なものにすることによって、図8(c)に図示
する様に20℃の時のRRレンズ78の移動量と移動位
置に対して、例えば60℃の時のRRレンズ78の移動
量と移動位置を変化させることが可能であり、それによ
って第2の固定レンズ77やRRレンズ78にプラスチ
ックを材料として使用したときに生じる温度変化による
電子カム軌跡の変化を補正することができる。また、本
実施例においては、感温素子として感温抵抗を用いた
が、サーミスタ等の感温素子を使用しても構わないのは
当然である。
【0075】(第5の実施例)前記の第4の実施例にお
いてはRRレンズ78の駆動に本発明による駆動装置を
使用したが、次に変倍レンズ76とRRレンズ78の双
方に、本発明による駆動装置を使用した第5の実施例を
図10により説明する。
いてはRRレンズ78の駆動に本発明による駆動装置を
使用したが、次に変倍レンズ76とRRレンズ78の双
方に、本発明による駆動装置を使用した第5の実施例を
図10により説明する。
【0076】図10は、ビデオカメラに用いられるズー
ムレンズに本発明を応用した際のレンズ鏡筒の分解斜視
図であり、前記図4により説明した第1の実施例と同一
部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
ムレンズに本発明を応用した際のレンズ鏡筒の分解斜視
図であり、前記図4により説明した第1の実施例と同一
部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0077】図10において、81は第1の固定鏡筒で
あり、メーター取り付け部81aが設けられており、プ
ラスチックで作られたレンズを含む第1の固定レンズ群
が固定されている。82は第1の移動レンズ鏡筒であ
り、メーター84の摺動軸85と嵌合する第1の摺動溝
82aと摺動穴82b及び摺動溝82cとが設けられて
おり、がたどりバネ86が固定され、変倍レンズが固定
されている。83は第2の固定レンズ鏡筒であり、プラ
スチックで作られたレンズを含む第2の固定レンズ群が
固定されている。
あり、メーター取り付け部81aが設けられており、プ
ラスチックで作られたレンズを含む第1の固定レンズ群
が固定されている。82は第1の移動レンズ鏡筒であ
り、メーター84の摺動軸85と嵌合する第1の摺動溝
82aと摺動穴82b及び摺動溝82cとが設けられて
おり、がたどりバネ86が固定され、変倍レンズが固定
されている。83は第2の固定レンズ鏡筒であり、プラ
スチックで作られたレンズを含む第2の固定レンズ群が
固定されている。
【0078】58,59は変倍レンズ用の第1,第2の
ガイドバーであり、第1及び第2の固定鏡筒81,83
に固定され、第1の移動レンズ鏡筒82に設けた摺動穴
82b及び第2の摺動溝82cと嵌合し、第1の移動レ
ンズ鏡筒82を光軸方向に移動自在に支持する。
ガイドバーであり、第1及び第2の固定鏡筒81,83
に固定され、第1の移動レンズ鏡筒82に設けた摺動穴
82b及び第2の摺動溝82cと嵌合し、第1の移動レ
ンズ鏡筒82を光軸方向に移動自在に支持する。
【0079】84は変倍レンズ駆動用のメーターであ
り、このメーター84は第1の固定鏡筒81のメーター
取付け部81aにビス止め等の周知の手段により固定さ
れている。しかもメーター84の嵌合軸85は第1の移
動レンズ鏡筒82の第1の摺動溝82aと嵌合し、第1
の移動レンズ鏡筒82はメーター84の回転により光軸
方向に駆動される。このような構成により、変倍レンズ
76が固定された第1の移動レンズ82は、メーター8
4の回転に伴い光軸方向に移動する。
り、このメーター84は第1の固定鏡筒81のメーター
取付け部81aにビス止め等の周知の手段により固定さ
れている。しかもメーター84の嵌合軸85は第1の移
動レンズ鏡筒82の第1の摺動溝82aと嵌合し、第1
の移動レンズ鏡筒82はメーター84の回転により光軸
方向に駆動される。このような構成により、変倍レンズ
76が固定された第1の移動レンズ82は、メーター8
4の回転に伴い光軸方向に移動する。
【0080】63,64は絞り羽根、65は絞り羽根の
位置を規制する押え板、66は絞り駆動用のメーターで
あり、その回転に応じて絞り羽根63,64が開閉す
る。8はRRレンズ78が固定された第2の移動鏡筒、
9,10は第1,第2のフォーカスコンペレンズ用ガイ
ドバーであり、第2の固定鏡筒83と第3の固定レンズ
鏡筒16に固定されるとともに、第2の移動レンズ鏡筒
8の摺動穴8b及び第2の摺動溝8cと嵌合して、第2
の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に移動自在に支持する。
18はメーターであり、第3の固定レンズ鏡筒16に固
定され、その出力軸は、第2の移動レンズ鏡筒8の第1
の摺動溝8aと嵌合し、メーター18の回転により第2
の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に駆動する。
位置を規制する押え板、66は絞り駆動用のメーターで
あり、その回転に応じて絞り羽根63,64が開閉す
る。8はRRレンズ78が固定された第2の移動鏡筒、
9,10は第1,第2のフォーカスコンペレンズ用ガイ
ドバーであり、第2の固定鏡筒83と第3の固定レンズ
鏡筒16に固定されるとともに、第2の移動レンズ鏡筒
8の摺動穴8b及び第2の摺動溝8cと嵌合して、第2
の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に移動自在に支持する。
18はメーターであり、第3の固定レンズ鏡筒16に固
定され、その出力軸は、第2の移動レンズ鏡筒8の第1
の摺動溝8aと嵌合し、メーター18の回転により第2
の移動レンズ鏡筒8を光軸方向に駆動する。
【0081】このような構成により第1の実施例による
レンズ鏡筒よりもさらに高速で、静かで、正確なレンズ
駆動を行うことができる。また、第1の固定鏡筒81に
固定されたプラスチックレンズを含む第1レンズ群の焦
点距離の周囲の温度に変化に伴うレンズ全体の焦点位置
の変化を、前記第4の実施例を応用することにより容易
に防止することができる。
レンズ鏡筒よりもさらに高速で、静かで、正確なレンズ
駆動を行うことができる。また、第1の固定鏡筒81に
固定されたプラスチックレンズを含む第1レンズ群の焦
点距離の周囲の温度に変化に伴うレンズ全体の焦点位置
の変化を、前記第4の実施例を応用することにより容易
に防止することができる。
【0082】(第6の実施例)前記各実施例においては
ホール素子12により被駆動体の位置検出を行ってきた
が磁気抵抗素子を用いることもできるし、第4の実施例
で説明した被駆動体の駆動特性に温度特性をもたせるこ
とは可変抵抗器を用いたポテンショメーターやPSDセ
ンサーを用いることもできるし、回転式ではないアクチ
ュエーターを動力源として用いることもできる。
ホール素子12により被駆動体の位置検出を行ってきた
が磁気抵抗素子を用いることもできるし、第4の実施例
で説明した被駆動体の駆動特性に温度特性をもたせるこ
とは可変抵抗器を用いたポテンショメーターやPSDセ
ンサーを用いることもできるし、回転式ではないアクチ
ュエーターを動力源として用いることもできる。
【0083】次に位置検出センサーとして可変抵抗器を
用いたポテンショメーターを用い、駆動動力源としてボ
イスコイルモーターを用いた第6の実施例を図11,図
12により説明する。
用いたポテンショメーターを用い、駆動動力源としてボ
イスコイルモーターを用いた第6の実施例を図11,図
12により説明する。
【0084】前記の図1に示す第1の実施例と同一部分
には同一符号を付した図11において8は移動レンズ1
1が固定されているレンズ鏡筒であり、このレンズ鏡筒
8は第1の摺動穴8bと、摺動溝8cと、嵌合穴89を
有し、ボイスコイルモーターの可動コイル90とがたど
りバネ88が固定されている。
には同一符号を付した図11において8は移動レンズ1
1が固定されているレンズ鏡筒であり、このレンズ鏡筒
8は第1の摺動穴8bと、摺動溝8cと、嵌合穴89を
有し、ボイスコイルモーターの可動コイル90とがたど
りバネ88が固定されている。
【0085】9,10は固定鏡筒16に固定され、レン
ズ鏡筒8の摺動穴8bと摺動溝8cとにそれぞれ嵌合
し、レンズ鏡筒8を光軸方向に移動自在にガイドする第
1,第2のガイドバー、87は可変抵抗器を用いた周知
のポテンショメーターであり、ブラシ87bが固定され
動力伝達ピン87dを有する移動体87aと、ケース8
7eの内面に設けた抵抗体87cと、ケース87eの開
口面に覆うカバー87fにより構成されている。このポ
テンショメーター87は不図示の第1,第2の電源端子
と、出力端子を有し、第1の電源端子は感温抵抗79
(図9)を介して電源+Vに接続され、第2の電源端子
は接地され、出力端子は駆動回路の増幅回路13に接続
されている。
ズ鏡筒8の摺動穴8bと摺動溝8cとにそれぞれ嵌合
し、レンズ鏡筒8を光軸方向に移動自在にガイドする第
1,第2のガイドバー、87は可変抵抗器を用いた周知
のポテンショメーターであり、ブラシ87bが固定され
動力伝達ピン87dを有する移動体87aと、ケース8
7eの内面に設けた抵抗体87cと、ケース87eの開
口面に覆うカバー87fにより構成されている。このポ
テンショメーター87は不図示の第1,第2の電源端子
と、出力端子を有し、第1の電源端子は感温抵抗79
(図9)を介して電源+Vに接続され、第2の電源端子
は接地され、出力端子は駆動回路の増幅回路13に接続
されている。
【0086】ポテンショメーター87の動力伝達ピン8
7dは、レンズ鏡筒8の嵌合穴89と嵌合し、がたどり
バネ88によって嵌合穴89の側面に当接するように付
勢されている。このような構成によりポテンショメータ
ー87はレンズ鏡筒8の位置に応じた電圧を出力端子に
出力する。
7dは、レンズ鏡筒8の嵌合穴89と嵌合し、がたどり
バネ88によって嵌合穴89の側面に当接するように付
勢されている。このような構成によりポテンショメータ
ー87はレンズ鏡筒8の位置に応じた電圧を出力端子に
出力する。
【0087】91,93はボイスコイルモーターのヨー
クであり、92はボイスコイルモーターの界磁磁石であ
る。ボイスコイルモーターのヨーク91,93及び界磁
磁石92は、固定鏡筒16に固定されている。
クであり、92はボイスコイルモーターの界磁磁石であ
る。ボイスコイルモーターのヨーク91,93及び界磁
磁石92は、固定鏡筒16に固定されている。
【0088】このような構成によって、第6の実施例の
レンズ駆動装置はボイスコイルモーターの可動コイル9
0に通電することにより、レンズ鏡筒8は光軸方向に駆
動され、レンズ鏡筒8の位置に応じた出力電圧がポテン
ショメーター87の出力端子に出力される。
レンズ駆動装置はボイスコイルモーターの可動コイル9
0に通電することにより、レンズ鏡筒8は光軸方向に駆
動され、レンズ鏡筒8の位置に応じた出力電圧がポテン
ショメーター87の出力端子に出力される。
【0089】次に、第6の実施例の回路構成を図12に
ついて説明する。図12において、87はポテンショメ
ーター、90はボイスコイルモーターの可動コイル、9
4は感温抵抗、95,96,97,98,99,10
0,102,103,104,105,106は抵抗、
101はポテンショメーター87の出力を一方の入力と
するオペアンプ、107はオペアンプ101の出力を一
方の入力とするオペアンプである。
ついて説明する。図12において、87はポテンショメ
ーター、90はボイスコイルモーターの可動コイル、9
4は感温抵抗、95,96,97,98,99,10
0,102,103,104,105,106は抵抗、
101はポテンショメーター87の出力を一方の入力と
するオペアンプ、107はオペアンプ101の出力を一
方の入力とするオペアンプである。
【0090】このような回路構成にすることにより、周
囲の温度により感温抵抗94の抵抗値が変化することに
より、ポテンショメーター87の出力電圧がシフトし、
またレンズ鏡筒8の移動量に対する出力電圧の変化も変
わるため、レンズ鏡筒8の位置制御特性は、高温下では
レンズ鏡筒を常温下よりも被写体側にシフトし、所定の
入力信号の変化に対して、より大きくレンズ鏡筒を移動
させるというような、温度特性をもたせることができ
る。
囲の温度により感温抵抗94の抵抗値が変化することに
より、ポテンショメーター87の出力電圧がシフトし、
またレンズ鏡筒8の移動量に対する出力電圧の変化も変
わるため、レンズ鏡筒8の位置制御特性は、高温下では
レンズ鏡筒を常温下よりも被写体側にシフトし、所定の
入力信号の変化に対して、より大きくレンズ鏡筒を移動
させるというような、温度特性をもたせることができ
る。
【0091】また、本実施例においてはレンズ鏡筒8は
ガイドバー10により支持され、ボイスコイルモーター
によって駆動される様になっているが、周知のヘリコイ
ドネジを使用してレンズ鏡筒8を回転くり出しとし、こ
のレンズ鏡筒の回転くり出し方向にポテンショメーター
を設ける等の構成にしても同様の効果を得ることができ
る。
ガイドバー10により支持され、ボイスコイルモーター
によって駆動される様になっているが、周知のヘリコイ
ドネジを使用してレンズ鏡筒8を回転くり出しとし、こ
のレンズ鏡筒の回転くり出し方向にポテンショメーター
を設ける等の構成にしても同様の効果を得ることができ
る。
【0092】(第7の実施例)前記実施例においては、
駆動回路に感温抵抗等の感温素子を用いて被駆動体の位
置制御に温度特性をもたせてきたが、温度計によって周
囲の温度を検出して、その結果を制御指令信号に反映さ
せることも可能である。
駆動回路に感温抵抗等の感温素子を用いて被駆動体の位
置制御に温度特性をもたせてきたが、温度計によって周
囲の温度を検出して、その結果を制御指令信号に反映さ
せることも可能である。
【0093】図13は前記第1の実施例における位置検
出器をホール素子12からPSDセンサーに変更し、感
温抵抗をセンサーとしてマイクロコンピューターで信号
処理して制御指令信号に反映させるようにした実施例で
あり、図1で説明した第1の実施例と同一部分には同一
符号を付して重複説明を省略する。
出器をホール素子12からPSDセンサーに変更し、感
温抵抗をセンサーとしてマイクロコンピューターで信号
処理して制御指令信号に反映させるようにした実施例で
あり、図1で説明した第1の実施例と同一部分には同一
符号を付して重複説明を省略する。
【0094】図13において、108はマイクロコンピ
ューター、109はサーミスター温度計である。マイク
ロコンピューター108は入力端子がサーミスタ温度計
109に接続され、出力端子は制御回路14の入力端子
14aに接続されている。また、マイクロコンピュータ
ー108はその内部に温度係数を記憶しており、サーミ
スタ温度計の出力信号により出力端子から制御回路14
に伝達する信号を変化させる。このような構成によれ
ば、温度変化に対する複雑な特性を容易に得ることがで
きる。
ューター、109はサーミスター温度計である。マイク
ロコンピューター108は入力端子がサーミスタ温度計
109に接続され、出力端子は制御回路14の入力端子
14aに接続されている。また、マイクロコンピュータ
ー108はその内部に温度係数を記憶しており、サーミ
スタ温度計の出力信号により出力端子から制御回路14
に伝達する信号を変化させる。このような構成によれ
ば、温度変化に対する複雑な特性を容易に得ることがで
きる。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明の駆動装置によれ
ば、回転体の回転を被駆動体の直進方向の移動に変換す
る動力変換手段と、複数極に着磁されたローターと、駆
動動力源で駆動される前記ローターの回転位置を検出し
て前記被駆動体の位置と直線的な関係を有する検出値を
出力する回転位置検出手段とを備え、制御手段は外部か
らの指令信号と前記回転位置検出手段の出力信号に応じ
て前記ローターの回転位置を制御するように構成したの
で、高速で、しかも、静かに、被駆動体を駆動すること
ができ、ローターの回転位置を被駆動体の位置と1次的
に対応させることができるので、正確な位置制御を容易
に行うことができるという効果がある。
ば、回転体の回転を被駆動体の直進方向の移動に変換す
る動力変換手段と、複数極に着磁されたローターと、駆
動動力源で駆動される前記ローターの回転位置を検出し
て前記被駆動体の位置と直線的な関係を有する検出値を
出力する回転位置検出手段とを備え、制御手段は外部か
らの指令信号と前記回転位置検出手段の出力信号に応じ
て前記ローターの回転位置を制御するように構成したの
で、高速で、しかも、静かに、被駆動体を駆動すること
ができ、ローターの回転位置を被駆動体の位置と1次的
に対応させることができるので、正確な位置制御を容易
に行うことができるという効果がある。
【0096】また、被駆動体の位置を検出する位置検出
手段の出力特性を、周囲温度などの条件によって制御す
るように構成したので、被駆動体の位置を周囲温度など
の条件によって、容易にシフトしたり、被駆動体の指令
信号に対する変化量を、周囲温度などの条件によって、
容易に加減することができるという優れた効果を得るこ
とができる。
手段の出力特性を、周囲温度などの条件によって制御す
るように構成したので、被駆動体の位置を周囲温度など
の条件によって、容易にシフトしたり、被駆動体の指令
信号に対する変化量を、周囲温度などの条件によって、
容易に加減することができるという優れた効果を得るこ
とができる。
【0097】本発明の駆動装置によりレンズを移動させ
るので、高速化、静粛化、高精度化したカメラが得られ
る効果がある。
るので、高速化、静粛化、高精度化したカメラが得られ
る効果がある。
【0098】本発明の駆動装置によりレンズを移動させ
るので、高速化、静粛化、高精度化した光学装置が得ら
れる効果がある。
るので、高速化、静粛化、高精度化した光学装置が得ら
れる効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施例の回転位置検出手段の出
力信号と被駆動体の位置を説明する説明図。
力信号と被駆動体の位置を説明する説明図。
【図3】本発明の第1の実施例の駆動回路図。
【図4】本発明の第1の実施例を応用したレンズ鏡筒の
分解斜視図。
分解斜視図。
【図5】本発明の第2の実施例の要部説明図。
【図6】本発明の第2の実施例の回転位置検出手段の出
力信号と被駆動体の位置を説明する説明図。
力信号と被駆動体の位置を説明する説明図。
【図7】本発明の第3の実施例の構成を示す説明図であ
り、(a)は正面図、(b)は側面図。
り、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図8】本発明の第4の実施例の動作説明図。
【図9】本発明の第4の実施例の増幅回路図。
【図10】本発明の第5の実施例であるレンズ鏡筒分解
斜視図。
斜視図。
【図11】本発明の第6の実施例の要部断面図。
【図12】本発明の第6の実施例の駆動回路図。
【図13】本発明の第7の実施例の構成を示す説明図。
5 アーム(動力変換手段) 8 レンズ鏡筒(被駆動体) 12 ホール素子(回転位置検出手段) 13 増幅回路(第1の制御手段) 14 制御回路(第2の制御手段) 19 ローター(回転体) 79,80,94 感温抵抗 109 サーミスタ温度計
Claims (44)
- 【請求項1】 被駆動体と該被駆動体を直進方向に移動
自在にガイドするガイド手段と、複数極に着磁された永
久磁石を有するローターと、該ローターの回転を該被駆
動体に伝達して該被駆動体の直進方向の方向の移動に変
換する動力変換手段と、該ローターの回転位置を検出
し、該被駆動体の位置と略1次的な関係を有する検出値
を出力する回転位置検出手段と、該ローターを回転させ
る駆動動力源と外部からの指令信号に応じて該回転位置
検出手段の出力信号をもとに、該ローターの回転位置を
制御する制御手段とを備えることを特徴とする駆動装
置。 - 【請求項2】 前記ローターの回転位置θと前記被駆動
体の位置Xは X=Rsin θ (Rは定数) という関係になっており、前記回転位置検出手段の出力
は該ローターの回転位置θに対して Bsinnθ (n=1,2 ;B=定数) となることを特徴とする請求項1の駆動装置。 - 【請求項3】 前記動力変換手段は前記被駆動対の位置
と前記回転位置検出手段の出力信号が比例するように前
記ローターの回転を前記被駆動体の直進方向の方向の移
動に変換することを特徴とする請求項1の駆動装置。 - 【請求項4】 前記被駆動体が撮影レンズと該撮影レン
ズを保持するレンズ鏡筒を含むことを特徴とする請求項
1,2又は3の駆動装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は前記回転位置検出手段の
出力信号と外部からの指令信号がピント面上に換算して
許容錯乱円径の半分以上ずれた際に駆動動力源にレンズ
鏡筒を駆動するのに十分な電力を供給することを特徴と
する請求項4のレンズ駆動装置。 - 【請求項6】 前記被駆動体と該被駆動体を駆動する駆
動手段と前記被駆動体の位置を直接的もしくは間接的に
検出する位置検出手段と該位置検出手段の出力特性を制
御する第1の制御手段と外部からの指令信号に応じて該
位置検出手段の出力信号をもとに該被駆動体の位置を制
御する第2の制御回路とを備えることを特徴とする駆動
装置。 - 【請求項7】 前記位置検出手段は複数極に着磁された
永久磁石と磁気センサーを含むことを特徴とする請求項
6の駆動装置。 - 【請求項8】 前記位置検出手段は可変抵抗器を含むこ
とを特徴とする請求項6の駆動装置。 - 【請求項9】 前記位置検出手段はPSDセンサーを含
むことを特徴とする請求項6の駆動装置。 - 【請求項10】 前記第1の制御手段は前記位置検出手
段のゲインとオフセットを制御することを特徴とする請
求項6,7,8又は9の制御装置。 - 【請求項11】 前記第1の制御手段は温度に対して位
置検出手段のゲインとオフセットを変化させることを特
徴とする請求項10の制御装置。 - 【請求項12】 前記第1の制御手段は温度に対して位
置検出手段のゲインとオフセットを変化させないことを
特徴とする請求項10の制御装置。 - 【請求項13】 被駆動体と該被駆動体を直進方向に移
動自在にガイドするガイド手段と、複数極に着磁された
ローターと該ローターの回転を前記被駆動体に伝達し
て、前記被駆動体の直進方向の方向の移動に変換する動
力変換手段と、前記ローターの回転位置を検出し、被駆
動体の位置と略1次的な関係を有する検出値を出力する
回転位置検出手段と該回転位置検出手段の出力特性を制
御する第1の制御手段と、前記ローターを回転させる駆
動動力源と外部からの指令信号に応じて前記回転位置検
出手段の出力信号をもとに前記ローターの回転位置を制
御する第2の制御手段とを備えることを特徴とする駆動
装置。 - 【請求項14】 前記ローターの回転位置θと被駆動体
の位置Xは X=Rsin θ (Rは定数) という関係になっており、回転位置検出手段の出力はロ
ーターの回転位置θに対して Bsinnθ (n=1,2 ;B=定数) となることを特徴とする請求項13の駆動装置。 - 【請求項15】 前記動力変換手段は前記被駆動対の位
置と前記回転位置検出手段の出力信号が比例するように
前記ローターの回転を前記被駆動体の直進方向の方向の
移動に変換することを特徴とする請求項13の駆動装
置。 - 【請求項16】 前記被駆動体が撮影レンズと該撮影レ
ンズを保持するレンズ鏡筒を含むことを特徴とする請求
項13,14又は15の駆動装置。 - 【請求項17】 前記第1の制御手段は位置検出手段の
ゲインとオフセットを制御することを特徴とする請求項
16の駆動装置。 - 【請求項18】 前記第1の制御手段は温度に対して位
置検出手段のゲインとオフセットを変化させることを特
徴とする請求項17の駆動装置。 - 【請求項19】 前記第1の制御手段は温度に対して位
置検出手段のゲインとオフセットを変化させないことを
特徴とする請求項17の駆動装置。 - 【請求項20】 被駆動体を直進方向にガイドするガイ
ド手段と、複数極に着磁されたローターと、駆動動力源
で駆動される前記ローターの回転を前記被駆動体に伝達
して該被駆動体の直進方向の移動に変換する動力変換手
段と、前記ローターの回転位置を検出して前記被駆動体
の位置と直線的な関係を有する検出値を出力する回転位
置検出手段と、外部からの指令信号と前記回転位置検出
手段の出力信号に応じて前記ローターの回転位置を制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする駆動装置。 - 【請求項21】 前記ローターの回転位置θと前記被駆
動体の位置Xは、 X=Rsin θ (Rは定数) の関係になっており、前記回転位置検出手段の出力は前
記ローターの回転位置θに対して、 Bsinnθ (n=1,2 ;B=定数) の関係となっていることを特徴とする請求項20の駆動
装置。 - 【請求項22】 前記動力変換手段は、前記被駆動体の
位置と前記回転位置検出手段の出力信号が比例するよう
に、前記ローターの回転を前記被駆動体の直進方向の移
動に変換することを特徴とする請求項20の駆動装置。 - 【請求項23】 前記被駆動体は、撮影レンズと該撮影
レンズを保持するレンズ鏡筒を含むことを特徴とする請
求項20〜22の駆動装置。 - 【請求項24】 前記制御手段は、前記回転位置検出手
段の出力信号と外部からの指令信号が、ピント面上に換
算して許容錯乱円形の半分以上ずれた際に、前記ロータ
ーにレンズ鏡筒を駆動するのに十分な電力を供給するこ
とを特徴とする請求項23のレンズ駆動装置。 - 【請求項25】 被駆動体の位置を直接的もしくは間接
的に検出する位置検出手段と、この位置検出手段の出力
特性を制御する第1の制御手段と、外部からの指令信号
と前記位置検出手段の出力信号に応じて前記被駆動体の
位置を制御する第2の制御回路とを備えたことを特徴と
する駆動装置。 - 【請求項26】 前記位置検出手段は、複数極に着磁さ
れた永久磁石と磁気センサーを含むことを特徴とする請
求項25の駆動装置。 - 【請求項27】 前記位置検出手段は、可変抵抗器を含
むことを特徴とする請求項25の駆動装置。 - 【請求項28】 前記位置検出手段は、PSDセンサー
を含むことを特徴とする請求項25の駆動装置。 - 【請求項29】 前記第1の制御手段は、位置検出手段
のゲインとオフセットを制御することを特徴とする請求
項25〜28の駆動装置。 - 【請求項30】 前記第1の制御手段は、温度に対して
位置検出手段のゲインとオフセットを変化させることを
特徴とする請求項29の駆動装置。 - 【請求項31】 前記第1の制御手段は、温度に対して
位置検出手段のゲインとオフセットを変化させないこと
を特徴とする請求項29の駆動装置。 - 【請求項32】 被駆動体を直進方向にガイドするガイ
ド手段と、複数極に着磁されたローターと、駆動動力源
で駆動される前記ローターの回転を前記被駆動体に伝達
して、前記被駆動体の直進方向の方向の移動に変換する
動力変換手段と、前記ローターの回転位置を検出して前
記被駆動体の位置と直線的な関係を有する検出値を出力
する回転位置検出手段と、この回転位置検出手段の出力
特性を制御する第1の制御手段と、外部からの指令信号
と前記回転位置検出手段の出力信号に応じて前記ロータ
ーの回転位置を制御する第2の制御手段とを備えたこと
を特徴とする駆動装置。 - 【請求項33】 前記ローターの回転位置θと前記被駆
動体の位置Xは、 X=Rsin θ(Rは定数) の関係になっており、前記回転位置検出手段の出力は前
記ローターの回転位置θに対して、 Bsinnθ(n=1,2 ;B=定数) の関係になっていることを特徴とする請求項32の駆動
装置。 - 【請求項34】 前記動力変換手段は、前記被駆動体の
位置と前記回転位置検出手段の出力信号が比例するよう
に、前記ローターの回転を前記被駆動体の直進方向の方
向の移動に変換することを特徴とする請求項32の駆動
装置。 - 【請求項35】 前記被駆動体は、撮影レンズと該撮影
レンズを保持するレンズ鏡筒を含むことを特徴とする請
求項32〜34の駆動装置。 - 【請求項36】 前記第1の制御手段は、回転位置検出
手段のゲインとオフセットを制御することを特徴とする
請求項35の駆動装置。 - 【請求項37】 前記第1の制御手段は、温度に対して
回転位置検出手段のゲインとオフセットを変化させるこ
とを特徴とする請求項36の駆動装置。 - 【請求項38】 前記第1の制御手段は、温度に対して
回転位置検出手段のゲインとオフセットを変化させない
ことを特徴とする請求項36の駆動装置。 - 【請求項39】 請求項20の駆動装置によりレンズを
移動させることを特徴とするカメラ。 - 【請求項40】 請求項25の駆動装置によりレンズの
位置が制御されることを特徴とするカメラ。 - 【請求項41】 請求項32の駆動装置によりレンズの
位置が制御されることを特徴とするカメラ。 - 【請求項42】 請求項20の駆動装置によりレンズを
移動させることを特徴とする光学機器。 - 【請求項43】 請求項25の駆動装置によりレンズの
位置が制御されることを特徴とする光学機器。 - 【請求項44】 請求項32の駆動装置によりレンズの
位置が制御されることを特徴とする光学機器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07960495A JP3173315B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 駆動装置とカメラおよび光学機器 |
US08/561,386 US5900995A (en) | 1994-11-25 | 1995-11-21 | Driving device and optical apparatus |
KR1019950043777A KR100220533B1 (ko) | 1994-11-25 | 1995-11-25 | 구동장치 및 광학장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07960495A JP3173315B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 駆動装置とカメラおよび光学機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08248292A true JPH08248292A (ja) | 1996-09-27 |
JP3173315B2 JP3173315B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=13694626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07960495A Expired - Fee Related JP3173315B2 (ja) | 1994-11-25 | 1995-03-10 | 駆動装置とカメラおよび光学機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173315B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006118190A1 (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Kyocera Corporation | 光学モジュール及び携帯端末 |
WO2007015359A1 (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-08 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 撮像装置及びそれを備えた携帯端末装置 |
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JP2007206101A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-16 | Sony Corp | レンズ装置及び撮像装置 |
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WO2015015877A1 (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 撮像装置 |
WO2016006168A1 (ja) * | 2014-07-11 | 2016-01-14 | ミツミ電機株式会社 | レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP07960495A patent/JP3173315B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9426374B2 (en) | 2013-07-29 | 2016-08-23 | Olympus Corporation | Image pickup apparatus |
WO2016006168A1 (ja) * | 2014-07-11 | 2016-01-14 | ミツミ電機株式会社 | レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置 |
JPWO2016006168A1 (ja) * | 2014-07-11 | 2017-04-27 | ミツミ電機株式会社 | レンズ駆動装置、カメラモジュール、及びカメラ搭載装置 |
US9915802B2 (en) | 2014-07-11 | 2018-03-13 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens driving device, camera module, and camera mounting device |
US10527818B2 (en) | 2014-07-11 | 2020-01-07 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Lens driving device, camera module, and camera mounting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3173315B2 (ja) | 2001-06-04 |
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