JP2014198672A - 油中水型化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
型)化粧料は、水中油型(O/W型)化粧料と比較すると、肌や髪への親和性が高く、水分の蒸散を防ぎ、肌や髪を乾燥から保護し、トリートメント効果を付与する等の効果が高く、さまざまな化粧料に応用されている。しかし反面、塗布時にずるつきを感じやすく、塗布後も肌がべたつくといった使用感に劣るものが多く、その改善策として、平均粒系40〜4000nmの固形油粉末とシリコーン油を組み合わせることによって、油っぽいべたつき感や塗布時での収まりの悪さ(ずるずるといつまでも伸び広がる感触)を解消し、肌や毛髪、睫等への付着性及び化粧膜の均一性に優れる油中水型メーキャップ化粧料の開発がされている。(例えば、特許文献1参照)しかし、べたつきやずるつきは改善されたものの、塗布後のキメの整った明るい仕上がり効果や経時でのくすみの抑制効果については改善されるものではなかった。
(a)扁平セルロース粉体
(b)20℃の粘度が550mPa・s以下の不揮発性液体油
(c)有機変性粘土鉱物
(d)粉体
を含有することを特徴とする油中水型化粧料を提供するものである。
本発明の油中水型化粧料に成分(a)として用いられる扁平セルロース粉体は、成分(b)の20℃の粘度が550mPa・s以下の不揮発性液体油、成分(c)の有機変性粘土鉱物および成分(d)の粉体と組合せることで、塗布時のずるつきのないなじみの良さ、塗布後のべたつきのなさとキメの整った明るい仕上がり、経時でのくすみの抑制効果、優れた経時安定性といった効果が得られるものである。
これらのセルロース系物質を処理するリン脂質、セラミド、コレステロールおよびフィトステロールは生体内の脂質であるかもしくはそれに近しい構造、すなわち長鎖アルキル構造と親水基を持つという共通の性質を有する両親媒性物質である。
これらの中でも、セラミドであると、キメの整った明るい仕上がりが最も改善されるため好ましい。
精製した木材パルプ由来のセルロース粉末を30〜50℃で減圧乾燥を行い、吸着水分を0.1質量%以下まで十分に除去する。このセルロース粉末を、密閉可能なアルミナ製やジルコニア製粉砕容器に、アルミナ製やジルコニア製粉砕ボールとともに投入し、更に、粉砕助剤(例えばセラミド)をセルロース粉末100質量部に対して0.1〜12質量部となるように添加し、必要により混合等する。その後、上記粉砕容器を遊星型ボールミルに設置し、回転数100〜250rpmにて、粉砕処理を行う。粉砕処理は、5〜15分間粉砕−5〜15分間休止を1サイクルとし、連続して2〜72サイクル程度繰り返して行っても良いし、休止を入れずに連続して5〜120分間程度行っても良い。
具体的には、流動パラフィン、スクワラン、α−オレフィンオリゴマー等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、乳酸オクチルドデシル、エチルヘキサン酸セチル、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリエチルヘキサン酸グリセリル、トリエチルヘキサン酸エリスリチル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ(カプリル酸/カプリン酸)プロパンジオール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、ジイソステアリン酸プロパンジオール、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル、炭酸ジアルキル等のエステル類、低重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類等が挙げられ、これらを一種または二種以上を用いることができる。
(X,Y)23(Si,Al)4O10(OH)2Z・nH2O・・・(1)
式中 X=Al,Fe,Mn,Cr
Y=Mg,Fe,Ni,Zn,Li
Z=K,Na,Ca
で表わされ、具体的にはモンモリロナイト、ラポナイト及びヘクトライト等の天然又は合成(この場合、上記一般式中の(OH)がフッ素で置換されたもの)のモンモリロナイト群、及びナトリウムシリシックマイカやナトリウム又はリチウムテニオライトの名で知られる合成雲母等が挙げられ、特にモンモリロナイト、ヘクトライトが経時安定性の点で好ましい。
かかる有機変性粘土鉱物の市販品としては、例えば、BENTONE 27 BC、BENTONE 38 BC、BENTONE 27V BC、BENTONE 38V BC(以上、エレメンティス社製)、ルーセンタイト SAN、ルーセンタイト SAN−P(以上、コープケミカル社製)が例示される
また、その他の水膨潤性粘土鉱物、例えばバーミキュライトとカチオン性化合物を処理し、任意の変性率の有機変性粘土鉱物としたのち本発明に応用したものであってもよい。さらに、これらの水膨潤性粘土鉱物とカチオン性化合物をそれぞれ別々に配合し、本発明の油中水型乳化化粧料の系内で有機変性粘土鉱物とせしめることも可能である。これら成分(c)の有機変性粘土鉱物は一種または二種以上を組み合わせて用いることもできる。
具体的には、酸化チタン、黒色酸化チタン、酸化セリウム、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカチタン、有機顔料被覆マイカチタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーパウダー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーパウダー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリウレタンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆マイカチタン、微粒子酸化亜鉛被覆マイカチタン、硫酸バリウム被覆マイカチタン、酸化チタン含有シリカ、酸化亜鉛含有シリカ等の複合粉体類等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
これら粉体の粒子径、粒子形状は特に制限されず、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石ケン、ロウ、油脂、炭化水素、界面活性剤、アミノ酸誘導体、水溶性高分子等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。
セラミド処理扁平セルロース粉体の製造
原料としては精製した木材パルプ由来のセルロース粉末(W−400G/日本製紙ケミカル社製)を用いた。まず、40℃での減圧乾燥により吸着水分を0.1%以下まで十分に除去したセルロース粉末(49質量部)を、密閉可能なジルコニア製粉砕容器(容積500ml)に、ジルコニア製粉砕ボール(直径20mm)とともに投入し、更に、セラミド2(セラミドTIC−001/高砂香料工業社)を1質量部添加した。
リン脂質処理扁平セルロース粉体の製造
製造例1と同様の方法で粉砕助剤としてセラミド1質量部の代わりに水添レシチン(レシノールS−10/日光ケミカルズ社製)1.5質量部とセルロース粉末48.5質量部を使用して、リン脂質処理扁平セルロース(3%処理)を製造した。
フィトステロール処理扁平セルロース粉体の製造
製造例1と同様の方法で粉砕助剤としてセラミド1質量部(2%)の代わりにフィトステロール2質量部とセルロース粉末48質量部を使用して、フィトステロール処理扁平セルロース(4%処理)を製造した。
実施例1〜7及び比較例1〜4:油中水型化粧下地
表1に示す組成の油中水型化粧下地を下記製造方法により調製した。また、下記評価方法により塗布時のずるつきのないなじみの良さ、塗布後のべたつきのなさ、キメの整った明るい仕上がり、経時でのくすみの抑制効果、経時安定性について評価した。その結果を併せて表1に示した。
*2:コスモール43V(粘度:448mPa・s、日清オイリオグループ社製)
*3:KLEAROL WHITE MINERAL OIL
(粘度:22mPa・s、SONNEBORN.LLC社製)
*4:ACELAN SP−KS−LQ(クローダジャパン社製)
*5:チタン CR−50(石原産業社製)の2%ジメチルポリシロキサン処理物
*6:BENTONE 38V BC(エレメンティス社製)
*7:製造例1のセラミド処理扁平セルロース粉体
*8:アミホープ LL(味の素社製)
*9:板状硫酸バリウム HM−TE(堺化学工業社製)
*10:マツモトマイクロスフェアー M−305(松本油脂製薬社製)
A:成分1〜5を混合する。
B:成分6〜8をローラーにて混合する。
C:成分9〜11をローラーにて混合する。
D:AにB、Cおよび成分12〜16を添加し、混合する。
E:Dに成分17〜20を添加し、乳化し、脱泡後容器に充填して油中水型化粧下地を得た。
化粧料評価専門パネル20名に、表1に記載の実施例および比較例の油中水型化粧下地を使用してもらい、塗布時の「なじみの良さ」、塗布後の「べたつきのなさ」「キメの整った仕上がり」を評価した。くすみの抑制効果については、化粧料塗布5時間後の状態で、「くすみのなさ」について評価した。それぞれの項目について、各自が以下の評価基準に従って5段階評価し試料毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価項目)
イ.なじみの良さ
ロ.べたつきのなさ
ハ.キメの整った仕上がり
ニ.くすみのなさ
ホ.経時安定性
(評価基準)
[評価結果] :[評点]
非常に良好 :5点
良好 :4点
普通 :3点
やや不良 :2点
不良 :1点
判定基準:
[評点の平均点] :[判定]
4.5以上 :◎
3.5以上〜4.5未満:○
1.5以上〜3.5未満:△
1.5未満 :×
各試料をガラス瓶に充填し、50℃の恒温槽に1ヶ月保管した後、調製直後の状態を基準として、分離や排液の状態について以下の3段階判定基準に従って判定した。
(評価基準)
[評価結果] :[判定]
変化なし :◎
軽微な変化があるが使用に問題なし :○
やや変化があり使用に多少支障がある:△
かなり変化があり使用に支障がある :×
これに対して、成分(a)の扁平セルロースを含有しない比較例1は、塗布する際に肌への付着が不均一でなじみにくく、仕上がりも不均一に感じるなど、「なじみの良さ」や「キメの整った仕上がり」ついて劣っていた。また、塗布5時間後には顔色の変化が感じられ、「くすみのなさ」についても劣っていた。
また、(a)の扁平セルロースの代わりにN−ラウロイル−L−リジンを含有した比較例2では、「べたつきのなさ」について劣っており、また塗布5時間後には顔色の変化が感じられ、「くすみのなさ」についても劣っていた。
また、(b)の20℃の粘度が550mPa・s以下の不揮発性液体油の代わりに酢酸液状ラノリンを含有した比較例3では、塗布後のべたつきを感じ、伸び広がりが重く不均一な仕上がりになるなど、「べたつきのなさ」および「キメの整った仕上がり」について劣っていた。
さらに、(c)の有機変性粘土鉱物を含有しない比較例4では、塗布時および仕上がりに粉っぽさを感じ、「なじみの良さ」、「キメの整った仕上がり」について劣っていた。また、経時安定性についても排液傾向が見られ、「経時安定性」についても劣っていた。
(成分) (%)
1.ジメチルポリシロキサン3%処理酸化チタン *5 1.5
2.ジメチルポリシロキサン2%処理黒酸化鉄 0.1
3.ジメチルポリシロキサン2%処理黄酸化鉄 0.3
4.ジメチルポリシロキサン2%処理ベンガラ 0.1
5.ジメチルポリシロキサン3%処理セリサイト *11 15
6.ジメチルポリシロキサン2%処理雲母チタン *12 1
7.セスキオレイン酸ソルビタン 2
8.セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン *13 5
9.トリイソステアリン酸ジグリセリル *2 5
10.ベンジルジメチルステアリル
アンモニウムヘクトライト *14 0.1
11.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト*6 0.1
12.セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン 0.1
13.ジプロピレングリコール 0.2
14.デカメチルシクロペンタシロキサン 20
15.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル *15 10
16.パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル *16 5
17.イヌリンステアレート *17 0.5
18.1,3−ブチレングリコール 5
19.エチルアルコール 5
20.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
21.塩化ナトリウム 0.5
22.精製水 残量
23.製造例1の扁平セルロース粉体 5
24.香料 適量
*11:セリサイト FSE(三信鉱工業社製)の3%ジメチルポリシロキサン処理物
*12:チミロンスーパーゴールド(メルク社製)の2%ジメチルポリシロキサン処理物
*13:ABIL EM−90
(EVONIC GOLDSCHMIDT GMBH社製)
*14:BENTONE 27V(エレメンティス社製)
*15:T.I.O(粘度:40mPa・s、日清オイリオ社製)
*16:UVINUL MC80(粘度:85mPa・s、BASF社製)
*17:レオパール ISK(千葉製粉社製)
A:成分1〜9をローラーにて分散する。
B:成分10〜14をローラーにて分散する。
C:成分15〜17を加熱混合する。
D:A〜Cを混合する。
E:Dに成分18〜22を添加し、乳化する。
F:Eに成分23、24を添加混合し、油中水型リキッドファンデーションを得た。
本発明の実施例8の油中水型リキッドファンデーションについて、その効果を実施例1に準じて評価したところ、このものは、塗布時の「なじみの良さ」、塗布後の「べたつきのなさ」「キメの整った仕上がり」、化粧料塗布5時間後の状態での、「くすみのなさ」、および「経時安定性」において優れたものであった。
(成分) (%)
1.オクチルシリル化3%処理酸化チタン *18 2
2.ジメチルポリシロキサン2%処理赤色226号 1
3.ジメチルポリシロキサン2%処理黄色205号 0.5
4.オクチルシリル化2%処理セリサイト 8
5.窒化ホウ素 1
6.パルミチン酸デキストリン *19 1
7.トリイソステアリン酸ジグリセリル *2 2
8.2−エチルヘキサン酸セチル *20 5
9.炭酸ジアルキル(C15−16)*21 5
10.モノパルミチン酸ソルビタン 1
11.セスキステアリン酸ソルビタン 1
12.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 5
13.重質流動イソパラフィン *22 5
14.デカメチルシクロペンタシロキサン 5
15.メタクリル酸メチルクロスポリマー(15μm) 2
16.架橋型・網状型シリコーンブロック共重合体(5μm) 2
17.製造例2の扁平セルロース粉体 15
18.エチルアルコール 5
19.1,3−ブチレングリコール
2
20.グリセリン 2
21.塩化ナトリウム 0.5
22.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
23.精製水 残量
24.ベンジルジメチルステアリル
アンモニウムヘクトライト *14 0.5
25.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト*6 0.5
26.デカメチルシクロペンタシロキサン 10
27.エチルアルコール 0.5
28.香料 適量
*18:チタン JR−800(テイカ社製)の3%オクチルシリル化処理物
*19:レオパール KL2(千葉製粉社製)
*20:サラコス 816T(粘度:46mPa・s、日清オイリオ社製)
*21:LIALCARB SR−1000/R(粘度:36mPa・s、三井化学ファイン社製)
*22:パールリーム 18(日油社製)
A:成分6〜14をローラーにて分散する。
B:成分24〜27をローラーにて分散する。
C:成分1〜5とAを混合する。
D:Cに成分18〜23を添加し、乳化する。
E:DにB、成分15〜17、28、を添加混合し、
油中水型リキッドチークを得た。
本発明の実施例9の油中水型リキッドチークについて、その効果を実施例1に準じて評価したところ、このものは、塗布時の「なじみの良さ」、塗布後の「べたつきのなさ」「キメの整った仕上がり」、化粧料塗布5時間後の状態での、「くすみのなさ」、および「経時安定性」において優れたものであった。
(成分) (%)
1.メタクリル変性メチルポリシロキサン溶液 *23 10
2.2−エチルヘキサン酸セチル *20 5
3.8.セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン 1
4.ベンジルジメチルステアリル
アンモニウムヘクトライト *14 1
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 5
6.メタクリル変性メチルポリシロキサン溶液 *23 10
7.セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン 1.5
8.ジメチルポリシロキサン3%処理酸化チタン *5 1
9.ジメチルポリシロキサン2%処理群青 1
10.ジメチルポリシロキサン2%処理黄酸化鉄 0.1
11.ジメチルポリシロキサン2%処理タルク *24 2
12.雲母チタン *25 5
13.ベンガラ被覆雲母酸化チタン *26 2
14.ジメチルポリシロキサン2%処理
酸化チタン被覆ガラスフレーク *27 5
15.ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・
エポキシ積層末 *28 2
16.合成金雲母 *29 2
17.製造例2の扁平セルロース粉体 10
18.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
19.エチルアルコール 5
20.1,3−ブチレングリコール
2
21.グリセリン 2
22.塩化ナトリウム 0.5
23.エチルアルコール 10
24.精製水 残量
*23:シリコン KP−545(信越化学工業社製)
*24:ハイフィラー K−5μ(松村産業社製)の2%ジメチルポリシロキサン処理物
*25:TIMICA EXTRA BRIGHT 1500(BASF社製)
*26:クロイゾネルージュフランベ(BASF社製)
*27:メタシャイン1080RC−Y(日本板硝子社製)の2%ジメチルポリシロキサン処理物
*28:アルミフレークシルバー0.15mm(角八魚燐箔社製)
*29:PDM−40L(トピー工業社製)
A:成分4、5をローラーにて分散する。
B:成分6〜11をローラーにて分散する。
C:成分1〜3、A、Bを混合する。
D:Cに成分18〜24を添加し、乳化する。
E:Dに成分12〜17を添加混合し、油中水型リキッドアイカラーを得た。
本発明の実施例10の油中水型リキッドアイカラーについて、その効果を実施例1に準じて評価したところ、このものは、このものは、塗布時の「なじみの良さ」、塗布後の「べたつきのなさ」「キメの整った仕上がり」、化粧料塗布5時間後の状態での、「くすみのなさ」、および「経時安定性」において優れたものであった。
(成分) (%)
1.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト*6 0.5
2.デカメチルシクロペンタシロキサン 5
3.PEG−9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 0.5
4.デカメチルシクロペンタシロキサン 20
5.イソノナン酸イソトリデシル *1 3
6.トリイソステアリン酸ジグリセリル *2 3
7.パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル *15 5
8.PEG−9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 3
9.香料 適量
10.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
11.エチルアルコール 5
12.塩化ナトリウム 0.5
13.メチレンビスベンゾトリアゾリル
テトラメチルブチルフェノール *30 5
14.精製水 残量
15.製造例3の扁平セルロース粉体粉体 5
16.メチルシロキサン網状重合体 *31 2
*30:TINOSORB S(BASF社製)
*31:トスパール 2000B
(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)
A:成分1〜3を混合分散する。
B:成分4〜9にAを添加し、混合する。
C:Bに成分10〜14を添加し、乳化する。
D:Cに成分15、16を添加混合し、油中水型日焼け止めクリームを得た。
本発明の実施例11の油中水型日焼け止めクリームについて、その効果を実施例1に準じて評価したところ、このものは、塗布時の「なじみの良さ」、塗布後の「べたつきのなさ」「キメの整った仕上がり」、化粧料塗布5時間後の状態での、「くすみのなさ」、および「経時安定性」において優れたものであった。
(成分) (%)
1.PEG−9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1.5
2.メチルポリシロキサン *32 2
3.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル *15 5
4.流動パラフィン *3 2
5.ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール *33 2
6.メドウフォーム油 2
7.イソノナン酸イソトリデシル*1 1
8.香料 適量
9.無水ケイ酸 *34 1
10.製造例3の扁平セルロース粉体粉体 5
11.PEG−9 ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 2
12.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト *6 1
13.デカメチルシクロペンタシロキサン 5
14.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
15.エチルアルコール 0.5
16.1,3−ブチレングリコール 15
17.グリセリン 15
18.塩化ナトリウム 0.5
19.精製水 残量
20.L−アスコルビン酸2−グルコシド 2
21.リン酸一水素ナトリウム 0.1
22.リン酸二水素ナトリウム 0.1
23.水酸化ナトリウム 0.25
24.精製水 10
*32:シリコン KF−96A(6CS)
(粘度:7mPa・s、信越化学工業社製)
*33:コスモール 525(粘度:14mPa・s、日清オイリオ社製)
*34:ゴッドボール D11−796C(鈴木油脂工業社製)
A:成分11〜13を混合分散する。
B:成分1〜10にAを添加し、混合する。
C:Bに成分14〜19を添加し、乳化する。
D:Cに成分20〜24を添加混合し、油中水型クリームを得た。
本発明の実施例12の油中水型クリームについて、その効果を実施例1に準じて評価したところ、このものは、塗布時の「なじみの良さ」、塗布後の「べたつきのなさ」「キメの整った仕上がり」、化粧料塗布5時間後の状態での、「くすみのなさ」、および「経時安定性」において優れたものであった。
Claims (7)
- 次の成分(a)〜(d);
(a)扁平セルロース粉体
(b)20℃の粘度が550mPa・s以下の不揮発性液体油
(c)有機変性粘土鉱物
(d)粉体
を含有することを特徴とする油中水型化粧料。 - 前記成分(a)の扁平セルロース粉体が、平均粒径が1〜100μm、平均厚さが0.01〜10μm、かつ扁平度が4〜200であることを特徴とする請求項1記載の油中水型化粧料。
- 前記成分(a)が、セルロース系物質と、粉砕助剤とを機械的に粉砕処理することにより得られる扁平セルロース粉体であることを特徴とする請求項1または2記載の油中水型化粧料。
- 前記粉砕助剤が、両親媒性物質である成分(a)の扁平セルロース粉体を含有することを特徴とする請求項3記載の油中水型化粧料。
- 前記両親媒性物質が、リン脂質、セラミド、コレステロールもしくはその誘導体およびフィトステロールもしくはその誘導体からなる群から選ばれる1種または2種以上である成分(a)の扁平セルロース粉体を含有することを特徴とする請求項4記載の油中水型化粧料。
- 前記両親媒性物質が、セラミドである成分(a)の扁平セルロース粉体を含有することを特徴とする請求項5記載の油中水型化粧料。
- 油中水型化粧料がメイクアップ用油中水型化粧料であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の油中水型化粧料。
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