JP2014188941A - 化粧シート及び化粧材 - Google Patents

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Abstract

【課題】被着材に起因する不陸の問題、及び温度差に起因する断熱層の凝集破壊の問題を解消しつつ、断熱性、耐傷性及び耐キャスター性に優れた化粧シート、並びに化粧材を提供する。
【解決手段】化粧層の裏面側に、合成樹脂バッカー層及び発泡樹脂バッカー層が順に積層されている化粧シートであって、(1)前記合成樹脂バッカー層は、中空ビーズを含有し、(2)前記中空ビーズの含有量が、合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分100質量部に対して10〜40質量部であり、(3)前記合成樹脂バッカー層の厚さが200〜600μmであり、(4)前記発泡樹脂バッカー層の厚さが200〜1000μmであり、(5)前記発泡樹脂バッカー層の見掛け密度が100〜400kg/m3であることを特徴とする、化粧シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧シート及び化粧材に関する。
化粧シートを床用、建具用、階段用等として使用する場合、外部の温度変化に対する優れた保温効果によって冷暖房時のエネルギー消費を低減することができるという観点や、脳卒中や心筋梗塞などを誘発するヒートショック(急激な温度変化により体が受ける影響)の危険性を低下させることができるという観点から、化粧シートに断熱性が要求される。従来、化粧シートに断熱性を付与する方法として、中空ビーズ及びバインダー樹脂を含有する断熱層を化粧層の裏面側に形成し、これを化粧シートとすることが知られている(特許文献1)。
しかしながら、断熱層を有する化粧シートは、化粧シート裏面側に木質基材等の被着材を形成して化粧材を得た際に、前記被着材に起因する不陸を拾いやすい(つまり、化粧シートのおもて面が被着材の凹凸を拾いやすい)という問題がある。また、中空ビーズの含有量が多すぎると耐傷性等の物性が低下し、中空ビーズの含有量が少なすぎると十分な断熱効果が得られないという問題もある。
このような問題を改善する方法として、バインダー樹脂を発泡させた断熱層(断熱発泡層)を化粧層の裏面側に形成し、これを化粧シートとすることが知られている(特許文献2)。この断熱発泡層によれば、化粧シートに断熱性を付与しつつ、前記不陸の問題を解消することができる。
しかしながら、断熱発泡層を有する化粧シートは、耐キャスター性が低下するという問題があるとともに、断熱発泡層の厚さ(層厚)によっては前記断熱性、耐傷性等が低下するという問題もある。
特開2000-158603号公報 特開2000-296573号公報
そこで、前記不陸の問題を解消しつつ、優れた断熱性、耐傷性及び耐キャスター性を得るために、中空ビーズ及びバインダー樹脂を含有する断熱層及びバインダー樹脂を発泡させた発泡断熱層を併用する方法が考えられる。
しかしながら、寒暖差(温度差)がある場合には樹脂の伸縮が生じるが、前記断熱層の厚さによっては断熱層と発泡断熱層との間に前記伸縮の程度が大きく異なる。そのため、前記断熱層と接する発泡断熱層が凝集破壊を起こしてしまうという問題がある。
よって、本発明は、被着材に起因する不陸の問題、及び温度差に起因する断熱層の凝集破壊の問題を解消しつつ、断熱性、耐傷性及び耐キャスター性に優れた化粧シート、並びに化粧材を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、化粧層の裏面側に、特定の物性を有する2つの異なる層を順に積層し、さらに前記一方の層に中空ビーズを特定量含有させる場合には、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の化粧シート及び化粧材に関する。
1. 化粧層の裏面側に、合成樹脂バッカー層及び発泡樹脂バッカー層が順に積層されている化粧シートであって、
(1) 前記合成樹脂バッカー層は、中空ビーズを含有し、
(2) 前記中空ビーズの含有量が、合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分100質量部に対して10〜40質量部であり、
(3) 前記合成樹脂バッカー層の厚さが200〜600μmであり、
(4) 前記発泡樹脂バッカー層の厚さが200〜1000μmであり、
(5) 前記発泡樹脂バッカー層の見掛け密度が100〜400kg/m3である
ことを特徴とする、化粧シート。
2. 前記発泡樹脂バッカー層の気泡構造が独立気泡構造である、上記項1に記載の化粧シート。
3. 前記発泡樹脂バッカー層上には、接着剤を介して前記合成樹脂バッカー層が積層されている、上記項1又は2に記載の化粧シート。
4. 前記合成樹脂バッカー層、並びに前記発泡樹脂バッカー層若しくは前記発泡樹脂バッカー層を形成するための発泡剤含有樹脂層は、多層押出し機によって共押出成形されている、上記項1又は2に記載の化粧シート。
5. 化粧層が、基材シート上に1層若しくは2層以上の樹脂層が積層されている化粧シート中間体、化粧紙、メラミン板又は突き板である、上記項1〜4に記載の化粧シート。
6. 上記項1〜5のいずれかに記載の化粧シートを被着材に積層してなる化粧材。
以下、本発明の化粧シート及び化粧材について説明する。
≪化粧シート≫
本発明の化粧シートは、化粧層の裏面側に、合成樹脂バッカー層及び発泡樹脂バッカー層が順に積層されている化粧シートであって、
(1) 前記合成樹脂バッカー層は、中空ビーズを含有し、
(2) 前記中空ビーズの含有量が、合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分100質量部に対して10〜40質量部であり、
(3) 前記合成樹脂バッカー層の厚さが200〜600μmであり、
(4) 前記発泡樹脂バッカー層の厚さが200〜1000μmであり、
(5) 前記発泡樹脂バッカー層の見掛け密度が100〜400kg/m3である
ことを特徴とする。
本発明の化粧シートは、化粧層の裏面側に、特定の物性を有する2つの異なる層(即ち、合成樹脂バッカー層及び発泡樹脂バッカー層)が順に積層され、さらに前記合成樹脂バッカー層は中空ビーズを特定量含有する。そのため、本発明の化粧シートは、木質基材等の被着材を積層して化粧材を得た場合においても前記被着材に起因する不陸の問題が解消されており、かつ温度差に起因する発泡樹脂バッカー層の凝集破壊の問題も解消されている。さらに、断熱性、耐傷性及び耐キャスター性にも優れる。
化粧シートの層構成としては、化粧層の裏面側に、合成樹脂バッカー層及び発泡樹脂バッカー層が順に積層されている。つまり、発泡樹脂バッカー層上に、合成樹脂バッカー層及び化粧層が順に積層されているという層構成の条件を満たす限り、特に限定されない。以下、前記層構成を例に挙げて各層について説明する。なお、本発明の化粧シートは、化粧層がいわゆる「おもて面」(施工後に視認される面)である。よって、本明細書では、発泡樹脂バッカー層に対して化粧層が存在する方向を「おもて」又は「上」と称し、その反対側を「裏」又は「下」と称する。
化粧層
本発明で用いる化粧層の層構成は限定的ではなく、1層又は2層以上で構成される。例えば、1層から構成される化粧紙、メラミン板、突き板等を化粧層として使用してもよく、基材シート上に1層又は2層以上の樹脂層が積層されている化粧シート中間体を化粧層として使用してもよい。化粧シート中間体としては、例えば、(1)基材シート上に絵柄模様層(ベタインキ層及び/又は柄インキ層)、接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び表面保護層を順に有する化粧シート中間体(なお、前記基材シートが合成樹脂である場合にはいわゆるダブリング仕様と称される)、(2)いわゆる単層仕様の化粧シート中間体(ダブリング仕様において透明性樹脂層を設けない化粧シート)、(3)いわゆるバックプリント仕様の化粧シート中間体((1)の化粧シートにおいて基材シートを設けない化粧シート)のいずれも使用できる。
以下、上記(1)の化粧シート中間体(化粧層)について例示的に説明する。
基材シートとしては、1)薄紙,上質紙,クラフト紙,和紙,チタン紙,樹脂含浸紙,紙間強化紙等の紙、2)木質繊維,ガラス繊維,石綿,ポリエステル繊維,ビニロン繊維,レーヨン繊維等からなる織布又は不織布、3)ポリオレフィン,ポリエステル,ポリアクリル,ポリアミド,ポリウレタン,ポリスチレン等の合成樹脂製シート、の1種又は2種以上の積層体が挙げられる。
基材シートの厚さは、20〜300μm程度が好ましい。基材シートは、必要に応じて着色されていてもよい。また、表面にコロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の表面処理が施されていてもよい。
絵柄模様層は、柄インキ層及び/又はベタインキ層から構成される。絵柄模様層は、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷法により形成できる。柄インキ層の模様は、例えば、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学模様、文字、記号、線画、各種抽象模様等が挙げられる。また、ベタインキ層は、着色インキのベタ印刷により得られる。
絵柄模様層のインキとしては、ビヒクルとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、アクリル−ウレタン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂等を1種又は2種以上混合して用い、これに顔料、溶剤、各種補助剤等を加えてインキ化したものが使用できる。この中でも、環境問題、被印刷面との密着性等の観点より、ポリエステル、イソシアネートとポリオールからなるポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミド系樹脂等の1種又は2種以上の混合物が好ましい。
接着剤層(接着剤層A)は、絵柄模様層と透明性樹脂層との間に設けられる。接着剤層は、例えば、2液硬化型ウレタン樹脂、ウレタン系、ポリエステル樹脂系、等の公知のドライラミネーション用接着剤を塗布・乾燥させることにより得られる。
接着剤層は、乾燥後の厚みが0.1〜30μm程度が好ましく、1〜20μm程度がより好ましい。
透明性樹脂層は、透明性の樹脂層であれば特に限定されず、例えば、透明性の熱可塑性樹脂により好適に形成できる。
具体的には、軟質、半硬質又は硬質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリアクリル酸エステル、ポリメタアクリル酸エステル等が挙げられる。上記の中でも、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂が好ましい。
透明性樹脂層は、着色されていてもよい。この場合は、熱可塑性樹脂に着色剤を添加すればよい。着色剤としては、絵柄模様層で用いる顔料又は染料を使用できる。
透明性樹脂層には、充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、ラジカル捕捉剤、軟質成分(例えば、ゴム)等の各種の添加剤を含めてもよい。
透明性樹脂層は、10〜150μm程度が好ましく、30〜100μm程度がより好ましい。
プライマー層は、透明性樹脂層と表面保護層の密着性を向上させるために設ける。プライマー層は透明又は半透明な層であり、絵柄模様層のビヒクルとして例示した樹脂を用いて形成することができる。
プライマー層は、0.5〜20μm程度が好ましく、1〜5μm程度がより好ましい。
表面保護層を構成する樹脂は、熱硬化型樹脂、電離放射線硬化型樹脂(例えば、電子線硬化型樹脂)等の硬化型樹脂が好ましい。特に電離放射線硬化型樹脂は、高い表面硬度、生産性等の観点から好ましい。
熱硬化型樹脂としては、例えば、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂(2液硬化型ポリウレタンも含む)、エポキシ樹脂、アミノアルキッド樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、ジアリルフタレート樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、メラミン−尿素共縮合樹脂、珪素樹脂、ポリシロキサン樹脂等が挙げられる。
上記樹脂には、架橋剤、重合開始剤等の硬化剤、重合促進剤を添加することができる。例えば、硬化剤としてはイソシアネート、有機スルホン酸塩等が不飽和ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂等に添加でき、有機アミン等がエポキシ樹脂に添加でき、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸化物、アゾイソブチルニトリル等のラジカル開始剤が不飽和ポリエステル樹脂に添加できる。
熱硬化型樹脂で表面保護層を形成する方法は、例えば、熱硬化型樹脂の溶液をロールコート法、グラビアコート法等の塗布法で塗布し、乾燥・硬化させる方法が挙げられる。
電離放射線硬化型樹脂は、電離放射線の照射により架橋重合反応を生じ、3次元の高分子構造に変化する樹脂であれば限定されない。例えば、電離放射線の照射により架橋可能な重合性不飽和結合又はエポキシ基を分子中に有するプレポリマー、オリゴマー及びモノマーの1種以上が使用できる。例えば、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート等のアクリレート樹脂;シロキサン等のケイ素樹脂;ポリエステル樹脂;エポキシ樹脂などが挙げられる。
電離放射線としては、可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等があるが、この中でも、紫外線及び/又は電子線が望ましい。
紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯の光源が使用できる。紫外線の波長としては、190〜380nm程度である。
電子線源としては、例えば、コッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が使用できる。電子線のエネルギーとしては、100〜1000keV程度が好ましく、100〜300keV程度がより好ましい。電子線の照射量は、2〜15Mrad程度が好ましい。
電離放射線硬化型樹脂は電子線を照射すれば十分に硬化するが、紫外線を照射して硬化させる場合には、光重合開始剤(増感剤)を添加することが好ましい。
ラジカル重合性不飽和基を有する樹脂系の場合の光重合開始剤は、例えば、アセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、ミヒラーケトン、ジフェニルサルファイド、ジベンジルジサルファイド、ジエチルオキサイト、トリフェニルビイミダゾール、イソプロピル−N,N−ジメチルアミノベンゾエート等の少なくとも1種が使用できる。また、カチオン重合性官能基を有する樹脂系の場合は、例えば、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族スルホニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル、フリールオキシスルホキソニウムジアリルヨードシル塩等の少なくとも1種が使用できる。
光重合開始剤の添加量は特に限定されないが、一般に電離放射線硬化型樹脂100質量部に対して0.1〜10質量部程度である。
電離放射線硬化型樹脂で表面保護層を形成する方法としては、例えば、電離放射線硬化型樹脂の溶液をグラビアコート法、ロールコート法等の塗布法で塗布すればよい。
表面保護層の厚さは、通常0.1〜50μm、好ましくは1〜20μm程度である。
電離放射線硬化型樹脂から形成された表面保護層に、耐擦傷性、耐摩耗性をさらに付与する場合には、無機充填材を配合すればよい。無機充填材としては、例えば、粉末状の酸化アルミニウム、炭化珪素、二酸化珪素、チタン酸カルシウム、チタン酸バリウム、マグネシウムパイロボレート、酸化亜鉛、窒化珪素、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化鉄、窒化硼素、ダイヤモンド、金剛砂、タルク、ガラス繊維等が挙げられる。
無機充填材の添加量としては、電離放射線硬化型樹脂100質量部に対して1〜80質量部程度である。
化粧層を構成する各層の積層は、例えば、基材シートの一方の面に絵柄模様層(ベタインキ層、柄インキ層)を印刷により形成後、絵柄模様層上に2液硬化型ウレタン樹脂等の公知のドライラミネーション用接着剤(透明性の接着剤層)を介して透明性樹脂層をドライラミネーション法、Tダイ押出し法等で積層し、更にプライマー層を介して透明性の表面保護層を積層する方法により行える。
本発明の化粧シートは、上記透明性樹脂層を形成した後、透明性樹脂層側からエンボス加工が施されていてもよい。また、透明性樹脂層の上に表面保護層が形成される場合は、上記透明性樹脂層の上に上記表面保護層を積層した後、表面保護層側からエンボス加工が施されていてもよい。エンボス加工を施すことにより形成される凹凸模様は、加熱プレス、ヘアライン加工等により形成できる。凹凸模様としては、導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等が挙げられる。
化粧層全体の厚さは、40〜550μm程度が好ましく、100〜250μm程度がより好ましい。
合成樹脂バッカー層
本発明では、化粧層の裏面側には、合成樹脂バッカー層(合成樹脂層)を設ける。例えば、基材シートの裏面(化粧層の最裏面側に絵柄模様層がある場合には絵柄模様層の裏面)に、合成樹脂バッカー層を設ける。合成樹脂バッカー層を形成することにより、化粧シートに優れた耐キャスター性を付与することができる。
合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分としては限定的ではないが、熱可塑性樹脂、例えば、ポリエチレン(PE)(低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、及び高密度ポリエチレンを含む)、ポリプロピレン(PP)(ホモポリプロピレンを含む)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリメチレン、ポリメチルペンテン等のオレフィン系樹脂;ポリビニルアルコール;ポリエチレンテレフタレート(PET) ;アモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET);耐熱性の高いポリアルキレンテレフタレート〔例えば、エチレングリコールの一部を1,4−シクロヘキサンジメタノールやジエチレングリコール等で置換したポリエチレンテレフタレートである、いわゆる商品名PET−G(イーストマンケミカルカンパニー製)〕;ポリブチレンテレフタレート(PBT);ポリカーボネート;ポリアリレート;ポリエチレンナフタレート;ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体;ポリイミド;ポリスチレン;ポリアミド;ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)等が挙げられる。これらの樹脂は1種単独又は2種以上を組み合わせて使用できる。合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分の中でも、オレフィン系樹脂が好ましい。
合成樹脂バッカー層は、さらに中空ビーズを含有する。中空ビーズは空隙層を有することにより熱伝導率が低いので、当該中空ビーズを合成樹脂バッカー層に含有することにより、化粧シートに優れた断熱性を付与することができる。なお、中空ビーズとは、中に空洞を有するビーズを意味し、中身が詰まった中実ビーズとは明確に区別される。
中空ビーズの平均粒子径については、レーザー回折法、コールターカウンター法、沈降法等の公知の方法により測定することができる。なお、前記平均粒子径は、累積頻度50%に相当する粒径(D50)を意味する。
中空ビーズの含有量は、合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分100質量部に対して、10〜40質量部である。中空ビーズの含有量が上記範囲内であることにより、化粧シートに優れた断熱性、耐傷性等を付与することができる。中空ビーズの含有量が10質量部未満である場合は断熱性に劣る恐れがあり、40質量部を超える場合は、耐傷性に劣る恐れがある。好ましい中空ビーズの含有量は、表面保護層を形成する樹脂成分100質量部に対して20〜40質量部である。
中空ビーズの成分としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂(ポリウレタン)、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂、ナイロン樹脂(ポリアミド樹脂)、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリイソブチレン樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ無水マレイン酸樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の各樹脂又は各共重合樹脂から形成される有機中空ビーズ(樹脂中空ビーズ);;珪酸(ケイ酸)ソーダガラス、アルミノケイ酸ガラス、ホウケイ酸ソーダガラス、ソーダ石灰ホウケイ酸ガラス等のガラス中空ビーズ;シラスや黒曜石等の天然火山性ガラス系を原料とする中空ビーズ;等の無機化合物から形成される中空ビーズ(無機中空ビーズ)などが挙げられる。有機中空ビーズは、合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分とのなじみがよい。無機中空ビーズは、硬質であるため、潰れずに形状が保持される。中空ビーズの中でも無機中空ビーズが好ましい。
無機中空ビーズの表面は、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のカップリング剤で表面処理を行ってもよい。この場合、バインダー樹脂の種類に応じて使用することにより、中空ビーズのバインダー樹脂への充填率を向上させるとともに、バインダー樹脂との親和性を高めることができる。その結果、合成樹脂バッカー層の強度が向上するという効果が得られる。なお、本明細書では、ビーズという名称の前に樹脂名をつけることによって中空ビーズの呼称を一部省略することができる。例えば、アクリル樹脂からなる中空ビーズをアクリルビーズと呼ぶことができる。また、中空ビーズは1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
合成樹脂バッカー層を形成する方法としては、カレンダー成形、溶融樹脂の押出し成形等が挙げられる。なかでも溶融樹脂の押出し成形が好適であり、例えば、Tダイを用いた押出し成形がより好適である。
基材シートの裏面と合成樹脂バッカー層とを接着させる方法としては、基材シートと溶融樹脂を押出し成形することによって得られる合成樹脂バッカー層とを熱融着によって接着する方法、基材シートと合成樹脂バッカー層との間に接着剤層B(更に必要に応じてプライマー層)を設けることによって接着する方法等が挙げられる。
合成樹脂バッカー層の裏面と後述する発泡樹脂バッカー層とを接着させる方法としては、合成樹脂バッカー層と発泡樹脂バッカー層との間に接着剤層C(更に必要に応じてプライマー層)を設けることによって接着する方法;合成樹脂バッカー層、並びに発泡樹脂バッカー層若しくは発泡樹脂バッカー層を形成するための発泡剤含有樹脂層を多層押出し機によって共押出成形する方法;等が挙げられる。
多層押出し機によって共押出成形する方法としては、インフレーション法(丸ダイ押出し法)、Tダイ押出し法等によりシート状(フィルム状)に成形するがことにより作製できる。同時押出し製膜による場合には、前記合成樹脂バッカー層並びに前記発泡樹脂層バッカー層若しくは前記発泡剤含有樹脂層の2層以上からなる樹脂層を容易に形成できる。押出し製膜には、例えば、マルチマニホールドタイプやフィードブロックタイプのTダイを用いればよい。
接着剤層B及び/又はCは、前記接着剤層Aと同様の接着剤を塗布及び乾燥させることにより得られる。接着剤層B及び/又はCの乾燥後の厚みについても、前記接着剤層Aと同様、0.1〜30μm程度が好ましく、1〜20μm程度がより好ましい。
合成樹脂バッカー層は必要に応じて着色されていてもよい。例えば、バッカー層が木質板と同系色で着色されている場合には、化粧材として使用する際にバッカー層の側面のみが目立つことがなく優れた意匠性を発揮することができる。また、後述する発泡樹脂バッカー層に基づく白濁の影響を緩和する効果も得られる。着色時に使用できる着色剤としては限定されず、基材シートに使用できる着色剤等が使用できる。
合成樹脂バッカー層の厚さ(厚み)は、200〜600μmである。合成樹脂バッカー層の厚さが上記範囲内であることにより、化粧シートに優れた耐傷性を付与することができるとともに、温度差に起因する発泡樹脂バッカー層の凝集破壊の問題も解消される。合成樹脂バッカー層の厚さが200μm未満である場合は耐傷性に劣る恐れがあり、600μmを超える場合は、温度差に起因する発泡樹脂バッカー層の凝集破壊の問題が解消されない恐れがある。好ましい合成樹脂バッカー層の厚さは、200〜450μmである。
合成樹脂バッカー層には、必要に応じ、コロナ放電処理、プラズマ処理、脱脂処理、表面粗面化処理等の公知の易接着処理を接着面に施すこともできる。
発泡樹脂バッカー層
本発明では、合成樹脂バッカー層の裏面側には、発泡樹脂バッカー層(発泡樹脂層)を設ける。発泡樹脂バッカー層を形成することにより、木質基材等の被着材を積層して化粧材を得た場合においても前記被着材に起因する不陸の問題が解消される(不陸を拾いにくい)。具体的には、本発明の化粧シートは、被着材の影響(被着材の表面に存在している(i)凹凸の影響、(ii)研磨ムラや木の節目等(いわゆるダク)の影響、など)を緩和することができる。
発泡樹脂バッカー層の形成方法としては、従来公知の樹脂発泡手法を採用することができる。例えば、(1)熱可塑性樹脂のペレット又はビーズにガスを含浸させ、押出し機で加熱・溶融し、ダイを出たところで発泡成形する方法、(2)熱可塑性樹脂のペレット又はビーズを押出し機で加熱・溶融し、その中へガスを注入・混練し、ダイを出たところで発泡成形する方法、(3)発泡剤を含んだ熱可塑性樹脂のペレット又はビーズを押出し機で加熱・溶融し、ダイを出た時点では未発泡の発泡剤含有樹脂層を有するシートを得て、後加工で電子線の照射又は加熱により発泡剤含有樹脂層を架橋及び発泡させる方法、(4)熱可塑性樹脂のペレットと成形温度で分解してガスを発生する化学発泡剤を混合し、押出し機で加熱・溶融し、ダイを出たところで発泡成形する方法などが挙げられる。また、発泡樹脂バッカー層は市販の発泡シートを使用してもよい。
発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、N−N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の熱分解型発泡剤;アクリロニトリル等の樹脂球殻中にヘキサン、イソブタン等の熱膨張製気体を封入したマイクロカプセル型発泡剤等を挙げることができる。添加量としては、発泡体の樹脂成分100質量部に対して1〜10質量部程度が好ましく、発泡倍率としては5〜15倍である。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン(低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、及び高密度ポリエチレンを含む)、ポリプロピレン(ホモポリプロピレンを含む)、エチレン−α−オレフィン共重合体、ポリメチルペンテン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−エチルアクリレート共重合体やこれらの酸変性物、アイオノマー樹脂等のオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタレート−イソフタレート共重合体等のポリエステル系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリスチレン系樹脂;ポリアクリル系樹脂;ポリビニルアルコール系樹脂;ABS樹脂等が挙げられる。熱可塑性樹脂の中でも、オレフィン系樹脂が好ましい。また、前記熱可塑性樹脂は、樹脂架橋されていることがより好ましい。前記樹脂架橋としては、例えば前記照射が挙げられる。前記熱可塑性樹脂の樹脂架橋は、発泡剤含有樹脂層の発泡前又は発泡後のいずれでもよいが、発泡前が好ましい。
発泡樹脂バッカー層の気泡構造は、独立気泡構造(セル構造)、連続気泡構造(スポンジ構造)のいずれであってもよいが、独立気泡構造であることが好ましい。発泡樹脂バッカー層の気泡構造が独立気泡構造であることにより、(1)気泡間の気体の流通による熱移動がなく、(2)仮に、発泡樹脂バッカー層とする前のシート状の発泡剤含有樹脂層(断熱シート)を打ち抜くか、又は切り抜いて形成した開口部が、化粧層で密閉されて複数の中空空間を形成したとしても、それら中空空間同士が個々に独立した大きな独立気泡(空間)となる。そのため、独立気泡構造である発泡樹脂バッカー層は、より断熱性に優れる。また、内外装用断熱シートや内外装用断熱部材を所望の形状及び大きさに切断して使用する場合において、シートや部材の端面から発泡樹脂バッカー層内部や中空空間に湿気が伝わることによって生じる断熱性や防湿性の低下を、前記独立気泡構造とすることによって防ぐこともできる。
発泡樹脂バッカー層の厚さは、200〜1000μmである。発泡樹脂バッカー層の厚さが上記範囲内であることにより、化粧シートに優れた断熱性、耐傷性、耐キャスター性を付与することができるとともに、被着材に起因する不陸の問題が解消される。発泡樹脂バッカー層の厚さが200μm未満である場合は、断熱性に劣るとともに前記被着材に起因する不陸の問題が解消されない恐れがある。また、発泡樹脂バッカー層の厚さが1000μmを超える場合は、耐傷性及び耐キャスター性に劣る恐れがある。好ましい発泡樹脂バッカー層の厚さは、500〜1000μmである。
発泡樹脂バッカー層は、見掛け密度が100〜400kg/m3である。発泡樹脂バッカー層の見掛け密度が上記範囲内であることにより、化粧シートに優れた耐キャスター性を付与することができるとともに、被着材に起因する不陸の問題が解消される。発泡樹脂バッカー層の見掛け密度が100kg/m3未満である場合は、耐キャスター性に劣る恐れがある。また、発泡樹脂バッカー層の見掛け密度が400kg/m3を超える場合は、前記被着材に起因する不陸の問題が解消されない恐れがある。好ましい発泡樹脂バッカー層の見掛け密度は、100〜350kg/m3である。なお、本明細書において、発泡樹脂バッカー層の見掛け密度は、JIS K 7222に準拠して測定している。
発泡樹脂バッカー層の裏面には、プライマー層を設けてもよい。例えば、発泡樹脂バッカー層と被着材とを接着して化粧材を作製する際に有利である。当該プライマー層の成分、形成方法、厚み等の各内容は、前述の裏面プライマー層と同様である。
≪化粧材≫
本発明の化粧シートの裏面に、被着材を貼り合わせて接合することにより、化粧材とすることができる。
各種被着材の材質は特に限定されず、例えば、無機非金属系、金属系、木質系、プラスチック系等の材質が挙げられる。
具体的には、無機非金属系では、例えば、抄造セメント、押出しセメント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリート)、GRC(ガラス繊維強化コンクリート)、パルプセメント、木片セメント、石綿セメント、硅酸カルシウム、石膏、石膏スラグ等の非陶磁器窯業系材料、土器、陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス材料などが挙げられる。
金属系では、例えば、鉄、アルミニウム、銅等の金属材料(金属鋼板)が挙げられる。
木質系では、例えば、杉、檜、樫、ラワン、チーク等からなる単板、木質合板、パーティクルボード、繊維板、集成材等の木質基材が挙げられる。木質合板としては、ラワン代替合板として知られている針葉樹合板、植林木合板等が挙げられる。具体的には、針葉樹としては、例えば、椴松、唐松等が挙げられる。また、植林木としては、ポプラ、ファルカタ、アカシア、カメレレ、ユーカリ、ターミナリア等が挙げられる。
プラスチック系では、例えば、ポリプロピレン、ABS樹脂、フェノール樹脂等の樹脂材料が挙げられる。
被着材として木質合板を用いる場合、その厚さは限定的ではないが、3〜15mm程度が好ましく、10〜15mm程度がより好ましい。また、木質合板を構成する木質単板の積層数(プライ数)も限定的ではないが、通常3〜7枚が好ましく、5〜7枚がより好ましい。
本発明の化粧シートは、木質基材等の被着材を積層して化粧材を得た場合においても前記被着材に起因する不陸の問題が解消される。そのため、被着材として、節を多く有する針葉樹合板、又は凹凸(うねり)が顕著な植林木合板を使用した場合でも上記優れた効果が奏されるので、有利である。
この様な被着材の形状は特に限定されず、通常はフローリング等への設置を考慮して平板とすればよい。
被着材と化粧シートとを貼り合わせるには、例えば接着剤を用いることができる。接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等を有効成分とする公知の接着剤が使用できる。
被着材と化粧シートとを接合した後は、例えば、最終製品の特性に応じて、裁断、テノーナーを用いてサネ加工、V字形状の条溝付与、四辺の面取り等を施してもよい。
本発明の化粧シートは、床・建具・階段・壁等の各用途に使用することができる。また、本発明の化粧材は、床用化粧材、建具用化粧材・階段用化粧材・壁用化粧材等の各用途に使用することができる。
本発明の化粧シートは、化粧層の裏面側に、特定の物性を有する2つの異なる層(即ち、合成樹脂バッカー層及び発泡樹脂バッカー層)が順に積層され、さらに前記合成樹脂バッカー層は中空ビーズを特定量含有する。そのため、本発明の化粧シートは、木質基材等の被着材を積層して化粧材を得た場合においても前記被着材に起因する不陸の問題が解消されており、かつ温度差に起因する発泡樹脂バッカー層の凝集破壊の問題も解消されている。さらに、断熱性、耐傷性及び耐キャスター性にも優れる。
図1は、本発明の化粧シートの実施形態の一例(層構成概念図)を示す模式図である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
厚さ60μmの着色ポリプロピレンからなる基材シートの裏面にアクリルウレタン樹脂系プライマー層(裏面プライマー層、厚さ2μm)を設けた。次いで、基材シートのおもて面にアクリル系樹脂含有インキを使用し、グラビア印刷法により、2μmの絵柄模様層を形成した。絵柄模様層上にポリエステル樹脂系接着剤層(厚さ3μm)を形成した。
次いで、接着剤層上に、透明性ポリプロピレン系樹脂を押出しラミネート方式で積層し、透明性樹脂層(厚さ80μm)を形成した。透明性樹脂層のおもて面にコロナ放電処理を施した後、前記透明性樹脂層上に2液硬化型ウレタン樹脂を塗工することにより、プライマー層(厚さ2μm)を形成した。
次いで、前記プライマー層の上に2官能ウレタンアクレートオリゴマー(重量平均分子量:1500、ガラス転移温度(Tg):−55℃)80質量部、および6官能脂肪族ウレタンアクリレートオリゴマー(重量平均分子量:1500、ガラス転移温度(Tg):200℃以上、「UA306H(商品名)」、共栄社化学株式会社製)20質量部からなる電離放射線硬化型樹脂をロールコート方式により塗工した後、酸素濃度200ppm以下の環境下で、電子線照射装置を用いて加速電圧175keV, 5Mradの条件で電子線を照射し、表面保護層(厚さ15μm)を形成した。これにより、化粧層中間体(シート)を得た。
化粧層中間体の最表層側(表面保護層側)からエンボス加工(シート温度120〜160℃、圧力10〜40kg/cm2)を施すことにより、エンボス模様が賦型された化粧層(化粧シート中間体)を得た。
化粧層の基材シートの裏面にウレタン系接着剤を塗布した後、透明性ポリプロピレン系樹脂100質量部及びガラス(硝子)中空ビーズ(平均粒径35μm、真比重0.22g/cm3、商品名:グラスバブルズS22、住友スリーエム(株)製、ソーダ石灰硼珪酸ガラス)10質量部をTダイ押出し機により加熱溶融押出しし、合成樹脂バッカー層(厚さ200μm)を形成した。
次いで、合成樹脂バッカー層の裏面にポリエステル樹脂系接着剤層を形成した後、発泡ポリエチレンシート(厚さ800μm、見掛け密度130kg/m3、商品名:ポリエチレンフォーム「PEライト」LSL−8、(株)テクノフォームジャパン製)を積層することにより発泡樹脂バッカー層(厚さ800μm)を形成し、化粧シートを得た。
さらに、前記化粧シートを、酢酸ビニル系水性エマルジョン接着剤を介して針葉樹合板(厚さ12mm)上に貼り合わせることにより、化粧材を作製した。
実施例2〜16及び比較例1〜17
以下の(a)〜(k):
(a) 中空ビーズの含有量、
(b) 合成樹脂バッカー層の厚さ、
(c) 発泡樹脂バッカー層の厚さ、
(d) 発泡樹脂バッカー層の見掛け密度、
(e) 合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分、
(f) 発泡樹脂バッカー層を構成する樹脂成分、
(g) 中空ビーズの種類(成分、平均粒径、比重等)
(h) 化粧層の厚さ、
(i) 合成樹脂バッカー層の形成の有無、
(j) 発泡樹脂バッカー層の形成の有無、
(k) 合成樹脂バッカー層と発泡樹脂バッカー層の位置関係、
(l) 中空ビーズを含有する層
等を適宜変更する以外は、実施例1と同様にして、実施例2〜16及び比較例1〜17の化粧シート並びに化粧材を作製した。上記(a)〜(k)に関しては、以下の表1の通りとした。
なお、上記(g)〜(k)の変更に関して、以下に説明する。
・実施例13は、(g)中空ビーズの種類の点で、実施例1とは異なる。実施例13は、中空ビーズとして中空ポリアクリロニトリル樹脂ビーズ(平均粒径80μm、真比重0.02g/cm3、商品名:マツモトマイクロスフェアー F−80ED、松本油脂製薬(株)製)を使用している。
・実施例16は、(h)の化粧層の厚さの点で、実施例1とは異なる。実施例16は、着色ポリプロピレンからなる基材シートの厚さが140μmであり、化粧層全体の厚さが244μmである。
・比較例13〜15及び17は、(i)合成樹脂バッカー層の形成の有無の点で、実施例1とは異なる。比較例13〜15及び17では、化粧層の裏面にポリエステル樹脂系接着剤を塗布した後、合成樹脂バッカー層を形成せず、直接発泡樹脂バッカー層を貼り合わせて形成している。
・比較例11及び12は、(j)発泡樹脂バッカー層の形成の有無の点で、実施例1とは異なる。比較例11及び12では、合成樹脂バッカー層の裏面に接着剤層及び発泡樹脂バッカー層を形成せずに、化粧シートを得ている。
・比較例16は、合成樹脂バッカー層と発泡樹脂バッカー層の位置関係の点で、実施例1とは異なる。比較例16では、化粧層の裏面にポリエステル樹脂系接着剤を塗布した後、合成樹脂バッカー層を形成せずに発泡樹脂バッカー層を貼り合わせて形成し、さらに当該発泡樹脂バッカー層の裏面にポリエステル樹脂系接着剤層を塗布した後、合成樹脂バッカー層を形成している。
・比較例17は、上記(i)合成樹脂バッカー層の形成の有無の点だけでなく、(l)中空ビーズを含有する層の点でも、実施例1とは異なる。比較例17では、実施例1で使用した中空ビーズを、発泡樹脂バッカー層に含有している。中空ビーズ(ガラス中空ビーズ)含有量は、発泡樹脂バッカー層を構成する樹脂成分100質量部に対して、30質量部である。
その他については、以下の表1の通りとした。
≪化粧シート又は化粧材に対する評価試験≫
評価試験1:断熱性試験(冷たさを感じにくいか否かの評価試験)
実施例1〜16及び比較例1〜17で作製した化粧材に対して、以下の評価試験を行った。具体的には、20〜40代の成人男女15人に対して、(1)靴下着用、(2)ストッキング着用及び/又は(3)素足、で上記化粧材上を通常歩行および摺足歩行させた。また、汎用木質フロア(市販されている一般的な突板塗装フロア)についても、同様の歩行をさせた。
(評価方法)
◎:成人男女10人以上が、汎用木質フロアと比べて冷たさを感じなかった
○:成人男女8人以上が、汎用木質フロアと比べて冷たさを感じなかった
△:成人男女6人以上が、汎用木質フロアと比べて冷たさを感じなかった
×:汎用木質フロアと比べて冷たさを感じなかった成人男女が5人以下である
△、○又は◎が製品として合格である。
評価試験2:耐傷性試験(ホフマンスクラッチ試験)
実施例1〜16及び比較例1〜17で作製した化粧材に対して、ホフマンスクラッチ試験機(BYK−GARDNER社製)を用いて、1000g荷重で化粧材表面上を引き掻くことにより評価した。
(評価方法)
○:化粧材表面に変化がほとんどない
△:化粧材表面にわずかな白化傷が見られる
×:化粧材表面に白化傷が目立つ
△又は○が製品として合格である。
評価試験3:耐キャスター性試験(耐キャスター試験)
実施例1〜16及び比較例1〜17で作製した化粧材に対して、耐キャスター装置L6−04(浅野機械製作(株)製)を用いて試験を行い評価した。具体的には、化粧材上でキャスターを動かした後、肉眼観察により化粧材に付いた凹部の様子を20〜40代の成人男女15人に対して評価させた。
耐キャスター試験装置において、試験対象である化粧材を試料固定台に固定した。化粧材の表面に3個のキャスターが接しないように調節ハンドルによりキャスター固定台を上げた後、重さ70kgとなるように荷重台に重りを載せた。回転速度20rpmの速度、5分間毎に半回転、1000回転でセットし、調節ハンドルを回してキャスター固定台を化粧材の表面上に降ろした。キャスター固定台の回転駆動装置の始動スイッチを入れて試験を開始した。試験終了後、調節ハンドルを回してキャスター固定台を浮かせて化粧材を取り出して評価した。
(評価方法)
◎:成人男女10人以上が、化粧材に付いた凹部が目立ちにくいと感じる
○:成人男女8人以上が、化粧材に付いた凹部が目立ちにくいと感じる
△:成人男女6人以上が、化粧材に付いた凹部が目立ちにくいと感じる
×:化粧材に付いた凹部が目立ちにくいと感じた成人男女が5人以下である
△、○又は◎が製品として合格である。
評価試験4:外観評価試験(被着材の不陸が目立つか否かの評価試験)
実施例1〜16及び比較例1〜17で作製した化粧材に対して、被着材である木質基材の不陸が目立つか否かの評価をした。具体的には、木質基材表面にある凹凸が、当該木質基材上に化粧シートを積層して化粧材とした場合に、化粧材表面(化粧シート表面)に浮かび上がって見えるか否かを評価した。当該評価試験は、上述の通り木質基材上に化粧シートを積層して化粧材を得た後、蛍光灯の光を化粧材に対して斜光となるように当てながら、化粧材表面を観察することにより行った。
(評価方法)
◎:成人男女10人以上が、木質基材の不陸が目立ちにくいと感じる
○:成人男女8人以上が、木質基材の不陸が目立ちにくいと感じる
△:成人男女6人以上が、木質基材の不陸が目立ちにくいと感じる
×:木質基材の不陸が目立ちにくいと感じた成人男女が5人以下である
△、○又は◎が製品として合格である。
評価試験5:凝集破壊評価試験(発泡樹脂バッカー層の層内剥離の評価)
実施例1〜16及び比較例1〜17で作製した化粧材に対して、発泡樹脂バッカー層の凝集破壊について評価した。具体的には、「JAS合板 寒熱繰り返しA試験」に準拠し、寒熱繰り返し試験(「80℃で2時間化粧材を放置する→−20℃で2時間化粧材を放置する」を1サイクルとしたときに、10サイクル行う試験)を行った後、肉眼観察により評価した。
(評価方法)
○:発泡樹脂バッカー層に層内剥離がない
△:発泡樹脂バッカー層に層内剥離が若干あるが、目立たない
×:発泡樹脂バッカー層に層内剥離があり、非常に目立つ
△又は○が製品として合格である。
物性測定1:見掛け密度測定
発泡樹脂バッカー層の見掛け密度は、JIS K 7222に準拠して測定した。
結果を以下の表1に示す。
Figure 2014188941
1.裏面プライマー層
2.発泡樹脂バッカー層
3.合成樹脂バッカー層
4.基材シート
5.絵柄模様層
6.接着剤層
7.透明性樹脂層
8.表面保護層
9.化粧層
10.中空ビーズ

Claims (6)

  1. 化粧層の裏面側に、合成樹脂バッカー層及び発泡樹脂バッカー層が順に積層されている化粧シートであって、
    (1) 前記合成樹脂バッカー層は、中空ビーズを含有し、
    (2) 前記中空ビーズの含有量が、合成樹脂バッカー層を構成する樹脂成分100質量部に対して10〜40質量部であり、
    (3) 前記合成樹脂バッカー層の厚さが200〜600μmであり、
    (4) 前記発泡樹脂バッカー層の厚さが200〜1000μmであり、
    (5) 前記発泡樹脂バッカー層の見掛け密度が100〜400kg/m3である
    ことを特徴とする、化粧シート。
  2. 前記発泡樹脂バッカー層の気泡構造が独立気泡構造である、請求項1に記載の化粧シート。
  3. 前記発泡樹脂バッカー層上には、接着剤を介して前記合成樹脂バッカー層が積層されている、請求項1又は2に記載の化粧シート。
  4. 前記合成樹脂バッカー層、並びに前記発泡樹脂バッカー層若しくは前記発泡樹脂バッカー層を形成するための発泡剤含有樹脂層は、多層押出し機によって共押出成形されている、請求項1又は2に記載の化粧シート。
  5. 化粧層が、基材シート上に1層若しくは2層以上の樹脂層が積層されている化粧シート中間体、化粧紙、メラミン板又は突き板である、請求項1〜4に記載の化粧シート。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シートを被着材に積層してなる化粧材。
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