JP2014185658A - ダストカバー組立体 - Google Patents

ダストカバー組立体 Download PDF

Info

Publication number
JP2014185658A
JP2014185658A JP2013059539A JP2013059539A JP2014185658A JP 2014185658 A JP2014185658 A JP 2014185658A JP 2013059539 A JP2013059539 A JP 2013059539A JP 2013059539 A JP2013059539 A JP 2013059539A JP 2014185658 A JP2014185658 A JP 2014185658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust cover
upper insulator
engagement
cover assembly
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013059539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6004580B2 (ja
Inventor
Hiroaki Nagai
廣明 永井
Hideo Yanagino
秀郎 柳野
Koichi Kobayashi
功一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2013059539A priority Critical patent/JP6004580B2/ja
Priority to CN201480001849.9A priority patent/CN104487731B/zh
Priority to DE112014001576.8T priority patent/DE112014001576B4/de
Priority to PCT/JP2014/055338 priority patent/WO2014148240A1/ja
Publication of JP2014185658A publication Critical patent/JP2014185658A/ja
Priority to US14/706,559 priority patent/US9611913B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6004580B2 publication Critical patent/JP6004580B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/38Covers for protection or appearance
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G13/00Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers
    • B60G13/02Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers having dampers dissipating energy, e.g. frictionally
    • B60G13/06Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers having dampers dissipating energy, e.g. frictionally of fluid type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
    • F16F1/04Wound springs
    • F16F1/12Attachments or mountings
    • F16F1/126Attachments or mountings comprising an element between the end coil of the spring and the support proper, e.g. an elastomeric annulus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J3/00Diaphragms; Bellows; Bellows pistons
    • F16J3/04Bellows
    • F16J3/041Non-metallic bellows
    • F16J3/042Fastening details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J3/00Diaphragms; Bellows; Bellows pistons
    • F16J3/04Bellows
    • F16J3/041Non-metallic bellows
    • F16J3/043Non-metallic bellows with particular means for limiting wear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

【課題】樹脂製のダストカバーとゴム製のアッパインシュレータとを簡単且つ充分な強度で相互に取り付けて、異物の侵入を効果的に防止しながら、優れた耐久性をも実現し得る、新規な構造のダストカバー組立体を提供すること。
【解決手段】ダストカバー14の蛇腹筒部18の上側には係合用筒部30が一体形成されて、係合用筒部30に対して外周面に開口する係合溝32,34が周方向に延びて形成されている一方、環状とされたアッパインシュレータ16の内周面には内周側に向かって突出する係止突部44,46が周方向に延びて形成されており、アッパインシュレータ16に対してダストカバー14の係合用筒部30が内挿されていると共に、係合溝32,34に対して係止突部44,46が差し入れられて軸方向に係止されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、サスペンション機構に対して取り付けられるダストカバーとアッパインシュレータを備えたダストカバー組立体に関するものである。
従来から、ショックアブソーバに外挿されて、ピストンロッドの突出部分の周囲を覆うダストカバーと、コイルスプリングの上端部を支持するアッパインシュレータとを備えるダストカバー組立体が知られている。このダストカバー組立体としては、特開2003−72338号公報(特許文献1)等に示されているように、例えば、ダストカバーとアッパインシュレータをゴム弾性体で一体形成したものがある。
ところで、ダストカバーは、上端部分がアッパインシュレータと一体で接続されて、ピストンロッドで支持されることにより、上方からの異物の侵入が防止される。一方、下端部分は、シリンダに対する自由な相対変位を許容された状態で遊挿されており、ショックアブソーバの伸長時にダストカバーに対する引張力の作用が回避されている。
ところが、ダストカバーの下端部分とシリンダとの間に設定される隙間が大きいと、ダストカバーの下端開口部から砂塵や水等の異物が侵入して、ピストンロッドに付着するおそれがある。更に、ダストカバーの蛇腹筒部が収縮変形した状態で引っ掛かって、ダストカバーがショックアブソーバの伸縮に追従し得なくなるおそれもあった。
そこで、特開平10−331897号公報(特許文献2)等では、ダストカバーの下端部分をシリンダから突出する係止爪に係止させる等して、シリンダによって支持させる構造も提案されている。このような構造では、ダストカバーがショックアブソーバの伸縮に追従して強制的に伸縮変形されて、ダストカバーに軸方向の引張力が及ぼされ得ることから、ダストカバーを樹脂製として耐久性の向上を図ることも検討されている。
しかしながら、ダストカバーを樹脂製にすると、緩衝作用を得るためにゴム弾性体で形成されるアッパインシュレータとは一体形成することができなくなる。しかも、ゴム製のアッパインシュレータに樹脂製のダストカバーを後固着して、充分な固着強度を得ることも難しい。なお、ダストカバーの上端部分を支持する金具を、アッパインシュレータに設けておくことも考えられるが、部品点数や重量の増加等が問題になるおそれがあった。
特開2003−72338号公報 特開平10−331897号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、樹脂製のダストカバーとゴム製のアッパインシュレータとを簡単且つ充分な強度で相互に取り付けて、異物の侵入を効果的に防止しながら、優れた耐久性をも実現し得る、新規な構造のダストカバー組立体を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
すなわち、本発明の第一の態様は、サスペンション機構のショックアブソーバに外挿される樹脂製のダストカバーが、山部と谷部が連設された蛇腹筒部を備えており、該蛇腹筒部の上下両側が該ショックアブソーバのピストンロッドとシリンダの各一方によって支持されるようになっていると共に、該ダストカバーの上端部には、該サスペンション機構におけるコイルスプリングの上端部を支持するゴム製のアッパインシュレータが取り付けられているダストカバー組立体において、前記ダストカバーの前記蛇腹筒部の上側には係合用筒部が一体形成されて、該係合用筒部に対して外周面に開口する係合溝が周方向に延びて形成されている一方、環状とされた前記アッパインシュレータの内周面には内周側に向かって突出する係止突部が周方向に延びて形成されており、該アッパインシュレータに対して前記ダストカバーの前記係合用筒部が内挿されていると共に、前記係合溝に対して該係止突部が差し入れられて軸方向に係止されていることを、特徴とする。
このような第一の態様に従う構造とされたダストカバー組立体によれば、ダストカバーを樹脂で形成することにより、軸方向に大きく伸縮する場合にも充分な耐久性が確保されることから、軸方向長さを大きく設定して下方から砂塵等が侵入するのを防ぐことができる。しかも、上下両側がショックアブソーバに取り付けられて、ショックアブソーバの伸縮に応じて強制的に伸縮変形せしめられる構造であっても、ゴム製のダストカバーよりも優れた耐久性が実現される。
さらに、ダストカバーに設けられた係合用筒部の係合溝に対して、アッパインシュレータの係止突部が挿し入れられて軸方向に係止されることにより、ゴム製のアッパインシュレータに対して樹脂製のダストカバーの係合用筒部が内挿状態で組み付けられて、軸方向の抜けが防止される。これにより、互いに固着し難い樹脂製のダストカバーとゴム製のアッパインシュレータとを簡単に組み付けて、ダストカバー組立体を得ることができる。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載されたダストカバー組立体において、前記係合溝には、前記係止突部が周方向で当接することによって該係止突部の該係合溝内での移動端を規定する当接部が設けられているものである。
第二の態様によれば、ダストカバーとアッパインシュレータの周方向での相対的な向きを容易に設定して、それらダストカバーとアッパインシュレータを外力の作用に抗して予め設定された特定の相対的な向きに保持することができる。
本発明の第三の態様は、第一又は第二の態様に記載されたダストカバー組立体において、前記係合用筒部に対して軸方向上下に離れた複数列の前記係合溝が形成されていると共に、前記アッパインシュレータに対して軸方向上下に離れた複数列の前記係止突部が形成されているものである。
第三の態様によれば、軸方向の複数箇所に設けられた係止突部と係合溝が、それぞれ軸方向に係止されることから、アッパインシュレータに対する係合用筒部の抜けがより効果的に防止される。
本発明の第四の態様は、第一〜第三の何れか1つの態様に記載されたダストカバー組立体において、前記アッパインシュレータにおける前記係止突部の形成部分において、該係止突部の突出寸法(t)が、該係止突部を含んだ該アッパインシュレータの軸直角方向の最大厚さ寸法(T)に対して、T/4≦t≦3T/4の範囲で設定されているものである。
第四の態様によれば、係止突部と係合溝が大きな当接面積で軸方向に当接係止されることから、ダストカバーとアッパインシュレータが大きな抜け効力をもって組み付けられると共に、アッパインシュレータにおいて係止突部を支持する部分の変形剛性が充分に確保されることで、アッパインシュレータの変形によって係止突部と係合溝の係止が解除されるのも防止される。
本発明の第五の態様は、第一〜第四の何れか1つの態様に記載されたダストカバー組立体において、前記ダストカバーの前記係合用筒部が前記アッパインシュレータに対して該アッパインシュレータを外周側に弾性変形させた状態で嵌入されており、該アッパインシュレータが該係合用筒部に対して弾性的に密着せしめられているものである。
第五の態様によれば、ゴム製のアッパインシュレータがそれ自体の弾性力によって係合用筒部に密着されて、係止突部が係合溝への差入れ側に付勢されることから、係止突部の係合溝からの抜けが防止されて、ダストカバーとアッパインシュレータの組付け状態がより安定して保持される。
本発明の第六の態様は、第一〜第五の何れか1つの態様に記載されたダストカバー組立体において、前記アッパインシュレータには前記ショックアブソーバに取り付けられた筒状金具が内挿配置されるようになっており、該アッパインシュレータの前記係止突部が該筒状金具の外周側に位置するように形成されているものである。
第六の態様によれば、ダストカバーの係合用筒部とアッパインシュレータの嵌合部分が筒状金具によって保護されることから、ショックアブソーバが大きく収縮したときに、係合用筒部とアッパインシュレータとの嵌合部分に対するシリンダ等の当接が防止されて、ダストカバーとアッパインシュレータが組付け状態に保持される。
本発明の第七の態様は、第一〜第六の何れか1つの態様に記載されたダストカバー組立体において、前記アッパインシュレータの内周側に前記ダストカバーの前記係合用筒部がブロー成形されて、該係合用筒部の成形時に、該係合用筒部が該アッパインシュレータの内周面に嵌合されると共に、前記係合溝に対して該係止突部が軸方向に係止されているものである。
第七の態様によれば、ダストカバーのブロー成形時に、ダストカバーの係合用筒部とアッパインシュレータが嵌合されることから、ダストカバーとアッパインシュレータの組付け作業が不要になって、製造工程の簡略化が図られる。しかも、係合用筒部とアッパインシュレータがブロー成形時の空気圧によって密着せしめられることにより、係止突部と係合溝も密着状態で嵌合されて、アッパインシュレータに対するダストカバーの抜け抗力をより大きく得ることができる。
本発明の第八の態様は、第七に記載されたダストカバー組立体において、前記アッパインシュレータは、前記ダストカバーのブロー成形時に該ダストカバーのブロー成形型と該ダストカバーの形成材料であるパリソンとの間に挟まれる保護片を備えていると共に、該ダストカバーの成形後に該保護片が切除されているものである。
第八の態様によれば、パリソンを膨らませて成形する際に、パリソンがブロー成形型の角部に押し当てられるのを保護片で防ぐことにより、パリソンの損傷による成形不良を防ぐことができる。しかも、成形後には不要となる保護片が切除されることから、アッパインシュレータのサスペンション機構への取付けに際して、保護片が邪魔になることもない。
本発明によれば、ダストカバーの係合用筒部がアッパインシュレータに内挿されると共に、係合用筒部の外周面に形成された係合溝に対して、アッパインシュレータの内周面に形成された係止突部が差し入れられて、それら係合溝と係止突部が軸方向に係止されている。これにより、樹脂製のダストカバーがゴム製のアッパインシュレータに対して簡単に且つ充分な固定力で取り付けられることから、耐久性に優れた樹脂製のダストカバーを採用することが可能になる。
本発明の一実施形態としてのダストカバー組立体をサスペンション機構への装着状態で示す斜視断面図。 図1に示されたダストカバー組立体の縦断面図。 図2に示されたダストカバー組立体を構成するアッパインシュレータを、ダストカバーへの組付け前の状態で示す縦断面図。 図2に示されたダストカバー組立体の製造工程を説明する縦断面図であって、型閉じ前の状態を示す図。 図4の要部を拡大して示す縦断面図。 図2に示されたダストカバー組立体の製造工程を説明する縦断面図であって、ブロー成形後で且つ型開き前の状態を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態としてのダストカバー組立体10が、車両のサスペンション機構12に対する装着状態で示されている。ダストカバー組立体10は、ダストカバー14とアッパインシュレータ16とを備えている。以下の説明において、上下方向とは、原則として、図1中の上下方向を言う。
より詳細には、ダストカバー14は、図2に示すように、全体として略円筒形状とされており、合成樹脂で形成されている。ダストカバー14を形成する合成樹脂は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、例えば熱可塑性樹脂としてのポリプロピレン(PP)にエチレン・プロピレンゴム(EPDM)を混合して分散化させたものが、耐候性や成形性等に優れることから採用されている。尤も、熱可塑性樹脂で形成する場合には、例えばポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂等といった各種の熱可塑性エラストマーが何れも採用され得る。また、ダストカバー14の成形方法としては、ブロー成形が好適に採用されるが、インジェクション成形も採用可能である。
また、ダストカバー14の軸方向中間部分には、蛇腹筒部18が設けられている。蛇腹筒部18は、外周側に凸の略横転V字断面で周方向環状に延びる山部20と、外周側に凹の略横転V字断面で周方向環状に延びる谷部22,24とが、軸方向で交互に連設された構造を有している。更に、山部20を挟んだ上下両側に形成される谷部は、一方が深さ寸法の大きい大谷部22、他方が深さ寸法の小さい小谷部24とされており、大谷部22の内周端部と小谷部24の内周端部が径方向で互いにずれて位置している。
さらに、蛇腹筒部18の下側には、嵌合筒部26が一体形成されている。嵌合筒部26は、略円筒形状とされて、内周面に開口する周溝28を備えている。
さらに、蛇腹筒部18の上側には、係合用筒部30が一体形成されている。係合用筒部30は、略円筒形状であって、第一係合溝32と第二係合溝34を備えている。第一係合溝32と第二係合溝34は、それぞれ外周面に開口して周方向に延びる凹溝であって、第一係合溝32が第二係合溝34に対して軸方向上方に所定の距離を隔てて配置されている。なお、本実施形態では、第二係合溝34の下側壁部が軸方向に対して比較的に小さな角度で傾斜しており、第二係合溝34の開口部の軸方向寸法が第一係合溝32よりも大きくされている。
更にまた、第一係合溝32と第二係合溝34には、周方向の複数箇所に当接部36が形成されている。当接部36は、第一係合溝32および第二係合溝34内において係合用筒部30から内周側に向かって突出している。これにより、本実施形態の第一係合溝32と第二係合溝34は、当接部36によって周方向に分割されており、本実施形態では、各係合溝32,34の周上にそれぞれ6つの当接部36が形成されて、それら係合溝32,34がそれぞれ周方向で6つに分割されている。なお、本実施形態では、第一係合溝32の当接部36と、第二係合溝34の当接部36とが、周方向で略同じ位置に形成されている。
また、ダストカバー14の上端部を構成する係合用筒部30は、アッパインシュレータ16に取り付けられている。アッパインシュレータ16は、図3に示すように、全体として略円環形状のゴム弾性体であって、スプリング受部38と筒状部40とを一体で備えている。スプリング受部38は、環状であって、上下に延びる筒状とされた内周部分と、内周部分の上端部から外周側に突出する外周部分とを備えている。
さらに、スプリング受部38には、下方に突出する筒状部40が一体形成されている。筒状部40は、スプリング受部38の内周端部から突出しており、その内周面には第一係止突部44と第二係止突部46が突設されている。第一係止突部44と第二係止突部46は、何れも筒状部40から内周側に突出して周方向に延びており、第二係止突部46に対して第一係止突部44が軸方向上方に所定の距離を隔てて配置されている。また、第一係止突部44と第二係止突部46は、何れも突出先端側に向かって次第に軸方向で狭幅となっている。
更にまた、第一係止突部44と第二係止突部46は、内周側に略同じ寸法:tで突出しており、それら第一,第二係止突部44,46の突出寸法:tが、それら第一,第二係止突部44,46の形成部分である筒状部40の最大厚さ寸法:Tに対して、T/4≦t≦3T/4の範囲に設定されている。蓋し、第一,第二係止突部44,46の突出寸法:tが筒状部40の最大厚さ寸法:Tに対して小さすぎると、後述する第一,第二係合溝32,34と第一,第二係止突部44,46との軸方向での係止代(当接面積)が小さくなり過ぎて、ダストカバー14とアッパインシュレータ16の固定力が充分に得られない。一方、第一,第二係止突部44,46の突出寸法:tが筒状部40の最大厚さ寸法:Tに対して大きすぎると、筒状部40が薄肉になって容易に変形することから、後述する筒状部40と係合用筒部30の嵌合による固定力が不充分になるからである。なお、より好適には、第一,第二係止突部44,46の突出寸法:tが、筒状部40の最大厚さ寸法:Tに対して、T/3≦t≦2T/3の範囲に設定され、本実施形態では略t=T/2に設定されている。
更にまた、第一係止突部44と第二係止突部46の周上には、分割溝48が形成されている。分割溝48は、内周面に開口して軸方向に延びる凹溝であって、第一係止突部44と第二係止突部46が分割溝48によって周方向に分割されている。第一係止突部44と第二係止突部46においてそれぞれ周上の複数箇所に分割溝48が形成されて、それら分割溝48を挟んで第一,第二係止突部44,46が周方向に分割されており、本実施形態では、各係止突部44,46が6つの分割溝48によってそれぞれ周方向で6つに分割されている。本実施形態では、第一係止突部44の分割溝48と、第二係止突部46の分割溝48とが、周方向の略同じ位置に形成されている。なお、分割溝48は、アッパインシュレータ16の当接部36と略対応する周方向幅で形成されていると共に、周上で当接部36と対応する位置に分散して配置されている。
このような構造とされたダストカバー14とアッパインシュレータ16は、係合用筒部30が筒状部40に嵌合されることにより、相互に取り付けられている。即ち、ダストカバー14の係合用筒部30がアッパインシュレータ16の筒状部40に内挿されていると共に、係合用筒部30の外周面に開口する第一係合溝32と第二係合溝34に対して、筒状部40の第一係止突部44と第二係止突部46が嵌め入れられている。これにより、第一,第二係止突部44,46と第一,第二係合溝32,34が軸方向に係止されて、係合用筒部30が筒状部40に嵌着されており、もって、ダストカバー組立体10が構成されている。
このような構造とされたダストカバー組立体10によれば、ゴム製のアッパインシュレータ16に対して樹脂製のダストカバー14を容易に組み付けることができる。
さらに、ダストカバー14の係合用筒部30に設けられた第一,第二係合溝32,34に対して、アッパインシュレータ16の筒状部40に設けられた第一,第二係止突部44,46が嵌め入れられて軸方向に係止されることで、ダストカバー14とアッパインシュレータ16を非接着で強固に組み付けることができる。
しかも、本実施形態では、軸方向で上下に離隔して第一,第二係合溝32,34と第一,第二係止突部44,46が設けられている。それ故、ダストカバー14とアッパインシュレータ16の間でそれら第一,第二係合溝32,34と第一,第二係止突部44,46の係止による抜け抗力がより大きく発揮されて、ダストカバー14のアッパインシュレータ16からの抜けがより効果的に防止される。
さらに、本実施形態では、第一,第二係合溝32,34を分割する複数の当接部36が設けられていると共に、第一,第二係止突部44,46を周方向に分割する複数の分割溝48が形成されており、当接部36が分割溝48に嵌め入れられて、周方向に係止されている。これにより、第一,第二係止突部44,46の第一,第二係合溝32,34内での移動端が、当接部36と分割溝48の周方向での当接によって規定されて、アッパインシュレータ16に対するダストカバー14の相対回転が制限されている。従って、アッパインシュレータ16に対するダストカバー14の周方向での相対的な向きを、容易に設定することができると共に、それらダストカバー14とアッパインシュレータ16を設定された向きに保持することができる。
ところで、ダストカバー組立体10において、ダストカバー14とアッパインシュレータ16の組付けは、ダストカバー14のブロー成形時に実現されるようになっている。以下、ダストカバー組立体10の製造方法の一例を説明する。
先ず、図4に示すように、左右一対のブロー成形型50,50を準備すると共に、成形用ジグ52を準備して、予め加硫成形されたアッパインシュレータ16を成形用ジグ52にセットする。
ブロー成形型50は、ダストカバー14の外周面に対応する形状とされた半割成形面54を備えており、一対のブロー成形型50,50が向かい合わせで組み合わせることにより、それらブロー成形型50,50の間にキャビティ56が形成されると共に、キャビティ56の内面が半割成形面54,54で構成されたキャビティ形成面58とされるようになっている。
成形用ジグ52は、略有底円筒形状であって、周壁部分の上面がアッパインシュレータ16の上面と対応する形状の支持面60とされており、支持面60上にアッパインシュレータ16を上下逆向きに載置可能とされている。更に、アッパインシュレータ16には、筒状部40の基端側に内フランジ状の保護片62が一体形成されており、保護片62が支持面60の内周端部に重ね合わされることで、支持面60が全体に亘ってアッパインシュレータ16で覆われている。また、成形用ジグ52の径方向略中央には、上方に突出するブロー管64が設けられており、ブロー管64が図示しない外部のエアー管路に接続されることで、ブロー管64から圧縮空気が送出されるようになっている。
そして、ダストカバー14の形成材料を加熱軟化させてダイ66からの押出し等で筒状に成形したパリソン68を、相互に離隔して配置された一対のブロー成形型50,50の間に差し入れると共に、下端部において成形用ジグ52に固設されたブロー管64に外挿する。
次に、ブロー成形型50,50および成形用ジグ52を型閉じして、それらブロー成形型50,50および成形用ジグ52の間にキャビティ56を形成する。成形用ジグ52は、ブロー成形型50,50の下端部間で挟み込まれて、キャビティ56の下壁部を構成するようになっている。
また、成形用ジグ52の支持面60に対して上下逆向きに載置されたアッパインシュレータ16は、筒状部40がキャビティ56内に突出するようにセットされる。更に、アッパインシュレータ16の筒状部40は、外周面がブロー成形型50,50に重ね合わされて拘束されており、外周側への弾性変形が制限されている。本実施形態では、図5に拡大して示すように、筒状部40の外周面に対してブロー成形型50,50が外周側に僅かに離隔した状態で配置されており、筒状部40の外周側への弾性変形が変形量を制限されつつ許容されている。
そして、ブロー成形型50,50および成形用ジグ52を型閉じした状態で、ブロー管64からパリソン68の内周側に圧縮空気を送り込むことにより、パリソン68を空気圧で外周側に膨出変形させてキャビティ形成面58に押し当てる。これにより、図6に示すように、パリソン68がキャビティ形成面58に対応する外面形状を有する薄肉の筒状に成形されて、蛇腹筒部18および嵌合筒部26を備えたブロー成形品70が形成される。なお、成形用ジグ52の支持面60の内周端が、アッパインシュレータ16の保護片62で覆われていることにより、パリソン68が膨出変形時に保護片62がパリソン68と成形用ジグ52の間に挟まれるようになっており、パリソン68が成形用ジグ52の角部エッジに押し当てられて損傷するのが、防止されている。
さらに、パリソン68を空気圧で膨出変形させることにより、パリソン68をアッパインシュレータ16における筒状部40の内周面に押し当てる。これによって、筒状部40の内周面に対応する形状の係合用筒部30が、筒状部40の内周側に嵌入された状態でブロー形成される。同時に、係合用筒部30には筒状部40に設けられた第一,第二係止突部44,46と対応する形状の第一,第二係合溝32,34が形成されて、第一係合溝32に対して第一係止突部44が嵌合されていると共に、第二係合溝34に対して第二係止突部46が嵌合されている。
加えて、係合用筒部30が筒状部40の内周面に対応する形状で形成されることにより、係合用筒部30には、筒状部40に設けられた分割溝48に対応する当接部36が形成されて、当接部36が分割溝48に入り込んでいる。これにより、当接部36と分割溝48が周方向に当接係止されて、ダストカバー14とアッパインシュレータ16の中心軸周りでの相対回転が防止されている。なお、当接部36の内周面が、係合用筒部30における第一,第二係合溝32,34を外れた部分の内周面と滑らかに連続しており、当接部36の内周側の溝が第一係合溝32と第二係合溝34の軸方向間のスペースに連通されていることから、ブロー成形時に第一係合溝32と第二係合溝34の軸方向間のスペースに対して空気が流入し易くなって、空気圧の作用による成形が速やか且つ確実に実現される。
以上により、ダストカバー14のブロー成形時に、ダストカバー14の係合用筒部30がアッパインシュレータ16に内挿されると共に、第一,第二係合溝32,34に対して第一,第二係止突部44,46が嵌入されて、ダストカバー14がアッパインシュレータ16に組み付けられた状態で形成される。従って、本実施形態の製造方法によれば、ダストカバー14をアッパインシュレータ16に組み付ける工程を省略することができて、ダストカバー組立体10をより簡単に得ることができる。
また、本実施形態では、アッパインシュレータ16の筒状部40とブロー成形型50,50との間に隙間が形成されて、筒状部40の外周側への弾性変形が変形量を制限されつつ許容されていることから、ブロー成形時の空気圧によって外周側に押し広げられた状態の筒状部40に沿った形状で、係合用筒部30が形成される。これにより、ダストカバー14の係合用筒部30が、アッパインシュレータ16の筒状部40に対して、筒状部40を外周側に弾性変形させた状態で嵌入されており、筒状部40が係合用筒部30に対して弾性的に密着している。従って、ブロー成形品70では、筒状部40の弾性的な形状復元力に基づいて、筒状部40の内周面と係合用筒部30の外周面とがより強固に嵌合されている。
なお、ブロー成形品70の軸方向両端には不要な部分が形成されることから、ブロー成形品70がブロー成形型50,50から取り外された後に図6中の二点鎖線で切断されて、軸方向両端の不要な部分が取り除かれることで、ダストカバー組立体10が形成される。この際に、本実施形態では、アッパインシュレータ16の保護片62が、ブロー成形の完了後にブロー成形品70の軸方向両端部と共に切除されるようになっている。
このようにして形成されたダストカバー組立体10は、図1に示すように、自動車のサスペンション機構12に取り付けられる。サスペンション機構12は、ショックアブソーバ72を構成するピストンロッド74とシリンダ76を備えており、ピストンロッド74の上端部にアッパサポート78が取り付けられている。アッパサポート78は、インナ部材80とアウタ部材82を本体ゴム弾性体84で弾性連結した構造とされており、インナ部材80がピストンロッド74の上端部に固定されると共に、アウタ部材82が突設された複数の植設ボルト86によって図示しない車両ボデー側に取り付けられるようになっている。更に、ピストンロッド74には、バウンドストッパ88が外嵌されている。このバウンドストッパ88は、発泡ウレタン等で形成された筒状の弾性体であって、上端部がアッパサポート78のアウタ部材82に固定された筒状金具90に嵌め入れられていると共に、下端部が筒状金具90から下方に突出している。更にまた、ショックアブソーバ72には、コイルスプリング92が外挿されており、上端部がアッパサポート78のアウタ部材82で支持されていると共に、下端部がシリンダ76に固定された図示しないロアスプリングシートで支持されている。
また、シリンダ76の上端部には、シリンダキャップ94が取り付けられている。シリンダキャップ94は、逆向きの略有底円筒形状とされて、シリンダ76の上端部に被せられていると共に、下端部には外周側に突出する係止爪96が一体形成されている。
そして、ダストカバー組立体10は、ダストカバー14がサスペンション機構12のショックアブソーバ72に外挿されて、ショックアブソーバ72におけるピストンロッド74のシリンダ76からの突出部分を覆うように配置される。
さらに、ピストンロッド74の上端部に取り付けられるアッパサポート78のアウタ部材82に対して、アッパインシュレータ16が重ね合わされて取り付けられることにより、ダストカバー14における蛇腹筒部18よりも上側がピストンロッド74によって支持される。一方、シリンダキャップ94の係止爪96が、ダストカバー14の嵌合筒部26に設けられた周溝28に挿し入れられて軸方向で係止されることにより、ダストカバー14における蛇腹筒部18よりも下側がシリンダ76に取り付けられる。
更にまた、本実施形態では、アッパサポート78のアウタ部材82が、アッパスプリングシートを兼ねており、アッパインシュレータ16のスプリング受部38がアウタ部材82に下方から重ね合わされて、コイルスプリング92の上端部がスプリング受部38を介してアウタ部材82で支持される。更に、コイルスプリング92の弾性によってスプリング受部38がアウタ部材82に押し付けられて、アッパインシュレータ16がアウタ部材82に取り付けられる。
さらに、バウンドストッパ88を支持する筒状金具90がアッパインシュレータ16の筒状部40に対して内挿状態で配置されて、筒状部40の第一,第二係止突部44,46が筒状金具90に向かって突出しており、筒状部40と係合用筒部30との嵌合部分が筒状金具90の外周側に位置している。これにより、筒状部40および係合用筒部30の内周側への変形量が筒状金具90で制限されて、筒状部40と係合用筒部30が嵌合状態に安定して保持される。なお、本実施形態では、筒状金具90が係合用筒部30に対して内周側に離隔して配置されている。
このようなサスペンション機構12に対するダストカバー組立体10の装着状態において、ダストカバー14は、上端部をピストンロッド74に支持されると共に、下端部をシリンダ76に支持されるようになっていることから、ダストカバー14が常にピストンロッド74のシリンダ76からの突出部分よりも下方まで延びている。それ故、ダストカバー14の下端開口から砂塵等が侵入して、ピストンロッド74の突出部分に付着するのを、効果的に防ぐことができる。しかも、ダストカバー14の下端開口は、シリンダキャップ94の係止爪96によって実質的な開口面積が小さくなっており、異物の侵入がより効果的に防止されている。
さらに、上下両端部を支持されたダストカバー14が樹脂製とされており、引張力に対して充分な耐久性が確保されている。しかも、上下方向の長さが下端開口からの異物の侵入を防ぎ得る長さをもった長尺構造であっても、蛇腹筒部18がブロー成形によって充分に薄肉とされて、ショックアブソーバ72の伸縮に高度に追従可能とされていることから、軸方向の圧縮力で蛇腹筒部18が損傷するのも回避できる。加えて、ダストカバー14がゴム製のアッパインシュレータ16に弾性支持されていることから、アッパインシュレータ16の弾性変形によってダストカバー14に作用する力が低減されて、ダストカバー14の耐久性の向上が図られる。
また、ダストカバー14とアッパインシュレータ16の嵌合部分が、バウンドストッパ88を支持する筒状金具90の外周側に位置していることから、衝撃的な大入力によってショックアブソーバ72が大きく収縮する場合には、それらダストカバー14とアッパインシュレータ16の嵌合部分が筒状金具90で保護される。それ故、ダストカバー14とアッパインシュレータ16の嵌合部分に作用する力が低減されて、ダストカバー14がアッパインシュレータ16から脱落するのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態では、ダストカバー14の係合用筒部30において上下に離れて配置された第一係合溝32と第二係合溝34とによって係合溝が構成されて、それらが上下2列に設けられていたが、係合溝は、1列だけが設けられていても良いし、上下で相互に離隔した3列以上が設けられていても良い。同様に、アッパインシュレータに設けられる係止突部についても、必ずしも第一係止突部44と第二係止突部46で構成される必要はなく、1列又は上下で相互に離隔した3列以上の係止突部が設けられていても良い。
さらに、係合溝は、必ずしも当接部36によって周方向に分割されていなくても良く、例えば、全周に亘って連続する環状の凹溝であっても良い。同様に、係止突部は、必ずしも分割溝48によって周方向に分割されていなくても良く、例えば、全周に亘って連続する環状の突条であっても良い。
また、ダストカバー14の係合用筒部30と、アッパインシュレータ16の筒状部40は、実施形態で示すようにダストカバー14のブロー成形と同時に嵌合されることが望ましいが、例えば、ダストカバー14とアッパインシュレータ16をそれぞれ別々に形成して、アッパインシュレータ16の筒状部40に対してダストカバー14の係合用筒部30を成形後に圧入乃至は嵌入して組み付けることもできる。
また、前記実施形態のアッパインシュレータ16は、ゴム弾性体単体で形成されているが、例えば、筒状部40に硬質材料で形成された筒状の拘束部材を埋設することで、筒状部40の変形量を制限することもできる。これによれば、ダストカバー14とアッパインシュレータ16の固定力を高めることができると共に、筒状部40の外周面をブロー成形型50,50で拘束することなく、ダストカバー14をブロー成形することもできる。
10:ダストカバー組立体、12:サスペンション機構、14:ダストカバー、16:アッパインシュレータ、18:蛇腹筒部、20:山部、22:大谷部(谷部)、24:小谷部(谷部)、30:係合用筒部、32:第一係合溝、34:第二係合溝、36:当接部、44:第一係止突部、46:第二係止突部、50:ブロー成形型、62:保護片、68:パリソン、72:ショックアブソーバ、74:ピストンロッド、76:シリンダ、90:筒状金具、92:コイルスプリング

Claims (8)

  1. サスペンション機構のショックアブソーバに外挿される樹脂製のダストカバーが、山部と谷部が連設された蛇腹筒部を備えており、該蛇腹筒部の上下両側が該ショックアブソーバのピストンロッドとシリンダの各一方によって支持されるようになっていると共に、該ダストカバーの上端部には、該サスペンション機構におけるコイルスプリングの上端部を支持するゴム製のアッパインシュレータが取り付けられているダストカバー組立体において、
    前記ダストカバーの前記蛇腹筒部の上側には係合用筒部が一体形成されて、該係合用筒部に対して外周面に開口する係合溝が周方向に延びて形成されている一方、
    環状とされた前記アッパインシュレータの内周面には内周側に向かって突出する係止突部が周方向に延びて形成されており、該アッパインシュレータに対して前記ダストカバーの前記係合用筒部が内挿されていると共に、前記係合溝に対して該係止突部が差し入れられて軸方向に係止されていることを特徴とするダストカバー組立体。
  2. 前記係合溝には、前記係止突部が周方向で当接することによって該係止突部の該係合溝内での移動端を規定する当接部が設けられている請求項1に記載のダストカバー組立体。
  3. 前記係合用筒部に対して軸方向上下に離れた複数列の前記係合溝が形成されていると共に、前記アッパインシュレータに対して軸方向上下に離れた複数列の前記係止突部が形成されている請求項1又は2に記載のダストカバー組立体。
  4. 前記アッパインシュレータにおける前記係止突部の形成部分において、該係止突部の突出寸法(t)が、該係止突部を含んだ該アッパインシュレータの軸直角方向の最大厚さ寸法(T)に対して、T/4≦t≦3T/4の範囲で設定されている請求項1〜3の何れか1項に記載のダストカバー組立体。
  5. 前記ダストカバーの前記係合用筒部が前記アッパインシュレータに対して該アッパインシュレータを外周側に弾性変形させた状態で嵌入されており、該アッパインシュレータが該係合用筒部に対して弾性的に密着せしめられている請求項1〜4の何れか1項に記載のダストカバー組立体。
  6. 前記アッパインシュレータには前記ショックアブソーバに取り付けられた筒状金具が内挿配置されるようになっており、該アッパインシュレータの前記係止突部が該筒状金具の外周側に位置するように形成されている請求項1〜5の何れか1項に記載のダストカバー組立体。
  7. 前記アッパインシュレータの内周側に前記ダストカバーの前記係合用筒部がブロー成形されて、該係合用筒部の成形時に、該係合用筒部が該アッパインシュレータの内周面に嵌合されると共に、前記係合溝に対して該係止突部が軸方向に係止されている請求項1〜6の何れか1項に記載のダストカバー組立体。
  8. 前記アッパインシュレータは、前記ダストカバーのブロー成形時に該ダストカバーのブロー成形型と該ダストカバーの形成材料であるパリソンとの間に挟まれる保護片を備えていると共に、該ダストカバーの成形後に該保護片が切除されている請求項7に記載のダストカバー組立体。
JP2013059539A 2013-03-22 2013-03-22 ダストカバー組立体 Active JP6004580B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059539A JP6004580B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 ダストカバー組立体
CN201480001849.9A CN104487731B (zh) 2013-03-22 2014-03-03 防尘罩组合体
DE112014001576.8T DE112014001576B4 (de) 2013-03-22 2014-03-03 Staubabdeckungsanordnung
PCT/JP2014/055338 WO2014148240A1 (ja) 2013-03-22 2014-03-03 ダストカバー組立体
US14/706,559 US9611913B2 (en) 2013-03-22 2015-05-07 Dust cover assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013059539A JP6004580B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 ダストカバー組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014185658A true JP2014185658A (ja) 2014-10-02
JP6004580B2 JP6004580B2 (ja) 2016-10-12

Family

ID=51579929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013059539A Active JP6004580B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 ダストカバー組立体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9611913B2 (ja)
JP (1) JP6004580B2 (ja)
CN (1) CN104487731B (ja)
DE (1) DE112014001576B4 (ja)
WO (1) WO2014148240A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106976017A (zh) * 2015-10-23 2017-07-25 株式会社迪思科 筒状折皱罩
JP7480598B2 (ja) 2020-06-08 2024-05-10 スズキ株式会社 車両用ストラット式サスペンション

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104870855B (zh) * 2012-12-26 2017-04-26 丰田自动车株式会社 车辆用悬架装置以及车辆用悬架装置的组装方法
WO2015121922A1 (ja) * 2014-02-12 2015-08-20 日立オートモティブシステムズ株式会社 シリンダ装置
CA2964841C (en) * 2014-11-04 2022-10-25 Kyb Corporation Cylinder device and cover member
DE102016200142B4 (de) * 2016-01-08 2018-04-05 Ford Global Technologies, Llc Verbesserte Federunterlage für eine, eine Schraubenfeder aufweisende Fahrzeugradaufhängung
US10221913B2 (en) * 2016-06-21 2019-03-05 Beijingwest Industries Co., Ltd. Hydraulic damper with a piston rod protective tube
DE102017100431B3 (de) * 2017-01-11 2018-03-01 Gkn Driveline International Gmbh Faltenbalg mit mindestens zwei Nuten in loben Bereichen und/oder Führungsbereichen
CN108533661A (zh) * 2017-03-02 2018-09-14 株式会社万都 一种一体式防尘罩及减震器
JP7223369B2 (ja) * 2019-03-27 2023-02-16 株式会社Subaru ダストカバー、サスペンション装置及びダストカバーの製造方法
US11111981B2 (en) 2019-10-17 2021-09-07 DRiV Automotive Inc. Heat shrinkable dirt shield
CN111425548A (zh) * 2020-04-07 2020-07-17 北京汽车集团越野车有限公司 滑柱总成结构及汽车
CN114524112B (zh) * 2022-03-11 2024-02-09 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种航天器防尘罩及其制作方法和使用方法
US20230349441A1 (en) * 2022-05-02 2023-11-02 Continental Automotive Systems, Inc. Internal snapping gaiter

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0763236A (ja) * 1993-08-25 1995-03-07 Toyota Motor Corp ショックアブソーバのダストカバー取付構造
US20020189441A1 (en) * 2001-05-11 2002-12-19 Zf Sachs Ag Piston-cylinder assembly with a bellows
JP2005188548A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器
JP2007032732A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Tokai Rubber Ind Ltd 取付金具とダストカバーとの組付体及びその製造方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4934667A (en) * 1986-08-13 1990-06-19 General Motors Corporation Air spring damper for vehicle suspension
GB2245665A (en) * 1990-06-30 1992-01-08 Draftex Ind Ltd Flexible protective bellows.
US5954168A (en) * 1997-05-28 1999-09-21 American Showa, Inc. Dust cover for shock absorber and method of manufacturing the same
JP2002031181A (ja) 2000-07-17 2002-01-31 Showa Corp 油圧緩衝器のダストカバー取付構造
DE10047773A1 (de) 2000-09-27 2002-04-18 Ina Schaeffler Kg Federbeinlagerung
US6474630B1 (en) * 2001-04-24 2002-11-05 Bfs Diversified Products, Llc Air spring swage assembly
JP2003047338A (ja) 2001-08-03 2003-02-18 Mori Sangyo Kk キノコ子実体栽培用培地又は培養基、およびキノコ菌糸体増殖用培地又は培養基、それを用いたキノコ子実体栽培方法およびキノコ菌糸体培養方法
JP2003072338A (ja) 2001-09-04 2003-03-12 Bridgestone Corp 自動車用サスペンション
DE10144164C1 (de) 2001-09-08 2003-06-12 Zf Sachs Ag Federbein mit einem Anschlagpuffer
JP4055845B2 (ja) * 2002-05-08 2008-03-05 株式会社ショーワ 油圧緩衝器のダストカバー受け構造
JP4188270B2 (ja) 2004-03-22 2008-11-26 カヤバ工業株式会社 車両用懸架装置
DE102004021497A1 (de) 2004-04-30 2005-12-01 Zf Friedrichshafen Ag Federbeinstützlager
DE102007059955A1 (de) 2007-12-12 2009-06-18 Volkswagen Ag Dämpferlager
US20110156327A1 (en) 2008-06-26 2011-06-30 Kenji Nobusue Bump stopper and manufacturing method therefor
CN201884540U (zh) * 2010-11-24 2011-06-29 柳州克雷拉减振器有限公司 一种减振器防尘罩
JP5693391B2 (ja) 2011-06-14 2015-04-01 株式会社ショーワ カバー部材および懸架装置
CN202301712U (zh) * 2011-11-01 2012-07-04 成都红美金属制品有限公司 一种能有效减少噪声的汽车减振器总成
CN104870855B (zh) * 2012-12-26 2017-04-26 丰田自动车株式会社 车辆用悬架装置以及车辆用悬架装置的组装方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0763236A (ja) * 1993-08-25 1995-03-07 Toyota Motor Corp ショックアブソーバのダストカバー取付構造
US20020189441A1 (en) * 2001-05-11 2002-12-19 Zf Sachs Ag Piston-cylinder assembly with a bellows
JP2005188548A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器
JP2007032732A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Tokai Rubber Ind Ltd 取付金具とダストカバーとの組付体及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106976017A (zh) * 2015-10-23 2017-07-25 株式会社迪思科 筒状折皱罩
JP7480598B2 (ja) 2020-06-08 2024-05-10 スズキ株式会社 車両用ストラット式サスペンション

Also Published As

Publication number Publication date
JP6004580B2 (ja) 2016-10-12
US20150240903A1 (en) 2015-08-27
WO2014148240A1 (ja) 2014-09-25
DE112014001576T5 (de) 2015-12-24
DE112014001576B4 (de) 2022-02-24
US9611913B2 (en) 2017-04-04
CN104487731B (zh) 2016-04-20
CN104487731A (zh) 2015-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6004580B2 (ja) ダストカバー組立体
JP5475146B2 (ja) 保護カバーとその製造方法
US8984715B2 (en) Cushion clip
CN102076989A (zh) 缓冲器及其制造方法
JP5613280B2 (ja) ダストカバー
JP2014185657A (ja) ダストカバー組立体
CN105765263A (zh) 车辆用防尘罩组合体及其制造方法
JP6088876B2 (ja) ダストカバー組立体の製造方法
US20150267770A1 (en) Cover member and shock absorber
US9394962B2 (en) Dust cover
JP6207310B2 (ja) ダストカバー
JP6395253B2 (ja) 自動車用燃料タンクの内蔵部品の取付構造
JP5860733B2 (ja) アッパーサポート
JP6214345B2 (ja) カバー部材
JP5923079B2 (ja) 車両用ウェザーストリップ
JP6299978B2 (ja) 自動車用ドアウエザストリップ
JP7223369B2 (ja) ダストカバー、サスペンション装置及びダストカバーの製造方法
KR20200124458A (ko) 더스트 커버
JP2009023179A (ja) フランジ付樹脂チューブの製造方法
JPS6288878A (ja) 長手のエラストマ製シール及びその成形方法
JP2011025749A (ja) 車両エンジンルームのボンネット用クッションクリップ
JP2020190272A (ja) ストッパ、ストッパユニット及びストッパの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160627

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6004580

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150