JP6299978B2 - 自動車用ドアウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車ドアと車体開口部周縁との間をシールする自動車用ドアウエザストリップに関するものである。
自動車ドアと車体開口部周縁との間のシールは、図7に示すように、ドアフレーム2等の外周に取付けられるドアウエザストリップ110及び/または、車体開口部周縁のフランジに取付けられるオープニングトリムウエザストリップ(図示せず)によりなされる。なお、ドアガラス5とドアとの間のシールは、ドアフレーム2の内周のチャンネル4に取付けられるガラスラン(図示せず)によってなされる。
ドアのドアフレーム2とドアパネル1の外周に取付けられたドアウエザストリップ110は、図8に示すように、取付基部111とその上部に一体に形成されたシール部から構成され、シール部は、中空シール部114とシールリップ部116から構成される。取付基部111は、ドアフレーム2の外周に取付けられたリテーナー155に嵌め込まれてドアフレーム2に固定される。このとき、シールリップ部116は、車体開口部周縁の最も車外側の先端の部分に当接して、車体開口部周縁とドアフレーム2の間をシールしている。
そのとき、中空シール部114は、車体開口部周縁のシールリップ部116が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドアフレーム2と車体開口部周縁との間を2重にシールしている。
また、ドアウエザストリップ110は、ドアフレーム2に装着される部分とドアパネル1に装着される部分とでは、その断面形状が異なる場合があり、そのため、図6で示すように、ドアフレーム2とドアパネル1の接合部分の付近で、ドアウエザストリップ110は型成形により形成された接続部115により接合されているものもある。また、ドアフレーム2のコーナー部においても、コーナー部112の曲げのために型成形により形成された型成形部110bで接続されている。
このドアウエザストリップ110の押出成形部110aは、中空シール部114と取付基部111の柔軟性を上げ、軽量化のために、中空状に形成された取付基部中空部122が設けられている。そして、車体開口部周縁に当接する中空シール部114と取付基部中空部122との間には、中空シール部114の外壁を繋ぐように中空シールブリッジ部133が形成されている。
しかしながら、図9に示すように、型成形部210bでは、中空シール部230に中空部を成形するためには、金型に中芯を設けて、成形後に型成形部の取付基部220の中芯抜きスリット224からその中芯を抜き出す必要がある。
このため、図10に示すように、中芯を抜き出すために、中芯抜きスリット324を型成形部310bに形成し、中芯抜きスリット324は、押出成形部310aと型成形部310bとの接続面318の付近まで形成している。
しかしながら、取付基部320をドアフレームに取付けるために、クリップを使用し、取付基部320の裏面にクリップ孔を設ける場合には、クリップ孔と中芯抜きスリット324とは分離して形成する必要があり、中芯抜きスリット324を接続面318の付近まで形成することができず、中芯抜き作業時に中芯に中空シール部330が貼りついて、破れる場合があった。
特開2004−291283号公報 特開2006−96256号
このため、本発明は、成形時に型成形部から中芯が取出し易い自動車用ドアウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のドアの外周に取付けられ、自動車の車体開口部とドアとの間をシールするドアウエザストリップにおいて、
ドアウエザストリップは、押出成形により形成された押出成形部と、押出成形部の端部を接続する型成形により形成された型成形部から形成され、押出成形部と型成形部は、それぞれドアの外周に取付けられる取付基部と、取付基部に一体に形成され車体開口部周縁に当接してシールするシール部を有し、取付基部はドアの外周に対向する板状の取付基部底辺部を有し、
型成形部の取付基部底辺部に、長手方向に延びる中芯抜きスリットと、取付基部クリップ孔を形成するとともに、取付基部底辺部に、押出成形部と型成形部の間の接続面と、取付基部クリップ孔との間に取付基部通気孔を形成したことを特徴とする自動車用ドアウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ドアウエザストリップは、押出成形により形成された押出成形部と、押出成形部の端部を接続する型成形により形成された型成形部から形成され、押出成形部と型成形部は、それぞれドアの外周に取付けられる取付基部と、取付基部に一体に形成され車体開口部周縁に当接してシールするシール部を有し、取付基部はドアの外周に対向する板状の取付基部底辺部を有する。
このため、押出成形部は、押出成形で迅速に成形することができ、型成形で、ドアのコーナーの形状に合わせて成形することができる。取付基部でドアの外周に保持されるため、シール部の位置が安定し、シール部が車体開口部周縁に確実に当接することができ、シール性を確保することができる。取付基部はドアの外周に対向する平面状の取付基部底辺部を有するために、ドアの外周面と取付基部底辺部が密着して、取付基部が安定して取付けられることができる。
型成形部の取付基部底辺部に、長手方向に延びる中芯抜きスリットと、取付基部クリップ孔を形成したため、中芯抜きスリットから中芯を容易に取出すことができ、取付基部クリップ孔にクリップを挿入して、ドアウエザストリップの取付基部をドアフレームに固定することができる。
取付基部底辺部に、押出成形部と型成形部の間の接続面と、取付基部クリップ孔との間に取付基部通気孔を形成した。このため、中芯抜きスリットから中芯を取出すときに、型成形部の中空シール部と中芯の間に空気を入れるだけでなく、押出成形部の中空シール部と中芯の間に取付基部通気孔から空気を入れることができ、型成形部だけでなく、押出成形部の中空シール部及び取付基部と中芯との貼りつきを解除して、ドアウエザストリップが破れることを防止することができる。
請求項2の本発明は、取付基部通気孔に、ブリッジ部が形成された自動車用ドアウエザストリップである。
請求項2の本発明では、取付基部通気孔に、ブリッジ部が形成されたため、取付基部クリップ孔にクリップを挿入するときに、誤って取付基部通気孔にクリップを挿入することがなく、誤組付けを防止することができる。
請求項3の本発明は、取付基部通気孔は、押出成形部と型成形部の間の接続面に接して形成された自動車用ドアウエザストリップである。
請求項3の本発明では、取付基部通気孔は、押出成形部と型成形部の間の接続面に接して形成されているため、取付基部通気孔が接続面に接して、接続面に近接した中芯の奥まで通気することができ、中芯と型成形部の貼りつきを少なくして、中芯を取出すときの抵抗力を小さくすることができる。
請求項4の本発明は、取付基部通気孔が形成された近傍の押出成形部と型成形部の間の接続面には、型成形部の一部が押出成形部の側に張り出して形成された自動車用ドアウエザストリップである。
請求項4の本発明では、取付基部通気孔が形成された近傍の押出成形部と型成形部の間の接続面には、型成形部の一部が押出成形部の側に張り出して形成された。このため、押出成形部と型成形部の間の接着面積が増加するため、押出成形部と型成形部の接着力が増加して、接続面の破れを防止できる。
請求項5の本発明は、取付基部底辺部の外面の両側端には取付基部シール突条が形成された自動車用ドアウエザストリップである。
請求項5の本発明では、取付基部底辺部の外面の両側端には取付基部シール突条が形成されたため、ドアの外周の広範囲にわたり、ドアウエザストリップの取付基部とドアの外周との間に雨水等が進入することを防止できる。
請求項6の本発明は、シール部は、中空形状の中空シール部である自動車用ドアウエザストリップである。
請求項6の本発明では、シール部は、中空形状の中空シール部であるため、ドアと車体開口部周縁との間の寸法のばらつきがあっても、容易に変形して、広い面積で車体開口部周縁に当接することができ、シール性を確保することができる。
請求項7の本発明は、型成形部と押出成形部は、スポンジゴムにより形成された自動車用ドアウエザストリップである。
請求項7の本発明では、型成形部と押出成形部は、スポンジゴムにより形成されたため、柔軟性と弾力性を有して、ドア又は自動車の車体開口部周縁の形状に沿って容易に取付けることができるとともに、確実に当接して、シール性を確保することができる。
取付基部底辺部に、押出成形部と型成形部の間の接続面と、取付基部クリップ孔との間に取付基部通気孔を形成したため、中芯抜きスリットから中芯を取出すときに、型成形部の中空シール部と中芯の間に空気を入れるだけでなく、押出成形部の中空シール部と中芯の間に取付基部通気孔から空気を入れることができ、型成形部だけでなく、押出成形部の中空シール部及び取付基部と中芯との貼りつきを解除して、ドアウエザストリップが破れることを防止することができる。
本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの型成形部の底面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの接続面の近傍の拡大底面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの型成形部の断面図であり、図1におけるA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの型成形部の断面図であり、図1におけるB−B線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの型成形部のクリップ取付部分の断面図であり、図1におけるC−C線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるドアウエザストリップの平面図である。 自動車の側面図である。 従来のドアウエザストリップを自動車のドアフレーム上辺に取付けた状態における断面図である。 従来のオープニングムウエザストリップの接続部の断面図である。 従来の他のオープニングウエザストリップのコーナー部の接続部の裏面斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。
図7は、本発明のドアウエザストリップ10が装着される自動車の側面図である。図6は、ドアパネル1とドアフレーム2に装着されるドアウエザストリップ10の全体正面図である。図1と図2は、後述する縦辺接続部15の取付基部20の底面図であり、図3〜図5は、図1におけるそれぞれA−A線〜C−C線に沿った断面図である。
ドアウエザストリップ10は、自動車のドアパネル1とドアフレーム2からなるドアの外周に装着される。本実施の形態では、リヤドアに装着されるドアウエザストリップ10について説明するが、本発明は、フロントドアに装着されるドアウエザストリップ10についても同様に実施することができる。
ドアウエザストリップ10は、押出成形により形成された押出成形部10aと、押出成形部10aの端部を接続する型成形により形成された型成形部10bから形成される。
押出成形部10aは、図6に示すように、ドアフレーム2の上辺に取付けられる上辺部13と、ドアフレーム2のフロント側及びリヤ側の縦辺に取付けられる縦辺上部14と、ドアパネル1の外周のフロント側及びリヤ側の縦辺に取付けられる縦辺下部16、16と、ドアパネル1の下辺に取付けられる下辺部17から構成される。下辺部17は、縦辺下部16、16と連続して一体的に押出成形することもできる。また、下辺部17を省略して、縦辺下部16、16のみとすることもできる。
下辺部17と縦辺下部16、16と連続して一体的に押出成形された押出成形部10aは、ドアパネル1の外周の形状に沿って撓ませながら曲げている。ドアパネル1はドアフレーム2よりも、コーナー部12の曲率が小さく、下辺部17の断面形状が、上辺部13の断面形状と比べて、複雑でないため、折れ曲がったり、皺がよりやすくなったりすることがなく、特に型成形で成形される接続部は無い場合が多い。しかし、コーナー部12の曲率が大きくなった場合等では型成形で成形される接続部を使用することができる。
型成形部10bは、ドアフレーム2のコーナーと接合部に取付けられ、上辺部13と縦辺上部14を接続するコーナー部12、12と、リヤ側のドアフレーム2とドアパネル1の接合付近で縦辺上部14と縦辺下部16を接続する縦辺接続部15から構成される。フロント側のドアフレーム2とドアパネル1の接合付近では、縦辺接続部15が設けられる場合もあるが、本実施の形態では、縦辺接続部15は設けられずに、縦辺上部14と縦辺下部16は連続して一体的に形成される。
押出成形部10aと型成形部10bは、後述するようにそれぞれ取付基部20と中空シール部30を有しているが、型成形部10bの断面形状は、異なる断面形状を有する押出成形部10aを接続するために、一方の先端から他方の先端へと徐々に変化している。
まず、本発明の実施の形態について、リヤドアのドアウエザストリップ10のドアフレーム2とドアパネル1のリヤ側接合付近に取付けられる縦辺上部14と縦辺下部16を接続する縦辺接続部15を例にとり説明する。フロント側の接続部分やフロントドアに取付けられる型成形部10bについても同様に実施できる。図1に示すように、縦辺上部14と縦辺接続部15の接続部分は、上部接続面18が形成され、縦辺下部16と縦辺接続部15の接続部分は、下部接続面19が形成される。
まず、縦辺接続部15の略中央部分、即ち、図1におけるA−A線に沿った部分の形状について図3に基づき説明する。
ドアウエザストリップ10の縦辺接続部15は、図3に示すように、それぞれドアパネル1に取付けられる取付基部20と、取付基部20から一体的に形成され車体開口部周縁6に当接する中空シール部30から構成される。
中空シール部30には、ドアパネル1に当接する中空シール突条31が形成される。中空シール部30によりドアパネル1又はドアフレーム2と車体開口部周縁6との間をシールすることができ、中空シール突条31により、ドアパネル1又はドアフレーム2とドアウエザストリップ10との間をシールすることができる。
取付基部20の底辺は板状の取付基部底辺部21を形成し、その両側の側端は、取付基部側端23、23を形成している。取付基部側端23、23は、ドアパネル1の板金を屈曲して、断面略L字形に形成された部分に保持されている。取付基部側端23、23のドアパネル1と当接する面には、両側に取付基部シール突条27、27が長手方向に延びて形成されている。
取付基部シール突条27、27は、ドアパネル1と取付基部20との間をシールすることができる。取付基部底辺部21の外面の両側端には取付基部シール突条27、27が形成されたため、ドアの外周の広範囲にわたり、ドアウエザストリップ10の取付基部20とドアの外周との間に雨水等が進入することを防止できる。
縦辺上部14、及び縦辺下部16の取付基部20の内部には、中空シール部30と隣接して取付基部中空部22が形成されている。このため、取付基部20の柔軟性を増加させ、ドアウエザストリップ10をドアフレーム2やドアパネル1に沿って曲げやすくし、さらに重量の低減を図っている。
押出成形部10aでは、中空シール部30と取付基部中空部22の間には、中空シールブリッジ部33が形成され、中空シール部30の剛性を高くして中空シール部30の異常変形を防止し、中空シール部30のシール性を向上させている。しかしながら、型成形部10bである縦辺接続部15の取付基部20には、成形金型の中芯を取り出すために、中空シールブリッジ部33は形成されていない。
取付基部底辺部21には、型成形時に中空シール部30を形成する金型の中芯を取出すための中芯抜きスリット24が形成される。中芯抜きスリット24は、中空シール部30の内部と連続している。即ち、中空シールブリッジ部33が形成されていないため、取付基部中空部22と中空シール部30の内部とが一体となっている。このため、中空シール部30を成形した中芯を中芯抜きスリット24から取出すことができる。
図1に示すように、中芯抜きスリット24は、縦辺上部14と接続する側では、上部接続面18よりも下方に離れた部分から下方に形成され、縦辺下部16と接続する側では、下部接続面19の付近まで形成される。上部接続面18から中芯抜きスリット24が形成されていない部分である取付基部底辺部21は、平面状に形成された取付基部上部底辺部を形成する。
このため、縦辺接続部15の中空シール部30を形成する中芯を上部接続面18から下部接続面19まで設けることができるとともに、その中芯を中芯抜きスリット24から容易に取り出すことができる。
図4に示すように、取付基部通気孔26が形成された近傍の押出成形部10aである縦辺上部14と型成形部10bである縦辺接続部15の間の上部接続面18には、縦辺接続部15の一部である中空シール内部突条34が縦辺上部14の側に張り出して形成されている。このため、縦辺上部14と縦辺接続部15の間の上部接続面18の接着面積が増加するため、縦辺上部14と縦辺接続部15の接着力が増加して、上部接続面18の破れを防止できる。
次に、下部接続面19の接続部分において、縦辺下部16の形状について、図4に基づき説明する。下部接続面19の接続部分では、縦辺接続部15の断面形状は、縦辺下部16の断面形状と略同様であるが、図1の場合と同様に、中空シールブリッジ部33が設けられていない点が異なる。
ドアウエザストリップ10の縦辺下部16は、図4に示すように、それぞれドアパネル1に取付けられる取付基部20と、取付基部20から一体的に形成され車体開口部周縁6に当接する中空シール部30から構成される。
縦辺接続部15の下部接続面19に近い部分では、中空シール部30は、ドアパネル1に当接する。中空シール部30によりドアパネル1と車体開口部周縁6との間をシールすることができ、中空シール突条31により、ドアパネル1とドアウエザストリップ10との間をシールすることができる。
下部接続面19を挟んで両側の縦辺下部16と縦辺接続部15には、縦辺上部14と同様に、中空シール部30の内部に複数の中空シール内部突条34が形成される。中空シール内部突条34は、型成形で形成され、下部接続面19の接続強度を強くしている。
取付基部20の底辺は板状の取付基部底辺部21を形成し、その両側の側端は、取付基部側端23を形成している。取付基部側端23、23の下面は、取付基部シール突条27が形成され、ドアパネル1に当接している。取付基部側端23、23の取付基部シール突条27により、ドアパネル1と取付基部20との間のシール性を向上させることができる。
縦辺接続部15には、図1に示すように、取付基部クリップ孔25が上下2箇所形成されている。取付基部クリップ孔25は、押出成形部10aの取付基部20にも形成される。
図5に示すように、取付基部クリップ孔25には、取付基部クリップ28が挿入されて、ドアパネル1に形成されたパネルクリップ孔2cに挿入して、ドアウエザストリップ10を取り付けることができる。
下部接続面19側では、中芯抜きスリット24が取付基部クリップ孔25を迂回して形成されている。しかしながら上部接続面18側では、取付基部20の形状から中芯抜きスリット24が取付基部クリップ孔25を迂回して形成してできないため、中芯抜きスリット24を取付基部クリップ孔25の手前までしか形成することができない。
上部接続面18側では、取付基部底辺部21に、押出成形部10aである縦辺上部14と型成形部10bである縦辺接続部15の間の上部接続面18と、取付基部クリップ孔25との間に取付基部通気孔26が形成されている。なお、下部接続面19側でも、取付基部クリップ孔25を迂回できない場合には、上部接続面18側と同様に、取付基部クリップ孔25の手前まで中芯抜きスリット24を形成して、取付基部通気孔26を設けることができる。
取付基部通気孔26が形成されているため、中芯抜きスリット24から中芯を取出すときに、縦辺接続部15の中空シール部と中芯の間に空気を入れるだけでなく、縦辺上部14の中空シール部30と中芯の間に、取付基部通気孔26から空気を入れることができ、縦辺接続部15だけではなく、縦辺上部14の中空シール部30と及び取付基部20と中芯との貼りつきを解除して、ドアウエザストリップ10の中空シール部30が破れることを防止することができる。
図2に示すように、取付基部通気孔26に、取付基部通気孔ブリッジ部26aを形成することが好ましい。この場合には、取付基部クリップ孔25に取付基部クリップ28を挿入するときに、誤って取付基部通気孔26に取付基部クリップ28を挿入することがなく、誤組付けを防止することができる。
本実施の形態では、取付基部通気孔ブリッジ部26aは、十文字形に形成されているが、その形状は適宜選択できる。
取付基部通気孔26は、押出成形部10aである縦辺上部14と型成形部10bである縦辺接続部15の間の上部接続面18に接して形成することが好ましい。この場合には、取付基部通気孔26が上部接続面18に接することで、上部接続面18に近接した押出成形部と中芯の間の奥まで通気させやすくなり、より容易に中芯と型成形部10bの貼りつきを少なくして、中芯を取出すときの抵抗力を小さくすることができる。
次に、ドアウエザストリップ10の製造方法について説明する。フロントドアのドアウエザストリップ10、リヤドアのドアウエザストリップ、バックドアウエザストリップ等の自動車用のドアウエザストリップにおいては、その製造方法は、略同様であり、リヤドアのドアウエザストリップ10を例にとり説明する。
ドアフレーム2とドアパネル1に取付けるドアウエザストリップ10の押出成形部10aの成形においては、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等が使用される。柔軟性を向上させるためにこれらの材料を発泡させてスポンジ材として使用することが好ましい。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。その後、所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
次に、型成形による縦辺接続部15の成形は、上記により製造された縦辺上部14と縦辺下部16を所定寸法に切断して、その切断したそれぞれの端部を、縦辺接続部15を型成形で成形する金型に挟持して、その金型のキャビティーに、縦辺接続部15を形成するスポンジ材又はソリッド材を注入する。縦辺接続部15の断面形状はそれぞれの先端側では、縦辺上部14と縦辺下部16の断面形状と略同じである。成形材料は、縦辺上部14と縦辺下部16に使用した材料と同じ種類のものを使用することが好ましい。
合成ゴムの場合は、金型に注入した後に金型を加熱して加硫、発泡する。このとき、押出成形部分と型成形部分は、同じ材料あるいは同種類の材料を使用して加硫接着をすることができるため、一体的に固着する。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、金型に注入されたときに注入材料は溶融されているため、その熱と圧力とで押出成形部分と型成形部分は一体的に融着される。
10 ドアウエザストリップ
14 縦辺上部(押出成形部)
15 縦辺接続部(型成形部)
16 縦辺下部(押出成形部)
18 上部接続面(接続面)
20 取付基部
21 取付基部底辺部
24 中芯抜きスリット
25 取付基部クリップ孔
26 取付基部通気孔
27 取付基部シール突条
28 取付基部クリップ
30 中空シール部

Claims (7)

  1. 自動車のドアの外周に取付けられ、自動車の車体開口部とドアとの間をシールするドアウエザストリップにおいて、 該ドアウエザストリップは、押出成形により形成された押出成形部と、該押出成形部の端部を接続する型成形により形成された型成形部から形成され、上記押出成形部と型成形部は、それぞれ上記ドアの外周に取付けられる取付基部と、該取付基部に一体に形成され車体開口部周縁に当接してシールするシール部を有し、上記取付基部は上記ドアの外周に対向する板状の取付基部底辺部を有し、 上記型成形部の上記取付基部底辺部に、長手方向に延びる中芯抜きスリットと、取付基部クリップ孔を形成するとともに、上記取付基部底辺部に、上記押出成形部と上記型成形部の間の接続面と、上記取付基部クリップ孔との間に取付基部通気孔を形成したことを特徴とする自動車用ドアウエザストリップ。
  2. 上記取付基部通気孔に、ブリッジ部が形成された請求項1に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  3. 上記取付基部通気孔は、上記押出成形部と上記型成形部の間の接続面に接して形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  4. 上記取付基部通気孔が形成された近傍の上記押出成形部と上記型成形部の間の接続面には、上記型成形部の一部が上記押出成形部の側に張り出して形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  5. 上記取付基部底辺部の外面の両側端には取付基部シール突条が形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  6. 上記シール部は、中空形状の中空シール部である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
  7. 上記型成形部と押出成形部は、スポンジゴムにより形成された請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の自動車用ドアウエザストリップ。
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