JP2003072338A - 自動車用サスペンション - Google Patents
自動車用サスペンションInfo
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- Japan
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- shock absorber
- coil spring
- cylinder
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/30—Spring/Damper and/or actuator Units
- B60G2202/31—Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
- B60G2202/312—The spring being a wound spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/12—Mounting of springs or dampers
- B60G2204/128—Damper mount on vehicle body or chassis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/418—Bearings, e.g. ball or roller bearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2204/00—Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
- B60G2204/40—Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
- B60G2204/45—Stops limiting travel
- B60G2204/4502—Stops limiting travel using resilient buffer
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャンバーコントロールを可能にしたストラ
ット式の自動車用サスペンションを提供する。 【解決手段】 ロッド５の先端が保持されマウントラバ
ー１２を介して車体取付部インシュレータ１３の内面に
防振可能に設置された保持部１１と、保持部１１の下面
に設けられコイルスプリング２をシリンダ４の下部に設
けられたロアカバー８とともに保持するアッパーカバー
７と、アッパーカバー７の下方に垂下されロッド５を同
軸的に覆うバウンドストッパー１５とを具備する自動車
用サスペンションである。バウンドストッパー１５の少
なくともアッパーカバー７近傍領域に第１空洞室１６が
環状に形成され、かつマウントラバー１２の車体外側領
域に第２空洞室１７が形成され、第１空洞室１６と第２
空洞室１７とがアッパーカバー７に穿設された孔を介し
て連通する。
ット式の自動車用サスペンションを提供する。 【解決手段】 ロッド５の先端が保持されマウントラバ
ー１２を介して車体取付部インシュレータ１３の内面に
防振可能に設置された保持部１１と、保持部１１の下面
に設けられコイルスプリング２をシリンダ４の下部に設
けられたロアカバー８とともに保持するアッパーカバー
７と、アッパーカバー７の下方に垂下されロッド５を同
軸的に覆うバウンドストッパー１５とを具備する自動車
用サスペンションである。バウンドストッパー１５の少
なくともアッパーカバー７近傍領域に第１空洞室１６が
環状に形成され、かつマウントラバー１２の車体外側領
域に第２空洞室１７が形成され、第１空洞室１６と第２
空洞室１７とがアッパーカバー７に穿設された孔を介し
て連通する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用サスペン
ションに関し、特にはストラット式サスペンションに関
する。
ションに関し、特にはストラット式サスペンションに関
する。
【０００２】
【従来の技術】ストラット式サスペンションは、ハイマ
ウントアッパーアーム・ダブルウイッシュボーン以上に
エンジンルームの幅を広くできることから、ＦＦ車の殆
どがフロントサスペンションにストラット式を採用して
いる。また、ＦＲ車でもコスト的理由等から多く採用し
ている。
ウントアッパーアーム・ダブルウイッシュボーン以上に
エンジンルームの幅を広くできることから、ＦＦ車の殆
どがフロントサスペンションにストラット式を採用して
いる。また、ＦＲ車でもコスト的理由等から多く採用し
ている。
【０００３】図２に示す従来例のストラット式サスペン
ション１０１は、車体１０２に設けられたアッパーイン
シュレータ１０３と、このアッパーインシュレータ１０
３に固定された緩衝体１０４とを備えており、アッパー
インシュレータ１０３は、車体１０２に固定された外筒
部１０５と、この外筒部１０５の内側面に沿って設けら
れたマウントラバー１０６と、このマウントラバー１０
６の内側に設けられた上方開放状の有底筒体からなる内
筒部１０７とにより形成されている。この内筒部１０７
の下面１０８には、緩衝体１０４が固定されている。
ション１０１は、車体１０２に設けられたアッパーイン
シュレータ１０３と、このアッパーインシュレータ１０
３に固定された緩衝体１０４とを備えており、アッパー
インシュレータ１０３は、車体１０２に固定された外筒
部１０５と、この外筒部１０５の内側面に沿って設けら
れたマウントラバー１０６と、このマウントラバー１０
６の内側に設けられた上方開放状の有底筒体からなる内
筒部１０７とにより形成されている。この内筒部１０７
の下面１０８には、緩衝体１０４が固定されている。
【０００４】緩衝体１０４は、前記内筒部１０７の下面
１０８に面接された状態で固定されるアッパーカバー１
１１と、アッパーカバー１１１にラバーシート１１２を
介して設けられたコイルスプリング１１３と、コイルス
プリング１１３の下端に設けられたロアカバー１１４と
を備えており、コイルスプリング１１３の内側には、シ
ョックアブソーバー１１５が同軸上に設けられている。
ショックアブソーバー１１５は、ロアカバー１１４に挿
通した状態で固定されたシリンダ１１６と、このシリン
ダ１１６内に収容されたピストンより上方へ延出したロ
ッド１１７と、このロッド１１７の上端側に外嵌した状
態で固定されるとともに、シリンダ１１６を収容するガ
イド部材１１８とからなる。アッパーカバー１１１及び
アッパーインシュレータ１０３の内筒部１０７を挿通し
たロッド１１７の上端部にはナット１１９が締結される
ことにより、ショックアブソーバー１１５がアッパーイ
ンシュレータ１０３に固定されている。シリンダ１１６
の下端部には、アクスルビーム、サスペンションアーム
やリンク等（図示せず）に固定される固定部１２０が設
けられている。
１０８に面接された状態で固定されるアッパーカバー１
１１と、アッパーカバー１１１にラバーシート１１２を
介して設けられたコイルスプリング１１３と、コイルス
プリング１１３の下端に設けられたロアカバー１１４と
を備えており、コイルスプリング１１３の内側には、シ
ョックアブソーバー１１５が同軸上に設けられている。
ショックアブソーバー１１５は、ロアカバー１１４に挿
通した状態で固定されたシリンダ１１６と、このシリン
ダ１１６内に収容されたピストンより上方へ延出したロ
ッド１１７と、このロッド１１７の上端側に外嵌した状
態で固定されるとともに、シリンダ１１６を収容するガ
イド部材１１８とからなる。アッパーカバー１１１及び
アッパーインシュレータ１０３の内筒部１０７を挿通し
たロッド１１７の上端部にはナット１１９が締結される
ことにより、ショックアブソーバー１１５がアッパーイ
ンシュレータ１０３に固定されている。シリンダ１１６
の下端部には、アクスルビーム、サスペンションアーム
やリンク等（図示せず）に固定される固定部１２０が設
けられている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でのストラット式サスペンションにおいてはすべて、上
述の従来例のものと同様に、アッパーカバー１１１及び
アッパーインシュレータ１０３の内筒部１０７を挿通し
たロッド１１７にナット１１９が締結され、固定されて
いることにより、アライメント変化のバランスをとるこ
とが困難であり、トレッド変化と対地キャンバー変化と
はトレードオフの関係になる。即ち、トレッド変化を小
さくするにはロアアームは水平に近いことが望ましい
が、それではロール時に外輪の対地キャンバー変化が大
きくなってしまい、一方、ストラットを内側に倒せばト
レッド変化とロール時の対地キャンバー変化とをともに
小さくできるが、それではストラットタワーがエンジン
ルームに張り出してきてしまうことになる。
でのストラット式サスペンションにおいてはすべて、上
述の従来例のものと同様に、アッパーカバー１１１及び
アッパーインシュレータ１０３の内筒部１０７を挿通し
たロッド１１７にナット１１９が締結され、固定されて
いることにより、アライメント変化のバランスをとるこ
とが困難であり、トレッド変化と対地キャンバー変化と
はトレードオフの関係になる。即ち、トレッド変化を小
さくするにはロアアームは水平に近いことが望ましい
が、それではロール時に外輪の対地キャンバー変化が大
きくなってしまい、一方、ストラットを内側に倒せばト
レッド変化とロール時の対地キャンバー変化とをともに
小さくできるが、それではストラットタワーがエンジン
ルームに張り出してきてしまうことになる。
【０００６】そこで、本発明の目的は、ストラット方式
の前記問題点を解消し、キャンバーコントロールを可能
にしたストラット式の自動車用サスペンションを提供す
ることにある。
の前記問題点を解消し、キャンバーコントロールを可能
にしたストラット式の自動車用サスペンションを提供す
ることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、ストラット方式サスペン
ションにおけるショックアブソーバーの直線的変位を利
用し、ロール時に強制的にショックアブソーバー全体を
車体内側に移動させることにより良好にキャンバーコン
トロールができることを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明のストラット式の自動車用サスペン
ションは下記の通りである。
解決すべく鋭意検討した結果、ストラット方式サスペン
ションにおけるショックアブソーバーの直線的変位を利
用し、ロール時に強制的にショックアブソーバー全体を
車体内側に移動させることにより良好にキャンバーコン
トロールができることを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明のストラット式の自動車用サスペン
ションは下記の通りである。
【０００８】〈１〉コイルスプリングと、該コイルスプ
リングの内側に設けられたショックアブソーバーとを有
し、該ショックアブソーバーが、下端にピストンが設け
られたロッドと、該ピストンが内挿されかつ車両のタイ
ヤ側に取り付けられる固定部を有するシリンダとからな
る自動車用サスペンションであって、前記ロッドの先端
が保持されマウントラバーを介して車体取付部インシュ
レータの内面に防振可能に設置された保持部と、該保持
部の下面に設けられ前記コイルスプリングを前記シリン
ダの下部に設けられたロアカバーとともに保持するアッ
パーカバーと、該アッパーカバーの下方に垂下され前記
ロッドを同軸的に覆うバウンドストッパーとを具備する
自動車用サスペンションにおいて、前記バウンドストッ
パーの少なくとも前記アッパーカバー近傍領域に第１空
洞室が環状に形成され、かつ前記マウントラバーの車体
外側領域に第２空洞室が形成され、前記第１空洞室と前
記第２空洞室とが前記アッパーカバーに穿設された孔を
介して連通し、前記シリンダの上昇により前記バウンド
ストッパーが圧縮されるのに伴い前記第１空洞室内の気
体が第２空洞室に押し出され、第２空洞室が膨張するこ
とにより前記ショックアブソーバー全体が車体内側に移
動するようにしたことを特徴とする自動車用サスペンシ
ョンである。
リングの内側に設けられたショックアブソーバーとを有
し、該ショックアブソーバーが、下端にピストンが設け
られたロッドと、該ピストンが内挿されかつ車両のタイ
ヤ側に取り付けられる固定部を有するシリンダとからな
る自動車用サスペンションであって、前記ロッドの先端
が保持されマウントラバーを介して車体取付部インシュ
レータの内面に防振可能に設置された保持部と、該保持
部の下面に設けられ前記コイルスプリングを前記シリン
ダの下部に設けられたロアカバーとともに保持するアッ
パーカバーと、該アッパーカバーの下方に垂下され前記
ロッドを同軸的に覆うバウンドストッパーとを具備する
自動車用サスペンションにおいて、前記バウンドストッ
パーの少なくとも前記アッパーカバー近傍領域に第１空
洞室が環状に形成され、かつ前記マウントラバーの車体
外側領域に第２空洞室が形成され、前記第１空洞室と前
記第２空洞室とが前記アッパーカバーに穿設された孔を
介して連通し、前記シリンダの上昇により前記バウンド
ストッパーが圧縮されるのに伴い前記第１空洞室内の気
体が第２空洞室に押し出され、第２空洞室が膨張するこ
とにより前記ショックアブソーバー全体が車体内側に移
動するようにしたことを特徴とする自動車用サスペンシ
ョンである。
【０００９】〈２〉前記〈１〉の自動車用サスペンショ
ンにおいて、前記第１空洞室および前記第２空洞室に液
体が充填されている自動車用サスペンションである。
ンにおいて、前記第１空洞室および前記第２空洞室に液
体が充填されている自動車用サスペンションである。
【００１０】〈３〉前記〈２〉の自動車用サスペンショ
ンにおいて、前記液体がシリコーンオイルまたはエチレ
ングリコールである自動車用サスペンションである。
ンにおいて、前記液体がシリコーンオイルまたはエチレ
ングリコールである自動車用サスペンションである。
【００１１】〈４〉前記〈１〉〜〈３〉のいずれかの自
動車用サスペンションにおいて、前記マウントラバーの
車体内側領域にすぐりを設けた自動車用サスペンション
である。
動車用サスペンションにおいて、前記マウントラバーの
車体内側領域にすぐりを設けた自動車用サスペンション
である。
【００１２】〈５〉前記〈１〉〜〈４〉のいずれかの自
動車用サスペンションにおいて、前記コイルスプリング
がラバーシートを介して前記アッパーカバーおよび前記
ロアカバーに支持されている自動車用サスペンションで
ある。
動車用サスペンションにおいて、前記コイルスプリング
がラバーシートを介して前記アッパーカバーおよび前記
ロアカバーに支持されている自動車用サスペンションで
ある。
【００１３】前記〈１〉〜〈５〉の発明により、垂直荷
重を受け止めながら、ショックアブソーバーのシリンダ
のストロークによる上下方向の直線的変位を強制的にシ
ョックアブソーバー全体を左右に移動させる変位に変え
ることができ、これによりストラットタワーをエンジン
ルームに張り出させることなく、トレッド変化とロール
時の対地キャンバー変化とをともに小さくすることが可
能となる。
重を受け止めながら、ショックアブソーバーのシリンダ
のストロークによる上下方向の直線的変位を強制的にシ
ョックアブソーバー全体を左右に移動させる変位に変え
ることができ、これによりストラットタワーをエンジン
ルームに張り出させることなく、トレッド変化とロール
時の対地キャンバー変化とをともに小さくすることが可
能となる。
【００１４】特には、前記〈２〉の発明により、ショッ
クアブソーバー全体の左右への移動を良好に行わしめる
ことができ、さらに特に前記〈３〉の発明により、充填
された液体でゴムの劣化を招くこともない。また、前記
〈４〉の発明により、ショックアブソーバー全体の車体
内側への移動をスムーズに行わしめることができる。さ
らに、前記〈５〉の発明により、コイルスプリングとと
もに良好に衝撃吸収機能を果たすことができる。
クアブソーバー全体の左右への移動を良好に行わしめる
ことができ、さらに特に前記〈３〉の発明により、充填
された液体でゴムの劣化を招くこともない。また、前記
〈４〉の発明により、ショックアブソーバー全体の車体
内側への移動をスムーズに行わしめることができる。さ
らに、前記〈５〉の発明により、コイルスプリングとと
もに良好に衝撃吸収機能を果たすことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適例である一実
施の形態について具体的に説明する。図１は、本発明の
一実施の形態に係るサスペンション１を示すものであ
る。サスペンション１は、コイルスプリング２と、コイ
ルスプリング２の内側に設けられたショックアブソーバ
ー３とを備えている。
施の形態について具体的に説明する。図１は、本発明の
一実施の形態に係るサスペンション１を示すものであ
る。サスペンション１は、コイルスプリング２と、コイ
ルスプリング２の内側に設けられたショックアブソーバ
ー３とを備えている。
【００１６】ショックアブソーバー３は、シリンダ４
と、このシリンダ４内に収容されたピストン（図示せ
ず）より上方へ延出したロッド５とからなり、ロッド５
の上端部には、ナット６が固定されたネジ部が形成され
ている。
と、このシリンダ４内に収容されたピストン（図示せ
ず）より上方へ延出したロッド５とからなり、ロッド５
の上端部には、ナット６が固定されたネジ部が形成され
ている。
【００１７】コイルスプリング２は、その上端に同軸上
に設けられたアッパーカバー７と下端に設けられたロア
カバー８との周縁部間に配置され、このコイルスプリン
グ２の内側に同軸上に設けられたショックアブソーバー
３におけるシリンダ４の下端部に、ロアカバー８が外嵌
されて固定されている。シリンダ４の下端には、アクス
ルビーム、サスペンションアームやリンク等サスペンシ
ョンの他の部材あるいは車軸に固定される固定部（図示
せず）が設けられる。コイルスプリング２は、ラバーシ
ート９を介してアッパーカバー７およびロアカバー８の
周縁部にに係止され、これらラバーシート９によっても
良好に衝撃吸収機能を果たすことができる。アッパーカ
バー７の周縁部に配置されたラバーシート９は、図示す
るようにコイルスプリングの内側に設けられる蛇腹状の
ダストカバー１０と好適に一体化させることができる。
に設けられたアッパーカバー７と下端に設けられたロア
カバー８との周縁部間に配置され、このコイルスプリン
グ２の内側に同軸上に設けられたショックアブソーバー
３におけるシリンダ４の下端部に、ロアカバー８が外嵌
されて固定されている。シリンダ４の下端には、アクス
ルビーム、サスペンションアームやリンク等サスペンシ
ョンの他の部材あるいは車軸に固定される固定部（図示
せず）が設けられる。コイルスプリング２は、ラバーシ
ート９を介してアッパーカバー７およびロアカバー８の
周縁部にに係止され、これらラバーシート９によっても
良好に衝撃吸収機能を果たすことができる。アッパーカ
バー７の周縁部に配置されたラバーシート９は、図示す
るようにコイルスプリングの内側に設けられる蛇腹状の
ダストカバー１０と好適に一体化させることができる。
【００１８】アッパーカバー７の上面には、有底筒体か
らなる保持部１１の下面が面接された状態で固定されて
いる。アッパーカバー７及び保持部１１を挿通し、ラジ
アル玉軸受１９に嵌着されたロッド５の上端部にはナッ
ト６が締結されている。このようにしてロッド５の先端
が保持された保持部１１は、マウントラバー１２を介し
て車体取付部インシュレータ１３の内面に防振可能に設
置されている。なお、有底筒体からなる保持部１１の下
端の外周縁に沿って外側にフランジ１４を形成すること
により、マウントラバー１２との加硫接着等による接合
面を広くとることが可能となる。
らなる保持部１１の下面が面接された状態で固定されて
いる。アッパーカバー７及び保持部１１を挿通し、ラジ
アル玉軸受１９に嵌着されたロッド５の上端部にはナッ
ト６が締結されている。このようにしてロッド５の先端
が保持された保持部１１は、マウントラバー１２を介し
て車体取付部インシュレータ１３の内面に防振可能に設
置されている。なお、有底筒体からなる保持部１１の下
端の外周縁に沿って外側にフランジ１４を形成すること
により、マウントラバー１２との加硫接着等による接合
面を広くとることが可能となる。
【００１９】アッパーカバー７の下方には、ロッド５を
同軸的に覆うバウンドストッパー１５が垂下されてい
る。かかるバウンドストッパー１５の形状および寸法は
特に制限されるべきものではないが、本発明において
は、バウンドストッパー１５の少なくともアッパーカバ
ー７近傍領域に第１空洞室１６が環状に形成されている
ことが重要である。第１空洞室１６の容積は、バウンド
ストッパー１５としての機能を損なうことがない限り、
大きい方が好ましい。
同軸的に覆うバウンドストッパー１５が垂下されてい
る。かかるバウンドストッパー１５の形状および寸法は
特に制限されるべきものではないが、本発明において
は、バウンドストッパー１５の少なくともアッパーカバ
ー７近傍領域に第１空洞室１６が環状に形成されている
ことが重要である。第１空洞室１６の容積は、バウンド
ストッパー１５としての機能を損なうことがない限り、
大きい方が好ましい。
【００２０】また、マウントラバー１２の車体外側領域
には第２空洞室１７が形成されており、第１空洞室１６
と第２空洞室１７とはアッパーカバー７に穿設された孔
を介して連通されている。なお、図示する例では、有底
筒体からなる保持部１１の下端の外周縁に沿って外側に
フランジ１４が形成されており、このフランジ１４の下
面がアッパーカバー７に面接された状態で固定されてい
ることから、このフランジ１４にも第１空洞室１６と第
２空洞室１７と連通するための連通孔が穿設されてい
る。
には第２空洞室１７が形成されており、第１空洞室１６
と第２空洞室１７とはアッパーカバー７に穿設された孔
を介して連通されている。なお、図示する例では、有底
筒体からなる保持部１１の下端の外周縁に沿って外側に
フランジ１４が形成されており、このフランジ１４の下
面がアッパーカバー７に面接された状態で固定されてい
ることから、このフランジ１４にも第１空洞室１６と第
２空洞室１７と連通するための連通孔が穿設されてい
る。
【００２１】第２空洞室１７は、車体外側領域に半円状
に形成されていることが好ましく、またマウントラバー
１２としての支持機能を損なわない限り、その容積は大
きい程好ましい。
に形成されていることが好ましく、またマウントラバー
１２としての支持機能を損なわない限り、その容積は大
きい程好ましい。
【００２２】衝撃吸収によりシリンダ４が上昇し、バウ
ンドストッパー１５を圧縮すると第１空洞室１６内の気
体が第２空洞室１７に押し出され、第２空洞室１７が膨
張することによりショックアブソーバー３全体が車体内
側方向に移動することになる。この移動を、よりスムー
ズに行わしめるために、マウントラバー１２の車体内側
領域にすぐり１８を設けておくことが好ましい。このす
ぐり１８の大きさも、マウントラバー１２としての支持
機能を損なわない限り、大きい方が好ましい。ショック
アブソーバー３全体の車体内側方向への移動量として
は、キャンバーコントロールを良好に行わしめるために
３０ｍｍ程度は確保することが好ましい。
ンドストッパー１５を圧縮すると第１空洞室１６内の気
体が第２空洞室１７に押し出され、第２空洞室１７が膨
張することによりショックアブソーバー３全体が車体内
側方向に移動することになる。この移動を、よりスムー
ズに行わしめるために、マウントラバー１２の車体内側
領域にすぐり１８を設けておくことが好ましい。このす
ぐり１８の大きさも、マウントラバー１２としての支持
機能を損なわない限り、大きい方が好ましい。ショック
アブソーバー３全体の車体内側方向への移動量として
は、キャンバーコントロールを良好に行わしめるために
３０ｍｍ程度は確保することが好ましい。
【００２３】また、第１空洞室１６および第２空洞室１
７に液体を充填することにより、好適に上記作用、即ち
ショックアブソーバー３全体の車体内側方向への移動を
行わしめることができる。かかる液体としては、液体封
入防振ゴムに従来より使用されており、ゴムの劣化を起
こすことのないものとして、例えば、シリコーンオイル
またはエチレングリコールを好適に使用することができ
る。
７に液体を充填することにより、好適に上記作用、即ち
ショックアブソーバー３全体の車体内側方向への移動を
行わしめることができる。かかる液体としては、液体封
入防振ゴムに従来より使用されており、ゴムの劣化を起
こすことのないものとして、例えば、シリコーンオイル
またはエチレングリコールを好適に使用することができ
る。
【００２４】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、垂直荷重を受け止めながら、シリンダのストローク
による上下方向の直線的変位を強制的にショックアブソ
ーバー全体を左右に移動させる変位に変えることができ
る。これにより、ストラットタワーをエンジンルームに
張り出させることなく、トレッド変化とロール時の対地
キャンバー変化とをともに小さくすることができ、キャ
ンバーコントロールの可能なストラット式サスペンショ
ンが得られる。
ば、垂直荷重を受け止めながら、シリンダのストローク
による上下方向の直線的変位を強制的にショックアブソ
ーバー全体を左右に移動させる変位に変えることができ
る。これにより、ストラットタワーをエンジンルームに
張り出させることなく、トレッド変化とロール時の対地
キャンバー変化とをともに小さくすることができ、キャ
ンバーコントロールの可能なストラット式サスペンショ
ンが得られる。
【図１】本発明の好適例であるストラット式サスペンシ
ョンを示す説明図である。
ョンを示す説明図である。
【図２】従来例のストラット式サスペンションを示す断
面図である。
面図である。
１ サスペンション
２ コイルスプリング
３ ショックアブソーバー
４ シリンダ
５ ロッド
６ ナット
７ アッパーカバー
８ ロアカバー
９ ラバーシート
１０ ダストカバー
１１ 保持部
１２ マウントラバー
１３ 車体取付部インシュレータ
１４ フランジ
１５ バウンドストッパー
１６ 第１空洞室
１７ 第２空洞室
１８ すぐり
１９ ラジアル玉軸受
Claims (5)
- 【請求項１】 コイルスプリングと、該コイルスプリン
グの内側に設けられたショックアブソーバーとを有し、
該ショックアブソーバーが、下端にピストンが設けられ
たロッドと、該ピストンが内挿されかつ車両のタイヤ側
に取り付けられる固定部を有するシリンダとからなる自
動車用サスペンションであって、前記ロッドの先端が保
持されマウントラバーを介して車体取付部インシュレー
タの内面に防振可能に設置された保持部と、該保持部の
下面に設けられ前記コイルスプリングを前記シリンダの
下部に設けられたロアカバーとともに保持するアッパー
カバーと、該アッパーカバーの下方に垂下され前記ロッ
ドを同軸的に覆うバウンドストッパーとを具備する自動
車用サスペンションにおいて、 前記バウンドストッパーの少なくとも前記アッパーカバ
ー近傍領域に第１空洞室が環状に形成され、かつ前記マ
ウントラバーの車体外側領域に第２空洞室が形成され、
前記第１空洞室と前記第２空洞室とが前記アッパーカバ
ーに穿設された孔を介して連通し、前記シリンダの上昇
により前記バウンドストッパーが圧縮されるのに伴い前
記第１空洞室内の気体が第２空洞室に押し出され、第２
空洞室が膨張することにより前記ショックアブソーバー
全体が車体内側に移動するようにしたことを特徴とする
自動車用サスペンション。 - 【請求項２】 前記第１空洞室および前記第２空洞室に
液体が充填されている請求項１記載の自動車用サスペン
ション。 - 【請求項３】 前記液体がシリコーンオイルまたはエチ
レングリコールである請求項２記載の自動車用サスペン
ション。 - 【請求項４】 前記マウントラバーの車体内側領域にす
ぐりを設けた請求項１〜３のうちいずれか一項記載の自
動車用サスペンション。 - 【請求項５】 前記コイルスプリングがラバーシートを
介して前記アッパーカバーおよび前記ロアカバーに支持
されている請求項１〜４のうちいずれか一項記載の自動
車用サスペンション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001267411A JP2003072338A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 自動車用サスペンション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001267411A JP2003072338A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 自動車用サスペンション |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003072338A true JP2003072338A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19093545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001267411A Pending JP2003072338A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 自動車用サスペンション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003072338A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2864188A1 (fr) * | 2003-12-19 | 2005-06-24 | Continental Ag | Ressort ou jambe de suspension d'un vehicule comprenant un ressort supplementaire |
| CN102729753A (zh) * | 2011-04-12 | 2012-10-17 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆中的悬架的支柱组件的回弹止挡件 |
| US9423033B2 (en) | 2013-03-22 | 2016-08-23 | Sumitomo Riko Company Limited | Dust cover |
| US9611913B2 (en) | 2013-03-22 | 2017-04-04 | Sumitomo Riko Company Limited | Dust cover assembly |
| CN108533661A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 株式会社万都 | 一种一体式防尘罩及减震器 |
-
2001
- 2001-09-04 JP JP2001267411A patent/JP2003072338A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| FR2864188A1 (fr) * | 2003-12-19 | 2005-06-24 | Continental Ag | Ressort ou jambe de suspension d'un vehicule comprenant un ressort supplementaire |
| CN102729753A (zh) * | 2011-04-12 | 2012-10-17 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆中的悬架的支柱组件的回弹止挡件 |
| US9423033B2 (en) | 2013-03-22 | 2016-08-23 | Sumitomo Riko Company Limited | Dust cover |
| US9611913B2 (en) | 2013-03-22 | 2017-04-04 | Sumitomo Riko Company Limited | Dust cover assembly |
| DE112014001576B4 (de) | 2013-03-22 | 2022-02-24 | Sumitomo Riko Company Limited | Staubabdeckungsanordnung |
| DE112014001591B4 (de) | 2013-03-22 | 2022-03-03 | Sumitomo Riko Company Limited | Staubabdeckung |
| CN108533661A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 株式会社万都 | 一种一体式防尘罩及减震器 |
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