JP2014182288A - 静電潜像現像用トナーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】静電潜像現像用トナーを製造する際に、結着樹脂を含む微粒子と、離型剤を含む微粒子とを、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤の存在下に水性媒体中で凝集させて微粒子凝集体を形成させ、微粒子凝集体に含まれる成分を、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの存在下に、水性媒体中で合一化させてトナー粒子を形成させる。
【選択図】なし
Description
(I)結着樹脂を含む微粒子と、離型剤を含む微粒子とを、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤の存在下に、水性媒体中で凝集させて微粒子凝集体を形成させる凝集工程、及び
(II)前記微粒子凝集体に含まれる成分を、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの存在下に、水性媒体中で合一化させてトナー粒子を形成させる合一化工程、
を含む、静電潜像現像用トナーの製造方法に関する。
(I)結着樹脂を含む微粒子と、離型剤を含む微粒子とを、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤の存在下に、水性媒体中で凝集させて微粒子凝集体を形成させる凝集工程、及び
(II)微粒子凝集体に含まれる成分を、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの存在下に、水性媒体中で合一化させてトナー粒子を形成させる合一化工程、
を含む製造方法を用いて製造される。
以下、静電潜像現像用トナーの製造に用いるトナー材料、及び静電潜像現像用トナーの製造方法について順に説明する。
トナーは、結着樹脂及び離型剤を必須に含み、必要に応じ、着色剤、及び電荷制御剤のような成分を含んでいてもよい。トナーは、必要に応じ、その表面に外添剤を付着させたものであってもよい。トナーは、所望のキャリアと混合して2成分現像剤として使用することもできる。以下、トナーの製造に用いる、必須、又は任意の材料である、結着樹脂、離型剤、着色剤、及び電荷制御剤と、外添剤と、トナーを2成分現像剤として用いる場合に使用するキャリアとについて順に説明する。
結着樹脂は、従来からトナー用の結着樹脂として用いられている樹脂であれば特に制限されない。結着樹脂の具体例としては、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ビニルエーテル系樹脂、N−ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂のような熱可塑性樹脂が挙げられる。
(メタ)アクリル系樹脂は、少なくとも(メタ)アクリル系モノマーを含むモノマーを共重合して得られる樹脂である。(メタ)アクリル系樹脂の調製に使用される(メタ)アクリル系モノマーとしては、(メタ)アクリル酸;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、及びプロピル(メタ)アクリレートのようなアルキル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリルアミド、N−アルキル(メタ)アクリルアミド、N−アリール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアルキル(メタ)アクリルアミド、及びN,N−ジアリール(メタ)アクリルアミドのような(メタ)アクリルアミド化合物が挙げられる。(メタ)アクリル系樹脂は、(メタ)アクリル酸に由来する単位に含まれるカルボキシル基を酸性基として含むのが好ましい。この場合、(メタ)アクリル系樹脂を調製する際に(メタ)アクリル酸の使用量を増減させることで、(メタ)アクリル系樹脂の酸価を調整できる。
スチレン−(メタ)アクリル系樹脂は、少なくともスチレン系モノマーと、(メタ)アクリル系モノマーとを含むモノマーを共重合して得られる樹脂である。スチレン−(メタ)アクリル系樹脂の調製に使用される、スチレン系モノマーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、及びp−クロロスチレンが挙げられる。
ポリエステル樹脂は、2価又は3価以上のアルコール成分と2価又は3価以上のカルボン酸成分とを縮重合や共縮重合することで得られるものを使用できる。ポリエステル樹脂を合成する際に用いられる成分としては、以下の2価又は3価以上のアルコール成分や、2価又は3価以上のカルボン酸成分が挙げられる。
高化式フローテスター(例えば、CFT−500D(株式会社島津製作所製))を用いて結着樹脂の軟化点の測定を行う。具体的には、以下のようにして結着樹脂の軟化点を測定する。結着樹脂1.5gを試料として用い、高さが1.0mmで直径1.0mmのダイを使用する。昇温速度4℃/min、予熱時間300秒、荷重5kg、測定温度範囲60℃以上200℃以下の条件で測定を行う。結着樹脂のフローテスターの測定から得られた、温度(℃)とストローク(mm)とに関するS字カーブを用いて、軟化点を読み取る。
トナーの定着性や耐オフセット性を向上させる目的で、トナーに離型剤を含有させる。離型剤の種類は、従来からトナー用の離型剤として使用されているものであれば特に限定されない。
トナーに含まれる着色剤は、トナー粒子の色に合わせて、公知の顔料や染料から適宜選択することができる。好適な着色剤の具体例としては以下の着色剤が挙げられる。
トナーは、必要に応じ、電荷制御剤を含んでいてもよい。電荷制御剤は、トナーの帯電レベルの安定性や、所定の帯電レベルに短時間でトナーを帯電可能か否かの指標となる帯電立ち上がり特性を向上させ、耐久性や安定性に優れたトナーを得る目的で使用される。トナーを正帯電させて現像を行う場合、正帯電性の電荷制御剤が使用され、トナーを負帯電させて現像を行う場合、負帯電性の電荷制御剤が使用される。
トナーは、必要に応じてその表面が外添剤を用いて処理されていてもよい。なお、本出願の明細書及び特許請求の範囲では、外添剤を用いて処理される前の粒子を、トナー母粒子と記載する場合がある。
トナーは、所望のキャリアと混合して2成分現像剤として使用することもできる。2成分現像剤を調製する場合、磁性キャリアを用いるのが好ましい。
静電潜像現像用トナーは、以下の工程(I)及び(II):
(I)結着樹脂を含む微粒子と、離型剤を含む微粒子とを、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤の存在下に、水性媒体中で凝集させて微粒子凝集体を形成させる凝集工程、及び
(II)微粒子凝集体に含まれる成分を、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの存在下に、水性媒体中で合一化させてトナー粒子を形成させる合一化工程、
を含む方法で製造される。
工程(III):工程(II)で得られる合一化された粒子を洗浄する、洗浄工程。
工程(IV):工程(III)で得られる合一化された粒子を乾燥する、乾燥工程。
工程(V):合一化された粒子(トナー母粒子)の表面に外添剤を付着させる、外添工程。
工程(I)では、結着樹脂を含む微粒子と、離型剤を含む微粒子とを、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤の存在下に、水性媒体中で凝集させて微粒子凝集体を形成させる。微粒子凝集体を形成させる方法は、特に限定されず、従来知られる方法から適宜選択できる。結着樹脂を含む微粒子、及び離型剤を含む微粒子は、これらの成分又はこれらの成分を含む組成物が、所望のサイズに微粒子化された、微粒子の水性媒体分散液として調製されるのが好ましい。微粒子を凝集させる際には、必要に応じて、前述の、結着樹脂を含む微粒子、及び離型剤を含む微粒子と共に、着色剤を含む微粒子を用いることも好ましい。
結着樹脂を含む微粒子の調製方法は特に限定されない。結着樹脂を含む微粒子は、結着樹脂の微粒子、又は、結着樹脂と、着色剤、及び電荷制御剤のような任意成分とを含む結着樹脂組成物の微粒子の何れであってもよい。通常、結着樹脂を含む微粒子は、水性媒体中で、結着樹脂、又は結着樹脂と着色剤、及び電荷制御剤のような任意成分とを含む組成物を所望のサイズに微粒子化することで、微粒子の水性媒体分散液として調製される。以下、結着樹脂を含む微粒子の水性媒体分散液の調製方法について説明する。
水性媒体は、水を主成分とする液状の媒体であれば特に限定されず、上水、工業用水、蒸留水、及びイオン交換水から適宜選択できる。
水性媒体は、有機溶媒を含んでいてもよい。水性媒体が有機溶媒を含む場合の有機溶媒の量は、水性媒体の質量に対して、20質量%以下が好ましく、10質量%以下が好ましく、5質量%以下が好ましい。水性媒体が含んでいてもよい有機溶媒としては、メタノール及びエタノールのようなアルコール類;テトラヒドフランのようなエーテル類;アセトンのようなケトン類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、及びN−メチル−2−ピロリドンのような含窒素極性有機溶媒が挙げられる。
水性媒体には、界面活性剤を加えるのが好ましい。水性媒体に界面活性剤を加えることで、結着樹脂を含む結着樹脂組成物の微粒子化を良好に進行させ、分散安定性に優れる、微粒子を含む水性媒体分散液を得やすくなる。
結着樹脂を含む微粒子を調製する際に、水性媒体中に塩基性物質を加えるのが好ましい。結着樹脂が酸性基を有する樹脂である場合、結着樹脂をそのまま水性媒体中で微粒子化させることで、結着樹脂の比表面積が増大するため、微粒子表面に露出した酸性基の影響から、水性媒体のpHが3以上4以下程度まで低下する場合がある。この場合、加水分解による結着樹脂の劣化が生じたり、所望の粒子径の微粒子を得にくかったりする場合がある。
結着樹脂を含む微粒子の調製方法と同様に、通常、離型剤を含む微粒子は、水性媒体中で、離型剤を所望のサイズに微粒子化することで、離型剤を含む微粒子の水性媒体分散液として調製される。以下、離型剤を含む微粒子の水性媒体分散液の調製方法について説明する。
界面活性剤を含む水性媒体中で、着色剤と、必要に応じて界面活性剤のような着色剤用の添加剤とを、公知の分散機を用いて分散処理することで、着色剤を含む微粒子が得られる。界面活性剤の種類は特に限定されず、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、及びノニオン界面活性剤の何れも使用できる。界面活性剤の使用量は特に限定されないが、臨界ミセル濃度(CMC)以上が好ましい。
上記方法を用いて調製された微粒子を、トナーに所定の成分が含まれるように、適宜組み合わせて微粒子凝集体を形成させ、微粒子凝集体を合一化させることでトナー粒子が得られる。本発明の製造方法では、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤の存在下に微粒子を凝集させて微粒子凝集体を形成させる。
凝集工程では、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤を使用する。アルカリ金属硫酸塩の存在下に、微粒子を凝集させることで、凝集工程後の合一化工程で、後述する、水性媒体のゲル化温度を低くすることができる。後述するように、水性媒体がゲル化すると、微粒子凝集体同士のさらなる凝集や、離型剤の微粒子凝集体からの滲み出しや、離型剤の微粒子凝集体表面からの脱落を抑制することができる。このため、水性媒体のゲル化温度を低くすると、従来のトナーに用いられている離型剤より低融点の離型剤を用いてトナーを調製する場合であっても、微粒子凝集体同士のさらなる凝集や、離型剤の微粒子凝集体からの滲み出しや、離型剤の微粒子凝集体表面からの脱落を抑制することができ。このため、本発明の製造方法を用いてトナーを製造すると、低温定着性の良好なトナーを製造しやすい。
工程(II)では、上記のようにして得られる微粒子凝集体に含まれる成分を、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの存在下に、水性媒体中で合一化させる。合一化工程では、微粒子凝集体を含む水性媒体分散液を加熱し、微粒子凝集体に含まれる成分を合一化して、所望の粒子径のトナー粒子を含む水性媒体分散液を得る。微粒子凝集体を含む水性媒体分散液を加熱する際の温度は、結着樹脂のガラス転移点(Tg)+10℃以上、結着樹脂の軟化点以下の温度であるのが好ましい。微粒子凝集体を含む水性媒体分散液をこのような範囲内の温度に加熱することで、微粒子凝集体に含まれる成分の合一化を良好に進行させることができる。
フロー式粒子像分析装置(例えば、FPIA−3000(シスメックス株式会社製))を用いる。23℃、60%RHの測定環境下で、円相当径0.60μm以上400μm以下の範囲のトナー粒子について、トナー粒子の粒子像と同じ投影面積を持つ円の円周の長さ(L0)と、トナー粒子の粒子投影像の外周の長さ(L)とを測定し、下式に従って円形度を求める。測定したトナー粒子の円形度の総和を、測定したトナー粒子の粒子数で除した値を平均円形度する。
(円形度算出式)
円形度a=L0/L
微粒子凝集体の合一化工程で用いるヒドロキシプロピルメチルセルロースは、セルロースの誘導体であり、セルロースの水酸基(−OH)の一部がメトキシ基、及びヒドロキシプロポキシ基で置換されている。このため、セルロースが水に難溶であるのに対して、ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、常温常圧下で、水に易溶である。水性媒体に含まれるヒドロキシプロピルメチルセルロースを加熱すると、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの分子中の置換基が高密度で存在する箇所で、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの分子間での架橋点を形成する。ヒドロキシプロピルメチルセルロースの分子間で、架橋点が形成されると、水性媒体はゲル化する。水性媒体がゲル化すると、微粒子凝集体同士のさらなる凝集や、離型剤の微粒子凝集体からの滲み出しや、離型剤の微粒子凝集体表面からの脱落を抑制できる。ヒドロキシプロピルメチルセルロースの分子間で架橋を形成する力は、加熱された水性媒体を室温まで冷却することで弱まる。ヒドロキシプロピルメチルセルロースの分子間での架橋を形成する力が弱まると、水性媒体の粘度を加熱前の粘度へ戻すことができ、水性媒体からトナー粒子のみを容易に分離することができる。
トナー粒子又はトナー母粒子である工程(II)で得られる合一化された粒子は、必要に応じて水を用いて洗浄される。洗浄方法は特に限定されず、合一化された粒子の分散液から、合一化された粒子を固液分離することでウエットケーキとして回収し、得られるウエットケーキを、水を用いて洗浄する方法や、合一化された粒子の分散液中の合一化された粒子を沈降させ、上澄み液を水と置換し、置換後に合一化された粒子を水に再分散させる方法が挙げられる。
工程(II)で得られる合一化された粒子は、必要に応じて乾燥される。合一化された粒子を乾燥する方法は特に限定されない。好適な乾燥方法としては、スプレードライヤー、流動層乾燥機、真空凍結乾燥器、減圧乾燥機のような乾燥機を用いる方法が挙げられる。これらの方法の中では、乾燥中の合一化された粒子の凝集を抑制しやすいことからスプレードライヤーを用いる方法がより好ましい。スプレードライヤーを用いる場合、合一化された粒子の分散液と共に、シリカのような外添剤の分散液を噴霧することで、表面に外添剤を備えるトナー粒子を得ることができる。乾燥された合一化された粒子は、トナー粒子としてもよいし、工程(V)で外添処理されるトナー母粒子としてもよい。
工程(V)では、トナー母粒子の表面に外添剤を付着させる。外添剤をトナー母粒子の表面に付着させる方法は特に限定されない。好適な方法としては、ヘンシェルミキサーやナウターミキサーのような混合機を用いて、外添剤がトナー母粒子の表面に埋没しないように条件を調整して混合する方法が挙げられる。
〔ポリエステル樹脂a〜cの調製〕
以下の方法に従って、ポリエステル樹脂a〜bを調製した。ポリエステル樹脂a〜cの調製には、下記の単量体a〜dを用いた。
単量体a:2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(エチレンオキシド2モル付加物)
単量体b:2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(プロピレンオキシド2モル付加物)
単量体c:テレフタル酸
単量体d:トリメリット酸
(着色樹脂微粒子分散液A〜Cの調製)
以下の方法に従って、結着樹脂と着色剤とを含む着色樹脂微粒子の水性媒体分散液を調製した。
結着樹脂として、調製例1で調製した、表2に記載の種類のポリエステル樹脂1000質量部、及び着色剤(シアン顔料(銅フタロシアニン)、C.I.Pig.Blue 15−3、(大日精化工業株式会社製))50質量部を流動混合装置FMミキサ(FM20C/I型(日本コークス工業株式会社製))に仕込み、45℃以下の温度で5分間混合した。次に、得られた混合物をオープンロール型2本ロール連続混練機(ニーデックスMOS−160型(日本コークス工業株式会社製))に投入して混練を行った。
以下の方法に従って、離型剤微粒子の水性媒体分散液を調製した。
離型剤(HNP−9(日本精蝋株式会社製)、パラフィンワックス、融点75℃、)100質量部と、アニオン系界面活性剤(エマール0(花王株式会社製)、ラウリル硫酸ナトリウム)1質量部と、イオン交換水とを混合して、全量800質量部のスラリーを調製した。得られたスラリーを90℃に加熱し、離型剤を融解させた。その後、スラリーを耐圧丸底ステンレス容器に投入し、高速剪断乳化装置クレアミックス(CLM−2.2S(エム・テクニック社製))を用いて、スラリーを90℃、圧力は大気圧にて、ローター回転数20000r/minで、30分間、剪断分散を行った。その後、5℃/分の速度で、25℃までスラリーを冷却した。冷却されたスラリーに、表3〜6に記載の種類のセルロースエーテルを、表3〜6に記載の濃度及び量のセルロースエーテル水溶液として混合した。このようにして、平均粒子径が250nm程度、固形分濃度が20質量%の離型剤微粒子の分散液を得た。
セルロースエーテルa:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトローズ65SH−50(信越化学工業株式会社製))、DSm=1.8、MShp=0.15
セルロースエーテルb:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトローズ60SH−50(信越化学工業株式会社製))、DSm=1.9、MShp=0.25
セルロースエーテルc:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(メトローズ90SH−100(信越化学工業株式会社製))、DSm=1.4、MShp=0.20
セルロースエーテルd:メチルセルロース(メトローズSM(信越化学工業株式会社製))、DSm=1.8
セルロースエーテルe:ヒドロキシエチルメチルセルロース(メトローズSEB−04T(信越化学工業株式会社製))、DSm=1.5、MShe=0.20
セルロースエーテルf:ヒドロキシエチルメチルセルロース(メトローズSNB−30T(信越化学工業株式会社製))、DSm=1.5、MShe=0.30
ステンレス製の容量2Lの丸底フラスコに、上記の方法を用いて調製された、表3〜6に記載の種類の着色樹脂微粒子の分散液500gと、離型剤微粒子の分散液120gとを投入した。フラスコ内の混合物を、撹拌羽根を用いて、回転数200rpm、25℃で撹拌しながら、フラスコ内の混合物のpHを、水酸化ナトリウム水溶液で10に調整した。その後、混合物の撹拌を10分間継続した。その後、表3〜6に記載の種類の凝集剤の水溶液を、フラスコ内の混合物中の凝集剤の濃度が表3〜6に記載の濃度となるように、5分かけてフラスコ内に滴下した。次いで、フラスコ内の混合物を0.2℃/分の速度で昇温させて、微粒子の凝集を開始させた。40℃で昇温を停止した後、フラスコ内の混合物を、撹拌下に、30分間、40℃に保持し、微粒子の凝集を進行させた。その後、フラスコ内に濃度20質量%の塩化ナトリウム水溶液50gを添加して、微粒子の凝集の進行を停止させ、微粒子凝集体の水性媒体分散液を得た。
得られた微粒子凝集体の水性媒体分散液を、0.2℃/分の昇温速度で72℃まで昇温させた。72℃まで昇温した後、同温度で2時間撹拌することで、微粒子凝集体に含まれるトナー成分を合一化させると共に、微粒子凝集体の形状を球状に制御した。その後、合一化された微粒子凝集体の水性媒体分散液を、10℃/分の速度で、25℃まで冷却し、合一化された微粒子凝集体をトナー母粒子として含む、トナー母粒子分散液を得た。
ブフナーロートを用いて、トナー母粒子分散液からトナー母粒子のウエットケーキをろ取した。トナー母粒子のウエットケーキを再度イオン交換水に分散させてトナー母粒子を洗浄した。イオン交換水を用いるトナー母粒子の洗浄を5回繰り返した。洗浄後のトナー母粒子のウエットケーキを40℃で真空乾燥させて、トナー母粒子を得た。
トナー母粒子100質量部と、外添剤(H30TA(ワッカーケミー社製))2.0質量部とを、5Lヘンシェルミキサー(三井三池工業株式会社製)を用いて、5分間混合して外添剤を付着させた。その後、300メッシュ(目開き48μm)の篩を用いてトナーを篩別した。
実施例1〜13で得られたトナーを用いて、以下の方法に従って、耐熱保存性を評価した。実施例1〜13で得られたトナーの耐熱保存性の評価結果を、表2〜4に記す。
トナー10gを、60℃に設定された恒温器内に8時間静置した。その後、目開き45μmの篩に恒温器内に保存されたトナー10gを載せて、パウダーテスター(ホソカワミクロン株式会社製)を用いて、振幅1mmの条件で篩に振動を60秒間与えてトナーの篩別を行った。篩別後、目開き45μmの篩に残ったトナーの質量(T(g))を秤量し、下記式を用いてトナーの凝集度を測定した。
トナーの凝集度(%)=(T/10)×100
耐熱保存性の評価は、下記の基準に従って評価した。
○:トナーの凝集度が10%未満。
×:トナーの凝集度が10%以上。
実施例1〜13で得られたトナーを用いて、以下の方法に従って、定着性の評価を行った。定着性の評価には、カラープリンター(FS−C5400DN(京セラドキュメントソリューションズ株式会社製)の改造機(定着器の定着温度を定着試験用の温度範囲で調節可能に改造))を用いた。被記録媒体には、普通紙を用いた。定着性の評価は、以下の方法に従って調製した2成分現像剤を用いて行った。実施例1〜13で得られたトナーの評価結果を、表2〜4に記す。
(キャリアの調製)
MnO換算で39.7mol%、MgO換算で9.9mol%、Fe2O3換算で49.6mol%、SrO換算で0.8mol%になるように各原材料を配合し、水を加え、湿式ボールミルで10時間かけて粉砕・混合した。得られた混合物を乾燥した後、950℃で4時間保持した。次いで、混合物を湿式ボールミルで24時間かけて粉砕してスラリーを調製した。スラリーを造粒乾燥した後、造粒物を、酸素濃度2%の雰囲気中、1270℃で6時間保持した後、解砕、粒度調整を行い、マンガン系フェライト粒子(キャリア芯材)を得た。得られたマンガン系フェライト粒子は、平均粒子径が35μmであり、印加磁場が3000(103/4π・A/m)の時の飽和磁化が70Am2/kgであった。
得られた樹脂被覆フェライトキャリアと、実施例1〜13で得られたそれぞれのトナーとを、2成分現像剤中のトナー濃度が10質量%となるように混合して、2成分現像剤を調製した。
カラープリンターの現像部に2成分現像剤をインストールし、トナーカートリッジにトナーを充填した後に、被記録媒体上のトナー載り量が0.5mg/cm2である未定着画像を形成した。次いで、定着温度を80℃以上180℃以下の範囲で変化させて定着を行い、オフセットが発生しない最低定着温度と最高定着温度とを測定した。
低温定着性を、下記の基準に従って評価した。
○:最低定着温度が120℃未満。
×:最低定着温度が120℃以上。
最低定着温度と最高定着温度との差である定着温度幅(最高定着温度−最低定着温度)を算出し、下記基準に従って定着温度幅を評価した。
○:定着温度幅が50℃以上。
×:定着温度幅が50℃未満。
Claims (3)
- 以下の工程(I)及び(II):
(I)結着樹脂を含む微粒子と、離型剤を含む微粒子とを、アルカリ金属硫酸塩を含む凝集剤の存在下に、水性媒体中で凝集させて微粒子凝集体を形成させる凝集工程、及び
(II)前記微粒子凝集体に含まれる成分を、ヒドロキシプロピルメチルセルロースの存在下に、水性媒体中で合一化させてトナー粒子を形成させる合一化工程、
を含む、静電潜像現像用トナーの製造方法。 - 前記ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、メトキシ基の置換度(DSm)が1.4以上1.9以下であり、且つ、ヒドロキシプロポキシ基のモル置換度(MShp)が0.15以上である、請求項1に記載の静電潜像現像用トナーの製造方法。
- 前記微粒子凝集体を形成させる水性媒体中の凝集剤の濃度が、微粒子凝集体を形成させる水性媒体分散液に含まれる、液体成分の質量を基準として、0.5質量%以上5.0質量%以下である、請求項1又は2に記載の静電潜像現像用トナーの製造方法。
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