JP2014166965A - 固形粉末化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 粉体を主成分とする化粧料基材と溶媒を混合して容器に充填した後、該溶媒を除去することにより得られる固形粉末化粧料において、該化粧料基材が、次の成分(A)及び(B);(A)アミノ変性シリコーンで処理した粉体、(B)平均粒子径1〜30μmのポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末、を含有することを特徴とする固形粉末化粧料に関する。
【選択図】 なし
Description
例えば、デンプン被覆処理粉体を用いることにより、化粧膜の均一性や化粧持ち等を向上させる技術(特許文献1)や、ポリエチレンテレフタレート粉体を用いることにより、成型性と伸びの良さや色くすみのなさ、化粧持ち等を向上をさせる技術(特許文献2)等があった。
更に、化粧料基材と混合する溶媒として、揮発性の有機溶媒と、水やアルコール等の溶媒との違いで成型性や耐衝撃性、使用感、使用性等の品質が異なる場合があるため、溶媒の違いで品質が劣ることがないものが望まれていた。
(1)粉体を主成分とする化粧料基材と溶媒を混合して容器に充填した後、該溶媒を除去することにより得られる固形粉末化粧料において、
該化粧料基材が、次の成分(A)及び(B);
(A)アミノ変性シリコーンで処理した粉体
(B)平均粒子径1〜30μmのポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末
を含有することを特徴とする固形粉末化粧料を提供するものである。
(2)また、前記成分(A)を1〜95質量%含有することを特徴とする前記(1)に記載の固形粉末化粧料を提供するものである。
(3)また、前記成分(B)を0.5〜60質量%含有することを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の固形粉末化粧料を提供するものである。
(3)また、前記成分(A)のアミノ変性シリコーンで処理した粉体が、粉体100質量部に対し、アミノ変性シリコーンを0.1〜10質量部で処理するものであることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の固形粉末化粧料を提供するものである。
本発明において固形粉末化粧料とは、粉体を主成分とする化粧料基材と溶媒を混合して容器に充填した後、該溶媒を除去することにより得られる化粧料を意味する。ここで、溶媒は特に限定されないが、揮発性の溶媒が好ましく、化粧料に通常使用される水、アルコール、炭化水素油、シリコーン油等が好ましい。本発明の固形粉末化粧料中の粉体の含有量は、特に限定されないが、一般的に30〜95質量%であることが好ましい。
ここで、アミノ当量とは、アミノ基又はアンモニウム基1個当たりのシロキサン骨格の質量を意味している。表記単位のg/molはアミノ基又はアンモニウム基1mol当たりに換算した値である。従って、アミノ当量の値が小さいほど分子内でのアミノ基又はアンモニウム基の比率が高いことを示している。
また、このものの粘度は、粉体が均一に被覆され、粉体分散性の向上が得られるという点から、100〜3000mm2/s(25℃)の範囲のものであることが好ましい。
具体的には、酸化チタン、黒色酸化チタン、酸化セリウム、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカチタン、有機顔料被覆マイカチタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリスチレンパウダー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーパウダー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーパウダー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリウレタンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被覆マイカチタン、微粒子酸化亜鉛被覆マイカチタン、硫酸バリウム被覆マイカチタン、酸化チタン含有シリカ、酸化亜鉛含有シリカ等の複合粉体類等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
その中でも成分(A)の分散性向上効果(伸び広がりや化粧膜の透明性)の観点から酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、タルク、硫酸バリウムなどの無機粉体が好ましく、その中でも板状粉体がより好ましい。具体的にはマイカ、合成マイカ、セリサイト、タルク、板状硫酸バリウム、板状硫酸カルシウムなどが好ましい。
これらの粉体表面をアミノ変性シリコーンで被覆処理する方法としては、特に限定されるものではなく、通常公知の処理方法が用いられる。具体的には、直接粉体と混合する方法や、アミノ変性シリコーンを水、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ヘキサン、軽質イソパラフィン、ベンゼン、トルエン等の溶媒を用いる方法が挙げられる。更に、気相法、メカノケミカル法等も挙げることができる。メカノケミカル法のなかでも、雷潰機、加圧式ニーダー、ミックスマラー、ローラミル、バンバリーミキサー、石臼等のずりせん断式加圧状態でずり剪断力が加えられる機構を有した混練機を用いる方法が好ましい。
また、他の好ましい一態様として、アミノ変性シリコーンを揮発性溶剤中に溶解した後に粉体と混合し、溶剤を乾燥除去し、または乾燥除去する時に70℃〜120℃に加熱して、その後解砕する方法が挙げられる。このうち、ずりせん断式低速混練機を用いて、アミノ変性シリコーンと粉体を混合後、70℃〜120℃に加熱してから解砕したアミノ変性シリコーン被覆粉末が特に好ましい。
保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、フェノキシエタノール等が挙げられる。
本発明における、溶媒の混合量は、成型前の混合物を容器又は中皿に充填するために、流動性を付与する程度に任意に選択されるが、化粧料基材100質量部(以下、単に「部」と示す。)に対して溶媒10〜150部を用いることが好ましい。この範囲であれば、溶媒の除去が良好である。
また、本発明における流動性とは、粉体を主成分とする化粧料基材を、溶媒と混合した際、混合物の入った容器を傾けることにより、混合物が流れる状態のことを意味する。
例えば、成分(A)の粉体と成分(B)とを含む化粧料基剤と揮発性溶媒とを混合し、スラリー状にした後、皿状容器に充填し、多孔質プレスヘッド等の吸収体を用いて圧縮しながら揮発性溶媒を回収する。その際、表面を平滑にするためにパッド等を用いてプレスすることが好ましい。
アミノ変性シリコーン処理酸化チタンの製造
アミノ変性シリコーン(KF8003/信越化学工業社)5質量部をイソプロピルアルコール70質量部に溶解し、そこに酸化チタン(CR−50:平均粒径0.25μm/石原産業社製)を95質量部添加した。それをスーパーミキサー(SMP−2/カワタ社製)により混合した後、80℃でイソプロピルアルコールを蒸発乾燥した。この乾燥物をアトマイザー(LM−05/ダルトン社製)にて解砕処理し、粉末状のアミノ変性シリコーン処理二酸化チタン(5%処理)を得た。
アミノ変性シリコーン処理マイカの製造
アミノ変性シリコーン(KF867S/信越化学工業社製)3質量部とマイカ(Y‐2300:平均粒径19μm/ヤマグチマイカ社製)97質量部と水10質量部とを雷潰機(ZOD型/石川工場社製)にて、3時間混合し、100℃で4時間加熱した。その後、アトマイザー(LM−05/ダルトン社製)にて解砕処理し、粉末状のアミノ変性シリコーン処理マイカ(3%処理)を得た。
アミノ変性シリコーン処理タルクの製造(1)
アミノ変性シリコーン(KF8004/信越化学工業社)3質量部とタルク(EX−15:平均粒径15μm/ヤマグチマイカ社製)97質量部と水10質量部とを雷潰機にて3時間混合し、90℃で3時間加熱した。その後、アトマイザー(LM−05/ダルトン社製)にて解砕処理し、粉末状のアミノ変性シリコーン処理タルク(3%処理)を得た。
アミノ変性シリコーン処理タルクの製造(2)
アミノ変性シリコーン(SF8451C/東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)2質量部とタルク(JA−13R:平均粒径6μm/浅田製粉社製)98質量部をスーパーミキサーにて10分間混合し、70℃で5時間加熱した。その後、アトマイザー(LM−05/ダルトン社製)にて解砕処理し、粉末状のアミノ変性シリコーン処理タルク(2%処理)を得た。
表1に示す組成のアイカラーを下記製造方法により調製した。また、下記評価方法により使用感、使用性及び化粧持ちについて評価した。その結果を併せて表1に示した。
*2:Y−2300(ヤマグチマイカ社製)
*3:マイカ(Y-2300)をジメチコンで3%処理したもの
*4:マイカ(Y-2300)を(アクリレーツ/アクリル酸トリデシル/メタクリル酸トリエトキシシリルプロピル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーで5%処理したもの
*5:スノーリーフP(オーケン社製)
*6:クロイゾネルージュフランベ(BASF社製)
*7:T.I.O(日清オイリオ社製)
*8:IPソルベント1620MU(出光興産社製)
A:成分1〜12を混合する。
B:Aに成分13、14を加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
C:化粧料基材に溶媒(成分15〜17)を添加し、混合した。
D:Cを金皿に充填後、圧縮成型して、一昼夜乾燥した後、揮発性溶媒を除去してアイカラーを得た。
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.化粧料の取れの良さ
ロ.膜の透明性
ハ.発色
ニ.膜の均一性
ホ.化粧持ち
化粧料評価専門パネル20名に、表1に記載の実施例及び比較例のアイカラーを塗布具(チップ)で瞼に塗布してもらい、使用時の「化粧料の取れの良さ」、塗布時の化粧膜の「膜の透明感」、重ね塗りしたときの「発色」、「膜の均一性」を評価した。「化粧持ち」については、化粧料塗布5時間後の状態について評価した。其々の項目について、各自が以下の評価基準に従って5段階評価し試料毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を下記の判定基準に従って判定した。
[評価結果] :[評点]
非常に良好 :5点
良好 :4点
普通 :3点
やや不良 :2点
不良 :1点
判定基準:
[評点の平均点] :[判定]
4.5以上 :◎
3.5以上〜4.5未満:○
1.5以上〜3.5未満:△
1.5未満 :×
これに対して、成分(A)のアミノ変性シリコーンで表面処理した粉体のかわりに未処理のマイカを用いた比較例1、ジメチコン処理マイカを用いた比較例2、及びアクリレートシリコーン処理マイカを用いた比較例3は共に、化粧料が固くなり過ぎてしまい、取れと発色が劣っていた。
更に、成分(B)のポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末のかわりにタルクを用いた比較例4〜6は、膜の透明感と均一性が劣っており、化粧料が多く取れすぎてしまい、使用感が劣っていた。このような傾向は、特に水やアルコールを溶媒にしたものについて、実施例との差が激しかった。
(成分) (%)
1.製造例1のアミノ変性シリコーン処理酸化チタン 20
2.ポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末 *5 10
3.セリサイト 残量
4.硫酸バリウム 5
5.無水ケイ酸 3
6.ナイロンパウダー *9 3
7.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.2
8.ジイソステアリン酸ジグリセリル *10 3
9.モノイソステアリン酸ソルビタン 0.4
10.流動パラフィン 0.3
11.ローズマリーエキス 0.01
12.香料 0.1
*9:オルガソールEXD(平均粒子径10μm:アトフィナ・ジャパン社製)
*10:コスモール42V(日清オイリオグループ社製)
A:成分1〜7を混合する。
B:成分8〜12を混合、70℃まで加熱し溶解する。
C:AにBを加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
D:化粧料基材100部に対して、揮発性溶媒60部「IPソルベント1620MU(出光興産社製)」を添加し、混合した。
E:Dを金皿に充填後、多孔質プレスヘッドにて圧縮成型し、70℃で一昼夜乾燥し、揮発性溶媒を除去して白粉を得た。
(成分) (%)
1.製造例1のアミノ変性シリコーン処理酸化チタン 10
2.アミノ変性シリコーン処理マイカ *11 3
3.セリサイト 残量
4.ポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末 *5 10
5.パーフルオロヘキシルエチルトリエトキシシラン3%処理
セリサイト 10
6.硫酸バリウム 5
7.無水ケイ酸 3
8.球状ポリスチレン 3
9.パーフルオロヘキシルエチルトリエトキシシラン3%処理
ベンガラ 0.5
10.パーフルオロヘキシルエチルトリエトキシシラン3%処理
黄酸化鉄 2
11.パーフルオロヘキシルエチルトリエトキシシラン3%処理
黒酸化鉄 0.2
12.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.2
13.ジイソステアリン酸ジグリセリル *10 3
14.α―オレフィンオリゴマー *12 1
15.ワセリン 1
16.流動パラフィン 3
17.ヒアルロン酸 0.01
*11:マイカ Y−2300WA3(ヤマグチマイカ社製)
*12:ノムコートHP−30(日清オイリオグループ社製)
A:成分1〜12を混合する。
B:成分13〜17を均一に混合する。
C:AにBを加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
D:化粧料基材100部に対して、揮発性溶媒60部「IPソルベント1620MU(出光興産社製)」を添加し、混合した。
E:Dを樹脂皿に充填後圧縮成型し、70℃で一昼夜乾燥し、揮発性溶媒を除去してファンデーションを得た。
(成分) (%)
1.製造例3のアミノ変性シリコーン処理タルク 40
2.ポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末 *5) 15
3.マイカ 残量
4.カオリン 1
5.合成金雲母 6
6.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.2
7.ワセリン 1
8.トリ2−エチルヘサン酸グリセリル 2
9.流動パラフィン 2
10.オリーブ油 1
11.マカデミアナッツ油 1
12.香料 0.5
A:成分1〜6を混合する。
B:成分7〜12を混合、70℃まで加熱し溶解する。
C:AにBを加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
D:化粧料基材100部に対して、揮発性溶媒100部「精製水80部とエタノール20部」を添加し、混合した。
E:Dを樹脂皿に充填し、50℃で一昼夜乾燥し、揮発性溶媒を除去してボディーパウダーを得た。
(成分) (%)
1.製造例4のアミノ変性シリコーン処理タルク 30
2.ポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末 *5 20
3.マイカ 残量
4.カオリン 1
5.黒色酸化鉄 6
6.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.2
7.ワセリン 1
8.流動パラフィン 10
9.天然ビタミンE 0.1
10.香料 0.3
A:成分1〜6を混合する。
B:成分7〜10を混合、70℃まで加熱し溶解する。
C:AにBを加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
D:化粧料基材100部に対して、揮発性溶媒120部「精製水120部」を添加し混合した。
E:Dを金皿に充填後圧縮成型し、50℃で一昼夜乾燥し、揮発性溶媒を除去してアイブロウを得た。
(成分) (%)
1.製造例2のアミノ変性シリコーン処理マイカ 30
2.ポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末 *5 30
3.セリサイト 残量
4.窒化硼素 5
5.酸化チタン被覆ガラス末 *13 1
6.赤色226 1
7.群青 0.1
8.黄酸化鉄 0.5
9.黒酸化鉄 0.1
10.ナイロンパウダー *9 3
11.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.2
12.テトライソステアリン酸ジグリセリル *14 1.5
13.ジメチルポリシロキサン 10
14.トリイソオクタン酸グリセリド 10
15.バラ抽出液 0.01
16.香料 0.1
*13:メタシャイン(MC1080RB)(日本板硝子社製)
*14:コスモール44(日清オイリオグループ社製)
A:成分1〜11を混合する。
B:成分12〜16を均一に混合する。
C:AにBを加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
D:化粧料基材100部に対して、揮発性溶媒60部「IPソルベント1620MU(出光興産社製)」を添加し、混合して流動性を持たせた。
E:Dを金皿に充填後圧縮成型し、70℃で一昼夜乾燥し、揮発性溶媒を除去して頬紅を得た。
(成分) (%)
1.アミノ変性シリコーン処理タルク *15 残量
2.アミノ変性シリコーン処理マイカ *11 10
3.合成金雲母 10
4.雲母チタン 30
5.ポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末 *5 3
6.酸化チタン被覆ガラス末 3
7.赤色202 1
8.黄色4 0.5
9.赤色酸化鉄 0.3
10.黄色酸化鉄 0.1
11.群青 0.5
12.黒酸化鉄 0.1
13.防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 0.2
14.ジイソステアリン酸ジグリセリル *10 2
15.リンゴ酸ジイソステアリル *16 20
16.スクラワン 1
*15:EX−15WA3(ヤマグチマイカ社製)
*16:コスモール222(日清オイリオ社製)
A:成分1〜13を混合する。
B:成分14〜16を均一に混合する。
C:AにBを加えて均一分散し、粉砕後、化粧料基材を得た。
D:化粧料基材100部に対して、揮発性溶媒60部「IPソルベント1620MU(出光興産社製)」を添加し、混合して流動性を持たせた。
E:Dを金皿に充填後圧縮成型し、70℃で一昼夜乾燥し、揮発性溶媒を除去して頬紅を得た。
Claims (4)
- 粉体を主成分とする化粧料基材と溶媒を混合して容器に充填した後、該溶媒を除去することにより得られる固形粉末化粧料において、
該化粧料基材が、次の成分(A)及び(B);
(A)アミノ変性シリコーンで処理した粉体
(B)平均粒子径1〜30μmのポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末
を含有することを特徴とする固形粉末化粧料。 - 前記成分(A)のアミノ変性シリコーンで処理した粉体を1〜95質量%含有することを特徴とする請求項1記載の固形粉末化粧料。
- 前記成分(B)の平均粒子径1〜30μmのポリエチレンテレフタレート微粉砕粉末を0.5〜60質量%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の固形粉末化粧料。
- 前記成分(A)のアミノ変性シリコーンで処理した粉体が、粉体100質量部に対し、アミノ変性シリコーンを0.1〜10質量部で処理するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固形粉末化粧料。
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