JP2014163845A - 体液収集体保持シートの支持キット、体液収集体の保護方法、及び体液収集体の取出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粘着面5aを有する粘着シート5と、粘着面5a上に設けられ、被験者から収集された体液を蓄積した体液収集体3,4と、を有する体液収集体保持シート2を支持するための支持キット1である。支持キット1は、第1シート10と、第2シート20と、を備えている。第1シート10は、体液収集体保持シート2の体液収集体3,4が挿入可能な大きさを有する孔部13,14を備え、粘着面5aが貼付される第1面10a及び該第1面10aとは反対側の第2面10bを有する。第2シート20は、第1シート10の第2面10bに対して孔部13,14を覆うように剥離可能に貼付されている。
【選択図】図1
Description
収集部材を支持部材の粘着面によって被験者の皮膚に貼り付けると、被験者の組織液がゲルに移動し、組織液が経皮的にゲルに収集される。収集部材が所定時間貼り付けられた後、収集部材は皮膚から取り外される。皮膚から取り外された収集部材は、測定装置に設置され、ゲルに含まれる組織液の測定が行われる。
また、本発明の体液収集体の取出方法によれば、保護された体液収集体を適切に取り出すことができる。
図1に示す本実施形態の支持キット1は、後述する体液収集体保持シート2(図2参照)を支持することで体液収集体保持シート2が備える体液収集体3,4を保護するためのものである。
支持キット1は、第1シート10、第2シート20(21,22)、及び第3シート30を備えている。
なお、これら第1シート10、第2シート20(21,22)、及び第3シート30を互いに貼付して一体化したものを支持具100という。支持具100だけで支持キット1を構成してもよいし、支持具100と後述の輸送用袋40とを含めたものを支持キット1としてもよい。
また、第1シート10、第2シート20(21,22)、及び第3シート30は、非常に薄い部材であるので、図面においては、分かりやすくするために、各シート10,20,30の厚さ方向の寸法を膨張して描いている。
第1シート10には、体液収集体3,4が挿入される複数(2個)の孔部(貫通孔)13,14が形成されている。一方の孔部(第1孔部)13には、後述の第1体液収集体3が挿入され、他方の孔部(第2孔部)14には、後述の第2体液収集体4が挿入される。
なお、図示の孔部13,14は、第1シート10の外縁から離れて形成されているが、第1シート10の外縁から面内方に向けて切り欠かれた切欠状のものであってもよく、その形状は特に限定されない。すなわち、孔部13,14は、第1シートの一方の面10a側から他方の面10b側に挿通可能となるものであれば足りる。
第1シート10の貼付面10aに貼付されている第3シート30は、支持キット1の未使用状態においては、貼付面10aを保護する保護シートとして機能し、支持キット1の使用の際には、粘着シート5を貼付可能とすべく第1シート10から剥離される。
第2シート20は、孔部13,14が複数(2個)設けられていることに対応して、複数(2枚)設けられている。複数の第2シート20のうち、一方の第2シート(第1取出シート)21は、第1孔部13を覆うためのものであり、他方の第2シート(第2取出シート)22は、第2孔部14を覆うためのものである。
また、第2シート20は、第1シート10に貼付された体液収集体保持シート2から体液収集体3,4を取り出す際に、体液収集体3,4を取出面10b側において露出させるべく第1シート10から剥離される。
[2.1 体液収取具の全体構成]
図2は、支持キット1によって支持される体液収集体保持シート2を示している。この体液収集体保持シート2は、皮膚上で体液を収集するためのものであり、より具体的には、穿刺具(図示省略)によって皮膚に形成された微細孔から組織液を収集するとともに皮膚上の汗を収集するために用いられる。
第1収集体3及び第2収集体4は、4隅が面取りされた長方形状の粘着シート5の粘着面5a上において当該粘着シート5の長手方向に沿って互いに離間して配設されている。
なお、粘着シート5の粘着面5aには第1収集体3及び第2収集体4を覆うように剥離可能に貼付された剥離シート(図示省略)が設けられている。体液収集体保持シート2の使用時には当該剥離シートを剥離して、図2(a)(b)に示すように第1収集体3及び第2収集体4を露出させる。
第1収集体3は、4隅が面取りされた長方形状を呈しており、微細孔が形成されていない被験者の皮膚S上に配設される。一方、第2収集体4は、円形形状を呈しており、被験者の皮膚Sの微細孔が形成された領域400上に配設される(図2(c)参照)。
本実施の形態では、第1収集体3のサイズは7mm×12mmであり、厚さt1は0.7mmである。また、第2収集体4の直径は10mmであり、厚さt2は0.7mmである。第1収集体3の形状は長方形に限定されるものではなく、円形、正方形など他の形状とすることもできる。また、第2収集体4の形状やサイズは、皮膚Sに形成される微細孔領域400の形状やサイズに合わせて選定することができ、特に限定されるものではない。さらに、第1収集体3および第2収集体4の厚さも特に限定されるものではないが、剥離シートにより覆う必要があることなどから、通常、0.05〜1.5mm程度の範囲で選定される。
第1収集体3および第2収集体4が配設される粘着シート5は、4隅が面取りされた長方形状を呈しており、その片面(第1収集体3および第2収集体4が配設される側の面)は、アクリル系粘着剤などの粘着剤を塗布して形成した粘着層を有する粘着面5aとされている。
粘着シート5の大きさも特に限定されるものではないが、本実施形態では、25mm×50mm程度である。
支持キット1(支持具)100の詳細な構成を、図1及び図3〜図6に基づいて説明する。
第1シート10は、4隅が面取りされた長方形状を呈しており、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂によって作成されている。本実施形態の第1シート10は、透明(無色透明)であるが、透明でなくてもよい。第1シート10は、色を有していてもよいが、この場合、第1シート10の素材自体が色素を含有しているのが好ましく、第1シート10の表面に印刷されたインク層又は第1シート10の表面に貼付されたテープなどの付加的な色彩付与部材が設けられていないのが好ましい。また第1シート10は測定干渉物質を含有していないのが好ましい。
第1シート10が、粘着シート5よりも大きく形成されていることで、第1シート10に粘着シート5が貼付されたときに、孔部13,14の範囲を除いて、粘着シート5の粘着面5a全体を覆うことができる。
第2孔部14のサイズ(開口サイズ)は、第2収集体4を挿入可能なように、第2収集体4のサイズ以上であれば特に限定されないが、第2収集体4のサイズ以上から第2収集体4のサイズの2.5倍以下の範囲が好ましく、さらには第2収集体4のサイズの2倍程度が好ましい。本実施形態では、第2孔部14の直径は14mm程度であり、第2収集体4の直径(10mm)よりも一回り大きくなっている。
なお、第1孔部13及び第2孔部14の並置方向は、長方形状の第1シート10の長辺方向とされている。
取出面10bの剥離性が高いことで、取出シートである第2シート20を容易に剥離させることができる。
したがって、仮に貼付面10aの剥離性が高いと、貼付面10aに貼付された粘着シート5が剥離して脱落しやすくなるが、本実施形態では、貼付面10aの剥離性が低いため、粘着力が低下した粘着シート5であっても、比較的強固に貼付面10aへ貼付することができる。
図3及び図4に示すように、2枚の第2シート21,22は、それぞれ、複数の層211,212,213,214,221,222,223,224を有する積層構造を有している。
他方の第2シート(第2取出シート)は、両面テープ等からなる第1粘着層221、第2収集体4の第2保護シート222、第2マーク(第2マーク層)223、及び第2マーク223の第2保護シート224を、これらの順序で積層することで一体的に構成されている
粘着層211,221は、第2シート21,22を第1シート10の取出面10bに貼付させるためのものである。前述のように、第1シート10の取出面10bは、貼付面10aに比べて剥離性が高いため、第2シート21,22を第1シート10の取出面10bに貼付したときの粘着力は、仮に第1シート10の貼付面10aに貼付したときの粘着力よりも低くなる。
マーク213,223は、第1シート0.01mm程度の薄いテープ材によって構成された色(例えば、黒)付きの部材である。マーク213,223は、第1シート10の孔部13,14の位置を示すためのものである。マーク213,223は、第2シート20が第1シートに貼付されたときに、第1シート10の孔部13,14それぞれの外縁の位置を示すべく、孔部13の外縁形状に沿った大きさと形状とされている。
また、マーク213は、印刷によって形成されていてもよい。
また、マーク213,223は、保護シート212,222,214,224では挟まれているが、第1シート10側に位置する保護シート211,221及び粘着層211,221が透明であるため、マーク213,223は、第1シート10側である第2シート表面21a,22aから視認可能である。さらに、第1シート10も透明であるため、第2シート20が第1シート10の取出面10b側に貼付されていても、第1シート10の貼付面10a側から、マーク213,223を視認可能である。したがって、支持キット1の使用者は、マーク213,223の位置を目印にして、体液収集体保持シート2を第1シート10の貼付面10aの適切な位置に貼付することができる。
なお、図5に示すように、2枚の第2シート21,22は、わずかな隙間51を確保した状態で、第1シート10に貼付される。
粘着層211,221は、第1シート10の孔部13,14に対応した孔部211a,221aを有している。粘着層211,221が孔部211a,221aを有しているのは、第2シート21,22の表面(第1シート10の取出面10bに貼付される側の面)21a,22aに、粘着層211,221以外に、非粘着範囲212a,222aを形成するためである。
これらの非粘着範囲212a,222aは、第1シート10の孔部13,14に対応する範囲に、粘着層211,221が存在しないようにするためのものである。
このため、第2シート21,22を第1シート10から剥離した際に、収集体3,4は粘着シート5に粘着された状態を維持でき、収集体3,4が第2シート21,22側に付着して第2シート21,22とともに外れるおそれが少ない。
つまり、第1シート10第1孔部13に対応する第1粘着層211の第1孔部211aは、第1孔部13の相似形である長方形状に形成されている。第1孔部211aのサイズ(開口サイズ)は、13mm×18mm程度であり、第1孔部13のサイズ(11mm×16mm)よりも一回り大きくなっている。
つまり、孔部211a,221aは、それらの外縁が、孔部13,14の外縁に対して、d=1mm分の孔部211a,221aの外方へ広がって形成されている。
粘着層211,221が保護シート212,222(第2シート21,22)よりも小さくなっているのは、第2シート21,22の表面(第1シート10の取出面10bに貼付される側の面)21a,22aの外縁(一つの短辺)付近に非粘着範囲(第2非粘着範囲)212b、222bを形成するためである。
粘着層211,221は、その外縁が、非粘着範囲212b,222bが形成される短辺を除いて、他の3辺(2つの長辺及び他方の短辺)では、保護シート212,222(第2シート21,22)の外縁と一致するように、保護シート212,222(第2シート21,22)に貼付されている。
また、図5(a)に示すように、第1シート10の取出面10b側には、2枚の第2シート21,22間の隙間51と、第2シート21,22の面取りによって第1シート10を覆っていない部分52と、が生じる。
したがって、第2シート21,22を剥離させる際には、つまみ部となる非粘着範囲212b,222bを、取出面10b面上の第2シート21,22がない範囲51,52において指やピンセットなどの器具でつまんでめくることで、第2シート21,22を容易に剥離させることができる。
第3シート30は、4隅が面取りされた長方形状を呈している。図3に示すように、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂によって形成された基材301と、基材301の第1シート10側の面に形成された粘着層302と、基材301の粘着層303とは反対側の面に形成された表示層303と、を備えている。
粘着層302及び表示層303は、基材301の全面にわたって形成されている。
第3シート30は、剥離位置指示マーク32が付された辺(外縁)以外の他の3辺では、第1シート10の外縁と一致するとともに、剥離位置指示マーク32が付された辺では、第1シート10の外縁よりも(9mmほど)外側に突出するように、第1シート10に貼付されている(図5,6参照)。
また、第2シート21,22は、第3シート30の剥離位置指示マーク32のような剥離位置指示マークを有していないため、この点からも、第3シート30のつまみ部31のほうが、認識容易性が高い。
後述のように、支持キット31の使用の際には、第3シート30のほうが、第2シート21,22よりも先に、第1シート10から剥離される。したがって、先に剥離すべき第3シート30のつまみ部31を目立たせることで、誤って、第2シート21,22が先に剥離されるのを防止することができる。
したがって、この点からも、第3シート30を剥離すべきときに誤って、第2シート20を剥離してしまうことをより確実に防止することができる。
第3シート30のつまみ部31を広くすることで、第3シート30を剥離させるのが第2シート20に比べて容易になり、第3シート30を剥離すべきときに誤って、第2シート20を剥離してしまうことをより確実に防止することができる。
つまり、図1に示すように、第1シート10と第2シート20との粘着状態を「弱粘着(剥離可能な粘着)」というものとすると、第1シート10と第3シート30との粘着状態は、弱粘着よりもさらに弱い「微粘着」ということができる。
例えば、第3シート30の粘着層302の粘着力は、第2シート21,22の粘着層211,221(両面テープ211,221の第1シート10側の粘着剤211c、221cからなる層)の粘着力の1%以下であるのが好ましく、さらには0.5%以下であるのが好ましい。なお、最低限の粘着力を確保するため、第3シート30の粘着層302の粘着力は、第2シート21,22の粘着層211,221(両面テープ211,221の第1シート10側の粘着剤211c、221cからなる層)の粘着力の0.1%以上が好ましく、さらには0.3%以上が好ましい。
[4.1 保護方法(支持方法)]
図7は、皮膚Sから引き剥がされた体液収集体保持シート2(の収集体3,4)を、支持キット1(支持具100)によって保護ないし支持する手順を示している。
なお、図7における使用者は、例えば、体液収集体保持シート2を被験者に貼付する者(病院などのスタッフ)である。
より詳細には、使用者は、マーク213,223を目印にして、孔部13,14と収集体3,4とを位置合わせして、収集体3,4が孔部13,14に入るように、体液収集体保持シート2の粘着シート5の粘着面5aを第1シート10の貼付面10aに貼付する。
つまり、体液収集体保持シート2が第1シート10に貼付されることで、収集体3,4は、粘着シート5と、第1シート10及び第2シート21,22とで包まれた状態になる。これにより、収集体3,4が、乾燥したり、埃等によって汚染されたりすることを防止することができる。つまり、収集体3,4が、第1シート10及び第2シート21,22によって保護ないし保持された状態となる。
また、第1シート10は、粘着シート5よりも大きいため、粘着シート5の粘着面5a全体が第1シート10によって覆われ、粘着シート5の粘着面5aが露出しない状態となって、取扱いが容易となる。
図9は、第1シート10及び第2シート21,22に保持された体液収集体保持シート2(保護状態にある体液収集体保持シート2)から収集体3,4を取り出す手順を示している。
なお、図8における使用者は、収集体3,4に収集された体液の測定のための装置が設置された施設において、収集体3,4を取り出す者である。
取り外された第2収集体14は、測定を行う装置(図示省略)にセットされ、第2収集体14に蓄積された体液(組織液)の測定が行われる。
取り外された第1収集体13は、測定を行う装置(図示省略)にセットされ、第1収集体13に蓄積された体液(汗)の測定が行われる。
また、図10に示すように、2枚の第2シート21,22を両方剥離させてから、収集体3,4を取り外してもよい。
これに対して、本実施形態では、収集体3,4を露出させるために、剥離可能に第1シート10に貼付された第2シート21,22を剥離させるだけでよいため、剥離作業が容易に行える。
しかし、本実施形態では、収集体3,4を粘着シート5から取り外す際において、粘着シート5の粘着面5aが孔部13,14内を除いて、第1シート10によって覆われているため、使用者の指や器具200が粘着シート5の粘着面5aに引っ付いてしまって取り外し工程の作業性が低下することが、防止されている。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、孔部13,14の数は、2個に限定されるものではなく、体液収集体保持シート2における収集体の数に応じて、1個又は3個以上とすることができる。また、第2シート20の数も、孔部13,14の数に応じた変更することができる。なお、第2シート20の数は、孔部13,14の数よりも少なくてもよい。つまり、1枚の第2シート20で複数の孔部13を塞いでもよい。また上記実施の形態では、2枚の第2シート21,22が、わずかな隙間51を確保した状態で、第1シート10に貼付されるが、第1シートとほぼ同じサイズの1枚の第2シートが第1シート10に貼付され、第2シートには、その中心を通るように切れ込み線が入っていてもよい。また、上記実施の形態では、第1マーク、第2マークは、第2シートに付されているが、第1シートに付されていてもよい。
2 体液収集体保持シート
3 第1収集体(体液収集体)
4 第2収集体(体液収集体)
5 粘着シート
5a 粘着面
10 第1シート(支持シート)
10a 第1面(貼付面;非粘着面)
10b 第2面(取出面;非粘着面)
13 第1孔部
14 第2孔部
20 第2シート(取出シート)
21 第1取出シート
21a 表面(取出面に貼付される側の面)
211 第1粘着層(両面テープ)
212a 非粘着範囲
212b 非粘着範囲(第2非粘着範囲)
213 第1マーク
22 第2取出シート
22a 表面(取出面に貼付される側の面)
221 第2粘着層(両面テープ)
222a 非粘着範囲
222b 非粘着範囲(第2非粘着範囲)
223 第2マーク
30 第3シート(保護シート)
31 非粘着範囲(第1非粘着範囲)
40 輸送用袋
100 支持具
S 皮膚
t 第1シートの厚さ
t1 第1収集体の厚さ
t2 第2収集体の厚さ
Claims (22)
- 粘着面を有する粘着シートと、前記粘着面上に設けられ、被験者から収集された体液を蓄積した体液収集体と、を有する体液収集体保持シートを支持するための支持キットであって、
前記体液収集体保持シートの前記体液収集体が挿入可能な大きさを有する孔部を備え、前記粘着面が貼付される第1面及び該第1面とは反対側の第2面を有する第1シートと、
前記第1シートの前記第2面に対して前記孔部を覆うように剥離可能に貼付された第2シートと、
を備える
ことを特徴とする体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第2シートは、前記第1シートの前記第2面に貼付される側の面に粘着層を有し、
前記第1シートの前記第2面は、粘着層を有さない非粘着面として形成されている
請求項1記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1シートは、前記孔部の範囲を除いて、前記第1シートの前記第1面に貼付される前記粘着シートの前記粘着面全体を覆う大きさに形成されている
請求項1又は2記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1シートの前記第1面に対して貼付された第3シートを更に備え、
前記第3シートは、前記孔部を覆うように前記第1シートの前記第1面に対して剥離可能に貼付されている
請求項1〜3のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1シートの前記第1面と前記第3シートとの粘着力は、前記第1シートの前記第2面と前記第2シートとの粘着力よりも低い
請求項4記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1シートの前記第1面及び前記第2面は、いずれも粘着層を有さない非粘着面であり、
前記第1シートの前記第2面は、前記第1シートの前記第1面よりも、剥離性が高い面である
請求項1〜5のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1シートの前記第2面と前記第2シートとの粘着力は、前記第1シートの前記第1面に前記粘着シートの前記粘着面が貼付されたときの前記第1シートの前記第1面と前記粘着シートの前記粘着面との粘着力よりも弱い
請求項1〜6のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第2シートは、前記粘着シートと前記体液収集体との粘着力よりも弱い粘着力で、前記第1シートの前記孔部に挿入された前記体液収集体に接するように前記第1シートに貼付されている
請求項1〜7のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第2シートは、前記第1シートの前記第2面に貼付される側の面に、粘着層を有するとともに、前記第1シートの前記孔部に挿入された前記体液収集体が接する範囲に前記粘着層が形成されていない非粘着範囲を有している
請求項1〜8のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1シートは、前記体液収集体の厚さよりも薄い
請求項1〜9のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第2シートは、前記第1シートの前記第2面に貼付される側の面に、粘着層を有するとともに、前記第1シートの前記第2面に貼付される側の面の外縁の少なくとも一部に前記粘着層が形成されていない非粘着範囲を有している
請求項1〜10のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第3シートは、前記第3シートの外縁の少なくとも一部に前記第1シートに粘着していない第1非粘着範囲を有し、
前記第2シートは、前記第2シートの外縁の少なくとも一部に前記第1シートと粘着していない第2非粘着範囲を有している
請求項4記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1非粘着範囲は、前記第1シートの外縁よりも外側に突出した範囲として形成され、
前記第2非粘着範囲は、前記第1シートの前記第2面と対向しているが前記第2面に粘着していない範囲として形成されている
請求項12記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1非粘着範囲及び前記第2非粘着範囲は、前記支持キットの外縁において互いに対向する位置に形成されている
請求項12又は13記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第1非粘着範囲は、前記第2非粘着範囲よりも広い
請求項12〜14のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記3シートは、前記第3シートの外縁の一部が前記第1シートの外縁よりも外側に突出し、前記第3シートの外縁の残りの部分が前記前記第1シートの外縁にほぼ一致するように、前記第1シートに貼付されている
請求項4、5、及び12〜15のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記支持キットは、前記粘着面上に設けられた複数の前記体液収集体を支持するための支持キットであり、
前記第1シートは、前記複数の体液収集体をそれぞれ挿入するための複数の前記孔部を有し、
前記第1シートの前記第2面には、前記複数の孔部をそれぞれ覆うように複数の前記第2シートが貼付されている
請求項1〜16のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記複数の孔部の形状は、前記複数の孔部それぞれに挿入される前記複数の体液収集体の形状の相似形であり、
前記複数の孔部それぞれに挿入される前記複数の体液収集体の形状が互いに異なっていることに応じて、前記複数の孔部それぞれの形状が異なっている
請求項17記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 前記第2シートは、前記第1シートの前記第2面に貼付される側の面に、前記孔部の位置を示すマークを有し、
前記第1シートは、前記第1面側から前記マークを視認可能に構成されている
請求項1〜18のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 輸送用袋を更に備える
請求項1〜19のいずれか1項に記載の体液収集体保持シートの支持キット。 - 粘着面を有する粘着シートと、前記粘着面上に設けられ、被験者から収集された体液を蓄積した体液収集体と、を有する体液収集体保持シートの体液収集体、を保護する方法であって、
前記体液収集体を挿入可能な大きさを有する孔部を備えた第1シートによって、前記体液収集体の周囲の前記粘着面を覆う状態にするとともに、前記第1シートの前記体液収集体保持シートに対向する面とは反対側の面に剥離可能に貼付された第2シートによって、前記孔部に挿入された前記体液収集体を覆う状態にする工程を含む
ことを特徴とする体液収集体の保護方法。 - 粘着面を有する粘着シートと、前記粘着面上に設けられ、被験者から収集された体液を蓄積した体液収集体と、を有する体液収集体保持シートの体液収集体、の取出方法であって、
前記体液収集体を挿入可能な大きさを有する孔部を備えた第1シートによって、前記体液収集体の周囲の前記粘着面が覆われた状態、かつ、前記第1シートの前記体液収集体保持シートに対向する面とは反対側の面に剥離可能に貼付された第2シートによって、前記孔部に挿入された前記体液収集体が覆われた状態である保護状態において、前記第2シートを前記第1シートから剥離して前記体液収集体を露出させる工程と、
露出した前記体液収集体を、前記粘着シートから取り外す工程と、
を含むことを特徴とする体液収集体の取出方法。
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