JP6757627B2 - 支持体、体液収集セットおよび体液収集方法 - Google Patents

支持体、体液収集セットおよび体液収集方法 Download PDF

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Description

本発明は、体液収集シートを支持する支持体、体液の収集に用いる体液収集セット、並びに、体液を収集するための体液収集方法に関する。
従来、保水性のゲルからなる体液収集体により、経皮的に、組織液や汗等の体液を収集する体液収集シートが知られている。この体液収集シートは、体液収集体と、体液収集体を皮膚に貼り付けるための粘着シートからなっている。体液収集体を皮膚に密着させた状態で体液収集シートが所定時間、皮膚に貼り付けられる。皮膚から組織液を収集する場合は、予め穿刺具によって皮膚に微細な孔が形成され、孔が形成された領域に体液収集体が密着される。所定時間が経過すると、皮膚から体液収集シートが取り外され、測定に供される。
この場合、体液収集シートが取り外されてから測定までに時間を要する場合がある。たとえば、体液の収集場所と測定場所とが離れている場合、取り外された体液収集シートを、日時をかけて運搬する必要がある。このような場合、体液収集体の汚染と乾燥を防ぎつつ体液収集シートを適切に支持する手段が必要となる。
以下の特許文献1には、体液収集シートを支持する支持キットが記載されている。ここでは、図17(a)、(b)に示すように、皮膚に貼り付けられた体液収集体保持シート600が、皮膚から取り外されて、支持シート700の貼付面700aに貼り付けられる。使用者は、体液収集体保持シート600の収集体601、602が支持シート700の孔部701、702に入るように、体液収集体保持シート600の粘着面を支持シート700の貼付面700aに貼付する。
特開2014−163845号公報
上記特許文献1の支持キットでは、作業者が皮膚から体液収集シートを直接手指で引き剥がして支持シートに貼り付けるといった作業が必要となる。この作業は、体液収集体が汚染されないように、慎重かつ繊細に行われる必要がある。このため、体液収集シートを支持シートに設置する作業は、通常、医師等の医療従事者により行われていた。
かかる課題に鑑み、本発明は、医師等の医療従事者でなくとも体液収集シートを容易に支持させることが可能な支持体、当該支持体と体液収集シートとを含む体液収集セット、および体液収集方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、皮膚との接触が維持された状態で体液を収集する体液収集シートを、体液収集後に皮膚から引き離すとともに支持する支持体に関する。本態様に係る支持体は、前記体液収集シートよりも粘着力が強い粘着面を有し、前記粘着面により前記体液収集シートを粘着して前記皮膚から前記体液収集シートを引き剥がすための第1シートと、前記体液収集シートを前記第1シートにより皮膚から引き剥がした後に前記粘着面に重ねられる第2シートと、を備える。
本態様に係る支持体によれば、体液の収集が終了した後、第1シートの粘着面を体液収集シートに貼り付けて、第1シートを皮膚から離間させることにより、皮膚から体液収集シートを引き剥がすことができる。また、こうして体液収集シートを引き剥がした後、第1シートの粘着面に第2シートを重ねて粘着させることにより、体液収集シートを第1シートと第2シートの間に支持させることができる。
このように、本態様に係る支持体によれば、作業者は、体液収集シートに直接触れることなく、第1シートを用いた簡便な操作により、体液収集シートを第1シートおよび第2シートに支持させることができる。よって、医師等の医療従事者でなくとも体液収集シートを容易に第1シートと第2シートに支持させることができる。
なお、第1シートの粘着面は、皮膚から体液収集シートを引き剥がすことが可能な粘着力を有していればよい。
第1の態様において、前記体液収集シートは、皮膚に粘着して体液を収集する体液収集体を備え得る。この場合、前記第2シートは、前記第1シートに重ねられた場合に前記体液収集体が位置づけられる領域に設けられ、前記第2シートを貫通する孔と、前記第1シートに重ねられる前記第2シートの面と反対側の面に剥離可能に設置され、前記反対側の面から前記孔を塞ぐ剥離部材と、を備え得る。こうすると、剥離部材を剥離するといった簡易な作業により、体液収集体を外部に露出させ得る。よって、体液収集体をより簡便に測定に供することができる。
また、前記第2シートは、前記粘着面と折り重なり可能に、前記第1シートと一体的に設けられることが好ましい。こうすると、第1シートの粘着面を体液収集シートに粘着させて体液収集シートを皮膚から引き離した後、第2シートを第1シートに折り重ねるといった極めて簡便な作業により、体液収集シートを第1シートと第2シートの間に支持させ得る。
この場合、支持体は、前記第1シートと前記第2シートとの境界に設けられた切り込み部をさらに備えるよう構成され得る。こうすると、第2シートが所定の位置で折り曲げやすくなるため、第2シートを第1シートの粘着面に容易に折り重ね得る。
第1の態様に係る支持体において、前記第1シートの粘着面の面積は、前記体液収集シートの面積より大きく設定され得る。こうすると、前記第1シートの粘着面に体液収集シートを粘着させた状態において、第2シートを第1シートの粘着面に適切に粘着させ得る。
第1の態様において、前記体液収集シートは、皮膚に粘着して体液を収集する体液収集体を備え得る。この場合、前記第1シートは、透明または半透明に形成され、前記体液収集体を位置付けるべき領域を示すマーカを備える構成とされ得る。こうすると、作業者は、第1シートを通して皮膚上の体液収集体の位置を確認しながら、マーカで示された所定の領域に体液収集体が位置付けられるように、第1シートを体液収集シートに貼り付けることができる。
第1の態様に係る支持体は、前記第2シートに一体的に形成され、前記第2シートと折り重なり可能な第3シートをさらに備える構成とされ得る。この構成によれば、使用前の状態において第3シートを第2シートに折り重ねておくことで、第2シートを清潔に保護できる。
この場合、支持体は、前記第2シートと前記第3シートとの境界に設けられた切り込み部をさらに備える構成とされ得る。こうすると、第3シートが所定の位置で折り曲げやすくなるため、第3シートを第2シートから容易に引き離し得る。
また、前記第3シートは、前記第2シートに粘着するための粘着面を有するよう構成され得る。こうすると、第3シートが第2シートから不所望に乖離することがないため、第3シートで第2シートの被粘着面をより確実に保護できる。
なお、第3シートの粘着面は、第2シートからの乖離を抑止でき、且つ、作業者が第3シートを第2シートから容易に引き剥がし得る程度の、弱粘着性の粘着面であることが好ましい。
たとえば、前記第3シートの粘着面の粘着力は、前記第1シートの粘着面の粘着力より弱いことが好ましい。こうすると、第3シートを第2シートから容易に剥離できる。
使用前の状態において、支持体は、前記第3シートが前記第2シートに折り重ねられ、さらに、前記第1シートが前記第3シートに折り重ねられた状態とされ得る。こうすると、最初に用いる第1シートが支持体の最も外側に位置付けられるため、第1シートから剥離して、体液収集シートの支持を円滑に進めることができる。
この場合、前記第3シートは、前記第3シートの粘着面と反対側の面が非粘着性の面であることが好ましい。こうすると、第2シートの被粘着面に折り重ねられた第3シートの背面から第1シートを容易に剥離できる。
また、前記第1シートは、前記第3シートの前記粘着面と反対側の面に前記第1シートの粘着面が重ねられて粘着された状態において、前記第3シートと前記第2シートとからなる輪郭の側縁から突出する鍔部を備える構成とされ得る。こうすると、作業者は、鍔部を把持して、より簡便に、第1シートを第3シートから剥がすことができる。
また、前記第3シートは、前記第2シートに前記第3シートが重ねられて粘着された状態において、前記第2シートの側縁から突出する鍔部を備える構成とされ得る。こうすると、作業者は、鍔部を把持して、より簡便に、第3シートを第2シートから剥離できる。
本発明の第2の態様は、体液収集セットに関する。本態様に係る体液収集セットは、皮膚との接触が維持された状態で体液を収集する体液収集シートと、前記体液収集シートよりも粘着力が強い粘着面を有し、前記粘着面により前記体液収集シートを粘着して前記皮膚から前記体液収集シートを引き剥がすための第1シートと、前記体液収集シートを前記第1シートにより皮膚から引き離した後に前記第1シートに粘着される第2シートと、を備える。
本態様に係る体液収集セットによれば、体液の収集が終了した後、第1シートの粘着面を体液収集シートに貼り付けて、第1シートを皮膚から離間させることにより、皮膚から体液収集シートを引き剥がすことができる。また、こうして体液収集シートを引き剥がした後、第1シートの粘着面に第2シートを重ねて粘着させることにより、体液収集シートを第1シートと第2シートの間に支持させることができる。
このように、本態様に係る体液収集セットによれば、作業者は、体液収集シートに直接触れることなく、第1シートを用いた簡便な操作により、体液収集シートを第1シートおよび第2シートに支持させることができる。よって、医師等の医療従事者でなくとも体液収集シートを容易に第1シートと第2シートに支持させることができる。
なお、第1シートの粘着面は、皮膚から体液収集シートを引き剥がすことが可能な粘着力を有していればよい。
本態様に係る体液収集セットにおいて、前記体液収集シートは、体液を収集する体液収集体と、前記体液収集体を皮膚に接触させるための粘着シートと、を備え得る。
この場合、前記体液収集シートは、組織液を収集する第1体液収集体と、汗を収集する第2体液収集体とを備え得る。こうすると、同じ患者の皮膚から組織液と汗の両方を収集できる。
また、本態様に係る体液収集セットにおいて、前記第1シートの粘着面の粘着力は、前記粘着シートの粘着力より強く調整され得る。こうすると、第1シートを用いて、より確実に、皮膚から体液収集シートを引き剥がすことができる。
また、体液収集セットは、前記体液収集シートにより体液を収集するために前記皮膚に微細な孔を形成するための穿刺具を、さらに備え得る。これにより、作業者は、穿刺具を用いて、皮膚に微細な孔を形成して皮膚から組織液を収集できる。
本発明の第3の態様は、皮膚との接触が維持された状態で体液を収集する体液収集シートを用いて体液を収集した後、体液収集シートを皮膚から引き離して支持体で支持する体液収集方法に関する。ここで、前記支持体は、前記体液収集シートよりも粘着力が強い粘着面を有する第1シートと、前記粘着面に粘着される第2シートとを備える。本態様に係る体液収集方法は、前記体液収集シートに前記第1シートの粘着面を粘着させて前記体液収集シートを前記皮膚から引き剥がす工程と、前記第1シートの前記粘着面に前記第2シートを折り重ねて、前記第1シートと前記第2シートとの間に前記体液収集シートを支持する工程と、を有する。
本態様に係る体液収集方法によれば、第1の態様と同様、作業者は、簡便な作業により、皮膚から体液を収集した体液収集シートを第1シートおよび第2シートに支持させることができる。よって、医師等の医療従事者でなくとも体液収集シートを容易に支持させることができる。
本態様に係る体液収集方法において、前記第2シートは、前記粘着面と折り重なり可能に、前記第1シートと一体的に設けられ得る。この場合、前記体液収集シートを支持する工程では、前記第1シートの粘着面に前記第2シートを折り重ねて、前記第2シートを前記粘着面に粘着させる作業が行われる。こうすると、第1シートの粘着面を体液収集シートに粘着させて体液収集シートを皮膚から引き離した後、第2シートを第1シートに折り重ねるといった極めて簡便な作業により、体液収集シートを第1シートと第2シートの間に支持させ得る。
本態様に係る体液収集方法では、前記第1シートの粘着面が粘着される前記第2シートの被粘着面に剥離可能に第3シートが設置されていることが好ましい。こうすると、体液収集シートが接触し得る第2シートの被粘着面を、第3シートによって清潔に保護でき、体液収集シートの汚染を防止できる。
この場合、前記体液収集シートを支持する工程の前に、前記第3シートを前記第2シートから剥離させることが好ましい。また、前記体液収集シートを支持する工程では、前記第3シートを前記第2シートから剥離させた状態で、前記第1シートの粘着面に前記第2シートを重ねて、前記第1シートと前記第2シートとの間に前記体液収集シートを支持させることが好ましい。こうすると、第2シートを第1シートに重ねる直前まで、第2シートの被粘着面が第3シートで保護されているため、作業者は、体液収集シートを汚染なく、簡便かつ円滑に、第1シートと第2シートに支持させ得る。
また、前記第3シートは、前記第1シートの粘着面が重ねられる前記第2シートの被粘着面に折り重ね可能に第2シートに一体的に設けられ、体液収集方法は、前記体液収集シートを支持する工程において前記第1シートの粘着面に前記第2シートを重ねた後、前記第3シートを前記第1シートの前記粘着面と反対側の面に折り重ねる工程をさらに含み得る。こうすると、こうすると、体液収集シートを支持した後に、第2シートが第1シートから剥がれることを抑止でき、体液支持シートを、より確実且つ安定的に、支持体に支持させることができる。
本発明によれば、医師等の医療従事者でなくとも体液収集シートを支持体に容易に支持させ得る。
図1(a)〜(c)は、実施形態1に係る体液収集セットの基本構成と使用方法を示す概念図である。 図2(a)、(b)は、それぞれ、実施形態1に係る支持体の具体的構成例を示す平面図である。図2(a)は、展開された状態の支持体を上側から見た図であり、図2(b)は、展開された状態の支持体を下側から見た図である。 図3(aは、実施形態1に係る支持体の各シートの生成方法を模式的に示す平面図および側面図である。図3(b)は、実施形態1に係る支持体の層構造を模式的に示す平面図である。 図4(a)、(b)は、実施形態1に係る使用前の支持体を生成する場合の各シートの折り重ね過程を示す平面図である。 図5(a)は、実施形態1に係る使用前の支持体の最終形態を示す平面図である。図5(b)は、実施形態1に係る使用前の支持体の最終形態を側方から見たときの状態を模式的に示す図である。 図6(a)は、実施形態1に係る体液収集シートの構成を模式的に示す平面図および側面図である。図6(b)は、実施形態1に係る体液収集シートの層構造を模式的に示す平面図である。 図7(a)は、実施形態1に係る穿刺具の構成および使用方法を模式的に示す側面図である。図7(b)は、実施形態1に係る穿刺具により皮膚に孔が形成された状態を模式的に示す図である。 図8は、実施形態1に係る体液収集方法を示すフローチャートである。 図9(a)、(b)は、実施形態1に係る支持体に体液収集シートを支持させる場合のシートの展開過程を示す平面図である。 図10(a)、(b)は、実施形態1に係る第1シートを体液収集シートに貼り付ける工程を説明する平面図である。 図11(a)は、実施形態1に係る支持体に体液収集シートを支持させる場合のシートの展開過程を示す平面図である。図11(b)は、実施形態1に係る支持体に体液収集シートを支持させる場合のシートの展開過程を示す平面図である。 図12(a)、(b)は、実施形態1に係る支持体に体液収集シートを支持させる場合のシートの折り重ね過程を示す平面図である。 図13(a)、(b)は、実施形態1に係る体液収集シートを支持した支持体を袋に収容する過程を示す平面図である。 図14(a)、(b)は、実施形態1に係る体液収集シートを支持した支持体を測定に供する場合の剥離部材の剥離過程を示す平面図である。 図15(a)は、実施形態2に係る支持体の構成を模式的に示す平面図である。図15(b)は、実施形態2に係る使用前の支持体を生成する場合の各シートの折り重ね過程を示す平面図である。 図16(a)、(b)は、実施形態2に係る支持体に体液収集シートを支持させる場合のシートの折り重ね過程を示す平面図である。 図17(a)、(b)は、先行文献に記載された支持体の構成を示す図である。
<実施形態1>
実施形態1の支持体は、組織液と汗とを経皮的に収集する体液収集シートを支持する。体液収集シートには、組織液と汗をそれぞれ経皮的に収集するゲル状の2つの体液収集体が設置されている。収集された組織液は、血糖値の測定に用いられる。汗は、測定値の補正に用いられる。体液収集シートに設けられる体液収集体の数は、2つに限らず、1つまたは3つ以上でもよい。
図1(a)〜(c)に示すように、支持体1は、第1シート10と、第2シート20とからなっている。平面視において、第1シート10と第2シート20は、互いに同じ大きさの長方形の輪郭を有する。第1シート10と第2シート20の形状は、長方形に限らず、丸や楕円など他の形状であってもよい。また、第1シート10と第2シート20の大きさは、必ずしも同じでなくてもよい。第2シート20は、第1シート10に粘着された体液収集シート30上の第1体液収集体32および第2体液収集体33の両方を覆って第1シート10に粘着され得る広さであればよい。
第1シート10は、薄い基材11の下面に粘着面12が形成された構成となっている。基材11は、たとえば、ポリエチレンテレフタレート等の可撓性かつ透明の樹脂材料からなっている。基材11および粘着面12は、皮膚40に貼り付けられた体液収集シート30を、上方から第1シート10を通して視認可能なように、透明または半透明の材料からなることが好ましい。これにより、第1シート10の粘着面12上の所定位置に第1体液収集体32および第2体液収集体33をそれぞれ位置付けながら、第1シート10を体液収集シート30に貼り付けることができる。
第1シート10の粘着面12は、粘着面12を体液収集シート30に貼り付けて皮膚40から離間させることにより、皮膚40から体液収集シート30を引き剥がすことが可能な粘着力を有していればよい。たとえば、粘着面12の粘着力は、体液収集シート30を構成する粘着シート31の粘着力も強く設定される。こうすると、粘着シート31の上面に粘着面12が粘着された場合の粘着力が、粘着シート31の下面に形成された粘着面34と皮膚40と間の粘着力より大きくなる。これにより、第1シート10の粘着面12を粘着シート31の上面に粘着させた状態で第1シート10を皮膚40から引き離すことにより、皮膚40から体液収集シート30を円滑に引き剥がすことができる。
第2シート20は、薄い基材21の上面に保護フィルム22が貼られた構成である。基材21は、たとえば、第1シート10の基材11と同様の材料で形成される。保護フィルム22は、基材21の上面を汚染から保護するためのものである。基材21から保護フィルム22を容易に剥がせるよう、保護フィルム22の下面は、弱粘性の粘着面となっている。さらに、基材21の上面に、シリコンコーティング等の離型処理を施して、保護フィルム22を容易に剥がせるようにしてもよい。
体液収集シート30は、粘着シート31と、第1体液収集体32および第2体液収集体33とを備える。粘着シート31の下面は、粘着面34となっている。粘着シート31は、平面視において、第1シート10よりも数段小さい長方形の輪郭を有する。粘着面34の下面に、第1体液収集体32と第2体液収集体33が設置されている。第1体液収集体32は組織液の収集に用いられ、第2体液収集体33は汗の収集に用いられる。粘着シート31は、たとえば、ポリエチレンテレフタレート等の可撓性かつ透明の樹脂材料からなっている。粘着シート31および粘着面34は、粘着面34を皮膚40に貼り付けた状態において、粘着シート31を通して上方から第1体液収集体32および第2体液収集体33を視認できるよう、透明または半透明の材料からなることが好ましい。
体液を収集する場合、作業者は、まず、図示しない穿刺具によって、皮膚に多数の微細な孔を形成する。次に、作業者は、図1(a)に示すように、孔が形成された領域に第1体液収集体32が接するように、体液収集シート30を皮膚40に貼り付ける。その後、体液収集に必要な時間が経過した後、作業者は、図1(b)に示すように、第1シート10の粘着面12を、粘着シート31の上面に貼り付ける。そして、作業者は、第1シート10を皮膚40から離間させて、第1シート10とともに体液収集シート30を皮膚40から引き剥がす。
次に、作業者は、第2シート20から保護フィルム22を剥がす。第2シート20から保護フィルム22を剥がす作業は、第1シート10を体液収集シート30に貼りつける前に行ってもよく、あるいは、第1シート10を体液収集シート30に貼りつけた後、第1シート10を皮膚40から離間させる前に行ってもよい。そして、作業者は、図1(c)に示すように、体液収集シート30が貼り付いた第1シート10を第2シート20の上面に重ねる。これにより、第1シート10の粘着面12が第2シート20の上面に貼り付き、体液収集シート30が第1シート10と第2シート20に挟まれて支持される。
図1(c)の状態では、体液収集シート30の周囲の全ての領域において、粘着面12が第2シート20の上面に粘着する。したがって、体液収集シート30は、第1シート10と第2シート20との間に密封される。
図1(a)〜(c)の工程によると、作業者は、小さな体液収集シート30に直接触れることなく、より大きい第1シート10に対する操作により、体液収集シート30を皮膚40から引き剥がすことができる。したがって、皮膚40から体液収集シート30を引き剥がす作業において、第1体液収集体32および第2体液収集体33が汚染されることがない。よって、医師等の医療従事者でなくとも体液収集シート30を汚染なく容易に支持体1に支持させることができ、たとえば、家庭においても、体液の収集作業と、支持体1を用いた体液収集シート30の支持作業が可能となる。
なお、第1シート10と第2シート20は、必ずしも、別体でなくてもよい。第1シート10を第2シート20に折り重ねることが可能に、第1シート10と第2シート20が一体化されていてもよい。
<具体的構成例>
図2(a)〜図13(b)を参照して、支持体100の具体的構成例と、体液収集シート200を用いた体液収集方法および支持体100に対する体液収集シート200の支持方法について説明する。各図には、互いに直交するX、Y、Z軸が付記されている。支持体100を展開した状態において、Z軸正側の面が上面であり、Z軸負側の面が下面である。
本構成例では、図2(a)、(b)に示す支持体100と、図6(a)、(b)に示す体液収集シート200とによって体液収集セットが構成される。また、体液収集セットは、支持体100と、体液収集シート200とともに、図7(a)に示す穿刺具300を含み得る。
図2(a)、(b)に示すように、支持体100は、第1シート110と、第2シート120と、第3シート130とを備えている。第1シート110および第2シート120は、それぞれ、図1(a)〜(c)に示した第1シート10および第2シート20に対応する。第3シート130は、第2シート120の上面120a、すなわち、第1シート110の粘着面112が粘着される被粘着面を汚染から保護するためのものであり、図1(a)〜(c)の保護フィルム22に対応する。
第1シート110は、Y軸方向に延びる接続部101によって、第2シート120に一体化されている。接続部101を貫通する切り込み102が、接続部101に沿って、一定間隔で設けられている。これにより、第1シート110は、第2シート120に容易に折り重ね可能に、第2シート120に一体化されている。
第3シート130は、Y軸方向に延びる2つの接続部103によって、第2シート120に一体化されている。接続部103を貫通する切り込み104が、接続部103に沿って、一定間隔で設けられている。これにより、第3シート130は、第2シート120に容易に折り重ね可能に、第2シート120に一体化されている。
第1シート110のX軸負側の端部の中央に、X軸負側に突出する鍔部111が形成されている。後述のように、鍔部111は、第1シート110を第3シート130の下面130bから剥がす際に、作業者によって把持される。鍔部111の位置は、図2(a)、(b)の位置に限られるものではなく、たとえば、第1シート110のY軸正側の端部であってもよい。鍔部111を除くと、第1シート110は、長方形の角が丸められた輪郭を有する。第1シート110は、Y軸方向に対称な輪郭を有する。
第1シート110の上面110aには、所定幅の粘着面112が形成されている。粘着面112の形成領域は、体液収集シート200(図6(a)参照)の接着領域112aよりも数段広くなっている。粘着面112の広さは、粘着面12に体液収集シート200が粘着した状態において、粘着面12に第2シート120が粘着可能であれば、他の広さであってもよい。粘着面112の広さは、第1シート110が第2シート120の上面に折り重ねられた場合に、体液収集シート200の全周において粘着面12が第2シート20の上面に粘着して、体液収集シート200を密封できる広さであることが好ましい。たとえば、粘着面112が、鍔部111を除いた上面110aの領域に形成されてもよい。
粘着面112の粘着力は、図1(a)〜(c)の粘着面12と同様、皮膚400から体液収集シート200を引き剥がすことが可能な粘着力となっている。粘着面112の粘着力は、体液収集シート200の粘着シート201の粘着力より強く設定され得る。
第1シート110の上面110aには、さらに、円弧状の枠からなるマーカ113と、矩形状の枠からなるマーカ114が配置されている。マーカ113は、体液収集シート200の第1体液収集体203の配置位置を示し、マーカ114は、体液収集シート200の第2体液収集体204の配置位置を示す。マーカ113、114で囲まれた領域が、それぞれ、第1体液収集体203および第2体液収集体204(図6(a)参照)の配置位置である。マーカ113、114で囲まれた領域は、第1体液収集体203および第2体液収集体204よりも広い。第1シート110の下面110bは、何も設けられない平坦な面となっている。
第1シート110は、マーカ114の位置を除いて、Z軸正側からZ軸負側を視認可能となっている。マーカ114の位置を除く第1シート110の領域は、無色透明である。マーカ114の位置を除く第1シート110の領域が、有色であってもよく、また、半透明であってもよい。マーカ113、114の色は、たとえば、黒である。マーカ113、114を視認できれば、マーカ113、114が、黒以外の色であってもよく、また、透明または半透明であってもよい。
第2シート120は、長方形の角を丸めた輪郭を有する。第2シート120は、鍔部111を除いた第1シート110と同じ形状および大きさである。第1シート110を第2シート120の上面120aに折り重ねると、鍔部111を除いた第1シート110と、第2シート120とが完全に重なりあう。第2シート120は、必ずしも、第1シート110と同じ形状、大きさでなくてもよい。第1シート110の粘着面112が第2シート120の上面120aに折り重なって粘着することにより、体液収集シート200が第1シート110と第2シート120とに挟まれて支持されれば、第2シート120が他の形状、大きさであってもよい。
第2シート120には、Z軸方向に貫通する孔121、122が形成されている。孔121、122は、下面120bに粘着された剥離部材123、124によって、Z軸負側が塞がれている。孔121、122は、第1シート110が第2シート120の上面120aに折り重なった場合に、マーカ113、114に囲まれた領域が対向する位置に形成されている。孔121、122の形状および広さは、マーカ113、114に囲まれた領域の形状および広さと略同じである。孔121、122が、マーカ113、114に囲まれた領域よりもやや広くてもよい。
第2シート120の上面120aには、全領域に、シリコンコーティング等の離型処理が施されている。離型処理が施された領域は、必ずしも、第2シート120の上面120aの全領域でなくてもよく、第3シート130が第2シート120の上面120aに折り重ねられた場合に、第3シート130の粘着面132が接する領域に制限されてもよい。
第2シート120の下面120bには、シート状の剥離部材123、124が、剥離可能に粘着されている。上記のように、剥離部材123、124は、それぞれ、孔121、122をZ軸負側から塞いでいる。剥離部材123、124のZ軸正側の面には、孔121、122に対応する位置に、孔121、122と同じ形状、大きさの凹部123a、124aが形成されている。これにより、孔121、122の領域は、孔121、122の深さよりも深い収容部となっている。後述のように、剥離部材123、124は、測定の際に、第2シート120の下面120bから剥がされる。
第3シート130には、Y軸正側且つX軸正側の角の位置と、Y軸負側且つX軸正側の角の位置に、それぞれ、Y軸正側およびY軸負側に突出する2つの鍔部131が形成されている。後述のように、鍔部131は、第3シート130を第2シート120の上面120aから剥がす際に、作業者によって把持される。鍔部131の位置は、図2(a)、(b)の位置に限られるものではなく、たとえば、第3シート130のX軸正側の端部であってもよい。鍔部131を除くと、第3シート130は、長方形の角が丸められた輪郭を有する。第3シート130は、Y軸方向に対称な輪郭を有する。
第3シート130のY軸方向の幅は、第2シート120のY軸方向の幅と同じである。第3シート130のX軸方向の幅は、第2シート120のX軸方向の幅よりもやや小さい。第1シート110を第2シート120に折り重ねた場合に接着領域112aが接触する第2シート120の領域を覆うことができれば、第3シート130が他の形状および大きさであってもよい。
第3シート130の上面110aには、所定幅の粘着面132が形成されている。粘着面132の広さは、第3シート130を第2シート120の上面に折り重ねた状態において、第2シート120に対する第3シート130の粘着状態を維持できれば、他の広さであってもよい。たとえば、粘着面112が、第3シート130の上面110aの全領域に形成されてもよい。
粘着面132は、第3シート130を第2シート120の上面120aに仮留めするためのものである。第3シート130の粘着面132は、第2シート120に第3シート130を仮留めでき、且つ、第3シート130を第2シート120から容易に剥離できる程度の、弱粘着性の粘着面であることが好ましい。少なくとも、粘着面132の粘着力は、第1シート110の粘着面112の粘着力より弱くなっている。第3シート130に粘着面132を形成する形態に代えて、第2シート120の上面120aに、第3シート130を仮留めするための、弱粘着性の粘着面を形成してもよい。何れの場合も、第2シート120の上面は、後述のように、体液収集シート200の第1体液収集体203および第2体液収集体204側の面が接するため、粘着面を構成する材料として、第1体液収集体203および第2体液収集体204の測定に影響を及ぼさない材料を選択する必要がある。このような材料として、たとえば、ウレタン系の材料を用いることができる。
第3シート130のX軸負側の端部には、切欠き133が形成されている。切欠き133は、後述のように、第1シート110を第2シート120の上面120aに折り重ねた後に、第3シート130を第1シート110の下面110bに折り重ねる際に、第1シート110の鍔部111を通すためのものである。
第3シート130の下面130bには、全領域に、シリコンコーティング等の離型処理が施されている。離型処理が施された領域は、必ずしも、第3シート130の下面130bの全領域でなくてもよく、第1シート110が第3シート130の下面130bに折り重ねられた場合に、第1シート110の粘着面112が接する領域に制限してもよい。
次に、図3(a)、(b)を参照して、支持体100の生成方法について説明する。図3(a)の下段には、図3(a)上段に示す支持体100の破線で区切られた領域を構成する部材がZ軸方向に分離して示されている。
図3(a)に示すように、支持体100は、基材51と、部材52、55と、両面テープ53、54、56と、を備える。基材51は、ポリエチレンテレフタレート等の透明で可撓性を有する材料で構成されている。両面テープ53、54、56は何れも透明である。両面テープ54、56は、透明でなくてもよい。両面テープ53は、半透明でもよい。
平面視において、基材51は、支持体100と同一の形状および大きさである。部材52は、マーカ113、114を構成する。両面テープ53の上面が、粘着面112を構成する。部材52の上側から両面テープ53が基材51に貼り付けられる。これにより、図3(b)に示すように、部材52が基材51に固定される。こうして、第1シート110の上面110aに、粘着面112とマーカ113、114が配置される。
部材55と両面テープ54とが一体となって、図2(b)の剥離部材123が構成される。両面テープ54は、部材55を基材51の下面に剥離可能に貼り付けためのものである。両面テープ54のY軸方向の幅は、部材55と同一で、両面テープ54のX軸方向の幅は、部材55よりも小さい。両面テープ54は、孔121に対応する位置に、上下に貫通する孔54aを有する。孔54aは、図2(b)の凹部123aを構成する。X軸正側の端が揃えられるようにして、両面テープ54の下面が部材55に貼り付けられる。さらに、図3(b)に示すように、両面テープ54の上面が基材51の下面に貼り付けられる。こうして、第2シート120の下面120b(図2(b)参照)に、剥離部材123が配置される。
図3(b)に示すように、部材55は、X軸負側の端部が両面テープ54からはみ出している。作業者は、この部分に指や爪を掛けることにより、部材55、すなわち、剥離部材123を容易に剥がすことができる。両面テープ54と部材55との間の粘着力は、両面テープ54と基材51との粘着力よりも大きくなっている。このため、部材55を剥がすと、両面テープ54は、部材55の上面に残って、基材51の下面から剥がされる。
なお、基材51の下面には、さらに、図2(b)の剥離部材124の配置領域にも、剥離部材124を構成する両面テープと部材が装着される。この両面テープには、孔122に対応する形状の孔が形成される。剥離部材124を構成する両面テープおよび部材のその他の構成は、両面テープ54と部材55と同様である。
両面テープ56は、第3シート130の粘着面132と同様の形状および大きさである。両面テープ56の上面が、第3シート130の粘着面132を構成する。図3(b)に示すように、両面テープ56の下面が基材51の下面に貼り付けられる。こうして、第3シート130の上面130aに、粘着面132が配置される。
次に、図4(a)〜図5(b)を参照して、上記構成を有する支持体100の使用前の折り畳み形態について説明する。
まず、支持体100は、図4(a)に示す展開状態から、第3シート130が第2シート120の上面に折り重ねられる。このとき、支持体100は、接続部103の位置で折り曲げられる。これにより、第3シート130の上面130aに形成された粘着面132が第2シート120の上面120aに粘着する。こうして、支持体100は、図4(b)の状態となる。この状態において、鍔部131が、第2シート120の側縁から突出している。
第3シート130は、粘着面132により第2シート120に粘着するため、第3シート130が第2シート120から不所望に乖離することがない。このため、第3シート130で第2シート120の上面120aをより確実に保護できる。
次に、第1シート110が、第2シート120に折り重ねられた第3シート130の下面130bに折り重ねられる。このとき、支持体100は、接続部101の位置で折り曲げられる。これにより、第1シート110の上面110aに形成された粘着面112が第3シート130の下面130bに粘着する。こうして、支持体100は、図5(a)に示す状態となる。この状態において、鍔部111が、第2シート120と第3シート130とからなる輪郭の側縁から突出している。図5(a)の状態は、支持体100の使用前の最終形態である。
図5(b)に模式的に示すように、使用前の最終形態では、第1シート110が最も外側にある。このため、使用前の最終形態では、第1シート110、第2シート120および第3シート130のうち、第1シート110のみが展開可能である。支持体100の展開順は、1番目が第1シート110で、2番目が第3シート130となる。
後述のように、体液収集シート200を支持体100に支持させる場合、最初に第1シート110を用いて体液収集シート200を皮膚400から引き剥がす作業が行われ、次に、第1シート110を第2シート120の上面120aに重ねる作業が行われる。よって、図5(b)に示すように各シートを重ねておくことにより、作業者は、必ず、最初に用いる第1シート110から展開するため、シートの剥離順を間違えることなく、円滑に、体液収集シート200を支持体100に支持させることができる。
次に、図6(a)、(b)を参照して、体液収集シート200の構成について説明する。図6(a)の下段には、図6(a)上段に示す体液収集シート200の破線で区切られた領域を構成する部材がZ軸方向に分離して示されている。
図6(a)の上段に示すように、体液収集シート200は、粘着シート201と、粘着シート201の一方の面に形成された粘着面202と、粘着面202に設置された第1体液収集体203および第2体液収集体204とからなっている。粘着シート201は、長方形の角を丸めた輪郭を有する。粘着シート201は、半透明の柔軟なテープ状部材である。粘着面202は、粘着シート201の一方の面の全領域に形成されている。粘着シート201の他方の面には、粘着面が形成されていない。
第1体液収集体203は、経皮的に組織液を収集するゲルである。第2体液収集体204は、経皮的に汗を収集するゲルである。第1体液収集体203と第2体液収集体204は、粘着シート201の長手方向に直線状に並ぶように配置されている。第1体液収集体203と第2体液収集体204とを粘着シート201に設置することにより、患者から、組織液と汗の両方を同時に取得できる。
図6(a)の下段に示すように、体液収集シート200の粘着シート201は、基材61と、両面テープ62とからなっている。基材61は、半透明のテープ状部材である。基材61は、透明な部材からなっていてもよい。両面テープ62は半透明である。両面テープ62は、透明であってもよい。図6(b)に示すように、基材61の上面に両面テープ62が貼り付けられ、さらに、両面テープ62の上面に、第1体液収集体203と第2体液収集体204が設置される。両面テープ62の上面が、粘着面202を構成する。
図3(a)に示す第1シート110の粘着面112は、粘着シート201の粘着面202と反対側の面に粘着面112が貼り付けられた場合の粘着力が、粘着シート201の粘着面202が皮膚400に貼り付けられた場合の粘着力よりも大きくなるよう形成されている。第1シート110の粘着面112の粘着力は、粘着シート201の粘着面202の粘着力より強い。
次に、図7(a)を参照して、穿刺具300の構成について説明する。
穿刺具300は、円筒状の本体301と、本体301の上端から突出したボタン302と、本体301の下端から突出した円筒状の枠部303と、枠部303内に収容された穿刺針304と、ボタン302の押し込みに応じて穿刺針304を下方に移動させる連携機構305とを備える。本体301は、片手で握って親指でボタン302を押すことが可能な大きさである。穿刺針304は、無侵襲の多数の針群からなっている。
図7(a)に示すように、枠部303の下端を皮膚400に押し当てた状態でボタン302が押されると、穿刺針304が下方に移動して皮膚400に押し当てられる。これにより、図7(b)に示すように、皮膚400に微細な多数の孔401が形成される。孔401が形成された領域に、体液収集シート200の第1体液収集体203が当てられて、体液収集シート200が皮膚400に貼り付けられる。
次に、図8を参照して、体液収集時の作業工程について説明する。
ステップS11において、作業者は、穿刺具300を用いて、患者の腕などの皮膚400に、微細な孔401を形成する。作業者は、患者自身であってもよい。ステップS12において、作業者は、孔401が形成された領域に、体液収集シート200の第1体液収集体203を押し当てて、体液収集シート200を皮膚400に貼り付ける。このとき、第2体液収集体204は、孔401が形成されていない皮膚400の表面に押し当てられる。
ステップS13において、作業者は、体液収集に必要な時間が経過するのを待つ。その間に、第1体液収集体203に経皮的に組織液が収集され、第2体液収集体204に汗が収集される。体液収集に必要な時間が経過すると、ステップS14において、作業者は、使用前の支持体100に対し、第1シート110を剥離する作業を行う。
具体的には、作業者は、図9(a)に示すように、指で鍔部111を摘まんで第1シート110を引き起こす。これにより、支持体100は、図9(b)に示すように展開され、第1シート110の粘着面112が露出する。上記のように、第3シート130の下面130bには、離型処理が施されているため、作業者は、図9(a)の状態から第1シート110を容易に引き剥がすことができる。また、作業者は、鍔部111を把持して、簡便に、第1シート110を第3シート130から剥がすことができる。
図8に戻り、次に、作業者は、ステップS15において、皮膚400に貼り付けられた体液収集シート200の粘着シート201に、第1シート110の粘着面112を貼り付ける作業を行う。
具体的には、作業者は、図10(a)に示すように、互いに折り重なった第2シート120と第3シート130を片手で把持して、第1シート110を、皮膚400に貼られた体液収集シート200の上方に位置付ける。図10(a)の状態において、第1シート110の粘着面112は、皮膚400側にある。作業者は、互いに折り重なった第2シート120と第3シート130の部分を、把持した指で軽く反らせることにより、第1シート110が垂れ下がることを抑止でき、第1シート110を皮膚400に対して略平行な状態に保つことができる。
作業者は、第1シート110を通して体液収集シート200を透視しながら、マーカ113、114で囲まれた領域が、それぞれ、第1体液収集体203と第2体液収集体204に整合するように支持体100を移動させる。この状態で、作業者は、図10(b)に示すように、体液収集シート200の粘着シート201の上面に、第1シート110の粘着面112を粘着させる。さらに、作業者は、第1シート110の下面110bを指などで押さえて、粘着面112を粘着シート201に確実に粘着させる。
作業者は、第1シート110を通して皮膚400上の体液収集シート200の位置を確認しながら、マーカ113、114で示された領域に第1体液収集体203および第2体液収集体204が位置付けられるように、第1シート110を体液収集シート200に貼り付けることができる。
その後、作業者は、互いに折り重なった第2シート120と第3シート130の部分を持ち上げて、第1シート110を皮膚400から離間させる。上記のように、粘着面112の粘着力は、皮膚400と体液収集シート200との間の粘着力より十分大きいため、第1シート110を皮膚400から離間させると、第1シート110に引っ張られて、体液収集シート200が皮膚400から引き剥がされる。作業者は、体液収集シート200に直接触れることなく、容易に、体液収集シート200を皮膚400から引き剥がすことができる。また、皮膚400から引き剥がす際に体液収集シート200に触れることがないため、第1体液収集体203と第2体液収集体204の汚染を防ぐことができる。
図8に戻り、作業者は、ステップS17において、第3シート130を第2シート120から剥離させる。
具体的には、図11(a)に示すように、作業者は、鍔部131を摘まんで第3シート130を引き起こす。この作業を行うタイミングでは、既に、体液収集シート200が腕などの皮膚400から引き剥がされている。このため、患者自身が作業者である場合も、作業者は、両手を用いて作業を進め得る。
たとえば、作業者は、第1シート110と第2シート120の境界付近を一方の手の指で押さえながら、他方の手の指で鍔部131を摘まんで、第1シート110を引き起こす。上記のように、第3シート130の粘着面132は、弱粘着性であるため、作業者は、第3シート130を第2シート120から容易引き剥がし得る。上記のように、第2シート120の上面120aに離型処理が施されているため、作業者は、さらに容易に、第3シート130を第2シート120から容易に引き剥がし得る。また、作業者は、鍔部131を把持して、簡便に、第3シート130を第2シート120から剥がすことができる。
こうして、第3シート130が第2シート120から引き剥がされることにより、支持体100は、図11(b)に示す展開状態となる。この場合、第1シート110の粘着面112には、体液収集シート200の粘着シート201の裏面が粘着している。第1体液収集体203と第2体液収集体204は、Z軸正側に露出した状態にある。
図8に戻り、作業者は、ステップS18において、第1シート110を第2シート120に折り重ねて、第1シート110を第2シート120に粘着させる。さらに、ステップS19において、作業者は、第3シート130を第1シート110に折り重ねて、第3シート130を第1シート110に粘着させる。
具体的には、作業者は、図11(b)の状態において、第1シート110の鍔部111を摘まんで、第1シート110を第2シート120の上面120aに折り重ねる。これにより、第1シート110上の第1体液収集体203と第2体液収集体204が、それぞれ、第2シート120の孔121、122に入り込む。こうして、支持体100は、図12(a)に示す状態となる。その後、作業者は、第1シート110の下面110bを指などで押さえて、第1シート110の粘着面112を第2シート120の上面120aに確実に粘着させる。これにより、体液収集シート200は、第1シート110と第2シート120に挟まれた状態で密封支持される。
第1シート110の粘着面112の面積は、体液収集シート200の面積より大きい。このため、第1シート110の粘着面112に体液収集シート200の粘着シート201を粘着させた状態において、第2シート120を第1シート110の粘着面112に適切に粘着させ得る。
第2シート120の上面120aは、第1シート110の粘着面112が貼り付けられる直前まで、第3シート130により清潔に保護される。よって、第1体液収集体203および第2体液収集体204の汚染を、確実に防ぎ得る。
さらに、作業者は、第3シート130の鍔部131を摘まんで、第3シート130を第1シート110の下面110bに折り重ねる。これにより、第3シート130の上面130aに形成された粘着面132が、第1シート110の下面110bに粘着する。こうして、支持体100は、図12(b)に示す状態となる。作業者は、第3シート130の下面130bを指などで押さえて、第3シート130の粘着面132を第1シート110の下面110bにより確実に粘着させてもよい。
このように、第3シート130を第1シート110の下面110bに貼り付けることにより、第1シート110が第2シート120から不意に剥がれることを抑止できる。よって、体液収集シート200を、より確実且つ安定的に、支持体100に支持させ得る。
図11(b)に示すように、作業者は、第1シート110を用いて体液収集シート200を皮膚400から引き剥がした後、第1シート110を第2シート120に折り重ねるといった極めて簡便な作業により、第1シート110を第2シート120に重ねて粘着させることができる。
図11(b)に示すように、第2シート120の上面120aには、第1シート110を第2シート120に折り重ねた際に、第1体液収集体203および第2体液収集体204を収容する収容部となる孔121、122が設けられている。このため、第1シート110を第2シート120に折り重ねた際に、第1体液収集体203および第2体液収集体204に過度に圧力が掛かることを防ぎ得る。よって、第1シート110と第2シート120との間に、第1体液収集体203および第2体液収集体204を、円滑に支持させ得る。
体液収集シート200を支持した支持体100は、適宜、図13(a)に示すように、上部が開放された袋500に収納される。袋500には、上部を閉塞するためのシール部501が設けられている。図13(b)に示すように、作業者は、袋500の上部から支持体100を袋500内に収容し、その後、シール部501により袋500の上部を閉塞する。便宜上、図13(b)には、袋500の内部が透視された状態が示されている。袋500は、破損しにくい素材からなることが好ましい。その後、袋500は、体液収集シート200を測定する測定施設等に搬送される。
図14(a)に示すように、測定時において、測定者は、袋500から支持体100を取り出す。測定者は、第2シート120の下面120bから剥離部材123、124を引き剥がす。これにより、図14(b)に示すように、第2シート120に形成された孔121、122を介して、第1体液収集体203と第2体液収集体204が露出する。剥離部材123、124を剥離するといった簡易な作業により、第1体液収集体203と第2体液収集体204を、外部に露出させて、測定に供することができる。
測定者は、ピンセット等のジグにより、第1体液収集体203と第2体液収集体204を取り外し、測定装置にセットする。これにより、第1体液収集体203と第2体液収集体204に収集された組織液と汗が測定され、患者の血糖値が取得される。
第1体液収集体203と第2体液収集体204は、必ずしも、支持体100から取り外されなくてもよい。図14(b)に示すように、第1体液収集体203と第2体液収集体204を露出させた状態で、そのまま支持体100を測定装置にセットするようにしてもよい。この場合、測定装置は、たとえば、支持体100のZ軸負側の面を押さえて支持体100を測定位置に安定的に保持する構成等を備える。
<実施形態2>
図15(a)に示すように、実施形態2では、第3シート130が、第2シート120に対して別体となっている。また、第3シート130には、切欠き133が形成されていない。実施形態2における支持体100のその他の構成は、実施形態1と同様である。
使用前には、第3シート130が第2シート120の上面に重ねられて、貼り付けられる。こうして、支持体100は、図15(b)の状態になる。さらに、図15(b)に矢印で示すように、第1シート110が、第3シート130の下面に折り重ねられる。こうして、支持体100は、使用前の最終形態となる。この最終形態は、第3シート130が第2シート120に繋がっていないことを除いて、図5(a)と同様である。
支持体100の使用時には、上記実施形態1と同様の手順で、各シートが展開される。まず、第1シート110が展開されて、第1シート110の粘着面112に体液収集シート200が貼り付けられ、皮膚400から体液収集シート200が引き剥がされる。図16(a)は、このときの状態を示している。作業者は、第3シート130を第2シート120から引き剥がす。実施形態2では、第3シート130が第2シート120に繋がっていないため、第3シート130を第2シート120から引き剥がすと、第3シート130は第2シート120から完全に分離する。分離した第3シート130は廃棄処分とされる。次いで、作業者は、第1シート110を第2シート120の上面120aに折り重ねる。これにより、図16(b)に示すように、体液収集シート200が、第1シート110と第2シート120で挟まれて支持され、密封される。
実施形態2によっても、実施形態1と同様、簡便な作業により、汚染なく、体液収集シート200を支持体100に支持させ得る。実施形態2では、第3シート130が体液収集シート200の支持に用いられない。これに対し、実施形態1では、体液収集シート200が、第1シート110および第2シート120とともに、第3シート130を用いて支持される。よって、実施形態1では、より確実に、体液収集シート200を支持できる。
1 支持体
10 第1シート
12 粘着面
20 第2シート
30 体液収集シート
31 支持シート
32 第1体液収集体
33 第2体液収集体
34 粘着面
100 支持体
110 第1シート
111 鍔部
112 粘着面
113、114 マーカ
120 第2シート
120a 上面
121、122 孔
123、124 剥離部材
130 第3シート
131 鍔部
132 粘着面
200 体液収集シート
201 支持シート
202 粘着面
203 第1体液収集体
204 第2体液収集体
300 穿刺具
400 皮膚

Claims (25)

  1. 皮膚との接触が維持された状態で体液を収集する体液収集シートを、体液収集後に皮膚から引き離すとともに支持する支持体であって、
    前記体液収集シートよりも粘着力が強い粘着面を有し、前記粘着面により前記体液収集シートを粘着して前記皮膚から前記体液収集シートを引き剥がすための第1シートと、
    前記体液収集シートを前記第1シートにより皮膚から引き剥がした後に前記粘着面に重ねられる第2シートと、を備える支持体。
  2. 前記体液収集シートは、皮膚に粘着して体液を収集する体液収集体を備え、
    前記第2シートは、
    前記第1シートに重ねられた場合に前記体液収集体が位置づけられる領域に設けられ、前記第2シートを貫通する孔と、
    前記第1シートに重ねられる前記第2シートの面と反対側の面に剥離可能に設置され、前記反対側の面から前記孔を塞ぐ剥離部材と、
    を備える、請求項1に記載の支持体。
  3. 前記第2シートは、前記粘着面と折り重なり可能に、前記第1シートと一体的に設けられている、請求項1または2に記載の支持体。
  4. 前記第1シートと前記第2シートとの境界に設けられた切り込み部をさらに備える請求項3に記載の支持体。
  5. 前記第1シートの粘着面の面積が、前記体液収集シートの面積より大きい、請求項1ないし4の何れか一項に記載の支持体。
  6. 前記体液収集シートは、皮膚に粘着して体液を収集する体液収集体を備え、
    前記第1シートは、透明または半透明に形成され、前記体液収集体を位置付けるべき領域を示すマーカを備える、請求項1ないし5の何れか一項に記載の支持体。
  7. 前記第2シートに一体的に形成され、前記第2シートと折り重なり可能な第3シートをさらに備える、請求項1ないし6の何れか一項に記載の支持体。
  8. 前記第2シートと前記第3シートとの境界に設けられた切り込み部をさらに備える請求項7に記載の支持体。
  9. 前記第3シートは、前記第2シートに粘着するための粘着面を有する、請求項7または8に記載の支持体。
  10. 前記第3シートの粘着面の粘着力は、前記第1シートの粘着面の粘着力より弱い、請求項9に記載の支持体。
  11. 使用前の状態において、前記第3シートが前記第2シートに折り重ねられ、さらに、前記第1シートが前記第3シートに折り重ねられている、請求項7ないし10の何れか一項に記載の支持体。
  12. 前記第3シートは、前記第3シートの粘着面と反対側の面は非粘着性の面である、請求項11に記載の支持体。
  13. 前記第1シートは、前記第3シートの前記粘着面と反対側の面に前記第1シートの粘着面が重ねられて粘着された状態において、前記第3シートと前記第2シートとからなる輪郭の側縁から突出する鍔部を備える、請求項11または12に記載の支持体。
  14. 前記第3シートは、前記第2シートに前記第3シートが重ねられて粘着された状態において、前記第2シートの側縁から突出する鍔部を備える、請求項11ないし13の何れか一項に記載の支持体。
  15. 皮膚との接触が維持された状態で体液を収集する体液収集シートと、
    前記体液収集シートよりも粘着力が強い粘着面を有し、前記粘着面により前記体液収集シートを粘着して前記皮膚から前記体液収集シートを引き剥がすための第1シートと、
    前記体液収集シートを前記第1シートにより皮膚から引き離した後に前記第1シートに粘着される第2シートと、を備える、体液収集セット。
  16. 前記体液収集シートは、体液を収集する体液収集体と、前記体液収集体を皮膚に接触させるための粘着シートと、を備える、請求項15に記載の体液収集セット。
  17. 前記体液収集シートは、組織液を収集する第1体液収集体と、汗を収集する第2体液収集体とを備える、請求項16に記載の体液収集セット。
  18. 前記第1シートの粘着面の粘着力は、前記粘着シートの粘着力より強い、請求項16または17に記載の体液収集セット。
  19. 前記体液収集シートにより体液を収集するために前記皮膚に微細な孔を形成するための穿刺具を、さらに備える請求項15ないし18の何れか一項に記載の体液収集セット。
  20. 皮膚との接触が維持された状態で体液を収集する体液収集シートを用いて体液を収集した後、体液収集シートを皮膚から引き離して支持体で支持する体液収集方法であって、
    前記支持体は、前記体液収集シートよりも粘着力が強い粘着面を有する第1シートと、前記粘着面に粘着される第2シートとを備え、
    前記体液収集シートに前記第1シートの粘着面を粘着させて前記体液収集シートを前記皮膚から引き剥がす工程と、
    前記第1シートの前記粘着面に前記第2シートを重ねて、前記第1シートと前記第2シートとの間に前記体液収集シートを支持する工程と、を有する、体液収集方法。
  21. 前記第2シートは、前記粘着面と折り重なり可能に、前記第1シートと一体的に設けられ、
    前記体液収集シートを支持する工程において、前記第1シートの粘着面に前記第2シートを折り重ねて、前記第2シートを前記粘着面に粘着させる、請求項20に記載の体液収集方法。
  22. 前記第1シートの粘着面が粘着される前記第2シートの被粘着面に剥離可能に第3シートが設置されている、請求項20または21に記載の体液収集方法。
  23. 前記体液収集シートを支持する工程の前に、前記第3シートを前記第2シートから剥離させる、請求項22に記載の体液収集方法。
  24. 前記体液収集シートを支持する工程では、前記第3シートを前記第2シートから剥離させた状態で、前記第1シートの粘着面に前記第2シートを重ねて、前記第1シートと前記第2シートとの間に前記体液収集シートを支持させる、請求項23に記載の体液収集方法。
  25. 前記第3シートは、前記第1シートの粘着面が重ねられる前記第2シートの被粘着面に折り重ね可能に第2シートに一体的に設けられ、
    前記体液収集シートを支持する工程において前記第1シートの粘着面に前記第2シートを重ねた後、前記第3シートを前記第1シートの前記粘着面と反対側の面に折り重ねる工程をさらに含む、請求項24に記載の体液収集方法。
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