JPH0319848Y2 - - Google Patents

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JPH0319848Y2
JPH0319848Y2 JP1987031874U JP3187487U JPH0319848Y2 JP H0319848 Y2 JPH0319848 Y2 JP H0319848Y2 JP 1987031874 U JP1987031874 U JP 1987031874U JP 3187487 U JP3187487 U JP 3187487U JP H0319848 Y2 JPH0319848 Y2 JP H0319848Y2
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double
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、医療用器具である手術用器械台を使
用する際、該器械台を覆うカバーに関するもので
ある。
〔従来技術〕
第9図は器械台1の斜視図である。器械台1は
一般に台枠状の器具であつて、数個の金属製角皿
(バツト)2を並べて載置して用いられる。使用
に際しては、その上面を覆うようにバツト2の上
にカバーが掛けられる。
上記のカバーとしては、往時は専ら綿布等が用
いられたが、近時は合成樹脂製シート乃至は合成
樹脂加工した布(各種材料製の布、不織布を含
む)が用いられる。これら合成樹脂系のシート、
布は、綿布等に比して大形のものを作り易く、デ
イスポーザブル用品として適当な価格で供給し得
るという長所があつて急速に普及しつつある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、その反面、これら合成樹脂系のシー
ト、布は綿布等に比して取扱い難い面もある。
折り畳んで供給されたカバーを広げて器械台を
覆う操作は、例えば麦粒鉗子で挟むなどして無菌
的に行わねばならないので、素手で扱うよりは扱
い難いのであるが、その上に、合成樹脂系のシー
ト、布は、綿布等に比して軽く、折り目が伸びに
くく、バツトに対する摩擦係数が小さくて滑り易
い。その結果、合成樹脂系シート、布で作られた
カバーは、これを無菌的操作で器械台上に広げ、
器械台の上面に対して正しく位置せしめ、かつ、
その位置がズレないように配慮することは相当の
労作と精神的負担になる。
上記の不具合を解消すべく、本考案者は種々試
験、研究を繰り返してきたが、なかなか容易には
目的を達成するに至らなかつた。
その技術的困難性は次記の如くである。
カバーの一部に、薄片状のマグネツトを取りつ
けておき、このマグネツトを前記のバツト2に磁
力吸着させると、カバーがズレなくなる。然し乍
ら、この方法を用いた場合、バツトが非磁性体で
あると全く効果が無い。
上記マグネツトの代りに接着剤を用いて塗布す
るテストも行つたが、接着剤をカバーに塗布する
等の操作が煩わしい上に、万一バツトに付着して
残つた場合、固化した接着剤の除去が容易でな
い。
前記マグネツトの代りに、両面粘着シートを切
つて貼つけておく方法も創作してテストを行つ
た。この方法は前記2つの試み(マグネツト・接
着剤)に比して著しく実用性の高いことを確認し
たが、手術を終えた後、器械台を覆つているカバ
ーを取り除いたとき、両面粘着シートの粘着剤層
がカバーから剥れて器械台側(バツトの底面)に
残るという不具合が認められた。
この方法(両面粘着テープ)は、上記の欠点を
除いて、接着については非常に好成績を得たの
で、本考案者はこの欠点(粘着テープがバツトに
残る)を解消すべく更に試験研究を続けた。
両面粘着テープ(又はシート)の片面には粘着
性の強い粘着剤層を設け、他面には粘着性の弱い
粘着剤層を設けて、この弱粘着側の面をバツトに
貼り付けるように使用する試験も行つたが、予想
に反して結果が思わしくなかつた。
しかし、上記の試験中に、粘着剤層が剥がれ易
いか否かということは、粘着剤の粘着性よりも、
むしろ、粘着層の形状、寸法(面積)に左右され
るところの大きいことを発見した。
本考案は上記の発見に基づいて、これを実地に
適用することにより、合成樹脂系のシート、布を
用いて、器械台に対して正確に位置せしめ易く、
かつ、器械台に対してズレる虞れが無く、その
上、取り片付けが容易で、器械台側(バツト)に
粘着物を取り残すことのない、器械台カバーを提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為に創作した本考案のカ
バーは、 器械台の上面を上面を覆い得る形状、寸法の、
合成樹脂製シート及び合成樹脂加工した布の少な
くとも何れか一方よりなるカバー本体3と、 上記カバー本体よりも小形で、該カバー本体の
中央部付近に貼着された両面粘着シート4と、 上記両面粘着シートに重ね合わせて貼着され
た、該両面粘着シートよりも小形の開口6aを設
けたフイルム6と、 前記両面粘着シート4が上記開口から露出して
いる部分を覆つて貼着された剥離紙7とを具備
し、かつ、 上記剥離紙を貼着されている部分が容易に外側
に現われるように、前記カバー本体3を折り畳ん
だことを特徴とする。
〔作用〕
上記の構成によれば、本考案の1実施例である
第1図を参照して前記手段の作用を説明すると、 両面粘着シート4の図における上面はカバー本
体3に対して全面で粘着(貼着)され、粘着シー
ト4の下面はフイルム6の開口6aから露出して
いる部分だけが図外の器械台(例えばそのバツ
ト)に貼着されることになる。
従つて、該カバー本体3を器械台から取り払う
とき、上記粘着シート4はカバー本体3に付着し
たまま一緒に取り除かれ器械台(バツトの底面)
に残留しない。
本考案を実施する際、前記の開口6aがほぼ円
形であれば、どのような方向からカバー本体3を
引き剥がしても、両面粘着シート4の器械台から
の剥がれ始めが円周上の1点から出発するのでい
つそう剥離が円滑に行われる。
〔実施例〕
第1図は本考案の1実施例を示す分解斜視図で
あつて、製造工程の概略的説明図を兼ねている。
第2図はその断面図であつて、読図の便宜上、
厚さ寸法を拡大して描いてある。
3は、合成樹脂シート、又は合成樹脂加工した
布(不織布を含む)で構成したカバー本体で、前
述の器械台1の上面を充分に覆い得る形状、寸法
に構成する。第2図はカバー本体3の中央部のみ
を描いてある。
両面粘着シートの小片4を構成して、カバー本
体3に貼着する。第1図に破線で示した5は貼着
個所であつて、第1図においてはカバー本体3の
隠れた側の面(下面)に位置している。
本第1図は、使用状態における上下方向と紙面
の上下方向とを一致させて描いてあるが、製造工
程においては本図と上下方向を逆にした方が作業
し易い。
中央に円形の開口6aを設けたフイルム6を、
前記両面粘着シート4に重ねて貼り合わせる。
第2図に、仮想線で示した8は補強シートであ
つて、カバー本体3の中央部に(器械台1の上面
に相当する形状、寸法で)貼着してある。このよ
うに構成すると、メスなどの金属製器具を手荒に
置いたとき、バツト2に対する衝撃を緩和してカ
バー本体3の破損を防止するだけでなく、騒音を
防止する効果も有る。
第3図は、第1図に示したようにして構成した
部分を裏返して描いた外観図、第4図は剥離紙7
を半ば剥がした状態の外観図である。
第5図に示す如く、前述の貼着部が外側に現わ
れるように、若しくは、容易に外側へ現わし得る
ように、カバー本体3に折り畳む。この状態で滅
菌パツクして市場に供給すると使用に便利であ
る。
本考案において「貼着部が容易に外側に現われ
るように折り畳む」とは、(i)貼着部を外側に現わ
して折り畳んだ状態でも良く、(ii)貼着部を外側に
現わして折り畳んだ状態から更に折り畳んだ状態
でも良いという意味である。
これを使用する際は、第6図に示す如く滅菌状
態で剥離紙7を取り除いて、両面粘着シート4を
露出させる(詳しくは、フイルム6で部分的に覆
われて貼着面を縮小された部分を露出させる)。
第7図に示す如く、両面粘着シート4がバツト
2の底面に接する如く、折り畳まれたカバー本体
3をバツト2の中へ入れる。
次いで第8図に示すように、折り畳まれたカバ
ー本体を拡げる。本第8図は、折り畳まれた部分
を矢印イの如く開いた状態を描いてある。続いて
矢印ロの如く左右に開き、更に矢印ハ,ニの如く
手前と向う側とに開いて、器械台1の上面全部を
バツト2と共に覆う。
上記操作の際、第7図に示したようにしてカバ
ー本体3が両面粘着シート4によつてバツト2に
粘着されているので、第8図に示したカバー広げ
作業の際、意識しなくてもカバー本体3は器械台
1に対して正しい位置、正し方向に揃えられ、し
かもバツト2に対して滑つてズレる虞れが無い。
また、第4図から容易に理解できるように、両
面粘着シート4は大面積でカバー本体3に貼着さ
れており、相手物体(バツト2等)に対しては小
面積(開口6aの面積)で貼着しているのみであ
るから、カバー本体3を取り払う際、両面粘着シ
ートはカバー本体3と一緒に取り除かれ、相手物
体(バツト)に残留しない。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の器械台カバー
は、その本体部を合成樹脂系のシート、布等によ
つて安価、軽量に構成することが出来、しかも取
扱いが容易で、器械台に対して正しい位置、方向
に広げ易く、滑つてズレる虞れが無い上に、該カ
バー本体を器械台から取り払つた際、粘着性部材
が器械台側に残留する虞れが無いという優れた実
用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案に係る器械台カバー
の1実施例を示し、第1図は中央部付近の分解斜
視図、第2図は同じく断面図、第3図は組付完了
状態の斜視図、第4図は剥離紙を半ば剥がした状
態の斜視図、第5図は折り畳んだ状態の斜視図、
第6図〜第8図は使用手順を示した説明図であ
る。第9図は器械台の外観斜視図である。 1……器械台、2……バツト、3……カバー本
体、4……両面粘着シート、6……開口を設けた
フイルム、6a……開口、7……剥離紙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 手術用器械台を覆う為のカバーにおいて、 器械台の上面を覆い得る形状、寸法の、合成
    樹脂製シート及び合成樹脂加工した布の少なく
    とも何れか一方よりなるカバー本体3と、 上記カバー本体よりも小形で、該カバー本体
    の中央部付近に貼着された両面粘着シートと、 上記両面粘着シートに重ね合わせて貼着され
    た、該両面粘着シートよりも小形の開口6aを
    設けたフイルム6と、 前記両面粘着シート4が上記開口から露出し
    ている部分を覆つて貼着された剥離紙7とを具
    備し、かつ、 上記剥離紙を貼着されている部分が容易に外
    側に現われるように、前記カバー本体3を折り
    畳んだことを特徴とする、手術用器械台のカバ
    ー。 2 前記の折り畳まれたカバー本体3は、滅菌処
    理して包装されたものであることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の手術用
    器械台のカバー。 3 前記のフイルム6に設けた開口6aは、円形
    およびこれに類似する形状の何れかであること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又
    は同第2項に記載した手術用器械台のカバー。
JP1987031874U 1987-03-06 1987-03-06 Expired JPH0319848Y2 (ja)

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5953020B2 (ja) * 1978-12-06 1984-12-22 森永乳業株式会社 容器入り卵豆腐の製造法
JPS6028426U (ja) * 1983-07-29 1985-02-26 昭和電線電纜株式会社 Ofケ−ブル給油槽のセル支持装置

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