JPH0496749A - 使い捨ておむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、使い捨ておむつに関し、さらに詳しくは、お
むつを装着状態に保持するための止着手段を備えた使い
捨ておむつの改良に関するものである。

［従来の技術］ 使い捨て３むつは一般に、液透過性の表面シート、液不
透過性の裏面シート、及び両シート間に配設された吸収
体により構成され、長手方向一端寄りの位置に、裏面シ
ートへの止着によりおむつを使用状態に保持する接着剤
付きの止着片を備えている。

ところか、上記従来の使い捨ておむつは、止着片に塗布
した接着剤か大きな接着力を有し且つ殆どのものに対し
て接着性を示すため、おむつの着脱や排尿の確認等を行
なうに当って止着片を裏面シートに対して接着又は剥離
する際に、該裏面シートか破れたり、止着片が手や指、
おむつの不特定の部分等に接着するなどして、それらの
作業を行ないにくいという欠点があった。

このため、特開平１−１１８６０４号公報には、止着テ
ープと裏面シートとに、接着剤相互間でのみ所定の接着
性を示す接着力の比較的小さい自著性接着剤を塗布する
ことにより、止着片の異物に対する付着や剥離に伴う裏
面シートの破損等を防止し、おむつの着脱や排尿の確認
等の作業を容易に行い得るようにした使い捨ておむつに
ついて開示されている。

しかしながら、かかる改良型の使い捨ておむつにおいて
は、天然ゴムを主成分とする上記自着性接着剤の接着力
が通常の接着剤に比べて小さいため、使用中に止着片が
剥れることかあり、特に、該止着片の先端部か一部ても
剥離してめくれ上がると、それか次第に他の部分に波及
して止着片全体か剥離してしまうという欠点かあった。

［発明が解決しようとする問題点コ 本発明の課題は、使い捨ておむつに３ける上記従来の欠
点を解消し、使用中に３ける止着片の剥離を生しること
かなく、且つ、おむつの着脱や排尿の確認等を行う際の
止着片の止着及び剥離作業を簡単に行うことかできる使
い捨ておむつを提供することにある。

［問題点を解決するための手段コ 上記課題を解決するため、本発明は、液透過性の表面シ
ート、液不透過性の裏面シート、及び両シート間に配設
された吸収体により構成され、投手力向一端寄りの位置
におむつを装着状態に保持する止着片を取り付けると共
に、該止着片と裏面シートにおける該止着片の止着位置
とに、接着剤相互間でのみ所定の接着性を示す自着性接
着剤を塗布した使い捨ておむつにおいて、上記止着片に
おける自若性接着剤塗布部よりも先端寄りの位置に、該
自若性接着剤より接着力の大きい強着性接着剤を、上記
自着性接着剤の塗布面積より小さい面積で塗布したこと
を特徴とするものである。

［作　用コ 止着片の先端部寄りの位置に自着性接着剤より接着力の
大きい強着性接着剤を塗布しであるのて、該接着剤によ
り止着片の先端部か剥離してめくれ上がるのか防止され
、使用中に止着片が剥離することかない。

また、上記強着性接着剤は塗布面積か小さいため、該接
着剤の塗布によって止着片全体の接着力か必要以上に増
大したり、異物に対する付着性か極端に増大するような
ことかなく、従って、おむつの着脱や排尿の確認等を行
う際の止着片の止着及び剥離作業を、裏面シートの破損
や異物への付着等を生しることなく、自若性接着剤のみ
を用いた場合と同様に簡単且つ確実に行うことかてきる
。

［実施例コ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図、第２図に示す使い捨ておむつは、肌当接面側を
覆う液透過性表面シート１と、肌非当接面側を覆う液不
透過性の裏面シート２、及び両シート１．２間に配設さ
れた吸収体３とて構成され、該おむつの長手方向一端寄
りの位置には、その左右両側端部に、裏面シート２への
接着によりおむつを使用状態に保持するテープ状の止着
片４．４かそれぞれ取付けられており、該止着片４．４
には、接着剤相互間でのみ所定の接着性を示す自若性接
着剤５か塗布されると共に、該自若性接着剤塗布部より
も先端寄りの位置に、該自若性接着剤５より接着力の大
きい強着性接着剤６か塗布され、これに対して裏面シー
ト２には、少なくと上記止着片４，４を止着する部分に
自着性接着剤７か塗布されている。

上記止着片４．４の先端部に塗布した強着性接着剤６は
、該止着片４，４の先端部が裏面シート２から剥れてめ
くれ上がるのを防止するためのもので、該止着片４，４
の裏面シート２に対する止着は主として自着性接着剤５
及び７の接着により行われる。従って、接着力の大きい
上記強着性接着剤６の塗布面積は、自着性接着剤５の塗
布面積よりも十分にφさくすることか必要であり、これ
により、止着片４．４の裏面シート２に対する接着力や
異物に対する付着性等か極端に増大するのを防止するこ
とかてきる。

因に、おむつを装着状態に保持するためには。

止着片４．４と裏面シート２とに３ける自着性接着剤５
　及Ｕ７　Ｉ）接着力カ２００ｇ／２５ＩＩＩＩＢｖＡ
以上、且つ止着片４．４における自着性接着剤５の塗布
面積か５〜５０ｃｍ２の範囲にあることが望ましい。こ
の面積以下ては十分な接着力か得られず、使用中に止着
片４．４か剥れるおそれかある。逆に上記面積以上ては
、止着片４．４が大きくなるため取り扱いか不便になる
。

一方、止着片４，４のめくれ防止には、強着性接着剤６
の裏面シート２に対する接着力か８００ｇ／２５■１１
＠以上、且つ止着片４，４における強着性ｖｃｒＩ剤６
の塗布面積か０．１〜５ｃｍ２の範囲にあることが望ま
しい。この面積以下ては十分な接着力か得られず、止着
片４，４か先端部からめくれて全体として剥離するおそ
れかある。逆に上記面積以上ては、接着力か大きすきて
引き剥かしの際に裏面シート２に過剰な力か加わり、該
裏面シート２か破損することかある。

ここで、上記自着性接着剤５，７の接着力とは。

第４図に示すように、厚さ４０ｇｍの１軸延伸ポリエチ
レンフイルム１０をアクリル板１１に貼り付け、該フィ
ルム１０上に膜厚か３０±５ｇｍとなるように自着性接
着剤１２を塗布し、これに、厚さ６０牌ｍ、幅２５ｍｍ
のポリプロピレン製のシート片１３に膜厚が３０±５ｇ
ｍとなるように自着性接着剤１４を塗布したものをＩＫ
ｇのローラで圧着して、該シート片１３の端部を１８０
度折り返し、それを３００／分の速度て折り返し方向に
引っ張ることによって剥離した時の力をいう。

なお、上記自着性接着剤７は、裏面シート２の全体又は
止着片４，４の止着位置周辺部に比較的広い範囲で付着
させることか望ましく、これによって該止着片４．４の
止着及び剥離作業か非常に容易になる。

上記止着片４．４に塗布した自着側接着剤５としては、
主材としての天然ゴムラテックスに、ＳＢＲエマルショ
ン、ＩＲエマルション、ＳＩＳニマルション、ネオプレ
ンエマルション、アクリル共重合体、アクリル酸エステ
ル、酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、酢ビ共
重合体のいずれか１種又は２種以上の混合体を添加剤と
して加えたものか用いられる。上記天然ゴムラテックス
と添加剤との重量比は、９８７２〜１０／９０の範囲、
好ましくは９８／２〜３０／７０の範囲にｙＪ整される
。

一方、裏面シート２に塗布した自着性接着剤７の場合に
は、上記天然ゴムラテックスと添加剤の重量比か９８／
２〜１０／９０の範囲、好ましくは４０／６０〜１０／
９０の範囲に調整される。

また、めくれ防止用の強着性接着剤６としては、ゴム系
接着剤、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤など、
通常用いられている任意のｍ着剤を用いることかできる
。

上記液不透過性の裏面シート２としては、各種の合成樹
脂製シートを使用することかてき、中でもポリエチレン
、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂からなるも
のか風合い等の点て好適である。なお、この裏面シート
２を透湿防水性を持った多孔性シートとすることもてき
る。

また、液透過性の表面シート１は、尿等の水分を透過さ
せるのに十分な透孔を有するしのてあれば任意のものが
使用てき１例えば不織布が好適に使用される。

更に、吸収体３は、粉砕パルプ、吸収紙、吸水性ポリマ
ー等の吸収性材料の１種または２種以上を、必要に応じ
て混合または積層した後、所望の吸収能力を有するよう
に形成したものである。

上記構成を有する使い捨ておむつは、第３図に示すよう
に、止着片４．４を裏面シート２に塗布した自着性接着
剤７に押し付けて止着することにより、装着状態に保持
される。

このとき、止着片４，４の先端部が接着力の大きい強着
性接着剤６によって固定され、そのめくれ上がりが防止
されるため、使用中に該止着片４．４か剥離することは
ない。

排泄の確認等のためにおむつを開放する場合には、止着
片４，４を裏面シート２から引き剥がせばよいか、上記
めくれ防止用の強着性接着剤６の塗布面積は小さく、且
つ自着性接着剤５及び７の接着力も比較的小さいため、
それほど強い力を加えなくとも止着片４，４を先端から
比較的容易に引き剥すことかてき、裏面シート２の破損
を生じることもない。

なお、上述したように止着片４．４をテープ状素材によ
って形成する代りに、おむつの左右両側端部に自着性接
着剤５を塗布することにより、該ぶむつの一部に直接止
着片４，４を形成することもてきる。

次に、本発明の使い捨ておむつにより行った実使用試験
について説明する。

（試　験） 本発明の止着片として、第５１２Ｉに示すように、幅２
８■、厚さ６呻］のポリプロピレンフィルムに、天然ゴ
ムと添加剤との重量比か４０／６０である自着性接着剤
５を３０＋ｎｍｌ＠に塗布すると共に、めくれ防止用の
強着性接着剤６を３ｍｍ幅に塗布してなるものを作成し
た。

一方、比較何重の止着片として、上記自着性接着−剤５
を３０ｍｍ幅に塗布したたけて、めくれ防止用の強着性
接着剤６を塗布していないものを、また、比較例Ｈの止
着片として、上記自着性接着剤５を３０ｍｍ幅に塗布す
ると共に、めくれ防止用の強着性接着剤６を２０ｍｍ４
＠に塗布したものをそれぞれ作成した。

次に、上記各止着片を、第１図に示すように、裏面シー
トの止着片接着位置に自着性接着剤（天然ゴムと添加剤
の重量比２０／８０　’）　７を塗布した使い捨ておむ
つに取り付けることにより、それぞれ５０ピースずつの
サンプルを得た。

上記各サンプルて実使用テストを行い （１）　　使用中に止着片か剥れた個数（剥離個数）（
２）止着片を接着及び剥離する際に裏面シートか破損し
た個数（破損個数） を調べた。その結果を第１表に示す。

第１表 この結果から明らかなように、めくれ防止用の強着性接
着剤を塗布することは、止着片の剥離防止を図る上で非
常に有効である。しかし、上記強着性接着剤を必要以上
に広い面積て塗布するとその接着力か大きいために裏面
シートの破損を生し易くなる。

［発明の効果コ このように本発明によれは、止着片の先端部寄りの位置
に自着性接着剤より接着力の大きい強着性接着剤を塗布
したことにより、止着片の先端部のめくれ上かつを防い
て使用中における該止着片の瀾離を確実に防止すること
かてきる。

しかも、上記強着性接着剤は塗布面積か小さいため、該
接着剤の塗布によって止着片全体の接着力か必要以上に
増大したり、異物に対する付着性が極端に増大するよう
なことがなく、従って、おむつの着脱や排尿の確認等を
行う際の止着片の止着及び剥離作業を、裏面シートの破
損や異物への付着等を生しることなく、自着性接着剤の
みを用いた場合とほぼ同様に簡単且つ確実に行うことが
５．７ ・自着性接着剤、 ・強着性接着剤。

４、界！ｎ− 特許出 ライオン株式会社 第１図は本発明に係る使い捨ておむつの一実施例を示す
正面図、第２図はその横断面図、第３図はその使用状態
の正面図、第４図は自着性接着剤の接着力を測定する方
法の説明図、第５図は試験に用いた止着片の拡大正面図
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、
   及び両シート間に配設された吸収体により構成され、長
   手方向一端寄りの位置におむつを装着状態に保持する止
   着片を取り付けると共に、該止着片と裏面シートにおけ
   る該止着片の止着位置とに、接着剤相互間でのみ所定の
   接着性を示す自着性接着剤をそれぞれ塗布した使い捨て
   おむつにおいて、 上記止着片における自着性接着剤塗布部よりも先端寄り
   の位置に、該自着性接着剤より接着力の大きい強着性接
   着剤を、上記自着性接着剤の塗布面積より小さい面積で
   塗布したことを特徴とする使い捨ておむつ。