JP2014148525A - ハロゲン化アルカンの選択的脱ハロゲン化水素のための方法 - Google Patents

ハロゲン化アルカンの選択的脱ハロゲン化水素のための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】CFCHCHClF(HCFC−244fa)を含む塩素化且つフッ化されているアルカンを、選択的に脱ハロゲン化水素してCFCH=CHCl(HFO−1233zd)を含むフッ化オレフィンを製造する方法の提供。
【解決手段】金属フッ化物、金属塩化物またはこれらの組み合わせから選ばれるもの(特に、CuCl、ZnCl、FeCl、AlF及びCeFからなる群から選ばれる)を活性炭上に担持した触媒を使用する。
【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
関連出願の相互参照
本願は、現在係属中であり本明細書に引用して援用する2003年10月27日出願の
米国特許出願第10/694,272号に関連し、この特許出願の優先権の特典を請求す
る。
本願は、現在係属中であり本明細書に引用して援用する2003年7月25日出願の米
国特許出願第10/626,997号にも関連し、この特許出願の優先権の特典を請求す
る。
本願は、現在係属中であり本明細書に引用して援用する2005年4月29日出願の米
国特許出願第11/118,503号にも関連し、この特許出願の優先権の特典を請求す
る。
本願は、本明細書に引用して援用する2005年11月3日出願の米国仮特許出願第6
0/733,355号に関連し、この仮特許出願の優先権の特典を請求する。
本願は、本明細書に引用して援用する2006年1月7日出願の米国仮特許出願第60
/763,086号にも関連し、この仮特許出願の優先権の特典を請求する。
本願と同時に出願され、代理人整理番号、H0012514−4510、H00125
09−4510およびH0013128−4511によって識別される以下の米国特許出
願も本明細書に引用して援用する。
技術分野
本発明は、ハロゲン化オレフィンを製造するための特定のハロゲン化アルカンの選択的
脱ハロゲン化水素に関わる方法に関する。特定の態様において、本発明は、C2〜C6ヒ
ドロクロロフルオロアルカンをC2〜C6フルオロオレフィンに転化する方法に関する。
発明の背景
特定のヒドロクロロフルオロカーボンの触媒脱塩酸によって特定のヒドロフルオロオレ
フィン(HFO)を製造することは知られている。例えば、本発明の譲受人に譲渡され、
本明細書に引用して援用する同時係属の米国特許出願公開第2005/0090698号
は、以下の反応を含む方法を開示している。
(触媒)
CF−CH−CHClF → CF−CH=CHF
(HCFC−244fa) (HFO−1234ze)
本公報は、これらの反応が触媒の存在下または触媒の存在しない状態のいずれかで熱分
解によって進む場合があることを示している。触媒の使用に関して、本公報は、適する触
媒が一般に遷移金属のハロゲン化物および酸化物を含むことを示し、FeCl、FeC
、NiClおよびCoClを特に記載している。
ハロゲン化オレフィンの中で、テトラフルオロプロペン(HFO−1234zeを含む
)は多くの用途において有用であることが知られている。例えば、本発明の譲受人に譲渡
され、本明細書に引用して援用する米国特許出願第10/694,273号は、地球温暖
化係数が低い冷媒として、および種々のタイプの発泡体の形成に関連して用いるための発
泡剤としても、HFO−1234ze(CFCH=CFH)の使用を開示している。更
に、CFCH=CFHは、工業化学品を製造するための中間体として有用な様々な化合
物に官能化することも可能である。
出願人らは、ハロゲン化オレフィンおよび特に四フッ化プロペンを製造するための現行
方法および先行方法の多くが、所望のフッ化水素化オレフィンに加えて、フッ素置換基お
よび塩素置換基を有するオレフィンの実質的な生産を含むオレフィンの混合物を製造する
ことが分かった。結果として、出願人らは、高い転化度および選択性でフッ化水素化オレ
フィンを形成できる方法の必要性を見出した。
発明の開示
本発明の一態様において、出願人らは、一般にテトラフルオロオレフィンおよび特にテ
トラフルオロプロペンを製造するための先行方法が、フッ化され且つ少なくとも1つの他
のハロゲン、好ましくは塩素でハロゲン化されているアルカン反応物から四フッ化オレフ
ィン(好ましくはテトラフルオロプロペン)を優先的且つ選択的に製造できる一般に方法
および特に触媒の今まで認識されなかった必要性の結果として問題を抱えていることが分
かった。従って、出願人らは、N−1の塩素置換度およびMのフッ素置換度を有するC2
〜C6オレフィンにNの塩素置換度およびMのフッ素置換度を有する塩素化且つフッ化さ
れているC2−C6アルカンを転化するための好ましい方法を開発した。
好適な態様の詳細な記述
出願人らは、塩素化且つフッ化されているアルカンの脱ハロゲン化水素によって特定の
フッ化オレフィンを形成させる努力を含む多くの先行方法および現行方法が、1つ以上の
フッ素置換基が除去されている反応生成物の実質的な比率をもたらすことを見出した。例
として、出願人らは、HFO−1234zeにHFC−244faを転化するための先行
方法および現行方法が、次の通り塩素置換基を含む少なくとも1つのオレフィンの実質的
な量をもたらすことがわかった。
(触媒)
CF−CH−CHClF → CF−CH=CHCl
(HCFC−244fa) (HFO−1233zd)
出願人らは、触媒の選択、タイプおよび/または量、および/または反応温度に限定さ
れないが、それらを含む反応が起きるパラメータおよび条件を慎重で賢明な選択を本発明
により用いて、所望のフッ化オレフィンへのアルカンの転化率および/または選択性の比
較的高いレベルをもたらすことが可能であることを見出した。
本発明の好ましい方法態様は、フッ化且つ塩素化されているアルカン、特に2〜6個の
炭素原子およびNの塩素置換度ならびにMのフッ素置換度を有する1種以上のアルカンを
、前記アルカンの少なくとも約5%、より好ましくは少なくとも約20%、なおより好ま
しくは少なくとも約70%を転化するのに有効な条件に従って、N−1の塩素置換度およ
びMのフッ素置換度を有するオレフィンに供する工程を含む。
好ましい実施形態において、本発明によるアルカン反応物は、式(I)、
CFCHYCHFY (I)
(式中、YはHまたはF以外のハロゲンであるが、ただし前記Yの少なくとも1つがHで
あることを条件とする)による化合物である。こうした実施形態において、反応生成物が
式(II)、
CFCX=CHX (II)
(式中、前記Xの1つはHであり、前記Xのその他はFである)の化合物を含むことも非
常に好ましい。
本発明の好ましい態様によると、本方法は、少なくとも約5%、より好ましくは少なく
とも約20%、なおより好ましくは少なくとも約70%の式(I)の化合物の転化率を達
成するのに有効な条件下で式(I)による化合物を反応させることを含む。更に、本方法
の好ましい態様は、少なくとも約50%、より好ましくは少なくとも約70%、なおより
好ましくは少なくとも約80%の式(II)の化合物の選択性を達成するのに有効な条件
下で式(I)による化合物を反応させることを含む。非常に好ましい実施形態において、
式(I)の化合物の転化率は、少なくとも約80%であり、式(II)の化合物への選択
性は約90%以上である。
好ましい実施形態において、式(I)の化合物は、HCFC−244faを含み、好ま
しくはHCFC−244faから本質的になり、式(II)の化合物はHFO−1234
zeを含む。
こうした好ましい実施形態の1つの重要な要素は、本明細書に含まれる教示により用い
られた時に特定の触媒がこうした反応に対してこうした高い転化率および選択性のレベル
を効果的に達成できるという出願人らによる発見から得られる。
従って、好ましい実施形態において、転化率および選択性の所望の高いレベルを達成す
るために有効な条件は、活性炭および/または金属系触媒からなる群から選択された触媒
に本発明による反応物、好ましくは式(I)の化合物を含む原料を供することを含む。1
種以上の金属系触媒を用いる実施形態に関しては、金属系触媒がハロゲン化一価金属酸化
物およびハロゲン化二価金属酸化物、一価ルイス酸金属ハロゲン化物および二価ルイス酸
金属ハロゲン化物、零価金属およびこれらの組み合わせを含み、好ましくは、それらから
なる群から選択されることが好ましい。好ましくは、本方法は、本明細書に記載されたよ
うに所望のフッ化オレフィンの1種以上に反応物化合物の少なくとも約5%、より好まし
くは少なくとも約20%、なおより好ましくは少なくとも約70%を転化するのに有効な
反応温度および滞留時間を含む反応条件下で反応を行うことを含む。本発明の方法および
触媒の態様を一般にフルオロオレフィンの形成と一致して用いるために容易に適合させて
もよいと考えられているが、好ましい態様において、本方法および触媒は、3炭素化合物
を有するアルカン、より特にフッ素置換基および塩素置換基のみを有するこうした3炭素
化合物を有するアルカンの変換に関連して用いるために適合させる。
多様なプロセスストリームを本発明の好ましい反応工程への原料として用いてもよいと
考えられている。例えば、本発明の特定の実施形態において、こうしたアルカンを含む原
料ストリームは上流単位操作またはプロセスからの製品ストリームまたは製品ストリーム
の一部を含んでもよく、そしてこうしたストリームを本発明による反応物ストリームとし
て更に処理してか、または更に処理せずに用いてもよい。あるいは、所望の反応物を容易
に入手できる商業供給者から購入してもよい。
転化工程への原料ストリーム中のアルカン反応物の相対量が本発明の範囲内で広く異な
ってもよいと考えられている。例えば、現在好ましくないが、転化工程への原料ストリー
ムが比較的低い濃度、例えば、約50重量%未満、またはことによるわずか10重量%ほ
どの本発明のアルカンを含んでもよいと考えられている。しかし、一般に、反応物原料ス
トリームが本発明のアルカンの比較的高い濃度を含むことが好ましい。従って、好ましい
実施形態において、本発明の好ましい態様による原料ストリームは少なくとも約50重量
%のアルカン、好ましくは50重量%の式(I)による化合物、より好ましくは少なくと
も約80重量%、なおより好ましくは少なくとも約95重量%のこうした化合物を含む。
本発明の反応工程への原料ストリームの残りを構成する多様な他の分子および材料が本
発明の好ましい転化率および選択性の特徴に有害な影響を及ぼさずに原料ストリームの中
に存在してもよいことも考慮されている。
本明細書に含まれた全体的な教示に鑑みて多様なプロセスパラメータおよびプロセス条
件を用いて転化工程を行ってもよいと考えられている。しかし、この反応工程が本明細書
に記載された触媒の存在下での気相反応を含むことが本発明の多くの実施形態において好
ましい。
出願人らは、特におよび好ましくは本明細書に記載された原料ストリームからの転化率
および選択性のこうした非常に望ましいレベルが触媒のタイプ、反応温度、反応圧力およ
び滞留時間に必ずしも限定されないが、それらを含む運転パラメータの適切な選択によっ
て達成することができることを見出した。これらのパラメータの各々の好ましい態様を以
下で記載する。
出願人らは、前述した高いレベルの転化率および選択性を達成するために、本明細書に
含まれた教示により用いる時に4つの一般タイプの触媒が非常に望ましく且つ有効である
ことを見出した。より詳しくは、好ましい実施形態において、触媒は、活性炭、ハロゲン
化一価金属酸化物および/またはハロゲン化二価金属酸化物、一価ルイス酸金属ハロゲン
化物および/または二価ルイス酸金属ハロゲン化物、零価金属およびこれらの組み合わせ
からなる群から選択される。
一般に、本発明の触媒が活性炭、アルカリ金属(周期律表の第IA族の中の金属)、ア
ルカリ土類金属(周期律表の第IIA族の中の金属)ならびに周期律表の第VIIIA族
、第IB族および第IIB族の中に含まれる遷移金属からなる群から選択された1種以上
の成分を含み、好ましくは、それらから本質的になることが好ましい。活性炭に関して、
約8000ppm未満のAl3+の全濃度、約8000ppm未満のFe3+の全濃度、
好ましくは約8000ppm未満のAl3+とFe3+の全累積濃度を有する活性炭を用
いることが一般に好ましい。
アルカリ金属に関して、約3〜約56の原子番号を有するこうした金属の1種以上を用
いることが一般に好ましい。アルカリ土類金属に関して、約12〜約55の原子番号を有
するこうした金属を用いることが一般に好ましい。遷移金属に関して、約26〜約30の
原子番号を有するこうした金属を用いることが一般に好ましい。
零価金属または中性金属に基づく触媒に関して、金属成分が遷移金属、より特に周期律
表の第VIII族および第IB族に含まれる遷移金属、なおより好ましくは約26〜約2
9の原子番号を有する遷移金属から選択された1種以上の金属を含み、好ましくは、それ
らから本質的になることが好ましい。本明細書で用いられる周期律表の関連は、元素の周
期律表のCAS版を意味する。
特定の好ましい実施形態において記載された非常に望ましい結果は、活性炭、および金
属が0、+1または+2の酸化状態にある1種以上の金属系触媒の使用により最もよく得
られると考えられている。金属を以下の酸化状態により用いることが特定の実施形態にお
いて好ましい。
Li
Na

Rb
Cs
Mg2+
Ca2+
Sr2+
Ba2+
Fe2+
Co2+
Ni2+
Cu2+
Zn2+
一般に、あらゆるハロゲンは、本発明の好ましい金属酸化物触媒および金属ハロゲン化
物触媒の中に含まれている成分として用いることが可能である。ハロゲン化金属酸化物(
本明細書において便宜上HMO触媒と時には呼ばれる)である触媒に関して、触媒は、好
ましくはフッ化金属酸化物および/または塩素化金属酸化物を含む。金属酸化物を処理し
てHMO触媒を形成させるために用いられる薬剤および条件は本発明の範囲内で広く異な
ることが可能である。次のハロゲン化用薬剤、HF、F、HCl、Cl、HBr、B
、HI、Iおよびこれらの組み合わせの1種以上で金属酸化物を処理することが特
定の実施形態において好ましい。特定の非常に好ましい実施形態において、ハロゲン化用
薬剤は、HF、F、HCl、Cl、HBr、Brおよびこれらの組み合わせ、なお
より好ましくはHF、F、HCl、Clおよびこれらの組み合わせ、なおより好まし
くはHF、Fおよびこれらの組み合わせの1種以上を含む。
ルイス酸金属ハロゲン化物(本明細書において便宜上LA触媒と時には呼ばれる)であ
る触媒に関して、この触媒は、好ましくは金属フッ化物、金属塩化物またはこれらの組み
合わせである。一般に、あらゆる配位成分は、本発明のこうした触媒中に含まれる成分と
して用いることが可能である。しかし、ルイス酸ハロゲン化物が、F、Cl、Br、Iお
よびこれらの組み合わせ、より好ましくはF、Cl、Brおよびこれらの組み合わせ、な
おより好ましくはF、Clおよびこれらの組み合わせ、最も好ましくはFからハロゲン成
分が選択されるルイス酸ハロゲン化物を含むことが好ましい。特定の非常に好ましい実施
形態において、ルイス酸触媒は、遷移金属から形成されたルイス酸ハロゲン化物、好まし
くはフッ化物、なおより好ましくは、Li、Na、K、Mg、Niおよびこれらの組み合
わせからなる群から選択された遷移金属から形成されたルイス酸ハロゲン化物である。ル
イス酸触媒を形成させるために用いられる薬剤および条件は本発明の範囲内で広く異なる
ことが可能である。例えば水性ハロゲン塩に溶解させ、その後、蒸発させ、焼成すること
によりLA触媒を形成させることが特定の実施形態において好ましい。1つの特定である
が非限定的な例において、触媒を形成させる方法は、1)「テフロン(Teflon)」
(登録商標)容器内で混合しつつHF水溶液(好ましくは49%HF水溶液)中で好まし
くは別個に大量の金属水酸化物、酸化物および/または炭酸塩を溶解させる工程と、2)
乾固まで溶液を蒸発させる工程と、3)好ましくはNなどの不活性ガスの存在下で十分
な期間にわたり高温で乾燥サンプルを焼成する工程と4)任意であるが好ましくは、好ま
しくは所望の形状に粉末をペレット化することと合わせて好ましくは微細粉末に粉砕する
ことによって、こうして製造された材料の粒子を形成させる工程とを含む。
中性金属触媒(本明細書において便宜上NM触媒と時には呼ばれる)に関して、触媒が
1種以上の遷移金属、好ましくはFe、Co、Ni、Cuおよびこれらの組み合わせから
なる群から選択された遷移金属を含むことが一般に好ましい。
触媒の特定の形態も広く異なることが可能である。例えば、本発明の触媒は、それらの
幾つかが触媒組成物の活性および/または長命を改善することが考えられる場合がある他
の成分を含んでもよい。触媒は、所望の形態に触媒を粒状化または造形する間に触媒の物
理的一体性を確実にするのを助ける結合剤および潤滑剤などの他の添加剤を含んでもよい
。適する添加剤は、例としてであるが制限のために必須でなく、ステアリン酸マグネシウ
ム、炭素およびグラファイトを含んでもよい。結合剤および/または潤滑剤を触媒に添加
する時、それらは、触媒の重量の約0.1〜5重量%を通常構成する。
更に、金属系触媒は、基材上に坦持されていないか、または坦持されている形態を取っ
て、あるいは場合によってこれらの形態の組み合わせの形態を取って用いてもよい。当業
者に知られているすべてのタイプの坦体が本発明により有用であると考えられている。例
として、本明細書で述べた触媒のいずれかは、炭素、活性炭、グラファイト、フッ化グラ
ファイトおよびこれらのいずれか2つ以上の組み合わせに必ずしも限定されないが、それ
らを含む1種以上の材料上に坦持してもよい。
一般に、活性炭からなる触媒のためのさらなる活性化工程または別個の活性化工程を行
うことは好ましくない。しかし、金属系触媒に関して、好ましくはHMO触媒およびLA
触媒のためのHF処理または高温でのNM触媒のH処理によって使用前にこうした触媒
を活性化することが時には好ましい。本発明の方法において一定時間にわたる使用後、触
媒の活性は低下し得る。これが起きた時、触媒を再活性化してもよい。触媒の再活性化は
、技術上知られているいずれかの手段によって、例えば、約100℃〜約400℃、好ま
しくは約200℃〜約375℃の温度で約0.5時間〜約3日にわたり触媒上に空気また
は窒素で希釈された空気を通し、その後、HMO触媒およびLA触媒のために約25℃〜
約400℃、好ましくは約200℃〜約350℃の温度でHF処理するか、またはNM触
媒のために約100℃〜約400℃、好ましくは約200℃〜約350℃の温度でH
理することにより実行してもよい。あるいは、触媒の再活性化は、酸化剤または還元剤と
原材料を反応器に共フィードすることにより実行することが可能である。
本明細書に含まれた全体的な教示に鑑みて本方法が、多様な反応温度条件に一致して用
いるために適合可能であってもよいことも考慮されている。例えば、好ましい実施形態に
おける反応温度が約100℃〜約600℃であってもよいと考えられている。本明細書で
用いられる「反応温度」という用語は、特に指示がない限り触媒床における平均温度を意
味する。特定の好ましい実施形態において、反応温度は、好ましくは約200℃〜約45
0℃、なおより好ましくは約300℃〜約400℃である。
多様な温度が本発明に関連して用いるために一般に適合可能であるが、出願人らは、転
化率および/または選択性、好ましくは両方に関して並外れた性能を約300℃から約4
00℃未満、なおより好ましくは約325℃〜約375℃の好ましい範囲内の反応温度の
使用によって達成することが可能であることを驚くべきことに見出した。これらの好まし
い範囲が本発明による転化反応に一般に用途を有すると考えられている一方で、こうした
範囲は、例えば、HFO−1234zeへのHCFC−244faの転化に関連して特定
の実施形態において特に並外れた結果をもたらす。
多様な圧力を本発明の方法に関連して用いてよいことも考慮されている。それにもかか
わらず、特定の好ましい実施形態において、反応は約5トルのおよそ真空から約200p
sigまでの範囲の圧力条件下で行われる。
本発明の好ましい反応のための多様な接触時間を用いてよいことも考慮されている。そ
れにもかかわらず、特定の好ましい実施形態において、滞留時間は、好ましくは約0.5
秒〜約600秒である。
本発明の好ましい態様において、転化されるべき反応物は原料ストリームに含まれ、転
化工程は、反応容器の1つ以上、好ましくは本発明の触媒を含む少なくとも1つの反応容
器を提供する工程と、所望の転化率を達成するために有効な条件下で容器に原料ストリー
ムを導入する工程とを含む。本明細書で用いられる「ストリーム」という用語が単数に限
定されないことが理解されるべきであり、特定の実施形態において、別個のストリームが
容器外で組み合わされ、その後、容器に一緒に導入されるか、または他の実施形態におい
て、その各々が異なる時間および/または異なる位置で容器に導入される別個のストリー
ムが反応器原料を構成する場合があると考えられている。この同じ慣行が用いられてきて
おり、特に指示がない限り本明細書の「ストリーム」という用語のすべての使用に全体を
通して本明細書において適用する。
以下の実施例を本発明の特定の例示として与える。しかし、本発明が実施例で記載され
た特定の詳細事項に限定されないことは留意されるべきである。
実施例
実施例1:活性炭上での244faの脱ハロゲン化水素
実施例1において、2種類の活性炭を脱ハロゲン化水素触媒として用いた。20ccの
各活性炭を用いた。HCFC−244fa(CHCHCHClF)を350℃の温度
で12g/時間の速度で各触媒上に通した。表1に示したように、両方の活性炭は70%
より高いHFO=1234ze(組み合わされたシスおよびトランス、以後、t/c−1
234zeと呼ぶ)への選択性および30%より低いHFO−1234zd(組み合わさ
れたシスおよびトランス、以後、t/c−1233zdと呼ぶ)への選択性を提供し、こ
れらの活性炭がHCFC−244faの脱フッ化水素より高いHCFC−244faの脱
塩酸に対する活性であることを示した。Al3+およびFe3+の濃度がより低いサンプ
ルがt/c−1234zeへの遙かにより高い選択性を示したことも注目される。
Figure 2014148525
実施例2:金属塩化物触媒上でのHCFC−244faの脱ハロゲン化水素
実施例2において、一連の一価金属塩化物、二価金属塩化物、三価金属塩化物を脱ハロ
ゲン化水素触媒として用いた。20ccの各金属塩化物触媒を用いた。HCFC−244
faを350℃の温度で12g/時間の速度で各触媒上に通した。表2に示したように、
すべての一価金属塩化物触媒および二価金属塩化物触媒は80%より高いt/c−123
4ze選択性および20%より低いt/c−1233zd選択性を提供し、これらの触媒
が244faの脱フッ化水素より高い244faの脱塩酸に対する活性であることを示し
た。触媒:10.0重量%LiCl/C、10.0重量%KCl/Cおよび10.0重量
%MgCl/C上で90%より高いHCFC−244fa転化率を達成した。他方、三
価鉄塩化物触媒は、約9%のt/c−1234ze選択性および約61%のt/c−12
33zd選択性を示し、それは、この触媒がHCFC−244faの脱塩酸より高いHC
FC−244faの脱フッ化水素に対する活性であることを示唆している。
Figure 2014148525
実施例3:炭素坦持LiCl触媒上でのHFC−244faの脱ハロゲン化水素
実施例3において、LiCl/C触媒中のLiCl装填率の影響を研究した。20cc
の各LiCl/C触媒を用いた。HCFC−244faを350℃の温度で12g/時間
の速度で各触媒上に通した。表3は、LiCl/C触媒の性能に及ぼすLiCl装填率の
影響を示している。LiCl装填率がHCFC−244faの転化率および製品分布に大
幅な影響を及ぼさないことが分かる。t/c−1234ze選択性は研究したすべてのL
iCl触媒について90%より高かった。これらの結果は、LiCl/CがHCFC−2
44faの脱塩酸のために優れており、LiCl装填率を広い範囲で変えることが可能で
あることを示している。
Figure 2014148525
実施例4:金属フッ化物触媒上でのHFC−244faの脱ハロゲン化水素
実施例4において、一連の一価金属フッ化物、二価金属フッ化物、三価金属フッ化物お
よび四価金属フッ化物を脱ハロゲン化水素触媒として用いた。20ccの各金属フッ化物
触媒を用いた。244faを350℃の温度で12g/時間の速度で各触媒上に通した。
表4に示したように、一価金属フッ化物触媒および二価金属フッ化物触媒が90%より高
いt/c−1234ze選択性および10%より低いt/c−1233zd選択性を提供
した一方で、三価金属フッ化物触媒および四価金属フッ化物触媒は、25%より低いt/
c−1234ze選択性および65%より高いt/c−1233zd選択性を示した。こ
れらの結果は、三価金属フッ化物触媒および四価金属フッ化物触媒でなく一価金属フッ化
物触媒および二価金属フッ化物触媒が244faの脱塩酸のために優れた触媒であること
を示している。
Figure 2014148525
実施例5:零価非貴金属触媒上でのHFC−244faの脱ハロゲン化水素
実施例5において、炭素上に坦持された一連の零価非貴金属を脱ハロゲン化水素触媒と
して用いた。20ccの各金属触媒を用いた。HCFC−244faを350℃の温度で
12g/時間の速度で各触媒上に通した。表5に示したように、すべての金属触媒は90
%より高いt/c−1234ze選択性および10%より低いt/c−1233zd選択
性を提供した。それは、これらの金属触媒がHCFC−244faの脱フッ化水素より高
いHCFC−244faの脱フッ化水素に対する活性であることを示している。研究した
金属の中で、Coは最高の活性を示した。
Figure 2014148525
本発明を特定の好ましい実施形態に関連して上で記載し例示してきたが、本発明は、こ
れらの実施例および実施形態に必ずしも限定されない。本発明の範囲は、以下で提示され
たおよび/または以後に提示された特許請求の範囲により定められる。
以下の実施例を本発明の特定の例示として与える。しかし、本発明が実施例で記載された特定の詳細事項に限定されないことは留意されるべきである。
実施例
実施例1:活性炭上での244faの脱ハロゲン化水素
実施例1において、2種類の活性炭を脱ハロゲン化水素触媒として用いた。20ccの各活性炭を用いた。HCFC−244fa(CF CH CHClF)を350℃の温度で12g/時間の速度で各触媒上に通した。表1に示したように、両方の活性炭は70%より高いHFO−1234ze(組み合わされたシスおよびトランス、以後、t/c−1234zeと呼ぶ)への選択性および30%より低いHFO−1234zd(組み合わされたシスおよびトランス、以後、t/c−1233zdと呼ぶ)への選択性を提供し、これらの活性炭がHCFC−244faの脱フッ化水素より高いHCFC−244faの脱塩酸に対する活性であることを示した。Al3+およびFe3+の濃度がより低いサンプルがt/c−1234zeへの遙かにより高い選択性を示したことも注目される。
本発明を特定の好ましい実施形態に関連して上で記載し例示してきたが、本発明は、これらの実施例および実施形態に必ずしも限定されない。本発明の範囲は、以下で提示されたおよび/または以後に提示された特許請求の範囲により定められる。
本発明は以下の態様を含む。
[1]
3〜6個の炭素原子を有するフッ化オレフィンの製造方法であって、2〜6個の炭素原子およびNの非フッ素ハロゲン置換度ならびにMのフッ素置換度を有するフッ化塩化アルカンを、前記アルカンの少なくとも約20重量%をN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1種以上のオレフィンに転化するのに有効な条件に供する工程を含む方法。
[2]
前記フッ化オレフィンが前記アルカンと同じ数の炭素原子を有する、[1]に記載の方法。
[3]
前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約50重量%を転化するのに有効な条件を含む、[1]に記載の方法。
[4]
前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約70重量%を転化するのに有効な条件を含む、[1]に記載の方法。
[5]
前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約80重量%を転化するのに有効な条件を含む、[1]に記載の方法。
[6]
前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約90重量%を転化するのに有効な条件を含む、[1]に記載の方法。
[7]
前記アルカンが式(I)
CF CHYCHFY (I)
(式中、YはHまたはF以外のハロゲンであるが、ただし前記Yの少なくとも1つがHであることを条件する)による化合物である、[1]に記載の方法。
[8]
前記1種以上のオレフィンが式(II)
CF CX=CHX (II)
(式中、前記Xの1つがHであり、前記Xのその他はFである)の化合物を含む、[7]に記載の方法。
[9]
前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも約20重量%を転化するのに有効な条件を含む、[8]に記載の方法。
[10]
前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも約50重量%を転化するのに有効な条件を含む、[8]に記載の方法。
[11]
前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも約70重量%を転化するのに有効な条件を含む、[8]に記載の方法。
[12]
前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも約80重量%を転化するのに有効な条件を含む、[8]に記載の方法。
[13]
前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも約90重量%を転化するのに有効な条件を含む、[8]に記載の方法。
[14]
前記フッ化オレフィンが3〜6個のフッ素置換基を有するフルオロプロペンを含む、[1]に記載の方法。
[15]
N+1の置換度を有する前記フッ化オレフィンがヘキサフルオロプロペンを含む、[14]に記載の方法。
[16]
N+1の置換度を有する前記フッ化オレフィンがペンタフルオロプロペンを含む、[14]に記載の方法。
[17]
前記アルカンがクロロトリフルオロプロパン(HCFC−244)を含む、[14]に記載の方法。
[18]
前記少なくとも1種以上のフッ化オレフィンがCHF=CFCF を含む、[1]に記載の方法。
[19]
前記アルカンがHCFC−244faを含む、[1]に記載の方法。
[20]
前記少なくとも1種以上のオレフィンがHFO−1234zeを含む、[19]に記載の方法。
[21]
前記供する工程が活性炭および/または金属系触媒からなる群から選択された触媒に前記アルカンを供する工程を含む、[1]に記載の方法。
[22]
前記供する工程が金属系触媒に前記アルカンを供する工程を含む、[21]に記載の方法。
[23]
前記金属系触媒がハロゲン化一価金属酸化物およびハロゲン化二価金属酸化物、一価ルイス酸金属ハロゲン化物および二価ルイス酸金属ハロゲン化物、零価金属およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、[22]に記載の方法。
[24]
前記金属系触媒が周期律表の第VIIIA族、第IB族および第IIB族の1つ以上に含まれる少なくとも1種の遷移金属を含む触媒を含む、[22]に記載の方法。
[25]
前記金属系触媒が約3〜約56の原子番号を有する少なくとも1種のアルカリ金属を含む触媒を含む、[22]に記載の方法。
[26]
前記金属系触媒が約12〜約56の原子番号を有する少なくとも1種のアルカリ金属を含む触媒を含む、[22]に記載の方法。
[27]
前記金属系触媒が約26〜約30の原子番号を有する少なくとも1種の遷移金属を含む触媒を含む、[22]に記載の方法。
[28]
前記金属系触媒が零価金属系触媒である、[22]に記載の方法。
[29]
前記零価金属系触媒が少なくとも1種の遷移金属を含む触媒を含む、[28]に記載の方法。
[30]
前記少なくとも1種の遷移金属が周期律表の第VIIIA族および第IB族に含まれる少なくとも1種の遷移金属を含む触媒を含む、[29]に記載の方法。
[31]
前記少なくとも1種の遷移金属が約26〜約29の原子番号を有する少なくとも1種の遷移金属を含む、[29]に記載の方法。
[32]
前記少なくとも1種の遷移金属が周期律表の第VIII族および第IB族に含まれるとともに約26〜約29の原子番号を有する少なくとも1種の遷移金属を含む、[29]に記載の方法。
[33]
前記供する工程が、活性炭、および/または金属が0、+1または+2の酸化状態にある金属系触媒からなる群から選択された触媒に前記アルカンを供する工程を含む、[1]に記載の方法。
[34]
前記供する工程が金属系触媒、炭素触媒およびこれらの組み合わせの存在下での気相反応を含む、[1]に記載の方法。

Claims (34)

  1. 3〜6個の炭素原子を有するフッ化オレフィンの製造方法であって、2〜6個の炭素原
    子およびNの非フッ素ハロゲン置換度ならびにMのフッ素置換度を有するフッ化塩化アル
    カンを、前記アルカンの少なくとも約20重量%をN−1の非フッ素ハロゲン置換度およ
    びMのフッ素置換度を有する1種以上のオレフィンに転化するのに有効な条件に供する工
    程を含む方法。
  2. 前記フッ化オレフィンが前記アルカンと同じ数の炭素原子を有する、請求項1に記載の
    方法。
  3. 前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1
    種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約50重量%を転化するのに有効な条件
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1
    種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約70重量%を転化するのに有効な条件
    を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1
    種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約80重量%を転化するのに有効な条件
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記供する工程がN−1の非フッ素ハロゲン置換度およびMのフッ素置換度を有する1
    種以上のオレフィンに前記アルカンの少なくとも約90重量%を転化するのに有効な条件
    を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記アルカンが式(I)
    CFCHYCHFY (I)
    (式中、YはHまたはF以外のハロゲンであるが、ただし前記Yの少なくとも1つがHで
    あることを条件する)による化合物である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記1種以上のオレフィンが式(II)
    CFCX=CHX (II)
    (式中、前記Xの1つがHであり、前記Xのその他はFである)の化合物を含む、請求項
    7に記載の方法。
  9. 前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも
    約20重量%を転化するのに有効な条件を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも
    約50重量%を転化するのに有効な条件を含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも
    約70重量%を転化するのに有効な条件を含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも
    約80重量%を転化するのに有効な条件を含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記供する工程が式(II)の1種以上の化合物に式(I)の前記化合物の少なくとも
    約90重量%を転化するのに有効な条件を含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記フッ化オレフィンが3〜6個のフッ素置換基を有するフルオロプロペンを含む、請
    求項1に記載の方法。
  15. N+1の置換度を有する前記フッ化オレフィンがヘキサフルオロプロペンを含む、請求
    項14に記載の方法。
  16. N+1の置換度を有する前記フッ化オレフィンがペンタフルオロプロペンを含む、請求
    項14に記載の方法。
  17. 前記アルカンがクロロトリフルオロプロパン(HCFC−244)を含む、請求項14
    に記載の方法。
  18. 前記少なくとも1種以上のフッ化オレフィンがCHF=CFCFを含む、請求項1に
    記載の方法。
  19. 前記アルカンがHCFC−244faを含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1種以上のオレフィンがHFO−1234zeを含む、請求項19に記
    載の方法。
  21. 前記供する工程が活性炭および/または金属系触媒からなる群から選択された触媒に前
    記アルカンを供する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  22. 前記供する工程が金属系触媒に前記アルカンを供する工程を含む、請求項21に記載の
    方法。
  23. 前記金属系触媒がハロゲン化一価金属酸化物およびハロゲン化二価金属酸化物、一価ル
    イス酸金属ハロゲン化物および二価ルイス酸金属ハロゲン化物、零価金属およびこれらの
    組み合わせからなる群から選択される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記金属系触媒が周期律表の第VIIIA族、第IB族および第IIB族の1つ以上に
    含まれる少なくとも1種の遷移金属を含む触媒を含む、請求項22に記載の方法。
  25. 前記金属系触媒が約3〜約56の原子番号を有する少なくとも1種のアルカリ金属を含
    む触媒を含む、請求項22に記載の方法。
  26. 前記金属系触媒が約12〜約56の原子番号を有する少なくとも1種のアルカリ金属を
    含む触媒を含む、請求項22に記載の方法。
  27. 前記金属系触媒が約26〜約30の原子番号を有する少なくとも1種の遷移金属を含む
    触媒を含む、請求項22に記載の方法。
  28. 前記金属系触媒が零価金属系触媒である、請求項22に記載の方法。
  29. 前記零価金属系触媒が少なくとも1種の遷移金属を含む触媒を含む、請求項28に記載
    の方法。
  30. 前記少なくとも1種の遷移金属が周期律表の第VIIIA族および第IB族に含まれる
    少なくとも1種の遷移金属を含む触媒を含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記少なくとも1種の遷移金属が約26〜約29の原子番号を有する少なくとも1種の
    遷移金属を含む、請求項29に記載の方法。
  32. 前記少なくとも1種の遷移金属が周期律表の第VIII族および第IB族に含まれると
    ともに約26〜約29の原子番号を有する少なくとも1種の遷移金属を含む、請求項29
    に記載の方法。
  33. 前記供する工程が、活性炭、および/または金属が0、+1または+2の酸化状態にあ
    る金属系触媒からなる群から選択された触媒に前記アルカンを供する工程を含む、請求項
    1に記載の方法。
  34. 前記供する工程が金属系触媒、炭素触媒およびこれらの組み合わせの存在下での気相反
    応を含む、請求項1に記載の方法。
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