JP2014105996A - 半導体装置の試験装置及び試験方法 - Google Patents

半導体装置の試験装置及び試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試験対象である複数の半導体装置のジャンクション温度を精度良く制御することができる半導体装置の試験装置を提供する。
【解決手段】半導体装置6が取り付けられる複数のソケット5を有するバーンインボード3と、少なくとも側部に形成された開口部4b、14bに向けて配置される送風ファン7a〜7dを有し、ソケット5を個別に覆う箱4、14と、バーンインボード3を収納する恒温槽2と、複数の前記半導体装置6の温度を個別に測定する温度センサ5cと、温度センサ5cにより検出した温度を比較し、送風ファン7a〜7dを回転することにより目標温度に達しない前記半導体装置6に気体を送風して熱交換させる制御部10とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置の試験装置及び試験方法に関する。
半導体集積回路装置において発生する初期不良は、ユーザに半導体集積回路装置が渡った後に発生すると致命的な問題になる。そこで、初期不良を取り除くためにスクリーニング、即ちバーンインテストが行われている。バーンインテストの方法として、代表的なものとして電圧加速と温度加速があり、そのような加速試験において半導体集積回路装置の使用時間と不良発生率との関係を求める方法が採用される。
使用時間を横軸にし、不良発生率を縦軸にとってグラフに示すと、グラフの曲線はちょうど風呂桶の形となるので、この曲線はバスタブ曲線と言われている。このようなバスタブ曲線からわかるように、一般的に、常温下では半導体集積回路装置は常温(25℃〜30℃)で使用していると約1000時間までの間に初期不良が発生し、さらに30万時間ぐらい以上で本当の寿命がくると推測されている。
したがって、常温下で半導体集積回路装置のバーンインテストを行うにはほぼ1000時間というような長い時間を要してしまうことになる。このため、一般にはバーンインテストを約125℃と高温で行うことで温度加速を行い、試験時間を約1時間から約96時間の範囲内に短縮させている。
半導体集積回路装置は、その製造後と出荷前の各々に対して種々の品質試験を行う必要があり、その中でも電圧加速、温度加速を加えてのバーンインテストは製品の品質保証として重要となる。
コンピュータの半導体集積回路装置に代表される記憶や演算をする素子の配線幅はより細線化されており、年々大容量化・高速化が図られている。一方、半導体集積回路装置の上面の表面積当たりの発熱量は、ペンティアム(登録商標)IVを例にとれば、発熱量は処理速度にほぼ比例して増大する。例えば、クロック数が1.5GHzのときに発熱量が57.9Wで、2GHzのときに75.3Wであり、それらの半導体集積回路装置表面温度の許容最高温度はそれぞれ73℃、76℃と定められている。
発熱量の大きい半導体集積回路装置を使用するパソコンやサーバでは、この半導体集積回路装置の温度上昇を抑制し、冷却する方法として種々の方式がある。例えば、ヒートシンクを半導体集積回路に取り付けた状態でファン送風する空冷方式、或いはチラー等により冷却した空気をファン送風する空冷方式、或いは冷媒の循環による水冷方式があり、その他の方式としてガス冷却方式、ペルチェ冷却方式等がある。
ところで、バーンイン装置内には通常、同一の恒温槽内に複数のバーンインボードを配備し、それらのバーンインボードには、複数の半導体集積回路装置(以下、LSIという。)を実装するLSIソケットが取り付けられている。これにより、LSIソケットに実装した複数のLSIを同時にバーンインテストすることができる。
ところが、LSIソケットに実装される複数のLSIには、内部の不純物濃度、配線幅などに製造上の誤差が僅かに存在し、各々の周波数特性、消費電流特性、消費電力特性が相違したり、各々の発熱温度が異なったりすることがある。そのような誤差のある複数のLSIを同時に同一条件下で動作させてバーンインテストを行うと、各々のLSIはバーンイン時の到達温度の違いによりジャンクション(周囲)温度が異なることがある。このため、全てのLSIをジャンクション温度の目標の分布範囲内に設定することが困難となる場合がある。ここで、ジャンクション温度Tj(℃)は、Tj=P×θja+Taで示される。但し、Pは消費電力(W)、θjaはパッケージ熱抵抗(℃/W)、Taは槽内温度(℃)である。
このため、各々のLSIの消費電力に固体差がある場合に、例えば、消費電力Pが最小1W、最大50Wとばらつきを持っていて、かつパッケージ熱抵抗θjaが1℃/WのLSIを考える。この例の場合には、ジャンクション温度Tjは当初から1℃〜50℃の温度分布範囲となってしまう。このため、従来のバーンイン装置のように槽内温度を一定温度に加熱する場合には、前述のようにジャンクション温度Tjの目標の分布範囲を温度差25℃の125℃〜150℃とすると、例に挙げた温度分布差50℃の範囲で発熱するLSIをそのバーンイン装置に入れることができなくなる。
また、同じバーンイン装置内、又は同じバーンインボード上に搭載した複数のLSIは、そのジャンクション温度が異なると、その中でも発熱量の大きいLSIから拡散される熱量が、近接配置された別のLSI付近に放出される。これにより、その付近に配置したLSIに加温伝達されてしまい、ジャンクション温度を超えてしまう不具合が生じる場合がある。
また、前述のジャンクション温度の目標の分布範囲に全てのLSIのジャンクション温度を入れるために、一般的に、LSIを固定している押さえ機構の中に、LSIを表面からヒータを使って個別に加温する構造を備えている。このため、温度センサによりこの温度を計測しながら、消費電力が低いLSIについてはヒータを加温してジャンクション温度Tjを規定の分布範囲に到達させる構造が使われている。この場合、加熱応答速度は内蔵したヒータの性能に依存してしまう。
これに関連する従来技術として次の構造が知られている。
第1の従来のバーンイン試験装置は、1つの恒温槽内に配設され、断熱部材で複数の部屋に区切られ、当該部屋ごとにガスの流入部及び流出部を有するラックを有している。そのバーンイン装置は、1つのファンと、1つのヒータと、複数の弁対と、吸排気口とを備えている。1つのファンは、恒温槽内に配設されてガスを循環させ、また、ヒータは、恒温槽内に配設され、循環するガスを加熱する。さらに、複数の弁体は、前記部屋ごとに対応させて循環するガスの流量を制御する。また、吸排気口は、弁体に対応するとともに、外気を調節可能に吸排気し、少なくとも弁体と吸排気口の制御により、ラック内の部屋ごとに温度制御が行えるように構成されている。
第2の従来のバーンイン試験装置は、気体を供給する気体供給手段と、複数の試料体を実装する一又は複数の試験室と、前記気体供給手段により供給される気体を前記試験室に向けて供給する送風ダクトとを備えている。これにより、気体供給手段により送風ダクトを介して供給された気体を、試験室に実装された各試料体の発熱状況に応じ、試料体毎に流量調整して吹き付け可能となる。そのようなバーンイン試験装置によれば、通電されると自己発熱によって目標とした温度帯を超えて発熱する試料体を目標の温度帯に制御し、その状態で試験を行う。
特開2005−257564号公報 特開2008−267818号公報
上記の第1の従来技術では、複数の部屋にラックが区切られてはいるが、バーンインボード1枚1枚から見ると、同一ラック内に設置されており、このバーンインボードに消費電力の固体差がある複数のLSIを搭載する場合には上述の課題である温度分布の不均一性を改善するものではない。
また、上記の第2の従来技術によれば、個別のLSIにその発熱量に整合した量の気体を送風ダクトから供給する。しかし、供給目標のLSIに近接して配置された他のLSIにもこの気体が放出され、それらのLSIにも熱が伝達されてしまい、目標となるジャンクション温度を制御できない場合がある。
従って、上記の第1、第2の従来のバーンイン試験装置は、バーンインボードに実装された全ての半導体集積回路装置を目標のジャンクション温度の分布範囲に設定することは困難であり、さらなる改善が必要である。
本発明の目的は、バーンイン試験の際に試験対象である複数の半導体装置のジャンクション温度を精度良く制御することができる半導体装置の試験装置及び試験方法を提供することである。
本実施形態の1つの観点によれば、半導体装置が取り付けられる複数のソケットを有するバーンインボードと、側部に形成された第1開口部と前記第1開口部に向けて配置される第1送風ファンとを含み、前記ソケットを個別に覆う複数の箱と、前記バーンインボードを収納する恒温槽と、複数の前記半導体装置の温度を個別に測定する複数の温度センサと、前記複数の温度センサにより検出した前記温度を比較し、前記第1送風ファンを回転させる制御部と、を有する半導体装置の試験装置が提供される。
発明の目的および利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素および組み合わせによって実現され達成される。前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、典型例および説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない、と理解されるものである。
本実施形態によれば、試験対象である複数の半導体装置のジャンクション温度を精度良く制御することができる。
図1は、第1実施形態に係る半導体装置の試験装置の一例を示す断面図である。 図2は、第1実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボード上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボード上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す拡大側断面図である。 図4は、第1実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボード上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す平面図であり、間仕切り箱は断面で示されている。 図5は、第1実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードとその上に第2の例の間仕切り箱を載せた状態を示す斜視図である。 図6は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードとその上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す斜視図である。 図7は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードとその上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す拡大断面図である。 図8は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードとその上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す平面図であり、間仕切り箱は断面で示されている。 図9は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第1例を示す平面図であり、間仕切り箱は断面で示されている。 図10は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第1例を示す断面図である。 図11は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第2例を示す平面図であり、間仕切り箱は断面で示されている。 図12は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第2例を示す側断面図である。 図13は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第3例を示す平面図であり、間仕切り箱は断面で示されている。 図14は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第3例を示す側断面図である。 図15は、第3実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードとその上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す側断面図である。 図16は、第3実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードとその上に間仕切り箱を載せた状態の一例を示す斜視図である。 図17は、第3実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第1例を示す側断面図である。 図18は、第3実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードに取り付けられた半導体装置の温度管理の第2例を示す側断面図である。 図19は、第3実施形態に係る半導体装置の試験装置に使用されるバーンインボードとその上に間仕切り箱を載せた状態の他の例を示す側断面図である。 図20は、第4実施形態に係る半導体装置の試験方法を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して実施形態を説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
(第1の実施の形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体装置の試験装置の一例を示す断面図、図2は、図1に示す半導体装置の試験装置に収納するバーンインボード及び間仕切り箱の一例を示す斜視図である。図3は、図2に示すバーンインボード及び間仕切り箱の一部を拡大した断面図、図4は、図2に示すバーンインボード及び間仕切り箱を平面からみた断面図である。
図1において、バーンイン装置1内に取り付けられる恒温槽2は、その内部空間の温度を測定する温度センサ2aを有し、さらに、複数のバーンインボード3を上下左右に互いに間隔をおいて配置できる内部構造を有している。温度センサ2aにより検出された温度の電子データは信号線を介して制御部10に送られる。なお、恒温槽2内は空気が充填されているとして以下に説明するが、窒素、その他の不活性ガス、又はそれを含む気体を充填してもよい。
バーンインボード3の上には、図2、図3、図4に例示するように、複数のLSIソケット5が間隔をおいて複数列に取り付けられている。バーンインボード3は、耐熱絶縁材、例えばガラスエポキシ製の基板を有し、その内部や表面には、バーンイン試験に必要な配線(不図示)、ビア(不図示)等が形成され、さらにそれらに接続される端子3aが形成されている。端子3aは、外部の制御部に電気的に接続されている。また、LSIソケット5は、その内部に取り付けられる半導体装置6内の半導体集積回路をバーンインボード3の電気回路に接続できる構造を有している。
LSIソケット5の本体には、図2、図3に示すように、半導体装置6の半田バンプ6aに接続される配線構造5aが形成されている。また、LSIソケット5の上蓋5bの中央には、上蓋5bを閉じた状態で半導体装置6の上面に接触するヒートシンク5cが取り付けられ、ヒートシンク5cの内部にはヒータ5dと温度センサ5eが取り付けられている。ヒータ5dと温度センサ5eは、LSIソケット5内の配線とバーンインボード3の配線(不図示)、端子3aを介して外部の制御部10に接続される。これにより、ヒータ5dは制御部10により温度が制御され、また、温度センサ5eにより検出される半導体装置6表面の温度のデータは制御部10で記憶され処理される。
複数のLSIソケット5は、バーンイン試験の際にバーンインボード3の上で間仕切り箱4により個別に覆われる。間仕切り箱4は、耐熱性の良い材料、例えばステンレスや耐熱性樹脂から形成され、その内部には空間が形成され、外部からの熱を受け難くされている。間仕切り箱4の外形は、下面開放の直方体状に形成され、その内側にはLSIソケット6の側部に嵌め込まれる突起4aが形成されている。間仕切り箱4の4つの側面には開口部4bが形成され、それらの開口部4bには、複数枚の羽根を有する送風ファン7a〜7dが取り付けられている。間仕切り箱4における4つの送風ファン7a〜7dは、制御部10によって回転方向、即ち送風方向が調整される。送風ファン7a〜7dのそれぞれのモータに接続される配線8は、図3に示すように、間仕切り箱4の壁面に這わせてバーンインボード3の配線(不図示)に接続される。
次に、上記の試験装置を使用してバーンイン試験を行う方法を説明する。
まず、バーンインボード3の上面に取り付けられたLSIソケット5の本体に半導体装置6を嵌め込んで配線構造5aに接続し、上蓋5bを閉じる。これにより、図3に示すように、半導体装置6の上面にはヒートシンク5cが接続され、さらにヒートシンク5cを介してヒータ5dと温度センサ5eが接続される。そして、半導体装置6を全てのLSIソケット5内に取り付けた後に、LSIソケット5を間仕切り箱4により個別に覆い、その状態でバーンインボード3を図1に示すように恒温槽2に入れる。恒温槽2内の空間は例えば内蔵のヒータ(不図示)により例えば約100℃〜130℃に加熱される。
その後に、制御部10からバーンインボード3の配線等を介して半導体装置6に試験用の電圧を印加してバーンイン試験を開始する。電圧が印加された半導体装置6は温度が上昇し、さらに恒温槽2内の空間内の熱を得て目標温度まで到達することが好ましい。半導体装置6表面の温度、即ちジャンクション温度は、ヒートシンク5cを介して温度センサ5eにより検出され、その信号は制御部10により測定され、記憶される。また、制御部10は、そのような温度加速下でのバーンイン試験時間を約1時間〜約96時間の範囲内に設定し、試験時間経過後に半導体装置6への電圧の印加を停止する。
この場合、複数の半導体装置6の周囲に配置された温度センサ5eは、間仕切り箱4内で半導体装置6のジャンクション温度を個別に検出し、その検出値は制御部10により受信される。その検出により、目標温度、例えば125°〜150°よりも高いジャンクション温度となる半導体装置6が存在する場合には、制御部10は、そのような高温の半導体装置6を囲む間仕切り箱4のうち少なくとも1つの送風ファン7a〜7dを回転させてジャンクション温度を調整する。このような送風により間仕切り箱4内の温度は、その内部での気体、即ち空気の入れ替わりにより低下するので、ヒートシンク5cを介した熱交換により半導体装置6の温度が低下して目標温度に到達するように調整される。なお、1つの送風ファン7aを回転させても、回転しない他の送風ファン7b〜7dの隙間から僅かに空気が流入することもある。
また、検出された温度が目標温度より低い場合には、隣接する半導体装置6の温度と比較する。低温の半導体装置6の周囲に高温の半導体装置6が存在する場合には、送風ファン7a〜7dを回転させることにより、高温の半導体装置6を覆う間仕切り箱4内の高温の空気、即ち熱を低温の半導体装置6に送り、低温の半導体装置6を囲む間仕切り箱6では空気を流入する方向で送風ファン7a〜7dの少なくとも1つが回転する。これにより、温度の相違する空気を間仕切り箱4の相互間で個別かつ早期に移動させ、半導体装置6の全体での温度の平準化を図りながらバーンイン試験が続行される。
例えば、図4に示す平面図において、第2列目、第2行目の半導体装置6(6a22)の温度が他の半導体装置6より高くなっているとする。この場合、温度センサ5eにより検出される温度を管理する制御部10は、第2列目、第2行目に配置された間仕切り箱4(4a22)の送風ファン7a〜7dを回転させ、その内部の空気を低温の空気に入れ替える。これにより、間仕切り箱4a22内のヒートシンク5cを介する空冷により半導体装置6a22のジャンクション温度が目標温度となるように調整する。
この場合、送風ファン7a〜7dにより間仕切り箱4から外側に放出された高温の空気は、それより温度の低い側の第2列目、第1行目の低温の半導体装置6(6a21)を囲む間仕切り箱4(4a21)に向けて送られる。即ち、第2列目、第1行目の間仕切り箱4a21は、送風ファン7a〜7dを回転させ、第2列目、第2行目の間仕切り箱4a22から熱エネルギーを取り込み、その中のヒートシンク5cを介して半導体装置6a21を加熱する。この場合、第2列目、第1行目の半導体装置6a21は、目標温度よりも低温の場合や、目標温度の範囲のうち低温側になっていると仮定している。なお、低温の半導体装置6a21を囲む間仕切り箱4a21から高温の半導体装置6a22を囲む間仕切り箱4a22へ送風してもよい。
これにより、バーンインボード3上の半導体装置6のそれぞれの温度、即ちジャンクション温度を平準化することができる。しかも、一方の半導体装置6から移動させた熱エネルギーを他の半導体装置6の加熱或いは冷却に使用するので本試験装置は省エネのシステムとなっている。
送風ファン7a〜7dの回転による送風を介した半導体装置6同士の熱交換によっても半導体装置6が目標温度より高い場合があれば、制御部10の制御により恒温槽2の加熱温度を低くして、間仕切り箱4内の熱とその周囲の雰囲気の熱を送風ファン7a〜7dの回転により交換して半導体装置6の温度を低下させてもよい。この場合、制御部10は、例えば、半導体装置6上の温度センサ5dと恒温槽2の温度センサ2aの双方の測定温度を比較し、恒温槽2の温度を調整してもよい。なお、ヒータ5dによって半導体装置6の温度を個別に調整してもよい。
ところで、図5に示すように、間仕切り箱4の4つの側面だけでなく、その天井にも送風ファン7eを取り付けてもよい。この場合の制御部10による送風ファン7a〜7eの回転制御として、例えば、側面に取り付けた4つの送風ファン7a〜7dにより吸気し、天井の送風ファン7eにより上に向けて排気してもよい。これにより、その上に配置されるバーンインボード3の一部に温気又は冷気を当てることができる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2実施形態に係る半導体装置の試験装置に収納するバーンインボード及び間仕切り箱の一例を示す斜視図である。図7は、図6に示すバーンインボード及び間仕切り箱の一部を拡大した側部の断面図、図8は、図6に示すバーンインボード及び間仕切り箱の平面の断面図である。なお、図6〜図8において、図1〜図4と同じ符号は同じ要素を示している。
図6〜図8において、バーンインボード3は、第1実施形態と同様に、図1に示すバーンイン装置1内に取り付けられる恒温槽2内に上下左右に互いに間隔をおいて配置できる構造を有している。バーンインボード3の上には、図6、図7、図8に例示するように、複数のLSIソケット5が間隔をおいてマトリクス状に取り付けられている。
LSIソケット5は、バーンイン試験の際にバーンインボード3の上で間仕切り箱14により個別に覆われる。間仕切り箱14は、耐熱性の良い材料、例えばステンレスや耐熱性樹脂から形成され、その外形は内部に空間を有する下面開放の直方体状に形成され、その内側にはLSIソケット6の側面に嵌め込まれる突起14aが形成されている。間仕切り箱14の4つの側面のそれぞれには開口部14bが形成され、それらの開口部14bには、シャッター15a〜15dが取り付けられている。シャッター15a〜15dのそれぞれは、横長の羽根板を開閉自在に上下に隙間無く並べた構造を有し、それぞれの羽根板の両側端の上部は開口部14bの内側面に回動自在に軸受けされている。
間仕切り箱14内において、シャッター15a〜15dよりも内側には、第1実施形態で説明した送風ファン7a〜7dが配置され、送風ファン7a〜7dのそれぞれの回転により生じた風向きに合わせてその近傍のシャッター15a〜15dが前方又は後方に自在に開くようになっている。なお、図8に示されるシャッター15a〜15dのうち黒い部分は閉じた状態を示し、白い部分は送風ファン7a〜7dの回転により開いた状態を示している。この表示は他の図面も同様である。
次に、バーンイン試験を行う方法を説明する。
まず、第1実施形態と同様に、バーンインボード3の上面に取り付けられたLSIソケット5の本体に半導体装置6を嵌め込んで上蓋5bを閉じた後に、LSIソケット5に間仕切り箱14を上から嵌め込む。そして、バーンインボード3を図1に示すように恒温槽2に入れる。
その後に、恒温槽2の内部の温度を上げ、その内部の温度を例えば100°〜130°の温度範囲に到達するように加熱し、制御する。その後に、制御部10によりLSIソケット5内の半導体装置6に電圧を印加してバーンイン試験を行う。
この場合、複数の半導体装置6のそれぞれの周囲に配置された温度センサ5dは半導体装置6のジャンクション温度を検出し、その検出値に基づいて制御部10はその温度が目標温度、例えば125°〜150°になっているか否かを判断する。また、その検出により、目標温度よりも高いジャンクション温度となる半導体装置6が存在していると制御部10が判断する場合には、制御部10は、温度の高い半導体装置6を覆う間仕切り箱4の送風ファン7a〜7dを駆動して内部を空冷する。
このようにして、半導体装置6表面の温度を下げてジャンクション温度が目標温度に達するように調整する。例えば、図7の左側の間仕切り箱14a11に示すように、対向する2つの送風ファン7a、7bの回転方向を同じにし、これによりシャッター15a、15cを開かせて外部から低い温度の空気(気体)を入れる。これにより、目標より高い温度の半導体装置6を早期に目標温度のジャンクション温度まで低下することができる。
また、検出された温度が目標温度より低い場合には、送風ファン7a〜7dの回転とシャッター15a〜15dの開きにより、温度の高い外部の空気を間仕切り箱14内に取り入れる。これにより、間仕切り箱14内ではヒートシンク5bを介して半導体装置6表面の温度を上げる。これにより、半導体装置6のジャンクション温度を目標温度に早期に達成させる。
以上のような送風ファン7a〜7dの回転制御によりジャンクション温度の調整をしながらバーンイン試験を行う。そのような温度は、試験時間が満了するまで温度センサ5eの検出値に基づいて制御部10により管理される。
この場合、送風ファン7a〜7dにより高温の空気が間仕切り箱14の外側に放出されるが、隣接する間仕切り箱14のうち開口部14bがシャッター15a〜15dで閉じられていると、その中には温風は入らない。従って、第1実施形態と異なり、停止している送風ファン7a〜7dの羽根の隙間を通して間仕切り箱4内に外気が流れ込むことはない。また、送風ファン7a〜7dにより送風された空気は、シャッター15a〜15dが閉じられた間仕切り箱14に入らずに間仕切り箱4の間の空間を通って流れ、循環する。これにより、恒温槽2内の温度が高くなる場合には、制御部10は恒温槽2自体の加熱温度を下げる。このため、加熱に必要な総エネルギー量は殆ど変わらないので省エネに敵っている。
次に、恒温槽2内において、間仕切り箱14の内側と外側の温度と、隣同士の間仕切り箱14の相互間の温度の制御について具体例を挙げて説明する。
まず、図9、図10に示すように、第1列目にある第1行目〜第4行目の間仕切り箱14をそれぞれ第1〜第4の間仕切り箱14x11〜14x14とする。さらに、第2列目にある第1行目〜第4行目の間仕切り箱14をそれぞれ第5〜第8の間仕切り箱14x21〜14x24とする。
そして上記のような方法によりジャンクション温度を設定してバーンイン試験を行う。さらに、バーンイン試験の途中における第1〜第8の間仕切り箱14x11〜14x14、14x21〜14x24のそれぞれの中の温度センサ5eの検知温度を制御部10により検知する。この場合、第1〜第8の間仕切り箱14x11〜14x14、14x21〜14x24のそれぞれの中の半導体装置6が150℃、90℃、100℃、130℃、100℃、150℃、150℃、130℃の温度に発熱し、さらに恒温槽2内の設定温度を目標温度よりも低い100℃に加熱さしているとする。この状態で、制御部10はそれらの検出温度を比較する。
第7の間仕切り箱14x23内の半導体装置6の温度は、目標温度の上限の150℃であり、しかも恒温槽2の設定温度100℃より高く、隣接する第3の間仕切り箱14x13内の温度よりも高くなっている。さらに、第7の間仕切り箱14x23の斜め横に隣接する第2の間仕切り箱14x12内の半導体装置6の温度は目標温度よりも低くなっている。
そこで、それらの温度を比較して第7の間仕切り箱14x23内の熱エネルギーを第2の間仕切り箱14x12内に移し、第2の間仕切り箱14x12内の半導体装置6の温度を上昇させることにする。
その方法として、図9、図10に示すように、第7の間仕切り箱14x23では、第3の間仕切り箱14x13に近い送風ファン7aとこれに対向する送風ファン7bを回転させる。これにより、第7の間仕切り箱14x23内の高温の空気は第3の間仕切り箱14x13に向けて排気され、さらに恒温槽2内の100℃の空気は第7の間仕切り箱14x23内に吸気される。
従って、第7の間仕切り箱14x23内の空気の温度は下がり、その中の半導体装置6の温度は空冷により低下する。また、第3の間仕切り箱14x13において、第7の間仕切り箱14x23に近い送風ファン7bを吸気側に回転させて、第7の間仕切り箱14x23から高温の空気を流入させる。これにより、第3の間仕切り箱14x13内には、高い温度の空気が入り込むので、その中の半導体装置6はその上のヒートシンク5cを介して加熱され、温度が上昇する。なお、送風ファン7a〜7dの回転により生じる風力によりシャッター15a〜15dが開く。
さらに、図9に示すように、第3の間仕切り箱14x13では、隣の第2の間仕切り箱14x12に近い側の送風ファン15cを排気側に回転させ、その中の高温の空気を第2の間仕切り箱14x12に移動させる。これにより、第2の間仕切り箱14x12内の半導体装置6はヒートシンク5cを介して加熱され、温度が上昇する。さらに同様にして、図9の破線の矢印に示す方向に空気を移動させることにより、全ての間仕切り箱14内の半導体装置6の温度は平準化され、目標温度125℃〜150℃に達するまで温度が調整される。
次に、恒温槽2の温度を目標温度125℃〜150℃の範囲内に設定し、この状態で間仕切り箱14内の半導体装置6のジャンクション温度を調整する方法の一例を図11、図12に基づいて説明する。
例えば、検出温度第1〜第8の間仕切り箱14x11〜14x14、14x21〜14x24のそれぞれの中の半導体装置6の温度が110℃、90℃、100℃、110℃、100℃、120℃、120℃、110℃に発熱しているとする。また、恒温槽2による加熱温度を目標温度の範囲内の130℃とする。
制御部10は、温度センサ2a、5e等を介して全ての間仕切り箱14内の半導体装置6と恒温槽2内のそれぞれの温度を互いに比較する。そして、全ての間仕切り箱14内の半導体装置6の温度が間仕切り箱14の周囲の恒温槽2内の温度よりも低く、しかも目標温度以下の場合には、送風ファン7a〜7dを制御する。この場合、全ての間仕切り箱14のうち互いに向かい合わない送風ファン7a〜7dを回転させて外気を全ての間仕切り箱14に取り入れることが好ましい。しかし、複数の間仕切り箱14の相互間に形成される空気の流路において、空気の排気路を確保する必要がある。そこで、温度が最も低い半導体装置6を覆う第2の間仕切り箱14x12における送風ファン7a〜7dのうち他の間仕切り箱14に隣接しない送風ファン7aを排気用に回転させる。そして、図11の破線の矢印に示す方向に空気が移動するように、全ての間仕切り箱14内の送風ファン7a〜7dの回転を制御する。
これにより、第1〜第8の間仕切り箱14x11〜14x14、14x21〜14x24の各々には温度の高い方から低い方向に向かってその周囲の熱が入り、その中のヒートシンク5cを介して半導体装置6を加熱し、半導体装置6のジャンクション温度を目標温度に上昇させる。これにより恒温槽2内の温度は熱交換により次第に低下するが、制御部10は、必要に応じて恒温槽2の温度を高くする。この場合、隣り合わせる半導体装置6の表面温度が同じである場合には、それらを囲む間仕切り箱4のシャッター15a〜15dのうち互いに対向するものを開いても熱交換は殆どされないので、そのような対向するシャッターは閉じるようにしてもよい。例えば、図11では、第4の間仕切り箱14x14と第8の間仕切り箱14x24のうちの互いに対向するシャッター15a、15bは、送風ファン7a、7bの回転停止により閉じた状態にする。同様に、第6の間仕切り箱14x22と第7の間仕切り箱14x23において互いに対向するシャッター15c、15dも同様用に閉じる。なお、そのように送風ファン7a〜7dを回転させて熱気を移動させても各半導体装置6の温度が目標に達しない場合には、ヒートシンク5c内のヒータ5dによって加熱して温度を目標に達するようにしてもよい。
次に、恒温槽2の加熱温度が目標温度の最低値125℃より低く、しかも一部の間仕切り箱14に覆われる半導体装置6表面の温度が目標温度よりも低い場合のジャンクション温度調整方法を図13、図14に基づいて説明する。
図13において、第1〜第8の間仕切り箱14x11〜14x14、14x21〜14x24のそれぞれの中の半導体装置6の温度を150℃、90℃、100℃、130℃、100℃、150℃、150℃、130℃とする。さらに、恒温槽2内の設定温度を目標温度範囲の125℃〜150℃よりも低い100℃とする。
まず、ジャンクション温度が低い第2、第3、第5の間仕切り箱14x12、14x13、14x21のうち他の間仕切り箱14に隣接しない側の送風ファン7a〜7dの回転を停止する。また、ジャンクション温度がほぼ同一で互いに隣接する第4、第8の間仕切り箱14x14、14x24と第6、第7の間仕切り箱14x22、14x23において互いに隣接する送風ファン7a〜7dを停止する。さらに、互いに隣接する間仕切り箱14において、温度の高い方から低い方に向けて空気が移動するように送風ファン7a〜7dの回転方向を制御する。さらに、目標温度125℃〜150℃の範囲内かそれ以上の温度に発熱している半導体装置6を覆う第4、第6〜第8の間仕切り箱14x14、14x22〜14x24では、温度の低い他の間仕切り箱14に向けて空気を排出するように送風ファン7a〜7dを回転させる。これにより、全ての間仕切り箱14内の温度の差が縮小して目標温度に達するようにジャンクション温度が制御される。
以上のように、本実施形態では、間仕切り箱14の開口部14bに開閉自在なシャッター15a〜15dを取り付け、その内側に第1実施形態と同様に送風ファン7a〜7dを取り付けている。このため、第1実施形態と同様に、送風ファン7a〜7dにより間仕切り箱14の空気(気体)の出入りを間仕切り箱14相互間で個別に制御できるので、間仕切り箱14内に必要な熱の出入りを個別に調整することができる。これにより、ジャンクション温度の管理の精度を高くすることができる。しかも、間仕切り箱14の開口部14bにはシャッター15a〜15dが取り付けられているので、停止された送風ファン7a〜7dの羽根の間を通して不用な熱風又は冷風が入ることを防止できる。
(第3の実施の形態)
図15は、第3実施形態に係る半導体装置の試験装置に収納するバーンインボード及び間仕切り箱の一例を示す断面図である。なお、図15において、図1〜図4と同じ符号は同じ要素を示している。
図15において、バーンインボード3は、第1実施形態と同様に、図1に示すバーンイン装置1の恒温槽2内に上下左右に互いに間隔をおいて配置できる構造を有している。バーンインボード3の上には、図6、図7、図8に示したと同様に複数のLSIソケット5が間隔をおいてマトリクス状に取り付けられている。
LSIソケット5を覆う間仕切り箱14は、第2実施形態と同様に、4つの側面に開口部14bが形成され、さらに天井にも開口部14eが形成されている。それらの5つの開口部14b、14eにはシャッター15a〜15eが取り付けられ、それらの内側には送風ファン7a〜7eが配置されている。4つの側面に取り付けられるシャッター15a〜15dは、第2実施形態と同様に、送風ファン7a〜7dの回転の風向きによって内側又は外側に開く構造を有している。また、天井に取り付けられるシャッター15eは、ゴムのような弾性材から形成される複数枚の横長の羽根板を横方向に隙間無く並べた構造を有し、それぞれの羽根板の両側端の一部は開口部14eの内側面に軸受けされ、送風ファン7eの回転の風向きにより上側又は下側に開く構造を有している。なお、天井側の送風ファン7eには天井と側面を這わせる配線(不図示)が接続されている。
このような間仕切り箱14によれば、その内部の熱を外部に放出する際に、天井に設けられた送風ファン7eとシャッター15eによって上方又は下方に気体を導くことができ、恒温槽2内で三次元的に熱の移動を管理することができる。即ち、天井にシャッター15e及び送風ファン7eを有する間仕切り箱14を備えたバーンインボード3は上下方向に熱を移動させてジャンクション温度を調整することが可能になる。例えば、図1に示した恒温槽2内において、図16に示すように間仕切り箱14を有するバーンインボード3を上下に配置する場合に、上下のバーンインボード3に配置される半導体装置6のジャンクション温度を例えば次のように調整することができる。
図17は、恒温槽2内で上下に配置される2枚のバーンインボード3の一部を示し、それぞれのバーンインボード3(3a、3b)上で半導体装置6が実装された2つのLSIソケット5は間仕切り箱14により覆われている。例えば、恒温槽2内の温度を125℃に設定する。また、下側のバーンインボード3aの第1、第2の間仕切り箱14y31、14y32内の半導体装置6のそれぞれの温度を100℃、150℃とし、上側のバーンインボード3b上の第3、第4の間仕切り箱14y41箱14y42内の半導体装置6の温度をそれぞれ同じ120℃とする。なお、恒温槽2の温度を100℃に設定してもよい。
この場合、第1、第3、第4の間仕切り箱14y31、14y41、14y42内の半導体装置6のジャンクション温度を125℃〜150℃の間の目標温度に到達させる必要がある。そこで、制御部10は、第1〜第4の間仕切り箱14y31、14y32、14y41、14y42内の各温度センサ5cの検出値に基づいて温度を比較し、温度の高い領域から温度の低い領域に熱を移動させて第1〜第4の間仕切り箱14y31、14y32、14y41、14y42内の温度を平準化する。即ち、第2の間仕切り箱14y32内の半導体装置6の周囲の空気(気体)を上側のバーンインボード3bに向けて排出する。
例えば、第2の間仕切り箱14y32内の送風ファン7a、7bを同じ方向に回転させてシャッター15a、15bを開き、125℃の外気を第2の間仕切り箱14y32内に吸気する一方でその中の高温の空気を第1の間仕切り箱14y31に向けて排気する。さらに、第1の間仕切り箱14y31における送風ファンのうち第2の間仕切り箱に近い送風ファン7aを回転させて第2の間仕切り箱14y32から排気された高温の空気を流入させる。この場合、第1の間仕切り箱14y31のうち第2の間仕切り箱14y32とは反対側の送風ファン7bは停止させ、残りの送風ファン7c、7dは図示しない隣接する間仕切り箱14の温度の低い側に排気するように回転させる。
また、第4の間仕切り箱14y42内の送風ファン7aを回転させて、100℃の外気を第4の間仕切り箱14y42内に吸気する一方でその中の高温の空気を第3の間仕切り箱14y41に向けて排気する。さらに、第3の間仕切り箱14y41における送風ファンのうち第4の間仕切り箱14y42に近い送風ファン7aを回転させて第4の間仕切り箱14y42から排気された高温の空気を取り込む。この場合、第3の間仕切り箱14y41のうち第4の間仕切り箱14y42とは反対側の送風ファン7bは停止させ、残りの送風ファンは図示しない隣接する間仕切り箱の温度の低い側に排気するように回転させる。
さらに、第2の間仕切り箱14y32の天井側の送風ファン7eを排気用に回転させてシャッター15eを開くことにより、その内部の高温の空気を上方に排気する。これにより、上側のバーンインボード3bの下面に熱風を当てるとともに熱風を上側のバーンインボード3bの下面に沿わせて移動させて第4の間仕切り箱14y42の側方に移動させる。また、第4の間仕切り箱14y42は、天井の送風ファン7eを吸気用に回転させて第2の間仕切り箱14y32から放出された熱気を取り込む。これにより、第4の間仕切り箱14y42は底面からの加熱と天井からの熱の吸気により温度が高くなり、その中の半導体装置6の温度をヒートシンク5cを介して高くする。
ところで、第4の間仕切り箱14y42は下面から熱風を当てているため温度が上がりすぎる場合には、図18に示すように、第4の間仕切り箱14y42の天井の送風ファン7eの回転を排気用に変更して低温の空気を排気して温度を下げるように調整してもよい。これと同時に、第2の間仕切り箱14y32のうち第1の間仕切り箱14y31とは逆に配置された送風ファン7aを排気側に回転させて温度を下げるようにしてもよい。同様に、第4の間仕切り箱14y42のうち第3の間仕切り箱14y41とは逆に配置された送風ファン7aを排気側に回転させてその中の高温の空気を早期に外部に放出してもよい。なお、図18に示す第4の間仕切り箱14y42では天井と2つの側面側の3つの送風ファン7a、7b、7eを排気側に回転させているので、内部の圧力が低下する。この場合、残りの送風ファン7c、7dを回転させないときには、それらに近い回動自在のシャッター15c、15dは圧力差により内側に開かれ、それらの送風ファン7c、7dの羽根の間を通して外気を取り込むことになる。
そのように、間仕切り箱14の天井にシャッター15eと送風ファン7eを取り付けることにより、半導体装置6の温度管理を三次元的に行うことが可能になる。
ところで、図19に示すように、バーンインボード3に装着されるソケット5のうち半導体装置6の半田バンプ6aに接続される配線構造5aとして接触ピン端子16を使用し、接触ピン端子16をバーンインボード3の下面から露出させる構造を採用してもよい。これによれば、その下方に配置される間仕切り箱14の天井のシャッター15eを通して放出される風が接触ピン端子16に当たり、接触ピン端子16を伝搬した熱エネルギーにより半導体装置6を加熱又は冷却することが可能になる。
(第4の実施の形態)
図20は、第4の実施の形態に係る半導体装置の試験方法のフローチャートを示している。
図20のフローは、例えば、図16に示す複数のバーンインボード3a、3bを恒温槽2に収納する構造を有する半導体装置の試験装置1を使用して行われる。温度制御は、コンピュータである制御部10にインストールされたプログラムに従って以下のように実行される。コンピュータはCPU、記憶装置等が内蔵される他、キーボード、表示装置等に接続されている。
まず、制御部10にジャンクション温度の目標値を設定する(図20のa)。目標値として、例えば125℃〜150℃を設定し、恒温槽2の温度を例えば100℃に設定する。続いて、制御部10は、バーンインボード3(3a、3b)内の配線(不図示)とソケット5内の配線を介して複数の半導体装置6に電圧を印加し、バーンイン試験を開始する(図20のb)。電圧が印加された半導体装置6内には電流が流れ、温度が上昇する(図20のc)。半導体装置6の温度は、その上に配置される温度センサ5cにより検出されて制御部10により測定される(図20のd)。制御部10は、全てのソケット5内の温度センサ5cのジャンクション温度が目標温度に達したかどうかを管理し、全ての半導体装置6の温度が目標値に達したどうかを判断する(図20のe)。
全てのソケット5内の温度センサ5cにより検出されるジャンクション温度の全てが目標温度に達すると、制御部10は、温度測定を続け、半導体装置6を個々に覆う間仕切り箱4,14の送風ファン7a〜7eを停止の状態とする(図20のeのYes、図20のf)。また、温度センサ5eにより検出される複数のジャンクション温度の一部が目標温度から外れている場合には、隣接した半導体装置6同士の温度を比較する(図20のeのNo、図20のg)。温度の比較は横方向だけでなく上下方向についても比較する。上下方向に温度管理する場合には、第1、第3実施形態に示したように、天井にファン7eを有する構造の間仕切り箱4、14を使用することが好ましい。
比較した温度に基づいて、温度の高い半導体装置6を覆う間仕切り箱14の送風ファン7a〜7eを回転させて高温の空気を排気し、これに隣接する温度の低い半導体装置6を覆う間仕切り箱14に高温の空気を送る(図20のh)。温度の低い半導体装置6を覆う間仕切り箱4、14では、温度の高い半導体装置6に近い送風ファン7a〜7eを吸気用に回転させて高温の空気を吸気する。これにより、温度の高い半導体装置6の温度を低下させ、或いは温度の上昇を抑制するとともに、温度の低い半導体装置6にヒートシング5cを介して熱気を供給して温度を上昇させる。
また、目標温度より高温の半導体装置6が一部であり、その他の半導体装置6の温度が目標値にある場合には、温度の高い半導体装置6を覆う間仕切り箱4、14内の送風ファン7a〜7dを排気用に回転させて外部である恒温槽2内に排気してもよい。これにより、高温だった半導体装置6の温度が低下し、目標値になるように調整する。
なお、温度の低い半導体装置6が一部だけの場合には、隣接する半導体装置6の上方に配置されたヒータ5dを使用して半導体装置6のジャンクション温度を目標値まで上昇させてもよい。このような温度管理により全ての半導体装置6の温度が目標値になるように調整する(図20のe)。
そのような工程を繰り返すことにより半導体装置6のジャンクション温度制御を行いない、バーンイン試験の時間が設定時間に到達した時には、半導体装置6同士の温度の比較を終了し、併せてバーンイン試験を終了させる(図20のi)。なお、送風ファン7a〜7eについては、温度の低い半導体装置6から温度の高い半導体装置7に向けて送風してもよい(図20のh)。
以上のような半導体装置の試験方法は、まず、間仕切り箱4、14によりバーンインボード3上の複数の前記ソケット5を覆った後に、バーンインボード3を恒温槽2に入れる。その後、ソケット5のそれぞれに取り付けられた半導体装置6に電圧を印加することにより、電気試験を行うとともに半導体装置6の温度を上昇させる。さらに、電気試験の終了まで半導体装置6の温度を温度センサ5eにより測定し、目標温度に達していない半導体装置6があれば、これに隣接する半導体装置6同士の温度を比較する。その後に、送風ファン7a〜7eを回転することにより、隣接するうちの一方の半導体装置6を覆う間仕切り箱4、14から他方の半導体装置6を覆う間仕切り箱4、14に向けて熱気又は冷気を送る。この場合、風が送られる側の半導体装置6が低温で目標温度に達していない場合もあるし、高温で目標温度に達していない場合もある。そして、検査時間が経過した時点で半導体装置6の電気試験が終了となる。
この場合、恒温槽2内の空間の温度も測定し、目標温度よりも温度が低く且つ恒温槽2内の空間よりも温度が低い低温の半導体装置6を覆う間仕切り箱4、14内に向けて恒温槽2内の空間の熱を送風ファン7a〜7eにより移動させてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、恒温槽2内に配置されたバーンインボード3上の半導体装置6を間仕切り箱4、14により覆い、半導体装置6の温度を比較し、送風ファン7a〜7dにより空気の移動を高温側の間仕切り箱4、14から低温側の間仕切り箱4、14に向け、又は逆向きに強制的に送風を行っている。これにより、半導体装置6のジャンクション温度を個別に管理でき、しかも、温度の調整を早急に行うことができるので、試験の信頼性を高めることができる。また、熱を移動させれているだけなのでヒータ5dのみにより個別に温度管理する場合に比べてエネルギー消費を低減できる。
ここで挙げた全ての例および条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明および概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例および条件に限定することなく解釈され、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換および変形を施すことができると理解される。
次に、本発明の実施形態について特徴を付記する。
(付記1)半導体装置が取り付けられる複数のソケットを有するバーンインボードと、側部に形成された第1開口部と前記第1開口部に向けて配置される第1送風ファンとを含み、前記ソケットを個別に覆う複数の箱と、前記バーンインボードを収納する恒温槽と、複数の前記半導体装置の温度を個別に測定する複数の温度センサと、前記複数の温度センサにより検出した前記温度を比較し、前記第1送風ファンを回転させる制御部と、を有する半導体装置の試験装置。
(付記2)第2開口部と第2送風ファンとが、前記箱の上面に形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の試験装置。
(付記3)前記箱の前記第1開口部には、開閉自在なシャッターが取り付けられていることを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置の試験装置。
(付記4)前記半導体装置の表面には、前記温度センサが取り付けられたヒートシンクが接続されていることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1つに記載の半導体装置の試験装置。
(付記5)複数の前記半導体装置のそれぞれにはヒータが接続されていることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1つに記載の半導体装置の試験装置。
(付記6)前記恒温槽内において前記バーンインボードは上下左右に複数配置されていることを特注とする付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の半導体装置の試験装置。
(付記7)前記ソケットには、前記半導体装置に電気的に接続される配線構造を有し、前記配線構造には前記バーンインボードを貫通して下面から突出する金属製のピンが接続されていることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか1つに記載の半導体装置の試験装置。
(付記8)バーンインボード上の複数のソケットのそれぞれに半導体装置を取り付ける工程と、開口部と、前記開口部に向けて配置される送風ファンとを有する箱により前記ソケットを覆う工程と、前記バーンインボードを恒温槽に入れる工程と、前記半導体装置に電圧を印加することにより、電気試験を行うとともに前記半導体装置の温度を上昇させる工程と、前記電気試験の終了まで前記半導体装置の温度を測定する工程と、前記半導体装置の前記温度が目標温度に達していない場合には、隣接する半導体装置同士の温度を比較し、前記送風ファンを回転させて一方の前記半導体装置を覆う前記箱から他方の前記半導体装置を覆う前記箱に向けて熱を送る工程と、検査時間が経過した時点で前記半導体装置の前記電気試験を終了する工程と、を有する半導体装置の試験方法。
(付記9)前記半導体装置とともに前記恒温槽内の空間の温度を測定する工程と、前記目標温度より温度が低く、前記空間の温度よりも温度が低い低温の前記半導体装置を覆う前記箱内に向けて前記恒温槽内の前記空間の熱を前記送風ファンにより移動させる工程と、を有することを特徴とする付記7に記載の半導体装置の試験方法。
(付記10)前記開口部には、前記送風ファンよりも外側に、開閉自在なシャッターが取り付けられていることを特徴とする付記8乃至付記9のいずれかに記載の半導体装置の試験方法。
1 半導体装置の試験装置
2 恒温槽
3、3a、3b バーンインボード
4、14 間仕切り箱
4a、14a 突起
4b、4e、14b、14e 開口部
5 ソケット
5a 配線構造
5b 蓋
5c ヒートシンク
5d ヒータ
5e 温度センサ
6 半導体装置
7a〜7e 送風ファン
10 制御部
15a〜15e シャッター
16 接触ピン端子

Claims (5)

  1. 半導体装置が取り付けられる複数のソケットを有するバーンインボードと、
    側部に形成された第1開口部と前記第1開口部に向けて配置される第1送風ファンとを有し、前記ソケットを個別に覆う複数の箱と、
    前記バーンインボードを収納する恒温槽と、
    複数の前記半導体装置の温度を個別に測定する複数の温度センサと、
    前記複数の温度センサにより検出した前記温度を比較し、前記第1送風ファンを回転させる制御部と、
    を有する半導体装置の試験装置。
  2. 第2開口部と第2送風ファンとが、前記箱の上面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の試験装置。
  3. 前記箱の前記第1開口部には、開閉自在なシャッターが取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の試験装置。
  4. 複数の前記半導体装置のそれぞれにはヒータが接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の半導体装置の試験装置。
  5. バーンインボード上の複数のソケットのそれぞれに半導体装置を取り付ける工程と、
    開口部と、前記開口部に向けて配置される送風ファンとを有する箱により前記ソケットを覆う工程と、
    前記バーンインボードを恒温槽に入れる工程と、
    前記半導体装置に電圧を印加することにより、電気試験を行うとともに前記半導体装置の温度を上昇させる工程と、
    前記電気試験の終了まで前記半導体装置の温度を測定する工程と、
    前記半導体装置の前記温度が目標温度に達していない場合には、隣接する半導体装置同士の温度を比較し、前記送風ファンを回転させて一方の前記半導体装置を覆う前記箱から他方の前記半導体装置を覆う前記箱に向けて熱を送る工程と、
    検査時間が経過した時点で前記半導体装置の前記電気試験を終了する工程と、
    を有する半導体装置の試験方法。


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