JP2014082885A - コギングトルクを低減する固定子コアを有する電動機 - Google Patents

コギングトルクを低減する固定子コアを有する電動機 Download PDF

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Abstract

【課題】コギングトルクを低減できる電動機を提供する。
【解決手段】電動機は、周方向において幅の大きさが変化するコアバックを有する固定子と、永久磁石を備える回転子と、を具備している。この電動機においては、回転子の磁極の数とコアバックの形状とに起因して、コギングトルクが回転子の1回転当りにM回発生する。それに対し、コアバックが、(360/M/2)度の奇数倍の角度だけ段ずらしされている。一態様において、穴、凹部又は凸部がコアバックに形成されており、それら穴、凹部又は凸部によってコアバックが段ずらしされる。
【選択図】図1

Description

本発明は電動機に関する。
周方向に所定の間隔を空けて形成されるスロット及び該スロットに通されて巻回される巻線を備える固定子と、周方向に所定の間隔を空けて配置されていて巻線と協働して駆動力を発生させる永久磁石を備える回転子と、を具備する電動機において、種々の要因に基づいてコギングトルクが発生することが知られている。例えば非特許文献1は、電動機が1回転する間の期間において、回転子の磁極の数と、固定子に形成されるスロットの数との最小公倍数に等しい数のコギングトルクが発生することを教示している。このようなコギングトルクを低減するために、種々の方法が提案されている(特許文献1〜6参照)。
特開2005−304150号公報 特開2008−199894号公報 特開2011−55706号公報 特開2005−65479号公報 特開2009−131050号公報 特開2006−14457号公報
電気学会論文誌B Vol.103−B 第711頁〜第718頁(1983年)
電動機において、コギングトルクを低減することが望まれている。
本願に係る1番目の発明によれば、周方向に所定の間隔を空けて形成されるスロット及び該スロットに通されて巻回される巻線を備える固定子と、周方向に所定の間隔を空けて配置されていて前記巻線と協働して駆動力を発生させる永久磁石を備える回転子と、を具備する電動機において、前記固定子は、前記スロットの半径方向外側の縁部を通る外接円と、前記固定子の半径方向外側の縁部との間において周方向に延在するコアバックを有しており、該コアバックは、半径方向に延在する前記コアバックの寸法が周方向において変化する形状を有しており、前記回転子の磁極の数と前記コアバックの前記形状とに起因して、コギングトルクが前記回転子の1回転当りにM回発生する電動機において、前記コアバックが、(360/M/2)度の奇数倍の角度だけ段ずらしされることを特徴とする、電動機が提供される。
本願に係る2番目の発明によれば、1番目の発明において、穴、凹部又は凸部が前記コアバックに形成されており、前記穴、凹部又は凸部によって前記コアバックが段ずらしされる、電動機が提供される。
本願に係る3番目の発明によれば、1番目又は2番目の発明において、前記コアバックが正多角形の外形を有する、電動機が提供される。
本願に係る4番目の発明によれば、2番目の発明において、前記回転子の磁極の数と前記コアバックの前記形状とに起因して、前記回転子の1回転当りにM回発生する前記コギングトルクとは異なる追加のコギングトルクが前記回転子の1回転当りにN回発生する電動機において、前記コアバックが、(360/N/2)度の奇数倍の角度だけ段ずらしされるように、追加の穴、凹部又は凸部が前記コアバックにさらに形成される、電動機が提供される。
本願に係る5番目の発明によれば、2番目から4番目のいずれかの発明において、前記コアバックに形成される前記穴、凹部又は凸部が周方向において等間隔に配置される、電動機が提供される。
本願に係る6番目の発明によれば、2番目から5番目のいずれかの発明において、前記穴、凹部又は凸部が複数の穴、凹部又は凸部からなる群から形成されており、各群の前記複数の穴、凹部又は凸部が互いに対称に配置される、電動機が提供される。
コアバックの幅が不均一である場合、コアバックにおける磁気飽和が局所的に発生する傾向にある。したがって、例えば電動機を小型化するのが望ましい場合、又は強力な磁力を有する磁石を利用する場合には、コギングトルクの発生が特に問題となり得る。しかしながら、上記発明によれば、コアバックの幅が不均一であることに起因して発生するコギングトルクを低減できるようになる。
第1の実施形態に係る電動機を示す断面図である。 図1の電動機におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。 第1の実施形態に係る電動機の作用効果を説明するための概念図である。 第1の実施形態に係る電動機の作用効果を説明するための概念図である。 第1の実施形態に係る電動機の作用効果を説明するための図である。 第2の実施形態に係る電動機を説明するための概念図である。 第2の実施形態に係る電動機を説明するための概念図である。 図4A及び図4Bの電動機におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。 第3の実施形態に係る電動機を説明するための概念図である。 図6の電動機におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。 変形例に係る電動機を示す概念図である。 別の変形例に係る電動機を示す概念図である。 別の変形例に係る電動機を示す概念図である。 別の変形例に係る電動機を示す断面図である。 第1の比較例に係る電動機におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。 第2の比較例に係る電動機の構成を示す概念図である。 第2の比較例に係る電動機におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。 コアバックの段ずらしを説明するための図である。 コアバックの段ずらしを説明するための図である。 段ずらしされたコアバックを有する電動機において検出されるコギングトルクの波形を示す図である。 固定子コアに形成される貫通穴によるコアバックの段ずらしを説明するための図である。 固定子コアに形成される凸部によるコアバックの段ずらしを説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の各構成要素は、本発明の理解を助けるためにその縮尺が実用的な形態から変更されている場合があることに留意されたい。
図1は、第1の実施形態に係る電動機10を示す断面図である。電動機10は、固定子12と、固定子12によって周囲が包囲されるように固定子12に対して同心状に配置される回転子14と、を備えている。回転子14は概ね円筒状の回転子コア20を有している。回転子コア20には、図示されない軸受によって回転可能に支持されるシャフト16を受容する中心穴18が形成されている。回転子コア20は、例えば複数の円板状の積層鋼板を積層させて形成されており、それら積層鋼板は、かしめによって互いに固定される。回転子コア20には、複数の、例えば8つの永久磁石24が周方向Cに所定の間隔を空けて埋設されている。回転子コア20には、積層鋼板の積層方向において回転子コア20を貫通する複数の抜き穴22,26が周方向Cにおいて等間隔に形成されている。
固定子12は正八角形の外形を有する固定子コア30を有している。固定子コア30は、回転子14を包囲するように中空の形状を有する磁性材料から形成された部材である。電動機10の外形を画定する固定子12の外縁部12aは、固定子コア30の外縁部によって形成されている。固定子コア30は、周方向Cに所定の間隔を空けて形成されていて半径方向Rの内側に向かって突出する複数の歯32を備えている。隣接する2つの歯32の間にはスロット34が形成されている。図示された実施形態においては、合計36個のスロット34が固定子コア30の内周面に沿って形成されている。固定子コア30において、スロット34の半径方向Rの外縁部(すなわち、スロット34の底部或いは歯32の基部)を通る外接円X(図1において破線で示される)と、固定子12の半径方向Rの外縁部12aとの間には、コアバック36が周方向Cに延在している。コアバック36は、電動機10が動作する際に磁束が通過する磁束経路として作用する。なお、固定子12を保持する非磁性材料又は磁性材料から形成される追加のケーシング(図示せず)が固定子12の半径方向Rの外側に設けられてもよい。
図1からも明らかなように、正八角形の外形を有する固定子コア30を有する固定子12においては、コアバック36の半径方向Rにおける幅Wは、最大値W1と最小値W2との間において周期的に変化する。具体的には、コアバック36の幅Wは、固定子コア30の中心と固定子コア30の外縁部12aを形成する各辺の中点との間を結ぶ直線上において、最小値W2になる。また、コアバック36の幅Wは、固定子コア30の中心と固定子コア30の各頂点を結ぶ直線上において、最大値W1になる。このように、コアバック36の幅Wは、例えば最大値W1から最小値W2までいったん減少し、そして最大値W1になるまで再び増大するように周方向Cにおいて周期的に変化する。換言すると、コアバック36は、全体として、八角形の8つの辺に沿って、8回の繰返し回数にわたって周方向Cにおいて繰返される繰返し形状を有している。
固定子12は、それらスロット34を通って歯32の回りに巻回される巻線(図示せず)を備えている。それら巻線は電力の供給を受けて電磁石として作用する。電動機10においては、固定子12に設けられた巻線と、回転子14に設けられた永久磁石24とが互いに協働することによって、回転子14及びシャフト16を回転軸線の回りに回転させる駆動力が発生されるようになっている。
本実施形態においては、固定子12の中心と固定子コア30の各頂点を結ぶ直線上において、貫通穴40がそれぞれ形成されている。貫通穴40は周方向において等間隔に形成されており、固定子コア30を貫通するように回転軸線に対して概ね平行に延在している。これら貫通穴40は、後述するようにコアバック36の幅が周方向において変化することに起因して発生するコギングトルクを打消すような逆位相のコギングトルクを発生させる位置に形成されている。
ところで、同期電動機において、コギングトルクは種々の要因によって発生する。本発明者らは、図1に関連して前述したように、コアバックが、所定のパターン形状が所定の繰返し回数にわたって周方向に繰返される繰返し形状を有しており、それにより、半径方向におけるコアバックの幅の大きさが周方向において周期的に変化する場合において、そのような不均一なコアバックの幅に起因してコギングトルクが発生することを発見した。そして、その場合のコギングトルクは、電動機が1回転するのに従って、コアバックの繰返し形状の繰返し回数と、回転子の磁極の数との最小公倍数Mに等しい回数だけ発生することが分かった。
コアバックの幅が不均一であることに起因して発生するコギングトルクは、コアバックにおける磁気飽和と関連付けて説明され得る。例えば、回転子コア20又は固定子コア30を形成する電磁鋼板の材料として広く使用される50A600材(JIS規格に準ずる)は、磁束密度が約1.5T(テスラ)まで増大したときに概ね磁気飽和の状態になる。一方、コアバックの幅が小さいほど磁束の経路は狭くなるので、磁気飽和が起こり易い状態といえる。したがって、コアバックの幅が不均一であれば、コアバックの幅が比較的小さい箇所から局所的に磁気飽和に至ることになり、それにより、磁気エネルギーの不釣合いが生じる。そのため、回転子が回転するのに従って、磁気エネルギーが周期的に変動し、その結果としてコギングトルクが発生する。このようなコアバックの幅が周方向において変化することに起因して生じる磁気飽和の問題は、電動機の小型化と、ネオジ磁石等の強力な磁力を有する磁石の登場とが相俟って従来よりも顕在化する傾向にあると考えられる。
図11は、第1の比較例に係る電動機におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。この比較例に係る電動機は、図1に示される電動機10と対比すると、貫通穴40が形成されない点のみにおいて相違する。図11から分かるように、この比較例の電動機においては、非特許文献1によって教示されるように、固定子のスロットの数(=36)と、回転子の磁極の数(=8)との最小公倍数M1(=72)に等しい回数のコギングトルクが1回転当りに発生する。それに加えて、この比較例の電動機においては、前述したように、コアバックの繰返し形状の繰返し回数(=8)と、回転子の磁極の数(=8)との最小公倍数M(=8)に等しい回数のコギングトルクが1回転当りに発生する。換言すると、この比較例の電動機においては、5度周期及び45度周期の2つの成分からなるコギングトルクが互いに重ね合わされた状態で発生する。
一方、図2は、図1の電動機10におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。この電動機10においては、コアバック36に形成される8つの貫通穴40が45度周期に発生するコギングトルクを打消すように作用する。したがって、図2から明らかなように、本実施形態の電動機10においては、45度周期のコギングトルクは検出されずに、5度周期の成分のみからなるコギングトルクが検出される。
図3A〜図3Cは、第1の実施形態に係る電動機10の作用効果を説明するための図である。図3A及び図3Bは電動機の構成を概念的に表している。具体的に述べると、繰返し回数が8回である繰返し形状を有するコアバック36は、図3A及び図3Bにおいて、外側に位置する正八角形として示されている。固定子12のスロット34の底部(又は歯32の基部)を通る外接円Xは破線で表されている。また、回転子14は、磁極の数だけ頂点を有する正多角形として、この例では正八角形で示されている。これら図において、半径方向におけるコアバック36と外接円Xとの間の距離がコアバック36の幅Wの大きさを表す。
図3Aは、貫通穴40が形成されていない電動機100を表している。一方、図3Bは、図1に関連して説明されたように貫通穴40が所定位置に形成された電動機10を表している。貫通穴40は、コアバック36の幅Wが最小値W2となる各辺の中点を通る直線に対して、22.5度だけ周方向にずれた位置にそれぞれ形成される。本実施形態に係る電動機10においては、適切な寸法及び形状を有する貫通穴40を上記位置に形成することによって、電動機10における固定子12としての作用に関連して、コアバック36の段ずらしを擬似的に実現できる。
図14A及び図14Bは、コアバックの段ずらしを説明するための図である。図14A及び図14Bにおいては、簡単のため固定子200のみが示されている。図14Aは固定子200の端面図であり、図14Bは固定子200の側面図である。固定子200は、第1の固定子コア210と、第2の固定コア220と、を備えている。図14Bに示されるように、第1の固定子コア210及び第2の固定子コア220は、互いに対向する端面どうしが接合された状態で一体化されている。第1の固定子コア210及び第2の固定子コア220は、半径方向内側に向かって突出する歯202をそれぞれ有している。歯202の基部を通る外接円X1と第1の固定子コア210の外周縁との間に第1のコアバック212が形成される。また、外接円X1と第2の固定子コア220の外周縁との間に第2のコアバック222が形成される。
第1のコアバック212及び第2のコアバック222は、それぞれ正八角形の外形を有していて、図14Aに示されるように周方向C1において22.5度の角度だけ相対的にずらされている。図14Aにおいて、第2の固定子コア220のうち、第1の固定子コア210の背後に隠れて視認できない部分は破線で描かれている。なお、第1の固定子コア210及び第2の固定子コア220の歯202は、互いに角度が一致するようにそれぞれ形成される。本明細書において、「コアバックの段ずらし」とは、コアバックの角度が図示されるように周方向に相対的にずれている状態にすることをいう。
図14Cは、段ずらしされたコアバックを有する電動機において検出されるコギングトルクの波形を示す図である。なお、この実施例に係る電動機は、8つの磁極を有する回転子を備えている。図14Cの破線は、前述した第1のコアバック212のみを有する電動機において検出されるコギングトルクの波形を表している。図14Cの点線は、前述した第2のコアバック222のみを有する電動機において検出されるコギングトルクの波形を表している。また、図14Cの実線は、第1のコアバック212及び第2のコアバック222の両方を有する電動機、すなわち段ずらしされたコアバックを有する電動機において検出されるコギングトルクの波形を表している。第1のコアバック212及び第2のコアバック222は正八角形の外形をそれぞれ有するので、コアバック形状の繰返し回数(=8)と、磁極の数(=8)の最小公倍数M(=8)に従って、1回転当り8回、すなわち45度周期のコギングトルクが発生する。しかしながら、前述したように第1のコアバック212及び第2のコアバック222は、互いに22.5度だけ角度がずれている。したがって、図14Cに示される破線の波形と点線の波形とを対比すると分かるように、第2のコアバック222を有する電動機は、第1のコアバック212を有する電動機の場合に対して、22.5度だけ位相がずれたコギングトルクが検出される。
それに対し、段ずらしされたコアバックを有する電動機においては、破線の波形で表されるコギングトルクと、点線の波形で表されたコギングトルクとが重ね合わされたコギングトルクが全体として検出されることになる。この場合、互いに逆位相である波形を重ね合わせることになるので、コギングトルクは互いに打消され、コアバックの幅が周方向において変化することに起因して発生するコギングトルクが除去される。
図15は、固定子コアに形成される貫通穴によるコアバックの段ずらしを説明するための図である。図15は、概ね円筒形の固定子コア310を有する固定子300を示している。固定子コア310には、45度の間隔を空けて合計8つの貫通穴312が形成されている。固定子コア310において、貫通穴312が形成される部位は、磁束の経路としては実質的に機能しない。したがって、貫通穴312を形成することによって、コアバックの幅を小さくすることと同様の効果が得られる。その結果、円形の物理的外形を有する固定子コア310は、図15において破線で示されるように実質的に正八角形の外形を有するようになる。このような貫通穴を例えば図1で示される正八角形の外形を有するコアバック36を有する固定子12に形成すれば、コアバック36の物理的な外形である正八角形と、貫通穴40によって擬似的に得られる角度がずれた正八角形と、の両方の性質を含むコアバックが得られる。このように貫通穴40を形成することによって、図14A及び図14Bに関連して説明したような物理的に段ずらしされたコアバックと同等のコアバックが擬似的に得られる。
図3Cは、図3A及び図3Bにそれぞれ示された電動機において発生するコギングトルクの波形を示す図である。図中の破線は、図3Aの電動機100におけるコギングトルクの波形を示し、図中の実線は、図3Bの電動機10におけるコギングトルクの波形を示している。貫通穴40が形成されていない図3Aの電動機100においては、前述したように、回転子14が1回転するのに従って、コアバック36の繰返し回数(=8)と、回転子の14の磁極の数(=8)との最小公倍数Mに等しい回数、すなわち1回転当り8回又は45度周期のコギングトルクが発生する。一方、貫通穴40が形成された図3Bの電動機10において、コギングトルクは検出されない。なぜなら、電動機10においては前述したようにコアバック36に形成された貫通穴40によって、コアバック36が擬似的に段ずらしされていると見做せるからである。このように、図3Bに示される電動機10においては、固定子12に形成される貫通穴40によって、段ずらしされたコアバックと同等の作用を有するコアバック36が得られるので、45度周期のコギングトルクを打消すような逆位相のコギングトルクが発生する。そして、それら2つの波形が重ね合わされた結果として、コギングトルクは図3Cに示されるように除去される。
電動機が1回転するのに従ってM回発生するコギングトルク(すなわち(360/M)度の周期で発生するコギングトルク)を打消すためには、(360/M/2)度の奇数倍だけ位相をずらしたコギングトルクを発生させればよい。したがって、コアバックを(360/M/2)度の奇数倍の角度だけ段ずらしさせるような位置に貫通穴40が形成されればよい。図示された実施形態においては、1回転当り8回発生するコギングトルク(すなわちM=8)を打消すために、コアバック36の幅Wが最小値W2になるコアバック36の各辺の中点を基準として、22.5度の位置に貫通穴40が形成されている。なお、貫通穴40の寸法及び形状は、電動機10を実際に動作させたときに検出されるコギングトルクに基づいて最適化される。
このように、本実施形態は、繰返し形状を有するコアバック36に起因して発生するコギングトルクを打消す逆位相のコギングトルクを発生させるように貫通穴40が形成される。それにより、例えば小型の電動機又は磁力の大きい磁石を利用する電動機において、コアバックの幅が不均一である場合であってもコギングトルクを低減できるようになる。
続いて、前述した実施形態とは異なる本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明において、既に述べた内容と重複する事項については説明を適宜省略する。また、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が使用される。
図4A及び図4Bは、第2の実施形態に係る電動機50を説明するための概念図である。図4A及び図4Bにおいては、図3A又は図3Bと同様の態様で電動機を概念的に表している。すなわち、8回の繰返し回数からなる繰返し形状を有するコアバック52が正八角形として表されている。本実施形態においては回転子54の磁極の数が6つであり、正六角形で図示されている。図4Bは、コアバック52の幅が不均一であることに起因して発生するコギングトルクを打消すための貫通穴56が形成された電動機50を表している。そして、図4Aは、そのような貫通穴56が形成されていない電動機102を表している。図4Bを参照すると、貫通穴56は、コアバック52の幅Wが最小値W2になるコアバック52の各辺の中点を基準として22.5度だけ周方向にずれた位置に形成されている。このような貫通穴56は、コアバック52が22.5度の角度だけ段ずらしされる位置に形成されている。
図4Bの電動機50について、前述した貫通穴56の適切な形成位置を表す計算式に基づいて検討する。本実施形態の電動機50においては、コアバック52の繰返し形状の繰返し回数(=8)と、回転子54の磁極の数(=6)との最小公倍数M(=24)に等しい回数のコギングトルクが1回転当りに発生する。すなわちコギングトルクは15度周期で発生する。そして、コアバック52は、(360/M/2)度の奇数倍の角度だけ段ずらしされていればよい。本実施形態の場合、M=24であるから、(360/M/2)=(360/24/2)=7.5となり、前述した22.5度の段ずらしは、7.5度の奇数倍に相当する。したがって、本実施形態に係る電動機50においてもコアバック52が不均一であることに起因して発生するコギングトルクを打消すことができる。
図5は、図4A及び図4Bの電動機におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。図5において、実線は、コギングトルクを打消すための貫通穴56が形成された図4Bの電動機50におけるコギングトルクの波形を表し、破線は、そのような貫通穴56が形成されていない図4Aの電動機102におけるコギングトルクの波形を表している。これら波形を対比すると、15度周期に発生していたコギングトルクが、所定位置に形成された貫通穴56によって発生する逆位相のコギングトルクによって打消されることによって、低減され得るのが分かる。
図6は、第3の実施形態に係る電動機60を説明するための概念図である。電動機60のコアバック62は、5回の繰返し回数からなる繰返し形状を有する正五角形として表されている。半径方向におけるコアバック62と外接円Xとの間の距離はコアバック62の幅Wを表している。回転子64は6つの磁極を有しているので、正六角形で表されている。このような電動機60においては、繰返し回数(=5)と磁極の数(=6)との最小公倍数Mが30である。したがって、電動機60においては、1回転当り30回、すなわち12度周期のコギングトルクが発生する。この場合、(360/M/2)=(360/30/2)=6であるので、6の奇数倍の角度だけコアバック62が段ずらしされればよい。
本実施形態に係る電動機60においては、コアバック62の幅Wが最小値W2になるコアバック62の各辺の中点を通る基準位置から30度の位置と42度の位置との位置にそれぞれ貫通穴66が形成されている。30度及び42度はいずれも6度の奇数倍である。換言すると、コアバック62の幅Wが最大値W1になるコアバック62の頂点を通る位置から±6度の角度だけ周方向にずれた位置に1対の貫通穴66,66が形成されている。すなわち、本実施形態においては、繰返し形状を形成する形状パターンの各々について1対の貫通穴66,66が互いに対称になるように形成される。例えば、頂点位置から+6度の角度だけずらされた位置のみに貫通穴66が形成される場合、貫通穴66によって、前述した12度周期のコギングトルクが低減されるようになるものの、コアバック62の全体形状としては対称にはならないので、結果としてコギングトルクが残存するようになる。このように、繰返し形状を形成するパターン形状のそれぞれに対して複数の貫通穴66がコアバックに形成される場合、それら複数の貫通穴66が互いに対称になるように位置決めされるのが好ましい。
図7は、図6の電動機60におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。図7において、実線は、30度及び42度の角度だけコアバックを段ずらしさせる1対の貫通穴66,66が各形状パターンに対して形成された電動機60におけるコギングトルクの波形を示している。また、破線は、30度又は42度の角度だけコアバック62を段ずらしさせる1つの貫通穴66のみが各形状パターンに対して形成された電動機におけるコギングトルクの波形を示している。点線は、貫通穴66が形成されていない電動機におけるコギングトルクの波形を示している。図7を参照すれば、30度又は42度の角度のコアバックの段ずらしをもたらす1つの貫通穴66のみが形成される場合であっても、貫通穴66が形成されない場合と比較して、コギングトルクが低減されることが分かる。また、30度及び42度の両方の角度のコアバック62が段ずらしされるように1対の貫通穴66,66が形成される場合には、コギングトルクがより一層効果的に低減されることが分かる。
図12は、第2の比較例に係る電動機60’の構成を示す概念図である。この比較例に係る電動機60’においては、コアバック62の中心とコアバック62の頂部とを結ぶ直線上に貫通穴68が形成されている。このようにコアバック62の頂部に対応する位置に貫通穴68を形成すれば、コアバック62の幅が周方向においてより均一化されるので、コギングトルクが低減されることが推測される。しかしながら、このような構成を採用すると、コアバック62は36度の角度だけ段ずらしされた状態になる。この比較例においては、(360/M/2)=6であるので、36度の角度のずれは6度の偶数倍である。したがって、コギングトルクを低減する効果が得られない。図13は、第2の比較例に係る電動機60’におけるコギングトルクの検出結果を示す図である。図13の破線は、貫通穴68が形成された電動機60’において検出されるコギングトルクの波形を示している。図13の実線は、そのような貫通穴68が形成されていない電動機において検出されるコギングトルクの波形を示している。このように、正多角形の頂点に対応する位置に貫通穴を形成したとしても、必ずしも十分なコギングトルクの低減作用が得られるわけではない。
図8Aは、変形例に係る電動機70を示す概念図である。前述した実施形態においては、コアバックの幅が不均一であることに起因して発生するコギングトルクを打消す逆位相のコギングトルクを発生させるために、貫通穴がコアバックに形成される。しかしながら、そのような逆位相のコギングトルクを発生させるためには、図8Aに示されるように貫通穴の代わりに凸部74がコアバック72に形成されていてもよい。すなわち、この変形例においては、凸部74がコアバック72に形成されている。図示された変形例においては、コアバック72の各辺の中点に凸部74が形成されているものの、このような特定の構成には限定されない。
図16は、固定子コアに形成される凸部によるコアバックの段ずらしを説明するための図である。図16は、正八角形の外形を有する固定子コア410を有する固定子400を示している。固定子コア410には、45度の間隔を空けて合計8つの凸部412が形成されている。固定子コア410において、凸部412が形成される部位は磁束の経路が部分的に大きくなるので、コアバックの幅を周期的に大きくすることと同様の効果が得られる。その結果として、固定子コア410の物理的外形である正八角形のコアバックと、図16において破線で示される擬似的な正八角形のコアバックと、の両方を含む、22.5度の角度だけ擬似的に段ずらしされたコアバックが得られる。
図8Bは、別の変形例に係る電動機80を示す概念図である。電動機80には、コアバック82の外縁部から半径方向の内側に向かって窪んだ凹部84が形成されている。凹部84は、コアバックの幅を小さくするように作用するので、前述した貫通穴が形成される場合と同様にコアバックを段ずらしさせる作用を有する。したがって、凹部84を形成することによっても、コアバック82の幅が不均一であることに起因して発生するコギングトルクを打消すための逆位相のコギングトルクを発生させられる。なお、図示された変形例においては、コアバック82の頂点の位置に凹部84が形成されているものの、このような特定の構成には限定されない。
図9は、別の変形例に係る電動機90を示す概念図である。図9に示される電動機90は、コアバック92が概ね正方形の端面を有しているとともに、コアバック92の角部92aが円弧92bに沿って除去されている。このような角部92aが欠落したコアバック92は、例えばフランジ等の取付部品に固定子を固定するためのねじを通す必要がある場合に採用される構成である。このような電動機90においても、コアバック92の幅が周期的に変化するので、周方向において変化するコアバック幅と、回転子の磁極との関係に従って、1回転当り所定回数のコギングトルクが発生する。そのようなコギングトルクを低減するために、電動機90においても、前述した他の実施形態と同様に、検出されるコギングトルクの1回転当りの発生回数Mに従って、コアバック92の位相が(360/M/2)度の奇数倍だけずれるように貫通穴、凸部又は凹部(図示せず)がコアバック92に形成される。
図9に関連して説明したように、本願発明におけるコアバックの繰返し形状は、正多角形によって形成される繰返し形状には限定されない。正多角形に比べてより複雑な繰返し形状を有するコアバックを有する電動機においては、コギングトルクの発生回数を推測することは困難である。そのため、そのような電動機においては、貫通穴等を形成する前に電動機を動作させて試験を実施する。その結果として検出されるコギングトルクの波形を分析することで、コギングトルクを打消すような貫通穴等をコアバックに形成することができる。例えば、コギングトルクを分析した結果として、例えば45度の周期でコギングトルクが発生していることが分かったとすると、22.5度の位相ずれをコアバックにもたらすように貫通穴等を形成すればよい。複数の成分、すなわち複数の異なる周期でコギングトルクが発生する場合であっても対応する貫通穴等をそれぞれのコギングトルクに対して所定の位置に形成することによって、コギングトルクを個別に低減できる。例えば、コギングトルクが1回転当りM回発生する成分とN回発生する成分との両方を含む場合、コアバックを(360/M/2)度の奇数倍だけ段ずらしさせるとともに、(360/N/2)度の奇数倍だけ段ずらしさせればよい。
図10は、別の変形例に係る電動機10’を示す断面図である。本変形例において、電動機10’は、コアバック36が半径方向Rの内側に位置する内方コアバック36aと、半径方向Rの外側に位置する外方コアバック36bとの2つの個別の構成部品から形成されている。このように、コアバック36が2つ以上の分割された部分から形成される電動機に対しても本発明を適用可能である。
固定子のコアバックを段ずらしさせるための手段として、コアバックを物理的に段ずらしする場合と、貫通穴、凸部又は凹部を形成することによってコアバックを擬似的に段ずらしする場合と、の両方について説明したが、これらの態様のうちのいずれも本発明の範囲に含まれる。コアバックを物理的に段ずらしさせる場合は、固定子コアの形状を変更することのみによって、所期の効果が得られるので電動機を比較的安価に製造できる利点がある。一方、貫通穴、凸部又は凹部を形成する場合は、固定子ひいては電動機の外形に変更を加える必要がないので、従来の電動機との置換えが容易である利点を有する。
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、本明細書において明示的又は暗示的に開示される複数の実施形態の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。また、本発明の概念は、技術的に明らかに矛盾する場合を除き、図示された実施形態以外の電動機においても同様に適用され得る。例えば図示された実施形態に係る電動機は、永久磁石が回転子コアの内部に埋め込まれる構成を有しているものの、永久磁石が回転子の表面に接着された別のタイプの電動機にも本発明を適用できることは当業者に自明であろう。このように、本発明の概念は、コアバックの幅が周方向において周期的に変化する電動機に対して幅広く適用され得る。
なお、電動機が前述したような追加のケーシングをさらに備える場合であって、ケーシングがコアバックと一体的な磁束経路を形成するのに十分な磁性を有する場合、コアバックの幅は、コアバックとそのようなケーシングとの両方を合わせた大きさの幅として解釈されるべきである。そして、ケーシング及びコアバックの合計の幅が、周方向において周期的に変化するような形状を有する電動機にも本発明の概念を適用可能である。このように、本発明との関係において、コアバックひいては固定子は、磁性材料から形成されるケーシングを含む意味にも解釈され得ることに留意されたい。
10 電動機
10’ 電動機
12 固定子
14 回転子
24 永久磁石
34 スロット
36 コアバック
40 貫通穴
50 電動機
52 コアバック
54 回転子
56 貫通穴
60 電動機
62 コアバック
64 回転子
66 貫通穴
70 電動機
72 コアバック
74 凸部
80 電動機
82 コアバック
84 凹部
90 電動機
92 コアバック
200 固定子
210 第1の固定子コア
212 第1のコアバック
220 第2の固定子コア
222 第2のコアバック
C 周方向
R 半径方向
W コアバックの幅
X 外接円

Claims (6)

  1. 周方向に所定の間隔を空けて形成されるスロット及び該スロットに通されて巻回される巻線を備える固定子と、周方向に所定の間隔を空けて配置されていて前記巻線と協働して駆動力を発生させる永久磁石を備える回転子と、を具備する電動機において、
    前記固定子は、前記スロットの半径方向外側の縁部を通る外接円と、前記固定子の半径方向外側の縁部との間において周方向に延在するコアバックを有しており、該コアバックは、半径方向に延在する前記コアバックの寸法が周方向において変化する形状を有しており、
    前記回転子の磁極の数と前記コアバックの前記形状とに起因して、コギングトルクが前記回転子の1回転当りにM回発生する電動機において、
    前記コアバックが、(360/M/2)度の奇数倍の角度だけ段ずらしされることを特徴とする、電動機。
  2. 穴、凹部又は凸部が前記コアバックに形成されており、前記穴、凹部又は凸部によって前記コアバックが段ずらしされる、請求項1に記載の電動機。
  3. 前記コアバックが正多角形の外形を有する、請求項1又は2に記載の電動機。
  4. 前記回転子の磁極の数と前記コアバックの前記形状とに起因して、前記回転子の1回転当りにM回発生する前記コギングトルクとは異なる追加のコギングトルクが前記回転子の1回転当りにN回発生する電動機において、
    前記コアバックが、(360/N/2)度の奇数倍の角度だけ段ずらしされるように、追加の穴、凹部又は凸部が前記コアバックにさらに形成される、請求項2に記載の電動機。
  5. 前記コアバックに形成される前記穴、凹部又は凸部が周方向において等間隔に配置される、請求項2から4のいずれか1項に記載の電動機。
  6. 前記穴、凹部又は凸部が複数の穴、凹部又は凸部からなる群から形成されており、各群の前記複数の穴、凹部又は凸部が互いに対称に配置される、請求項2から5のいずれか1項に記載の電動機。
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