JP2014079176A - 緑化資材と緑化構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送性に優れ、被緑化エリアにおける緑化資材据付け面の凹凸を吸収(追随)しながら据付け性にも優れた緑化資材とこの緑化資材で構成される緑化構造体を提供する。
【解決手段】緑化資材10は、柔軟性があって凹溝1aを備えているシート1と、シート1上に配設された人工基盤2と、人工基盤2上に載置された植物層3と、から構成される。緑化構造体100は、傾斜面において、複数の緑化資材10が併設されて構成されたものであり、傾斜面の水下側Dの緑化資材10のシート1の端部の上に水上側Uの緑化資材10のシート1の端部が載置され、双方のシートの端部がラップしたラップ部6が形成された状態で複数の緑化資材10が併設されて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は緑化資材と、複数の緑化資材によって構成される緑化構造体に関するものである。
都市部のたとえば夏期の日中におけるヒートアイランド現象を緩和する方策の一つとして、マンションやビル等の屋上緑化、アスファルト舗装路やコンクリート路盤表面の緑化、さらには、成形地盤等の法面緑化などが実用化されている。
この緑化対策においては、被緑化エリアが屋上や法面等である場合に、緑化資材の搬送性や現地での据付性の良否が工費や外観意匠性等の観点から重要な要素となっている。
この据付性に関してさらに言及するに、ビルの屋上や造成された法面には少なからず表面に凹凸や水勾配等の傾斜が存在している。特に据付面に凹凸がある場合にこの凹凸を緑化資材が吸収等するものでないと、緑化資材を安定姿勢で据付けることができず、据付けに時間を要することに加えてがたつきを完全に解消しきれなくなってしまう。
また、がたつきのある緑化資材が並べられて構成される緑化構造体では、その上を歩行する人の歩行安全性を低下させ、緑化構造体そのものの外観意匠性を低下させる要因にもなる。
このような観点から、搬送性に優れ、被緑化エリアにおける緑化資材据付け面の凹凸を吸収(もしくは追随)しながら据付け性にも優れた緑化資材の開発が切望されている。
ここで、特許文献1には、周壁と、周壁で囲まれた保水用凹部と、保水用凹部に立設する複数本の支柱とを少なくとも備える保水排水基盤材が開示されている。支柱には周壁とほぼ同じ高さの第1の支柱とそれよりも高い第2の支柱があり、保水排水基盤材の上に配置した不織布は高さの違う支柱の頂部で支えられて裏面が下に凸の湾曲面を形成し、この構成によって不織布から保水用凹部へ水を確実に落下できるとしている。
しかしながら、特許文献1で開示される保水排水基盤材は、周壁や保水用凹部、支柱といった各構成部材がいずれも剛性のある部材であり、したがって保水排水基盤材自体の剛性も比較的高いものであることから、上記する据付面の表面凹凸を吸収しながら良好な据付性を保証できるものではない。
また、特許文献2には、複数の貯水槽を連結リブで区画するとともに、連結リブの上に貯水槽相互で通水可能な通水用凹溝を形成した貯水槽トレーが開示されている。この貯水槽トレーによれば、潅水機能が充実して水分管理も容易になるとしている。しかしながら、特許文献2で開示の貯水槽トレーにおいても、トレー自体は比較的高い剛性を有しており、やはり据付面の表面凹凸を吸収しながら良好な据付性を保証できるものではない。また、灌水機能が充実するとしているが、植物に常に導水される構成であることから、実際には植物の根腐れが懸念される。
特開2008−212124号公報 特開2008−173135号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、搬送性に優れ、被緑化エリアにおける緑化資材据付け面の凹凸を吸収(追随)しながら据付け性にも優れた緑化資材とこの緑化資材で構成される緑化構造体を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による緑化資材は、柔軟性があって凹溝を備えているシートと、前記シート上に配設された人工基盤と、前記人工基盤上に載置された植物層と、からなるものである。
本発明の緑化資材は、最下層に柔軟性があって凹溝を備えているシートを具備している点に特徴があり、この柔軟性のあるシートによって緑化資材据付面の凹凸を吸収しながら緑化資材を簡易かつ平坦性をもって据付けることができ、優れた据付性を保証できるものである。
この柔軟性のあるシートは、天然ゴムや合成ゴム、ナイロンなどの合成繊維などから形成できる。
シートが柔軟性を有していることで、たとえばシートを巻装した状態で被緑化エリアまで搬送して敷設することができ、緑化資材構成部材の搬送性にも優れたものとなる。
さらに、シートにはたとえば複数の凹溝が形成されている。この凹溝の形態としては、一定の平面積のシートに対して複数の帯状の凹溝が間隔を置いて配設された形態や、多数の凹溝が分散して配設された形態、シートが波状を呈していて凹溝が連続している形態などを挙げることができる。
このシートに配設された凹溝が水溜まりとなり、凹溝の寸法に応じた量の水を貯水しておくことができる。そして、降雨等によって凹溝から水が溢れた際には、シートと人工基盤の間を水が流れて排水される。一方、凹溝から水が無くなった際にはこの凹溝が空気溜りを形成する。このように、シートに設けられた凹溝が水溜りと空気溜りの双方の機能を発揮できることから、植物層を形成する植物の根腐れも効果的に防止することができる。
また、この凹溝の高さよりも据付面の凹凸が低い場合には、シートを据付けた際に据付面の凹凸に左右されることなく、シートの平坦性が担保され、ひいては緑化資材の平坦性が保証される。
上記する柔軟性があって凹溝を具備するシートの上に人工基盤が配設される。この人工基盤はたとえば不織布等から形成でき、下方に位置するシートの凹溝内の水を吸水して上方に位置する植物層に水を提供できる吸水性を備えたものが望ましい。
人工基盤上に載置される植物層は、芝やタマリュウなどの任意の植物が地盤マット等に植栽されて構成される。
また、本発明による緑化資材の好ましい実施の形態として、前記人工基盤の側方もしくは内部であって、かつ前記シートの上に灌水チューブが配設されている形態を挙げることができる。
たとえば被緑化エリアを100基の緑化資材を併設してカバーする場合において、100基全ての緑化資材が灌水チューブを具備していてもよいし、100基のうちのいくつかの緑化資材のみが灌水チューブを具備していてもよい。
緑化資材が灌水チューブを具備する場合には、人工基盤内に1つもしくは2以上の灌水チューブが埋設される形態や、人工基盤の側方位置に灌水チューブが固定された形態などを挙げることができる。
なお、水勾配を有する被緑化エリアにおいて灌水チューブを具備する緑化資材を配設する際には、水勾配の水上側に灌水チューブが配設される態様で緑化資材が据付けられるのが望ましい。たとえば、被緑化エリアが一定の水勾配を具備する傾斜面からなる場合において、水上側の端部にのみ灌水チューブを具備する緑化資材を配設し、この灌水チューブから提供された水が水下側に流れて各緑化資材のシートの凹溝内に水溜めすることができる。その他、水上側の端部のほか、傾斜面の途中位置にも灌水チューブを具備する緑化資材を配しておき、2列もしくは3列の灌水チューブから被緑化エリアの全域に水を提供する形態などであってもよい。
また、本発明による緑化資材の好ましい実施の形態として、前記シートと前記人工基盤の間に導水シートが介在している形態を挙げることができる。
シートと人工基盤の間に導水シートが介在することにより、各シートの凹溝に溜まっている水を面的に広範囲に広げることができ、面的に導水された水をその上方にある人工基盤に吸水させ、植物層に提供することができる。たとえば、一部の緑化資材のシートにのみ水が溜まっている場合には、この導水シートによって水溜りのない他の緑化資材に水を提供することができる。
緑化資材の形成方法は任意であるが、たとえば、ロール状に巻装されたシートを被緑化エリアの一部に敷設し、その上に人工基盤を載せ、さらにその上に植物層を載せて形成できる。この際、緑化資材ごとにこの作業を繰り返して被緑化エリアの全域に緑化資材を併設してもよいし、たとえば、広い面積の一枚のシートを被緑化エリアの全域に敷設し、このシートの上に複数の人工基盤を順次併設していき、次に各人工基盤の上に植物層を順次載せていく形成方法などであってもよい。
なお、被緑化エリアに複数の緑化資材を据付けるに当たり、各緑化資材のシートや人工基盤が据付られた段階で各緑化資材の上にワイヤやロープを張って屋根や屋上、地盤等に固定した後、各人工基盤の上に植物層を載置して複数の緑化資材を形成してもよい。
また、本発明は緑化構造体にも及ぶものであり、この緑化構造体は、傾斜面において、複数の前記緑化資材が併設されて構成される緑化構造体であって、傾斜面の水下側の緑化資材のシートの端部の上に水上側の緑化資材のシートの端部が載置され、双方のシートの端部がラップした状態で複数の緑化資材が併設されているものである。
本発明の緑化構造体は、特に傾斜面において複数の緑化資材が併設されて構成されたものであり、隣接する緑化資材同士の据付態様として、傾斜面の水下側の緑化資材のシートの端部の上に水上側の緑化資材のシートの端部が載置され、双方のシートの端部がラップした状態で各緑化資材が据付けられていることを特徴としたものである。
この構成によれば、水上側の緑化資材のシートと人工基盤の間を流下してきた水は水下側の緑化資材のシートの上に必ず提供され、水下側の緑化資材のシートの下に水が漏れてシートと据付面の間に水が溜まってしまうといった問題を効果的に解消することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の緑化資材とこれによって構成される緑化構造体によれば、緑化資材の最下層に柔軟性があって凹溝を備えているシートが備えてあることにより、緑化資材据付面の凹凸をシートで吸収して緑化資材を簡易に平坦性をもって据付けることができ、また、シートは巻装して被緑化エリアに容易に搬送できることから、搬送性と据付性の双方に優れた緑化資材と緑化構造体を提供することができる。
本発明の緑化資材の実施の形態1の縦断面図である。 (a)は図1のII矢視図であって、緑化資材のシートを上方から見た図であり、(b)は図2aに対応した図であってシートの他の実施の形態を示した図である。 本発明の緑化資材の実施の形態2の縦断面図である。 本発明の緑化資材の実施の形態3の縦断面図である。 本発明の緑化構造体の実施の形態の縦断面図である。 図5のVI−VI矢視図であって、各緑化資材のシートを上方から見た図である。 図5のVII部の拡大図である。
以下、図面を参照して本発明の緑化資材とこの緑化資材から構成される緑化構造体の実施の形態を説明する。なお、図示例の緑化構造体は12基の緑化資材から構成されるものであるが、緑化構造体を構成する緑化資材の基数は図示例に何等限定されるものではない。また、図示例の緑化構造体は、水上側の端部にのみ灌水チューブを備えた緑化資材を配設したものであるが、水上側の端部の緑化資材に隣接する水下側の緑化資材にも灌水チューブを備えたものが適用されてもよいことは勿論のことである。さらに、図示例の緑化構造体はシートの一部を相互にラップさせながら12基の緑化資材を併設して構成されたものであるが、その全領域をカバーできる面積の一枚のシートを敷設し、その上に12基の人工基盤および植物層のユニットが併設されながら載置された形態であってもよい。
(緑化資材の実施の形態1)
図1は本発明の緑化資材の実施の形態1の縦断面図であり、図2aは図1のII矢視図であって、緑化資材のシートを上方から見た図である。
図示する緑化資材10は、据付面S上に載置される複数の凹溝1aを備えたシート1と、シート1の上に配設された人工基盤2と、人工基盤2の上に載置される植物層3とから構成されている。なお、図示する据付面Sは平坦面であるが、傾斜面や湾曲面などであってもよく、また、据付面Sの表面に多数の凹凸が存在していてもよい。
シート1は柔軟性があり、巻装した状態で被緑化エリアに容易に搬送できるものであり、柔軟性のあるシート1が据付面Sの直上に載置されることで、据付面Sに凹凸があってもこの凹凸をシート1で吸収したり、あるいは凹溝1aの高さ以下の凹凸はシート1の平坦性に影響を与えないことから、いずれの理由によっても緑化資材10の上面の平坦性を保証することができる。
ここで、柔軟性のあるシート1の素材としては、天然ゴムや合成ゴム、ナイロン、ビニロン、アクリル繊維、ポリエチレン、ポリスチレンなどの合成繊維樹脂などを挙げることができる。
シート1に形成されている凹溝1aは、図2aで示すように一定の間隔をおいて配設された帯状の溝であり、この凹溝1aが図1で示すように水溜まりWの機能を発揮する。
また、水溜りWが人工基盤2を介して植物層3に提供され、雨水や人工的な給水等による水の供給が途絶えた際には、この凹溝1aから水が無くなって今度は空気溜りとなり、このように水溜まりと空気溜まりを繰返すことで植物層3を構成する植物3bの根腐れを効果的に抑制することができる。
また、図2bは、他の実施の形態の凹溝1a’を備えたシート1Aを示している。図示するシート1Aでは半球状をなす凹溝1a’が分散した態様でシート1Aの全面に多数設けられており、それぞれの凹溝1a’が水溜まりの機能を発揮するものである。
図1に戻り、人工基盤2は、吸水性のある不織布等から形成される。また、植物層3は、地盤マット3aに植物3bが植栽されたものであり、この植物としては、芝やタマリュウ、タイム、ヒメイワダレソウなどを挙げることができる。
緑化資材10の形成方法は多様であるが、たとえば、図示する緑化資材構成部材をそれぞれ被緑化エリアに搬送し、据付面Sに対し、同程度の平面寸法のシート1と人工基盤2と植物層3をこの順で積層して図示する緑化資材10を形成する方法がある。
また、他の方法としては、被緑化エリアの全域に亘る広さを有したシートを巻装状態で現地に搬送して敷設し、次いで一定の面積の人工基盤をシートの上に順次敷き並べ、次いで各人工基盤の上に植物層を順次敷き並べて複数の緑化資材10からなる緑化構造体を形成する方法であってもよい。
さらに、このように複数の緑化資材10からなる緑化構造体の形成に当たり、すべての人工基盤2を被緑化エリアの全域に敷設されたシート1の全面に敷き並べた後に、ワイヤやロープ等を人工基盤2の上に渡して被緑化エリアを構成するたとえば屋上の端部の壁面や手摺で緊結した後、全域の人工基盤2の上に植物層3を敷き並べて緑化構造体を形成してもよい。
(緑化資材の実施の形態2)
図3は本発明の緑化資材の実施の形態2の縦断面図である。同図で示す緑化資材10Aは、シート1の一部が側方に張り出し、その張り出したシート1の上でかつ人工基盤2の側方に灌水チューブ4が配設されたものである。
灌水チューブ4から提供された水を緑化資材10Aの全域に提供するべく、実際には緑化資材10Aは傾斜面に載置され、その際に灌水チューブ4が傾斜面の水上側に位置するようにして緑化資材10Aが据付面S上に配設される。
灌水チューブ4を具備することで、雨水等の頻度に左右されることなく、必要に応じて水を緑化資材10Aの全域に提供できることから水分管理上の利点がある。
なお、図示を省略するが、1つもしくは2以上の灌水チューブが人工基盤の内部に埋設された形態の緑化資材であってもよい。
(緑化資材の実施の形態3)
図4は本発明の緑化資材の実施の形態3の縦断面図である。同図で示す緑化資材10Bは、シート1と人工基盤2の間に導水シート5が介在したものである。
シート1と人工基盤2の間に導水シート5が介在することにより、各シート1の凹溝1aに溜まっている水Wを面的に広範囲に広げることができ、面的に導水された水をその上方にある人工基盤2に吸水させ、各植物層3に提供することができる。たとえば、複数の緑化資材10Bが併設して緑化構造体が形成されている場合において、一部の緑化資材10Bのシート1にのみ水が溜まっている場合には、各緑化資材10Bの導水シート5が相互に繋がることによって水溜りのない他の緑化資材10Bに水を提供することが可能となる。
(緑化構造体の実施の形態)
図5は本発明の緑化構造体の実施の形態の縦断面図であり、図6は図5のVI−VI矢視図であって、各緑化資材のシートを上方から見た図であり、図7は図5のVII部の拡大図である。
図示する緑化構造体100は、傾斜した据付面Sの上に4列で各列3基の緑化資材が併設して被緑化エリアの全域に亘って形成されたものである。
各列において、水上側Uから水下側Dに向かって順に、図3で示す緑化資材10A、図1で示す緑化資材10,10が配設されている。
このように水上側Uの端部に緑化資材10Aを配設することで、緑化資材10Aの具備する灌水チューブ4から必要に応じて水が提供され、各緑化資材10A,10それぞれのシート1と人工基盤2の間を水が流下して(X方向)、緑化構造体100の全域に水を供給することができ、供給された水はそれぞれのシート1の凹溝1aに貯水される。
そして、この緑化構造体100においては、図7の拡大図で示すように、傾斜面の水下側Dの緑化資材10のシート1の端部の上に水上側Uの緑化資材10のシート1の端部が載置され、双方のシート1,1の端部がラップしてなるシートのラップ部6を形成するようにして緑化構造体100が形成される。
図示する構成のシートのラップ部6を形成することで、水上側Uから流下してきた(X方向)水が水下側Dの緑化資材10のシート1の下方に漏れることが抑止され、シート1と据付面Sの間に漏れ出た水が溜まるといった問題を解消することができる。
なお、図示を省略するが、水上側の緑化資材のみならずその水下側の緑化資材も灌水チューブを具備する形態の緑化構造体であってもよいし、1つの緑化資材がその人工基盤内に2以上の灌水チューブを埋設したものであってもよく、このような形態では、灌水チューブをたとえば600mm〜1500mmの間隔で配設することができる。
図示する緑化構造体100の形成方法は、シートのラップ部6を形成するようにして据付面Sに緑化資材10,10Aを順次敷き並べていくものであり、その際に、緑化資材10,10Aの形成方法は、既述するように巻装状態で搬送されたシート1を各緑化資材10,10Aの平面寸法ごとに敷設したり、あるいは被緑化エリアの全域に一度に敷設した後、人工基盤2、植物層3の順に積層して緑化構造体100を形成する。
図示する緑化構造体100は搬送性と据付性に優れた緑化資材10、10Aから形成されていることから、屋上や法面などの搬送や据付が困難な被緑化エリアであっても、あるいは据付面に多数の凹凸が存在する被緑化エリアであっても、効率的でしかも外観意匠性に優れた緑化構造体となる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1,1A…シート、1a,1a’…凹溝、2…人工基盤、3…植物層、3a…地盤マット、3b…植物、4…灌水チューブ、5…導水シート、6…シートのラップ部、10,10A,10B…緑化資材、100…緑化構造体、S…据付面、U…水上側、D…水下側、W…水溜まり(水)

Claims (4)

  1. 柔軟性があって凹溝を備えているシートと、
    前記シート上に配設された人工基盤と、
    前記人工基盤上に載置された植物層と、からなる緑化資材。
  2. 前記人工基盤の側方もしくは内部であって、かつ前記シートの上に灌水チューブが配設されている請求項1に記載の緑化資材。
  3. 前記シートと前記人工基盤の間に導水シートが介在している請求項1または2に記載の緑化資材。
  4. 傾斜面において、請求項1〜3のいずれかに記載の複数の緑化資材が併設されて構成される緑化構造体であって、
    傾斜面の水下側の緑化資材のシートの端部の上に水上側の緑化資材のシートの端部が載置され、双方のシートの端部がラップした状態で複数の緑化資材が併設されている緑化構造体。
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