JP5519100B2 - 植栽基盤 - Google Patents

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Description

本発明は、構築物に植栽を行うための植栽基盤に関する。
近年、ヒートアイランドの対策として、建物の屋上、ベランダ、テラスや駐車場などに、植栽基盤を造成して植栽を行う場合がある。
建物の屋上、ベランダ、テラスといった構築物では、構造上、積載荷重が制限されているため、このような植栽基盤は軽量であることが求められている。
例えば、建物の屋上を緑化する場合には、一般的にポリエチレン製の防根シートを敷き、その上に砂利等により排水層を設け、この排水層の上面を透水性の不織布等目詰まり防止層により仕切った上に、植栽土壌を敷き均すことで植栽基盤を造成している。この時、植栽土壌としては、軽量化を図るために保水性に優れる多孔質な火山砂利に軽量な土壌改良材であるパーライトやバーク肥料などを混合した人工軽量土壌が用いられることが多い。
また、植栽土壌に保水剤を添加することや、植栽土壌の下に保水層を設けることにより、植物の育成に必要な水分を保持するとともに、植栽土壌の薄層化を図ることで、さらなる植栽基盤の軽量化を図る場合がある。
例えば、特許文献1には、人工土壌に合成樹脂系保水剤が混入された植栽基盤が記載されている。かかる植栽基盤は、人工土壌中に混入された合成樹脂系保水剤により、植物の育成に必要な水分を確保するものである。
また、特許文献2には、図6(a)に示すように、植栽土壌110の下に凹凸のあるパネル121からなる保水層120を形成する植栽基盤101が記載されている。かかる植栽基盤101は、パネル121の凹部122に保持された水分を植栽土壌110に供給することにより植物の育成を図るものである。
なお、図面において、符号102は構築物、150は遮水層を示している。
さらに、特許文献3には、図6(b)に示すように、プラスチック等の捲縮繊維等からなる繊維マット130を敷設し、この繊維マット130の底部に給水管140等を介して水分を注水する植栽基盤103が記載されている。かかる植栽基盤103は、繊維マット130の表面に培土を敷き詰めて培土の一部を繊維マットに入り込ませ、あるいは、繊維マット130に培土を充填することで、軽量の植栽土壌を形成し、植物の育成を図るものである。
特公平4−37689号公報 特開平6−209655号公報 特開平9−308380号公報
ところが、合成樹脂系保水剤が混入された人工土壌を利用した植栽基盤は、合成樹脂系保水剤が、植物の育成に必要な水分まで吸収してしまうことで植物の生育を劣化させてしまう場合がある。また、保水剤が水分を抱え込むことで、植物へ水分が供給されない場合がある。
また、凹凸のあるパネル121からなる保水層120を備えた植栽基盤101は、凹部122に満たされた水分が、植栽土壌110と接している間は、植栽土壌110に水分が供給されるが、凹部122に保持された水分の水位が低くなり植栽土壌110との間に隙間が形成されると水分が供給されない。そのため、植栽基盤101への給水頻度が高かった。
さらに、繊維マット130を利用した植栽基盤103は、従来の植栽土壌よりも軽量化を図ることができるものの、水分の保持能力に関しては、従来の植栽土壌と同程度の能力しか備えておらず、植栽土壌(繊維マット130)が乾燥した際には、随時、水分を供給する必要があった。
また、繊維マット130による上下方向への水分の供給は期待できるものの、横方向での水分の移動は構築物の排水勾配に沿った方向のみしか期待できないため、緑化部(繊維マット130)全体に水分が行きわたらない場合があった。
本発明は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、供給された水分を保持するとともに、植栽土壌全体に十分な水分を均一に供給することが可能で、給水の頻度を低くすることが可能な植栽基盤を提案することを課題とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1に記載の植栽基盤は、構築物の上面に敷設された遮水シートからなる遮水層と、前記遮水層の上面に敷設された貯水層と、前記貯水層の上面に敷設された植栽土壌層と、を備える植栽基盤であって、前記遮水層には、前記貯水層に貯水し得ない余剰水を外部に排出するための排水孔が側面と底面との角部のみに前記側面をまっすぐに貫通するように形成されていて、前記貯水層が、pF1.8〜3.0での有効水分量は700〜900リットル/mで、かつ、飽和透水係数が10−3〜10−4m/sで、なおかつ、水分を全方向に移動させることが可能なロックウールからなり、前記ロックウールは、ねじり加工が加えられた繊維を薄く積層して繊維間の空隙が多方向に連続するように構成された複層構造であることを特徴としている。
かかる植栽基盤は、貯水層が、例えば毛細管現象等により全方向(上下、左右、前後の全方向)に水分を移動させることで、供給された水分を貯水するとともに、植栽地盤の全体に十分な水分を均一に供給することを可能としている。
なお、貯水層と植栽土壌層とは、直接的または透水シートを介して接しており、貯水層から植栽土壌層への水分の供給が妨げられることがないように構成されているのが望ましい。これにより、貯水層が飽和状態ではなく、貯水量(含水量)が下がっても、貯水層と植栽土壌層の毛細管が連続してつながっていることで、植栽土壌の含水量が貯水層に比べて低くなった場合には毛細管現象により植栽土壌層に水分を供給することが可能となる。また、透水シートを介して接している場合は、貯水層の目詰まりが防止される。
さらに、前記植栽土壌層に、給水管が配管されていれば、給水管から供給された水分を、貯水層内に発達した毛細管等によって、貯水層の全体に供給することが可能となる。
また、請求項2に記載の植栽基盤は、構築物の上面に敷設された遮水シートからなる遮水層と、前記遮水層の上面に敷設された貯水層と、前記貯水層の上面に敷設された植栽土壌層と、を備える植栽基盤であって、前記遮水層には、前記貯水層に貯水し得ない余剰水を排出するための排水孔が側面と底面との角部に形成されていて、前記貯水層が、pF1.8〜3.0での有効水分量は700〜900リットル/m で、かつ、飽和透水係数が10 −3 〜10 −4 m/sで、なおかつ、水分を全方向に移動させることが可能なロックウールからなり、前記貯水層の厚みが、前記植栽土壌層の厚みの1/4〜2/5の範囲内であり、前記ロックウールは、ねじり加工が加えられた繊維を薄く積層して繊維間の空隙が多方向に連続するように構成された複層構造であることを特徴とする、植栽基盤。
前記植栽基盤において、前記貯水層が、ロックウールにより構成されているため、繊維間の空隙に多量の水を貯水し、植栽土壌へ水分を供給することが可能なため、好適である。
また、貯水層が排水性に優れたロックウールにより構成されているため、貯水層に保水されることがなく、毛細管現象により植栽土壌に供給することが可能となる。そのため、貯水層に蓄えられた水分の量に限られることなく、植栽土壌に十分に水分を供給することを可能としている。
また、前記貯水層の底面および側面が遮水層により覆われていれば、貯水層に保水機能がない場合であっても適当量の水分を貯水することが可能となる。
さらに、前記遮水層に、余剰水排水孔が貫通されていれば、植栽土壌に供給されない余剰水は、植栽基盤外へと排出されるため、植栽基盤の重量の低減化を図ること、および根腐れを防止することが可能となり、好適である。
本発明の植栽基盤によれば、供給された水分を保持するとともに、植栽土壌全体に十分な水分を均一に供給することが可能となる。
本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態では、建物の屋上などに構成された構築物2の上面において、植栽基盤1を構築する場合について説明する。
植栽基盤1は、図1に示すように、周囲が枠部材15により囲まれていて、構築物2の上面に敷設された遮水層11と、遮水層11の上面に敷設された貯水層12と、貯水層12の上面に敷設された植栽土壌層13と、を備えている。
構築物2は、図2に示すように、スラブ21と、スラブ21の表面に防水のために敷設されたアスファルト層22と、アスファルト層22の保護するためにアスファルト層22の表面に敷設された抑えコンクリート23とにより構成されている。
アスファルト層22は、雨水等がスラブ21にしみ込むことを防止する。
また、抑えコンクリート23は、利用者が構築物2上を歩くことなどにより、アスファルト層22に損傷が生じることを防止している。
なお、構築物2の構成は限定されるものではない。
植栽基盤1は、図1および図2に示すように、枠部材15により囲まれている。
本実施形態では、枠部材15により矩形状の植栽基盤1を形成するが、植栽基盤1の形状は限定されるものではない。
枠部材15は、図1および図2に示すように、矩形断面のコンクリート製のブロックを敷設することにより構成する。なお、枠部材15を構成する材料はコンクリート製ブロックに限定されるものではない。
この枠部材15には、後記する遮水層11の排水孔(余剰水排水孔)11aに対応して、排水孔15aが形成されている。
なお、枠部材15を構成するブロックの形状寸法は限定されるものではなく、植生が予定される植物に必要な植栽土壌の厚みや、貯水層12の厚み等に応じて適宜設定すればよい。また、枠部材15は、既成の部材を配設することにより構成してもよいし、現場打ち施工により構成してもよい。また、排水孔15aの形状や配置ピッチ等は限定されるものではなく、想定される降雨量等により、適宜設定すればよい。また、ブロック同士の間に目地(隙間)を設けることで排水孔15aを省略してもよい。
遮水層11は、図1および図2に示すように、枠部材15により囲まれた部分の底面を覆うとともに、周縁が枠部材15の側面に沿って立設された状態で敷設されている。この遮水層11の周縁の立設部分の高さは、図2に示すように、貯水層12の高さと同程度となるように形成されている。
遮水層11は、貯水層12の底面および側面を覆うように構成されていることで、貯水層12から植栽に必要な水分が不必要に流出することを防止している。
なお、遮水層11を構成する材料は、遮水することが可能な材料であれば限定されないが、本実施形態では、ポリエチレン製の遮水シートを敷設することにより構成する。
遮水層11には、図1および図2に示すように、貯水層12に貯水し得ない余剰水を、植栽基盤1外に排出するための排水孔11aが形成されている。排水孔11aは、枠部材15に形成された排水孔15aに対応する箇所に形成されていることで、植栽基盤1外へと貫通されている
貯水層12は、図1および図2に示すように、遮水層11の凹部に敷設されることにより構成されている。
貯水層12は、単位体積重量が植栽土壌よりも小さい材料であって、貯水層12に供給された水分を毛細管現象により全方向(X,Y,Z方向)に移動させることが可能な材料により構成するものとし、本実施形態では、鉱物繊維が絡み合うことにより構成されたロックウールを使用するものとする。
貯水層12を構成するロックウールとしては、繊維間の空隙に多量の水を貯め、一旦貯水した水分を重力に沿って自然に排出する機能を備えた、排水性に優れたものを使用する。なお、本実施形態では、ロックウールとして、貯水性を示す有効水分量(pF1.8〜3.0)は1m当り700リットル以上であって、排水性を示す飽和透水係数が10−3〜10−4m/sのものを使用する。
本実施形態において貯水層12に使用するロックウールは、鉱物由来の繊維を薄く積層して構成された複層構造であって、積層する繊維をねじる工程が製造時に加えられている。これにより、ロックウールには、繊維間の空隙が多方向に連続するように構成されている。そのため、貯水層12に供給された水分は、繊維間の空隙(毛細管)に浸透することで、貯水層12の全方向に移動する。なお、ロックウールの構成は、これに限定されるものではない。また、貯水層12を構成する材料は、供給された水分を全方向に移動させることが可能であればロックウールに限定されるものではない。
ここで、貯水層12の厚みは、限定されるものではないが、本実施形態では、貯水層12の保水量が、植栽土壌層13の保水量と同等以上となるように、保水層12の厚みを構成するものとする。本実施形態では、貯水層12の厚みを、植栽土壌層13の厚みの1/4〜2/5の範囲内、好ましくは1/3程度とする。
なお、植栽土壌層13の厚みは、植栽する植物が芝生の場合、10cm以上が望ましく、芝の生育に適している含水比は20〜30%である。そして、望ましい植栽土壌層13の土:空気:水の容積比率は、60〜40:20〜30:20〜30である。したがって、植栽土壌層13の厚みを10cmとすると、保水量は、20〜30L/mが最適となる。
したがって、貯水層12と植栽土壌層13との保水量を同等とするには、貯水層12のロックウールの最大含水比を90%とすると、貯水層12の保水量20〜30L/mを満足するための貯水層12の厚みは2.5〜4.0cmとなる。したがって、貯水層12の厚みは、植栽土壌層13の厚みに対して1/4以上、好ましくは1/3以上が望ましい。
一方、植栽土壌層13へ水分を供給する観点からすれば、貯水層12の厚みは厚くてもよい。しかし、貯水層12を厚く形成すると、多量の水分を貯水することにより重量が増加し、植栽基盤1の重量が重くなってしまう。また、植栽土壌が過湿状態になり、植物に根腐れが発生しやすくなってしまう。そのため、本実施形態では、植栽に必要な水分を貯水し、植栽土壌層13への水分の供給を効率的に行うことを可能とし、かつ、植栽基盤1の軽量化を図ることできる厚みとして、貯水層の厚みを植栽土壌層13の厚みの1/2以下、好ましくは2/5以下とする。
植栽土壌層13は、図1および図2に示すように、植物の植栽に適した植栽土壌を、貯水層12の上面に敷き均すことにより構成されている。植栽土壌層13の厚みは、植栽が予定されている植物の根付に必要な厚みに応じて適宜決定する。
植栽土壌層13は、透水シート14を介して貯水層12と接している。貯水層12と植栽土壌層13との間に透水シート14が介在することにより、植栽土壌がロックウールの繊維同士の間隙に入り込んで目詰まりが生じること等が防止されるとともに、貯水層12と植栽土壌層13との間の水分の通水が可能となる。
透水シート14を構成する材料は限定されるものではないが、水分や植物の根は通すが土粒子は通さないように織り込まれた不織布を使用するものとする。
なお、植栽土壌層13を構成する植栽土壌の材質は限定されるものではなく、例えば、黒ぼく土や赤土などの自然土壌、パーライト等の無機系およびバーク堆肥などの有機系土壌改良材等が混合された人工軽量土壌、または、人工軽量土壌をパネル状に成型したもの等、適宜公知の材料が使用可能である。
また、第1の実施の形態では、透水シート14を介して貯水層12と植栽土壌層13とが間接的に接するものとしたが、透水シート14を省略して、貯水層12と植栽土壌層13とが直接的に接していてもよい。
植栽土壌層13の上部には、300〜1000mm間隔で給水管16が配管されており、夏期等の自然の供給水量が不足する場合に水分を供給することを可能としている。給水管16を植栽土壌層13の上部に配管することで、降雨時と同様に、植栽土壌層13に水分を供給し、余剰水分を貯水層12に貯水させることが可能となり、より自然な給水が可能となる。
なお、給水管16の設置箇所は、植栽土壌層13の上部に限定されるものではなく、植栽土壌13の下部は中間部であってもよい。また、給水管16は必ずしも植栽土壌層13に配置されている必要はなく、貯水層12に配管されていてもよいことはいうまでもない。さらに、植栽基盤1が十分な水分を保持することが可能であれば、給水管16を省略することも可能である。さらに、給水管16の配管ピッチや管径等も限定されるものではなく適宜設定することが可能である。
以上、第1の実施の形態に係る植栽基盤1によれば、貯水層12であるロックウールに接するように、植栽土壌層13が敷き均されているため、植栽土壌の水分含量を適度に保つことが可能となった。
つまり、植栽基盤1に供給された水分のうち、植栽土壌層13に保水されなかった水分は一旦貯水層12に貯水され、植栽土壌層13の水分量(含水量)が減少したときに、貯水層12を構成するロックウールの毛細管と植栽土壌の毛細管が連続して接していることにより適宜供給される。
貯水層12に供給された水分は、ロックウールの毛細管現象によりX,Y,Z方向へと移動して、貯水層12の全体に供給される。さらに、この水分は、毛細管現象により上昇することで、植栽土壌層13に供給されるため、植栽土壌層13に均一かつ十分に水分が供給される。
貯水層12は、繊維が不規則に絡み合うことにより構成されたロックウールにより構成されているため、繊維間の空隙に毛細管現象により多量の水分を貯水することが可能となる。したがって、植栽基盤1への給水頻度を低くすることが可能となる。
また、貯水層12は、その底面および側面が遮水層11により覆われているため、排水性に優れたロックウールからなる貯水層12により貯水される水分が、植栽基盤1外へと流出することが防止される。
また、貯水層12を植栽土壌よりも軽量なロックウールにより構成することで植栽基盤1の軽量化が可能となる。
また、遮水層11の周縁の立設部分が、貯水層12の厚みと同程度に形成されていることで、貯水層12に貯水され得ない水分が、遮水層11を乗り越えて排出されることが可能に構成されている。
また、植栽土壌層13の上部に給水管16が配管されていることで、降雨量が少ない場合等、植栽に必要な水分が不足するときに、水分を供給することが可能である。なお、給水管16が、植栽土壌層13の上部に配置されていることで、植栽基盤1への水分の供給を降雨時と同等に行うことを可能としている。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係る植栽基盤3は、図3に示すように、貯水層32が、複数の板状部材32aが立設状態で積層されることにより構成されている点で、第1の実施の形態で示した植栽基盤1と異なっている。
植栽基盤3は、図3に示すように、周囲が枠部材35により囲まれていて、構築物2の上面に敷設された遮水層31と、遮水層31の上面に敷設された貯水層32と、貯水層32の上面に敷設された植栽土壌層33と、を備えている。
第2の実施の形態では、図4に示すように、傾斜した構築物2に植栽基盤3を形成する場合について説明する。なお、構築物2の構成は、第1の実施の形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
また、枠部材35の構成も、第1の実施の形態で示した枠部材15の構成と同様なため、詳細な説明は省略する。
遮水層31は、図3および図4に示すように、枠部材35により囲まれた部分の底面を覆うとともに、周縁が枠部材35の側面に沿って立設された状態で敷設されている。この遮水層31の周縁の立設部分の高さは、図4に示すように、貯水層32の高さと同程度となるように形成されている。
遮水層31は、貯水層32の底面および側面を覆うように構成されていることで、貯水層32から植栽に必要な水分が流出することを防止している。
なお、遮水層31を構成する材料は、水分が滲出を防止することが可能な材料であれば限定されないが、本実施形態では、ポリエチレン製の遮水シートを敷設することにより構成する。
貯水層32は、図3および図4に示すように、遮水層31の凹部に敷設されることにより構成されている。
貯水層32は、繊維を一定の方向に積層することによって構成された板状のロックウール(板状部材32a)を複数、立設させた状態で積層することにより構成されている。
板状部材32aは、後記する給水管36と直交した状態で配設されて、構築物2の傾斜方向で積層されている。そして、毛細管現象により給水管36から供給された水分を給水管36と直交する方向に移動させることを可能としている。
板状部材32aは、その内部において、貯水層32に供給された水分を、毛細管現象により縦横(X,Z方向)に移動させることを可能としている。
本実施形態において貯水層32に使用するロックウール(板状部材32a)は、鉱物由来の繊維を薄く一定の方向で積層して構成された複層構造であって、繊維間の空隙が一定方向に連続するように製造されている。そして、このロックウールの連続した空隙が給水管36と直交するようにロックウールを配置することで、給水管36から供給された水分は、空隙に沿って横方向(X方向)に移動する。なお、ロックウールの構成は、これに限定されるものではない。また、板状部材32aを構成する材料は、供給された水分を縦横に移動させることが可能であればロックウールに限定されるものではない。
ここで、貯水層32の厚みは限定されるものではないが、第1の実施の形態の貯水層12と同様に、植栽土壌層33の厚みの1/4〜2/5の範囲内、好ましくは1/3程度とする。
植栽土壌層33は、図3および図4に示すように、植物の植栽に適した植栽土壌を、貯水層32の上面に敷き均すことにより構成されている。植栽土壌層33の厚みは、植栽が予定されている植物の根付に必要な厚みに応じて適宜決定する。
なお、植栽土壌層33を構成する植栽土壌の材質は第1の実施の形態で示した植栽土壌層13と同様のものを使用するものとし、詳細な説明は省略する。
植栽土壌層33は、透水シート34を介して貯水層32と接している。貯水層32と植栽土壌層33との間に透水シート34が介在することにより、植栽土壌がロックウールの繊維同士の間隙に入り込んで目詰まりが生じること等が防止されるとともに、貯水層32と植栽土壌層33との間の水分の通水が可能となる。
透水シート34を構成する材料は限定されるものではないが、本実施形態では、水分や植物の根は通すが土粒子は通さないように織り込まれた不織布を使用するものとする。
なお、第2の実施の形態では、透水シート34を介して貯水層32と植栽土壌層33とが接するものとしたが、透水シート34を省略して、貯水層32と植栽土壌層33とが直接的に接していてもよい。
植栽土壌層33の上部には、300〜1000mm間隔で給水管36が配管されており、夏期等の自然の供給水量が不足する場合に水分を供給することを可能としている。給水管16を植栽土壌層13の上部に配管することで、降雨時と同様に、植栽土壌層13に水分を供給し、余剰水分を貯水層12に貯水させることが可能となり、より自然な給水が可能となる。
給水管36は、板状部材32aと直交する方向(Y方向)で配管されている。
なお、給水管36の設置箇所は、植栽土壌層33の上部に限定されるものではなく、植栽土壌13の下部は中間部であってもよい。また、給水管36は必ずしも植栽土壌層33に配置されている必要はなく、貯水層32に配管されていてもよいことはいうまでもない。さらに、植栽基盤1が十分な水分を保持することが可能であれば、給水管36を省略することも可能である。さらに、給水管36の配管ピッチや管径等も限定されるものではなく適宜設定することが可能である。
以上、第2の実施の形態に係る植栽基盤3によれば、貯水層32が、複数の板状部材32aを立設状態で積層することにより、複層に構成されていて、傾斜または段差を有した構築物2上に構成する場合であっても、植栽地盤3の全体に十分な水分を供給することを可能としている。つまり、貯水層32は、複数の板状部材32aを積層することにより構成されているため、繊維により形成される間隙が板状部材32a同士の間で連続していないため、Y方向(面外方向)への毛細管現象による水分の移動がしにくくなっている。そのため、図4に示すように板状部材32が構築物2の傾斜と直行するように積層すれば、水分が低い方へと流下することを制御することが可能となる。さらに、各板状部材3の内部において毛細管現象により面内方向(X,Z方向)で水分を移動させて植栽土壌層33の全体に水分を供給することが可能となる。
また、余剰水は、貯水層32(板状部材32a)の縦断方向で移動させることで排出し、植栽基盤3の軽量化を図るとともに、余剰水が滞留して植栽土壌が過湿になることで、植物が根腐れしてしまうことを防ぐことが可能である。
この他の第2の実施の形態に係る植栽基盤3による作用効果は、第1の実施の形態で示した植栽基盤1の内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の植栽基盤による作用効果を検証した結果を示す。
本検証は、本発明に係る植栽基盤と、従来の工法により構成された植栽基盤と、により行った芝生の生育調査の結果を比較するものである。
ここで、本検証において、本発明に係る植栽基盤は、周囲が枠部材15により囲まれていて、構築物2の上面に敷設された遮水層11と、遮水層11の上面に敷設された貯水層12と、貯水層12の上面に敷設された植栽土壌層13と、を備えて構成されている(図1参照)。
一方、従来の工法による植栽基盤は、植栽土壌110の下に凹凸のあるパネル121からなる保水層120を備え、パネル121の凹部122に保持された水分を植栽土壌130に供給する植栽基盤101を採用した(図6(a)参照)。
本検証では、芝生の緑被率(一定面積を緑色の葉が覆っている割合)を2週間に1回に割合で目視することによって、5段階でスコアリング評価(0:枯死〜5:100%被覆するとともに、植栽土壌層と貯水層の下面に貼り付けられた熱電対により温度の経時変化を測定することにより行った。
なお、各植栽基盤への給水は、4月から7月までの間は、雨水のみで管理し、7月の梅雨明け後から10月までは、本発明にかかる植栽基盤では週2回30分間の給水、従来工法による植栽基盤では毎朝20分間の給水を行い、10月以降は雨水のみで管理した。
図5および表1、表2に本検証による測定結果を示す。ここで、図5は、緑被率のスコアリングの結果を示すグラフであって、縦軸に緑被率スコア、横軸に日付を示しており、本発明の植栽基盤を実線Aに示し、従来工法の植栽基盤を点線Bに示す。
また、表1は1月、表2は8月にそれぞれ計測した温度の経時変化のデータの集計結果である。
Figure 0005519100
Figure 0005519100
図5に示すように、4月から5月の初旬にかけては、緑被率に差は見られなかったが、5月以降は、本発明の植栽基盤のほうが、緑被率が従来の植栽基盤と比較して高い結果となった。つまり、本発明によれば、従来の工法と比較して、少ない給水により、同等以上の植物の生育が可能であることが実証された。
また、表1に示すように、植栽土壌層下面においては、1月、8月ともに、平均温度に差が認められなかった。一方、貯水層の下面においては、1月、8月ともに、本発明に係る植栽基盤のほうが、従来の植栽基盤よりも、平均温度が高い結果となった。
つまり、貯水層を構成するロックウールが、断熱層としての機能を発揮することが期待できる。そのため、本発明の植栽基盤を採用することにより、建物の暖房負荷を軽減することが可能となる。また、8月においては、従来の植栽基盤のほうが、貯水層下面の温度が低い結果となったが、これは、従来の植栽基盤には毎朝給水を行うことで、日当たりの最低温度が低くなることによるものである。一方、本発明によれば、給水が週2回であるにも関わらず、スラブ表面の夏場の平均温度を30度以下に抑制するとともに、日当りの最高温度が従来の植栽基盤よりも低く、建物の冷房負荷を軽減することが可能であることが実証された。
以上の結果により、構築物上で芝生などを緑化する際に、貯水層としてロックウールを植栽土壌層の下面に接するように敷設することで、従来の植栽基盤と比較して1/2程度まで給水量を低下させることが可能であることが実証された。
また、ロックウール(貯水層)が断熱層としての機能も発揮するため、建物の空調負荷を軽減することが可能となり、都市のヒートアイランド抑制に貢献することが実証された。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明したが、本発明は前記の各実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、前記各実施形態では、建物の屋上に植栽基盤を形成する場合について説明したが、本発明の植栽基盤の設置箇所はこれに限定されるものではなく、ベランダやテラス、道路や駐車場など、あらゆる人口基盤に適用可能である。
また、本発明の植栽基盤により生育される植物の種類は限定されるものではない。
また、前記各実施形態では、ロックウールの毛細管現象を利用して、供給された水分を植栽地盤の全体に均一に供給するものとしたが、水分の供給方法は、毛細管現象に限定されるものではない。
第1の実施形態に係る植栽基盤を示す斜視図である。 図1に示す植栽基盤の断面図である。 第2の実施形態に係る植栽基盤を示す斜視図である。 図3に示す植栽基盤の断面図である。 実施例における検証結果を示すグラフである。 (a)および(b)は従来の植栽基盤を示す断面図である。
符号の説明
1,3 植栽基盤
11,31 遮水層
11a 排水孔(余剰水排水孔)
12,32 貯水層
13,33 植栽土壌層
14,34 透水シート
2 構築物

Claims (4)

  1. 構築物の上面に敷設された遮水シートからなる遮水層と、
    前記遮水層の上面に敷設された貯水層と、
    前記貯水層の上面に敷設された植栽土壌層と、を備える植栽基盤であって、
    前記遮水層には、前記貯水層に貯水し得ない余剰水を外部に排出するための排水孔が側面と底面との角部のみに前記側面をまっすぐに貫通するように形成されていて、
    前記貯水層が、pF1.8〜3.0での有効水分量は700〜900リットル/mで、かつ、飽和透水係数が10−3〜10−4m/sで、なおかつ、水分を全方向に移動させることが可能なロックウールからなり、
    前記ロックウールは、ねじり加工が加えられた繊維を薄く積層して繊維間の空隙が多方向に連続するように構成された複層構造であることを特徴とする、植栽基盤。
  2. 構築物の上面に敷設された遮水シートからなる遮水層と、
    前記遮水層の上面に敷設された貯水層と、
    前記貯水層の上面に敷設された植栽土壌層と、を備える植栽基盤であって、
    前記遮水層には、前記貯水層に貯水し得ない余剰水を排出するための排水孔が側面と底面との角部に形成されていて、
    前記貯水層が、pF1.8〜3.0での有効水分量は700〜900リットル/mで、かつ、飽和透水係数が10−3〜10−4m/sで、なおかつ、水分を全方向に移動させることが可能なロックウールからなり、
    記貯水層の厚みが、前記植栽土壌層の厚みの1/4〜2/5の範囲内であり、
    前記ロックウールは、ねじり加工が加えられた繊維を薄く積層して繊維間の空隙が多方向に連続するように構成された複層構造であることを特徴とする、植栽基盤。
  3. 前記貯水層の底面および側面が遮水層により覆われていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の植栽基盤。
  4. 前記遮水層に、余剰水排水孔が貫通されていることを特徴とする、請求項3に記載の植栽基盤。
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