JP2004057051A - 屋上緑化貯水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】都市部にある各種の建物に適用される屋上緑化方式において、植物の育成に必要な水分を効率的に供給しうる屋上緑化貯水構造を提供する。
【解決手段】建物2の屋上床面に貯水造成用構造物5をその凹部が上向くように載置し、この貯水造成用構造物5の上側に遮水シート3を敷設する。遮水シート3の上に植生土壌6を敷き詰めることにより、遮水シート3を貯水造成用構造物5の凹部に沈み込ませて貯水空間4を形成する。これにより、任意の貯水容量に適合した貯水空間4を容易に形成できるとともに、貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】建物2の屋上床面に貯水造成用構造物5をその凹部が上向くように載置し、この貯水造成用構造物5の上側に遮水シート3を敷設する。遮水シート3の上に植生土壌6を敷き詰めることにより、遮水シート3を貯水造成用構造物5の凹部に沈み込ませて貯水空間4を形成する。これにより、任意の貯水容量に適合した貯水空間4を容易に形成できるとともに、貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市部にある各種の建物に適用するに好適な屋上緑化貯水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、緑の減少に起因するヒートアイランド現象や炭酸ガスの増加による地球温暖化の問題が都市部を中心に顕在化してきており、その対策として都市部の緑化が強力に推進されつつある。しかし、都市部では緑化空間を確保することが困難であるため、建物の屋上空間を緑化のために活用する屋上緑化方式が注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この屋上緑化方式では、降雨水の排水設備や、屋上から建物内部への漏水を防ぐ遮水設備が必要になるところ、建物の屋上の耐荷重強度には法律上の制限があることから、厳しい自然環境下で植物を育成するのに必要な水分を供給しにくいという不都合があった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑み、屋上での植物の育成に必要な水分を効率的に供給することが可能な屋上緑化貯水構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
まず、本発明のうち請求項1に係る発明は、建物(2)の屋上床面に貯水造成用構造物(5)をその凹部(5a)が上向くように載置し、この貯水造成用構造物の上側に遮水シート(3)を敷設し、この遮水シートの上に植生土壌(6)を敷き詰めることにより、当該遮水シートを前記貯水造成用構造物の凹部に沈み込ませて貯水空間(4)を形成して構成される。
【0006】
また、本発明のうち請求項2に係る発明は、建物(2)の屋上床面に遮水シート(3)を敷設し、この遮水シートの上側に貯水造成用構造物(5)をその凹部(5a)が上向くように載置し、この貯水造成用構造物の上側に不透水性フィルム(8)を敷設し、この不透水性フィルムの上に植生土壌(6)を敷き詰めることにより、当該不透水性フィルムを前記貯水造成用構造物の凹部に沈み込ませて貯水空間(4)を形成して構成される。
【0007】
ここで、貯水造成用構造物の形状は、凹部を備えたものである限り、どうような形状であってもよい。これらの構成を採用することにより、任意の貯水容量に適合した貯水空間を容易に形成できるとともに、貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることが可能となるように作用する。
【0008】
なお、括弧内の符号は図面において対応する要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は本発明に係る屋上緑化貯水構造の第1の実施形態を示す断面図、
図2は図1に示す屋上緑化貯水構造の貯水造成用構造物の代表三例を示す斜視図である。
【0011】
この屋上緑化貯水構造1では、図1に示すように、建物2の屋上床面に貯水造成用構造物5が載置されており、この貯水造成用構造物5は、図2に示すように、合成繊維製ロープまたは合成樹脂製パイプを格子状に組み合わせたり(図2(a))、合成繊維製ロープまたは合成樹脂製パイプを円形に加工したり(図2(b))、合成樹脂を格子状に成型したり(図2(c))したものである。そして、この貯水造成用構造物5はその凹部5aが上向くように設置されており、貯水造成用構造物5の上側には遮水シート3が敷設されている。さらに、遮水シート3の上には植生土壌6が敷き詰められているため、植生土壌6の重量によって遮水シート3は貯水造成用構造物5の凹部5aに沈み込んで複数の貯水空間4を形成している。なお、遮水シート3としては、貯水造成用構造物5の凹部5aに沿って容易に変形する必要があることと、長期間にわたって遮水機能を維持しなければならないことから、耐久性および柔軟性のある厚さ1.0〜2.0mmの軟質合成樹脂製のシートを用いるのが望ましい。また、植生土壌6の重量が不十分なときなどは、人力で遮水シート3を沈み込ませるようにしても構わない。
【0012】
屋上緑化貯水構造1は以上のような構成を有するので、降雨や散水による水分7は植生土壌6を下向きに透過して貯水空間4に所定量だけ貯水され、余剰の水分7は貯水空間4から溢れて遮水シート3上を流れて排出される。そして、貯水空間4内の水分7は植生土壌6の乾燥度合に応じて毛管現象で植生土壌6中に浸透し、植物の生育が促進される。このように、植物の育成に必要な水分7を貯水空間4に貯水して効率的に供給することが可能となり、そのため屋上緑化方式の普及に弾みをつけることができる。
【0013】
このとき、貯水造成用構造物5の凹部5aの容積を予め適当に設定しておけば、任意の貯水容量に適合した貯水空間4を容易に形成することができる。また、貯水空間4の貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることができるため、水分7の適正供給量に差がある植物をも問題なく生育することが可能となる。さらに、遮水シート3は漏水防止機能のみならず貯水機能をも発現することになるので、経済性に優れる。
【0014】
なお、上述の実施形態においては、遮水シート3を活用した屋上緑化貯水構造1について説明したが、遮水シート3と不透水性フィルムを併用することも可能である。以下、第2の実施形態として、そうした屋上緑化貯水構造1について説明する。
【0015】
<第2の実施形態>
図3は本発明に係る屋上緑化貯水構造の第2の実施形態を示す断面図である。
【0016】
この屋上緑化貯水構造1では、図3に示すように、建物2の屋上床面に遮水シート3が敷設されており、遮水シート3の上側には貯水造成用構造物5が載置されている。貯水造成用構造物5の上側には厚さ0.1〜1.0mmの合成樹脂製の不透水性フィルム8が敷設されており、不透水性フィルム8の上には植生土壌6が敷き詰められているため、植生土壌6の重量によって不透水性フィルム8は貯水造成用構造物5の凹部5aに沈み込んで複数の貯水空間4を形成している。
【0017】
屋上緑化貯水構造1は以上のような構成を有するので、降雨や散水による水分7は植生土壌6を下向きに透過して貯水空間4に所定量だけ貯水され、余剰の水分7は貯水空間4から溢れて不透水性フィルム8上を流れて排出される。そして、貯水空間4内の水分7は植生土壌6の乾燥度合に応じて毛管現象で植生土壌6中に浸透し、植物の生育が促進される。このように、植物の育成に必要な水分7を貯水空間4に貯水して効率的に供給することが可能となり、そのため屋上緑化方式の普及に弾みをつけることができる。
【0018】
このとき、貯水造成用構造物5の凹部5aの容積を予め適当に設定しておけば、任意の貯水容量に適合した貯水空間4を容易に形成することができる。また、貯水空間4の貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることができるため、水分7の適正供給量に差がある植物をも問題なく生育することが可能となる。さらに、遮水シート3は漏水防止機能のみならず貯水機能をも発現することになるので、経済性に優れる。
【0019】
<その他の実施形態>
また、遮水シート3と植生土壌6との間に透水性クロス(図示せず)を敷設して植物の根による各種の障害を防いだり、遮水シート3と植生土壌6との間に各種の排水材(図示せず)を敷設して降雨による過剰水分を排除したりすることも勿論できる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1、2に係る発明によれば、任意の貯水容量に適合した貯水空間を容易に形成できるとともに、貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることが可能となることから、屋上での植物の育成に必要な水分を効率的に供給することが可能な屋上緑化貯水構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋上緑化貯水構造の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示す屋上緑化貯水構造の貯水造成用構造物の代表三例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る屋上緑化貯水構造の第2の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1……屋上緑化貯水構造
2……建物
3……遮水シート
4……貯水空間
5……貯水造成用構造物
5a……凹部
6……植生土壌
7……水分
8……不透水性フィルム
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市部にある各種の建物に適用するに好適な屋上緑化貯水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、緑の減少に起因するヒートアイランド現象や炭酸ガスの増加による地球温暖化の問題が都市部を中心に顕在化してきており、その対策として都市部の緑化が強力に推進されつつある。しかし、都市部では緑化空間を確保することが困難であるため、建物の屋上空間を緑化のために活用する屋上緑化方式が注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この屋上緑化方式では、降雨水の排水設備や、屋上から建物内部への漏水を防ぐ遮水設備が必要になるところ、建物の屋上の耐荷重強度には法律上の制限があることから、厳しい自然環境下で植物を育成するのに必要な水分を供給しにくいという不都合があった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑み、屋上での植物の育成に必要な水分を効率的に供給することが可能な屋上緑化貯水構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
まず、本発明のうち請求項1に係る発明は、建物(2)の屋上床面に貯水造成用構造物(5)をその凹部(5a)が上向くように載置し、この貯水造成用構造物の上側に遮水シート(3)を敷設し、この遮水シートの上に植生土壌(6)を敷き詰めることにより、当該遮水シートを前記貯水造成用構造物の凹部に沈み込ませて貯水空間(4)を形成して構成される。
【0006】
また、本発明のうち請求項2に係る発明は、建物(2)の屋上床面に遮水シート(3)を敷設し、この遮水シートの上側に貯水造成用構造物(5)をその凹部(5a)が上向くように載置し、この貯水造成用構造物の上側に不透水性フィルム(8)を敷設し、この不透水性フィルムの上に植生土壌(6)を敷き詰めることにより、当該不透水性フィルムを前記貯水造成用構造物の凹部に沈み込ませて貯水空間(4)を形成して構成される。
【0007】
ここで、貯水造成用構造物の形状は、凹部を備えたものである限り、どうような形状であってもよい。これらの構成を採用することにより、任意の貯水容量に適合した貯水空間を容易に形成できるとともに、貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることが可能となるように作用する。
【0008】
なお、括弧内の符号は図面において対応する要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このことは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
<第1の実施形態>
図1は本発明に係る屋上緑化貯水構造の第1の実施形態を示す断面図、
図2は図1に示す屋上緑化貯水構造の貯水造成用構造物の代表三例を示す斜視図である。
【0011】
この屋上緑化貯水構造1では、図1に示すように、建物2の屋上床面に貯水造成用構造物5が載置されており、この貯水造成用構造物5は、図2に示すように、合成繊維製ロープまたは合成樹脂製パイプを格子状に組み合わせたり(図2(a))、合成繊維製ロープまたは合成樹脂製パイプを円形に加工したり(図2(b))、合成樹脂を格子状に成型したり(図2(c))したものである。そして、この貯水造成用構造物5はその凹部5aが上向くように設置されており、貯水造成用構造物5の上側には遮水シート3が敷設されている。さらに、遮水シート3の上には植生土壌6が敷き詰められているため、植生土壌6の重量によって遮水シート3は貯水造成用構造物5の凹部5aに沈み込んで複数の貯水空間4を形成している。なお、遮水シート3としては、貯水造成用構造物5の凹部5aに沿って容易に変形する必要があることと、長期間にわたって遮水機能を維持しなければならないことから、耐久性および柔軟性のある厚さ1.0〜2.0mmの軟質合成樹脂製のシートを用いるのが望ましい。また、植生土壌6の重量が不十分なときなどは、人力で遮水シート3を沈み込ませるようにしても構わない。
【0012】
屋上緑化貯水構造1は以上のような構成を有するので、降雨や散水による水分7は植生土壌6を下向きに透過して貯水空間4に所定量だけ貯水され、余剰の水分7は貯水空間4から溢れて遮水シート3上を流れて排出される。そして、貯水空間4内の水分7は植生土壌6の乾燥度合に応じて毛管現象で植生土壌6中に浸透し、植物の生育が促進される。このように、植物の育成に必要な水分7を貯水空間4に貯水して効率的に供給することが可能となり、そのため屋上緑化方式の普及に弾みをつけることができる。
【0013】
このとき、貯水造成用構造物5の凹部5aの容積を予め適当に設定しておけば、任意の貯水容量に適合した貯水空間4を容易に形成することができる。また、貯水空間4の貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることができるため、水分7の適正供給量に差がある植物をも問題なく生育することが可能となる。さらに、遮水シート3は漏水防止機能のみならず貯水機能をも発現することになるので、経済性に優れる。
【0014】
なお、上述の実施形態においては、遮水シート3を活用した屋上緑化貯水構造1について説明したが、遮水シート3と不透水性フィルムを併用することも可能である。以下、第2の実施形態として、そうした屋上緑化貯水構造1について説明する。
【0015】
<第2の実施形態>
図3は本発明に係る屋上緑化貯水構造の第2の実施形態を示す断面図である。
【0016】
この屋上緑化貯水構造1では、図3に示すように、建物2の屋上床面に遮水シート3が敷設されており、遮水シート3の上側には貯水造成用構造物5が載置されている。貯水造成用構造物5の上側には厚さ0.1〜1.0mmの合成樹脂製の不透水性フィルム8が敷設されており、不透水性フィルム8の上には植生土壌6が敷き詰められているため、植生土壌6の重量によって不透水性フィルム8は貯水造成用構造物5の凹部5aに沈み込んで複数の貯水空間4を形成している。
【0017】
屋上緑化貯水構造1は以上のような構成を有するので、降雨や散水による水分7は植生土壌6を下向きに透過して貯水空間4に所定量だけ貯水され、余剰の水分7は貯水空間4から溢れて不透水性フィルム8上を流れて排出される。そして、貯水空間4内の水分7は植生土壌6の乾燥度合に応じて毛管現象で植生土壌6中に浸透し、植物の生育が促進される。このように、植物の育成に必要な水分7を貯水空間4に貯水して効率的に供給することが可能となり、そのため屋上緑化方式の普及に弾みをつけることができる。
【0018】
このとき、貯水造成用構造物5の凹部5aの容積を予め適当に設定しておけば、任意の貯水容量に適合した貯水空間4を容易に形成することができる。また、貯水空間4の貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることができるため、水分7の適正供給量に差がある植物をも問題なく生育することが可能となる。さらに、遮水シート3は漏水防止機能のみならず貯水機能をも発現することになるので、経済性に優れる。
【0019】
<その他の実施形態>
また、遮水シート3と植生土壌6との間に透水性クロス(図示せず)を敷設して植物の根による各種の障害を防いだり、遮水シート3と植生土壌6との間に各種の排水材(図示せず)を敷設して降雨による過剰水分を排除したりすることも勿論できる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1、2に係る発明によれば、任意の貯水容量に適合した貯水空間を容易に形成できるとともに、貯水位置と貯水量の双方を自在に決めることが可能となることから、屋上での植物の育成に必要な水分を効率的に供給することが可能な屋上緑化貯水構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る屋上緑化貯水構造の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示す屋上緑化貯水構造の貯水造成用構造物の代表三例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る屋上緑化貯水構造の第2の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1……屋上緑化貯水構造
2……建物
3……遮水シート
4……貯水空間
5……貯水造成用構造物
5a……凹部
6……植生土壌
7……水分
8……不透水性フィルム
Claims (2)
- 建物(2)の屋上床面に貯水造成用構造物(5)をその凹部(5a)が上向くように載置し、
この貯水造成用構造物の上側に遮水シート(3)を敷設し、
この遮水シートの上に植生土壌(6)を敷き詰めることにより、当該遮水シートを前記貯水造成用構造物の凹部に沈み込ませて貯水空間(4)を形成したことを特徴とする屋上緑化貯水構造。 - 建物(2)の屋上床面に遮水シート(3)を敷設し、
この遮水シートの上側に貯水造成用構造物(5)をその凹部(5a)が上向くように載置し、
この貯水造成用構造物の上側に不透水性フィルム(8)を敷設し、
この不透水性フィルムの上に植生土壌(6)を敷き詰めることにより、当該不透水性フィルムを前記貯水造成用構造物の凹部に沈み込ませて貯水空間(4)を形成したことを特徴とする屋上緑化貯水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218182A JP2004057051A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 屋上緑化貯水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002218182A JP2004057051A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 屋上緑化貯水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004057051A true JP2004057051A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31939445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002218182A Pending JP2004057051A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | 屋上緑化貯水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004057051A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014079176A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Toyota Motor Corp | 緑化資材と緑化構造体 |
-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002218182A patent/JP2004057051A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014079176A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Toyota Motor Corp | 緑化資材と緑化構造体 |
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