JPH08323318A - 廃棄物処分場における遮水シートの敷設構造 - Google Patents
廃棄物処分場における遮水シートの敷設構造Info
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- JPH08323318A JPH08323318A JP13802895A JP13802895A JPH08323318A JP H08323318 A JPH08323318 A JP H08323318A JP 13802895 A JP13802895 A JP 13802895A JP 13802895 A JP13802895 A JP 13802895A JP H08323318 A JPH08323318 A JP H08323318A
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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- Y02W30/30—Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions
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- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物処分場の傾斜部分において、複数の遮
水シートをー体として敷設する作業を簡易に行なうこと
ができるとともに、欠損部分の発生により汚水の漏出が
生じるのを極力回避することのできる遮水シートの敷設
構造を提供する。 【構成】 この発明の遮水シートの敷設構造12は、多
数の遮水シート11を、凹状の廃棄物処分場10の周囲
に位置する法面27を覆うべく敷設する際に用いられる
もので、各遮水シート11の傾斜方向の接続部分におい
て、傾斜方向上流側の遮水シートの下端部分13を、傾
斜方向下流側の遮水シートの上端部分14の上面に重ね
て配置することにより、これらの遮水シート11を屋根
瓦状に連続配設することにより構成される。
水シートをー体として敷設する作業を簡易に行なうこと
ができるとともに、欠損部分の発生により汚水の漏出が
生じるのを極力回避することのできる遮水シートの敷設
構造を提供する。 【構成】 この発明の遮水シートの敷設構造12は、多
数の遮水シート11を、凹状の廃棄物処分場10の周囲
に位置する法面27を覆うべく敷設する際に用いられる
もので、各遮水シート11の傾斜方向の接続部分におい
て、傾斜方向上流側の遮水シートの下端部分13を、傾
斜方向下流側の遮水シートの上端部分14の上面に重ね
て配置することにより、これらの遮水シート11を屋根
瓦状に連続配設することにより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、廃棄物処分場におけ
る遮水シートの敷設構造に関し、特に廃棄物最終処分場
の傾斜部分に複数敷設される遮水シートの敷設構造に関
する。
る遮水シートの敷設構造に関し、特に廃棄物最終処分場
の傾斜部分に複数敷設される遮水シートの敷設構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物や一般廃棄物を投棄するため
の施設である埋立型の廃棄物処分場として、例えば山間
部に形成されている凹部を整地して利用するものや、山
間部や平野部等に凹部を掘削形成して埋立処分場とする
ものなどが知られているが、このような廃棄物最終処分
場では、処分場に投棄された廃棄物から漏出する汚水が
地中に浸透して周囲の地盤を汚染するのを防止するため
に、これらの処分場の底面に遮水工を施工することが義
務づけられている。
の施設である埋立型の廃棄物処分場として、例えば山間
部に形成されている凹部を整地して利用するものや、山
間部や平野部等に凹部を掘削形成して埋立処分場とする
ものなどが知られているが、このような廃棄物最終処分
場では、処分場に投棄された廃棄物から漏出する汚水が
地中に浸透して周囲の地盤を汚染するのを防止するため
に、これらの処分場の底面に遮水工を施工することが義
務づけられている。
【0003】そして、このような遮水工として、従来よ
り、確実性、施工性、経済性等の観点から、軟質の合成
樹脂系あるいはゴム系の遮水シートを処分場の底面に敷
設する方法が採用されているが、かかる遮水シートによ
れば、広大な処分場の底面を一枚の遮水シートによって
一度に覆うことが困難なため、一般に、運搬あるいは施
工に適した大きさに分割された複数の遮水シートを、処
分場の敷設現場において、その端部を例えば熱溶着等に
よって接合一体化する方法により、処分場の底面全体を
覆って敷設されることになる。
り、確実性、施工性、経済性等の観点から、軟質の合成
樹脂系あるいはゴム系の遮水シートを処分場の底面に敷
設する方法が採用されているが、かかる遮水シートによ
れば、広大な処分場の底面を一枚の遮水シートによって
一度に覆うことが困難なため、一般に、運搬あるいは施
工に適した大きさに分割された複数の遮水シートを、処
分場の敷設現場において、その端部を例えば熱溶着等に
よって接合一体化する方法により、処分場の底面全体を
覆って敷設されることになる。
【0004】一方、このように地盤面に形成された凹部
を廃棄物処分場として用いる場合には、かかる処分場の
外周部分は、周囲の地山の崩壊や地滑り等を招かないよ
うに、所定の勾配で地表面にすり付けられる法面によっ
て構成されるのが通常であるが、かかる傾斜面にも、複
数の遮水シートが、熱溶着等により接合一体化されて敷
設されることになる。また、処分場の底面部分において
も、汚水を速やかに下流側に流下させるため緩やかな傾
斜面(通常1〜3%程度)とするのが一般的である。
を廃棄物処分場として用いる場合には、かかる処分場の
外周部分は、周囲の地山の崩壊や地滑り等を招かないよ
うに、所定の勾配で地表面にすり付けられる法面によっ
て構成されるのが通常であるが、かかる傾斜面にも、複
数の遮水シートが、熱溶着等により接合一体化されて敷
設されることになる。また、処分場の底面部分において
も、汚水を速やかに下流側に流下させるため緩やかな傾
斜面(通常1〜3%程度)とするのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複数の遮水シートを熱溶着等により接合一体化して
敷設する方法では、特に上述のような傾斜面において
は、縦横に延長する多数の接合個所を、施工不良個所を
生じることなく精度良く接合して一体化する作業に多く
の時間と労力を要するという課題があった。
来の複数の遮水シートを熱溶着等により接合一体化して
敷設する方法では、特に上述のような傾斜面において
は、縦横に延長する多数の接合個所を、施工不良個所を
生じることなく精度良く接合して一体化する作業に多く
の時間と労力を要するという課題があった。
【0006】また、傾斜面に敷設された遮水シートは、
投棄された廃棄物の重量により下方に引張られ、この引
張り荷重が集中して遮水シートやこれの接合個所に欠損
部分が生じ易く、かかる欠損部分から汚水が漏出するお
それがあるという課題があった。
投棄された廃棄物の重量により下方に引張られ、この引
張り荷重が集中して遮水シートやこれの接合個所に欠損
部分が生じ易く、かかる欠損部分から汚水が漏出するお
それがあるという課題があった。
【0007】さらに、縦横に接合一体化された遮水シー
トでは、雨水等の浸透により周囲の地盤に地下水が生じ
た場合でも、かかる背面水の逃げ道がないため、背面水
圧によって遮水シートを浮き上がらせる等、敷設した遮
水シートに悪影響を及ぼす場合があるという課題があっ
た。
トでは、雨水等の浸透により周囲の地盤に地下水が生じ
た場合でも、かかる背面水の逃げ道がないため、背面水
圧によって遮水シートを浮き上がらせる等、敷設した遮
水シートに悪影響を及ぼす場合があるという課題があっ
た。
【0008】そこで、この発明は、このような従来の課
題に着目してなされたもので、廃棄物処分場の傾斜部分
において、複数の遮水シートをー体として敷設する作業
を簡易に行なうことができるとともに、欠損部分の発生
により汚水の漏出が生じるのを極力回避することのでき
る遮水シートの敷設構造を提供することを目的とするも
のである。
題に着目してなされたもので、廃棄物処分場の傾斜部分
において、複数の遮水シートをー体として敷設する作業
を簡易に行なうことができるとともに、欠損部分の発生
により汚水の漏出が生じるのを極力回避することのでき
る遮水シートの敷設構造を提供することを目的とするも
のである。
【0009】また、この発明は、背面水による敷設した
遮水シートへの影響を容易に回避することのできる遮水
シートの敷設構造を提供することを目的とするものであ
る。
遮水シートへの影響を容易に回避することのできる遮水
シートの敷設構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、廃棄物処
分場の傾斜部分に敷設される複数の遮水シートの敷設構
造であって、前記各遮水シートの傾斜方向の接続部分に
おいて、傾斜方向上流側の遮水シートの下端部分を、傾
斜方向下流側の遮水シートの上端部分の上面に重ねて配
置することにより、これらの遮水シートを屋根瓦状に連
続配設することを特徴とする廃棄物処分場における遮水
シートの敷設構造にある。
達成するためになされたもので、その要旨は、廃棄物処
分場の傾斜部分に敷設される複数の遮水シートの敷設構
造であって、前記各遮水シートの傾斜方向の接続部分に
おいて、傾斜方向上流側の遮水シートの下端部分を、傾
斜方向下流側の遮水シートの上端部分の上面に重ねて配
置することにより、これらの遮水シートを屋根瓦状に連
続配設することを特徴とする廃棄物処分場における遮水
シートの敷設構造にある。
【0011】ここで、上記記載において、廃棄物処分場
の傾斜部分とは、処分場の外周部分に形成される周囲の
地盤にすりつけめための法面の他、汚水を所定の方向に
流下させるべく処分場の底面部分に設けられる所定の勾
配の傾斜面をも含むものである。
の傾斜部分とは、処分場の外周部分に形成される周囲の
地盤にすりつけめための法面の他、汚水を所定の方向に
流下させるべく処分場の底面部分に設けられる所定の勾
配の傾斜面をも含むものである。
【0012】また、遮水シートの傾斜方向の接続部分と
は、複数の遮水シートを傾斜部分の傾斜方向に連続させ
る際に生じる接合部分、すなわち傾斜方向と交差する方
向に延長する接合部分をいう。
は、複数の遮水シートを傾斜部分の傾斜方向に連続させ
る際に生じる接合部分、すなわち傾斜方向と交差する方
向に延長する接合部分をいう。
【0013】そして、この発明の遮水シートの敷設構造
は、敷設した遮水シートの上面を覆って、さらに、例え
ば砂、砂利、不織布等の通水性を有する排水材を敷設す
ることが好ましい。
は、敷設した遮水シートの上面を覆って、さらに、例え
ば砂、砂利、不織布等の通水性を有する排水材を敷設す
ることが好ましい。
【0014】また、この発明の遮水シートの敷設構造
は、空気供給配管を遮水シートに沿って配設し、敷設構
造の直上の廃棄物に空気を供給してこれの好気性分解を
促進することが好ましい。
は、空気供給配管を遮水シートに沿って配設し、敷設構
造の直上の廃棄物に空気を供給してこれの好気性分解を
促進することが好ましい。
【0015】
【作用】この発明の遮水シートの敷設構造によれば、傾
斜部分に敷設される複数の遮水シートの傾斜方向の接続
部分は、傾斜方向上流側の遮水シートの下端部分を、傾
斜方向下流側の遮水シートの上端部分の上面に重ねて配
置することによって構成される。すなわち、熱溶着等
の、精度良く行うには手間がかかりかつ熟練を要する作
業を特に行なうことなく、これらの遮水シートを、上流
側の遮水シートの下端部分を下流側の遮水シートの上端
部分の上面に重ねて配置し、かつ少なくとも下流側の遮
水シート上端部分を、例えば斜面に打ち込んだ止め具等
により固定するだけの簡易な作業により、容易に接続固
定することができるとともに、このようにして接続され
た遮水シートは、接続部分で上下方向に分断され、各高
さに位置する遮水シート上の廃棄物の重量を、各遮水シ
ートによって各々分散して受けることにより、遮水シー
トにかかる引張り荷重を低減する。そして、各高さに位
置する遮水シートが下方に引張られても、下流側の遮水
シートの上端部分を覆う上流側の遮水シートの下端部分
の重ねしろが延びるだけで、接続部分には過度の引張り
荷重が作用しないので、かかる接続部分の破損が容易に
回避されることになる。
斜部分に敷設される複数の遮水シートの傾斜方向の接続
部分は、傾斜方向上流側の遮水シートの下端部分を、傾
斜方向下流側の遮水シートの上端部分の上面に重ねて配
置することによって構成される。すなわち、熱溶着等
の、精度良く行うには手間がかかりかつ熟練を要する作
業を特に行なうことなく、これらの遮水シートを、上流
側の遮水シートの下端部分を下流側の遮水シートの上端
部分の上面に重ねて配置し、かつ少なくとも下流側の遮
水シート上端部分を、例えば斜面に打ち込んだ止め具等
により固定するだけの簡易な作業により、容易に接続固
定することができるとともに、このようにして接続され
た遮水シートは、接続部分で上下方向に分断され、各高
さに位置する遮水シート上の廃棄物の重量を、各遮水シ
ートによって各々分散して受けることにより、遮水シー
トにかかる引張り荷重を低減する。そして、各高さに位
置する遮水シートが下方に引張られても、下流側の遮水
シートの上端部分を覆う上流側の遮水シートの下端部分
の重ねしろが延びるだけで、接続部分には過度の引張り
荷重が作用しないので、かかる接続部分の破損が容易に
回避されることになる。
【0016】なお、遮水シートの傾斜方向の接続部分
は、遮水シートを上述のように配設するとともに、熱溶
着等により接合一体化してもよく、この場合には、例え
接合部分が欠損しても、上記構成によって、後述の屋根
瓦理論が適用されて汚水の漏水出が防止されることにな
る。
は、遮水シートを上述のように配設するとともに、熱溶
着等により接合一体化してもよく、この場合には、例え
接合部分が欠損しても、上記構成によって、後述の屋根
瓦理論が適用されて汚水の漏水出が防止されることにな
る。
【0017】そして、傾斜方向の接続部分が接合一体化
されていない場合には、周囲の地盤からの地下水によ
り、遮水シートの裏面に背面水が存在する場合でも、か
かる背面水を上流側の遮水シートと下流側の遮水シート
との接続部分の隙間から逃がすことによって、遮水シー
トの浮き上がり等の、背面水圧による敷設した遮水シー
トへの影響を回避することができる。
されていない場合には、周囲の地盤からの地下水によ
り、遮水シートの裏面に背面水が存在する場合でも、か
かる背面水を上流側の遮水シートと下流側の遮水シート
との接続部分の隙間から逃がすことによって、遮水シー
トの浮き上がり等の、背面水圧による敷設した遮水シー
トへの影響を回避することができる。
【0018】なお、廃棄物を通過して傾斜部分に敷設し
た遮水シートに至った汚水は、空中を自然落下して傾斜
面を構成する屋根瓦上に降り注がれた雨水が傾斜面に沿
って流下して樋に至り排水される場合と略同様に、遮水
シート上に滞留して接続部分の隙間から周囲の地盤に漏
出することなく、重力の作用によって、遮水シートに沿
って速やかに流下して処理場の底面部に至り、例えばこ
の底面部に布設された排水管等を介して排出処理される
ことになる。
た遮水シートに至った汚水は、空中を自然落下して傾斜
面を構成する屋根瓦上に降り注がれた雨水が傾斜面に沿
って流下して樋に至り排水される場合と略同様に、遮水
シート上に滞留して接続部分の隙間から周囲の地盤に漏
出することなく、重力の作用によって、遮水シートに沿
って速やかに流下して処理場の底面部に至り、例えばこ
の底面部に布設された排水管等を介して排出処理される
ことになる。
【0019】ここで、上述のいわゆる屋根瓦理論が傾斜
部分に敷設した遮水シートに適用されるためには、遮水
シートに沿った汚水の流下抵抗が小さく、遮水シートの
上面に大きな水圧が生じないことが好ましいが、敷設し
た遮水シートの上面を覆って、砂、砂利、不織布等の通
水性を有する排水材をさらに敷設すれば、遮水シートの
直上における流下抵抗の小さな状態をより確実に確保す
ることができる。
部分に敷設した遮水シートに適用されるためには、遮水
シートに沿った汚水の流下抵抗が小さく、遮水シートの
上面に大きな水圧が生じないことが好ましいが、敷設し
た遮水シートの上面を覆って、砂、砂利、不織布等の通
水性を有する排水材をさらに敷設すれば、遮水シートの
直上における流下抵抗の小さな状態をより確実に確保す
ることができる。
【0020】また、空気供給配管を遮水シートに沿って
配設し、敷設構造の直上の廃棄物に空気を供給するよう
にすれば、廃棄物の好気性分解を促進して排水材の目詰
まりを防止し、これによって遮水シートの直上における
流下抵抗の小さな状態をさらに安定して確保することが
できる。
配設し、敷設構造の直上の廃棄物に空気を供給するよう
にすれば、廃棄物の好気性分解を促進して排水材の目詰
まりを防止し、これによって遮水シートの直上における
流下抵抗の小さな状態をさらに安定して確保することが
できる。
【0021】
【実施例】次に、この発明の一実施例について、添付図
面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、この発明の遮
水シートの敷設構造を採用した埋立型の廃棄物処分場1
0を示す破断略示断面図である。すなわち、この廃棄物
処分場10は、例えば山間部等における広大な敷地を凹
状に掘削形成してなるもので、その凹部底面には、多数
の遮水シート11を敷設して、廃棄物処分場10に投棄
した廃棄物30から浸出する汚水が周囲の地盤に拡散し
ないようにするための遮水工が施されている。
面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、この発明の遮
水シートの敷設構造を採用した埋立型の廃棄物処分場1
0を示す破断略示断面図である。すなわち、この廃棄物
処分場10は、例えば山間部等における広大な敷地を凹
状に掘削形成してなるもので、その凹部底面には、多数
の遮水シート11を敷設して、廃棄物処分場10に投棄
した廃棄物30から浸出する汚水が周囲の地盤に拡散し
ないようにするための遮水工が施されている。
【0022】そして、この実施例の遮水シートの敷設構
造12は、多数の遮水シート11を、凹状の廃棄物処分
場10の周囲に位置する傾斜部分としての法面27を覆
うべく敷設する際に用いられるものである。なお、この
実施例によれば、廃棄物処分場10の底面部分26及び
該底面部分26へのすり付け部分28に敷設される遮水
シート11は、従来と同様に、縦横の接続部分をいずれ
も熱溶着等により接合することによって一体化されこと
になるが、これらが所定の勾配以上の傾斜を有する場合
には、これらに対してもこの実施例の敷設構造を適用す
ることができる。
造12は、多数の遮水シート11を、凹状の廃棄物処分
場10の周囲に位置する傾斜部分としての法面27を覆
うべく敷設する際に用いられるものである。なお、この
実施例によれば、廃棄物処分場10の底面部分26及び
該底面部分26へのすり付け部分28に敷設される遮水
シート11は、従来と同様に、縦横の接続部分をいずれ
も熱溶着等により接合することによって一体化されこと
になるが、これらが所定の勾配以上の傾斜を有する場合
には、これらに対してもこの実施例の敷設構造を適用す
ることができる。
【0023】そして、この実施例の遮水シートの敷設構
造12は、図2にも拡大して示すように、各遮水シート
11の傾斜方向の接続部分において、傾斜方向上流側の
遮水シートの下端部分13を、傾斜方向下流側の遮水シ
ートの上端部分14の上面に重ねて配置することによ
り、これらの遮水シート11を屋根瓦状に連続配設する
ことにより構成されるものである。
造12は、図2にも拡大して示すように、各遮水シート
11の傾斜方向の接続部分において、傾斜方向上流側の
遮水シートの下端部分13を、傾斜方向下流側の遮水シ
ートの上端部分14の上面に重ねて配置することによ
り、これらの遮水シート11を屋根瓦状に連続配設する
ことにより構成されるものである。
【0024】すなわち、この実施例で使用する各遮水シ
ート11は、軟質の合成樹脂系あるいはゴム系の遮水シ
ートからなる、例えば幅2〜8m程度の、運搬や敷設作
業に適した大きさを有するのもので、これを法面27に
拡げて敷設した後、これの上端部分14に、例えば固定
板15で押さえ付けつつ地盤に対して固定釘16を打ち
込むこと等により、傾斜方向下流側の遮水シート11と
して法面27に固定配置される。
ート11は、軟質の合成樹脂系あるいはゴム系の遮水シ
ートからなる、例えば幅2〜8m程度の、運搬や敷設作
業に適した大きさを有するのもので、これを法面27に
拡げて敷設した後、これの上端部分14に、例えば固定
板15で押さえ付けつつ地盤に対して固定釘16を打ち
込むこと等により、傾斜方向下流側の遮水シート11と
して法面27に固定配置される。
【0025】そして、敷設配置した遮水シート11の上
方には、別の遮水シート11を、これの下端部分13を
既に敷設した遮水シート11の上端部分14の上面側に
重ね合わせつつ、傾斜方向上流側の遮水シート11とし
て敷設し、これの上端部分14を上述の方法と同様にし
て固定板15や固定釘16等を用いて地盤に固定する。
方には、別の遮水シート11を、これの下端部分13を
既に敷設した遮水シート11の上端部分14の上面側に
重ね合わせつつ、傾斜方向上流側の遮水シート11とし
て敷設し、これの上端部分14を上述の方法と同様にし
て固定板15や固定釘16等を用いて地盤に固定する。
【0026】引き続きこれの上方には、さらに別の遮水
シート11を、上述と同様の方法で敷設し、その上端部
分を地盤に固定するという簡易な作業を繰り返して行く
ことにより、廃棄物処分場10の法面27の略全域が、
この実施例の遮水シートの敷設構造12によって覆われ
て行くことになる。
シート11を、上述と同様の方法で敷設し、その上端部
分を地盤に固定するという簡易な作業を繰り返して行く
ことにより、廃棄物処分場10の法面27の略全域が、
この実施例の遮水シートの敷設構造12によって覆われ
て行くことになる。
【0027】なお、傾斜方向下流側の遮水シート11の
上端部分14に重ね合わされる、傾斜方向上流側の遮水
シート11の下端部分13の重ねしろの巾は、法面27
の傾斜勾配の大小、遮水シート11の毛細管現象に対す
る特質等を鑑みて、適宜設計されるものである。また、
横方向に隣接する遮水シート11同士の接合部分、すな
わち遮水シートを法面27の傾斜方向と交差する方向に
連続させる際に生じる接合部分は、従来と同様に、熱溶
着等によって一体化することもできる。
上端部分14に重ね合わされる、傾斜方向上流側の遮水
シート11の下端部分13の重ねしろの巾は、法面27
の傾斜勾配の大小、遮水シート11の毛細管現象に対す
る特質等を鑑みて、適宜設計されるものである。また、
横方向に隣接する遮水シート11同士の接合部分、すな
わち遮水シートを法面27の傾斜方向と交差する方向に
連続させる際に生じる接合部分は、従来と同様に、熱溶
着等によって一体化することもできる。
【0028】そして、この実施例の遮水シートの敷設構
造では、さらに、斜面部分を覆うようにして多数敷設し
た遮水シート11を覆って、排水材17として例えば目
の粗い砂が敷設されるとともに、かかる排水材17の上
面には、これの直上の廃棄物に空気を供給するための空
気供給配管18が配設されている。また、この空気供給
配管18を、図3に示すように、下流側の遮水シート1
1の上端部分14と下流側の遮水シート11の下端部分
13との間に位置するようにスペーサー20として延長
配設すれば、後述する毛細管現象等による上端部分14
と下端部分13との間の隙間からの汚水の浸透を防ぐこ
ともできる。なお、排水材17としては、上記目の粗い
砂を所定の厚さで敷設してなるものの他、例えば、通水
マットや各種のドレーン材等の、遮水シート11の上面
において相当の通水性を確保し汚水の流下抵抗を少なく
することのできるものであれば、種々の部材を使用する
ことができる。また、かかる排水材17は、これが無く
ても遮水シートの表面に十分な通水性を確保することが
出来れば、必ずしも必要とされるものではない。一方、
空気供給配管18としては、廃棄物30と接触しても容
易に腐蝕することのない、例えばポリエチレンやステン
レスなどからなるものを使用することができる。
造では、さらに、斜面部分を覆うようにして多数敷設し
た遮水シート11を覆って、排水材17として例えば目
の粗い砂が敷設されるとともに、かかる排水材17の上
面には、これの直上の廃棄物に空気を供給するための空
気供給配管18が配設されている。また、この空気供給
配管18を、図3に示すように、下流側の遮水シート1
1の上端部分14と下流側の遮水シート11の下端部分
13との間に位置するようにスペーサー20として延長
配設すれば、後述する毛細管現象等による上端部分14
と下端部分13との間の隙間からの汚水の浸透を防ぐこ
ともできる。なお、排水材17としては、上記目の粗い
砂を所定の厚さで敷設してなるものの他、例えば、通水
マットや各種のドレーン材等の、遮水シート11の上面
において相当の通水性を確保し汚水の流下抵抗を少なく
することのできるものであれば、種々の部材を使用する
ことができる。また、かかる排水材17は、これが無く
ても遮水シートの表面に十分な通水性を確保することが
出来れば、必ずしも必要とされるものではない。一方、
空気供給配管18としては、廃棄物30と接触しても容
易に腐蝕することのない、例えばポリエチレンやステン
レスなどからなるものを使用することができる。
【0029】さらに、この実施例の遮水シートの敷設構
造によれば、遮水シート11を敷設する作業に先立っ
て、廃棄物処分場10の法面27は、モルタルや不織布
等からなる下地材19を敷設して傾斜部分の不陸が整々
されており、これによって、遮水シート11を敷設する
際の施工を容易にするとともに、汚水の法面27に沿っ
た流下が、スムースに行われるようになっている。
造によれば、遮水シート11を敷設する作業に先立っ
て、廃棄物処分場10の法面27は、モルタルや不織布
等からなる下地材19を敷設して傾斜部分の不陸が整々
されており、これによって、遮水シート11を敷設する
際の施工を容易にするとともに、汚水の法面27に沿っ
た流下が、スムースに行われるようになっている。
【0030】そして、この実施例の遮水シートの敷設構
造によれば、法面27に敷設される複数の遮水シート1
1の傾斜方向の接続部分において、上流側の遮水シート
11の下端部分13を、下流側の遮水シート11の上端
部分14の上面に重ねて配置するだけの屋根瓦状の簡易
な構成により、遮水シート11の端部を接合一体化する
ことなく上下に分断して接続さているので、各高さに位
置する遮水シート11上の廃棄物30の重量を、各遮水
シート11によって各々分散して受けることにより、遮
水シート11にかかる引張り荷重が低減されることにな
る。
造によれば、法面27に敷設される複数の遮水シート1
1の傾斜方向の接続部分において、上流側の遮水シート
11の下端部分13を、下流側の遮水シート11の上端
部分14の上面に重ねて配置するだけの屋根瓦状の簡易
な構成により、遮水シート11の端部を接合一体化する
ことなく上下に分断して接続さているので、各高さに位
置する遮水シート11上の廃棄物30の重量を、各遮水
シート11によって各々分散して受けることにより、遮
水シート11にかかる引張り荷重が低減されることにな
る。
【0031】また、各高さに位置する遮水シート11が
下方に引張られても、下流側の遮水シート11の上端部
分14を覆う上流側の遮水シート11の下端部分13の
重ねしろが延びるだけで、接続部分が破損することがな
く、さらに、周囲の地盤からの地下水により、遮水シー
ト11の裏面に背面水が存在する場合でも、かかる背面
水を接続部分の隙間から逃がすこともできる。
下方に引張られても、下流側の遮水シート11の上端部
分14を覆う上流側の遮水シート11の下端部分13の
重ねしろが延びるだけで、接続部分が破損することがな
く、さらに、周囲の地盤からの地下水により、遮水シー
ト11の裏面に背面水が存在する場合でも、かかる背面
水を接続部分の隙間から逃がすこともできる。
【0032】さらにまた、この実施例では、敷設した遮
水シート11の上面を覆って、排水材17が敷設されて
いることにより、遮水シートの直上における流下抵抗の
小さな状態をより確実に確保することができるととも
に、空気供給配管18を介して排水材17の直上の廃棄
物に空気を供給することによって、これの直上の廃棄物
の好気状態を容易に保持することができる。
水シート11の上面を覆って、排水材17が敷設されて
いることにより、遮水シートの直上における流下抵抗の
小さな状態をより確実に確保することができるととも
に、空気供給配管18を介して排水材17の直上の廃棄
物に空気を供給することによって、これの直上の廃棄物
の好気状態を容易に保持することができる。
【0033】そして、廃棄物30を通過して法面27に
敷設した遮水シート11に至った汚水は、重力の作用に
よって、遮水シート11に沿って速やかに流下して処理
場の底面部に至り、この底面部に布設された排水施設2
5(図1参照)を介して地上に排水され処理されること
になる。
敷設した遮水シート11に至った汚水は、重力の作用に
よって、遮水シート11に沿って速やかに流下して処理
場の底面部に至り、この底面部に布設された排水施設2
5(図1参照)を介して地上に排水され処理されること
になる。
【0034】なお、法面27の傾斜が緩い場合や、何等
かの要因で遮水シート11の表面における流下抵抗が増
大し、汚水の流速が低下したり、汚水が遮水シート11
の表面に滞留したりする場合には、遮水シート11の端
部を重ね合わせた接合部分の隙間から、毛細管現象等に
よって、遮水シート11の裏面の地盤に汚水が浸透して
回り込むおそれを生じるが、例えば図4に示すように、
上流側の遮水シート11の下端部分13の裏側に、毛細
管現象防止用のベラ20を取り付けることにより、ある
いは図5に示すように、例えば遮水シート11の上端部
分14を固定する際に用いる固定板15をこのベラ20
の上から押しつけて固定部分に相当の厚さをもたせ、重
ね合わせた遮水シート11の下端部分13と上端部分1
4との間に毛細管現象防止用の空隙21を生じさせるこ
となどによって、接合部分に生じる毛細管現象を遮断
し、これによって裏面の地盤への汚水の回り込みを容易
に回避することができる。また、接続部分にスペーサー
20を設けて毛細管現象の発生を防ぐこともできる(図
3参照)。この場合、スペーサー20としてポリエチレ
ン製の有孔管などを用い、接続部分の隙間に浸透した汚
水を自然流下または吸引によって集水する方法をとれ
ば、遮水性をさらに高めることができる。またこの他ス
ペーサー20は空気供給配管18と兼用する方式をとる
こともできる。
かの要因で遮水シート11の表面における流下抵抗が増
大し、汚水の流速が低下したり、汚水が遮水シート11
の表面に滞留したりする場合には、遮水シート11の端
部を重ね合わせた接合部分の隙間から、毛細管現象等に
よって、遮水シート11の裏面の地盤に汚水が浸透して
回り込むおそれを生じるが、例えば図4に示すように、
上流側の遮水シート11の下端部分13の裏側に、毛細
管現象防止用のベラ20を取り付けることにより、ある
いは図5に示すように、例えば遮水シート11の上端部
分14を固定する際に用いる固定板15をこのベラ20
の上から押しつけて固定部分に相当の厚さをもたせ、重
ね合わせた遮水シート11の下端部分13と上端部分1
4との間に毛細管現象防止用の空隙21を生じさせるこ
となどによって、接合部分に生じる毛細管現象を遮断
し、これによって裏面の地盤への汚水の回り込みを容易
に回避することができる。また、接続部分にスペーサー
20を設けて毛細管現象の発生を防ぐこともできる(図
3参照)。この場合、スペーサー20としてポリエチレ
ン製の有孔管などを用い、接続部分の隙間に浸透した汚
水を自然流下または吸引によって集水する方法をとれ
ば、遮水性をさらに高めることができる。またこの他ス
ペーサー20は空気供給配管18と兼用する方式をとる
こともできる。
【0035】なお、遮水シート11の傾斜方向の接続部
分にも、熱溶着等を施すことができ、かかる場合にに
は、接合部分に欠損が生じた時でも、上記屋根瓦理論に
より汚水の漏出を容易に防止することができる。
分にも、熱溶着等を施すことができ、かかる場合にに
は、接合部分に欠損が生じた時でも、上記屋根瓦理論に
より汚水の漏出を容易に防止することができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
遮水シートの敷設構造によれば、廃棄物処分場の傾斜部
分において、上流側の遮水シートの下端部分を下流側の
遮水シートの上端部分の上面に重ねて配置しつつ敷設す
る簡易な作業構成にもかかわらず、欠損部分の発生によ
る汚水の漏出を容易に回避することができる。
遮水シートの敷設構造によれば、廃棄物処分場の傾斜部
分において、上流側の遮水シートの下端部分を下流側の
遮水シートの上端部分の上面に重ねて配置しつつ敷設す
る簡易な作業構成にもかかわらず、欠損部分の発生によ
る汚水の漏出を容易に回避することができる。
【0037】また、傾斜方向の接続部分が接合一体化さ
れていない場合には、遮水シートの裏面に背面水が存在
する時でも、かかる背面水を遮水シートとの接続部分の
隙間から逃がすことにより、背面水圧による敷設した遮
水シートへの影響を容易に回避することができる。
れていない場合には、遮水シートの裏面に背面水が存在
する時でも、かかる背面水を遮水シートとの接続部分の
隙間から逃がすことにより、背面水圧による敷設した遮
水シートへの影響を容易に回避することができる。
【0038】そして、敷設した遮水シートの上面を覆っ
て、砂、砂利、不織布等の通水性を有する排水材をさら
に敷設すれば、遮水シートの直上における流下抵抗の小
さな状態をより確実に確保することができるとともに、
さらに空気供給配管を配設して敷設構造の直上の廃棄物
に空気を供給するようにすれば、廃棄物の好気性分解を
促進して排水材の目詰まりを防止し、これによって遮水
シートの直上における流下抵抗の小さな状態をさらに安
定して確保することができる。
て、砂、砂利、不織布等の通水性を有する排水材をさら
に敷設すれば、遮水シートの直上における流下抵抗の小
さな状態をより確実に確保することができるとともに、
さらに空気供給配管を配設して敷設構造の直上の廃棄物
に空気を供給するようにすれば、廃棄物の好気性分解を
促進して排水材の目詰まりを防止し、これによって遮水
シートの直上における流下抵抗の小さな状態をさらに安
定して確保することができる。
【図1】この発明の一実施例にかかる遮水シートの敷設
構造を採用した埋立型の廃棄物処分場の一例を示す破断
略示断面図である。
構造を採用した埋立型の廃棄物処分場の一例を示す破断
略示断面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる遮水シートの敷設
構造の構成を拡大して示す部分断面図である。
構造の構成を拡大して示す部分断面図である。
【図3】毛細管現象を防ぐためのスペーサーの設置状況
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図4】上流側の遮水シートの下端部分と下流側の遮水
シートの上端部分との接合部分の態様の一例を示す部分
断面図である。
シートの上端部分との接合部分の態様の一例を示す部分
断面図である。
【図5】上流側の遮水シートの下端部分と下流側の遮水
シートの上端部分との接合部分の態様の一例を示す部分
断面図である。
シートの上端部分との接合部分の態様の一例を示す部分
断面図である。
10 廃棄物処分場 11 遮水シート 12 遮水シートの敷設構造 13 遮水シートの下端部分 14 遮水シートの上端部分 15 固定板 16 固定釘 17 排水材 18 空気供給配管 19 下地材 20 スペーサー 30 廃棄物
Claims (3)
- 【請求項1】 廃棄物処分場の傾斜部分に敷設される複
数の遮水シートの敷設構造であって、前記各遮水シート
の傾斜方向の接続部分において、傾斜方向上流側の遮水
シートの下端部分を、傾斜方向下流側の遮水シートの上
端部分の上面に重ねて配置することにより、これらの遮
水シートを屋根瓦状に連続配設することを特徴とする廃
棄物処分場における遮水シートの敷設構造。 - 【請求項2】 敷設した遮水シートの上面を覆って通水
性を有する排水材を敷設することを特徴とする請求項1
に記載の遮水シートの敷設構造。 - 【請求項3】 空気供給配管を遮水シートに沿って配設
して空気を供給することにより、敷設構造の直上の廃棄
物の好気性分解を促進することを特徴とする請求項2に
記載の遮水シートの敷設構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13802895A JP3162949B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 廃棄物処分場における遮水シートの敷設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13802895A JP3162949B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 廃棄物処分場における遮水シートの敷設構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323318A true JPH08323318A (ja) | 1996-12-10 |
JP3162949B2 JP3162949B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=15212364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13802895A Expired - Fee Related JP3162949B2 (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 廃棄物処分場における遮水シートの敷設構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162949B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284612A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Taiyo Kogyo Corp | 廃棄物処分場の遮水構造、およびその組み立て方法 |
JP2014079176A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Toyota Motor Corp | 緑化資材と緑化構造体 |
JP2015508135A (ja) * | 2012-02-21 | 2015-03-16 | テール アルメ アンテルナシオナル | 補強された土壌構造のための壁面要素 |
CN107761749A (zh) * | 2016-08-23 | 2018-03-06 | 北京翔鲲水务建设有限公司 | Y形防水膜布及其在双向输水渠道桩膜围堰的铺设方法 |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP13802895A patent/JP3162949B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010284612A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Taiyo Kogyo Corp | 廃棄物処分場の遮水構造、およびその組み立て方法 |
JP2015508135A (ja) * | 2012-02-21 | 2015-03-16 | テール アルメ アンテルナシオナル | 補強された土壌構造のための壁面要素 |
JP2014079176A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Toyota Motor Corp | 緑化資材と緑化構造体 |
CN107761749A (zh) * | 2016-08-23 | 2018-03-06 | 北京翔鲲水务建设有限公司 | Y形防水膜布及其在双向输水渠道桩膜围堰的铺设方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3162949B2 (ja) | 2001-05-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |