JP2631958B2 - スポーツグラウンド用排水システム及びこのシステムに使用される多孔質層形成ユニット、スポーツグラウンド用排水システムに使用されるパイプユニット並びにスポーツグラウンドの施工方法 - Google Patents

スポーツグラウンド用排水システム及びこのシステムに使用される多孔質層形成ユニット、スポーツグラウンド用排水システムに使用されるパイプユニット並びにスポーツグラウンドの施工方法

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JP2631958B2
JP2631958B2 JP6179590A JP17959094A JP2631958B2 JP 2631958 B2 JP2631958 B2 JP 2631958B2 JP 6179590 A JP6179590 A JP 6179590A JP 17959094 A JP17959094 A JP 17959094A JP 2631958 B2 JP2631958 B2 JP 2631958B2
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C13/00Pavings or foundations specially adapted for playgrounds or sports grounds; Drainage, irrigation or heating of sports grounds
    • E01C13/08Surfaces simulating grass ; Grass-grown sports grounds
    • E01C13/083Construction of grass-grown sports grounds; Drainage, irrigation or heating arrangements therefor

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  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、サッカー場やラク
ビー場、テニスコート、ゴルフコース等の屋外又は屋内
の自然植生を施した各種のスポーツグラウンドの施工に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポーツグラウンド、特に芝生等の自然
植生を施したスポーツグラウンドは、その場所の土壌を
評価し、表面を耕し、競技エリアに種を蒔いたり芝土を
植えたりし、そして、その土壌表面の状態を自然のコン
トロールに任せることで、基本的には造成される。殆ど
の場所で条件改善のため表面の土壌を更に上質なものに
交換することが行われるが、それでも、その場所の排水
特性は現実には改善されない。そのようなスポーツグラ
ウンドは、通常、グラウンドの中央が少し高くなってい
て、周辺部に向かって24インチ程度の斜面が形成され
ており、これによって表面で水が流れ去るようになって
いる。
【0003】プレーヤーやスポーツ愛好者が証言するよ
うに、多くの大学や高校等のスポーツグラウンドは、雨
が降ると水浸しになってぬかるんでしまう。この問題を
解決する一つの方法として、プラスチック芝(人工芝)
を使うことが行われてきた。しかし、このプラスチック
芝は、コストがかかる上、雨が降った場合にとても滑り
やすくプレーヤーが大きな怪我をする場合があるという
問題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の第一の目的
は、雨が降っても水浸しやぬかるみになることのなく素
早く排水がされる自然植生のスポーツグラウンドを提供
することである。また、本願発明の第二の目的は、迅速
な排水の自然植生スポーツグラウンドにおいて、土壌の
踏み固め効果によるプレーヤーの怪我を防止するため、
適度な弾力性が保たれる下層構造を持ったスポーツグラ
ウンドを提供することである。また、本願発明の第三の
目的は、そのようなスポーツグラウンドを提供するとと
もに、植生への灌水も必要に応じて行えるようにするこ
とである。また、本願発明の第四の目的は、寒冷地や冬
季においても植生を枯らすことなく維持することを可能
にすることである。また、本願発明の第五の目的は、植
生の必要なスパーツグラウンドの施工を短期間のうちに
完了することを可能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るため、本願の請求項1に記載の発明は、芝生等の自然
植生が施されるグラウンド表面から所定深さ掘り下げら
れた位置の下地土壌の上に施工されるスポーツグラウン
ド用排水システムであって、下地土壌の表面を防水する
防水層と、防水層の上に位置するパイプユニット層中に
配置された排水機能を有するパイプユニットと、パイプ
ユニット層の上側であってグラウンド表面の下側に位置
する非土壌性の多孔質層とから構成され、多孔質層は、
前記自然植生の根が伸びる部分である根着層を有し、
ラウンド表面から浸透する水が、多孔質層を経由してパ
イプユニットによって外部に排出される構造であるとい
う構成を有する。また上記第一及び第二の目的を達成す
るため、請求項2に記載の発明は、上記請求項1の構成
において、非土壌性の多孔質層は、吸水性があって且つ
踏み固め効果の無い粒状材料が敷き詰められることによ
り構成されているという構成を有する。また同様に上記
第一及び第二の目的を達成するため、請求項3に記載の
発明は、請求項2の構成において、粒状材料には、粒状
肥料が混ぜ合わされているという構成を有する。また同
様に上記第一及び第二の目的を達成するため、請求項4
に記載の発明は、請求項1,2又は3の構成において、
多孔質層は、潅水又は排水の際の水の流れを上下方法に
規制する垂直スロットを有しているという構成を有す
る。また同様に上記第一及び第二の目的を達成するた
め、請求項5に記載の発明は、請求項4の構成におい
て、垂直スロットは、グラウンド表面の植生の根が進入
可能な大きさの細孔に区分されているという構成を有す
る。また同様に上記第一及び第二の目的を達成するた
め、請求項6に記載の発明は、請求項4又は5の構成に
おいて、多孔質層は、下から順に、保水層と、根着層
と、苗床層とに区分され、前記垂直スロットは根着層の
部分に設けられているという構成を有する。また上記第
一、第二及び第三の目的を達成するため、請求項7に記
載の発明は、上記請求項1の構成において、パイプユニ
ットは、前記排水機能とともに潅水機能を有し、多孔質
層に水分を供給することができるように構成されてい
る。また同様に上記第一、第二及び第三の目的を達成す
るため、請求項8の発明は、上記請求項7の構成におい
て、前記パイプユニットは、排水パイプと潅水パイプと
よりなり、排水パイプから排出された水をさらに潅水パ
イプに供給するリサイクルを行うものであるという構成
を有する。また上記第一、第二、第三及び第四の目的を
達成するため、請求項9の発明は、上記請求項7又は8
の構成において、前記パイプユニットは供給する水を加
熱するヒートユニットを備えているという構成を有す
る。また上記第一の目的を達成するため、請求項10の
発明は、上記請求項1,2,3,4,5,6,7,8又
は9の構成において、前記多孔質層中に、補助排水パイ
プが埋設されているという構成を有する。また上記第
一、第二及び第五の目的を達成するため、請求項11に
記載の発明は、請求項4,5又は6に記載の構成におけ
る多孔質層を形成する多孔質層形成ユニットであって、
必要な箇所が透水性を有するよう形成された枠体と、こ
の枠体に保持され垂直スロット部とから構成され、予め
他の場所で組み立てられてスポーツグラウンドに搬送さ
れて施工されるものであるという構成を有する。また同
様に上記第一、第二及び第五の目的を達成するため、請
求項12に記載の発明は、請求項11の構成において、
その多孔質形成ユニットが、紙又は必要な場所に孔が開
けられたプラスチックで形成されているという構成を有
する。また上記第一、第三及び第五の目的を達成するた
め、請求項13に記載の発明は、芝生等の自然植生が施
されるグラウンド表面から所定深さ掘り下げられた位置
の下地土壌の上に施工されるスポーツグラウンド用排水
システムに使用されるパイプユニットであって、排水が
流入する排水口を有し外部排水施設に連通する排水パイ
プと、給水ラインから供給される水を流出させる給水口
を有する潅水パイプとを組み合わせてパイプユニットに
おいて、一方のパイプは凹部を有し、他方のパイプの外
径はこの凹部に適合する大きさであって、当該一方のパ
イプに他方のパイプが嵌め込まれることにより両者が組
み合わされているという構成を有する。また同様に上記
第五の目的を達成するため、請求項14に記載の発明
は、芝生等の自然植生が施されるスポーツグラウンドを
施工する方法であって、透水性を有するよう形成される
とともに上面が開口である箱状の枠体の内部に育成材料
を予め充填し、充填された育成材料の表面付近に種を撒
いて植生を予め育成しておき、施工する場所にこの状態
の枠体を多数搬入して下地土壌の上に並べて敷き詰め、
その後、枠体の縁の部分も含んで所定の厚さの表層で
生エリアを覆うという構成を有する。
【0006】
【実施例】以下、本願発明の実施例を説明する。図1
は、本願発明のスポーツグラウンド用排水システムの第
一実施例の構造を説明する断面概略図である。図2は、
図1に示す排水システムにおけるパイプユニットを説明
する断面概略図である。図3は、図1の排水システムの
多孔質層形成ユニットを構成する枠体の斜視概略図であ
る。図4は、図1の排水システムの多孔質層形成ユニッ
トにおける垂直スロット部の構成を説明する斜視概略図
である。図5は、図1及び図2に示す排水システムをサ
ッカー場に採用した場合の灌排水ラインの概略を説明す
る平面図である。図6は、多孔質層形成ユニットの配置
位置について説明する平面概略図である。
【0007】まず、図1を使用して、第一実施例のスポ
ーツグラウンド用排水システムの基本的な構造について
説明する。図1に示す排水システムは、芝生等の自然植
生が施されるグラウンド表面から所定深さ掘り下げられ
た位置の下地土壌1の上に施工されるものであり、防水
層2、パイプユニット層3、多孔質層4の三つの層から
基本的には形成されるものである。
【0008】以下、本実施例の排水システムの施工例を
説明しながら、第一実施例の構成について説明する。ま
ず、スポーツグラウンドが施工される場所のうち、自然
植生が必要な場所(以下、植生エリアと呼ぶ)を最終的
なグラウンド表面から例えば12インチ程度掘り下げ
る。尚、こうして掘り下げた底の部分を下地表面(図1
中符号10で示す)と呼ぶ。
【0009】そして、この下地表面10の上にまず防水
層2の施工を行う。本実施例では、6ミリインチの厚さ
のプラスチックシートを防水層2として採用しており、
植生エリアの全域を被うように敷設される。尚、実際に
は、所定の大きさの多数のシートを、その端部を重ね合
わせて縫製し、大きな植生エリアの下地表面10を覆う
よう構成される。また、図2に示すように、防水層2
は、掘り下げた植生エリアの周壁11の部分も覆うよう
な状態で施工される。即ち、上記プラスチックシート等
からなる防水層2は、下地表面10から隅から周壁11
に沿って上方に延びて垂直に配設され、グラウンド表面
付近にまで達している。尚、実際には、周壁11の外側
に後述の外周排水管5が埋設されるから、植生エリアよ
りも若干大きな面積で掘り下げて外周排水管5を埋設
し、周壁11を形成した後、この垂直部分の防水層2の
敷設が行われる。
【0010】次に、パイプユニット30の施工が行われ
る。本実施例におけるパイプユニット30は、排水機能
に加えて灌水機能をも備えたものであり、排水パイプ3
1と灌水パイプ32とを以下の通り組み合わせて施工さ
れる。パイプユニット30の詳細について図1、図2、
図5を使用して説明すると、パイプユニット30は、排
水パイプ31と灌水パイプ32とを図5に示すように碁
盤の目状に組み合わせて構成される。そして、図1及び
図2に示すように、下側が排水パイプ31であり、その
上側に直角に交差するようにして灌水パイプ32が配設
される。尚、図1は上側の灌水パイプ32の長さ方向で
の断面図、図2は下側の排水パイプ31の長さ方向での
断面図になっている。
【0011】排水パイプ31、灌水パイプ32ともに断
面円形の管状のものであり、排水パイプ31の方が少し
径が大きくなっている。具体的には、例えば、排水パイ
プ31は内径3インチで外径が4.5インチ程度であ
り、灌水パイプ32は内径2インチで外径が2.5イン
チ程度である。排水パイプ31は、図1及び図2に示す
ように、灌水パイプ32の外径に適合する形状の凹部3
11を上部に備えている。そして、この凹部311に灌
水パイプ32が嵌め込まれて固定されており、これによ
って排水パイプ31と灌水パイプ32とが直角に交差し
た状態で互いに固定される。
【0012】図2に示すように、凹部311は、灌水パ
イプ32をその半分以上深さまで嵌め込むような形状に
なっており、これによって充分な固定強度が得られるよ
うになっている。尚、排水パイプ31や灌水パイプ32
は、塩化ビニール等の多少変形可能な材料で形成されて
おり、灌水パイプ32を凹部311に嵌め込む際には、
凹部311を若干押し広げて灌水パイプ32を嵌め込
む。灌水パイプ32は、凹部311の弾性等により充分
な固定強度で固定される。また、必要に応じて接着材等
を使用しても良い。尚、本実施例では、上記の通り排水
パイプ31の方に凹部311を設けてこれに灌水パイプ
32を嵌め込む構成を採用しているが、逆の場合も当然
有り得る。即ち、灌水パイプ32の方に凹部311を設
けて排水パイプ31をこれに嵌め込むようにしても良
い。
【0013】また、排水パイプ31は、図1及び図2に
示すように、その真ん中の高さの位置よりも低い位置に
排水口312を備えている。この排水口312は、直径
0.5インチ程度であり、管の長さ方向に沿って両サイ
ドに6インチ程度の間隔(排水口の中心間距離)で設け
られている。尚、排水パイプ31は、灌水パイプ32と
の結合箇所等を除き、メッシュ313で被われており、
この結果、周囲の砂や砂利が排水口312から排水パイ
プ31の内部に流入することなく、水のみが流入するよ
う施工される。尚、メッシュ313の目の粗さは、パイ
プユニット層3に敷設される砂や砂利の粗さに従って適
宜決められる。このような排水パイプ31は、植生エリ
アの一つの方向に沿って延び、その終端には終端板31
4で塞がれる。即ち、図2に示すように、周壁11に沿
って垂直に設けられた防水層2に当接するようにして終
端板314が配置される。そして、終端板314は、そ
のほぼ真ん中の高さの位置に終端排水口315を有して
いる。
【0014】上記終端排水口315は、植生エリアの外
側に埋設される外周排水管5に接続される。外周排水管
5は、排水パイプ31の長さ方向とは直角な方向に埋設
されるものであり、図2に示すように、終端排水口31
5に接続される流入口51を有している。そして、防水
層2は、この終端排出口315と流入口51との接続部
分が開口になっていて、排水パイプ31の内部の水が終
端排水口315及び流入口51を経て外周排水管5に流
入するよう施工される。尚、防水層2の開口部分は、水
漏れが無いように封止される。外周排水管5の終端は、
図1及び図2中不図示の水溜めに接続され、流入した排
水は、公共の下水施設等の外部排水施設に排出される前
に一時的にこの水溜めに溜められるよう構成される。
【0015】一方、排水パイプ31に嵌め込まれた灌水
パイプ32は、真ん中の高さより少し低い位置に給水口
321を有している。この給水口321は、図1及び図
2に示すように、排水パイプ31の凹部311に嵌め込
まれた部分に位置しており、灌水パイプ32の内部の水
が給水口321を通って排水パイプ31の内部に供給さ
れるよう施工される。給水口321は、直径0.5イン
チ程度の大きさであり、図2に示すように灌水パイプ3
2の両サイドに設けられている。
【0016】この給水口321は、灌水パイプ32の長
さ方向のうちの排水パイプ1との交差部分に設けられて
おり、従ってその配置間隔は排水パイプ31の配置間隔
に相当している。具体的には、前述の通り1.5メート
ル程度の間隔である。尚、給水口321は、灌水パイプ
32の長さ方向に沿って排水パイプ31内の中央に位置
している。また、灌水パイプ32は、後述の給水ライン
に接続され、必要に応じて適宜灌水が行われるよう施工
される。
【0017】上記構成に係る本実施例のパイプユニット
30は、工場等で予め上記のように組み立てて搬入され
る場合もあるし、パイプ毎に搬入して施工場所で組み立
てる場合もある。いずれにしろ、このように組み立てら
れたパイプユニット30を前述の防水層2の上に配置
し、パイプユニット30のすき間に充填するようにして
所定の砂や砂利で埋める。これによってパイプユニット
層3が完成する。尚、このパイプユニット層3の砂や砂
利は、上層に配置される後述の多孔質層4との間で灌排
水のやり取りを行えるよう、充分な通水性を持ったもの
が採用される。
【0018】このようなパイプユニット層3の上に、多
孔質層4が施工される。多孔質層4は、下から順に、保
水層41、根着層42、苗床層43に層別されるもので
あり、本実施例では、多孔質層形成ユニット44とこの
多孔質層形成ユニット44に充填される多孔質層形成材
料45によって主に構成されている。
【0019】まず、多孔質層形成ユニット44について
説明する。多孔質層形成ユニット44は、内部に多孔質
層形成材料45を充填する枠体441と、この枠体44
1に保持された垂直スロット部442とから主に構成さ
れている。尚、以下の構造の多孔質層形成ユニット44
は、本実施例では基本的には全て透水性のある「紙」で
形成されたものである。
【0020】枠体441は上面が開口となった直方体状
又は立方体状の箱状の部材であり、施工される際には、
図3に示すように多数並べて敷き詰められる。一つの枠
体の大きさは、8ヤード×4ヤード程度の大きさで高さ
が6インチ程度である。この枠体441には、典型的に
は段ボール箱に使用されているものと同じ板紙を使用す
ることが可能である。また、施工される際には、各々の
枠体441はその側面の部分が相互に接着材による接着
等の方法により接合される。
【0021】そして、図1に示すように各々の枠体44
1の内部の所定の高さの位置に、垂直スロット部442
が配置されている。即ち、枠体441の底面には所定の
高さの支持片443が所定間隔で立設され、この支持片
443に支持されるようにして垂直スロット部442が
配置されている。即ち、本実施例では、支持片443を
介して枠体441が垂直スロット部442を保持してい
る。垂直スロット部442は、図4に示すように、垂直
な仕切り板444を所定間隔で多数並べることにより幅
1/8インチ程度の垂直スロット445を多数形成した
ものである。垂直スロット445の深さ(高さ)は、2
インチ又はそれ以下程度である。
【0022】本実施例における垂直スロット445は、
図4に示すようにハニカム状になっている。即ち、垂直
スロット445は横に並んだ多数の細孔446で区分さ
れている。このようなハニカム構造は、垂直スロット4
45に細いパイプ状の部材を挿入して並べることで達成
できるが、段ボール箱に使用されるような板紙を重ね合
わせて並べて接合することによっても技術的に等価なも
のが構成できる。即ち、段ボール箱に使用されるような
板紙は、二枚の厚紙の間に波板状の紙を挟み込んで形成
されており、その断面(厚さ)方向が水平方向になるよ
うな姿勢に保持して多数重ねれば、本実施例の垂直スロ
ット部442が構成できる。尚、前述の支持片443
も、同様に段ボール箱で使用される板紙と同じものを使
用することができる。その際、その細孔の深さ方向が垂
直方向になるように構成すると、垂直な水の流れを作る
上で更に好適である。
【0023】このような垂直スロット部442は、根着
層42のみならず保水層41の部分にも形成するように
しても良い。この場合、その垂直スロットの幅は適宜変
更される。根着層42の部分は根を捉える必要から、あ
る程度小さなものにすべきであるが、保水層41の部分
は垂直方向の水分の流れが確保されれば足りるから、ス
ロットの幅は相当程度大きくて構わない。
【0024】上記のような構造の多孔質層形成ユニット
44は、前述のパイプユニット層3の上に施工される
が、枠体441及び垂直スロット部442の図1のよう
に予め工場等で作製して施工場所に搬入され、施工済み
のパイプユニット層3の上に多数並べて敷き詰めるだけ
で基本的に施工が完了するようになっている。枠体41
1相互の接合については、工場で予め行って所定のエリ
アをカバーする大きさのものを予め製作しても良いし、
枠体411及び垂直スロット部442からなる単体の多
孔質層形成ユニット44を多数施工場所に搬入し、施工
場所で接合を行っても良い。
【0025】このようにして施工された多孔質層形成ユ
ニット44に多孔質層形成材料45を充填することによ
り、本実施例の多孔質層4が形成される。多孔質層形成
材料は、具体的には、砂、ピートモス、パーライト、発
泡煉石、パーミキュライト等である。成分比について例
示すると、例えば砂が50%程度、ピートモスが25%
程度、パーライトが25%程度で混ぜ合わせたものが好
適に採用される。また、苗床層43における多孔質層形
成材料45は、粒が大きいと撒いた種が水で流れてしま
うので、種の大きさに応じ比較的小さな粒の材料が使用
される。また、砂の混入量を高めるようにしても良い。
また、上記説明から明かな通り、「多孔質層」における
「多孔質」とは、グラウンド表面の植生の下層構造とし
て、粒状材料を充填した場合のように小さな隙間が充分
にあってその隙間の部分を通して水が移動できる構造で
あるという意味である。
【0026】このようにして、所定の多孔質層形成材料
45を所定の厚さで充填することにより、本実施例の多
孔質層4が完成する。この状態で、本実施例の排水シス
テムの施工はほぼ完了しており、後は表層46の必要な
施工を終えればスポーツグラウンドの植生が最終的に完
了する。即ち、例えば、芝生等の植生を種を蒔くことか
ら始める場合には、苗床層43の所定の深さの位置に種
を蒔いて発芽させることになる。この場合、芝生のよう
な植生の場合には、表層46には所定の厚さで砂を撒い
ておく。また、芝生等を直接植え込む場合には、用土が
付着した状態で所定の大きさにカットされた芝生を多孔
質層4の上に並べて敷設するようにする。いずれにして
も、植生の根は下方に伸びて垂直スロット部442の垂
直スロット445に進入し、さらに垂直スロット445
中を這うようにして伸びて下方の保水層41に達する。
そしてこの保水層41に溜められた水分を吸収して植生
の生育を効率良く促進させるのである。
【0027】具体的な層の厚さについて例示すると、パ
イプユニット層3は最低5インチ以上必要であり、多孔
質層4は3〜4インチ程度の厚さが必要である。但し、
これらの値は、施工場所の降水量や排水施設の能力等に
よって変わってくるのは言うまでもない。また、多孔質
層4中のうち、保水層41は1.5〜2インチ程度、根
着層42は1〜1.5インチ程度、苗床層43は0.8
〜1インチ程度である。これらの値も、育成する植生の
種類等によって変わってくるのは言うまでもない。
【0028】尚、上記実施例において、多孔質層形成ユ
ニット44は基本的に「紙」で形成されるとして説明し
たが、「紙」に限らず、必要な場所に孔を開けたプラス
チックでも良い。「孔を開けた」とは、透水性の無いプ
ラスチックに孔を開けて通水性を確保したという趣旨で
あり、特に前記箱状の枠体441の底の部分には孔を開
けることが必須である。孔の大きさや間隔は、必要な通
水率との関連で適宜決定するのは勿論である。また尚、
プラスチック材料により段ボール箱が形成されている場
合があるが、このようなプラスチック製の段ボール箱に
使用されているプラスチック製の板材は、紙製の段ボー
ル箱の板材と同様、本実施例の多孔質層形成ユニット4
4の形成に好適に用いることができる。さらに、多孔質
形成ユニット44は、木や金属等でも構成できるし、発
泡スチロール等の材料でも構成することができる。尚、
これらの材料の場合も、枠体441の底部には孔が開け
られていることが必要である。
【0029】次に、図5を使用して、スポーツグラウン
ドの一例としてサッカー場に本実施例のシステムを採り
上げた場合を説明する。即ち、図5には、屋外又は屋内
用のサッカー場に適した排水システムのレイアウトが示
されている。図5に示すように、排水パイプ31と灌水
パイプ32は碁盤の目状に組み合わされて、全体として
長方形な植生エリアを被うようになっている。尚、図5
中、植生エリアは、太い実線11で囲まれた領域であ
る。尚、図5にはすべてのパイプが描かれている訳では
なく、煩雑さを避けるため間引きして描かれている。
【0030】まず、排水パイプ31は、この長方形の短
辺の方向に沿って所定間隔で平行に並べられている。外
周排水管5は、図5に示すように、長方形の長辺の方向
に沿って両サイドに延びるようにして配設され、さらに
植生エリアの外側において両サイドの外周排水管5を繋
ぐ配管6が設けられている。外周排水管5の終端には、
水溜め7が設けられており、この水溜め7を経由して排
水が公共の下水施設のような外部排水施設に排出され
る。また、灌水パイプ32は、上記長方形の長辺の方向
に沿って所定間隔で配置されている。この灌水パイプ3
2は、植生エリアの外側において長方形の短辺の方向に
沿って配置された給水ライン8に接続されており、給水
ライン8には、不図示の給水タンクや給水ポンプ、制御
バルブ等が付設されている。
【0031】排水パイプ31及び灌水パイプ32の配置
間隔について説明すると、排水パイプ31は1.5メー
トル程度の配置間隔であり、灌水パイプ32は6.5メ
ートル程度の配置間隔である。尚、この配置間隔は、各
パイプの中心の間隔である。また、これらの配置間隔
は、施工場所の降水量等のデータに従って適宜変更され
るのは言うまでもない。またさらに、図5に示す実施例
では、補助排水管9が植生エリアの外側に埋設されてお
り、グラウンド周辺部で補助的な排水を行っている。
尚、図4に示すパイプや管類は、全て地中に埋設されて
おり、グラウンド表面には露出していないことは勿論で
ある。
【0032】次に、多孔質層形成ユニット44の配置位
置について、図6を使用して説明する。図6中、太い実
線で示された方形の部分は図1の多孔質層形成ユニット
44中の枠体441を示している。図6に示すように、
多孔質層形成ユニット44は、排水パイプ31と灌水パ
イプ32との交差部分の上方に、枠体441の中心が位
置する状態で配置するのが好ましい。
【0033】次に、上記構成に係る本実施例のスポーツ
グラウンド用排水システムの作用について説明する。ま
ず、図1及び図2において、グラウンドに降った雨や散
布された水は、多孔質層4を通過してパイプユニット層
3に到達する。そして、パイプユニット層3中の砂や砂
利の隙間を下降し、最下層の防水層2の上に次第に溜ま
る。防水層2上に溜まった水の水位が、排水パイプ31
の排水口312よりも上になると、排水口312から水
が排水パイプ31の内部に進入して溜まる。
【0034】さらに水量が増して水が溜まり、排水パイ
プ31の内部の水位が終端排水口315の高さにまで達
すると、内部の水は終端排水口315から外周排水管5
に排出される。排出された水は、外周排水管5によって
図5に示す水溜め7に送られ、不図示の排水ポンプによ
り公共の下水施設等のような外部排水施設に排出され
る。尚、雨期等の降水量が多い時期には、不図示の排水
ポンプの排水量を多くする必要がある。排水ポンプの制
御は、雨量等をみながらマニュアルで行っても良いし、
水溜め7に設けられた水位センサからの信号等によって
自動的に制御を行うようにしても良い。
【0035】このような排水作用において、本実施例で
はパイプユニット層3の上に多孔質層4が形成されてい
るので、グラウンド表面の水が素早くパイプユニット層
3に到達し、このため、多量の降水等があった場合でも
グラウンド表面に水溜まりが出来たり、グラウンド表面
がぬかるみになったりすることが無い。一時的に多量の
降水があった場合、排水ポンプの能力が追いつかず、防
水層2上に溜まる水の水位がパイプユニット層3を突き
抜けてしまう場合があるが、このような場合、多孔質層
4が無いと、グラウンド表面に湧出し水溜まりが出来る
ことになる。多孔質層4が存在する本実施例において
は、パイプユニット層3を突き抜けてもその上に多孔質
層4が存在するので、グラウンド表面まで水が溜まるこ
とが無い。そして、多孔質層4の厚さを、その場所の年
間降水量等を参考にしながら適宜決定することにより、
グラウンド表面への水の湧出を皆無にすることができ
る。また、多孔質層4は、前述の通り垂直スロット部4
42を有するので、下方のパイプユニット層3への水の
流れが促進され、従来のスポーツグラウンドの排水にお
いて問題となっていた横方向への水の流れが抑制される
結果、効率の良い排水が行える。
【0036】次に、植生への灌水を行う場合を説明す
る。灌水を行う場合、給水ライン8に設けられた制御バ
ルブを開いて、給水ポンプにより灌水パイプ32に給水
する。灌水パイプ32に供給された水は、図1及び図2
に示すように給水口321から排水パイプ31に進入
し、排水パイプ31中に溜まる。そして、排水パイプ3
1中に溜まった水の水位が排水口312の高さに達する
と、排水口312から放出されて防水層2上に溜まる。
溜まった水は、パイプユニット層3中の砂や砂利を経由
して多孔質層4中の保水層41に浸透し保水される。
尚、「浸透」とは、いわゆる浸透現象により水分が上方
に移動する場合のみならず、気化して水蒸気として保水
層41に達する場合も含んだ意味として使用している。
【0037】尚、灌水が必要と判断するのは、降水量の
データや植生の状態の観察等により行うが、本実施例の
システム中に水分センサを設けて、水分センサからの信
号により灌水制御を開始するようにしても良い。水分セ
ンサは、多孔質層4中に設けるのが好適であり、望まし
くは保水層41又は根着層42中の所定の高さの位置に
設けると良い。
【0038】このようにして、保水層41に充分な水が
確保され、この水が根着層42に伸びている植生の根に
吸収される。この結果、グラウンド表面の植生は乾期で
あっても充分な水分を摂取可能となる。この際、根着層
42には、垂直スロット部442が設けられているの
で、保水層41からの上方への水分の流れが促進され、
根への給水が効率良く行える。更に、垂直スロット44
5は細孔446に区分されて、この細孔446に根が進
入するよう構成されているので、根はこの細孔446の
内部に沿って伸びるようにしてこの部分に捉えられた状
態となる。この結果、グラウンド表面の植生は、その根
着強度が極めて高いものになり、グラウンド表面でプレ
ーヤーが激しい運動を行っても植生が容易に剥がれたり
することが無い。
【0039】更に、本実施例の多孔質層4は、前述の通
り非土壌性の材料即ちピートモス、パーライト、発泡煉
石、パーミキュライト等の粒状材料で形成されているの
で、長期間使用しても踏み固め効果が無く、適度な弾性
が常時保たれる。このため、プレーヤーの怪我や疲労を
防止することができる。一方、土壌性の材料例えば黒土
や腐葉土等の材料を使用した場合、次第に踏み固められ
て弾性が無くなり、転倒の際にプレーヤーが怪我し易く
なったり疲労し易くなったりする。
【0040】次に、請求項9及び10に対応した本願発
明の第二、第三実施例について説明する。図7及び図8
は、本願発明のスポーツグラウンド用排水システムの第
二実施例の構造を説明する断面概略図、図9は、第二実
施例のシステムをサッカー場に採用した場合の平面概略
図である。また、図10及び図11は、第三実施例の構
造を説明する断面概略図である。尚、前述の図1及び図
2と同様に、図7及び図10は、上側の灌水パイプ32
の長さ方向での断面図、図8及び図11は下側の排水パ
イプ31の長さ方向での断面図になっている。
【0041】まず、図7及び図8に示す実施例は、灌水
パイプに供給する水を加熱するヒートユニットを採用し
ている点(請求項9)、及び、多孔質層に配置された補
助排水パイプを採用している点(請求項10)で、上述
した第一実施例と主に相違している。即ち、図7及び図
8に示すように、この実施例では多孔質層4に補助排水
パイプ47が設けられている。この補助排水パイプ47
は、内径が2インチ程度のものであり、図8に示すよう
な補強用のリブ471を備えた形状になっている。この
補助排水パイプ47は、多孔質層4中の水が排水として
流入する補助排水口472を備えている。補助排水口4
72は、幅2ミリメートル長さ2センチメートル程度の
スロット状のものであり、例えば1.5センチメートル
間隔で設けられている。さらに、この補助排水パイプ4
7も、排水パイプ31と同様、透水性のメッシュ473
で覆われており、多孔質層4中の材料が補助排水パイプ
47に流入することなく排水のみを流入させるようにな
っている。
【0042】尚、多孔質層形成ユニット44の枠体44
1及び防水層2には、補助排水パイプ47が貫通する貫
通穴が設けられ、この貫通穴に挿入するようにして補助
排水パイプ47が配設される。また、補助排水パイプ4
7の端部には、図8に示すように連通管48が接続され
ている。この連通管48は、排水パイプ31の終端に配
置された外周排水管5のさらに外側に配置された外側排
水管52に接続されており、これによって補助排水パイ
プ47内の水が外側排水管52に排出されるようになっ
ている。尚、連通管48から上方に分岐した部分の上端
には、エンドキャップ49が設けられいる。このエンド
キャップ49は、外側排水管52の点検等のために設け
られたものである。
【0043】このような補助排水パイプ47は、一時的
に多量の降水がある場所に施工されるスポーツグラウン
ドの場合に非常に好適である。即ち、一時的に多量の降
水があると、排水パイプ31を経由しての排水のみでは
賄えず、防水層2上に溜まる水の水位がどんどん上昇し
て多孔質層4を突き抜けてしまう場合があり得る。この
場合は、グラウンド表面に水が溜まってしまうこととな
り、従来技術の課題が解決されないこととなってしま
う。しかしながら、補助排水パイプ47を上述のように
配置しておくと、排水の能力が倍増し、一時的に急激な
降水があった場合でもグラウンド表面に水が溜まるよう
なことが無くなるのである。
【0044】また、この実施例では、灌水パイプ32に
供給する水を加熱するヒートユニットを備えている。地
中に供給する水を加熱しておくことは、寒冷地のグラウ
ンドの場合や冬季におけるグラウンドのメンテナンスの
場合等に重要である。ヒートユニットの構成について、
図9を用いて説明する。尚、図9は、説明の都合上、グ
ラウンドを四つの部分に分けて図示しており、左上が灌
水パイプ32の概略、右上が補助排水パイプ34の概
略、左下が多孔質層ユニット44の概略、右下が灌水パ
イプ32及び排水パイプ31からなる水の循環系の概略
について示している。
【0045】図9において、四つに区分された部分は、
各々独立した水の循環系を構成しており、ヒートユニッ
ト33が、各々の水の循環経路上に設けられている。即
ち、図9の右下部分に示すように、排水パイプ31の終
端に接続された外周排水管5は、最終的にはヒートユニ
ット33につながっている。そして、ヒートユニット3
3からは、灌水パイプ32が図のように分岐して配設さ
れている。尚、灌水パイプ32や排水パイプ31の本数
は図9に示すよりも実際にはもっと多い。ヒートユニッ
ト33は、具体的には、加熱のため水を一時的に溜める
貯水槽と、ガスや灯油等を燃料とした火力により貯水槽
内の水を加熱装置と、温度センサ等を含む制御装置等か
ら構成されている。
【0046】このようなヒートユニット33を採用する
ことにより、灌水パイプ32に供給する水の温度を最適
なものにすることができ、これによって、植生を育成す
る多孔質層の温度を最適化することができる。この結
果、所定の温暖な地中温度条件で育成する必要のある植
生を寒冷地や冬季においても育成することが可能とな
る。例えば、通常は冬季に枯れてしまうような芝生であ
っても、上述のようなヒートユニット33の採用によっ
て常に青々とした状態を保つことができる。上述のよう
に排水パイプ31からの水をリサイクルして使用する構
成においてヒートユニット33を採用することは、使用
する水の節約の他、加熱のためのエネルギーを節約でき
るという別の効果もある。
【0047】尚、前述の通り、図9に示す実施例では、
排水パイプ31及び灌水パイプ32からなる四つの水の
循環系が各々独立して設けられているが、各々の循環系
には、ポンプユニットが設けられていて、それぞれの排
水パイプ31からの水をそれぞれの灌水パイプ32に送
出するように構成されている。施工するスポーツグラウ
ンドが大きくなると、ポンプの能力との関係から、この
ようにグラウンドを複数に区分し、それぞれにポンプユ
ニットを配備する必要が生じる。尚、上述した温度セン
サや水位センサは、図9では37で示す位置に配置する
と良い。
【0048】次に、図10及び図11に示す第三実施例
について説明する。この実施例のシステムでは、排水パ
イプ31の内部に排水パイプ内管34が設けられてい
る。その他の点では、前述の第二実施例とほぼ同様であ
る。排水パイプ内管34は、排水能力の向上と灌水の際
の排水パイプ31内への水の分散を意図したものであ
る。即ち、排水パイプ内管34は、図7及び図8に示す
ように、排水パイプ31の内部の上側位置に設けられて
おり、灌水パイプ32の給水口321から水が内部に供
給されるようになっている。
【0049】この排水パイプ内管34は、内径2インチ
程度の大きさのものであり、外側の排水パイプ31との
間で水のやりとりを行うための通水口341を有してい
る。この通水口341は、補助排水パイプ47の補助排
水口472と同様、幅2ミリメートル長さ2センチメー
トル程度のスロット状のものであり、例えば1.5セン
チメートル間隔で設けられている。また、排水パイプ内
管34の端部には、配管342が設けられいる。この配
管342は、排水パイプ31の終端板314及び防水層
2に設けられた各々の開口を貫通し、第二実施例と同様
の連通管48と一緒になって外周排水管52に接続され
ている。尚、終端板341や防水層2の貫通部分は水漏
れが無いように、封止されている。
【0050】図9及び図10において、排水パイプ31
内に溜まった水の水位が高くなると、水は通水口341
を経由して排水パイプ内管34内に溜まり、配管342
を通って外周排水管5に排出される。この際、本実施例
においては、図2や図8に示す終端排水口315の代わ
りに、口径の大きな排水パイプ内管34及び配管342
を使用して排水パイプ31内の水を排出しているので、
さらに排水効率が良くなっている。
【0051】一方、灌水パイプ32に給水が行われた場
合、供給された水は、給水口321から流出して排水パ
イプ内管34に溜まる。この水は、通水口341から流
出して排水パイプ31内に溜まり、前述と同様に、多孔
質層4に水分を供給する。この際、排水パイプ31に供
給される水は、排水パイプ内管34によって管の長さ方
向に分散した後通水口341を経由して供給されるの
で、管の長さ方向に均一に水を供給することができる。
【0052】尚、図10及び図11に示すように、この
実施例では、パイプユニット層3中にも多孔質層形成ユ
ニット44と同様な枠体36が敷き詰められており、枠
体36の内部に通水性の良い砂や砂利が充填されてい
る。枠体36は、多孔質層形成ユニット44のものと同
様、段ボール用の板紙等の材質の他、プラスチックや金
属類等の材質で構成することが可能である。枠体36自
体は、透水性であってもよいし無くてもよい。さらに、
パイプユニット層3中にも、多孔質層4の多孔質層形成
材料45と同じ材料を充填するようにすることも可能で
ある。
【0053】次に、請求項14の発明の実施例について
説明する。前述した実施例では、多孔質層形成ユニット
44を配置して、これに多孔質層形成材料45を搬入敷
設する施工方法を採用している。このような方法も採用
可能な一つの方法であるが、グラウンドの使用開始まで
の時期を大幅に短縮する方法として、多孔質層形成ユニ
ット44を構成する箱状の枠体441の一つ一つに植生
を予め育成しておく方法がある。
【0054】即ち、前述した多孔質層形成ユニット44
を構成する枠体441の内部に多孔質層形成材料45を
充填し、充填された多孔質層形成材料45の表面付近に
種を撒いて植生を予め育成しておく。このような植生を
予め育成した枠体441を多数用意しておき、施工場所
に搬入して下地土壌1の上に並べて敷き詰めるようにす
るのである。ただ、このままだと枠体441の縁の部分
が表面に露出してしまうし、その縁の部分で植生が途切
れてしまうので、敷き詰めた枠体441の縁の部分も含
んで植生エリアの表面を覆うようにして砂等を撒いて表
層46を薄く形成するようにする。このようにして施工
を行えば、施工完了後殆ど直ちにグラウンドの使用を開
始することができ、従って、スポーツグラウンド全体の
工期を大幅に短縮することができる。
【0055】このような考え方の施工方法は、前記実施
例の排水システムの施工のみならず、植生が必要なスポ
ーツグラウンドの施工一般に適用可能である。即ち、上
記のような施工方法によれば、スポーツグラウンドの植
生部分の施工は、土壌の掘り起こし、箱状の枠体の敷き
詰め、表層の形成という三つのステップのみで終了し、
大幅に工期を短縮することができる。また尚、植生の施
工というとき、スポーツグラウンドを全く新しく施工す
る場合のみならず、既存の植生の植え代え(芝生の張り
替え等)の場合も含まれるのは勿論である。
【0056】このような施工方法を前記実施例の排水シ
ステムの施工以外に用いる場合の例としては、箱状の枠
体の内部に通常の土壌を充填し、その表面に芝生等の必
要な植生を育成して下地土壌の上に敷き詰めるようにす
る。下地土壌の排水環境が良好な場合はこのような構成
によっても望ましい結果が得られる場合がある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1又
は2の発明によれば、パイプユニット層の上に多孔質層
が形成されているので、グラウンド表面の水が素早くパ
イプユニット層に到達し、このため、多量の降水等があ
った場合でもグラウンド表面に水溜まりが出来たり、グ
ラウンド表面がぬかるみになったりすることが無い。ま
た、請求項3の発明によれば、上記請求項2の発明の効
果に加え、多孔質層中の肥料により植生の育成が促進さ
れので、さらに良好な結果を得ることができる。また、
請求項4の発明によれば、上記請求項1,2又は3の発
明の効果に加え、水の流れが垂直方向に規制されるの
で、排水の効率が向上するという効果が得られる。ま
た、請求項5の発明によれば、上記請求項4の発明の効
果に加え、細孔の部分に植生の根が捉えられるので、根
着強度が増し、グラウンド表面で激しい運動を行った場
合でも植生の剥離が無くなるという効果が得られる。ま
た、請求項6の発明によれば、上記請求項4又は5の発
明の効果に加え、苗床層を有するので、植生を種から育
成する際に好適なシステムとなるという効果が得られ
る。また、請求項7の発明によれば、上記請求項1,
2,3,4,5又は6の発明の効果に加え、グラウンド
表面の植生への灌水も行えるので、時期的に降水量が少
なくなる場所に好適に施工することができる。また、請
求項8の発明によれば、上記請求項7の発明の効果に加
え、排水された水がリサイクルされて再度利用されるの
で、水が節約できる効果がある。また、請求項9の発明
によれば、上記請求項7又は8の発明の効果に加え、温
暖な地中温度条件で育成する必要のある植生を寒冷地や
冬季においても育成することが可能となる。また、請求
項10の発明によれば、請求項1,2,3,4,5,
6,7,8又は9の発明の効果に加え、多孔質層中の補
助排水パイプによって排水性能が向上し、一時的に多量
の雨水があるような場所でも好適に施工することができ
る。また、請求項11又は12の発明によれば、請求項
4,5又は6の構成の排水システムを施工する際、他の
場所で組み立てられた多孔質層形成ユニットを施工場所
に搬入してこれに多孔質層形成材料を充填するだけで施
工が完了するので、施工が容易で工期が短くできるとい
う効果が得られる。また、請求項13の発明によれば、
パイプの嵌合動作のみで排水パイプと灌水パイプとを組
み合わせたパイプユニットが出来上がるので、組み立て
が容易で工期の短いパイプユニットとなる。さらに、請
求項14の発明によれば、施工後に植生が育つ期間を待
つ必要が無いので、施工完了から使用開始までの期間が
短くでき、スポーツグラウンド全体の工期を大幅に短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のスポーツグラウンド用排水システム
の第一実施例の構造を説明する断面概略図である。
【図2】図1に示す排水システムにおけるパイプユニッ
トを説明する断面概略図である。
【図3】図1の排水システムの多孔質層形成ユニットを
構成する枠体の斜視概略図である。
【図4】図1の排水システムの多孔質層形成ユニットに
おける垂直スロット部の構成を説明する斜視概略図であ
る。
【図5】図1及び図2に示す排水システムをサッカー場
に採用した場合の灌排水ラインの概略を説明する平面図
である。
【図6】多孔質層形成ユニットの配置位置について説明
する平面概略図である。
【図7】本願発明のスポーツグラウンド用排水システム
の第二実施例の構造を説明する断面概略図である。
【図8】図7に示す実施例の他の方向での断面概略図で
ある。
【図9】図7及び図8に示す排水システムをサッカー場
に採用した場合の平面概略図である。
【図10】本願発明のスポーツグラウンド用排水システ
ムの第三実施例の構造を説明する断面概略図である。
【図11】図10に示す実施例の他の方向での断面概略
図である。
【符号の説明】
1 下地土壌 2 防水層 3 パイプユニット層 30 パイプユニット 31 排水パイプ 32 灌水パイプ 33 ヒートユニット 4 多孔質層 41 保水層 42 根着層 43 苗床層 44 多孔質層形成ユニット 441 枠体 442 垂直スロット部 445 垂直スロット 446 細孔 45 多孔質層形成材料 46 表層 47 補助排水パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (54)【発明の名称】 スポーツグラウンド用排水システム及びこのシステムに使用される多孔質層形成ユニット、スポ ーツグラウンド用排水システムに使用されるパイプユニット並びにスポーツグラウンドの施工方 法

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芝生等の自然植生が施されるグラウンド
    表面から所定深さ掘り下げられた位置の下地土壌の上に
    施工されるスポーツグラウンド用排水システムであっ
    て、下地土壌の表面を防水する防水層と、防水層の上に
    位置するパイプユニット層中に配置された排水機能を有
    するパイプユニットと、パイプユニット層の上側であっ
    てグラウンド表面の下側に位置する非土壌性の多孔質層
    とから構成され、多孔質層は、前記自然植生の根が伸び
    る部分である根着層を有し、グラウンド表面から浸透す
    る水が、多孔質層を経由してパイプユニットによって外
    部に排出される構造であることを特徴とするスポーツグ
    ラウンド用排水システム。
  2. 【請求項2】 前記非土壌性の多孔質層は、踏み固め効
    果の無い粒状材料が敷き詰められることにより構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のスポーツグラウ
    ンド用排水システム。
  3. 【請求項3】 前記粒状材料には、粒状肥料が混ぜ合わ
    されていることを特徴とする請求項2記載のスポーツグ
    ラウンド用排水システム。
  4. 【請求項4】 前記多孔質層は、水の流れを上下方向に
    規制する垂直スロットを有していることを特徴とする請
    求項1,2又は3に記載のスポーツグラウンド用排水シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記垂直スロットは、グラウンド表面の
    植生の根が進入可能な大きさの細孔に区分されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載のスポーツグラウンド用
    排水システム。
  6. 【請求項6】 前記多孔質層は、下から順に、保水層
    と、根着層と、苗床層とに区分され、前記垂直スロット
    は根着層の部分に設けられていることを特徴とする請求
    項4又は5に記載のスポーツグラウンド用排水システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記パイプユニットは、前記排水機能と
    ともに潅水機能を有し、前記多孔質層に水分を供給する
    ことができるように構成されている請求項1,2,3,
    4,5又は6に記載のスポーツグラウンド用排水システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記パイプユニットは、排水パイプと潅
    水パイプとよりなり、排水パイプから排出された水をさ
    らに潅水パイプに供給するリサイクルを行うものである
    ことを特徴とする請求項7に記載のスポーツグラウンド
    用排水システム。
  9. 【請求項9】 前記パイプユニットは、供給する水を加
    熱するヒートユニットを備えていることを特徴とする請
    求項7又は8に記載のスポーツグラウンド用排水システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記多孔質層中に、補助排水パイプが
    埋設されていることを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8又は9に記載のスポーツグラウンド
    用排水システム。
  11. 【請求項11】 請求項4,5又は6記載の構成におけ
    る多孔質層を形成する多孔質層形成ユニットであって、
    必要な箇所が透水性を有するよう形成された枠体と、こ
    の枠体に保持された垂直スロット部とから構成され、予
    め他の場所で組み立てられてスポーツグラウンドに搬送
    されて施工されるものであることを特徴とする多孔質層
    形成ユニット。
  12. 【請求項12】 紙又は必要な場所に孔が開けられたプ
    ラスチックで形成されていることを特徴とする請求項1
    1記載の多孔質層形成ユニット。
  13. 【請求項13】 芝生等の自然植生が施されるグラウン
    ド表面から所定深さ掘り下げられた位置の下地土壌の上
    に施工されるスポーツグラウンド用排水システムに使用
    されるパイプユニットであって、排水が流入する排水口
    を有し外部排水施設に連通する排水パイプと、給水ライ
    ンから供給される水を流出させる給水口を有する潅水パ
    イプとを組み合わせて構成されたパイプユニットにおい
    て、一方のパイプは凹部を有し、他方のパイプの外径は
    この凹部に適合する大きさであって、当該一方のパイプ
    に他方のパイプが嵌め込まれることにより両者が組み合
    わされていることを特徴とするパイプユニット。
  14. 【請求項14】 芝生等の自然植生が施されるスポーツ
    グラウンドを施工する方法であって、透水性を有するよ
    う形成されるとともに上面が開口である箱状の枠体の内
    部に育成材料を予め充填し、充填された育成材料の表面
    に植生を予め育成しておき、施工する場所にこの状態の
    枠体を多数搬入して下地土壌の上に並べて敷き詰め、そ
    の後、枠体の縁の部分も含んで所定の厚さの表層で植生
    エリアを覆うことを特徴とするスポーツグラウンドの施
    工方法。
JP6179590A 1993-11-04 1994-07-07 スポーツグラウンド用排水システム及びこのシステムに使用される多孔質層形成ユニット、スポーツグラウンド用排水システムに使用されるパイプユニット並びにスポーツグラウンドの施工方法 Expired - Lifetime JP2631958B2 (ja)

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