JP2001098633A - 雨水貯留構造物と雨水貯留工法 - Google Patents

雨水貯留構造物と雨水貯留工法

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JP2001098633A JP27843299A JP27843299A JP2001098633A JP 2001098633 A JP2001098633 A JP 2001098633A JP 27843299 A JP27843299 A JP 27843299A JP 27843299 A JP27843299 A JP 27843299A JP 2001098633 A JP2001098633 A JP 2001098633A
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Tetsuo Kotani
鐵穂 小谷
Shingo Matsumoto
眞吾 松本
Takuya Matsumoto
琢弥 松本
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KANKYO KIKAKU 21 KK
SIGMA GAL MEASUREMENT CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物の植生条件に不向きな場所であって、維
持管理コストが多大になるような場所においても、雨水
を利用して植物の安定した生育に好ましい植生条件を形
成し、手入れの労力と維持管理コストを低減できる雨水
貯留構造物と雨水貯留工法を提供する。 【解決手段】 表面に植生可能な透水層1と、この透水
層1の下方にあって内部に貯水可能な硬質樹脂発泡体層
からなる貯水槽5とを有する。この貯水槽5から透水層
1に向けて水を上昇可能な機構を備える雨水貯留構造物
とその工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雨水貯留構造物と雨
水貯留工法に関し、詳しくは、雨水を利用して表面に植
物の安定した生育を可能にする雨水貯留構造物と雨水貯
留工法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフコースには芝生が植生されてお
り、プレーヤーがプレーし易いように、その高さは一定
以下に維持管理されている。特にパットグリーンと言わ
れるパット場での芝生は、短く刈り込みが行われるな
ど、入念に手入れされ維持管理されている。
【0003】ところで、我が国ゴルフ場ではこれまで病
虫害にも強く、維持管理し易いことから高麗芝が多用さ
れている。しかし、高麗芝は芝生として幾分硬質(腰が
強い)であるため、パットグリーンとしては、ボールの
進行に対する抵抗が大きく、ボールの転がり性が悪いと
いう問題があり、不規則な転がりをもたらすなど、プレ
ーヤーに好まれないという問題がある。又、高麗芝は冬
枯れして変色し、グリーンとしてのみずみずしさを失う
という欠点もある。
【0004】そこでパットグリーンとしては、腰が弱
く、ボールの進行に対して抵抗が少なく、も冬季でも変
色しないベント芝(ベントグラス)の植生が好まれてお
り、ベント芝によってパットグリーンを構成するゴルフ
場も増加している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベント
芝は多量の水(最低、1日2回の散水が必要)と適度な
水はけを有し、かつ比較的低温の土地を好むため、スプ
リンクラーの設置を要する等、散水作業を頻繁に行わな
ければならず、手入れが面倒であり、特に山岳地域に設
定されたコースでは、手入れが極めて面倒で維持管理コ
ストも高く、経済的な面からは極めて不利なものとなら
ざるを得ない。
【0006】そこで、本発明の目的は、ベント芝などの
植生条件に不向きな場所であって、維持管理コストが多
大になるような場所においても、雨水を利用してベント
芝などの安定した生育に好ましい植生条件を形成し、手
入れの労力と維持管理コストを低減できる雨水貯留構造
物と雨水貯留工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は各請求項記載
の発明により達成される。すなわち、本発明に係る雨水
貯留構造物の特徴構成は、表面に植生可能な透水層と、
この透水層の下方にあって内部に貯水可能な硬質樹脂発
泡体層からなる貯水槽とを有すると共に、この貯水槽か
ら前記透水層に向けて水を上昇可能な機構を備えること
にある。
【0008】この構成によれば、貯水槽に蓄えられた水
を透水層にもたらすことができるので、透水層表面に植
生を形成したとしても、植生を乾燥状態から確実に保護
できると共に、透水層表面からの水分の蒸発による低温
化をもたらし、逆に雨量の多い場合には表層を形成する
透水層からその下方に位置する貯水槽に向けて通水でき
るので、雨量の多いことによる植生への悪影響などの弊
害を確実に回避できる。
【0009】その結果、ベント芝などの植生条件に不向
きな場所であって、維持管理コストが多大になるような
場所においても、雨水を利用してベント芝などの安定し
た生育に好ましい植生条件を形成し、手入れの労力と維
持管理コストを低減できる雨水貯留構造物を提供するこ
とができた。
【0010】前記透水層と貯水槽との間に、この貯水槽
から前記透水層に向けて水を上昇可能な浸透性樹脂層を
有することが好ましい。
【0011】この構成によれば、透水層と貯水槽の双方
に対して水を通流容易とすることができ、しかもある程
度の強度が確保できると共に、コスト的にも低く抑える
ことができて都合がよい。
【0012】前記浸透性樹脂層が、複数の通水孔を有す
ると共に、この通水孔に前記浸透性樹脂層より下方の水
を上昇可能な繊維束が挿入されていることが好ましい。
【0013】この構成によれば、繊維束に形成される毛
細管現象を利用できるので、貯水槽から確実に水を吸い
上げることができ、常時適量の水分を透水層に送り込む
ことができて都合がよい。
【0014】前記透水層がサンドグリーンからなると共
に、前記貯水槽がポリスチレン発泡体樹脂製のブロック
から構成されていることが好ましい。
【0015】この構成によれば、パット場として利用可
能であると共に、ポリスチレン発泡体樹脂が強度的に優
れ、製造も容易で、製造コストを低くできて都合がよ
い。
【0016】前記貯水槽の下部に、地面凹所の全部また
は一部を被覆するシート状の遮水材が配置されているこ
とが好ましい。
【0017】この構成によれば、容易に所定水量を貯水
槽に確保できて都合がよい。
【0018】更に、本発明に係る雨水貯留工法の特徴構
成は、地面凹所を遮水材により被覆すると共にこの遮水
材上に貯水槽を設置し、この貯水槽から上方に向けて貯
水を上昇可能な機構を設け、ついで表面に植生可能な透
水層を設置することにある。
【0019】この構成によれば、透水層表面に植生を形
成したとしても、植生を乾燥状態から確実に保護できる
と共に、透水層表面からの水分の蒸発による低温化をも
たらし、逆に雨量の多い場合には表層を形成する透水層
からその下方に位置する貯水槽に向けて通水できる雨水
貯留構造物を設置することができる。
【0020】その結果、ベント芝などの植生条件に不向
きな場所であって、維持管理コストが多大になるような
場所においても、雨水を利用してベント芝などの安定し
た生育に好ましい植生条件を形成し、手入れの労力と維
持管理コストを低減できる雨水貯留工法を提供すること
ができた。
【0021】前記透水層と貯水槽との間に、この貯水槽
から前記透水層に向けて水を上昇可能な浸透性樹脂層を
設置することが好ましい。
【0022】この構成によれば、透水層と貯水槽の双方
に対して水を通流容易とすることができるからである。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る雨水
貯留構造物の断面構造を示す。以下に、本実施形態に係
る雨水貯留構造物をゴルフ場のパットグリーンに適用し
た例を基に説明する。
【0024】この雨水貯留構造物は、上部に水捌けの良
い砂層から構成された、いわゆるサンドグリーンからな
る透水層1を備えていて、その最上面はベント芝など各
種芝が植生可能になっている。透水層1の下面は砂粒子
が下方の貯水槽の方に落下しないように目の細かいサン
ドフィルター層2が配置されており、更にサンドフィル
ター層2の下面側には薄い不織布からなる保水用マット
3が配置されている。この保水用マット3によって、後
述する貯水槽から汲み上げられた水分が透水層1中に浸
透し易いように、一時保水されるようになっている。
【0025】更に、保水用マット3の下方には、上下方
向に貫通する多数の通水孔4aが穿かれて水を上下方向
に移動し易くされた浸透性樹脂層である発泡スチロール
樹脂(ポリスチレン発泡体樹脂)層4が配置されてい
る。更に、この通水孔4aの内部に縒り紐状の繊維束4
bが挿入されていることが好ましい。このようにするこ
とにより、繊維束4bによって生じる毛細管現象を利用
することができ、次に説明する下方の貯水槽からの水を
サンドグリーンに吸い上げ易くなって都合がよい。サン
ドグリーンに常時水を吸い上げておくことによって、透
水層の最上面から水が蒸発する際に気化熱を奪うことに
なり、植生個所に低温をもたらして好ましい。尚、縒り
紐状の繊維束4bとしては、ポリエステル織布その他の
各種樹脂、繊維などを使用できる。
【0026】浸透性を有する発泡スチロール樹脂層4
は、通水孔を形成したものの他に、例えば発泡ビーズを
空隙を設けて接着ないし融着したものでもよく、径が数
mm〜数十mmのストリップ状の発泡ポリスチレンを接
着ないし融着して板状体やブロックとしたものであって
もよい。
【0027】この発泡スチロール樹脂層4の更に下方に
は、複数の発泡スチロール樹脂製ブロック5aからなる
貯水槽5が配置されている。この貯水槽5は、図2に拡
大して示すように、略正方形をした上下に貫通する凹所
5bが4個所形成された平面視略正方形のブロック5a
を9個組み合わせて構成されている。そして、これら各
ブロック5aの4隅が集合する個所の上部に、接続治具
6が取り付けられていて、各ブロック5aが互いに離間
するのを阻止されている。更に、ブロック5aの下部側
壁には、複数個のスリット5cが形成されていて、貯水
された水が互いのブロック5a間を流通・移動できるよ
うになっている。
【0028】貯水槽5を構成する発泡スチロール樹脂
は、ある程度の強度を確保するため適度の密度を有する
ことが必要である。すなわち、その密度が10〜50k
g/m 3 であることが好適であり、密度が10kg/m
3 未満である場合には、ブロックの圧縮強度が十分では
なく、50kg/m3 を超えると大きなブロックとした
場合、重量が大きくなり、作業性が低下するので好まし
くない。
【0029】貯水槽5の下辺には、防水機能を有するゴ
ム製あるいは樹脂製の遮水材である遮水シート7が配置
されており、貯水槽5での貯水を確保できるようになっ
ている。この遮水シート7は、貯水槽5の底面だけでな
く、側面を含む雨水貯留構造物の側壁を包むように配置
される。つまり、雨水貯留構造物を設置すべく地面を掘
削して凹所を形成した後、この凹所の全部または一部を
被覆するように遮水シート7を配置する。このようにす
ることによって、貯水槽5あるいはこれを含む更に上方
位置にまで水位Hを維持でき、多量の雨水を貯蔵できて
都合がよい。貯水量については、本雨水貯留構造物の側
部に水位計9を設置できる有底の穴8を形成しておき、
常時水位Hを検出できるようにして、適時モニタすると
便利である。この穴8は貯水槽5の底部と連通している
が、これは遮水シート7の1個所または数個所から配管
を導出すると共に、導出個所をシールして構成されてい
る。尚、施工後、穴8は、図示はしないがこの穴8に嵌
合可能な蓋によって閉鎖される。尚、図番13は、穴8
の周辺を形成する構成部分であり、発泡スチロールの廃
材その他の充填材からなる。
【0030】更に、雨水貯留構造物の側壁側に、貯水槽
5に連通する配管10により直接水を補給できる給水口
11を設けておき、日照りが続き、乾燥状態が長く続く
ような場合に、適時に水を補給できるようにすることが
好ましい。このようにすると、異常気象時においてもベ
ント芝の植生を安定に維持できるので、ベント芝を枯ら
すことなく、ゴルフプレーヤーのプレーを確保できて都
合がよい。水の補給は、夏季の乾燥が激しい季節におい
ても、週に1回程度の給水とすることができる。この場
合、給水口11からは水のみならず芝の生育に必要な肥
料を混在させて、給水と共に肥料あるいは殺菌剤などを
送給するようにしてもよい。尚、給水口11からの給水
を、水位計9の検出結果に応じて自動的に所定量給水で
きるようにすると、一層便利である。
【0031】もっとも、雨天が続き大量の雨水が浸透し
て水位Hが上昇したままの状態が続く場合は、かえって
ベント芝の植生に害を及ぼしたり、ゴルフプレーヤーの
プレーに支障をきたすことになるので、所定水位を越え
てオーバーフローする水量について、前記穴8から排水
可能な側溝12を形成しておくと、常時所定水位を確保
できて好ましい。
【0032】次に、本実施形態に係る雨水貯留構造物を
用いた雨水貯留工法を説明する。まず、パット場に本実
施形態の雨水貯留構造物を埋設できる凹所(ピット)を
予め掘削しておき、このピット内に遮水シート7を敷き
つめて、この遮水シート7上にブロック5aを所定個数
載置し、接続治具6を用いてブロック5aを互いに固定
する。あるいは、遮水シート7上に発泡スチロール製の
ブロック5aの複数個を載置して、互いに接続治具6を
用いて固定して形成した貯水槽5を、遮水シートと共に
ピットに埋設してもよい。
【0033】次に、多数の通水孔4aが形成された浸透
性樹脂層である発泡スチロール樹脂層4を貯水槽5上に
載置する。更にその上面に、保水用マット3、次いでサ
ンドフィルター層2を載置して、その上にサンドグリー
ンを充填して透水層を形成する。サンドグリーンを所定
硬度に突き固めた後、施肥すると共にベント芝を植えつ
けるようにする。このようにして作成したパットグリー
ンに、水位計により監視しながら所定水位に達するまで
散水して貯留工法を終了する。
【0034】
【実施例】内部に4個の凹所を形成した、大きさ1,0
00×1,000×250(mm)の発泡スチロール製
からなるブロック9個を組み合わせると共に、これをゴ
ム製遮水シート上に載置して貯水槽を作成した。その上
に、厚み100mm、かつ多数の貫通孔を内部に有する
発泡スチロール製からなる浸透性樹脂層を配置した。そ
の貫通孔には樹脂繊維を縒って束状にしたものを、貯水
槽内部達する長さにして挿入した。この上面に不織布か
らなる保水用マットを配置すると共に、その上にサンド
フィルターを載置し、更に約250mm厚みにサンドグ
リーンを敷きつめ、適量な施肥をすると共に最上面にベ
ント芝を植え込み、散水してパットグリーンを作成完了
した。ベント芝の場合、その根は土中深さ50〜60m
m程度しか伸張しないため、深さ250mm程度のサン
ドグリーンであれば、生育層として十分である。
【0035】数週間、ベント芝の養生を行った後、根付
きを確認でき、プレーできるに至った。
【0036】〔別実施の形態〕 (1) 上記実施形態では、本発明をゴルフ場のパット
グリーンの形成に適用した例を示したが、もとより本発
明はこれに限定されるものではなく、本発明に係る雨水
貯留構造物の略上面に植生を形成するような場合に広く
適用でき、特に保水性に乏しい砂漠のような乾燥地帯や
火山灰土壌地帯での栽培、公園内に設けた築山の緑化な
どにも適用できる。
【0037】(2) 上記実施形態では、貯水槽を構成
するブロックが図2で9個からなる例を示したが、その
個数に制限はなく、設置面積、その他の場所的条件によ
り1個のブロックでもよいし、更に多数個のブロックを
組み合わせたものでもよい。
【0038】ブロックの形状も、上記実施形態では、略
平面視で正方形である例を示したが、これに限定される
ものではなく、平面視三角形、六角形、その他の多角形
を構成していてもよいし、丸みを持った形であってもよ
い。更に、個々のブロックあるいは複数のブロックを組
み合わせた形状も、遮水シートとの組み合わせにより貯
水機能を備えればよく、六角形のブロックを組み合わせ
てハニカム状に構成する等、種々の形状が考えられる。
【0039】(3) 上記実施形態では、貯水槽を構成
する樹脂として発泡スチロールを用いた例を示したが、
これに限定されることなく、硬質ポリウレタン発泡体樹
脂、その他各種発泡体樹脂を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の雨水貯留構造物の断面図
【図2】図1の雨水貯留構造物を構成する貯水槽と遮水
シートを示す拡大斜視図
【図3】図1の雨水貯留構造物の部分断面図
【符号の説明】
1 透水層(サンドグリーン) 4 浸透性樹脂層 4a 通水孔 5 貯水槽 5a ブロック 7 遮水材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 鐵穂 大阪府大阪市西区立売堀4丁目6番9号 サンロックビル 株式会社環境企画二十一 内 (72)発明者 松本 眞吾 大阪府大阪市阿倍野区昭和町1丁目3番28 号 森田ビル シグマ・ガル株式会社内 (72)発明者 松本 琢弥 大阪府大阪市住吉区山之内3丁目7番14号 松本機材産業株式会社内 Fターム(参考) 2D063 AA01 AA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に植生可能な透水層と、この透水層
    の下方にあって内部に貯水可能な硬質樹脂発泡体層から
    なる貯水槽とを有すると共に、この貯水槽から前記透水
    層に向けて水を上昇可能な機構を備える雨水貯留構造
    物。
  2. 【請求項2】 前記透水層と貯水槽との間に、この貯水
    槽から前記透水層に向けて水を上昇可能な浸透性樹脂層
    を有する請求項1の雨水貯留構造物。
  3. 【請求項3】 前記浸透性樹脂層が、複数の通水孔を有
    すると共に、この通水孔に前記浸透性樹脂層より下方の
    水を上昇可能な繊維束が挿入されている請求項2の雨水
    貯留構造物。
  4. 【請求項4】 前記透水層がサンドグリーンからなると
    共に、前記貯水槽がポリスチレン発泡体樹脂製のブロッ
    クから構成されている請求項1〜3のいずれか1の雨水
    貯留構造物。
  5. 【請求項5】 前記貯水槽の下部に、地面凹所の全部ま
    たは一部を被覆するシート状の遮水材が配置されている
    請求項1〜4のいずれか1の雨水貯留構造物。
  6. 【請求項6】 地面凹所を遮水材により被覆すると共に
    この遮水材上に貯水槽を設置し、この貯水槽から上方に
    向けて貯水を上昇可能な機構を設け、ついで表面に植生
    可能な透水層を設置する雨水貯留工法。
  7. 【請求項7】 前記透水層と貯水槽との間に、この貯水
    槽から前記透水層に向けて水を上昇可能な浸透性樹脂層
    を設置する請求項6の雨水貯留工法。
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