JPH0342042B2 - - Google Patents

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JPH0342042B2
JPH0342042B2 JP60169909A JP16990985A JPH0342042B2 JP H0342042 B2 JPH0342042 B2 JP H0342042B2 JP 60169909 A JP60169909 A JP 60169909A JP 16990985 A JP16990985 A JP 16990985A JP H0342042 B2 JPH0342042 B2 JP H0342042B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、ビルの屋上等に芝生等を広い面積
で植生させるための構造体の構造の技術分野に属
する。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の発明は、プラスチツク製等
の箱型のフレームに踏力やゴルフのインパクト等
の下向荷重が印加され得る露天状態の芝生等を植
生させる土壌を収納させ、これらのフレームを横
に所定数複数個相互に設けてビルの屋上等にセツ
トした植生物育成構造体に関する発明であり、特
に、該種フレームが下側にフイルタを設けてその
最下部のフレームが下側に芝生の根の部分等に対
する保水層の土壌をフイルタ上に収納載置するよ
うにされ、一方、上側のフレームのフイルタには
芝生等を直接成長させる植生層のの土壌を収納載
置しており、これらの上下のフレームの間には高
さ調整可能であるようなスペーサが設けられて両
フレーム間に空気層を介装させるようにし、更に
は、上下のフレームの間に中間層の土壌をフイル
タ上に載置したフレームが少くとも1段のスペー
サにより介装させるこことが出来るようにした植
生物育成構造体に係る発明である。
〈従来の技術〉 周知の如く、都市、或は、その近郊に於いて
は、自然地勢が人工的に広く、且つ、高度に利用
されているために、緑地が少く、国土開発、産業
促進が優先されて環境性備が後退し兼ねない傾向
にあり、特に、近時、所謂緑化問題が叫ばれるほ
ど大きな問題になつている。
そこで、民生家屋の狭隘な庭やマンシヨンのベ
ランダ、テラスは勿論のこと、ビルの屋上等に細
やかな人工庭園や花壇鉢植棚を設けて果菜や芝生
等の植生を設けるようにして自然の緑地を確保す
るようにしている。
しかしながら、かかる小規模の花壇や鉢植棚の
陳列による緑地配列の程度やミニ庭園の芝生は観
賞用や趣味の域を出ず、充分な歩行を可能にする
庭園やゴルフ練習が出来るほどの実用性を有する
面積の緑化現出を図るには至つていない。
これに対処するに、ビル屋上に人工芝を敷設す
る等の態様もあるが、小時間の散策やゴルフ練習
には適うものの、光合成による炭酸同化作用や酸
素呼等の生理作用がなく、本来的な環境整備に沿
うところの緑化施設には程遠いものであり、自然
の芝生や果菜類の植成には及ばないものであつ
た。
そこで、近時、プラスチツク製等の所定サイズ
の方形枠に植生用の土壌を充填して芝生やクロー
バー、笹、或は、苔等の地域植物を植生層にさせ
るようにしてこれらをビルの屋上に設定数多数相
互に相隣らせてセツトし、相当の面積を緑で被う
ようにし、全体的にフラツトな地域にすることに
より、これらの植生層面上を歩くことが出来るよ
うにした一種のセミ人工庭園等を造園する技術も
開発されてはいる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 さりながら、該種のセミ人工庭園に於いては、
その基盤を成しているビルの屋上等が当然のこと
ながら、防水性であるため、その上面に多数載置
される方形枠状のフレーム群に対しては何ら保水
能力がなく、各フレームも従来の一種の鉢植え同
様に水捌けが良いために、広範な庭園面積に対す
る散水を頻繁に行わねばならず、その作業が極め
て煩瑣である難点があるうえに、相当な厚みの植
生用の土壌を充填しなければ反復して印加される
踏み付け圧力により、その土壌中に育成される植
物の根が印加される圧力に耐えられず、育成が停
止し、結果的に、芝生等の植生が設計通りの成長
をなし得ないという欠点があつた。
そして、実然の植生層に近い造園技術からみる
と、頻繁に印加される植生層面に対する圧力が土
壌中に本来的に保有されねばならない微細な無数
の空気層保有の間〓を経時的に潰して芝生等の根
に対する弾力性を削減し、又、窒息状態にすると
いう不都合さがあつた。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく
都市部に於けるビル屋上等に形成される緑化植生
物の育成の問題点を解消すべき技術的課題とし、
著しく厚い土壌層を設けずとも、土壌の下部の固
化を阻止し、植生層の根に対する弾力性を保持
し、空気供給を維持し、更に、水捌けが良いにも
かかわらず、保水性を充分に維持することが出来
るようにし、通常の自然の植生層同様に散策やゴ
ルフ練習等が充分に行えながらも、該植生層の育
成が図られるようにして建設産業における緑化技
術利用分野に益する優れた植生物育成構造体を提
供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの出願の発明の構成は、前述課題を解決する
ために、例えば、ビルの屋上、マンシヨンの廊
下、或は、イベント会場、テラス、民生木造住宅
の狭隘な坪庭等の庭先に、先ず、最も下側に水捌
け用の排水溝等を形成するようにし、上下方向に
剛なスペーサを介して最下層の方形のプラスチツ
ク製等のフレームのフイルタに設定厚さの保水層
の土壌を収納載置し、更に、上下方向剛な他のス
ペーサを介して上部の同じくプラスチツク製等の
方形等のフレームに植生用の土壌をそのフイルタ
上に収納載置して種子、或は、直接植え付けによ
り芝生等の植物を育成させ、このような上下の方
形等のフレームを各ユニツトごとに横方向に設定
数複数相隣つて隣接状態でセツトして所定の広さ
の面積にし、上部の植生用の土壌に於ける植物の
成長を促進するようにし、その間、上部より均一
に散水することにより、水は上部の植生層用の土
壌を通り、フイルタを介して下側の保水層の土壌
に充分に滲み込み、余剰の水は更に落下して排水
溝等から適宜に排水されるようにされ、而して、
下側のフレームの保水層の土壌と上側の植生層の
土壌のフレームとの間には空気層が介装されて保
水層の土壌に植生層の土壌から伸びて成長する根
に対する水の補給と酸素の補給が充分に行われ、
又、植生層の土壌上に頻繁に踏付け力やゴルフの
パツトの練習等によるインパクト等の下向荷重が
衝撃的に頻繁に印加されても、これらの力が上下
方向剛なスペーサを介して下部の構造体に吸収さ
れて植生層の土壌や中間層の土壌には及ばず、し
たがつて、保水層の根の育成機能には全く影響が
無いようにし、更には、保水層の土壌と植生層の
土壌との間には高さ調節可能であるような上下方
向剛なスペーサを介してフイルタ上に中間層の土
壌を載置している少くとも1段の中間層のフレー
ムが設けられるようにして上述機能がより更に促
進され、それほどの厚さを形成しないまでも、自
然の植生同様に人工庭園式の植生エリヤが得られ
るようにした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を図面に基づい
て説明すれば以下の通りである。
第1〜8図に示す実施例において、1はこの出
願の発明の要旨を成す植生物育成構造体であり、
当該態様はビルの屋上、或は、マンシヨンの廊
下、イベント会場、テラス等にセツトして形成す
る人工芝植成に供するものであり、ビルの屋上2
に対して設置される排水パネル3とその上部に下
側から保水層4、中間層5、植生層6が上下方向
に充分な剛なスペーサ7,8を介して4段に積層
状にされており、各ユニツト層は水平方向に、可
及的に広く相隣つて隈無く隣接して敷設するよう
にされている。
そして、各ユニツト層のフレームはプラスチツ
ク製であつて、充分な強度を有しており、特に、
上下方向では人の歩行やゴルフのパツト等の重力
や衝撃荷重に充分に耐えるような強度に形成され
ている。
又、各ユニツト層の形状は、第7,8図に示す
様な方形の設定サイズに均一に形成されており、
排水パネル3は当該第7,8図に示す様に、その
中央部に一つの辺の方向に沿つて段差部9,9を
介して排水溝10が形成され、左右から排水溝1
0に対し緩い傾斜の斜面11,11が形成され、
該排水溝10には粗い孔が多数設けられている発
泡スチロール製のバルクヘツド9尭が設けられて
一気に排水がされないようにされている。
そして、ビルの屋上2には第4,5図に示す様
な前記スペーサ7が立設状にセツトされ、そのネ
ジ13を有するスタンド14が高さ調節ネジ15
を有すると共に、上部に十文字状のノツチ16を
有するスペーサ本体17が螺合されるようにされ
て取付孔18,18…図示しないスタツドボルト
で定位置にてビルの屋上2に固定され、第8図に
示す様に、周囲に上記排水パネル3の隅部が横桁
12を介して寄せ集められてセツトされるように
されている。
而して、スペーサ7のネジ13に、第1,3図
に示す様な設定高さにカラー19,19…を螺合
させて上記排水パネル3と平面視同一サイズの多
孔性のフイルタ20がセツトされ、上記スタンド
14にスペーサ本体17が螺合されてネジ15に
より高さを固定され、フイルタ20上に小石や砂
利21等を設定厚さの薄い層で敷いて、更に、そ
の上にスペーサ7の高さには至らない設計高さで
根育成用の保水層4の土壌22を突き詰めないよ
うに軽く充填収納載置する。
このようにして保水層4を形成する。
次に、各スペーサ7の上部に形成させた十文字
状のノツチ16に対し、各ユニツトは上記排水パ
ネル3と平面視同一サイズのプラスチツク製の方
形のフレーム23を嵌着させて各フレーム23,
23…が相隣つて相互に密着するようにセツトさ
れる。
而して、各フレーム23はその内部に直交する
設定数の多数のグリツド24,24…が格子状に
交叉してフレーム23と一体的に成形されている
と共に、下側には所定メツシユのフイルタ25が
同じく一体成形されている。
そして、各フレーム23,23の密着されて相
隣る交叉部にて上記スペーサ7の上部に第6図に
示す他のスペーサ8が嵌着して立設されている。
該スペーサ8は、当該第6図に示す様に、上記
スペーサ7のスペーサ本体17と同様に内側に高
さ調節ネジ15を有し、先端に十文字状のノツチ
16を有する他のスペーサ本体17,17が一対
逆姿勢にしてボルト26に螺合することにより両
者の高さが調節自在にされるようにされている。
而して、上記フレーム23の角部に各スペーサ
8を嵌着立設し、設定高さまで詰め込まないよう
にして根成長用の中間層5の土壌27を充填す
る。
そして、上部のスペーサ本体17のノツチ16
に対して第2図に示す様に、平面視で排水パネル
3、方形フレーム23と同一サイズのプラスチツ
ク製の方形枠状のフレーム28が嵌着セツトされ
るようにされている。
尚、該方形枠28内には、上記フレーム23同
様に設定数多数の直交するグリツド24,24…
が交叉して一体成形されており、スペーサ8,8
…に対する嵌着前に設定メツシユの、例えば、ポ
リエステル製のフイルタ29が各グリツド24,
24…の間に嵌着セツトされている。
そして、当該フレーム28の外側に上記スペー
サ8のノツチ16を介してやや大きい方形状のホ
ルダフレーム30が嵌着されてフレーム28のフ
イルタ29上に設定高さの植生層土壌31を充填
し、植生層6を形成するようにしている。
したがつて、第1図に示す様に、保水層4と中
間層5との間、及び、該中間層5と植生層6との
間に設定厚さの空気層32,32が2層形成され
るようにされている。
上述構成において、ビルの屋上2に上記植生物
育成構造体1をセツトし、その植生層6の土壌3
1の表面に芝の種を蒔くか、その苗を植える等し
て散水して芝33を植生し、該散水を定期的、不
定期的に行うと、散水された水は植生層6の土壌
31を通り、フレーム28のフイルタ29を通つ
て空気層32を落下して中間層5の土壌27中に
浸漬し、フレーム23のフイルタ25を通つて落
下し、保水層4の土壌22の中に浸透して保水状
態になり、保水量をオーバーする水分はフイルタ
20を通り、排水パネル3の斜面11,11を降
下して排水溝10より適宜に排水される。
尚、この場合、該排水溝10にはウレタンフオ
ーム9尭が充填されているために一気には排水さ
れず、適宜に貯溜されて蒸発によりフイルタ20
を介し保水層土壌22に対しこの保水能力を充分
に維持させるように機能する。
したがつて、第1図に示す様に、最上段の植生
層6の土壌31にて成長する芝生33の根34は
次第に下方に向けて成長し、フイルタ29のメツ
シユを貫通し、空気層32を通り、更に、中間層
5の土壌27にその成長を進めていき、更に、フ
イルタ25のメツシユを貫通して空気層31を通
り、保水層4の土壌22内にて充分に充密状に育
成されて水分を吸収する。
又、空気層32,32が上下2層介装されてい
るために、保水層4の土壌22、及び、中間層5
の土壌27、植生層6の土壌31の空気保有量は
充分に保たれて根34に対する酸素供給は充分に
保証され、芝生33の成長は促進される。
又、最上段に成育する芝生33の成長に伴い、
散策、或は、ゴルフのパツト練習等に供されて、
それ相当の重力荷重やインパクト荷重が印加され
てもこれらの荷重はスペーサ7,8を介してダイ
レクトに下部構造物に伝達吸収されて中間層5の
土壌27、及び、保水層4の土壌22、就中、保
水層4の土壌22に対する該種印加荷重は全く及
ばず、又、中間層5の空気層32,32があるた
めに、各土壌22,27は締め固め作用等が付与
されずに、初期の充分な間〓を保有した状態が維
持され、根34の成長は自然の植生同様に全く何
ら阻害が与えられない状態で充分な成長が付与さ
れる。
尚、上述実施例における空気層32,32、或
は、各土壌22,27,31の厚さはスペーサ
7,8のボルト13,26に対する昇降調整で設
計通りの厚さにすることが可能である。
而して、上述実施例は土壌を3段にして植生層
6、中間層5、保水層4にした態様であるが、植
生層6の土壌の下側に土壌に対する落下防止のフ
イルタに対し中間層5の空気層を介装する構造で
あれば、上述実施例の3層に限らず、2層、1層
でも良く、例えば、第9図に示す実施例では第1
図に示す実施例の最上段のの植生層6を形成させ
るフレーム28を設けて一つの1段のスペーサ7
の下側に直接排水パネル3を設置し、第1図の実
施例同様にその上に小石、砂利21を設けられる
ようにした態様であり、当該態様は土壌が2層、
空気層が1層となる態様である。
又、第10図に示す実施例は、第1図に示す実
施例に於ける排水パネル3の上部にフイルタ2
0、及び、フイルタ25付きのグリツド24を設
けるだけにし、当該グリツド24上に植生層6の
土壌31を載置して植生させるようにするように
した態様であり、土壌は2層であるが、空気層は
1層にし得る態様である。
又、上述第1,9,10図に示す実施例は既存
のビルの屋上やマンシヨンの廊下、テラス等に新
設してセツトする態様であるが、ビルの新築時に
最初からセツトする場合には、第11図に示す様
に、例えば、ビルの屋上2に対し防水シート35
をコンクリート中に埋設し、その最上面に排水溝
36を形成してフイルタ37を載置し、その後、
上述同様にスペーサ7,7…を介して第1図に示
す最上段のフレーム28を嵌着させ、各グリツド
24間にフイルタ29,29…をセツトしてその
上部に植生層6の土壌31を載置するようにする
ことが出来る態様であり、例えば、コスト的な面
からみると、第9図の態様が最もコスト高にな
り、第11図の態様では低コストで、第10図の
場合はその中間である等でコスト的な選択が可能
になる。
而して、上述第9,10図に示す実施例に於て
は第1,3図に示したカラー19の代りに高低用
調節ナツト35を用いてスペーサ7の高低を出し
ており、該調節ナツト35は第12,13,14
図に示す様にスペーサ17の下側にてネジ13に
螺合されてスタンド14からのスペーサ17の高
さを調節するようにされると共に四方に一体的に
延設したボス35,35…の各突起36に第15
図に示す横桁12の端部の孔37を嵌着係合して
各横桁12上にフイルタ20やグリツド24を載
置するようにした態様である。
尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例
に限るものではないことは勿論であり、例えば、
各フレームに自動散水装置を設ける等種々の態様
が採用可能である。
又、適用対象の植生物の地被物は芝生に限ら
ず、先述した如く、クローバーや笹、苔等にも適
用出来、設計によつては果菜類等の植生に対して
も適用可能である。
そして、場所的にはビルの屋上やマンシヨンの
廊下、テラスに限らず、木造住宅等の坪庭等の庭
先等にも設置することが出来るものである。
〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、基本的に、ビ
ルの屋上や廊下、テラス等に於いて自然の植生同
様の芝生等の地被植物を自然植生状態のまま順調
に成育させることが出来、又、下向荷重を相当に
印加する散策やゴルフのパツト練習等も出来ると
いう優れた効果が奏され、このような荷重を上か
ら印加させても、何らその成長に阻害が与えられ
ないという優れた効果が奏される。
しかも、その層厚さは十数センチ程度でよいた
めに、載置セツトする土壌の量はそれほど要ら
ず、しかも、土壌の間には空気層を介装させるた
めに、土壌の量は更に少くすることが出来植生の
根の呼吸も良好に行えるという効果が奏される。
而して、土壌は水捌けが良いにもかかわらず、
下側に排水パネルを設けることにより、最下層の
土壌は該排水パネルから蒸発する水分によつて保
水能力が常に維持され、その植生の成長が充分に
保証されるという効果も奏される。
又、空気層が土壌に介装されることにより、散
策等の重力やゴルフのインパクト等の下向荷重が
上層面に印加されても、空気層により吸収され、
植生の保水層の土壌の根に対する固め作用が波及
せず、載置初期の微少間〓が保持されるために成
長が阻害されず、酸素の供給も充分で成長が促進
されるという効果が奏される。
又、据え付けや撤去が各フレームやスペーサ等
による組み付けであるために容易に行われ、作業
性も良く、コスト高につながらないという利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの出願の発明の実施例を示すものであ
り、第1図は1実施例の部分拡大縦断面図、第2
図は1つの段のフレームの部分平面図、第3図は
第2図−断面図、第4図は1つのスペーサの
側面図、第5図は同平面図、第6図は他のスペー
サの側面図、第7図は排水パネルの平面図、第8
図は第7図−断面図、第9,10,11図は
他の実施例の部分概略縦断面図、第12図は第4
図の他の実施例の側面図、第13図は調節ナツト
の側面図、第14図は同平面図、第15図は横桁
の部分斜視図である。 6…植生層、31…土壌、28…フレーム、1
…植生物育成構造体、29…フイルタ、4…保水
層、5…中間層、22…土壌、21…フイルタ、
7,8…スペーサ、32…空気層、34…根。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下向荷重が印加される植生層の土壌を収納し
    たフレームが横方向に所定数複数隣接されている
    植生物育成構造体において、フイルタに載置され
    た下側の根育成用の保水層の土壌と上側のフレー
    ムのフイルタに載置された上側の露天状態の植生
    層の土壌との間に上下方向に剛なスペーサを介し
    て気体のみの空気層が形成されて介設されている
    ことを特徴とする植生物育成構造体。 2 上記スペーサが高さ調整自在にされているこ
    とを特徴とする上記特許請求の範囲第1項記載の
    植生物育成構造体。 3 下向荷重が印加される植生層の土壌を収納し
    たフレームが横方向に複数隣接されている植生物
    育成構造体において、フイルタに載置された下側
    の保水層の土壌と上側のフレームのフイルタに載
    置された上側の露天状態の植生層の土壌との間に
    上下方向剛なスペーサを介して気体のみの空気層
    が形成され、而して該保水層の土壌と植生層の土
    壌との間に少くとも1段のスペーサを介して他の
    フレームが設けられ該他のフレームには下側の保
    水層土壌内及び上側の植生層の土壌との間に他の
    空気層を介装する中間層の土壌がフイルタに載置
    されて付設されていることを特徴とする植生物育
    成構造体。 4 上記フイルタがフレームと一体に形成されて
    いることを特徴とする上記特許請求の範囲第3項
    記載の植生物育成構造体。
JP60169909A 1985-08-02 1985-08-02 植生物育成構造体 Granted JPS6232823A (ja)

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