JPH052058Y2 - - Google Patents

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JPH052058Y2
JPH052058Y2 JP14013088U JP14013088U JPH052058Y2 JP H052058 Y2 JPH052058 Y2 JP H052058Y2 JP 14013088 U JP14013088 U JP 14013088U JP 14013088 U JP14013088 U JP 14013088U JP H052058 Y2 JPH052058 Y2 JP H052058Y2
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planter
grass
soil
protective plate
lawn
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高層の集合住宅のベランダや小面積
の屋内庭園などに設置する芝生育成用プランター
に関する。
〔従来の技術〕
天然の芝生は各種の機能を有するものとされて
おり、例えば修景機能、運動レクリエーシヨン機
能、生活環境保全機能、土壌保機能を有する。こ
こで、修景機能とは、芝生の有する均一的な緑が
美的環境を形成すること、運動レクリエーシヨン
機能とは、戸外室、運動競技の場としての働きを
なすこと、生活環境保全機能とは微気象調節、大
気浄化(土壌汚染防止)、騒音緩和、防災の働き
をなすこと、また土壌保全機能とは、風浸食防
止、水浸防止、貯水力の保持の働きをなすことを
いう。
そこで、日常の生活環境の中にも芝生を取入れ
ることが考えられたが、高層の集合住宅のベラン
ダや小面積の屋内庭園、ロビー内など、芝生の植
生面積の小さい所では、天然の芝生を育成させる
ための環境条件として、温度、光、水、空気、土
壌、肥料等の全てを満足させることはむずかしか
つた。このうち、特に土壌あるいは培養土の維持
が困難で、踏圧による芝生の損傷、土壌の圧密現
象を防止することができなかつた。
このため、かかるベランダや屋内の庭園など、
芝生植生のために小面積しか確保できない所で
は、従来、天然の芝生に代えて、人工芝を敷設し
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
人工芝では見た目にも天然の芝生に比べて縁性
に欠け修景機能が劣り、また、この上で運動を行
う場合に、足首、膝、腰などの関節への衝撃力を
緩めることがむずかしく、人の膚に直接触れた時
の感触もよくなく、運動レクリエーシヨン機能を
来すこともむずかしい。
さらに、生活環境保全機能や土壌保全機能に至
つては、人工芝では全く望むべくもない。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
高層集合住宅のベランダや、屋内庭園、ロビーな
ど小面積の所で天然の芝生を育成する場合に、土
壌及び培養土の維持を図り、踏圧による芝生の損
傷、培養土の圧密を防止して、かかる屋内の小面
積の所でも天然の芝生の育成を可能とし、天然の
芝生の有する各種機能を日常生活の中に取込める
芝生育成用プランターを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、底板に多数
の排水孔を穿設し、内部に保護板支持トラスを設
けたプランター本体の上部に、多数の通気孔を有
する保護板を着脱自在に設けたことを要旨とする
ものである。
〔作用〕
本考案によれば、プランター本体の上部には保
護板を設けたので、プランター本体内に投入した
培養土やここにまいた芝の種はこの保護板によつ
て踏圧より保護され、圧密されたり損傷すること
はない。また、トラスにより、プランター上面か
らの踏圧を支持でき、強度を得ることができる。
そして、上面に保護板を設けても、ここに穿設し
てある通気孔により芝への通風を確保できる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の芝生育成用プランターの実施
例を示す縦断正面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は同上縦断側面図で、図中1はプ
ランター本体を示し、これは材質としてプラスチ
ツクまたは非鉄金属を用い、一例として横450mm、
縦300mm、深さ80mmの、上面に開口1aを有する
箱型に形成したもので、設置面と離間しここに〓
間Aが形成されるように設けた底板2には多数の
円形状の排水孔3を縦横列に穿設し、この底板2
から後述する保護板の支持トラス4を横列に平行
に一体的に立設する。
この支持トラス4は上方からの踏圧に対し必要
かつ充分にこれを支持できる強度を有するものと
し、かかる強度を有するものであれば、前記した
構成に限定されるものではなく、格子状に配設し
てもよい。
また、必要に応じて、底板2の上面には底板2
の排水孔から培養土が脱落することを防ぐための
網5を敷設することができる。
図中6は前記プランター本体1の開口1aに着
脱自在に取付く、培養土及び芝の保護板を示し、
これは外形を開口1aに合致するよう形成してあ
り、周縁に下向きのフランジ7を設け、該フラン
ジ7に前記支持トラス4との係止段部7aを形成
した(第4図参照)。また、この保護板6には全
面に渉つて多数の通気孔8を穿設してあり、該保
護板6の材質としてはプランター本体1内部が外
部から見えるように透明または半透明のものを用
いる。
次に使用法について説明する。
複数個のプランター本体1を例えば第5図に示
すように縦横に適宜組合わせてベランダなどに設
置する。
このプランター本体1内に第6図に示すように
上面の開口1aから培養土9を投入し、芝の種子
をまく。培養土9としては、根の呼吸に必要な酸
素(空気)の供給、水分の貯蔵及び供給、養分の
貯蔵と供給、及び踏圧に耐えうる土壌構造のもの
を使用し、かかる土壌構造のものであれば種類は
問わない。
この培養土9の投入量はプランター本体1内に
配設してある支持トラス4の上面とほぼ同じ高さ
までとし、培養土9投入後、支持トラス4上部に
保護板6のフランジ7に形成した係止段部7aを
係合して保護板6をプランター本体1の上面にか
ぶせ開口1aを覆う。
この状態で、保護板6と培養土9の表面との間
には〓間が形成されるから、プランター1上を歩
行したり、この上で種々の作業を行つたり、ある
いは運動を行つても、保護板6により培養土9の
踏圧による圧密や芝の種子の損傷が防止される。
また、この間、培養土9や芝の種子に対する空
気や水の供給は保護板6の通気孔8を介して行わ
れ、供給された水分のうち余分なものは底板2に
設けた排水孔3を介してプランター本体1外の下
方に排出される。
この際底板2と設置面との間には〓間Aが存す
るので、水はこの〓間Aを通つて外部へとスムー
ズに流出し、プランター本体1の下方に溜ること
はない。なお、底板2に設けた排水孔3は通気孔
としても作用することはもちろんである。
このようにして播種された後、1〜2週間で発
芽し、第7図に示すように所期生育期となる。こ
の間の芝の根の水平方向への生育は支持トラス4
の間をぬつて行われるから、根の成長が妨げられ
ることはない。
また、芝の初期生育時における幼葉は保護板6
により踏圧や冬期の霜から保護され、この間の芝
の成長は保護板6を透明または半透明に形成した
ので、これを透過して観察できる。
芝がさらに成長し、通気孔8を通つて保護板6
の上方へ伸び、第8図に示すように成長した芝が
歩行、運動あるいは美感上好ましくない状態にな
つたならば、芝生用バリカン10を用いて第一次
刈込みを行う。
この場合、前記のごとく、発芽や芝の初期生育
の状況は、透明または半透明の保護板6を介して
観察可能であるから、第一次刈込みは適宜行うこ
とができる。
以上のようにして第一次刈込みを行い、保護板
6の下方に充分なターフ11が形成されたなら
ば、第9図に示すように保護板6をプランター本
体1から撤去し、プランター本体1の上面に沿つ
て第二次刈込みを行う。
このようにして第10図に示すようにターフ1
1が形成されたプランター本体1が得られ、これ
を複数個敷設することで、ベランダなどに天然の
芝生の床が形成される。
なお、上を歩いたり、ここで運動をしたことに
よりターフ11に損傷が生じた場合、その損傷度
がわずかであれば、プランター本体1の上面に保
護板6を再び取付け、芝を踏圧から保護して養生
したり、あるいは複数個敷設されているプランタ
ー本体1の敷設位置を入れ替えるなどしてこれに
対処する。
一方、芝の損傷度が大きいときは、損傷芝のあ
るプランター本体1を撤去し、新規なものと交換
する。
また、寒冷地には保護板6を再び設置して、降
霜から芝を保護し、降霜による枯死を防ぐ。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の芝生育成用プランタ
ーは、踏圧による芝の損傷や土壌の圧密を防止で
きるので、集合住宅のベランダや屋内庭園などの
小面積の所にも設置可能で、日常の生活環境の中
に天然の芝生を取込むことができ、生活環境の向
上に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の芝生育成用プランターの実施
例を示す縦断正面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は同上縦断側面図、第4図は同上
要部の縦断側面図、第5図はプランターを複数個
敷設した状態を示す平面図、第6図〜第9図は芝
の育成状態を示す縦断正面図、第10図はターフ
が形成された状態のプランターの斜視図である。 1……プランター本体、1a……開口、2……
底板、3……排水孔、4……支持トラス、5……
網、6……保護板、7……フランジ、7a……係
止段部、8……通気孔、9……培養土、10……
芝生用バリカン、11……ターフ、A……〓間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板に多数の排水孔を穿設し、内部に保護板支
    持トラスを設けたプランター本体の上部に、多数
    の通気孔を有する保護板を着脱自在に設けたこと
    を特徴とする芝生育成用プランター。
JP14013088U 1988-10-27 1988-10-27 Expired - Lifetime JPH052058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14013088U JPH052058Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14013088U JPH052058Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0260550U JPH0260550U (ja) 1990-05-02
JPH052058Y2 true JPH052058Y2 (ja) 1993-01-19

Family

ID=31404021

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14013088U Expired - Lifetime JPH052058Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

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JP2007135452A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Smc Concrete Kk 埋設型植栽装置

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JPH0260550U (ja) 1990-05-02

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