JPS6227093Y2 - - Google Patents

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JPS6227093Y2
JPS6227093Y2 JP1982102977U JP10297782U JPS6227093Y2 JP S6227093 Y2 JPS6227093 Y2 JP S6227093Y2 JP 1982102977 U JP1982102977 U JP 1982102977U JP 10297782 U JP10297782 U JP 10297782U JP S6227093 Y2 JPS6227093 Y2 JP S6227093Y2
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JP1982102977U
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  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、芝、その他の匍匐植物を植え付ける
に際し、これらの植物の苗を保護する匍匐植物保
護踏盤に関するものである。
各地において都市化が進むにともない、自然の
緑地が次第に失われてゆく傾向にあり、これが都
市の景観を損なうとともに、大気汚染などの公害
を助長する大きな原因となつている。そこで今日
の都市計画では、限られた都市空間の中で、でき
得る限り広い緑地を確保する試みがなされてお
り、特にグリーンベルト等の芝生を利用した緑化
の促進が頻繁に行なわれている。生活空間に於け
る芝生の効用は、緑地としての安らぎの場を提供
するといつた観念的なものの外に、大気汚染の浄
化といつた現実的な効果も挙げられている。たと
えば、関東で最も汚染がひどい川崎市で調査した
結果、大気汚染の主因である鉛、亜鉛、又は硫黄
化合物などは、裸地に比べて芝生地の方がはるか
に少ないという報告もなされている。
また、コンクリート舗装が著しく拡大した今日
では、雨水等が地下へと浸透し難くなつている
が、芝生地では雨水の浸透が円滑に行なわれる。
しかも裸地のように、泥や塵が飛散したりするこ
ともなく、地肌の保温性が向上するため、生活環
境を大幅に向上させることができる。
芝生は個々の芝草が集合してできており、この
芝草は、稲科に属する多年草であるが、地下茎を
作るものが多く、根は、葉鞘から輪状に伸びて繁
殖してゆくという特性がある。この芝を繁殖さ
せ、芝生を造成するにあたり、最も重要な条件
は、日照と土壌の構造である。凡そ植物の根の発
達は、地上部の発達に比例するのが原則であり、
このため、芝のように、絶えず地上部が刈り取ら
れ、踏圧されるものは、葉及び根ともに発達が悪
く、光合成などの新陳代謝を営むためには、多く
の日照を必要とする。また芝は本質的に湿気を嫌
う植物であり、このため、土壌の湿気を避け、か
つ通気を良くすることが必要であり、土壌構造
も、土粒50%、孔隙50%のもので、孔隙中に少な
くとも25%以上の空気を含有しているのが理想的
であるとされている。このような環境条件が充分
満たされないと、芝の繁殖は困難であり、また仮
に繁殖をみても、早期に枯死してしまうことにな
る。
上記のような観点から、芝生を造成するにあた
つては、日照や通風、あるいは水はけが可及的良
好な場所を選択するようにし、もしこのような条
件を充分満たしていない場合は、通常、排水経路
を確保したり、土壌構造を改良するなど、人為的
な条件整備を施してから芝を植え付けるようにし
ている。しかし植え付けの当初に於いて、いかに
条件整備をしても、地表を芝が覆い、この上を人
が歩行し、その他種々の重量物が走行踏圧し、踏
み固めると、地面の通気性が阻害され、余分な湿
気が常に停滞するようになるとともに、土壌構造
も破壊され、土壌中の孔隙が潰れて充分な空気を
保有できなくなる。芝が繁殖すると、葉が地面を
覆うに至るため、悪化する生育条件を改良するの
は極めて困難であり、現在のところ、スパイクを
地面に突き刺して空気を送るといつたことも行な
われているが、このような手段で広い地面の全面
に亘つて空気を送ることは不可能である。
したがつて生育条件は、時間の経過に伴なつて
次第に劣化してゆき、病気発生の主体となるカビ
や細菌が発生したり、あるいは土壌中の空気の欠
乏により、新陳代謝が阻害され、芝が早期に枯死
してしまうことにもなる。
本考案は、以上の点を考慮してなされたもので
あつて、その目的とするところは、人またはその
他の重量物の踏圧によつて土壌の孔隙が破壊され
たり、匍匐植物の根が傷められたりするのを防止
できる匍匐植物保護踏盤を提供することにあり、
特に、植え付けられた匍匐植物が根づいて活着す
るまでを他物から充分保護することのできるこの
種踏盤を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、本考案に係る匍匐植
物保護踏盤は、 上下方向に貫通する多数の開口部を有し、この
開口部空間内に匍匐植物を植え付けるように構成
した格子状の基板と、上記基板に載置固定される
格子状の載置板とを組合せてなる匍匐植物保護踏
盤に於いて、 上記基板の隅部付近の開口部には、中心に孔を
備えた脚部嵌合部材を設け、上記載置板の格子状
のフレームの交点に設けた踏圧突子のうち隅部付
近に位置する踏圧突子であつて、上記脚部嵌合部
材の中心の孔に対応する位置の踏圧突子には、下
端に係止爪を備えた脚部を垂下構成し、上記基板
上に載置板を、上記脚部を上記孔に挿入すること
で、固定できるように構成し、かつ上記基板の格
子状のフレームの交点に設けた踏圧突子のうちの
隅部付近の踏圧突子には土中に埋込む脚部を垂下
構成したものである。
以下、本考案を、図面の一実施例にもとづいて
詳細に説明する。
本考案に係る匍匐植物保護踏盤は、第1図に示
すような匍匐植物植付用の基板1と、基板1上に
載置固定される第4図に示したような載置盤2と
に大別され、基板1、載置盤2のいずれも合成樹
脂材により成形されている。基板1は、フレーム
3を格子状に連設して上下方向に貫通する開口部
4を設けたものであつて、フレーム3,3…の各
交点には中空状の踏圧突子5が設けられている。
またフレーム3,3…の所定位置には、第2図に
示すように、後述する載置板2の脚部を嵌合係止
する脚部嵌合部材6が連設されており、部材6の
中心に孔7が設けられている。踏圧突子5,5…
のうち、隅部付近のものからは、第3図に示すよ
うに、土中に埋め込まれる脚部8が下方に延びて
おり、この脚部8を土中に埋め込むことにより、
地面に付設した基板1の移動を阻止する。
矩形に成形した基板1の側辺のうち、隣り合う
二辺には雄の継手9,9…が設けられ、また他の
二辺には雌の継手10,10…が設けられてい
る。雄の継手9はフレーム3の外方に張り出した
略C字状のもので、他方雌の継手10は、これに
嵌合された上記雄の継手9を保持するため、円筒
形に成形されている。したがつてこれら雄及び雌
の継手9及び10を互いに嵌合することにより、
複数の基板1,1…を縦及び横方向に無限に連結
して展開することができる。
基板1上にセツトされる載置板2は、当該基板
1と略同様の構成を有している。即ち、載置板2
は、基板1と同様、フレーム11を格子状に連設
して上下方向に貫通する開口部12を設けたもの
であつて、フレーム11,11…の交点には、中
空状の踏圧突子13が設けられており、本考案に
於いては、上記載置板2の前記基板1上への載置
固定は、前記した基板1の脚部嵌合部材6中心の
孔7に後述する載置板2の脚部14を差込んで行
なうものであるため、必然的に、載置板2の格子
フレーム11が、第7図に示すように、基板1に
設けられた植込開口部4の空間上方に位置するこ
ととなる。
フレーム11,11の交点に位置する踏圧突子
13,13…のうち、隅部付近のものからは、第
5図に示すように、下端に係止爪15を有する脚
部14が下方に延びており、脚部14の周囲に
は、縦方向にスリツト16が設けられている。し
たがつて基板1上に載置板2をセツトし、その脚
部14を、基板1の脚部嵌合部材6に設けられた
孔7に差し込めば、脚部14の下端の爪15は、
孔7を通過する間は縮径するが、孔7を通過した
後は、爪15自体の弾性復元力により拡開し、脚
部嵌合部材6の下面に係止する。
基板1と同様、矩形に成形した載置板2の側辺
のうち隣り合う二辺には、雄の継手17,17…
が設けられ、また他の二辺には、雌の継手18,
18…が設けられている。雄の継手17は、フレ
ーム11の外方に張り出した略C字状のもので、
他方雌の継手18は、これに嵌合された上記雄の
継手17を固定保持するため円筒状に成形されて
いる。したがつてこれら雄及び雌の継手17及び
18を互いに嵌合することにより、複数の載置板
2,2…を、基板1と同様、縦及び横方向に無限
に連結して展開することができる。
本考案に係る踏盤を用いて芝を植え付けるに
は、まず、造成された地面を掘り起こして耕し、
次に土塊を細かく砕いてできるだけ柔らかくし、
その後、耕した土を数日間日光にさらして風化さ
せる。しかる後有機肥料などを施肥するととも
に、必要に応じて土壌を殺菌、消毒し、また場合
によつては、土壌改良剤などを入れ、これらの処
置が終つてから、地面をできるだけ平にならす。
次に造成する芝生の広さに応じて適当な数の基
板1,1…を用意し、上記のごとく整地された地
面Gに、これら基板1,1…を連結して展開敷設
する。その際、第7図に示すように、脚部8を地
中に差し込み、各基板1,1…を地面にしつかり
と固定する。
しかる後、これらの基板1,1…の上に苗芝1
9,19…を張り、これをその上からローラ、ラ
ンマなどで転圧し、地面Gに密着させる。苗芝1
9を張つたならば、それらの間に目土を振りかけ
た後、上記基板1の上面に載置板2をセツトして
固定し、その後、苗芝19全体に充分撒水する。
このようにして植え付けた芝を、その上から踏
圧した場合、この踏圧力は、載置板2のフレーム
11及び基板1のフレーム3によつて支持され、
かつ広い面積に亘つて分散されると同時に、上記
フレーム11及び3の存在により、土壌中の孔隙
は破壊されなくて済み、通気性が阻害されること
はない。特に本考案に於いては、載置板2の基板
1上への載置固定が脚部嵌合部材6の孔7に脚部
14を差込んで行なうものであるため、必然的
に、載置板2の格子フレーム11が基板1の植込
開口部4の空間上方に位置するように位置決めさ
れているので、次に述べるような顕著な効果を奏
することができる。
即ち、秋期後半及び冬期に於いて、植物は、そ
の活動を殆ど停止するため、苗芝19を基板1の
植込開口部4に植え付けただけでは、この苗芝1
9が活着して充分に根を張るまでに長期間を要
し、それまでの間、上記開口部4に植え付けられ
た苗芝19は新根を出すことなく、単に開口部4
内に収容されているだけの状態にある。一方、基
板1,1…の上に苗芝19を張り、これをその上
からローラ、ランマなどで転圧し、地面Gに密着
させるといつても、一の植込開口部4内に収容さ
れている苗芝19とこれに隣接する他の植込開口
部4内に収容されている苗芝19とが完全に分離
した状態にあるとは限らず、基板1上に於いて、
ランナー(runner:繊匐枝)でつながつている
ことがあり、このような場合、歩行者の靴が上記
ランナーに引つ掛かると、植込開口部4内の苗芝
19がそつくり引き抜かれてしまうことがある。
しかしながら、本考案に於いては、既述の如く、
基板1部分に於ける植込開口部4の空間上方に位
置して、載置板2の格子フレーム11が配設され
ているから、上記したような問題はなく、苗芝1
9を他物から充分保護することができる。
なお、これまでの説明では、匍匐植物の代表的
な例として、芝を例にとつてその植え付けの方法
につき説明したが、本考案に係る物品は、芝に限
らず、匍匐茎をもちこの茎から根をのばす植物で
あれば、何れのものについても適用することがで
きる。
以上詳述した如く、本考案によれば、匍匐植物
を植え付けた後も長期に亘つて土壌の孔隙が破壊
されずに残るため、土壌中に適量の空気と水分と
を保有することができ、また、匍匐植物の根が傷
められたりするのを防止できるばかりでなく、特
に秋期後半及び冬期に植え付けられた匍匐植物を
他物から充分保護することのできる、使用価値の
高い匍匐植物保護踏盤を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る匍匐植物保護踏盤の一実施
例を示し、第1図は本考案物品の一構成部材であ
る匍匐植物植付用基板の平面図、第2図は第1図
のA−A線断面図、第3図は第1図のB−B線断
面図、第4図は上記基板上にセツトされる載置板
の平面図、第5図は第4図のC−C線断面図、第
6図は本考案物品の敷設状態を示す平面図、第7
図は第6図のD−D線断面図である。 1……匍匐植物植付用基板、2……載置板、3
……フレーム、4……開口部、5……踏圧突子、
6……脚部嵌合部材、7……孔、8……脚部、9
……雄継手、10……雌継手、11……フレー
ム、12……開口部、13……踏圧突子、14…
…脚部、15……爪、16……スリツト、17…
…雄継手、18……雌継手、19……苗芝、G…
…地面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下方向に貫通する多数の開口部を有し、この
    開口部空間内に匍匐植物を植え付けるように構成
    した格子状の基板と、上記基板に載置固定される
    格子状の載置板とを組合せてなる匍匐植物保護踏
    盤に於いて、 上記基板の隅部付近の開口部には、中心に孔を
    備えた脚部嵌合部材を設け、上記載置板の格子状
    のフレームの交点に設けた踏圧突子のうち隅部付
    近に位置する踏圧突子であつて、上記脚部嵌合部
    材の中心の孔に対応する位置の踏圧突子には、下
    端に係止爪を備えた脚部を垂下構成し、上記基板
    上に載置板を、上記脚部を上記孔に挿入すること
    で、固定できるように構成し、かつ上記基板の格
    子状のフレームの交点に設けた踏圧突子のうちの
    隅部付近の踏圧突子には土中に埋込む脚部を垂下
    構成したことを特徴とする匍匐植物保護踏盤。
JP10297782U 1982-07-07 1982-07-07 匍匐植物保護踏盤 Granted JPS596464U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10297782U JPS596464U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 匍匐植物保護踏盤

Applications Claiming Priority (1)

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JP10297782U JPS596464U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 匍匐植物保護踏盤

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Publication Number Publication Date
JPS596464U JPS596464U (ja) 1984-01-17
JPS6227093Y2 true JPS6227093Y2 (ja) 1987-07-11

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ID=30242472

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JP10297782U Granted JPS596464U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 匍匐植物保護踏盤

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5124730B2 (ja) * 2007-11-07 2013-01-23 株式会社 林物産発明研究所 植物保護資材
JP5440833B2 (ja) * 2009-01-30 2014-03-12 株式会社 林物産発明研究所 下部枠と上部枠が係合した芝生保護材

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514412B2 (ja) * 1971-12-17 1980-04-16

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JPS533166Y2 (ja) * 1974-04-02 1978-01-26
JPS5514412U (ja) * 1978-07-14 1980-01-29

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514412B2 (ja) * 1971-12-17 1980-04-16

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JPS596464U (ja) 1984-01-17

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