JP2824472B2 - 植物栽培用人工床 - Google Patents

植物栽培用人工床

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JP2824472B2
JP2824472B2 JP2216738A JP21673890A JP2824472B2 JP 2824472 B2 JP2824472 B2 JP 2824472B2 JP 2216738 A JP2216738 A JP 2216738A JP 21673890 A JP21673890 A JP 21673890A JP 2824472 B2 JP2824472 B2 JP 2824472B2
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剛 堀口
清子 高久
聡子 水口
開司朗 米谷
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株式会社ジャグラス
日本セメント株式会社
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は主としてコンクリート造りの屋上やベランダ
等において花卉類や植木類を植えるための植物栽培用人
工植生床に関する。
(従来の技術) 一般に、屋上やベランダ等のように自然の土が存在し
ない場所に花卉類、植木類、芝生類あるいは地被類等の
植物を植える場合には、従来、植木鉢や箱形の植生床用
の容器内に小石、砂、培土等を適宜詰め、これに花卉類
や植木類を植え付けて並べる方法や、コンクリート盤上
に一面に土を盛り、これに植物を植えて庭園となす方法
が採られている。
(発明が解決しようとする課題) 前述した従来の方法の内、植木鉢や箱を使用する方法
では、自然の庭園の趣向を得ることができないが、土を
全面に盛る方法においては、芝生や草木類を配して自然
庭園風に造成することができる。
しかし、従来の土を盛る方法では、建物の上に植物の
植生に必要な土を盛るのであることから、重量に限界が
あり、あまり大量の土砂を盛ることができない。このた
め保水量が少く、渇水期には給水を要し、また植生に必
要な肥料も植えられた植物に応じて与える必要があり、
これらの管理に多くの手数を要するという問題があっ
た。
更に面積が広ければ広い程、大量の土砂を運び込まな
ければならず、造成に多くの手数を要する等問題があっ
た。
本発明はこのような従来の問題にかんがみ、誰でも手
軽に広面積の植物栽培床が造成でき、保水性、保肥性に
富み、軽量でしかも天然の路地庭園と同じように花卉
類、植木類の植生が可能な植物栽培用人工床の提供を目
的としたものである。
(課題を達成するための手段) 上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成す
るための本発明の要旨とするところは、屋上コンクリー
ト床等の水平な支持基盤上に外周を囲む配置に設置した
外周囲い壁と、該外周囲い壁内の底部全面に多数並べて
設置され、各々の周囲に立上り壁を有し、内部に水を溜
め得る耐食性の受皿材と、該受皿材内に収容され、頂部
を前記立上り壁より高く突出させた有機質繊維状材料を
主体として圧縮固化された有機固形材と、該有機固形物
を埋め込んで、前記外周囲い壁内の全域に敷設した表層
土壌とからなる植物栽培用人工床に存する。
(作用) 本発明の植物栽培用人工床は、受皿材内に雨水が溜っ
て多量の水が保存され、これが有機固形材の毛管現象に
よって吸い上げられて表層土砂に乾燥に応じて供給され
る。有機固形材は、それ自体が保水性、通気性を有し、
植物の根の吸水及び呼吸を可能にし、更に経時的に分解
し、有機肥料となり、長期間にわたって、植物に給肥す
る。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面について説明する。
図において、1はビルの屋上コンクリート床等のコン
クリート製の支持基盤であり、その上面に本発明の植物
栽培用人工床を設置している。
この植物栽培用人工床は、支持基盤1上に多数並べた
受皿材2,2……をもって底部を構成しており、その外周
に外周囲い壁3を立設している。
各受皿材2は全体が発泡スチロールにて一体成形され
たものであり、第3図〜第5図に示すように方形状の底
壁4の周囲に側壁5が一体に立ち上げられ、内部には仕
切6が一体に成形されている。仕切6は、側壁5より低
く成形され、その頂面には凹溝7が形成されている。凹
溝7内には仕切6を上下に貫通させて通水孔8が形成さ
れており、その下端開口が底壁4の下面に形成した凹溝
9内に開口されている。底壁上面には隆起状の突部10,1
0……が形成され、その各突部間が連続溝11となってい
る。また四辺の側壁5,5……の外側面には、互いに対称
配置に蟻溝状の嵌合用凹部12と、これに嵌ま合う蟻状の
嵌合用凸部13とが一体に成形されている。
このように構成された受皿材2,2……をそれぞれ互い
に隣り合うもの間の嵌合用凹部12内に嵌合用凸部13を嵌
め合わせ、互いに分離不能ならしめた状態で支持基盤1
上に並べている。
各受皿材2,2……内には仕切6によって区切られた各
区画部毎に有機固形材14が収容されている。この有機固
形材は各区画部内形と略同じ平面形状をなし、厚さが側
壁5より高くなる大きさに成形されたものを使用してい
る。
この有機固形材14は有機質繊維状材料、例えば、バガ
ス、竹茎、麦ワラ、キビ類の茎等を主成分とし、これに
無機質材料及びバインダーを加え、肥料成分の内、炭素
率が10〜30%になるように調整してプレス成型したもの
を使用している。
更に受皿材2の上には、有機固形材14を埋めみ、表面
が平らになるように外周囲い壁3内の全域に表層土壌15
を敷設している。この表層土壌15の敷設に際し、仕切6
の頂部の凹溝7内に濾材16を挿入している。
なお、受皿材2の深さ、有機固形材14の高さ、及び表
層土壌15の厚さは栽培しようとする植物の根の大きさに
応じて調節する。
このように構成される植物栽培用人工床は、その設置
後の散水や降雨等によって吸水されると、受皿材2内に
その水が受けられて溜められる。また給水の際に溜めら
れた水の水位が仕切6より高くなると凹溝7内に流れ込
み、通水孔8より排出される。
また有機固形材14は繊維状材料を固めているため内部
に連続した細空隙があり、その中に保水する。そして、
表層土壌15の表面の乾燥に応じて底層から水を吸い上げ
て表層に供給する。
(発明の効果) 上述したように本発明の植物栽培用人工床は、支持基
盤上に多数の受皿を並べて設置し、その内部に有機繊維
状材料を主体として圧縮固化させた有機固形物を収容
し、その上に表層土壌を敷設するようにしたことによ
り、ユニット化が簡単になり、各材料の運搬が容易で、
しかも組立造成作業が短時間で容易になし得られること
となり、更に造成後の人工床は、供給された水が受皿内
に溜められ、これが表層土壌の乾燥に応じて徐々に吸い
上げられることとなるとともに、有機固形物自体の保水
率が高いことと相俟って、渇水期でもほとんど自然降雨
のみで植物の栽培が可能になり、また、ビルディングの
屋上に設置した場合に熱流量が小さいため、直射日光に
よる建物の昇温が防止され、特に冷暖房のためのエネル
ギーを大きく節約できることとなったものである。
更に有機固形物は、それ自体が徐々に分解されて肥料
となるため、長期間にわたって給肥する必要がなくな
り、植物の育成管理が著しく簡略化され、屋上やベラン
ダ用の小庭園に最適な植物栽培用人工床が提供されるこ
ととなったものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は植物栽培
用人工床の全体の断面図、第2図は同平面図、第3図は
受皿の平面図、第4図は第3図中のA−A線断面図、第
5図は同B−B線断面図である。 1……支持基盤、2……受皿材、 3……外周囲い壁、4……底壁、5……側壁、 6……仕切、7,9……凹溝、8……通水孔、 10……凸部、11……連続溝、 12……嵌合用凹部、13……嵌合用凸部、 14……有機固形材、15……表層土壌、 16……濾材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水口 聡子 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 株式会社ジャグラス内 (72)発明者 米谷 開司朗 東京都小平市学園西町3―27―6 (56)参考文献 特開 昭63−105616(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 1/00 A01G 1/12 A01G 7/00 A01G 9/00 - 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋上コンクリート床等の水平な支持基盤上
    に外周を囲む配置に設置した外周囲い壁と、該外周囲い
    壁内の底部全面に多数並べて設置され、各々の周囲に立
    上り壁を有し、内部に水を溜め得る耐食性の受皿材と、
    該受皿材内に収容され、頂部を前記立上り壁より高く突
    出させた有機質繊維状材料を主体として圧縮固化された
    有機固形材と、該有機固形物を埋め込んで、前記外周囲
    い壁内の全域に敷設した表層土壌とからなる植物栽培用
    人工床。
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JPH0499414A JPH0499414A (ja) 1992-03-31
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JPH083443Y2 (ja) * 1992-04-24 1996-01-31 有限会社クリーン・アップ・システム 排水・保水装置

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