JP2014053765A - コモンモードノイズフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コモンモードノイズの減衰量を確保できるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明のコモンモードノイズフィルタは、第1、第2のコイル12、13の上方に第1、第2のコンデンサ電極層14、15を形成するとともに、第1、第2のコイル12、13の下方に第3、第4のコンデンサ電極層16、17を形成し、さらに、第1のコイル12の両端部12a、12bに接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイル12、13を介して上下に位置する第1のコンデンサ電極層14と第3のコンデンサ電極層16とし、第2のコイル13の両端部13a、13bに接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイル12、13を介して上下に位置する第2のコンデンサ電極層15と第4のコンデンサ電極層17としているものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル機器やAV機器、情報通信端末等の各種電子機器に使用されるコモンモードノイズフィルタに関するものである。
従来のこの種のコモンモードノイズフィルタは、図16、図17に示すように、直方体状の積層体1と、積層体1の表面に形成された第1〜第6の外部電極2a〜2fとを有し、積層体1を構成する第1、第2のコイル3、4と、複数の絶縁体層5と、第1〜第4のコンデンサ電極層6a〜6dと、グランド電極層7とを備えていた。さらに、第1、第2の外部電極2a、2bを入力端子、第3、第4の外部電極2c、2dを出力端子とし、第1のコイル3と第2のコイル4が磁気結合することでコモンモードフィルタ部を構成し、また、第1のコイル3には、入力端子として第1の外部電極2a、出力端子として第3の外部電極2cが接続し、第2のコイル4には、入力端子として第2の外部電極2b、出力端子として第4の外部電極2dが接続している。
そして、第1の外部電極2aは、第1のコイル3の一端部3aと第1のコンデンサ電極層6aに接続され、第2の外部電極2bは、第2のコイル4の一端部4aと第2のコンデンサ電極層6bに接続され、第3の外部電極2cは、第1のコイル3の他端部3bと第3のコンデンサ電極層6cに接続され、第4の外部電極2dは、第2のコイル4の他端部4bと第4のコンデンサ電極層6dと接続されていた。さらに、第1〜第4のコンデンサ電極層6a〜6dは同一の絶縁体層5上に形成され、かつ他の絶縁体層5を介してそれぞれグランド電極層7と対向していた。これにより、第1コンデンサ電極層6aとグランド電極層7とでコンデンサC1、第2コンデンサ電極層6bとグランド電極層7とでコンデンサC2、第3コンデンサ電極層6cとグランド電極層7とでコンデンサC3、第4コンデンサ電極層6dとグランド電極層7とでコンデンサC4を構成していた。なお、グランド電極層7の両端部は第5、第6の外部電極2e、2fを介してグランドに接続される。
このように構成することによって、図18に示すように、第1のコイル3(L1)と第2のコイル4(L2)が磁気結合して形成されるコモンモードフィルタ部と、対地間コンデンサC1、C3、および対地間コンデンサC2、C4からなるローパスフィルタ(LPF)が形成され、コモンモードノイズだけでなく、ディファレンシャルモードノイズに対しても、ローパスフィルタによる減衰効果を実現していた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2009−219069号公報
上記した従来のコモンモードノイズフィルタにおいては、ディファレンシャルモードノイズも減衰させるために内蔵された第1〜第4のコンデンサ電極層6a〜6dが同一の絶縁体層5上に形成されているため、第1の外部電極2a(第1のコイル3の入力端子)に接続された第1のコンデンサ電極層6aと、第3の外部電極2c(第1のコイル3の出力端子)に接続された第3のコンデンサ電極層6cとの間で浮遊容量が発生し、また、第2の外部電極2b(第2のコイル4の入力端子)に接続された第2のコンデンサ電極層6bと、第4の外部電極2d(第2のコイル4の出力端子)に接続された第4のコンデンサ電極層6dとの間で浮遊容量が発生し、これにより、コモンモードノイズがこの浮遊容量によって第1のコイル3、第2のコイル4で形成されるコモンモードフィルタ部を飛び越え易くなり、本来のコモンモードノイズ除去性能が劣化し減衰量が確保できないという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、ディファレンシャルモードノイズを減衰させつつも、コモンモードノイズの減衰量を確保できるコモンモードノイズフィルタを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の絶縁体層と、第1のコイルと、前記第1のコイルの下方に形成され前記第1のコイルとの磁気結合によりコモンモードフィルタ部を構成する第2のコイルと、第1〜第4のコンデンサ電極層と、第1、第2のグランド電極層と、これらを前記絶縁体層に形成し積層して構成された積層体と、この積層体の表面に形成された第1〜第6の外部電極とを備え、前記第1、第2のコイルの上方に前記第1、第2のコンデンサ電極層と前記第1のグランド電極層を形成するとともに、前記第1、第2のコイルの下方に前記第3、第4のコンデンサ電極層と前記第2のグランド電極層を形成し、かつ前記第1、第2のコンデンサ電極層と前記第1のグランド電極層を対向させ、前記第3、第4のコンデンサ電極層と前記第2のグランド電極層を対向させ、さらに前記第1のコイルの一端部を前記第1の外部電極を介して前記第3のコンデンサ電極層と接続し、前記第1のコイルの他端部を前記第3の外部電極を介して前記第1のコンデンサ電極層と接続し、前記第2のコイルの一端部を前記第2の外部電極を介して前記第4のコンデンサ電極層と接続し、前記第2のコイルの他端部を前記第4の外部電極を介して前記第2のコンデンサ電極層と接続し、前記第1、第2のグランド電極層の両端部を前記第5、第6の外部電極と接続させたもので、この構成によれば、第1のコイルの両端部に接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイルを介して上下に位置する第1のコンデンサ電極層と第3のコンデンサ電極層とし、第2のコイルの両端部に接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイルを介して上下に位置する第2のコンデンサ電極層と第4のコンデンサ電極層としているため、第1のコンデンサ電極層と第3のコンデンサ電極層との間、第2のコンデンサ電極層と第4のコンデンサ電極層との間では浮遊容量がほとんど発生せず、これにより、コモンモードノイズが第1のコイル、第2のコイルで形成されるコモンモードフィルタ部を飛び越えにくくなるため、コモンモードノイズの減衰量を確保でき、さらに、対地間接続された第1、第2のグランド電極層および第1〜第4のコンデンサ電極層からなるコンデンサによりディファレンシャルモードノイズを減衰させることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項2に記載の発明は、特に、第1、第2のコイルの上方に、第1のコンデンサ電極層および第1のコイルの他端部と接続する第3のコイルと、第2のコンデンサ電極層および第2のコイルの他端部と接続する第4のコイルを形成したもので、この構成によれば、第3のコイル、第4のコイルの接続によって、所望の帯域において対地間で直列共振させることができるため、所望の帯域でディファレンシャルモードノイズ及びコモンモードノイズの減衰量を高くすることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項3に記載の発明は、特に、第1、第2のコイルの下方に、第3のコンデンサ電極層および第1のコイルの一端部と接続する第5のコイルと、第4のコンデンサ電極層および第2のコイルの一端部と接続する第6のコイルを形成したもので、この構成によれば、第5のコイル、第6のコイルの接続によって、所望の帯域において対地間で直列共振させることができるため、この直列共振の周波数と、第3のコイル、第4のコイルの接続による直列共振の周波数を異なるようにすれば、所望の2つの帯域でディファレンシャルモードノイズ及びコモンモードノイズの減衰量を高くすることができるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項4に記載の発明は、特に、第1、第2のコイルと、第1〜第4のコンデンサ電極層、第3〜第6のコイルとの間に第1、第2のグランド電極層を位置させたもので、この構成によれば、第1、第2のグランド電極層によって、第3、第4のコイルと第5、第6のコイルとの相互干渉を減らすことができるため、差動信号のバランス度が大幅に改善し、これにより、安定した差動信号品質を実現できるという作用効果を有するものである。
本発明の請求項5に記載の発明は、特に、第1のコイルと直列に接続され第3の外部電極との間に形成された第1のインダクタ、および第2のコイルと直列に接続され第4の外部電極との間に形成された第2のインダクタを設けたもので、この構成によれば、第1、第2のインダクタによって、ディファレンシャルモード(差動)特性インピーダンスが、対地間接続されたコンデンサによって低下するのを防ぐことができるため、差動信号の損失が少なく信号の劣化が防げるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明のコモンモードノイズフィルタは、第1、第2のコイルの上方に対地間接続された第1、第2のコンデンサ電極層を形成するとともに、第1、第2のコイルの下方に対地間接続された第3、第4のコンデンサ電極層を形成し、さらに、第1のコイルの両端部に接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイルを介して上下に位置する第1のコンデンサ電極層と第3のコンデンサ電極層とし、第2のコイルの両端部に接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイルを介して上下に位置する第2のコンデンサ電極層と第4のコンデンサ電極層としているため、第1のコンデンサ電極層と第3のコンデンサ電極層との間、第2のコンデンサ電極層と第4のコンデンサ電極層との間では浮遊容量がほとんど発生せず、これにより、コモンモードノイズが第1のコイル、第2のコイルで形成されるコモンモードフィルタ部を飛び越えにくくなるため、コモンモードノイズの減衰量を確保でき、さらに、第1、第2のグランド電極層および第1〜第4のコンデンサ電極層からなる対地間接続されたコンデンサによりディファレンシャルモードノイズを減衰させることができるという優れた効果を奏するものである。
本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの斜視図 同コモンモードノイズフィルタの回路模式図 同コモンモードノイズフィルタと従来のコモンモードノイズフィルタのコモンモード減衰量の周波数特性を比較した図 本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの回路模式図 同コモンモードノイズフィルタの他の例の回路模式図 同コモンモードノイズフィルタと従来のコモンモードノイズフィルタのディファレンシャルモード減衰量の周波数特性を比較した図 同コモンモードノイズフィルタと従来のコモンモードノイズフィルタのコモンモード減衰量の周波数特性を比較した図 本発明の実施の形態3におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの他の例の回路模式図 同コモンモードノイズフィルタと本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタのディファレンシャルモードの振幅バランス度の周波数特性を比較した図 同コモンモードノイズフィルタと本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタのディファレンシャルモードの位相バランス度の周波数特性を比較した図 本発明の実施の形態4におけるコモンモードノイズフィルタの主要部の分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの回路模式図 従来のコモンモードノイズフィルタの分解斜視図 同コモンモードノイズフィルタの斜視図 同コモンモードノイズフィルタの回路模式図
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図、図2は同コモンモードノイズフィルタの斜視図である。
本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタは、図1、図2に示すように、第1〜第9の絶縁体層11a〜11iと、第1のコイル12と、第1のコイル12の下方に形成され第1のコイル12と磁気結合によりコモンモードフィルタ部を構成する第2のコイル13と、第1〜第4のコンデンサ電極層14〜17と、第1、第2のグランド電極層18、19と、これらを絶縁体層に形成し積層して構成された積層体20と、この積層体20の表面に形成された第1〜第6の外部電極21a〜21fとを備えている。
そして、第1、第2のコイル12、13の上方に第1、第2のコンデンサ電極層14、15と第1のグランド電極層18を形成するとともに、第1、第2のコイル12、13の下方に第3、第4のコンデンサ電極層16、17と第2のグランド電極層19を形成し、かつ第1、第2のコンデンサ電極層14、15と第1のグランド電極層18を対向させ、第3、第4のコンデンサ電極層16、17と第2のグランド電極層19を対向させ、さらに第1のコイル12の一端部12aを第1の外部電極21aを介して第3のコンデンサ電極層16と接続し、第1のコイル12の他端部12bを第3の外部電極21cを介して第1のコンデンサ電極層14と接続し、第2のコイル13の一端部13aを第2の外部電極21bを介して第4のコンデンサ電極層17と接続し、第2のコイル13の他端部13bを第4の外部電極21dを介して第2のコンデンサ電極層15と接続し、第1、第2のグランド電極層18、19の両端部を第5、第6の外部電極21e、21fと接続させている。
上記構成において、前記第1〜第9の絶縁体層11a〜11iは、上から順に積層され、また、第2、第4〜第6、第8の絶縁体層11b、11d〜11f、11hは、Cu−Znフェライト、ガラスセラミック等の非磁性材料により、第1、第3、第7、第9の絶縁体層11a、11c、11g、11iは、Cu−Ni−Znフェライト等の磁性材料によりそれぞれシート状に構成されている。なお、第1〜第9の絶縁体層11a〜11iそれぞれの枚数は、図2に示された枚数に限られるものではない。
さらに、前記第1のコイル12は、渦巻状の第1の導体22と第2の導体23で構成され、前記第2のコイル13は、渦巻状の第3の導体24と第4の導体25で構成されている。
そして、前記第1〜第4の導体22〜25は、それぞれ銀等の導電材料を渦巻状または直線状にめっき、印刷等することにより形成されている。また、第1の導体22は第5の絶縁体層11eの上面、第2の導体23は第4の絶縁体層11dの上面、第3の導体24は第6の絶縁体層11fの上面、第4の導体25は第7の絶縁体層11gの上面にそれぞれ形成されている。ここで、上面視にて第1の導体22と第3の導体24の一部を略同じ位置に配置し、巻き方向も同一方向としており、これにより、第1の導体22と第3の導体24とを磁気結合させ、第1のコイル12と第2のコイル13がコモンモードノイズを除去するコモンモードフィルタ部となっている。
そして、第1のコイル12を構成する第1の導体22と第2の導体23は、第4の絶縁体層11dに形成されたビア電極26aを介して接続される。また、第2のコイル13を構成する第3の導体24と第4の導体25は、第6の絶縁体層11fに形成されたビア電極26bを介して接続される。
なお、第1、第3の導体22、24は渦巻状ではなく、螺旋状であってもよい。
また、前記第1、第2のコンデンサ電極層14、15は、第1、第2のコイル12、13の上方において、第3の絶縁体層11cの上面に板状に形成されている。
さらにまた、前記第3、第4のコンデンサ電極層16、17は、第1、第2のコイル12、13の下方において、第8の絶縁体層11hの上面に板状に形成されている。なお、第1〜第4のコンデンサ電極層14〜17は、渦巻き状、螺旋状であってもよい。
そして、前記第1のグランド電極層18は、第1、第2のコイル12、13の上方において、第2の絶縁体層11bの上面に板状に形成され、第2のグランド電極層19は、第1、第2のコイル12、13の下方において、第9の絶縁体層11iの上面に板状に形成されている。
ここで、第1〜第4のコンデンサ電極層14〜17、第1、第2のグランド電極層18、19は、所定の絶縁体層の上面に銀等の導電材料を印刷することによって設けられる。また、第1、第2のコンデンサ電極層14、15と第1のグランド電極層18を上面視にて対向させて、コンデンサC1、C2を構成し、第3、第4のコンデンサ電極層15、16と第2のグランド電極層19を対向させて、コンデンサC3、C4を構成する。
さらに、前記第1〜第6の外部電極21a〜21fは、積層体20の表面に銀等の導電体を印刷することによって形成されている。そしてこれらの表面にめっきによってニッケルめっき層(図示せず)を形成するとともに、このニッケルめっき層の表面にめっきによってすずやはんだ等の低融点金属めっき層(図示せず)を形成する。また、図2に示すように、第1、第2の外部電極21a、21bは積層体20の一端面に形成され入力端子となり、第3、第4の外部電極21c、21dは積層体20の他端面に形成され出力端子となり、第5、第6の外部電極21e、21fは積層体20の両側面に形成されグランド端子となっている。さらに、第1の外部電極21aと第3の外部電極21cが対向し、第2の外部電極21bと第4の外部電極21dが対向するように配置されている。
そして、第1の外部電極21aは第1のコイル12の一端部12aおよび第3のコンデンサ電極層16と接続し、第2の外部電極21bは第2のコイル13の一端部13aおよび第4のコンデンサ電極層17と接続し、第3の外部電極21cは第1のコイル12の他端部12bおよび第1のコンデンサ電極層14と接続し、第4の外部電極21dは第2のコイル13の他端部13bおよび第2のコンデンサ電極層15と接続している。また、第5、第6の外部電極21e、21fはともに第1、第2のグランド電極層18、19の両端部と接続されている。
この本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタは、図3に示すように、第1のコイル12(L1)は、第1のコイル12下方のコンデンサC3と第1のコイル12上方のコンデンサC1に挟まれた構成になっており、この対地間接続されたC1、C3によってローパスフィルタが形成される。また、第2のコイル13(L2)は、第2のコイル13下方のコンデンサC4と第2のコイル13上方のコンデンサC2に挟まれた構成になっており、この対地間接続されたC2、C4によって他のローパスフィルタが形成され、これにより、コモンモードノイズだけでなくディファレンシャルモードノイズに対しても減衰効果を得られる。
上記したように本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタにおいては、第1、第2のコイル12、13の上方に第1、第2のコンデンサ電極層14、15を形成するとともに、第1、第2のコイル12、13の下方に第3、第4のコンデンサ電極層16、17を形成し、さらに、第1のコイル12の両端部12a、12bに接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイル12、13を介して上下に位置する第1のコンデンサ電極層14と第3のコンデンサ電極層16とし、第2のコイル13の両端部13a、13bに接続されるコンデンサ電極層を、第1、第2のコイル12、13を介して上下に位置する第2のコンデンサ電極層15と第4のコンデンサ電極層17としているため、コモンモードノイズが互いに磁気結合している第1のコイル、第2のコイルで形成されるコモンモードフィルタ部を飛び越えにくくなるため、コモンモードノイズの減衰量を確保でき、また、対地間接続された第1〜第4のコンデンサC1〜C4によりディファレンシャルモードノイズを減衰させることができるという優れた効果が得られるものである。
すなわち、第1のコイル12に接続された第1のコンデンサ電極層14と第3のコンデンサ電極層16とは異なる絶縁体層に形成されているため、この間で浮遊容量がほとんど発生せず、これにより、第1のコイル12を飛び越える容量成分が減るため、コモンモードノイズが第1のコイル12を確実に通過する。このことは第2のコイル13にも言えるため、第1のコイル12と第2のコイル13で構成されるコモンモードフィルタ部において、コモンモードノイズの減衰量を確保できる。
図4は、本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタと従来のコモンモードノイズフィルタのコモンモード減衰量の周波数特性を比較して示したものである。
図4から明らかなように、従来のようにコンデンサ電極間に浮遊容量がある場合に比べて、本発明の実施の形態1では、携帯電話の通信周波数帯である800MHz以上の周波数領域においても確実にコモンモードノイズの減衰量が確保できている。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2、3に記載の発明について説明する。
図5は本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図である。なお、この本発明の実施の形態2においては、上記した本発明の実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。
本発明の実施の形態2が上記した本発明の実施の形態1と相違する点は、図5に示すように、第1のコイル12と第1、第2のコンデンサ電極層14、15との間に第3のコイル27、第4のコイル28を形成した点である。なお、図5では、説明を簡単にするために、第4の絶縁体層11dより上方に位置する構成のみを示し、また、下記の図10、図14についても同様にしている。
このとき、第3のコイル27、第4のコイル28はともに第10の絶縁体層11jの上面に渦巻き状に形成されている。また、第3のコイル27は第2の外部電極21cを介して第1のコイル12の他端部12bと接続し、かつビア電極26cを介して第1のコンデンサ電極層14と接続している。すなわち、第1のコンデンサ電極層14は外部電極とは直接接続せず、また第1のコイル12と第3のコイル27と第1のコンデンサ電極層14が順に直列接続された構成となっている。さらに、第4のコイル28は第4の外部電極21dを介して第2のコイル13の他端部13bと接続し、かつビア電極26dを介して第2のコンデンサ電極層15と接続している。そして同様に、第2のコンデンサ電極層15は外部電極とは直接接続せず、また第2のコイル13と第4のコイル28と第2のコンデンサ電極層15が順に直列接続された構成となっている。
なお、上記のように第3のコイル27(L3)、第4のコイル28(L4)を形成した結果、図6に示すような回路模式図となる。
上記構成によれば、第3のコイル27、第4のコイル28の接続によって、所望の帯域において対地間で直列共振させることができるため、所望の周波数帯域でディファレンシャルモードノイズ及びコモンモードノイズの減衰量を大きくすることができる。
さらに、第2のコイル13と第3、第4のコンデンサ電極層16、17との間にさらに第5のコイル29(L5)、第6のコイル30(L6)を形成してもよい。
このとき、第1、第2のコイル12、13の下方において、第5のコイル29は第3のコンデンサ電極層16および第1のコイル12の一端部12aと接続し、第6のコイル30は第4のコンデンサ電極層17および第2のコイル13の一端部13aと接続して、図7に示すような回路模式図となる。
この構成によれば、第5のコイル29、第6のコイル30の接続によって、所望の帯域において対地間で直列共振させることができるため、この直列共振の周波数と、上記の第3のコイル27、第4のコイル28の接続による直列共振の周波数を異なるようにすれば、所望の2つの周波数帯域でディファレンシャルモードノイズ及びコモンモードノイズの減衰量を大きくすることができる。
また、図8、図9に、それぞれ第3〜第6のコイル27〜30を形成した場合における、本発明の実施の形態2におけるコモンモードノイズフィルタと従来のコモンモードノイズフィルタのディファレンシャルモード減衰量及びコモンモード減衰量の周波数特性を比較して示す。
図8、図9から明らかなように、従来と比較して、携帯電話の周波数帯である800〜900MHz帯とGPSの周波数帯である1.6GHz〜2GHz帯の2つの周波数帯域においてディファレンシャルモードとコモンモードの減衰量を確保できる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
図10、図11は本発明の実施の形態3におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図である。なお、この本発明の実施の形態3においては、上記した本発明の実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。
本発明の実施の形態3が上記した本発明の実施の形態2と相違する点は、図10、図11に示すように、第1、第2のコイル12、13と、第1〜第4のコンデンサ電極層14〜17および第3〜第6のコイル27〜30との間に第1、第2のグランド電極層18、19を位置させた点である。
この構成により、第1、第2のグランド電極層18、19によって、第3、第4のコイル27、28と第5、第6のコイル29、30との相互干渉を減らすことができる。
ここで、本発明の実施の形態3におけるコモンモードノイズフィルタと本発明の実施の形態1におけるコモンモードノイズフィルタのディファレンシャルモードの、ディファレンシャル(差動)信号の振幅バランス度の周波数特性と位相バランス度の周波数特性を比較したものを図12、図13に示す。これは、一対の高速デジタルディファレンシャル(差動)信号を構成する正極信号と負極信号の理想状態のバランスからのズレを示す量であり、振幅及び位相をパラメータとして示したもので、理想状態では共にゼロとなる。
図12、図13から明らかなように、実施の形態1の場合と比較して、ディファレンシャル(差動)信号の振幅バランス度、位相バランス度ともに、特に共振周波数に近づくにつれて、また高い周波数領域において大幅に改善しており、この結果、安定した差動信号品質を実現できる。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項5に記載の発明について説明する。
図14は本発明の実施の形態4におけるコモンモードノイズフィルタの分解斜視図である。なお、この本発明の実施の形態4においては、上記した本発明の実施の形態1と同様の構成を有するものについては、同一符号を付しており、その説明は省略する。
本発明の実施の形態4が上記した本発明の実施の形態1と相違する点は、図14、図15に示すように、第1のコイル12と直列に接続されかつ第3の外部電極21cとの間に形成された第1のインダクタ31、および第2のコイル13と直列に接続されかつ第4の外部電極21dとの間に形成された第2のインダクタ32を設けた点である。
本発明の実施の形態1及び従来のコモンモードノイズフィルタにおいては、コモンモードフィルタ部に対地間にコンデンサC1〜C4を付加した構成になっているため、ディファレンシャルモードの特性インピーダンスが低下し、規定の範囲より低くなり、特性インピーダンス不整合によるディファレンシャル(差動)信号品質が劣化する可能性があるが、実施の形態4では、さらに第1、第2のインダクタ31、32を形成しているため、低くなったディファレンシャルモードの特性インピーダンスを高めることができ、これにより、特性インピーダンスを規定の範囲内にすることができるため、差動信号の損失が少なく信号の劣化が防げる。
ここで、図14では、第2の導体23を渦巻き状に形成して第1のインダクタ31としているが、第1のコイル12と第3の外部電極21cとの間に別の導体を形成してインダクタを構成してもよい。
なお、上記説明では、第1、第2のコイル12、13の出力端子(第3、第4の外部電極21c、21d)側に第1、第2のインダクタ31、32を形成したが、入力端子(第1、第2の外部電極21a、21b)側に形成してもよい。
また、本発明の実施の形態2、実施の形態3における構成において、上記の第1、第2のインダクタ31、32を形成してもよい。この場合、第1、第2のグランド電極層18、19によって、第1、第2のインダクタ31、32と第3〜第6のコイル27〜30とが磁気結合しないようにするのが好ましい。
なお、上記した本発明の実施の形態1〜4において、積層体20の上下を逆に構成してもよく、入力端子と出力端子を逆にしてもよい。また、本発明のコモンモードノイズフィルタを複数並列配置したアレイ型にしてもよい。
本発明に係るコモンモードノイズフィルタは、ディファレンシャルモードノイズを減衰しつつ、内蔵されたコモンモードフィルタ部の特性を劣化させることなくコモンモードノイズの減衰量を確保できるという効果を有するものであり、特に情報通信端末、デジタル機器やAV機器等の各種電子機器のノイズ対策として使用されるコモンモードノイズフィルタ等において有用となるものである。
11a〜11i 第1〜第9の絶縁体層
12 第1のコイル
12a 第1のコイルの一端部
12b 第1のコイルの他端部
13 第2のコイル
13a 第2のコイルの一端部
13b 第2のコイルの他端部
14〜17 第1〜第4のコンデンサ電極層
18、19 第1、第2のグランド電極層
20 積層体
21a〜21f 第1〜第6の外部電極
27〜30 第3〜第6のコイル
31、32 第1、第2のインダクタ

Claims (5)

  1. 複数の絶縁体層と、第1のコイルと、前記第1のコイルの下方に形成され前記第1のコイルとの磁気結合によりコモンモードフィルタ部を構成する第2のコイルと、第1〜第4のコンデンサ電極層と、第1、第2のグランド電極層と、これらを前記絶縁体層に形成し積層して構成された積層体と、この積層体の表面に形成された第1〜第6の外部電極とを備え、前記第1、第2のコイルの上方に前記第1、第2のコンデンサ電極層と前記第1のグランド電極層を形成するとともに、前記第1、第2のコイルの下方に前記第3、第4のコンデンサ電極層と前記第2のグランド電極層を形成し、かつ前記第1、第2のコンデンサ電極層と前記第1のグランド電極層を対向させ、前記第3、第4のコンデンサ電極層と前記第2のグランド電極層を対向させ、さらに前記第1のコイルの一端部を前記第1の外部電極を介して前記第3のコンデンサ電極層と接続し、前記第1のコイルの他端部を前記第3の外部電極を介して前記第1のコンデンサ電極層と接続し、前記第2のコイルの一端部を前記第2の外部電極を介して前記第4のコンデンサ電極層と接続し、前記第2のコイルの他端部を前記第4の外部電極を介して前記第2のコンデンサ電極層と接続し、前記第1、第2のグランド電極層の両端部を前記第5、第6の外部電極と接続させたコモンモードノイズフィルタ。
  2. 第1、第2のコイルの上方に、第1のコンデンサ電極層および第1のコイルの他端部と接続する第3のコイルと、第2のコンデンサ電極層および第2のコイルの他端部と接続する第4のコイルを形成した請求項1記載のコモンモードノイズフィルタ。
  3. 第1、第2のコイルの下方に、第3のコンデンサ電極層および第1のコイルの一端部と接続する第5のコイルと、第4のコンデンサ電極層および第2のコイルの一端部と接続する第6のコイルを形成した請求項2記載のコモンモードノイズフィルタ。
  4. 第1、第2のコイルと、第1〜第4のコンデンサ電極層、第3〜第6のコイルとの間に第1、第2のグランド電極層を位置させた請求項3記載のコモンモードノイズフィルタ。
  5. 第1のコイルと直列に接続され第2の外部電極との間に形成された第1のインダクタ、および第2のコイルと直列に接続され第4の外部電極との間に形成された第2のインダクタを設けた請求項1〜4いずれかに記載のコモンモードノイズフィルタ。
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