JP2014045672A - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP2014045672A
JP2014045672A JP2012189121A JP2012189121A JP2014045672A JP 2014045672 A JP2014045672 A JP 2014045672A JP 2012189121 A JP2012189121 A JP 2012189121A JP 2012189121 A JP2012189121 A JP 2012189121A JP 2014045672 A JP2014045672 A JP 2014045672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
blower fan
guide member
combine according
fuselage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012189121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5829589B2 (ja
Inventor
Yohei Shimoda
洋平 下田
Tomoya Matsubayashi
松林  智也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2012189121A priority Critical patent/JP5829589B2/ja
Priority to KR1020130012913A priority patent/KR101988057B1/ko
Priority to CN201320153451XU priority patent/CN203167618U/zh
Publication of JP2014045672A publication Critical patent/JP2014045672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5829589B2 publication Critical patent/JP5829589B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P5/00Pumping cooling-air or liquid coolants
    • F01P5/02Pumping cooling-air; Arrangements of cooling-air pumps, e.g. fans or blowers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/10Guiding or ducting cooling-air, to, or from, liquid-to-air heat exchangers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D41/00Combines, i.e. harvesters or mowers combined with threshing devices
    • A01D41/12Details of combines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/02Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
    • B60K11/04Arrangement or mounting of radiators, radiator shutters, or radiator blinds
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P5/00Pumping cooling-air or liquid coolants
    • F01P5/02Pumping cooling-air; Arrangements of cooling-air pumps, e.g. fans or blowers
    • F01P5/06Guiding or ducting air to, or from, ducted fans

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combines (AREA)

Abstract

【課題】エンジン等冷却後の送風ファンの風向きを制御し、快適な運転環境のコンバインを提供する。
【解決手段】運転部3と、運転部3の下方側に位置するエンジンEと、エンジンEの機体横外方側に位置して、エンジンEの側に外気を送風可能な送風ファン72と、運転部3とエンジンEとを上下に仕切ってエンジンルームRを構成すると共に、エンジンE及び送風ファン72を収容するエンジンボンネット6と、エンジンルームRにおいてエンジンEの後方側に位置し、かつ、送風ファン72からの風を下方側に向けて案内するガイド部材80と、が備えられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、運転部の下方側にエンジンを備えたコンバインに関する。
従来から、例えば、特許文献1に記載のように、運転部の下方側にエンジンを備え、かつ、運転部とエンジンとをエンジンボンネットによって上下に仕切ってエンジンルームを構成し、エンジンルームにおいてエンジンの機体横外方側に送風ファンを備えたコンバインがあった。特許文献1に記載のコンバインにおいては、送風ファンの機体横外方側にラジエータが備えられており、送風ファンによる送風により、ラジエータにおける熱交換の促進と、エンジン等の空冷が可能である。
特開平8−189357号公報
上記のように構成されているコンバインでは、上記熱交換を行った後の温風が、エンジンの外形に沿って案内されながらエンジンを冷却し、その温度はさらに上昇する。そして、その温風(熱風)は各種方向に拡散する。例えば、温風がエンジンの上方に位置するエンジンボンネットに吹き付けられると、エンジンボンネットが温められ、運転部にいる操縦者が暑く感じる虞がある。また、特に、キャビンを備えておらず、かつ、エンジンルームの後方が開放されているようなコンバインにおいては、エンジン冷却後の温風がエンジンルームの後方側に回ってエンジンルームから運転部に流れ込み、操縦者が暑い思いをしてしまう虞もある。これは、ラジエータを備えた水冷式のコンバインであろうとも、ラジエータを備えない空冷式のコンバインであろうとも、同様である。
本発明の目的は、エンジン等冷却後の送風ファンの風向きを制御し、快適な運転環境のコンバインを提供することにある。
本発明の特徴は、
運転部と、
前記運転部の下方側に位置するエンジンと、
前記エンジンの機体横外方側に位置して、前記エンジンの側に外気を送風可能な送風ファンと、
前記運転部と前記エンジンとを上下に仕切ってエンジンルームを構成すると共に、前記エンジン及び前記送風ファンを収容するエンジンボンネットと、
前記エンジンルームにおいて前記エンジンの後方側に位置し、かつ、前記送風ファンからの風を下方側に向けて案内するガイド部材と、が備えられている点にある。
本構成によると、エンジン冷却後の温風のうち、特にエンジンの後方側に周り込んだ温風については、ガイド部材によって下方側に向けて案内される。したがって、温風がエンジンボンネットに吹き付けられ難くなり、温風によってエンジンボンネットが温められるのを低減できる。この結果、操縦者が暑く感じることが軽減され、快適な運転環境のコンバインとなる。
本発明は、
前記ガイド部材は、前記送風ファンからの風が後方側に向かうのを遮るように構成されていると好適である。
本構成であれば、温風の後方側への拡散が軽減されるので、より多量の温風がガイド部材によって下方側へ案内される。つまり、本構成であれば、効率良く温風の向きを制御可能なガイド部材となる。
本発明は、
前記ガイド部材は、前記エンジンボンネットを支持するフレーム部材に取り付けられていると好適である。
本構成によると、エンジンボンネットを支持するフレーム部材がガイド部材を取り付ける部材に兼用されるので、ガイド部材を取り付ける専用の部材を設ける場合と比較して、部品点数を少なく抑えられる。つまり、本構成であれば、ガイド部材を設けてもエンジンボンネット内の構造が複雑にならないので、ガイド部材周辺の他部材の配置構成への影響が少なく、また、製造コストも低く抑えられる。
本発明は、
前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部が備えられていると好適である。
本構成によると、傾斜部は、機体左右方向において送風ファンから離れるほど送風ファンとは反対側下がりとなるので、傾斜部に当たった温風は、傾斜部に沿って下方側に案内される。つまり、本構成であれば、傾斜部を設けるという簡単な構成で、温風を下方側へ案内できる。
本発明は、
前記ガイド部材に、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢の遮蔽部が備えられていると好適である。
本構成によると、遮蔽部は、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢であるので、温風は遮蔽部によってしっかりと受け止められ、後方側へ拡散する温風量が軽減され、より多量の温風がガイド部材によって効率良く下方側へ案内される。
本発明は、
前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部と、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢の遮蔽部と、が備えられ、
前記遮蔽部は、前記傾斜部の後部に隣接して備えられていると好適である。
本構成によれば、遮蔽部が傾斜部と隣接しているので、両者間には温風が拡散する隙間がなく、より多量の温風を効率良く下方側へ案内することができる。
本発明は、
前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部と、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢の遮蔽部と、が備えられ、
前記ガイド部材は、前記遮蔽部の下端部が前記傾斜部の下端部より下方に位置するように構成されていると好適である。
本構成によると、遮蔽部の下端部が傾斜部の下端部より下方に位置する。即ち、遮蔽部が極力大きく構成されているので、遮蔽部によって広範囲に温風が受け止められる。したがって、温風の後方への拡散が効率良く阻止され、この結果、下方側へ案内される温風量が増大して、エンジンボンネットが熱くなるのがさらに防止される。
本発明は、
前記エンジンを挟んで前記送風ファンとは反対側に唐箕が備えられ、
前記ガイド部材は、前記送風ファンからの風を前記唐箕の側に案内すると好適である。
本構成によれば、温風がガイド部材によって唐箕の側へ案内されるので、唐箕からの選別風の温度が高まる。この結果、唐箕による選別風がドライヤーのような役割をなし、選別対象である穀粒等が乾燥させられ、選別性能が向上する。このように、本構成であれば、温風の風向きの制御により、運転環境の向上に加えて、コンバインの選別能力の向上が実現できる。
本発明は、
前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部が備えられ、
前記傾斜部の上端部に、機体上下方向に沿った姿勢の垂直部が連設されていると好適である。
傾斜部は、温風に対して広い面積を有する方が温風を広く受け止められ、より確実に下方側へ案内できる。そして、傾斜部が傾斜状である以上、傾斜部を大きくするためには、機体左右方向のスペースを広く要する。しかしながら、エンジンルームには、エンジン以外にエンジン補機等が配備されており、傾斜部の設置スペースに制約がある場合がある。
本構成によると、傾斜部の上方を通過しようとする温風が、多少なりと垂直部によって傾斜部に誘導され、垂直部を備えていない場合と比較して、下方側へ案内される温風量を増加させられる。つまり、本構成のように構成すると、垂直部は機体左右方向にスペースを要しないので、エンジンルームに大きな傾斜部を備えられないような場合であっても、傾斜部によって下方側に案内される温風の量を増やすことが可能である。
本発明は、
前記ガイド部材は、前記エンジンの上部の後方側に位置するように備えられていると好適である。
暖かい空気は上昇するので、エンジン等冷却後の温風は上昇傾向にある。しかし、本構成によれば、ガイド部材がエンジンの上部の後方側に配設されているので、より多くの温風をガイド部材によって下方側へ案内することができる。
本発明は、
前記ガイド部材は、前記エンジンの機体左右方向における中央部近傍の後方側に位置するように備えられていると好適である。
送風ファンによる風の風速は、送風ファンから離れる程弱まるので、出来るだけ早い段階に制御しなければ各種方向に拡散してしまうし、また、風速が弱いとガイド部材によっても下方側へ案内できない虞がある。一方、あまり早い段階で送風ファンによる風を下方側へ案内してしまうと、エンジンの冷却が十分にできない虞もある。
本構成によれば、ガイド部材がエンジンの機体左右方向における中央部近傍の後方側に配設されているので、ある程度エンジンの冷却を完了させた後の温風を、風速が落ちる前に下方側へ案内することができる。
本発明は、
前記運転部は外部に露出されており、
前記運転部及び前記エンジンの後方側に、グレンタンクが備えられ、
前記エンジンルームの後方側は、前記グレンタンクの側に開放されていると好適である。
本構成のように構成されたコンバインであると、温風の向きを何も制御しないと、温風はエンジンルームから後方側へ抜け、運転部とグレンタンクとの間を上昇し、運転部に到達してしまう。しかし、このようなコンバインであっても、ガイド部材が備えられていると、運転部に温風が到達し難いので、運転環境を快適に保つことが可能である。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 運転部周辺の平面図である。 エンジンルーム周辺の縦断右側面図である。 エンジンボンネット周辺の縦断正面図である。 エンジンボンネット開放時におけるエンジンルーム周辺の縦断正面図である。 エンジンルーム周辺の背面図である。 ガイド部材の取付要領を示すエンジンルーム周辺の斜視図である。 ベルト機構の構造を示す模式図であって、(a)は、送風ファンが正回転する場合を示し、(b)は、送風ファンが逆回転する場合を示す。
〔コンバインの全体構成について〕
以下に、本発明の一例である自脱型コンバインを、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、コンバインには、クローラ式の左右一対の走行装置1と、走行装置1に支持された走行機体(図番なし)と、走行機体の右前部に位置するとともに外部に露出された運転部3と、運転部3の前方側に配設され、植立穀稈を刈り取る刈取部2と、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置4と、脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク5と、が備えられている。脱穀装置4とグレンタンク5とは、機体左右方向において並列配備されている。グレンタンク5には、貯留された穀粒を外部に排出するアンローダ5Aが備えられている。
運転部3の下方側には、エンジンボンネット6によってエンジンルームRが構成されており、エンジンルームRにはエンジンEが配設されている。グレンタンク5は、運転部3及びエンジンルームRの後方側、即ち、エンジンEの後方側に位置している。
〔エンジンルームについて〕
図4、5、7、8に示すように、エンジンEの周囲が、エンジンEの機体横外方側に位置する防塵ケース62とエンジンボンネット6とによって囲われて、エンジンルームRが構成されている。防塵ケース62には、図1及び図8に示すように、防塵網付きの外気吸気口62Aが形成され、エンジンルームRへの藁屑の侵入が防止されている。
エンジンボンネット6には、エンジンEと運転部3とを上下に仕切る上カバー61と、エンジンEの前方側に位置する前カバー63と、エンジンEの後方側に位置する後カバー64と、が備えられている。図3及び図4に示すように、前後一対の機体左右向きの左右フレームF1,F1が、エンジンEの上方側を通るように配備され、上カバー61は、左右フレームF1,F1によって支持されている。
エンジンルームRは機体横内方側に開放されており、かつ、エンジンルームRのうち後カバー64より機体横内方側はグレンタンク5の側に開放されている。
また、図2乃至図5に示すように、上カバー61は座席支持台を兼ねており、上カバー61の前部に運転座席3Aが支持されている。そして、上カバー61のうち運転座席3Aより機体横内方側に位置する部分は、操作具類が配備されるサイドパネル61Cに兼用されている。
図3乃至図8に示すように、エンジンルームRにおいて、エンジンEの機体横外方側には、エンジン冷却用の送風ファン72が備えられている。さらに、送風ファン72の機体横外方側には、ラジエータ71が防塵ケース62に対面するように備えられている。送風ファン72の駆動によって、外気が外気吸気口62Aから吸い込まれ、その外気によってラジエータ71の熱交換が促進され、さらに外気はエンジンEに吹き付けられ、エンジンEを直接冷却する。
〔送風ファンについて〕
図4及び図7に示すように、エンジンEの出力軸Eaと送風ファン72の回転軸72aとは、第一ベルト機構B1及び第二ベルト機構B2によって連係されている。これにより、エンジンEの動力が、第一ベルト機構B1及び第二ベルト機構B2を介して送風ファン72に伝達され、送風ファン72は回転駆動する。
図4に示すように、送風ファン72の回転方向を正逆切換える電動モータMが、エンジンルームRに配備されている。電動モータMによって、第二ベルト機構B2が回転軸72a周りに揺動操作され、第一ベルト機構B1と第二ベルト機構B2との間で駆動方向を切換えることができる。送風ファン72が図9の(a)に示すように正回転した場合、外気が外気吸気口62Aを介してエンジンルームRに引き込まれる。これにより、エンジンE等の冷却が可能である。また、送風ファン72が図9の(b)に示すように逆回転した場合、外気吸気口62Aを介してエンジンルームRの内部から外部に向けて送風可能である。この逆回転により、送風ファンの正回転によって外気吸気口62Aにこびり付いた藁屑等を外部に向けて吹き飛ばすことができる。
電動モータMの配設状態について説明する。図3乃至図8に示すように、エンジンボンネット6の上カバー61のうち、平面視において運転座席3Aの後方の右側寄りの箇所が、上方側に箱状に突設されて凸部61bが形成されている。前後一対の左右フレームF1,F1に亘ってモータ用ステー部材F2が架設されている。電動モータMは、その上部を凸部61bの内側の空間に収容された状態で、モータ用ステー部材F2に支持されている。
図3乃至図8に示すように、運転座席3Aの後方には、エアクリーナ73が機体左右方向に沿った状態で配設されている。エアクリーナ73のうちの概ね右半分が、凸部61bの上方に位置しており、エアクリーナ73の底部分が凸部61bの上面にボルト固定されている。これにより、エアクリーナ73は、上カバー61に対して凸部61bの高さ分だけ浮いた状態となり、エアクリーナ73の右下端部から右下向きに突設されたダスト排出部73Aが、上カバー61に接触しないようになっている。
このように、凸部61bは、電動モータMの配設空間を作り出すと共に、エアクリーナ73の支持台としての役割もなしている。
〔エンジンボンネットの開閉について〕
エンジンボンネット6の一部は、図5及び図6に示すごとく、防塵ケース62と一体的に、防塵ケース62の下端に位置する前後向きの開閉軸X周りに開閉自在である。この開閉構造について説明する。
上カバー61は、図2及び図3に示すように、平面視で運転座席3Aの下方に位置する運転座席下方部分61Aと、凸部61bを含むと共に平面視でエアクリーナ73の略下方に位置するエアクリーナ下方部分61B及びサイドパネル61Cと、に分離可能に構成されている。運転座席下方部分61Aは防塵ケース62に固定されている。図4及び図8に示すように、エアクリーナ下方部分61Bは、前後一対の左右フレームF1,F1に固定されている。また、サイドパネル61Cは、図3、図7及び図8に示すように、エンジンEの後方側における機体左右方向中央部近傍に立設された機体上下向きの内側上下フレームF3に支持されている。
後カバー64は、図3及び図8に示すように、エンジンEの機体左右方向における中央部近傍より機体横外方側の部分の後方側に位置する第一カバー64Aと、送風ファン72の後方側に位置する第二カバー64Bとで構成されている。第一カバー64Aは、エンジンEの機体横外方側の側端部の後方側に立設された機体上下向きの外側上下フレームF5と、上記内側上下フレームF3と、に亘って固定されている。第二カバー64Bは防塵ケース62に固定されている。
前カバー63は、防塵ケース62に固定されている。
防塵ケース62の下端部は、図3乃至図8に示すように、機体前後向きの開閉軸X周りに揺動可能な状態で機体前後向きの下側フレームF4に支持されている。
以上の構成によると、防塵ケース62を図5に示す状態から図6に示す状態となるように揺動開放すると、運転座席下方部分61Aと前カバー63と第二カバー64Bとは、防塵ケース62と一緒に揺動し、エンジンルームRの上方側と前方側と機体横外方側とが部分的に外部に開放され、エンジンルームRのメンテナンス作業がし易い。このとき、エアクリーナ下方部分61Bとサイドパネル61Cと第一カバー64Aとは走行機体に残ったままである。
〔ガイド部材〕
図3、図4、図7及び図8に示すように、エンジンルームRには、送風ファン72からの風を下方側かつ機体横内方側に向けて案内すると共に、送風ファン72からの風が後方側に向かうのを遮るガイド部材80が備えられている。ガイド部材80は、エンジンEの上部の後方側に位置するように、かつ、エンジンEの機体左右方向における中央部近傍の後方側に位置するように、内側上下フレームF3に取り付けられている。ガイド部材80は、内側上下フレームF3よりも機体横内方側に位置している。なお、内側上下フレームF3が、本発明の「フレーム部材」に相当する。
ガイド部材80には、図3、図4、図7及び図8に示すように、平板状の傾斜部81と平板状の遮蔽部82と平板状の垂直部83とが備えられている。傾斜部81は、機体左右方向において送風ファン72から離れるほど送風ファン72とは反対側下がりとなるように傾斜している。遮蔽部82は、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢で、即ち、機体前方側に向いた状態で、傾斜部81の後部に隣接配備されている。垂直部83は、機体上下方向に沿った姿勢かつ機体前後方向に沿った姿勢で、傾斜部81の上端部81Aに連設されている。傾斜部81と遮蔽部82と垂直部83とは、一枚の金属製の板材を折り曲げ加工することにより構成されている。
傾斜部81は、図3、図4及び図8に示すように、略四角形状に構成されている。傾斜部81の前後幅は、図4に示すように、内側上下フレームF3とエンジンEの後端部に近接する位置とに亘る程度に設定されている。傾斜部81の上端部81Aは、図4及び図7に示すように、エンジンEの上端部近傍に位置している。また、上端部81Aの後端は、図7に示すように、内側上下フレームF3の機体横内方側の側部に隣接している。
遮蔽部82は、図7及び図8に示すように、略三角形状に構成されている。遮蔽部82は、内側上下フレームF3の機体横内方側の側部に隣接している。遮蔽部82は、傾斜部81の後端部81Bから下方に向けて延び、遮蔽部82の下端部82Cは傾斜部81の下端部81Cより下方に位置している。
垂直部83は、図4、図7及び図8に示すように、略四角形状に構成されている。垂直部83の前後幅は、傾斜部81の前後幅と同じに設定されている。垂直部83の後端部83Bは、内側上下フレームF3の機体横内方側の側部に隣接している。
ガイド部材80の支持構造について説明する。図3及び図8に示すように、垂直部83の上端部83Aは水平に折り曲げられており、上端部83Aが上カバー61に上方から引掛けられ、上端部83Aの後端が、内側上下フレームF3に備えられた第一ブラケット部材F3aにボルト固定されている。また、図7及び図8に示すように、遮蔽部82の下端部82Cは、内側上下フレームF3に備えられている第二ブラケット部材F3bにボルト固定されている。
〔送風ファンによる風の流れについて〕
送風ファン72が正回転してエンジンルームRに引き込まれた外気は、まず、ラジエータ71の熱交換によって温まる。さらに、その温風はエンジンEに吹き付けられ、エンジンEが冷却(空冷)される。そして、温風は、エンジンEの温度でさらに温められながら、エンジンEの外周形状に沿って各種方向に分散する。その温風のうち、エンジンEの後方側に回り込んだ温風はガイド部材80に到達する。そして、その温風は、垂直部83によって、下方の傾斜部81に案内されると共に、遮蔽部82によって、後方側へ拡散するのが防止されつつ傾斜部81に案内され、傾斜部81に沿って下方側へ案内される。
したがって、温風によってエンジンボンネット6を温められたり、エンジンルームRから後方側に抜けた温風が、グレンタンク5に沿って上昇して運転部3に回り込んだりするような事態を軽減できる。
また、図3、図4及び図7に示すように、エンジンEを挟んで送風ファン72とは反対側において、ガイド部材80より下方かつ後方には、脱穀装置4の唐箕4Aが備えられている。図3に示すように、脱穀装置4のケーシングの前端部と、ガイド部材80とは、平面視で前後方向に重複している。
したがって、ガイド部材80によって下方側かつ機体横内方側に向けて案内された温風は、脱穀装置4のケーシングの前端部の側部に吹き付けられる。そして、温風は唐箕4Aの回転によって唐箕4Aに引き込まれる。この結果、唐箕4Aによる風の温度が上昇し、選別対象の籾等が乾燥される。したがって、選別対象の重量が軽くなったり、水分を含むことによる絡み合いが解消されたりして、選別性能が向上する。
〔別実施形態〕
(1)上述の実施形態では、ガイド部材80が送風ファン72からの風を下方側かつ機体横内方側に向けて案内するように構成されているが、これに限られるものではない。例えば、ガイド部材80が送風ファン72からの風を下方側のみに向けて案内するように構成されていても良い。
(2)上述の実施形態では、ガイド部材80の傾斜部81は平板状としてあるが、これに限られるものではない。例えば、ガイド部材80の傾斜部81は、湾曲した板状又は屈曲した板状などでも良い。
(3)上述の実施形態では、ガイド部材80は、サイドパネル61Cを支持する内側上下フレームF3に取り付けられているが、ガイド部材80専用の支持材を備えてあっても良い。
(4)上述の実施形態では、ガイド部材80の傾斜部81と遮蔽部82と垂直部83とは、一枚の金属製の板材を折り曲げ加工することにより構成されているが、別々の部材から構成されていてもよい。
(5)上述の実施形態では、ラジエータ71を備えた水冷式のコンバインについて説明したが、ラジエータ71を備えていない空冷式のコンバインであっても良い。
本発明は、自脱型コンバインだけでなく、普通型コンバインにも適用可能であり、また、キャビンを備えていないコンバインだけでなく、キャビンを備えたコンバインにも適用可能である。
3 運転部
3A 運転座席
4 脱穀装置
4A 唐箕
5 グレンタンク
6 エンジンボンネット
61 上カバー
72 送風ファン
80 ガイド部材
81 傾斜部
81C 傾斜部の下端部
82 遮蔽部
82C 遮蔽部の下端部
83 垂直部
E エンジン
F3 内側上下フレーム(フレーム部材)
R エンジンルーム

Claims (12)

  1. 運転部と、
    前記運転部の下方側に位置するエンジンと、
    前記エンジンの機体横外方側に位置して、前記エンジンの側に外気を送風可能な送風ファンと、
    前記運転部と前記エンジンとを上下に仕切ってエンジンルームを構成すると共に、前記エンジン及び前記送風ファンを収容するエンジンボンネットと、
    前記エンジンルームにおいて前記エンジンの後方側に位置し、かつ、前記送風ファンからの風を下方側に向けて案内するガイド部材と、が備えられているコンバイン。
  2. 前記ガイド部材は、前記送風ファンからの風が後方側に向かうのを遮るように構成されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記ガイド部材は、前記エンジンボンネットを支持するフレーム部材に取り付けられている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部が備えられている請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記ガイド部材に、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢の遮蔽部が備えられている請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部と、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢の遮蔽部と、が備えられ、
    前記遮蔽部は、前記傾斜部の後部に隣接して備えられている請求項1から5の何れか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部と、機体左右方向に沿った姿勢かつ機体上下方向に沿った姿勢の遮蔽部と、が備えられ、
    前記ガイド部材は、前記遮蔽部の下端部が前記傾斜部の下端部より下方に位置するように構成されている請求項1から6の何れか一項に記載のコンバイン。
  8. 前記エンジンを挟んで前記送風ファンとは反対側に唐箕が備えられ、
    前記ガイド部材は、前記送風ファンからの風を前記唐箕の側に案内する請求項1から7の何れか一項に記載のコンバイン。
  9. 前記ガイド部材に、機体左右方向において前記送風ファンから離れるほど前記送風ファンとは反対側下がりとなる姿勢の傾斜部が備えられ、
    前記傾斜部の上端部に、機体上下方向に沿った姿勢の垂直部が連設されている請求項1から8の何れか一項に記載のコンバイン。
  10. 前記ガイド部材は、前記エンジンの上部の後方側に位置するように備えられている請求項1から9の何れか一項に記載のコンバイン。
  11. 前記ガイド部材は、前記エンジンの機体左右方向における中央部近傍の後方側に位置するように備えられている請求項1から10の何れか一項に記載のコンバイン。
  12. 前記運転部は外部に露出されており、
    前記運転部及び前記エンジンの後方側に、グレンタンクが備えられ、
    前記エンジンルームの後方側は、前記グレンタンクの側に開放されている請求項1から11の何れか一項に記載のコンバイン。
JP2012189121A 2012-08-29 2012-08-29 コンバイン Active JP5829589B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189121A JP5829589B2 (ja) 2012-08-29 2012-08-29 コンバイン
KR1020130012913A KR101988057B1 (ko) 2012-08-29 2013-02-05 콤바인
CN201320153451XU CN203167618U (zh) 2012-08-29 2013-03-29 联合收割机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012189121A JP5829589B2 (ja) 2012-08-29 2012-08-29 コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014045672A true JP2014045672A (ja) 2014-03-17
JP5829589B2 JP5829589B2 (ja) 2015-12-09

Family

ID=49064389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012189121A Active JP5829589B2 (ja) 2012-08-29 2012-08-29 コンバイン

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5829589B2 (ja)
KR (1) KR101988057B1 (ja)
CN (1) CN203167618U (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032967A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社クボタ 作業車の原動部
JP2016082943A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 井関農機株式会社 作業車輌の原動部構造
JP2017051147A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社クボタ コンバイン
KR20190096792A (ko) * 2018-02-09 2019-08-20 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인
JP2019140932A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 株式会社クボタ コンバイン
JP2019170256A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社クボタ 収穫機

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017112961A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社クボタ コンバイン
CN115443814B (zh) * 2022-09-26 2024-03-22 潍柴雷沃智慧农业科技股份有限公司 一种收获机械散热方法、系统、介质及农用机械

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62125423U (ja) * 1986-01-31 1987-08-10
JPH01111023U (ja) * 1988-01-20 1989-07-26
JPH08189357A (ja) 1995-01-09 1996-07-23 Kubota Corp 作業機の冷却風供給ファンの逆転駆動機構
JP4695026B2 (ja) * 2006-06-20 2011-06-08 ヤンマー株式会社 コンバイン

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016032967A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 株式会社クボタ 作業車の原動部
JP2016082943A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 井関農機株式会社 作業車輌の原動部構造
JP2017051147A (ja) * 2015-09-10 2017-03-16 株式会社クボタ コンバイン
KR20190096792A (ko) * 2018-02-09 2019-08-20 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인
KR102652751B1 (ko) 2018-02-09 2024-04-01 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인
JP2019140932A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 株式会社クボタ コンバイン
JP7034754B2 (ja) 2018-02-19 2022-03-14 株式会社クボタ コンバイン
JP2019170256A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社クボタ 収穫機
JP7038579B2 (ja) 2018-03-28 2022-03-18 株式会社クボタ 収穫機

Also Published As

Publication number Publication date
KR20140030024A (ko) 2014-03-11
CN203167618U (zh) 2013-09-04
JP5829589B2 (ja) 2015-12-09
KR101988057B1 (ko) 2019-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5829589B2 (ja) コンバイン
US10343512B2 (en) Engine heat retention structure
JP4020080B2 (ja) 車両におけるエンジン機能部品の配設構造
JP2008061543A (ja) コンバイン
JP5681577B2 (ja) コンバイン
JP6665076B2 (ja) 電動芝刈機
JP5418792B2 (ja) コンバイン
JP6983516B2 (ja) 作業車
JP2009275595A (ja) コンバイン
JP2015132186A (ja) コンバイン
JP5778003B2 (ja) モータ駆動車両
JP3797232B2 (ja) 作業機
JP2017112961A (ja) コンバイン
JP2011036173A (ja) コンバイン
CN205865172U (zh) 收割机
JP2012158235A (ja) コンバインの原動部構造
JP2011019536A (ja) コンバイン
JP7164415B2 (ja) 作業車両
JP4669308B2 (ja) トラクタ
JP2013042715A (ja) コンバイン
JP6974920B2 (ja) 冷却ファンの配設構造
KR101965450B1 (ko) 콤바인
JP4471616B2 (ja) コンバイン
JP6238813B2 (ja) コンバイン
JP2017056819A (ja) 車両の前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5829589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150