JP2017051147A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン及びラジエータを収容すると共に運転座席を支持するエンジンボンネットが備えられたコンバインにおいて、エンジン及びラジエータの回りを広い範囲にわたって開放できながら、エンジンボンネットを開閉し易くする。
【解決手段】エンジンボンネット12は、外側の分割前壁部17a、外側の分割天板部18a、及び防塵ケース部19を有した第1分割ボンネット部12Aと、内側の分割前壁部17b、及び運転座席3を支持する内側の分割天板部18bを有した第2分割ボンネット部12Bとを備えている。第2分割ボンネット部12Bは、機体フレーム1に固定支持されている。第1分割ボンネット部12Aは、防塵ケース部19の下部に機体前後向きに位置する開閉軸芯Pまわりに揺動開閉できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンバイン、詳しくは、運転部の下部に、エンジン及び前記エンジンの機体横外側に位置するエンジン冷却用のラジエータを収容すると共に運転座席を支持するエンジンボンネットを備え、前記エンジンボンネットは、前記エンジン及び前記ラジエータの前方を覆う前壁部と、前記エンジン及び前記ラジエータの上方を覆うと共に前記運転座席を支持する天板部と、前記ラジエータの機体横外側を覆う防塵ケース部と、を備えたコンバインに関する。
上記したコンバインとして、従来、特許文献1に示されるものがあった。特許文献1に示されるコンバインでは、エンジンボンネットに、前壁部としての前カバー、天板部としての上カバー、防塵ケース部としての防塵ケースが備えられている。そして、エンジンボンネットは、防塵ケース部の下部に機体前後向きで位置する開閉軸芯まわりに揺動開閉できるようになっている。
特開2014−45672号公報
従来のコンバインでは、エンジンボンネットを開閉するのに、運転座席が付いて動くので、重くて大きな動慣性が付き易いとか、嵩が大きくて取り扱い難いなど、開閉し難くなりがちであった。
本発明は、エンジン及びラジエータの回りを広い範囲にわたって開放できながら、エンジンボンネットを開閉し易いコンバインを提供する。
本発明によるコンバインは、
運転部の下部に、エンジン及び前記エンジンの機体横外側に位置するエンジン冷却用のラジエータを収容すると共に運転座席を支持するエンジンボンネットを備え、
前記エンジンボンネットは、前記エンジン及び前記ラジエータの前方を覆う前壁部と、前記エンジン及び前記ラジエータの上方を覆うと共に前記運転座席を支持する天板部と、前記ラジエータの機体横外側を覆う防塵ケース部と、を備え、
前記エンジンボンネットは、前記前壁部のうちの機体横外側部分を構成する外側の分割前壁部、前記天板部のうちの機体横外側部分を構成する外側の分割天板部、及び前記防塵ケース部の夫々を有した状態で、前記防塵ケース部の下部に位置する機体前後向きの開閉軸芯まわりに揺動開閉可能に支持されている開閉式の第1分割ボンネット部と、前記前壁部のうちの機体横内側部分を構成する内側の分割前壁部、及び前記天板部のうちの機体横内側部分を構成すると共に前記運転座席を支持する内側の分割天板部の夫々を有した状態で、機体フレームに固定支持されている固定式の第2分割ボンネット部と、を備えているコンバイン。
本構成によると、エンジンボンネットのうち、運転座席を支持する第2分割ボンネット部が機体フレームに固定支持され、運転座席が付いていない第1分割ボンネット部だけを開閉するので、運転座席が付いて開閉するのに比べ、軽くて大きな動慣性が付き難いとか、嵩が小さくて取り扱い易いなど開閉し易い。第1分割ボンネット部を開けると、防塵ケース部のみならず、外側の分割前壁部及び外側の分割天板部が開くので、エンジン及びラジエータの回りを広い範囲にわたって開放できる。
従って、エンジン及びラジェータの回りを広い範囲わたって開放できて、エンジン及びラジエータの点検などの作業を行ない易いのみならず、エンジンボンネットを楽に開閉できる。
本発明においては、前記第1分割ボンネット部と前記第2分割ボンネット部とを連結した連結状態と、前記第1分割ボンネット部と前記第2分割ボンネット部との連結を解除した解除状態とに切り換え操作可能な連結具を備え、前記連結具は、外側の前記分割天板部と内側の前記分割天板部とを連結可能であると共に、前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、前記運転座席と前記天板部との間の空間に位置すると好適である。
本構成によると、運転時には、連結具が運転座席の下方に位置して障害物になり難く、第1分割ボンネット部を開閉する際には、運転座席と天板部との間に手を入れることで連結具を容易に操作できる。
本発明においては、外側の前記分割天板部の機体横内側端縁が、前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、前記運転座席の機体横外側端よりも機体横内側に入り込み、外側の前記分割前壁部の下部における機体横内側端縁が、前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、外側の前記分割天板部の機体横内側端縁よりも機体横内側に位置し、かつ、外側の前記分割前壁部の上部の内側端縁が外側の前記分割天板部の前記機体横内側端縁の前端から外側の前記分割前壁部の前記機体横内側端縁の上端に向かって傾斜していると好適である。
本構成によると、外側の分割天板部の機体横内側端縁と、運転座席の機体横外側端とが機体横方向において同じ位置に位置するのに比べ、外側の分割天板部の横幅を広くでき、外側の分割前壁部の下部における機体横内側端縁と、外側の分割天板部の機体横内側端縁とが機体横方向において同じ位置に位置するのに比べ、外側の分割前壁部の横幅を広くできる。外側の分割天板部の横幅及び外側の分割前壁部の横幅を広くしても、外側の分割前壁部の上部における内側端縁の前記傾斜によって、外側の分割前壁部が運転座席に当たらずに第1分割ボンネット部を開くことができる。
従って、第1分割ボンネット部を開いたとき、エンジン及びラジエータの回りを広く開放できる。
本発明においては、前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、前記運転座席が前記第1分割ボンネット部の上方と、前記第2分割ボンネット部の上方とに跨って位置し、かつ、外側の前記分割前壁部の下部における機体横内側端縁が前記運転座席の横幅方向での中央部の下方に位置していると好適である。
本構成によると、第1分割ボンネット部を開けたとき、エンジンルームを機体横外側の端から運転座席の横幅方向での中央部の下方箇所に至る範囲で開放できる。
コンバインの全体を示す側面図である。 原動部を示す側面図である。 第1分割ボンネット部の閉じ状態での原動部を示す正面図である。 第1分割ボンネット部の開き状態での原動部を示す正面図である。 第1分割ボンネット部の閉じ状態での原動部を示す平面図である。 第1分割ボンネット部の開き状態での原動部を示す平面図である。 第1分割ボンネット部の開き状態でのエンジンボンネットを示す斜視図である。 給気ケースを示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す側面図である。図1に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、機体フレーム1の下部に左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体を備えている。走行機体の前部における横一端側の部位に、運転座席3を有した運転部4が設けられている。走行機体の前部に刈取部5が連結されている。走行機体の後部に、脱穀装置6及び穀粒タンク7が設けられている。脱穀装置6と穀粒タンク7とは、穀粒タンク7が運転部4の後方に位置する状態で走行機体の横幅方向に並んでいる。穀粒タンク7にスクリューコンベヤ式の穀粒搬出装置8が装備されている。運転部4の下部にエンジン11を有した原動部10が設けられている。
刈取部5は、機体フレーム1の前部から前向きに上下揺動可能に延出された刈取部フレーム5aを備えている。刈取部フレーム5aを昇降シリンダ(図示せず)によって揺動操作することで、刈取部5を下降作業姿勢と上昇非作業姿勢とにわたって昇降操作できる。このコンバインでは、刈取部5を下降作業姿勢にして走行機体を走行させることで、稲、麦などの収穫作業をできる。
すなわち、下降作業姿勢にされた刈取部5では、エンジン11から駆動力が伝達されて駆動され、植立穀稈が引起装置5bによって引起しながらバリカン型の刈取装置5cによって刈り取られ、刈取穀稈が供給装置5dによって後方に搬送して脱穀装置6に供給される。脱穀装置6では、エンジン11から駆動力が伝達されて駆動され、供給装置5dによって供給された刈取穀稈の株元側が脱穀フィードチェーン(図示せず)によって受継がれて後方に向けて挟持搬送されつつ、穂先側が扱室(図示せず)に供給され、穂先側が回動する扱胴(図示せず)によって脱穀処理される。脱穀処理によって得られた穀粒が穀粒タンク7に供給されて貯留される。穀粒タンク7に貯留された穀粒を穀粒搬出装置8によって取出すことができる。
原動部10について説明する。
図2,4に示すように、原動部10には、エンジンボンネット12が運転部4の下部に配置した状態で備えられ、エンジンボンネット12によってエンジンルーム13が形成されている。エンジンルーム13にエンジン11及びラジエータ14が設けられている。ラジエータ14は、エンジン11の走行機体横外側に設けられている。エンジンルーム13の後部の上方に給気ケース15が設けられている。給気ケース15にエンジン用のエアクリーナ16が収容されている。エアクリーナ16には、プレエアクリーナ16a(図1参照)が接続されている。
エンジンボンネット12は、前壁部17と、天板部18と、防塵ケース部19とを備えている。防塵ケース部19は、前壁部17及び天板部18の機体横外側の端部に連結されている。前壁部17によってエンジン11及びラジエータ14の前方を覆い、天板部18によってエンジン11及びラジエータ14の上方を覆い、防塵ケース部19によってラジエータ14の機体横外側を覆うようになっている。本実施例では、前壁部17に通気窓を設けていないが、通気窓を設けて実施してもよい。
防塵ケース部19には、図1に示すように、吸気窓部20が設けられている。吸気窓部20には、網状の除塵具が装着されている。図4に示すように、ラジエータ14とエンジン11との間に冷却ファン21が設けられている。冷却ファン21がエンジン11によって回転駆動されて吸引作用することにより、エンジンボンネット12の外部から吸気窓部20を介して内部に冷却風が導入される。ラジエータ14は、内部に位置するエンジン冷却水を導入された冷却風との熱交換によって冷却し、冷却後のエンジン冷却水をエンジン11に供給することによってエンジン11の冷却を行なう。
図3に示すように、防塵ケース部19は、エンジンボンネット12の横外側と給気ケース15の横外側とに亘って位置する大きさを備えている。図1に示すように、防塵ケース部19の上部に通気窓部22が設けられている。通気窓部22には、網状の除塵具が装着されている。通気窓部22は、給気ケース15及びエンジンボンネット12の夫々の内部に連通し、給気ケース15の内部への通気、及びラジエータ14への冷却風の吸引を可能にしている。本実施例では、防塵ケース部19の大きさをエンジンボンネット12と給気ケース15とに亘って位置する大きさに設定しているが、エンジンボンネット12の横外側だけに位置する大きさに設定してもよい。
図8に示すように、給気ケース15の前壁部15bに点検開口15cが設けられている。点検開口15cは、脱着可能な蓋体35によって開閉できる。点検開口15cには、エアクリーナ16のキャッチクリップ31に対向する開口部15dが備えられている。キャッチクリップ31は、エアクリーナ16の本体と蓋体とを連結したり、この連結を解除したりするものである。エアクリーナ16のエレメントを交換するとき、給気ケース15の外部から点検開口15cを介してキャッチクリップ31に手が容易に届き、キャッチクリップ31のロック及び解除操作を容易にできる。
図7,8に示すように、前壁部15bのうちの点検開口15cの周辺箇所に受止め部41が設けられている。蓋体35を閉じたとき、蓋体35の下部の複数個所を受止め部41に入り込ませて受け止め支持させられる。
図2,3に示すように、天板部18に運転座席3が支持されている。本実施例では、天板部18と運転座席3との間に座席調節機構3aが介装されている。運転座席3の下方に、クッション用のダンパー39が配備されている。座席調節機構3aは、運転座席3の取付位置を前後方向に変更し、かつ、運転座席3の背当部の角度調節をするものである。座席調節機構3aを設けずに実施してもよい。
給気ケース15の前壁部15bに運転座席3に向かって開口し、かつ後方に向かって凹入した凹入部36が設けられている。具体的には、図3,7に示すように、凹入部36は、蓋体35に設けられている。図2に示すように、運転座席3の取付位置を後方に調節したとき、また背当部の傾斜角度を後倒れ側に調節したとき、運転座席3の背後部分を凹入部36に入り込ませ、運転者と操縦塔4aと間隔を広くできる。
図3〜図7に示すように、エンジンボンネット12には、第1分割ボンネット部12Aと第2分割ボンネット部12Bとが備えられている。
第1分割ボンネット部12Aには、外側の分割前壁部17aと、外側の分割天板部18aと、防塵ケース部19とが備えられている。外側の分割前壁部17aは、前壁部17のうちの機体横外側部分を構成している。外側の分割天板部18aは、天板部18のうちの機体横外側部分を構成している。外側の分割前壁部17aと、外側の分割天板部18aと、防塵ケース部19とは、連結されて、一つの構造体になっている。
図2,3に示すように、防塵ケース部19の下部の前後側に連結部19aが設けられている。前後の連結部19aは、機体フレーム1の支持部1aに連結軸23を介して相対回転可能に連結されている。第1分割ボンネット部12Aは、機体フレーム1に揺動開閉可能に支持された開閉式となっている。すなわち、第1分割ボンネット部12Aは、図3〜図7に示すように、防塵ケース部19の下部に位置する連結軸23の機体前後方向に延びる軸芯を開閉軸芯Pとして揺動操作することで開閉できる。
第2分割ボンネット部12Bには、内側の分割前壁部17bと、内側の分割天板部18bとが備えられている。内側の分割前壁部17bは、前壁部17のうちの機体横内側部分を構成している。内側の分割天板部18bは、天板部18のうちの機体横内側部分を構成すると共に運転座席3を支持している。内側の分割前壁部17bには、ダンパー39が通る切欠き部40(図5,6,7参照)が形成されている。
図3,7に示すように、エンジンボンネット12の機体横内側において、機体フレーム1にパネルフレーム25が立てられている。パネルフレーム25に、サイド運転パネル24(図5,6参照)、及び運転部4の横壁板4tが支持されている。内側の分割前壁部17bの機体横内側の端部が横壁板4tに連結されている。内側の分割天板部18bの後端部が給気ケース15の前壁部15bに連結されている。第2分割ボネット部12Bは、横壁板4t、パネルフレーム25などを介して機体フレーム1に固定支持された固定式となっている。内側の分割天板部18bの給気ケース15への連結ボルトによる連結を解除し、内側の分割前壁部17bの横壁板4tへの連結ボルトによる連結を解除すれば、第2分割ボンネット部12Bを機体から取り外すことができる。
図4は、第1分割ボンネット部12Aの開き状態での原動部10を示す正面図である。図6は、第1分割ボンネット部12Aの開き状態での原動部10を示す平面図である。図7は、第1分割ボンネット部12Aの開き状態でのエンジンボンネット12を示す斜視図である。図4,6,7に示すように、第1分割ボンネット部12Aを開閉軸芯Pを揺動軸芯として走行機体の横外側へ揺動操作し、第1分割ボンネット部12Aの上端側が機体横外側に出ると、第1分割ボンネット部12Aが開き状態になり、エンジン11及びラジエータ14の前方及び上方、ラジエータ14の機体横外側を解放できる。このとき、給気ケース15の横外側の開口が開き、エアクリーナ16のメンテナンス作業が可能になる。図4,7に示す支持部材32は、第1分割ボンネット部12Aに引き出されて、第1分割ボンネット部12Aの開き限界を設定するものである。
図3は、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態での原動部10を示す正面図である。図5は、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態での原動部10を示す平面図である。図3,5に示すように、第1分割ボンネット部12Aを開閉軸芯Pを揺動軸芯として走行機体の内側へ揺動操作し、第1分割ボンネット部12Aが機体フレーム1の上に起立すると、第1分割ボンネット部12Aが閉じ状態になり、エンジン11及びラジエータ14の前方及び上方、ラジエータ14の機体横外側を第1分割ボンネット部12Aによって覆うことができる。
防塵ケース部19の上部における内側板部分に開口38(図6参照)が形成されている。第1分割ボンネット部12Aを閉じたとき、エアクリーナ16のうちの給気ケース15から横外側に突出している端部が開口38に入り込む。
図3,5に示すように、外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tが、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態において、運転座席3の機体横外側端3Tよりも機体横内側に入り込み、外側の分割前壁部17aの下部における機体横内側端縁17Tが、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態において、外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tよりも機体横内側に位置する。そして、外側の分割前壁部17aの上部の内側端縁17Lが外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tの前端18Fから外側の分割前壁部17aの機体横内側端縁17Tの上端17Uに向かって傾斜している。
つまり、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態において、外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tと、運転座席3の機体横外側端3Tとが機体横幅方向において同じ位置に位置するのに比べ、外側の分割天板部18aの横幅を広くできる。外側の分割前壁部17aの下部における機体横内側端縁17Tと、外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tとが機体横幅方向において同じ位置に位置するのに比べ、外側の分割前壁部17aの横幅を広くできる。そして、外側の分割前壁部17aの上部における内側端縁17Lの前記傾斜によって、外側の分割前壁部17aが運転座席3に当たらずに第1分割ボンネット部12Aを開くことができる。
図3,5に示すように、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態において、運転座席3が第1分割ボンネット部12Aの上方と、第2分割ボンネット部12Bの上方とに跨って位置し、かつ、外側の分割前壁部17aの下部における機体横内側端縁17Tが運転座席3の横幅方向での中央部の下方に位置している。第1分割ボンネット部12Aを開けたとき、エンジンルーム13を機体横外側の端から運転座席3の横幅方向での中央部の下方箇所に至る範囲で開放できる。図6,7に示すように、外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tにおける折曲げ端部18cと、外側の分割前壁部17aの内側端縁17L及び機体横内側端縁17Tにおける折曲げ端部17cとの夫々にシール材33が取付けられている。
図3,5に示すように、第1分割ボンネット部12Aを第1の連結具26及び第2の連結具42によって閉じ状態に固定できる。
具体的には、第1の連結具26は、キャッチクリップによって構成されている。第1の連結具26には、引掛け具27及び操作レバー28を有した連結具本体と、受け部材29とが備えられている。連結具本体は、外側の分割天板部18aの前端部分18afにおける機体横内側端部に支持されている。受け部材29は、内側の分割天板部18bの前端部分18bfにおける機体横外側端部に支持されている。外側の分割天板部18aにおける前端部分18afは、後端側部分よりも低くなっている。内側の分割天板部18bにおける前端部分18bfは、後端側部分よりも低くなっている。本実施例では、連結具本体が外側の分割天板部18aに支持され、受け部材29が内側の分割天板部18bに支持されているが、連結具本体を内側の分割天板部18bに支持し、受け部材29を外側の分割天板部18aに支持してもよい。
第1分割ボンネット部12Aを閉じた状態において、引掛け具27を受け部材29に掛け、操作レバー28を締め側に揺動操作して引掛け具27を引っ張り操作する。すると、第1の連結具26は、連結状態になり、外側の分割天板部18aと内側の分割天板部18bとを連結することで、第1分割ボンネット部12Aと第2分割ボンネット部12Bとを連結し、第1ボンネット分割部12Aを閉じ状態に固定する。
操作レバー28を弛め側に揺動操作して引掛け具27を受け部材29から外す。すると、第1の連結具26は、解除状態になり、外側の分割天板部18aと内側の分割天板部18bとの連結を解除することで、第1分割ボンネット部12Aと第2分割ボンネット部12Bとの連結を解除し、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態での固定を解除する。
図3に示すように、第1の連結具26は、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態において、運転座席3と天板部18との間の空間に位置する。運転時には、第1の連結具26が運転座席3の下方に位置して障害物になり難く、第1分割ボンネット部12Aを開閉する際には、運転座席3と天板部18との間に手を入れることで第1の連結具26を操作できる。
第2の連結具42は、防塵ケース部19の上部と給気ケース15とにわたって設けられている。第2の連結具42は、第1分割ボンネット部12Aの閉じ状態において、防塵ケース部19と給気ケース15とを連結することで、第1分割ボンネット部12Aを閉じ状態に固定する。第2の連結具42は、キャッチクリップによって構成され、第1の連結具26と同じ構成を備えている。第2の連結具42のうち、引掛け具43及び操作レバー44を有した連結具本体は、給気ケース15に支持されている。第2の連結具42の受け部材45は、防塵ケース部19に支持されている。
〔別実施形態〕
(1)エンジンボンネット12を第1分割ボンネット部12Aと第2分割ボンネット部12Bとに分割する分割ラインは、上記した実施例の分割ラインとは形状及び長さが異なる分割ラインに変更可能である。
(2)上記した実施例では、外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tが、運転座席3の機体横外側端3Tよりも機体横内側に入り込む構成を採用した例を示したが、外側の分割天板部18Aaの機体横内側端縁18Tが運転座席3の機体横外側端3Tよりも機体横外側に位置する構成とか、機体横方向において、外側の分割天板部18aの機体横内側端縁18Tと、運転座席3の機体横外側端3Tとが同じ箇所に位置する構成を採用してもよい。
(3)上記した実施例では、外側の分割天板部18aと内側の分割天板部18bとを連結する連結具26を採用した例を示したが、外側の分割前壁部17aと内側の分割前壁部17bとを連結する連結具を採用して実施してもよい。また、他の連結具として、第2の連結具42とは異なる取付箇所に位置する連結具を採用してもよい。連結具26及び連結具42としては、取付け箇所が種々異なる連結具を採用してもよい。
(4)上記した実施例では、連結具26及び連結具42としてキャッチクリップを採用した例を示したが、キャッチクリップに限らず、フックなど、連結形態が各種異なるものを採用してもよい。
本発明は、クローラ走行装置2に代えて走行車輪を備えたコンバインに適用できる。また、自脱型の脱穀装置6に代えて普通型の脱穀装置を備えたコンバインに適用できる。
3 運転座席
4 運転部
11 エンジン
12 エンジンボンネット
14 ラジエータ
17 前壁部
17a 外側の分割前壁部
17b 内側の分割前壁部
17T 機体横内側端縁
17L 内側端縁
17U 上端
18 天板部
18a 外側の分割天板部
18b 内側の分割天板部
18T 機体内側端縁
18F 前端
19 防塵ケース部

Claims (4)

  1. 運転部の下部に、エンジン及び前記エンジンの機体横外側に位置するエンジン冷却用のラジエータを収容すると共に運転座席を支持するエンジンボンネットを備え、
    前記エンジンボンネットは、前記エンジン及び前記ラジエータの前方を覆う前壁部と、前記エンジン及び前記ラジエータの上方を覆うと共に前記運転座席を支持する天板部と、前記ラジエータの機体横外側を覆う防塵ケース部と、を備え、
    前記エンジンボンネットは、前記前壁部のうちの機体横外側部分を構成する外側の分割前壁部、前記天板部のうちの機体横外側部分を構成する外側の分割天板部、及び前記防塵ケース部の夫々を有した状態で、前記防塵ケース部の下部に位置する機体前後向きの開閉軸芯まわりに揺動開閉可能に支持されている開閉式の第1分割ボンネット部と、前記前壁部のうちの機体横内側部分を構成する内側の分割前壁部、及び前記天板部のうちの機体横内側部分を構成すると共に前記運転座席を支持する内側の分割天板部の夫々を有した状態で、機体フレームに固定支持されている固定式の第2分割ボンネット部と、を備えているコンバイン。
  2. 前記第1分割ボンネット部と前記第2分割ボンネット部とを連結した連結状態と、前記第1分割ボンネット部と前記第2分割ボンネット部との連結を解除した解除状態とに切り換え操作可能な連結具を備え、
    前記連結具は、外側の前記分割天板部と内側の前記分割天板部とを連結可能であると共に、前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、前記運転座席と前記天板部との間の空間に位置する請求項1に記載のコンバイン。
  3. 外側の前記分割天板部の機体横内側端縁が、前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、前記運転座席の機体横外側端よりも機体横内側に入り込み、
    外側の前記分割前壁部の下部における機体横内側端縁が、前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、外側の前記分割天板部の機体横内側端縁よりも機体横内側に位置し、かつ、外側の前記分割前壁部の上部の内側端縁が外側の前記分割天板部の前記機体横内側端縁の前端から外側の前記分割前壁部の前記機体横内側端縁の上端に向かって傾斜している請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記第1分割ボンネット部の閉じ状態において、前記運転座席が前記第1分割ボンネット部の上方と、前記第2分割ボンネット部の上方とに跨って位置し、かつ、外側の前記分割前壁部の下部における機体横内側端縁が前記運転座席の横幅方向での中央部の下方に位置している請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンバイン。
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