JP6226800B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンと、エンジンよりも機体外側に配置されるラジエータと、エンジンとラジエータとの間に配置される冷却ファンと、が備えられている作業機に関する。
例えば、下記の特許文献1に、従来の作業機が記載されている。特許文献1に記載の作業機には、エンジン(特許文献1では、「エンジン〔7a〕」)と、エンジンよりも機体外側に配置されるラジエータ(特許文献1では、「ラジエータ〔8〕」)と、エンジンとラジエータとの間に配置される冷却ファン(特許文献1では、「吸引冷却ファン〔8a〕」)と、が備えられている。また、特許文献1に記載の作業機には、ラジエータを支持するフレーム(特許文献1では、「取付フレーム〔15〕」)における機体外側箇所に支持されるインタークーラ(特許文献1では、「インタークーラ〔22〕」)と、インタークーラとエンジンとを接続し、フレームを機体内外方向に貫通するように配置される配管と、が備えられている。
特開2009−1187号公報(図2、図5)
ところで、上記のような従来の作業機では、エンジンとラジエータとの間に配置される冷却ファンについてメンテナンスを行う場合がある。そのような場合、ラジエータをフレームごと機体から取り外して、エンジン側に位置している冷却ファンを露出させる。
しかし、従来の技術では、フレームに、インタークーラとエンジンとを接続する配管が貫通支持されているので、そのままの状態では、フレームの動きが配管に規制されて、フレームを移動させることができない。よって、ラジエータ等を取り外す前に、配管を取り外す作業が必要になる。しかし、エンジンとラジエータとの間に配置される冷却ファンのメンテナンスを行う度に、配管の着脱を行うことは手間であり、メンテナンス性の点において改善の余地があった。
上記実情に鑑み、エンジンとラジエータとの間に配置される冷却ファンのメンテナンスを容易に行うことができる作業機の提供が望まれていた。
本発明は、エンジンと、前記エンジンよりも機体外側に配置されるラジエータと、前記エンジンと前記ラジエータとの間に配置される冷却ファンと、前記ラジエータを支持するフレームと、前記フレームにおける機体外側箇所に支持されるインタークーラと、前記インタークーラと前記エンジンとを接続し、前記フレームを機体内外方向に貫通するように配置される可撓性及び形状保持性を有する配管と、が備えられ、前記フレームに、前記インタークーラを支持する本体部と、前記配管を支持可能な支持部と、が備えられ、前記フレームが、回動軸心周りに揺動可能に構成され、前記配管が、前記フレームを貫通する箇所において前記フレームの機体内外方向に亘って連続しており、前記支持部が、前記本体部に支持される支持状態と、前記本体部から取り外された支持解除状態とに、変更可能に構成され、前記支持部に、前記配管の周部の一部を覆うことが可能な第一部材と、前記第一部材と連結されて前記配管の周部のうち前記一部とは異なる部分を覆うことが可能な第二部材と、が備えられ、前記第一部材及び前記第二部材が共に前記本体部から取り外されることにより、前記支持部が前記支持解除状態となり、前記第一部材と前記第二部材とが、互いに着脱自在となっているものである。
本発明によると、本体部に支持部が支持されない支持解除状態にすることにより、配管が本体部に支持されない状態となり、本体部と配管とが互いに自由に動けるようになる。つまり、配管によってフレームの動きが規制されないので、インタークーラから配管を取り外さずに、配管を撓ませながら、フレームを回動軸心周りに揺動させて、エンジン側に位置している冷却ファンを、メンテナンス可能なように露出させることができる。
したがって、本発明によると、ラジエータを支持するフレームにインタークーラを支持し、支持部材の兼用を図りながらも、エンジンとラジエータとの間に配置される冷却ファンのメンテナンスを容易に行うことができる。
さらに、本発明によると、第一部材と第二部材とを互いに取り外すという簡単な作業で、配管から支持部を離脱させることができる。よって、フレームを回動軸心周りに揺動する際に、配管が支持部に連れ回ろうとして引っ掛かることがなく、配管が支持部に規制されずに自由に変形でき、フレームの揺動操作をスムーズに行うことが可能となる。
本発明において、前記配管に、前記インタークーラへ圧縮空気を導入する往路管と、前記インタークーラから冷却された圧縮空気を導出する復路管と、が備えられ、前記往路管と前記復路管とが横並びに配置され、前記第一部材と前記第二部材とが上下に分割可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、横並びに配置された往路管及び復路管の周部を覆う第一部材と第二部材とが上下に分割可能な構造になっている。よって、第一部材及び第二部材により、往路管及び復路管の全周を無理なく覆うことが可能になり、少ない部品点数でフレームの気密性を確保できる。
本発明において、前記支持部が、前記フレームの上端箇所に備えられていると好適である。
本構成によれば、フレームの上端箇所に支持部が位置しているので、支持部に支持可能な配管がコンパクトに配設され、しかも、支持部に対する上方側からのアクセスが容易となり、支持部を、支持状態と支持解除状態とに変更にする操作を行い易くできる。
本発明において、前記回動軸心が、前記本体部の前部に位置する縦向きの軸心であると好適である。
本構成によれば、回動軸心が縦向きの軸心なので、例えば、回動軸心を横向きの軸心にした場合のように、フレームにかかる荷重を下方から支えながらフレームを揺動させなくてよいので、フレームを揺動させる際の操作力を低減できる。そして、横向きの軸心である回動軸心が、本体部の前部に位置しているので、本体部の後部を揺動させて、冷却ファンの後方側を好適に露出させることができる。
本発明において、前記インタークーラが、前記本体部の後部側に偏倚した箇所に配置されていると好適である。
本構成によれば、インタークーラが、本体部の後部側に偏倚した箇所に配置されているので、フレームを回動軸心周りに揺動させる際に、インタークーラに接続されている配管が、他の部材等に干渉しにくいようにできる。
自脱型コンバインの全体側面図である。 自脱型コンバインの全体平面図である。 原動部の側面図である。 搭載フレームを取付位置にしたときの原動部の平面図である。 原動部の背面図である。 側面視で示す支持部の分解図である。 搭載フレームを揺動位置にしたときの原動部の平面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示されるように、自脱型コンバイン(「作業機」の一例)には、左右一対のクローラ走行装置11によって自走可能に構成された走行機体12と、操縦運転を行う運転部13と、エンジン14が備えられる原動部15と、植立穀稈を刈り取る刈取部16と、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置17と、穀粒を貯留する穀粒貯留部18と、貯留した穀粒を機外へ排出可能なアンローダ19と、が備えられている。
左右一対のクローラ走行装置11は、走行機体12の機体フレーム20の下部に連結されている。刈取部16は、機体横向きの昇降軸心周りに上下揺動自在となるように、機体フレーム20に連結されている。脱穀装置17は、機体フレーム20の上部における左側領域に配置されている。穀粒貯留部18は、運転部13の後方側に配置され、機体フレーム20の上部における右側領域に配置されている。アンローダ19は、縦方向向きの第二揺動軸心P2周りに旋回可能であると共に、上下揺動可能に構成されている。
図2に示されるように、運転部13は、機体フレーム20に上方における前部右側領域において、原動部15の上方側に配置されている。運転部13は、縦方向向きの第一揺動軸心P1周りに揺動自在に構成され、原動部15を覆う通常位置A1と、原動部15を開放する開放位置A2との間で姿勢を変更自在とされている。運転部13には、キャビン21に覆われた運転座席22と、運転座席22の周囲に配置された各種の操作レバー23と、運転座席22を下方から支持するボンネット24と、が備えられている。図1に示されるように、ボンネット24の機体横側方側には、防塵カバー25が開閉可能に取り付けられた防塵ケース26が連結されている。防塵ケース26は、運転部13のボンネット24と一体的に動くように構成されている。
図1に示されるように、原動部15は、運転部13の下方に位置している。図1、図2から理解されるように、運転部13が通常位置A1にあるときは、原動部15の上方は、ボンネット24に覆われ、原動部15の機体横外側の一方の空間は、防塵ケース26に覆われ、原動部15の機体横外側の他方の空間は、刈取部16の穀稈搬送部に覆われている。一方、運転部13が開放位置A2にあるときは、原動部15の上方の一部が開放され、原動部15の機体横外側の一方の空間が開放される。
図2に示されるように、穀粒貯留部18は、第二揺動軸心P2周りに揺動自在に構成され、脱穀装置17に隣接する隣接位置B1と、脱穀装置17から機体外側に離間した離間位置B2との間で姿勢を変更自在とされている。穀粒貯留部18を離間位置B2にすることにより、運転部13を開放位置A2へと揺動することができる。
〔原動部の構成〕
図2、図4、図5から理解されるように、原動部15は、通常位置A1にある運転部13のボンネット24の下方に位置するエンジンルームR内に収容されている。図3〜図5に示されるように、原動部15には、エンジン14の他、正逆流ファン27(「冷却ファン」の一例)、搭載フレーム28(「フレーム」に相当)、ラジエータ29、インタークーラ30、オイルクーラ31、ミッションクーラ32が備えられている。
図4に示されるように、エンジン14、正逆流ファン27、ラジエータ29、インタークーラ30は、機体内側から機体外側に向けて、この順に並ぶように配置されている。つまり、正逆流ファン27は、エンジン14とラジエータ29との間に配置されている。また、ラジエータ29は、エンジン14よりも機体外側に配置されている。図1、図2、図4から理解されるように、運転部13が通常位置A1にあるときには、搭載フレーム28の機体横外側に防塵ケース26が位置すると共に、インタークーラ30、オイルクーラ31、ミッションクーラ32は、防塵ケース26内に位置している。一方、運転部13が開放位置A2にあるときには、搭載フレーム28の機体横外側から防塵ケース26が退き、図3に示されるように、搭載フレーム28、インタークーラ30、オイルクーラ31、ミッションクーラ32が露出される。
〔正逆流ファン〕
図3〜図5に示されるように、正逆流ファン27には、エンジン14の出力軸14aに伝動ベルト33で連動連結されて一方向に回転する回転軸36と、回転軸36に放射状に備えられる複数の回転羽根37と、が備えられている。これら回転羽根37は、不図示の駆動モータにより、回転軸36に対する角度が変更可能となっている。つまり、正逆流ファン27は、回転軸36の回転方向を一方向としながら、回転羽根37の角度を変更して、回転羽根37により発生する風の方向を、無風状態を挟んで機体外向きと機体内向きとの間で変更自在となるように構成されている。これにより、通常は、機体内向きの風を発生させ、エンジン14等の冷却を効率良く行い、防塵カバー25に付着する排藁等の塵埃が増加してくるタイミングで、回転羽根37の角度を変更して機体内向きの風を発生させ、防塵カバー25に付着した排藁等の塵埃を機体外側へ吹き飛ばすことができる。
図3〜図5に示されるように、搭載フレーム28は、機体前後方向に沿って配置され、機体フレーム20に着脱自在に立設されている。搭載フレーム28は、エンジン14よりも機体外側に配置されている。図3〜図7に示されるように、搭載フレーム28には、本体部38と、支持部39と、が備えられている。
〔搭載フレームの本体部〕
図3に示されるように、本体部38には、機体前後方向に沿った上桟部材40、機体前後方向に沿った下桟部材41、上下方向に沿った前縦材42、上下方向に沿った後縦材43、機体前後方向に沿った横連結材44、複数のステー45、アングル状の前後一対の脚片46が備えられている。
上桟部材40の前端部と、下桟部材41の前端部とは、前縦材42によって連結されている。上桟部材40の後端部と、下桟部材41の後端部とは、後縦材43によって連結されている。上桟部材40と下桟部材41の間において、前縦材42の中途部と後縦材43の中途部とが横連結材44によって連結されている。下桟部材41の前端側の下端部に、前側の脚片46が取り付けられている。下桟部材41の後端側の下端部に、後側の脚片46が取り付けられている。
前後一対の脚片46は、それぞれ、本体部38における下桟部材41の下端部の前端部と後端部とに固定されている。各脚片46は、それぞれ、機体左右方向に並ぶ2つの取付ボルト48により機体フレーム20に着脱自在に取り付けられている。つまり、搭載フレーム28の本体部38は、計4つの取付ボルト48で機体フレーム20に着脱自在に取り付けられている。
前後一対の脚片46に締結されている4つの取付ボルト48(図4参照)のうち、前側の脚片46の機体内側箇所を締結している取付ボルト48以外の3つの取付ボルト48を取り外す。これにより、図7に示されるように、前側の脚片46の機体内側箇所を締結している取付ボルト48を支点として、搭載フレーム28が、機体フレーム20に対して、本体部38の前部に位置する縦向きの軸心である回動軸心X周りに揺動可能となる。
図4、図5に示されるように、ラジエータ29は、搭載フレーム28の機体横内側箇所に配置されている。ラジエータ29は、下桟部材41に支持され、上桟部材40に連結されるステー45に固定されている。
図3〜図5に示されるように、インタークーラ30、オイルクーラ31、ミッションクーラ32は、搭載フレーム28の機体横外側箇所に配置されている。インタークーラ30は、上桟部材40に連結されるステー45、及び、横連結材44に連結されるステー45に固定されている。オイルクーラ31は、上桟部材40に連結されるステー45、及び、横連結材44に連結されるステー45に固定されている。ミッションクーラ32は、横連結材44に連結されるステー45、及び、下桟部材41に連結されるステー45に固定されている。
このように、本体部38には、上記のラジエータ29、インタークーラ30、オイルクーラ31、ミッションクーラ32が支持されている。ラジエータ29は、搭載フレーム28における本体部38の前後中央部に配置されている。また、図3に示されるように、インタークーラ30は、搭載フレーム28における本体部38の後部側に偏倚した箇所に配置されている。オイルクーラ31は、搭載フレーム28における本体部38の上部側に偏倚した箇所に配置されている。ミッションクーラ32は、搭載フレーム28における本体部38の後部側の下部寄りに偏倚した箇所に配置されている。
〔ラジエータとエンジンの接続〕
図4、図5に示されるように、ラジエータ29には、正逆流ファン27を覆うファンシュラウド49が取り付けられている。また、図3〜図5、図7に示されるように、ラジエータ29には、アッパーホース50及びロワーホース51が接続されて備えられている。アッパーホース50、ロワーホース51は、いずれも、可撓性及び形状保持性を有する成型ホースとされている。図4に示されるように、アッパーホース50の一端部は、ラジエータ29の前側上端部に位置する液導入口29aに接続され、アッパーホース50の他端部は、エンジン14の前後中央部側に位置する液出口14dに接続されている。ロワーホース51の一端部は、ラジエータ29の後側下端部に位置する液導出口29bに接続され、ロワーホース51の他端部は、エンジン14の後部寄りの箇所に位置する液入口14eに接続されている。
〔インタークーラとエンジンの接続〕
図3〜図5、図7に示されるインタークーラ30は、エンジン14に供給される圧縮空気を冷却するように構成されている。インタークーラ30には、往路管52(「配管」に相当)及び復路管53(「配管」に相当)が接続されて備えられている。往路管52及び復路管53は、可撓性及び形状保持性を有している。図4に示されるように、往路管52の一端部は、インタークーラ30の前側上端部に位置するエア導入口30aに接続され、往路管52の他端部は、エンジン14の前部寄りの箇所に位置するエンジン14の過給機14bのエア出口14fに接続されている。復路管53の一端部は、インタークーラ30の後側上端部に位置するエア導出口30bに接続され、復路管53の他端部は、エンジン14の後部寄りの箇所に位置するエンジン14のエア入口14gに接続されている。このように、往路管52及び復路管53は、インタークーラ30とエンジン14とを接続している。
図3、図6に示されるように、上桟部材40の後部寄りの上端側箇所には、上向きに開口する凹部40aが形成されている。図3、図4から理解されるように、往路管52及び復路管53は、凹部40aを機体内外方向に貫通するように配置されている。図3、図4に示されるように、往路管52と復路管53とは、凹部40aにおいて、前後方向に沿って横並びとなるように配置されている。つまり、往路管52は、図4に示されるように、エンジン14の過給機14bのエア出口14fから供給される圧縮空気を、インタークーラ30へ導入するように構成され、復路管53は、インタークーラ30から冷却された圧縮空気を導出して、エンジン14のエア入口14gに供給するように構成されている。
なお、図4に示されるエンジン14の過給機14bには、図1に示されるプレエアクリーナ55及びエアクリーナ56によって除塵された空気が供給される。エンジン14の過給機14bは、エンジン14の排気によって駆動される。図3、図4に示されるように、エンジン14の過給機14bによって圧縮された圧縮空気は、往路管52を通って、インタークーラ30へ導入される。インタークーラ30で冷却された圧縮空気がエンジン14のエア入口14gへ供給される。
なお、図3〜図5に示されるオイルクーラ31は、刈取部16を駆動する無段変速装置である刈取HST(不図示)の作動油を循環させて冷却するように構成されている。また、図3、図5に示されるミッションクーラ32は、不図示のミッションの作動油を循環させて冷却するように構成されている。ミッションクーラ32は、インタークーラ30の下方において、搭載フレーム28の本体部38の後部側に偏倚した箇所に配置されている。
〔搭載フレームの支持部〕
図3、図6に示されるように、搭載フレーム28の支持部39は、本体部38の上桟部材40における凹部40aに嵌め込まれるように配置されている。つまり、支持部39は、搭載フレーム28の上端箇所の後部寄りの位置に備えられている。支持部39には、往路管52及び復路管53を支持可能となっている。支持部39は、本体部38に対して着脱自在に構成されている。つまり、支持部39は、本体部38に支持される支持状態と、支持状態が解除された支持解除状態とに、変更可能に構成されている。
支持部39には、板状の第一部材60と、板状の第二部材61と、が備えられている。第一部材60と第二部材61とは、互いに着脱自在とされ、第一部材60と第二部材61とは、上下に分割可能に構成されている。第二部材61を本体部38に連結した状態においては、往路管52及び復路管53は、第二部材61を介して、本体部38により下方から支持される状態になる。
図3、図6に示されるように、第一部材60には、往路管52に対応する上向き円弧状の第一上切欠部60aと、復路管53に対応する上向き円弧状の第二上切欠部60bと、が備えられている。第一上切欠部60a及び第二上切欠部60bには、それぞれ、円弧状のゴム等からなる上クッション材59aが取付けられている。第一部材60は、第一上切欠部60aに往路管52の上部を当接させて、往路管52の周部の一部である上半分の領域を覆うことが可能とされている。また、第一部材60は、第二上切欠部60bに復路管53の上部を当接させて、復路管53の周部の一部である上半分の領域を覆うことが可能とされている。
図3、図6に示されるように、第二部材61には、往路管52に対応する下向き円弧状の第一下切欠部61aと、復路管53に対応する下向き円弧状の第二下切欠部61bと、が備えられている。第一下切欠部61a及び第二下切欠部61bには、それぞれ、円弧状のゴム等からなる下クッション材59bが取付けられている。第二部材61は、第一下切欠部61aに往路管52の下部を当接させて、往路管52の周部の一部である下半分の領域を覆うことが可能とされている。また、第二部材61は、第二下切欠部61bに復路管53の下部を当接させて、復路管53の周部の一部である下半分の領域を覆うことが可能とされている。つまり、第二部材61は、第一部材60と連結されて往路管52及び復路管53の周部のうち一部とは異なる部分を覆うことが可能とされている。
これにより、往路管52は、第一部材60の第一上切欠部60a及び第二部材61の第一下切欠部61aにより、往路管52の全周が覆われるようになっている。また、復路管53は、第一部材60の第二上切欠部60b及び第二部材61の第二下切欠部61bにより、復路管53の全周が覆われるようになっている。よって、搭載フレーム28における機体内外の気密性が確保され、正逆流ファン27により発生される風の勢いが弱まることが防止されている。
図6から理解されるように、第一部材60と、第二部材61と、上桟部材40とは、機体外側から機体内側に向かう順に並ぶように配置されている。第一部材60と第二部材61と上桟部材40とは、第一ボルト63によって、機体外側から機体内側に向けて、3つの部材が共締めになっている。第一部材60と第二部材61とは、第二ボルト64及び第三ボルト65によって、機体外側から機体内側に向けて締結されるようになっている。第二部材61と上桟部材40とは、第四ボルト66によって、機体外側から機体内側に向けて締結されるようになっている。
第一ボルト63、第二ボルト64、第三ボルト65、第四ボルト66を全て取り外すと、上桟部材40、第一部材60、第二部材61が全て分離した状態になる。第二ボルト64及び第三ボルト65を締結したまま、第一ボルト63及び第四ボルト66を取り外すと、第一部材60と第二部材61とが連結されたまま、支持部39が、上桟部材40から分離した状態になる。第四ボルト66を締結したまま、第一ボルト63、第二ボルト64、第三ボルト65を取り外すと、第一部材60が、第二部材61及び上桟部材40から、分離した状態になる。
〔搭載フレームの揺動〕
図4、図5から理解されるように、搭載フレーム28は、機体フレーム20に対して回動軸心X周りに、揺動可能に構成されている。搭載フレーム28は、機体フレーム20に取り付けられた取付位置C1(図4参照)と、取付位置C1から機体横外側に向けて揺動された揺動位置C2(図7参照)との間で位置変更可能となっている。
搭載フレーム28を取付位置C1から揺動位置C2へ揺動させる際には、まず、穀粒貯留部18を、図2に示される離間位置B2にすると共に、運転部13を、図2に示される開放位置A2にする。これにより、搭載フレーム28の機体横外側から防塵ケース26が退き、搭載フレーム28の機体外側への揺動が阻害されない状態となる。そして、図6に示されるように、搭載フレーム28の本体部38から、搭載フレーム28の支持部39である第一部材60と第二部材61との両方を取り外し、第一部材60と第二部材61との連結を解除する。これにより、エンジン14とインタークーラ30とを接続している往路管52及び復路管53に、搭載フレーム28の本体部38の動きが規制されない状態となる。
そして、前側の脚片46の機体内側箇所を締結している取付ボルト48以外の3つの取付ボルト48を取り外して、搭載フレーム28が、機体フレーム20に対して、回動軸心X周りに揺動可能な状態にする。
ここで、往路管52及び復路管53は、搭載フレーム28を、取付位置C1と揺動位置C2との間で揺動可能にするために、搭載フレーム28を揺動位置C2に揺動した際に、エンジン14とインタークーラ30との接続が解除されない十分な長さとなっている。また、同様に、アッパーホース50及びロワーホース51は、搭載フレーム28を揺動位置C2に揺動した際に、エンジン14とラジエータ29との接続が解除されない十分な長さとなっている。
このような構造になっているので、図4に示される取付位置C1にある搭載フレーム28を、往路管52、復路管53、アッパーホース50、ロワーホース51を撓ませながら、回動軸心X周りに揺動させて、図7に示される揺動位置C2へと揺動して、エンジンルームRにおける正逆流ファン27の機体横外側の空間及び後方側の空間を開放し、正逆流ファン27の機体横外側及び後方側を露出させることができる。よって、往路管52及び復路管53をエンジン14とインタークーラ30から取り外すことなく、且つ、アッパーホース50及びロワーホース51を、エンジン14とラジエータ29から取り外すことなく、エンジン14とラジエータ29との間に配置される正逆流ファン27のメンテナンスを好適に行うことができる。また、図7から理解されるように、搭載フレーム28を取付位置C1と揺動位置C2との間で揺動させる際には、搭載フレーム28に支持されているラジエータ29とエンジン14とを接続しているアッパーホース50及びロワーホース51により、搭載フレーム28がエンジン14側に支持されるので、搭載フレーム28を安定した起立姿勢に保持できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、搭載フレーム28の本体部38から、搭載フレーム28の支持部39である第一部材60と第二部材61との両方を取り外し、第一部材60と第二部材61との連結を解除するものが一例に示されているが、これに限られない。例えば、搭載フレーム28の本体部38から、搭載フレーム28の支持部39である第一部材60と第二部材61との両方を取り外し、第一部材60と第二部材61とを連結したままとしてもよい。このようにした場合には、搭載フレーム28の本体部38を、回動軸心X周りに揺動すると、往路管52及び復路管53に、第一部材60及び第二部材61が支持された状態になる。これにより、第一部材60と第二部材61との着脱操作が不要になるので、正逆流ファン27のメンテナンス時の手間を少なくできる。
(2)上記実施形態では、搭載フレーム28の支持部39が、第一部材60と第二部材61とに分割可能になっているものが一例に示されているが、これに限られない。例えば、1つの部材のみで構成されている他の支持部であってもよい。また、3つ以上の部材で構成され、各部材が分割可能になっている他の支持部であってもよい。
(3)上記実施形態では、取付ボルト48の1つを支点として、搭載フレーム28が回動軸心X周りに揺動可能となるように構成されているものが一例に示されているが、これに限られない。例えば、搭載フレーム28を回転軸心X周りに揺動可能とする専用の回動(揺動)支持構造が備えられていてもよい。
(4)上記実施形態では、回動軸心Xが、本体部38の前部に位置する縦向きの軸心であるものが一例に示されているが、これに限られない。例えば、本体部38の後部に位置する縦向きの軸心である他の回動軸心であってもよい。また、本体部38の上部または下部に位置する横向きの軸心である他の回動軸心であってもよい。
(5)上記実施形態では、運転部13を第一揺動軸心P1周りに揺動して開放位置A2にすることにより、搭載フレーム28の機体横外側から防塵ケース26が位置しない状態にするものが一例に示されているが、これに限られない。例えば、ボンネット24に対して防塵ケース26を着脱自在に構成し、搭載フレーム28を揺動させる際に、防塵ケース26を取り外すようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、第一部材60と、第二部材61と、上桟部材40とが、機体外側から機体内側に向かう順に並ぶように配置されているものが一例に示されているが、これに限られない。第一部材60と、第二部材61と、上桟部材40は、この順で機体内外方向においてどのような順で並べられていてもよい。
(7)上記実施形態では、冷却ファンの一例として正逆流ファン27が示されているが、これに限られない。例えば、複数の回転羽根が、回転軸に対して角度変更不能に固定されており、回転軸の回転方向を双方向に切り換えることによって、風の方向を、機体外向きと機体内向きとに切り換えることが可能な正逆転ファン等の他の冷却ファンであってもよい。
本発明は、上記した自脱型コンバインの他、普通型コンバイン、トラクタ、田植機、草刈機等の他の作業機にも利用できる。
14 :エンジン
27 :正逆流ファン(冷却ファン)
28 :搭載フレーム(フレーム)
29 :ラジエータ
30 :インタークーラ
38 :本体部
39 :支持部
52 :往路管(配管)
53 :復路管(配管)
60 :第一部材
61 :第二部材
X :回動軸心

Claims (5)

  1. エンジンと、
    前記エンジンよりも機体外側に配置されるラジエータと、
    前記エンジンと前記ラジエータとの間に配置される冷却ファンと、
    前記ラジエータを支持するフレームと、
    前記フレームにおける機体外側箇所に支持されるインタークーラと、
    前記インタークーラと前記エンジンとを接続し、前記フレームを機体内外方向に貫通するように配置される可撓性及び形状保持性を有する配管と、が備えられ、
    前記フレームに、前記インタークーラを支持する本体部と、前記配管を支持可能な支持部と、が備えられ、
    前記フレームが、回動軸心周りに揺動可能に構成され、
    前記配管が、前記フレームを貫通する箇所において前記フレームの機体内外方向に亘って連続しており、
    前記支持部が、前記本体部に支持される支持状態と、前記本体部から取り外された支持解除状態とに、変更可能に構成され、
    前記支持部に、前記配管の周部の一部を覆うことが可能な第一部材と、前記第一部材と連結されて前記配管の周部のうち前記一部とは異なる部分を覆うことが可能な第二部材と、が備えられ、
    前記第一部材及び前記第二部材が共に前記本体部から取り外されることにより、前記支持部が前記支持解除状態となり、
    前記第一部材と前記第二部材とが、互いに着脱自在となっている作業機。
  2. 前記配管に、前記インタークーラへ圧縮空気を導入する往路管と、前記インタークーラから冷却された圧縮空気を導出する復路管と、が備えられ、
    前記往路管と前記復路管とが横並びに配置され、
    前記第一部材と前記第二部材とが上下に分割可能に構成されている請求項1に記載の作業機。
  3. 前記支持部が、前記フレームの上端箇所に備えられている請求項1または2に記載の作業機。
  4. 前記回動軸心が、前記本体部の前部に位置する縦向きの軸心である請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業機。
  5. 前記インタークーラが、前記本体部の後部側に偏倚した箇所に配置されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業機。
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