JP2014043220A - 風向調節羽根及び空気吹出口 - Google Patents

風向調節羽根及び空気吹出口 Download PDF

Info

Publication number
JP2014043220A
JP2014043220A JP2012188081A JP2012188081A JP2014043220A JP 2014043220 A JP2014043220 A JP 2014043220A JP 2012188081 A JP2012188081 A JP 2012188081A JP 2012188081 A JP2012188081 A JP 2012188081A JP 2014043220 A JP2014043220 A JP 2014043220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wind direction
blade
direction adjusting
decorative film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012188081A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Naruse
一晴 成瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUSAN KINZOKU KK
Original Assignee
MARUSAN KINZOKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARUSAN KINZOKU KK filed Critical MARUSAN KINZOKU KK
Priority to JP2012188081A priority Critical patent/JP2014043220A/ja
Publication of JP2014043220A publication Critical patent/JP2014043220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】光源によって発光する風向調節羽根にあって、構造が簡単で壊れ難い構成を提案する。
【解決手段】羽根本体10の少なくとも前縁を装飾フィルム11で被覆し、羽根本体10を、光を透過する導光部13と、光を透過しない遮光部14とによって構成する。そして、導光部13を装飾フィルム11の裏面に当接させるとともに、導光部13の、羽根本体10の側部に露出する部分を光源の光を受け入れる受光部18とし、さらに、装飾フィルム11の、導光部13を被覆する部分に光を透過可能な照明部25を形成し、導光部13の受光部18に入射した光が装飾フィルム11の照明部25の裏側に当たることにより、照明部25が発光するよう構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、カーエアコン等の空気吹出口に用いられる風向調節羽根に関する。
特許文献1には、カーエアコン等の空気吹出口に設けられる風向調節羽根であって、その前縁に光源を備えたものが提案されている。具体的には、かかる風向調節羽根では、光源は、羽根の長手方向に沿って摺動する操作ノブの裏側に配設されて、操作ノブを裏側から照らすよう構成される。ここで、特許文献1には、風向調節羽根の前縁に設けられた光源に電源を供給する構成として、電源コードを風向調節羽根の内部に通す構成と、風向調節羽根の表面に形成したメッキを介して光源に電源を供給する構成が提案されている。
特開2004−25960号公報
ところで、上記特許文献1に記載の風向調節羽根では、羽根の前縁に設けられた光源は、羽根の動きに合わせて回動するため、光源に電源を供給するための構造が複雑となる。また、電源供給路が動くため、電源の供給に不具合が生じることがある。例えば、上記風向調節羽根のうち、電源コードを羽根の内部に通す構成では、羽根の傾動に伴って電源コードがねじれて断線するおそれがあった。また、羽根表面のメッキを介して電源を供給する構成では、羽根の傾動に伴って電源端子がメッキに沿っての摺動するため、接触不良が起こり易い。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、構造が簡単で壊れ難い風向調節羽根、及び該風向調節羽根を備えた空気吹出口の提供を目的とする。
本発明は、空気吹出口の前側開口部に傾動可能に差し渡されて、吹き出る空気の向きを変更する風向調節羽根であって、光を透過する導光部と、光を透過しない遮光部とによって構成された羽根本体と、該羽根本体の少なくとも前縁を被覆する装飾フィルムとを備え、導光部は、装飾フィルムの裏面と当接するとともに、羽根本体の側部に露出する部分を光源の光を受け入れる受光部としており、装飾フィルムには、導光部を被覆する部分に、光を透過可能な照明部が設けられており、導光部の受光部に入射した光が装飾フィルムの照明部の裏側に当たることにより、照明部が発光するよう構成されていることを特徴とする風向調節羽根である。
すなわち、本発明の風向調節羽根は光源を備えず、光源の光を受光部から導光部内に受け入れて、受け入れた光を導光部を介して装飾フィルムの照明部の裏側へ導いて、照明部を発光させる。かかる風向調節羽根を具備する空気吹出口は、風向調節羽根が傾動しても光源は動かないため、風向調節羽根の傾動に合わせて電源ケーブルや電源端子等を動かす必要がなくなり、従来構成に比べて接触不良や断線などの不具合を低減できるとともに、光源への配線を簡易化できるという利点がある。また、本発明では、羽根本体の前縁を装飾フィルムで覆うことで、光源の非点灯時も意匠性を確保することができるという利点もある。
本発明にあって、装飾フィルムは、金属光沢を有し、且つ、光を透過可能な薄膜金属層と、該薄膜金属層の裏面に一体的に配設される光透過性の裏面保護層と、該裏面保護層の裏側に印刷される、光不透過性の遮光印刷層とを備えてなり、表面に金属光沢を有する金属調装飾部が形成されたものであり、遮光印刷層は、金属調装飾部を形成する部分で所定形状に欠落しており、遮光印刷層の当該欠落部分に照明部が形成される構成が提案される。
かかる構成にあっては、照明部を形成する遮光印刷層は、薄膜金属層の裏側に形成されるため、照明部を裏側から照らさない状態では、遮光印刷層の欠落部分は、薄膜金属層の金属光沢によって遮られて判別不能となり、照明部は金属調装飾部の中に埋没することとなる。一方、照明部を裏側から照らした状態では、遮光印刷層の欠落部分を光が透過することにより、金属調装飾部の中で照明部が光って視認されることとなる。このように、かかる構成では、照明部を裏側から照らした時のみに、照明部が光って現出するため、照明の有無によって風向調節羽根の意匠を大きく変化させることが可能となる。
また、本発明にあって、装飾フィルムを金型にセットして、導光部と遮光部を順番に射出成形して製造されるフィルムインサート成形品である構成が提案される。
かかる構成にあっては、羽根本体の成形と同時に、羽根本体の表面に装飾フィルムを一体化することができるため、風向調節羽根の製造時に、導光部と遮光部を組み付けたり、導光部に装飾フィルムを貼付したりする作業を省くことができる。また、羽根本体の表面を装飾フィルムで被覆する際に、フィルムの縁にバリが発生しないため、美観も優れたものとなる。また、風向調節羽根は、空気吹出口から吹き出る温風や冷風により、膨張と収縮を繰り返すこととなるが、本構成では装飾フィルム、導光部、及び遮光部が一体化されているため、各部品の膨張率が相違していても反り変形が生じ難いという利点がある。
また、本発明にあって、前記受光部は、羽根本体の側部であって、傾動中心に配設されている構成が提案される。
かかる構成にあっては、風向調節羽根が傾動しても受光部は傾動しないため、受光部と光源の位置関係が固定的なものとなり、光源の照射光を受光部に安定して入射可能となる。このため、本構成によれば、風向調節羽根の傾動時に受光部に受け入れる光量が変化して、照明部の明るさが不安定となるのを防止できる。
また、本発明にあって、前記受光部は、羽根本体の側部であって、遮光部によって形成された穴の底部に配設されている構成が提案される。
かかる構成にあっては、受光部の周囲が遮光部によって囲繞されることとなるため、光源の照射光が受光部の周囲に漏れ出て美観を損ね難くなる。
また、本発明にあって、羽根本体は、略左右対称形状をなし、前記受光部は、羽根本体の両側に対をなすように配設されている構成が提案される。
かかる発明によれば、風向調節羽根の両側から光源の光を受け入れることとなるため、照明部の明るさを左右対称にし易いという利点がある。
また、本発明の別の態様は、上記風向調節羽根をフレームの前側開口部に傾動可能に軸支してなり、フレームの、前記風向調節羽根の受光部と対向する位置に光源が配設されていることを特徴とする空気吹出口である。
かかる構成によれば、風向調節羽根を光源によって適切に発光させるとともに、従来構成に比して、構造が簡単で、なおかつ、壊れ難い空気吹出口を実現できる。提供を目的とする。
以上に述べたように、本発明によれば、風向調節羽根の傾動時に光源を動かさなくてよいため、接触不良や断線等の不具合が起き難くなり、また、風向調節羽根や空気吹出口の構造を簡素化できる。
実施例の空気吹出口1の使用状態説明図である。 空気吹出口1の斜視図である。 風向調節羽根4の斜視図であり、(a)は照明部25の非発光状態を示し、(b)は照明部25の発光状態を示す。 風向調節羽根4を横断して示す斜視図である。 風向調節羽根4を縦断して示す斜視図である。 空気吹出口1を光源装着孔8部分で縦断して示す斜視図である。 装飾フィルム11の層構造を示す説明図である。 風向調節羽根4の作用説明図である。 変形例の風向調節羽根4aを縦断して示す斜視図であり、(a)は、導光部13と遮光部14を分離した状態を示し、(b)は、導光部13と遮光部14を組み付けた状態を示す。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
実施例の空気吹出口1は、カーエアコンの空気吹出口であって、図1に示すように、自動車のダッシュボードDに配設されるものである。具体的には、空気吹出口1は、図2に示すように、箱状のフレーム2の前側開口部3に、風向きを上下方向に調節する水平な三枚の風向調節羽根4が並設される。また、図示省略するが、フレーム2の奥には、風向きを左右方向に調節する垂直な風向調節羽根が設けられる。この垂直な風向調節羽根は、水平な風向調節羽根4のうち、中段の羽根4に摺動可能に装着された操作部材6を左右に操作することで所望の角度に傾動させることができる。なお、空気吹出口1の基本構成は、従来構成と同じであるため、詳細な説明は省略する。
フレーム2の前側開口部3に装着される風向調節羽根4は、図3に示すように、幅広板状をなす羽根本体10を主体とする。羽根本体10の前縁には、装飾フィルム11が積層一体化されており、該装飾フィルム11によって風向調節羽根4の前縁に金属光沢を有する金属調装飾部17が形成されている。羽根本体10の両側には、一対の傾動穴12が形成される。風向調節羽根4は、この傾動穴12を支持されることにより、フレーム2に対して上下に傾動可能に保持される。また、後述するように、風向調節羽根4の金属調装飾部17には、横長矩形状の照明部25が幅方向に沿って複数形成される。この照明部25は、裏側から光を当てないと、図3(a)に示すように、金属調装飾部17の中で識別困難となり、図3(b)に示すように、裏側から光を当てると金属調装飾部17の中で光って視認されることとなる。
また、操作部材6は、図3に示すように、風向調節羽根4に外嵌する装着部15と、装着部15の背面側に延出する連係部16とで構成され、装着部15を風向調節羽根4の左右方向に摺動させると、連係部16を介して垂直な風向調節羽根を傾動させ得るよう構成されている。なお、図面では、操作部材6が装着された風向調節羽根4を示しているが、操作部材6が装着されていない二枚の風向調節羽根4も同一構成である。
風向調節羽根4の羽根本体10は、図4,5に示すように、光透過性の導光部13と光不透過性の遮光部14とで構成される。導光部13は、羽根本体10の前寄り部分に形成されて、羽根本体10の前縁で装飾フィルム11の裏面と当接するとともに、羽根本体10の両側部で傾動穴12の先端に露出している。この導光部13は、光拡散剤を含む透明なABS樹脂によって構成されており、傾動穴12の先端に露出する部分を受光部18とし、光源(LED)の光を該受光部18から受け入れ、受け入れた光を内部で拡散させながら装飾フィルム11の裏面に伝達する。一方、遮光部14は、光を透過しない黒色のABS樹脂によって構成されており、羽根本体10の、導光部13を除く部分を形成する。この遮光部14は、導光部13を外側から覆うように形成され、導光部13の内部を伝わる光が周囲に漏れ出るのを防止する。
一方、空気吹出口1のフレーム2には、図6に示すように、両側の側壁5,5の内側に、風向調節羽根4を傾動可能に支持する傾動軸7が突成されている。この傾動軸7の中心には、側壁5を内外方向に貫通する光源装着孔8が形成されており、該光源装着孔8に光源となるLED9が配設され、該LED9の照射光が、傾動軸7の先端から風向調節羽根4の受光部18に照射されるよう構成されている。
装飾フィルム11は、全面に金属光沢を有する金属調装飾が形成されたものであり、図7に示すように、金属調装飾を形成する薄膜金属層21と、該薄膜金属層21の表面に設けられる表面保護層22と、該薄膜金属層21の裏面に設けられる裏面保護層23と、裏面保護層23の裏側に印刷される印刷層24とで構成される。薄膜金属層21は、インジウム等の金属薄膜からなるものであり、照射される一部の光を反射し、一部の光を透過させることにより、表側からの光によって金属光沢を呈するとともに、裏側からの光を部分的に表側に透過させる。この金属薄膜は、樹脂フィルムに真空蒸着してなる真空蒸着膜や、樹脂フィルムにスパッタリングしてなるスパッタ膜が好適に用いられる。また、金属薄膜の膜厚は400〜700Åが好ましい。膜厚が400Å以上であれば薄膜金属層21は十分な金属光沢を示し、膜厚が700Å以下であれば、薄膜金属層21に十分量の光を透過可能となる。表面保護層22は、薄膜金属層21の金属薄膜の基材となるPET樹脂層22bと、該PET樹脂層22bの表面に形成されるアクリル樹脂層22aとからなる。アクリル樹脂層22a及びPET樹脂層22bは透明樹脂によって構成され、薄膜金属層21の表面を保護するとともに、薄膜金属層21の金属光沢を表側から視認可能とする。一方、裏面保護層23は、厚さ約200〜250μmの光透過性のABS樹脂製フィルムで構成されるものであり、羽根本体10を背面側に射出する際に、薄膜金属層21が熱で白化するのを防止する断熱層として機能する。また、裏面保護層23は、印刷層24の印刷面を構成する。印刷層24は、光不透過性の黒色インキで形成される遮光印刷層24aと、光透過性の青色インキで形成される着色印刷層24bとで構成される。遮光印刷層24aは、図7に示すように、照明部25を形成する部分で欠落することにより、裏側から照射される光が、照明部25のみを透過するようにするものである。一方、着色印刷層24bは、光透過性の青色インキで形成されるものであり、照明部25を透過する光を青く着色する。
かかる装飾フィルム11によれば、照明部25を裏側から照らすと、照明部25の部分を光が透過することによって、金属調装飾部17の中に照明部25が光って視認されることとなる。一方、照明部25を裏側から照らさない状態では、遮光印刷層24aの欠落部分26が薄膜金属層21の金属光沢に遮られて視認困難となることにより、表側からは照明部25の形状を判別困難となる。
以上の構成によれば、本実施例の空気吹出口1では、傾動軸7に配設されたLED9の非点灯時は、装飾フィルム11の照明部25の裏側に光が当たらないため、図3(a)に示すように、照明部25は、金属調装飾部17の金属光沢の中に埋没して判別困難となる。一方、LED9の点灯状態では、LED9の照射光が、導光部13の受光部18に入射し、図8に示すように、当該照射光が、導光部13を拡散しながら装飾フィルム11の裏面に到達することにより、照明部25が発光することとなる。したがって、本実施例の空気吹出口1は、夜間などに照明部25を点灯させることで、操作部材6の位置を把握して風向調節を容易に行うことが可能となり、また、意匠的外観を向上させることも可能となる。
本実施例の風向調節羽根4は、フィルムインサート成形によって容易に製造できる。具体的には、まず、薄膜金属層21の両面に保護層22,23を有するフィルムを製造し、しかる後に、当該フィルムの裏面に印刷層24を印刷することにより、凹凸のない装飾フィルム11を得る。そして、かかる装飾フィルム11を圧空成形等により賦形し、金型にセットし得るように周囲を裁断する。そして、得られた装飾フィルム11を表側が金型の型面に接するようにセットし、導光部13、遮光部14の順番で二色成形を行うことで、羽根本体10の表面に装飾フィルム11が積層一体化した風向調節羽根4を製造する。
このように、本実施例の風向調節羽根4は、フレーム2の側壁5に取り付けられたLED9の照射光によって、前縁に形成された照明部25を光らせるため、既存の風向調節羽根4のように風向調節羽根4に光源を設ける必要がなくなり、風向調節羽根4の傾動時にLED9を動かさずに済む。このため、本実施例の空気吹出口1では、LED9へ電源を供給する配線を簡単なものにでき、接触不良や断線等を生じさせることなく、風向調節羽根4を確実に発光させることができる。
また、本実施例では、羽根本体10の前縁を、装飾フィルム11で被覆しているため、導光部13を構成する透明樹脂が風向調節羽根4の前縁に露出せず、LED9の非点灯時の意匠性も向上させることができる。また、本実施例では、装飾フィルム11の裏側に遮光印刷層24aを印刷することによって照明部25を形成するため、様々な形状の照明部を容易に実現できるという利点がある。特に、本実施例では、LED9の非点灯時は、照明部25の形状は金属光沢に遮られて判別困難となるため、LED9の点灯時のみに、風向調節羽根4の前縁に照明部25が現出するという、意外性のある意匠を実現できる。
また、本実施例の風向調節羽根4は、上述のように、フィルムインサート二色成形によって製造できるから、導光部13と遮光部14を組み付ける手間や、導光部13に装飾フィルム11を貼付することなく、容易に製造できるという利点がある。また、成形時に、装飾フィルム11の際にバリが発生しないため、製品の美観を損ね難いという利点もある。
また、本実施例では、風向調節羽根4の側面であって、その傾動中心に受光部18を設けており、風向調節羽根4の傾動角度に関わらず受光部18の位置が固定されるため、LED9から受光部18に入射する光量が安定なものとなり、風向調節羽根4の傾動角度に関わらず、照明部25の明るさを一定レベルに保つことができるという利点がある。
また、本実施例では、受光部18が傾動穴12の先端に形成されて、受光部18の周囲が遮光部14によって筒状に覆われているため、受光部18に照射されるLED9の光が周囲に漏れ出て美観を損ね難いという利点がある。
また、本実施例では、風向調節羽根4の両側にLED9を設けているため、照明部25の明るさを左右対称にできるという利点がある。また、導光部13を構成する透明樹脂材に光拡散剤を混ぜて、導光部13の内部で光を拡散させるようにしているため、装飾フィルム11の裏面に斑無く光を行き渡らせて、照明部25の位置により生じる明暗差を少なくできるという利点がある。
なお、本発明の空気吹出口1は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
例えば、上記実施例の風向調節羽根4は、装飾フィルム11と導光部13と遮光部14とを成形時に一体化してなるものであるが、図9に示す風向調節羽根4aのように、別個に成形した導光部13と遮光部14を組み付けるようにしてもよい。ただし、図9に示す風向調節羽根4aよりも、実施例の風向調節羽根4の方が、導光部13と遮光部14が一体化している分、膨張、収縮に強く、空気吹出口から吹き出る温風と冷風によって変形し難いという利点がある。なお、図9では、実施例と構成の共通する部分に同一符号を付している。
また、上記実施例の空気吹出口1は、カーエアコンの空気吹出口であるが、本発明に係る空気吹出口1は、カーエアコン以外の空気吹出口も含む。また、本発明に係る導光部13と遮光部14の形態は、上記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。例えば、上記実施例では、導光部13が羽根本体10の前縁全幅に亘って設けられていたが、導光部13は、少なくとも羽根本体10の前縁の一部に設けられていればよい。また、装飾フィルム11の照明部25の形状も適宜変更可能である。例えば、操作部材6の一部又は全部を透明にするとともに、操作部材6の裏側に照明部25を設ける構成とすれば、LED9の点灯によって操作部材6を光らせることができる。また、上記実施例では、フレーム2に傾動軸7が形成され、風向調節羽根4に傾動穴12が形成されているが、かかる構成に替えて、風向調節羽根側に傾動軸を設けてもかまわない。また、上記実施例の空気吹出口1では、フレーム2が箱型形状をなしているが、本発明の空気吹出口のフレームは、箱型形状に限定されず、筒型形状やパネル形状にすることも可能である。
また、上記実施例では、照明部25を発光させる光源としてLED9が用いられているが、照明部を発光させる光源は、LEDに限らず、白熱電球やEL(エレクトロルミネッセンス)などを用いることもできる。
1 空気吹出口
2 フレーム
3 前側開口部
4,4a 風向調節羽根
5 側壁
6 操作部材
7 傾動軸
8 光源装着孔
9 LED(光源)
10 羽根本体
11 装飾フィルム
12 傾動穴(穴)
13 導光部
14 遮光部
15 装着部
16 連係部
17 金属調装飾部
18 受光部
21 薄膜金属層
22 表面保護層
22a アクリル樹脂層
22b PET樹脂層
23 裏面保護層
23a ABS樹脂層
23b 第一インキ層
23c 第二インキ層
25 照明部
26 欠落部
D ダッシュボード

Claims (7)

  1. 空気吹出口の前側開口部に傾動可能に差し渡されて、吹き出る空気の向きを変更する風向調節羽根であって、
    光を透過する導光部と、光を透過しない遮光部とによって構成された羽根本体と、該羽根本体の少なくとも前縁を被覆する装飾フィルムとを備え、
    導光部は、装飾フィルムの裏面と当接するとともに、羽根本体の側部に露出する部分を光源の光を受け入れる受光部としており、
    装飾フィルムには、導光部を被覆する部分に、光を透過可能な照明部が設けられており、
    導光部の受光部に入射した光が装飾フィルムの照明部の裏側に当たることにより、照明部が発光するよう構成されていることを特徴とする風向調節羽根。
  2. 装飾フィルムは、金属光沢を有し、且つ、光を透過可能な薄膜金属層と、該薄膜金属層の裏面に一体的に配設される光透過性の裏面保護層と、該裏面保護層の裏側に印刷される、光不透過性の遮光印刷層とを備えてなり、表面に金属光沢を有する金属調装飾部が形成されたものであり、
    遮光印刷層は、金属調装飾部を形成する部分で所定形状に欠落しており、遮光印刷層の当該欠落部分に照明部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の風向調節羽根。
  3. 装飾フィルムを金型にセットして、導光部と遮光部を順番に射出成形して製造されるフィルムインサート成形品であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の風向調節羽根。
  4. 前記受光部は、羽根本体の側部であって、傾動中心に配設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の風向調節羽根。
  5. 前記受光部は、羽根本体の側部であって、遮光部によって形成された穴の底部に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の風向調節羽根。
  6. 羽根本体は、略左右対称形状をなし、前記受光部は、羽根本体の両側に対をなすように配設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の風向調節羽根。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の風向調節羽根をフレームの前側開口部に傾動可能に軸支してなり、フレームの、前記風向調節羽根の受光部と対向する位置に光源が配設されていることを特徴とする空気吹出口。
JP2012188081A 2012-08-28 2012-08-28 風向調節羽根及び空気吹出口 Pending JP2014043220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188081A JP2014043220A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 風向調節羽根及び空気吹出口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012188081A JP2014043220A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 風向調節羽根及び空気吹出口

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014043220A true JP2014043220A (ja) 2014-03-13

Family

ID=50394816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012188081A Pending JP2014043220A (ja) 2012-08-28 2012-08-28 風向調節羽根及び空気吹出口

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014043220A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3041063A1 (fr) * 2015-09-14 2017-03-17 Valeo Vision Dispositif optique au moins partiellement mobile pour l'eclairage et/ou la signalisation de vehicule automobile
KR101828717B1 (ko) * 2016-12-09 2018-02-12 주식회사 니프코코리아 자동차의 에어벤트용 발광장치
WO2018189024A1 (de) * 2017-04-10 2018-10-18 Volkswagen Aktiengesellschaft VERFAHREN ZUR BELEUCHTUNG EINES INNENAUSSTATTUNGS- ODER INNENVERKLEIDUNGSTEILS IM INNENRAUM EINES KRAFTFAHRZEUGS SOWIE TRINKGEFÄßHALTERUNG UND INNENVERKLEIDUNGSTEIL ZUR DURCHFÜHRUNG DES VERFAHRENS
US20190047376A1 (en) * 2017-08-14 2019-02-14 Illinois Tool Works Inc. Air vent for a vehicle
WO2019165018A1 (en) * 2018-02-22 2019-08-29 Illinois Tool Works Inc. Air vent for a vehicle
CN111152627A (zh) * 2020-01-21 2020-05-15 宁波福尔达智能科技有限公司 一种带氛围灯的汽车出风口外叶片及装配方法
FR3088585A1 (fr) * 2018-11-16 2020-05-22 Faurecia Interieur Industrie Aerateur de vehicule
KR20200117485A (ko) * 2019-04-04 2020-10-14 현대자동차주식회사 차량의 실내 장식 구조
CN111791675A (zh) * 2019-04-04 2020-10-20 现代自动车株式会社 通气装置
CN114771212A (zh) * 2022-06-21 2022-07-22 宁波均胜群英汽车系统股份有限公司 一种带氛围灯饰条的出风口

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118441U (ja) * 1984-01-18 1985-08-10 シャープ株式会社 風向変更装置
JPH0277119U (ja) * 1988-12-05 1990-06-13
US6437704B1 (en) * 1999-09-23 2002-08-20 Reitter & Schefenacker Gmbh & Co. Kg Outflow element for vehicles, in particular, motor vehicles
JP2010020047A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Marusan Kinzoku:Kk 照明式パネル及びその製造方法
JP2010198009A (ja) * 2009-01-28 2010-09-09 Toppan Printing Co Ltd 情報表示パネル

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60118441U (ja) * 1984-01-18 1985-08-10 シャープ株式会社 風向変更装置
JPH0277119U (ja) * 1988-12-05 1990-06-13
US6437704B1 (en) * 1999-09-23 2002-08-20 Reitter & Schefenacker Gmbh & Co. Kg Outflow element for vehicles, in particular, motor vehicles
JP2010020047A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Marusan Kinzoku:Kk 照明式パネル及びその製造方法
JP2010198009A (ja) * 2009-01-28 2010-09-09 Toppan Printing Co Ltd 情報表示パネル

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3041063A1 (fr) * 2015-09-14 2017-03-17 Valeo Vision Dispositif optique au moins partiellement mobile pour l'eclairage et/ou la signalisation de vehicule automobile
WO2017046088A1 (fr) * 2015-09-14 2017-03-23 Valeo Vision Dispositif optique au moins partiellement mobile pour l'eclairage et/ou la signalisation de vehicule automobile
KR101828717B1 (ko) * 2016-12-09 2018-02-12 주식회사 니프코코리아 자동차의 에어벤트용 발광장치
WO2018106081A1 (ko) * 2016-12-09 2018-06-14 주식회사 니프코코리아 자동차의 에어벤트용 발광장치
US10661709B2 (en) 2016-12-09 2020-05-26 Nifco Korea Inc. Light emitting device for air vent of automobile
WO2018189024A1 (de) * 2017-04-10 2018-10-18 Volkswagen Aktiengesellschaft VERFAHREN ZUR BELEUCHTUNG EINES INNENAUSSTATTUNGS- ODER INNENVERKLEIDUNGSTEILS IM INNENRAUM EINES KRAFTFAHRZEUGS SOWIE TRINKGEFÄßHALTERUNG UND INNENVERKLEIDUNGSTEIL ZUR DURCHFÜHRUNG DES VERFAHRENS
US20190047376A1 (en) * 2017-08-14 2019-02-14 Illinois Tool Works Inc. Air vent for a vehicle
WO2019165018A1 (en) * 2018-02-22 2019-08-29 Illinois Tool Works Inc. Air vent for a vehicle
FR3088585A1 (fr) * 2018-11-16 2020-05-22 Faurecia Interieur Industrie Aerateur de vehicule
CN111196132A (zh) * 2018-11-16 2020-05-26 佛吉亚内饰工业公司 车辆的通风设备
KR20200117485A (ko) * 2019-04-04 2020-10-14 현대자동차주식회사 차량의 실내 장식 구조
CN111791675A (zh) * 2019-04-04 2020-10-20 现代自动车株式会社 通气装置
KR102298978B1 (ko) 2019-04-04 2021-09-06 현대자동차주식회사 차량의 실내 장식 구조
CN111791675B (zh) * 2019-04-04 2024-02-23 现代自动车株式会社 通气装置
CN111152627A (zh) * 2020-01-21 2020-05-15 宁波福尔达智能科技有限公司 一种带氛围灯的汽车出风口外叶片及装配方法
CN114771212A (zh) * 2022-06-21 2022-07-22 宁波均胜群英汽车系统股份有限公司 一种带氛围灯饰条的出风口

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014043220A (ja) 風向調節羽根及び空気吹出口
EP2353937B1 (en) Vehicle lamp
JP6590935B2 (ja) エンブレムを照明するための光アセンブリ
JP5282133B2 (ja) 車両用照明装置
JP5126599B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP4901362B2 (ja) 電飾装置
JP2021514532A (ja) 自動車用信号装置
JP2004209039A (ja) 弾球遊技機
US9541703B2 (en) Lamp
CN105508958A (zh) 汽车灯
JP7184818B2 (ja) 車両用灯具
JP4631840B2 (ja) 車両用灯具
CN114791095A (zh) 用于车辆的照明设备及其制造方法
JP2014094656A (ja) 加飾照明装置
JP2020117194A (ja) 車両用加飾部品、車両用ライニング及び車両用ドア
CN109421480B (zh) 空气导引布置
JP2009051277A (ja) 車両用照明装置
JP2005338499A (ja) 表示部材及びパネル表示ユニット
JP5021580B2 (ja) シフトレバー装置の照明構造
JP5278209B2 (ja) 車両用灯具
JP2013103701A (ja) 車両用エンブレム
JP6210425B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP6733208B2 (ja) 車両用灯具のレンズ部材、車両用灯具
WO2015141276A1 (ja) 装飾用照明構造
JP6628087B2 (ja) 操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161115