JP2014037899A - 熱交換器 - Google Patents

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Toshimitsu Kamata
俊光 鎌田
Genei Kin
鉉永 金
Tomotsugu Inoue
智嗣 井上
Fumi Okuno
文 奥野
Hirokazu Fujino
宏和 藤野
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Abstract

【課題】幅広の面を有する扁平管を採用した場合に、熱交換性能を発揮させる熱交換器を提供する。
【解決手段】ヘッダー14は、各扁平管11の端部が接続され、ヘッダー14は、外側部材41と、仕切り部材42とを有する。外側部材41は、鉛直方向に延びる連続空間を形成し、仕切り部材42は、連続面42aと、複数の開口42bとを含む。連続面42aは、鉛直方向に連続して連続空間の内部を仕切り、第1空間44と第2空間45とを形成する。第1空間44は、二相冷媒を上方に誘導し、第2空間45は、二相冷媒を各扁平管11に分配する。複数の開口42bは、連続面42aに形成され第1空間と第2空間とをつなぎ、空気の流れ方向に対して下流側に位置する扁平管11の第1部分よりも、空気の流れ方向に対して上流側に位置する扁平管11の第2部分に対して冷媒が多く流れるように形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来から、特許文献1(特開2011−099664号公報)に示すように、複数の扁平管を利用した熱交換器が利用されてきた。熱交換器は、主として、複数の扁平管と、ヘッダーとによって構成される。ヘッダーは、各扁平管の端部を接続させる部材である。複数の扁平管は、ヘッダーの側面に形成された孔に挿し込まれてヘッダーに接続される。ヘッダーは、接続された複数の扁平管に冷媒を分流する機能を有する。
ところで、熱交換器の熱交換性能を向上させるため、空気の流れ方向に沿って幅広の面を有する扁平管を採用することが考えられる。しかし、空気の流れ方向に対して上流側に位置する扁平管の部分を流れる冷媒と、空気の流れ方向に対して下流側に位置する扁平管の部分を流れる冷媒とでは、熱負荷に大きな差が生じる。その結果、熱交換性能を十分に発揮することが困難である。
そこで、本発明の課題は、幅広の面を有する扁平管を採用した場合に、熱交換性能を発揮させる熱交換器を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る熱交換器は、複数の扁平管と、ヘッダーとを備える。複数の扁平管は、水平方向に沿って延びる。ヘッダーは、鉛直方向に沿って延びる。ヘッダーは、各扁平管の端部が接続されて、各扁平管に二相冷媒を分流させる。また、ヘッダーは、外側部材と、仕切り部材とを有する。外側部材は、鉛直方向に延びる連続空間を形成する。仕切り部材は、連続面と、複数の開口とを含む。連続面は、鉛直方向に連続して連続空間の内部を仕切り第1空間と第2空間とを形成する。第1空間は、二相冷媒を上方に誘導する。第2空間は、二相冷媒を各扁平管に分配する。複数の開口は、連続面に形成され第1空間と第2空間とをつなぐ。また、複数の開口は、空気の流れ方向に対して下流側に位置する扁平管の第1部分よりも、空気の流れ方向に対して上流側に位置する扁平管の第2部分に対して冷媒が多く流れるように形成される。
この熱交換器は、外側部材によって形成される連続空間に仕切り部材を配置することによって、連続空間内に第1空間と第2空間とが形成される。二相冷媒は、第1空間を通って上方に誘導される。その後、冷媒は、仕切り部材の連続面に形成された複数の開口から第2空間に向けて冷媒を噴き出される。複数の開口は、空気の流れ方向に対して下流側に位置する扁平管の第1部分よりも、空気の流れ方向に対して上流側に位置する扁平管の第2部分に対して冷媒が多く流れるように形成される。これにより、熱交換器の熱交換性能を発揮させることができる。
本発明の第2の観点に係る熱交換器は、第1の観点に係る熱交換器であって、複数の開口は、鉛直方向に沿って配置されるように連続面に形成されている。
この熱交換器では、仕切り部材の連続面において、鉛直方向に沿って配置されるように形成されている。これにより、異なる高さ位置に配置された各扁平管に対して適宜冷媒を送ることができる。
本発明の第3の観点に係る熱交換器は、第1または第2の観点に係る熱交換器であって、開口は、下流側に位置する扁平管の第1部分よりも、上流側に位置する扁平管の第2部分に近い位置に形成される。
この熱交換器は、開口が、下流側に位置する扁平管の第1部分よりも、上流側に位置する扁平管の第2部分に近い位置にある連続面の部分に形成されている。これにより、下流側に位置する扁平管の部分よりも、上流側に位置する扁平管の部分に対して多くの冷媒を誘導することができる。
本発明の第4の観点に係る熱交換器は、第1から第3の観点のいずれかに係る熱交換器であって、外側部材は、円筒状である。
この熱交換器は、円筒状の外側部材を有する。これにより、耐圧強度を向上させることができる。
本発明の第5の観点に係る熱交換器は、第1から第4の観点のいずれかに係る熱交換器であって、連続面は、扁平管の端面に対して所定の傾きを有する。
この熱交換器では、仕切り部材の連続面が、扁平管の端面に対して傾いている。これにより、空気の流れ方向において下流側に位置する扁平管の第1部分と上流側に位置する扁平管の第2部分とに対して、異なる量の冷媒を効果的に導くことができる。
本発明の第6の観点に係る熱交換器は、第1から第5の観点のいずれかに係る熱交換器であって、仕切り部材は、平板部材である。
この熱交換器は、平板状の仕切り部材を備える。これにより、製造工数を減らすことができる。
本発明の第7の観点に係る熱交換器は、第6の観点に係る熱交換器であって、仕切り部材は、空気の流れ方向に対して下流側に位置する仕切り部材の第1端部が、空気の流れ方向に対して上流側に位置する仕切り部材の第2端部よりも扁平管の端面に近い位置にくるように配置される。
この熱交換器は、空気の流れ方向に対して下流側に位置する仕切り部材の第1端部が、空気の流れ方向に対して上流側に位置する仕切り部材の第2端部よりも扁平管の端面に近い位置にくるように、仕切り部材が配置される。これにより、空気の流れ方向において上流側の扁平管の端部に対して、より効果的に冷媒を導くことができる。
本発明の第8の観点に係る熱交換器は、第7の観点に係る熱交換器であって、開口は、仕切り部材の第2端部近傍の連続面に形成される。
この熱交換器は、仕切り部材の第2端部近傍の連続面に形成された開口を有する。これにより、空気の流れ方向において上流側の扁平管の端部に対して、直接的に冷媒を導くことができる。
本発明の第9の観点に係る熱交換器は、第1から第5の観点のいずれかに係る熱交換器であって、仕切り部材は、断面形状がV字である。
この熱交換器は、断面形状がV字の仕切り部材を有する。これにより、扁平管の幅方向両側に誘導される冷媒量をより効果的に制御することができる。
本発明の第10の観点に係る熱交換器は、第1から第5の観点のいずれかに係る熱交換器であって、仕切り部材は、円筒部材である。
この熱交換器は、円筒状の仕切り部材を有する。これにより、耐圧強度を向上させることができる。
本発明の第11の観点に係る熱交換器は、第1から第10の観点のいずれかに係る熱交換器であって、二相冷媒は、R32冷媒である。
この熱交換器では、R32冷媒を用いた場合であっても、二相冷媒をヘッダーの上方まで流すことができる。
本発明の第1観点に係る熱交換器では、熱交換性能を発揮させることができる。
本発明の第2観点に係る熱交換器では、異なる高さ位置に配置された各扁平管に対して適宜冷媒を送ることができる。
本発明の第3観点に係る熱交換器では、下流側に位置する扁平管の部分よりも、上流側に位置する扁平管の部分に対して多くの冷媒を誘導することができる。
本発明の第4観点に係る熱交換器では、耐圧強度を向上させることができる。
本発明の第5観点に係る熱交換器では、空気の流れ方向において下流側に位置する扁平管の第1部分と上流側に位置する扁平管の第2部分とに対して、異なる量の冷媒を効果的に導くことができる。
本発明の第6観点に係る熱交換器では、製造工数を減らすことができる。
本発明の第7観点に係る熱交換器では、空気の流れ方向において上流側の扁平管の端部に対して、より効果的に冷媒を導くことができる。
本発明の第8観点に係る熱交換器では、空気の流れ方向において上流側の扁平管の端部に対して、直接的に冷媒を導くことができる。
本発明の第9観点に係る熱交換器では、扁平管の幅方向両側に誘導される冷媒量をより効果的に制御することができる。
本発明の第10観点に係る熱交換器では、耐圧強度を向上させることができる。
本発明の第11観点に係る熱交換器では、R32冷媒を用いた場合であっても、二相冷媒をヘッダーの上方まで流すことができる。
本発明の一実施形態に係る熱交換器の概略斜視図である。 冷媒回路に組み込まれた熱交換器の例を示す図である。 伝熱フィンの構成を示す部分拡大図である。 熱交換器の冷媒パスを示す図である。 第2ヘッダー内部の構成および第2ヘッダー内第4小空間から第2ヘッダー内第3小空間への冷媒の流れを示す図である。 第2ヘッダー内部の構成と、第2ヘッダー内第5小空間から第2ヘッダー内第2小空間への冷媒の流れおよび第2ヘッダー内第6小空間から第2ヘッダー内第1小空間への冷媒の流れとを示す図である。 第2ヘッダーの概略斜視図である。 図4のI−I断面のうち、第2ヘッダーの断面図である。 変形例Aの熱交換器に関する第2ヘッダーの断面図である。 変形例Bに係る熱交換器の冷媒パスを示す図である。 変形例Bに係る第2ヘッダー内部の構成および第2ヘッダー内第4小空間から第2ヘッダー内第3小空間への冷媒の流れを示す図である。 変形例Bに係る第2ヘッダー内部の構成と、第2ヘッダー内第5小空間から第2ヘッダー内第2小空間への冷媒の流れおよび第2ヘッダー内第6小空間から第2ヘッダー内第1小空間への冷媒の流れとを示す図である。 変形例Bに係る第2ヘッダーの概略斜視図である。 図10のII−II断面のうち、第2ヘッダーの断面図である。 変形例Cの熱交換器に関する第2ヘッダーの断面図である。 変形例Dの熱交換器に関する第2ヘッダーの断面図である。
以下、本発明に係る熱交換器10の実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態に係る熱交換器10は、冷媒−空気熱交換器である。特に、本実施形態に係る熱交換器10は、冷媒回路を循環する冷媒としてR32の単独冷媒を使用する。なお、以下の実施形態は、本発明の1つの具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る熱交換器10の概略斜視図である。熱交換器10は、積層型熱交換器である。熱交換器10は、空気を加熱源として、冷媒の蒸発器として機能する。
図2に、冷凍装置の冷媒回路に組み込まれた熱交換器10の例を示す。図示しない別の利用側熱交換器から送られる高圧の液冷媒は、膨張弁33で減圧されて低圧の気液二相冷媒となる。気液二相冷媒は、分流器29によって各細管57,58,59に分流されて、その後、熱交換器10に送られる。
熱交換器10は、主として、扁平多穴管(扁平管)11と、伝熱フィン12と、ヘッダー13,14とを有している。以下、各部の構成について詳細に説明する。
(2)各部の構成
(2−1)扁平多穴管
扁平多穴管11は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの金属素材を用いて、押し出し成形等により製造される。
扁平多穴管11は、伝熱面となる平面部と、冷媒が流れる複数の内部流路11a(図3参照)とを有する。平面部は、長尺かつ幅広である。平面部の幅寸法は、約25mmである。平面部は、内部流路11aの上下に位置する。各扁平多穴管11は、平面部を上下に向けた状態で、後述するヘッダー13,14に接続される。
平面部は、幅方向の第1端部が、空気の流れ方向に対して上流側に位置し、第1端部の反対側の端部(第2端部)が、空気の流れ方向に対して下流側に位置するように配置される(図1および図3参照)。
内部流路11aは、扁平多穴管11の長手方向を貫通する。すなわち、内部流路11aは、平面部の長手方向に延びる。内部流路11aは、扁平多穴管11の幅方向に複数並ぶように形成される。本実施形態では、図4に示すように、扁平多穴管11が、15個の内部流路11aを有する。
複数の扁平多穴管11は、ヘッダー13,14の間で、上下方向に間隔をあけて複数段配列されている。一の扁平多穴管11と他の扁平多穴管11との間に形成された空間が、空気が流れる通風空間となる。
(2−2)伝熱フィン
図3に、伝熱フィン12の構成を示す部分拡大図を示す。伝熱フィン12は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製のフィンである。伝熱フィン12は、扁平多穴管11に接している。伝熱フィン12には、伝熱フィン12の幅方向に沿って細長く延びる複数の切り欠き12aが形成されている。各切り欠き12aは、扁平多穴管11の平面部が水平面に対して平行に差し込まれるように、伝熱フィン12に形成されている。切り欠き12aの形状は、扁平多穴管11の断面の外形にほぼ一致している。
(2−3)ヘッダー
ヘッダー13,14は、扁平多穴管11を支持する機能と、冷媒を扁平多穴管11の内部流路11aに導く機能と、内部流路11aから出た冷媒を集合させる機能とを有する管部材である。ここでは、図4における紙面左側のヘッダーを第1ヘッダー13と呼び、紙面右側のヘッダーを第2ヘッダー14と呼ぶ。
第1ヘッダー13は、図4に示すように、主として、外側部材31と、平板13a〜13cとからなる。一方、第2ヘッダー14は、図4から図6に示すように、主として、外側部材41と、平板14a〜14eと、仕切り部材42とからなる。以下、外側部材31,41と、平板13a〜13c,14a〜14eと、仕切り部材42とについて詳細に説明する。
(2−3−1)外側部材
外側部材31,41は、上下方向に延びる円管状の部材である。外側部材31,41は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製である。外側部材31,41は、ヘッダー13,14の外形を構成する。外側部材31,41は、複数の連続する小空間131〜134,141〜146を有する。複数の小空間131〜134,141〜146は、それぞれ、上下方向に延びる空間である。複数の小空間131〜134,141〜146は、外側部材31,41と後述する平板13a〜13c,14a〜14eとによって形成される。より具体的に、複数の小空間131〜134,141〜146は、外側部材31,41の内周面(内壁)と、平板13a〜13c,14a〜14eの面とによって形成される空間である。外側部材31,41の内径d1は、扁平多穴管11の幅寸法と同程度の寸法であり、約25mm〜約27mmである(図8参照)。外側部材31,41の厚み寸法t1は、約3mm〜約4mmである(図8参照)。
外側部材31,41は、複数の扁平多穴管11の長手方向先端を接合するための複数の接合部分31a,41aを有する(図4および図7参照)。複数の接合部分31a,41aは、外側部材の長手方向に沿って複数形成されている。具体的に、各接合部分31a,41aは、扁平多穴管11の先端部を挿し込むことが可能なように形成された幅広の挿し込み孔である(図7参照)。挿し込み孔31a,41aは、外側部材41の外面から内面に貫通するように形成されている。挿し込み孔31a,41aに対し、ヘッダー13,14が延びる方向に交差するように扁平多穴管11が挿入される(図4〜図6参照)。扁平多穴管11の先端部が挿し込み孔31a,41aに挿し込まれることで、ヘッダー13,14と扁平多穴管11とが接続される。さらにロウ付け等によってヘッダー13,14に扁平多穴管11が接合される。
図2および図4に示すように、外側部材31,41は、上下端が閉じられている。第1ヘッダー13を構成する外側部材(第1ヘッダー外側部材)31は、上部に、冷媒配管71が接合される。また、第1ヘッダー外側部材31は、下部に、分流器29から延びる細管57,58,59が接続されている。一方、第2ヘッダー14を構成する外側部材(第2ヘッダー外側部材)41には、第2ヘッダー14の下方空間に送り込まれた冷媒を第2ヘッダー14の上方空間に送り込むための連絡配管54,55が接合される。
(2−3−2)平板
平板13a〜13c,14a〜14eは、図4〜図6に示すように、外側部材31,41の内部で縦に延びる空間を上下に仕切る部材である。言い換えると、平板13a〜13c,14a〜14eは、外側部材31,41の内部空間を横切るように配置されている。具体的に、平板13a〜13c,14a〜14eは、外側部材31,41が延びる方向に対して直交する方向に配置されロウ付けされている。
詳細には、平板13a〜13cは、第1ヘッダー外側部材31の内部に、上下方向に並ぶ複数の小空間131〜134を形成する。より詳細には、平板13a〜13cは、第1ヘッダー外側部材31の内部空間のうち下方空間を仕切ることによって、複数の小空間131〜134を形成する部材である。詳細には、図4に示すように、平板13aは、下から7段目の扁平多穴管11と下から6段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。平板13bは、下から5段目の扁平多穴管11と下から4段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。平板13cは、下から3段目の扁平多穴管11と下から2段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。本実施形態では、平板13a〜13cによって、第1ヘッダー外側部材31の内部には、4つの小空間131〜134が形成される。ここで、4つの小空間131〜134を、上方から順番に、第1ヘッダー内第1小空間131、第1ヘッダー内第2小空間132、第1ヘッダー内第3小空間133、および第1ヘッダー内第4小空間134とよぶ。
第1ヘッダー内第1小空間131は、上から1段目から23段目までの23の扁平多穴管11と冷媒配管71とを連通させる空間である。第1ヘッダー内第2小空間132は、上から24段目および25段目の2つの扁平多穴管11と細管57とを連通させる空間である。第1ヘッダー内第3小空間133は、上から26段目および27段目の2つの扁平多穴管11と細管58とを連通させる空間である。第1ヘッダー内第4小空間134は、上から28段目および29段目の2つの扁平多穴管11と細管59とを連通させる空間である。
一方、平板14a〜14eは、第2ヘッダー外側部材41の内部で上下方向に並ぶ複数の小空間141〜146を形成する。詳細には、図4に示すように、平板14aは、上から8段目の扁平多穴管11と上から9段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。平板14bは、上から15段目の扁平多穴管11と上から16段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。平板14cは、上から23段目の扁平多穴管11と上から24段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。平板14dは、上から25段目の扁平多穴管11と上から26段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。平板14eは、上から27段目の扁平多穴管11と上から28段目の扁平多穴管11との間の位置に設けられる。本実施形態では、平板14a〜14eによって、第2ヘッダー外側部材41の内部には、6つの小空間141〜146が形成される。ここで、6つの小空間141〜146を、上から順番に、第2ヘッダー内第1小空間141、第2ヘッダー内第2小空間142、第2ヘッダー内第3小空間143、第2ヘッダー内第4小空間144、第2ヘッダー内第5小空間145、および第2ヘッダー内第6小空間146とよぶ。
第2ヘッダー内第1小空間141は、上から1段目から8段目までの8つの扁平多穴管11と連絡配管54とを連通させる空間である。第2ヘッダー内第2小空間142は、上から9段目から15段目までの7つの扁平多穴管11と連絡配管55とを連通させる空間である。第2ヘッダー内第5小空間145は、上から26段目および27段目の2つの扁平多穴管11と、連絡配管55とを連通させる空間である。第2ヘッダー内第6小空間146は、上から28段目および29段目の2つの扁平多穴管11と、連絡配管54とを連通させる空間である。
なお、平板14cは、扁平多穴管11から遠い位置に連通孔が形成されている。連通孔は、第2ヘッダー内第3小空間143と、第2ヘッダー内第4小空間144とを連通させる孔である。すなわち、第2ヘッダー内第3小空間143と、第2ヘッダー内第4小空間144とは、平板14cに形成された孔を介して連通する(図5参照)。
(2−3−3)仕切り部材
仕切り部材42は、第2ヘッダー外側部材41が有する内部空間のうち、冷媒が自由に通過する流路(自由通過流路)44の断面積を小さくするために用いられる部材である。ここで、断面積とは、第2ヘッダー14が延びる方向に対して直交する方向に切断した横断面の面積である。本実施形態では、特に、上下方向に延びる自由通過流路44を、扁平多穴管11と仕切り部材42とが存在する高さ位置で切断した部分の面積を自由通過流路44の断面積とよぶ。より具体的には、自由通過流路44の断面積は、図8に示す断面図のうち、扁平多穴管11の端面から遠い位置にある仕切り部材42の連続面42aと、外側部材41の内周面とによって囲まれる部分(点でハッチングした部分)である。
仕切り部材42は、図4〜図8に示すように、外側部材41の内部空間で、鉛直方向に沿って延びる板状部材である。すなわち、仕切り部材42は、外側部材41の内部空間の高さ寸法と同程度の高さ寸法の垂直面(連続面)42aを有する。言い換えると、垂直面42aは、鉛直方向に連続して連続空間の内部を仕切る面である。仕切り部材42の幅方向両端部は、図8に示すように、外側部材の内周面にそれぞれ接触させた状態でロウ付けされている。仕切り部材42の下端部は、図4〜図6に示すように、平板14cの上に載置された状態でロウ付けされている。
仕切り部材42は、垂直面42aが、扁平多穴管11の端面に対して所定の傾きを有するように配置される。具体的に、仕切り部材42の幅方向において、空気の流れ方向下流側の第1端部(下流側端部)は、空気の流れ方向上流側の第2端部(上流側端部)よりも、扁平多穴管11の端面に対して近い位置に配置されている。言い換えると、扁平多穴管11の端面から仕切り部材42の上流側端部までの距離は、扁平多穴管11の端面から仕切り部材42の下流側端部までの距離よりも大きい。
仕切り部材42は、外側部材41の内部空間を、縦に延びる2つの空間に仕切る。言い換えると、仕切り部材42によって、外側部材41の内部空間に縦に延びる2つの空間が形成される。2つの空間には、二相冷媒を上方に誘導する誘導空間(第1空間)44と、二相冷媒を扁平多穴管11に分配する分配空間(第2空間)45とが含まれる。誘導空間44は、2つの空間のうち、扁平多穴管11から遠い位置に形成された空間である。誘導空間44は、冷媒が自由に通過する流路(自由通過流路)である。言い換えると、誘導空間44は、冷媒が上方へと誘導される誘導流路である。一方、分配空間45は、2つの空間のうち、扁平多穴管11に隣接する領域を含む空間である。
仕切り部材42は、仕切り部材42の長手方向に沿って複数の開口42bを有する。複数の開口42bは、仕切り部材42の長手方向に沿って配置されるように垂直面42aに形成されている。複数の開口42bは、仕切り部材42の幅方向において、空気の流れ方向上流側に位置する端部(第1端部)に形成される。すなわち、複数の開口42bは、垂直面42aのうち、仕切り部材42の上流側端部近傍に形成される。開口42bは、誘導空間44と分配空間45とを連通させる孔である。言い換えると、開口42bは、誘導空間44の冷媒を分配空間45に誘導する誘導孔である。誘導空間44を通って上方へ送られた冷媒は、開口42bから分配空間45に向けて噴き出され、その後、扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれる。
仕切り部材42は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製である。仕切り部材42の厚み寸法t2は、図8に示すように、約1mm〜2mmである。仕切り部材42の設置場所、および、扁平多穴管11の端面に対する仕切り部材42の垂直面の傾きは、ヘッダー14内の冷媒(自由通過流路44を流れる冷媒)が、小空間141〜143の上方まで流れるような流速となるように設計される。具体的に、仕切り部材42の設置場所は、扁平多穴管11が第2ヘッダー14の中点Xまたは中点Xの近傍まで挿し込まれている状態で第2ヘッダー外側部材41の内周面によって形成される内部空間を、約半分程度に狭めるように設計される。また、扁平多穴管11の端面に対する垂直面の傾きは、空気の流れ方向上流側に位置する扁平多穴管11の端部(扁平多穴管11の上流側端部)に分配する冷媒量によって決定される。
(2−4)冷媒の流れ
膨張弁33で減圧されて低圧となった冷媒は、上述したように、分流器29によって各細管57,58,59に分流されて、その後、第1ヘッダー13の下3つの内部空間132,133,134に送られる(図2および図4参照)。具体的には、細管57に分流された冷媒は、第1ヘッダー内第2小空間132へと流れ込み、細管58に分流された冷媒は、第1ヘッダー内第3小空間133へ流れ込み、細管59に分流された冷媒は、第1ヘッダー内第4小空間134へと流れ込む。
第1ヘッダー内第2小空間132に流れ込んだ冷媒は、扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれて第2ヘッダー内第4小空間144に流れ込む。第2ヘッダー内第4小空間144に流れ込んだ冷媒(気液二相冷媒)は、その後、図5に示すように、平板14cに形成された連通孔を通って第2ヘッダー内第3小空間143に含まれる誘導空間(第1空間)44に流れ込む。誘導空間44へと流れ込んだ冷媒は、その後、上方に向かって流れると共に誘導孔42bから分配空間(第2空間)45に噴き出される。このとき、冷媒は、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置に向けて噴き出される。分配空間45に噴き出された冷媒は、噴き出された高さ位置の近傍に配置された各扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれる(図5の矢印参照)。扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれた冷媒は、その後、第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合する。
また、第1ヘッダー内第3小空間133に流れ込んだ冷媒は、扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれて第2ヘッダー内第5小空間145に流れ込む。第2ヘッダー内第5小空間145に流れ込んだ冷媒(気液二相冷媒)は、その後、図6に示すように、連絡配管55を通って第2ヘッダー内第2小空間142に含まれる誘導空間(第1空間)44に流れ込む。誘導空間44へと流れ込んだ冷媒は、その後、上方に向かって流れると共に誘導孔42bから分配空間(第2空間)45に噴き出される。このとき、冷媒は、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置に向けて噴き出される。分配空間45に噴き出された冷媒は、噴き出された高さ位置の近傍に配置された各扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれる(図5の矢印参照)。扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれた冷媒は、その後、第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合する。
第1ヘッダー内第4小空間134に流れ込んだ冷媒は、扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれて第2ヘッダー内第6小空間146に流れ込む。第2ヘッダー内第6小空間146に流れ込んだ冷媒(気液二相冷媒)は、その後、図6に示すように、連絡配管54を通って第2ヘッダー内第1小空間141に含まれる誘導空間(第1空間)44に流れ込む。誘導空間44へと流れ込んだ冷媒は、第2ヘッダー内第2小空間142に流れ込んだ冷媒と同様、その後、上方に向かって流れると共に誘導孔42bから分配空間(第2空間)45に噴き出される。このとき、冷媒は、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置に向けて噴き出される。分配空間45に噴き出された冷媒は、噴き出された高さ位置の近傍に配置された各扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれる(図5の矢印参照)。扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれた冷媒は、その後、第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合する。
このように、各小空間141〜143において、誘導空間44を流れる冷媒は、誘導孔42bから分配空間45に噴き出されて各扁平多穴管11に分流され、その後、扁平多穴管11の内部流路11aを通って第1ヘッダー内第1小空間131で集合する。
第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合した冷媒は、高圧のガス冷媒となって冷媒配管71を介して図示しない圧縮機に流れる。
(3)特徴
(3−1)
上記実施形態では、外側部材41によって形成される連続空間141〜143に仕切り部材42を配置することによって、各連続空間141〜143の内側に誘導空間(第1空間)44と分配空間(第2空間)45とが形成される。二相冷媒は、誘導空間44を通って上方に誘導され、その後、仕切り部材42の連続面42aに形成された複数の開口42bから分配空間45に向けて噴き出される。複数の開口42bは、空気の流れ方向に対して下流側に位置する扁平多穴管11の第1部分(扁平多穴管11の下流側端部)よりも、空気の流れ方向に対して上流側に位置する扁平多穴管11の第2部分(扁平多穴管11の上流側端部)に対して冷媒が多く流れるように形成される。
近年、空調機(特に、業務用空調機)に扁平多穴管を利用した熱交換器が利用されるようになってきた。また、熱交換器のコンパクト化や低コスト化を実現するため、従来の扁平多穴管よりも幅寸法の大きい扁平多穴管の利用の要望が高まった。ところで、熱交換器の熱交換能力を上げるためには、ヘッダーに接続されている全ての扁平多穴管に適量の冷媒を送る必要がある。特に、扁平多穴管の全ての内部流路11aに対して、適量の冷媒が送られることが好ましい。
ここで、空気の流れ方向に対して上流側に位置する扁平管の部分を流れる冷媒と、空気の流れ方向に対して下流側に位置する扁平管の部分を流れる冷媒とでは、熱負荷に大きな差が生じる。その結果、扁平多穴管の全ての内部流路11aに対して等しい量の冷媒を送ることとなると、熱交換性能を十分に発揮することが困難である。
そこで、上記実施形態に係る熱交換器10では、扁平多穴管11の上流側端部に対して、扁平多穴管11の下流側端部よりも多くの冷媒が送られるように、仕切り部材42の垂直面42aに誘導孔42bが形成されている。これにより、熱交換器10の熱交換性能を発揮させることができる。
(3−2)
上記実施形態に係る熱交換器10では、複数の誘導孔42bが、鉛直方向に沿って配置されるように垂直面(連続面)42aに形成されている。各扁平多穴管11が外側部材41に挿し込まれた高さ位置と、同程度の高さ位置に誘導孔42bを形成することにより、異なる高さ位置に配置された各扁平多穴管11に対して適宜冷媒を送ることができる。
(3−3)
上記実施形態に係る熱交換器10は、誘導孔42bが、扁平多穴管11の下流側端部よりも、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置に形成されている。具体的に、誘導孔42bは、仕切り部材42の上流側端部(第2端部)近傍(すなわち、垂直面の上流側端部近傍)に形成される。これにより、空気の流れ方向に対して下流側に位置する扁平多穴管11の部分(扁平多穴管11の下流側部分)よりも、上流側に位置する扁平多穴管11の部分(扁平多穴管11の上流側部分)に対して多くの冷媒を誘導することができる。言い換えると、空気の流れ方向において上流側の扁平多穴管11の端部に対して、直接的に冷媒を導くことができる。
(3−4)
上記実施形態に係る熱交換器10は、円筒状の外側部材41を有する。これにより、耐圧強度を向上させることができる。
(3−5)
上記実施形態に係る仕切り部材42は、平板部材である。したがって、熱交換器10の製造工数を減らすことができる。
(3−6)
上記実施形態に係る熱交換器10は、仕切り部材42の垂直面42aが扁平多穴管11の端面に対して傾いている。すなわち、扁平多穴管11の上流側端部に多くの冷媒が送られるように、垂直面42aが扁平多穴管11の上流側端部に向けて配置されている。具体的に、垂直面42aの幅方向端部のうち、空気の流れ方向に対して下流側に位置する端部(下流側端部)が、空気の流れ方向に対して上流側に位置する端部(上流側端部)よりも扁平多穴管11の端面に近い位置にくるように、仕切り部材42は扁平多穴管11の端面に対して傾けられている。これにより、扁平多穴管11の上流側端部に対して、多くの冷媒を効果的に送ることができる。
(4)変形例
(4−1)変形例A
上記実施形態に係る熱交換器10では、平板状の仕切り部材42を採用した。ここで、平板上の仕切り部材42に代えて、図9に示すような、断面形状がV字形状の仕切り部材142を採用してもよい。
仕切り部材142は、外側部材41の内部空間で、鉛直方向に沿って延びる。仕切り部材142は、外側部材41の内部空間の高さ寸法と同程度の寸法の垂直面(連続面)142aを有する。すなわち、垂直面142aは、鉛直方向に連続して連続空間の内部を仕切る面である。
仕切り部材142の幅方向両端部は、図9に示すように、外側部材の内周面にそれぞれ接触させた状態でロウ付けされている。仕切り部材142の下端部は、上記実施形態に係る仕切り部材42と同様、平板14cの上に載置された状態でロウ付けされている。
仕切り部材142は、垂直面142aが、扁平多穴管11の端面に対して所定の傾きを有する。仕切り部材142は、幅方向中央部が、幅方向端部と比べて、扁平多穴管11の端面から近い位置にある。具体的に、垂直面142aは、空気の流れ方向上流側にある第1領域と、空気の流れ方向下流側にある第2領域とからなる。第1領域は、例えば、図9で示す扁平多穴管11の幅方向中央部(すなわち、ヘッダー14の中点X)を通る線CLを基準に、風上側(左側)に位置する。第2領域は、図9で示す扁平多穴管11の幅方向中央Xを基準に、風下側(右側)に位置する。垂直面142aの第1領域は、空気の流れ方向下流側の第1端部(下流側端部)が、空気の流れ方向上流側の第2端部(上流側端部)よりも、扁平多穴管11の端面に対して近い位置に配置されている。言い換えると、扁平多穴管11の端面から仕切り部材142の上流側端部までの距離は、扁平多穴管11の端面から仕切り部材142の下流側端部までの距離よりも大きい。垂直面142aの第2領域は、空気の流れ方向下流側の第1端部(下流側端部)が、空気の流れ方向上流側の第2端部(上流側端部)よりも、扁平多穴管11の端面に対して遠い位置に配置されている。言い換えると、扁平多穴管11の端面から仕切り部材142の上流側端部までの距離は、扁平多穴管11の端面から仕切り部材142の下流側端部までの距離よりも小さい。
複数の開口142bは、垂直面142aの第1領域および第2領域の両方において、垂直面142aの長手方向に沿って、それぞれ形成されている。具体的に、複数の開口142bは、各領域の空気の流れ方向上流側に形成される。ここで、垂直面142aの第1領域に形成される開口142bの径の寸法は、垂直面142aの第2領域に形成される開口142bの径の寸法より大きい。
仕切り部材142もまた、上記実施形態に係る仕切り部材42と同様、アルミニウム製またはアルミニウム合金製である。仕切り部材142の厚み寸法は、約1mm〜2mmである。仕切り部材142の設置場所、および、扁平多穴管11の端面に対する仕切り部材42の垂直面の傾きは、上記実施形態と同様、ヘッダー14内の冷媒(自由通過流路44を流れる冷媒)が、小空間141〜143の上方まで流れるような流速となり、かつ、扁平多穴管11の各内部流路11aに所望する量の冷媒が送られるように設計される。
(4−2)変形例B
上記実施形態に係る熱交換器10は、平板状の仕切り部材42を採用した。ここで、平板状の仕切り部材42に代えて、円筒状の仕切り部材61を採用してもよい。
図10〜図14に、円筒状の仕切り部材61を用いた熱交換器100を示す。熱交換器100では、冷媒が仕切り部材61の内部空間を上方向に誘導されるように構成される。以下、上記実施形態と異なる態様を有する構成について具体的に説明する。
図10に、変形例Bに係る熱交換器100の冷媒パスを示す。熱交換器100は、上記実施形態に係る熱交換器10と同様、図2に示すような、冷凍装置の冷媒回路に組み込まれている。熱交換器100は、上記実施形態に係る第2ヘッダー14に代えて、第2ヘッダー16を備える。
(4−2−1)第2ヘッダー
第2ヘッダー16は、図10から図12に示すように、主として、外側部材61と、平板16a〜16eと、仕切り部材62a〜62cとからなる。
外側部材61は、複数の扁平多穴管11の長手方向先端を接合するための複数の接合部分61aを有する(図13参照)。複数の接合部分61aは、外側部材61の長手方向に沿って複数形成されている。接合部分61aは、上記実施形態に係る接合部分41aと同様の構成を有する。なお、外側部材61のその他の構成も、上記実施形態に係る外側部材41の構成と同様であるので、説明は省略する。
平板16a〜16eは、第2ヘッダー外側部材61の内部に、上下方向に連続する複数の小空間161〜166を形成する。各平板16a〜16eは、上記実施形態に係る平板14a〜14eに対応する位置に設けられる。本実施形態では、平板16a〜16eによって、第2ヘッダー外側部材61の内部に、6つの小空間161〜166が形成される。ここで、6つの小空間161〜166を、上から順番に、第2ヘッダー内第1小空間161、第2ヘッダー内第2小空間162、第2ヘッダー内第3小空間163、第2ヘッダー内第4小空間164、第2ヘッダー内第5小空間165、および第2ヘッダー内第6小空間166とよぶ。
第2ヘッダー内第1小空間161は、上から1段目から8段目までの8つの扁平多穴管11と連絡配管54とを連通させる空間である。第2ヘッダー内第2小空間162は、上から9段目から15段目までの7つの扁平多穴管11と連絡配管55とを連通させる空間である。第2ヘッダー内第5小空間165は、上から26段目および27段目の2つの扁平多穴管11と、連絡配管55とを連通させる空間である。第2ヘッダー内第6小空間166は、上から28段目および29段目の2つの扁平多穴管11と、連絡配管54とを連通させる空間である。
なお、平板16cは、扁平多穴管11から遠い位置に連通孔が形成されている。また、連通孔には、仕切り部材62aの下端部が挿し込まれる。連通孔は、第2ヘッダー内第3小空間163と、第2ヘッダー内第4小空間164とを連通させる孔である。すなわち、第2ヘッダー内第3小空間163と、第2ヘッダー内第4小空間164とは、平板16cに形成された連通孔を介して連通する(図11参照)。
(4−2−2)仕切り部材
仕切り部材62a〜62cもまた、第2ヘッダー外側部材61が有する内部空間のうち、冷媒が自由に通過する流路(自由通過流路)64の断面積を小さくするために用いられる部材である。ここで、断面積とは、第2ヘッダー16が延びる方向に対して直交する方向に切断した面(横断面)の面積であり、自由通過流路64の断面積とは、仕切り部材62a〜62cの内部空間の断面積である。より具体的には、自由通過流路64の断面積とは、図14のうち、点でハッチングした部分である。
図10〜図12に示すように、仕切り部材62a〜62cもまた、外側部材61の内部空間のうち、扁平多穴管11の端面から離れた位置に配置され、鉛直方向に沿って延びる円管状の部材である。
仕切り部材62a〜62cは、連続面63aを有する。連続面63aは、図13に示すように、中心軸c1周りに湾曲し、水平面に対して鉛直方向に連続して延びる面である。すなわち、連続面63aは、仕切り部材62a〜62cの内周面および外周面を構成する。連続面63aは、外側部材61の内部空間の高さ寸法と同程度の寸法を有する。したがって、連続面63aは、外側部材61の内部で連続する空間を、連続面63aに囲われる空間と、連続面63aの外側の空間とに仕切る。
具体的に、連続面63aは、外側部材61内部に連続する空間を、縦に延びる2つの空間に仕切る。2つの空間には、二相冷媒を上方に誘導する誘導空間64と、二相冷媒を扁平多穴管11に分配する分配空間65とが含まれる。誘導空間64は、2つの空間のうち、扁平多穴管11から遠い位置に形成された空間である。誘導空間64は、冷媒が自由に通過する流路(自由通過流路)である。言い換えると、誘導空間64は、冷媒が上方へと誘導される誘導流路である。誘導空間64は、仕切り部材62a〜62cの内周面(内壁)、すなわち、連続面63aによって囲まれる空間である。一方、分配空間65は、2つの空間のうち、扁平多穴管11に隣接する領域を含む空間である。分配空間65は、仕切り部材62a〜62cの外周面(外壁)と外側部材61の内周面(内壁)とによって形成される空間(形成空間)である。言い換えると、分配空間65は、連続面63aと外側部材61の内壁とによって囲まれる空間である。
仕切り部材62a,62bの下端部は、連絡配管54,55の上端部と接合される。すなわち、仕切り部材62a,62bの下端部は、連絡配管54,55を通って送られた冷媒が仕切り部材62a,62bの内部空間64に流れ込むように、連絡配管54,55の上端部と連結されている。また、仕切り部材62cの下端部は、平板16cに形成された孔に挿し込まれた状態でロウ付けされている。すなわち、仕切り部材62cの下端部は、第2ヘッダー内第4小空間164で集合した冷媒を、第2ヘッダー内第3小空間163へと誘導するように、平板16cに形成された孔に挿し込まれている。
仕切り部材62a〜62cは、複数の誘導孔63bを有する。複数の誘導孔63bは、仕切り部材62a〜62cの長手方向に沿って配置されるように連続面63aに形成されている。誘導孔63bは、誘導空間64と分配空間65とを連通させる。誘導孔63bは、分配空間65において空気の流れ方向上流側に向けて冷媒が噴き出されるように、仕切り部材62a〜62cの連続面63aのうち、空気の流れ方向上流側に形成されている。
仕切り部材62a〜62cもまた、上記実施形態に係る仕切り部材42と同様、アルミニウム製またはアルミニウム合金製である。仕切り部材62a〜62cは、図14に示すように、外側部材61の内径d1よりも小さな外径d2を有する。仕切り部材62a〜62cの外径d2は、ヘッダー16内の冷媒が、小空間161〜163の上方まで流れるような流速となるように設計される。具体的に、仕切り部材62a〜62cの外径d2は、扁平多穴管11が第2ヘッダー16の中点Xまたは中点Xの近傍まで挿し込まれている状態で、第2ヘッダー外側部材61の内周面によって形成される内部空間を、約半分程度に狭めるように設計される。
より具体的に、仕切り部材62a〜62cの外径d2は、外側部材61の内径d1の半径d1′よりも小さく、半径d1′の1/2の寸法よりも大きい(1/2×d1′<d2<d1′)。本実施形態では、仕切り部材62a〜62cの外径d2は、約6mm〜約13mmである。仕切り部材の厚み寸法t3は、約1mm〜約2mmである。
(4−2−3)冷媒の流れ
膨張弁33で減圧されて低圧となった冷媒は、上記実施形態に係る熱交換器と同様、分流器29によって各細管57,58,59に分流されて、その後、第1ヘッダー13の下3つの内部空間132,133,134に送られる(図2および図10参照)。
第1ヘッダー内第2小空間132に流れ込んだ冷媒は、扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれて第2ヘッダー内第4小空間164に流れ込む。第2ヘッダー内第4小空間164に流れ込んだ冷媒(気液二相冷媒)は、その後、図11に示すように、平板16cに挿し込まれた仕切り部材62cの内部空間64に吸い込まれ、第2ヘッダー内第3小空間143へと流れ込む。第2ヘッダー内第3小空間143へと流れ込んだ冷媒は、上方へ向けて流れると共に、誘導孔63bから分配空間(形成空間)65に向けて噴き出される。このとき、冷媒は、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置に向けて噴き出される。形成空間65に噴き出された冷媒は、噴き出された高さ位置の近傍に配置された扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれる(図11の矢印参照)。扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれた冷媒は、その後、第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合する。
また、第1ヘッダー内第3小空間133に流れ込んだ冷媒は、扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれて第2ヘッダー内第5小空間165に流れ込む。第2ヘッダー内第5小空間165に流れ込んだ冷媒(気液二相冷媒)は、その後、連絡配管55を通って第2ヘッダー内第2小空間162に配置された仕切り部材62bに流れ込む(図12参照)。第2ヘッダー内第2小空間162の仕切り部材62bに流れ込んだ冷媒は、上方へ向けて流れると共に、誘導孔63bから形成空間65に向けて噴き出される。このとき、冷媒は、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置に向けて噴き出される。分配空間65に噴き出された冷媒は、噴き出された高さ位置の近傍に配置された扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれる(図12の矢印参照)。扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれた冷媒は、その後、第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合する。
第1ヘッダー内第4小空間134に流れ込んだ冷媒は、扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれて第2ヘッダー内第6小空間166に流れ込む。第2ヘッダー内第6小空間166に流れ込んだ冷媒(気液二相冷媒)は、その後、連絡配管54を通って第2ヘッダー内第1小空間161に配置された仕切り部材62bに流れ込む(図12参照)。第2ヘッダー内第2小空間162の仕切り部材62aに流れ込んだ冷媒は、第2ヘッダー内第2小空間162の仕切り部材62bに流れ込んだ冷媒と同様、上方へ向けて流れると共に、誘導孔63bから分配空間65に向けて噴き出される。このとき、冷媒は、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置に向けて噴き出される。分配空間65に噴き出された冷媒は、噴き出された高さ位置の近傍に配置された扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれる。扁平多穴管11の内部流路11aに吸い込まれた冷媒は、その後、第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合する。
第1ヘッダー内第1小空間131に流れ込んで集合した冷媒は、高圧のガス冷媒となって冷媒配管71を介して図示しない圧縮機に流れる。
(4−2−4)特徴
上記実施形態に係る熱交換器100は、仕切り部材62a〜62cの内部空間が冷媒を上方へと誘導する誘導流路(誘導空間)64となる。また、仕切り部材62a〜62cが誘導孔63bを有し、誘導流路64を流れる冷媒は、誘導孔63bから分配空間65に噴き出される。誘導孔63bから分配空間65に噴き出された冷媒は、噴き出し位置の近傍に配置された扁平多穴管11に分流される。接合部分61aを有する外側部材61とは異なる部材の内部空間64を冷媒が流れるため、外側部材61の内径に関係なく、自由通過流路(誘導流路)64の断面積を小さくすることができる。これにより、幅寸法の大きい扁平多穴管11を外側部材61に接続した場合であっても、ヘッダー内を流れる冷媒の流速を調整することが可能になる。
また、空気の流れ方向において上流側に位置する扁平多穴管11の端部(扁平多穴管11の上流側端部)に向けて冷媒が噴き出されるように、仕切り部材62a〜62cの連続面(外壁)63aのうち空気の流れ方向上流側の部分に誘導孔63bが形成されている。幅寸法の大きい扁平多穴管11を用いた場合、扁平多穴管11は、空気の流れ方向上流側の端部と空気の流れ方向下流側の端部とで、熱交換の負荷が大きく異なる。そのため、扁平多穴管11の上流側端部に近い位置、具体的には、空気の流れ方向上流側の連続面63aの部分に誘導孔63bを形成し、空気の流れ方向上流側から冷媒を吹き出すことにより、熱交換器100の熱交換効率を向上させることができる。
(4−3)変形例C
変形例Bに係る熱交換器100は、仕切り部材62a〜62cの連続面63aに複数の誘導孔63bが形成されており、誘導空間(誘導流路)64を流れる冷媒は、複数の誘導孔63bから分配空間65に噴き出された。また、複数の誘導孔63bは、分配空間65において空気の流れ方向上流側に向けて冷媒が噴き出されるように、仕切り部材62a〜62cの連続面63aのうち、空気の流れ方向上流側の部分に形成されていた。ここで、誘導孔63bは、仕切り部材62a〜62cの連続面63aのうち、空気の流れ方向上流側に加えて、空気の流れ方向下流側にも形成されてもよい(図15参照)。このとき、空気の流れ方向上流側の連続面63aの部分に形成された誘導孔63bの径が、空気の流れ方向下流側の連続面63aの部分に形成された誘導孔63bの径よりも大きいことが好ましい。これにより、扁平多穴管11の空気の流れ方向上流側の内部流路11aに多くの冷媒を送ることができる。
幅寸法の大きい扁平多穴管11では、扁平多穴管11は、空気の流れ方向上流側端部と空気の流れ方向下流側端部とで熱交換の負荷が大きく異なる。そのため、空気の流れ方向下流側の連続面63aの部分に形成された誘導孔63bよりも、空気の流れ方向上流側の連続面63aの部分に形成された誘導孔63bから噴き出される冷媒の量を多くすることにより、熱交換器100の熱交換効率を一層向上させることができる。
(4−4)変形例D
上記実施形態に係る熱交換器10,100は、外側部材41,61として円筒状の部材を用いた。ここで、外側部材は、図14に示すように、断面形状が雫形の外側部材81であってもよい。
図14は、断面形状が雫形の外側部材81を備えたヘッダー18を示す。ヘッダー18は、外側部材81と、仕切り部材82と、図示しない、上記実施形態と同様の平板14a〜14eとを有する。外側部材81は、上述したように、断面形状が雫形である。外側部材81は、上記実施形態と同様に、扁平多穴管11を挿し込むための挿し込み孔を有する(図示なし)。挿し込み孔は、雫形の外側部材81のうち、断面形状で尖った部分の近傍に形成される(図14参照)。具体的に、挿し込み孔は、外側部材81のうち、内径の小さい部分の近傍に設けられる。また、仕切り部材82は、雫形の外側部材81のうち、内径の大きい部分の近傍に配置される。なお、仕切り部材82は、仕切り部材82の幅方向が、扁平多穴管11の長手方向と一致するように、外側部材81によって囲われる内部空間に配置される。これにより、扁平多穴管11の幅方向端部のうち、空気の流れ方向上流側の端部よりもさらに上流側に、仕切り部材82と外側部材81の内周面の一部とによって囲まれた空間が形成される。言い換えると、外側部材81の内部空間には、仕切り部材82を基準に、空気の流れ方向上流側に位置する誘導空間84と、空気の流れ方向下流側に位置する分配空間85とが形成される。
仕切り部材82は、外側部材81が延びる方向に連続する連続面82aと、連続面82aに形成された誘導孔82bとを有する。誘導孔82bは、扁平多穴管11の端面から離れた位置にある連続面82aの部分に形成される。誘導孔82bは、上記実施形態と同様、連続面82aの長手方向に沿って配置されるように、複数形成されている。
このような構成をとることにより、扁平多穴管11の内部流路11aのうち、空気の流れ方向上流側に多くの冷媒を流すことができる。
(4−5)変形例E
上記実施形態に係る熱交換器10は、扁平多穴管11の断面の形状にほぼ一致した切り欠き12aを有し、扁平多穴管11の平面部が水平面に対して平行に差し込まれて用いられる伝熱フィン12を備えた(図4参照)。ここで、伝熱フィンは、上記実施形態で用いた伝熱フィンに代えて、波形フィンであってもよい。波形フィンは、板状素材が扁平多穴管11の長手方向に沿って波形に折り曲げられることによって構成されたフィンである。波形フィンは、山折りの部分が扁平多穴管11の平面部の下面にロウ付け等によって接合され、谷折りの部分が扁平多穴管11の平面部の上面にロウ付け等によって接合される。
10,100 熱交換器(室外熱交換器)
11 扁平多穴管(扁平管)
12 伝熱フィン
13 第1ヘッダー(ヘッダー)
13a〜13c 平板
14,16,18 第2ヘッダー(ヘッダー)
14a〜14e,16a〜16e 平板
31 外側部材、第1ヘッダー外側部材
41 外側部材、第2ヘッダー外側部材
42 仕切り部材
42a 垂直面(連続面)
42b 誘導孔(開口)
44 自由通過流路、誘導流路,誘導空間(第1空間)
45 形成空間、分配空間(第2空間)
61 外側部材、第2ヘッダー外側部材
62a〜62c 仕切り部材
63a 連続面
63b 誘導孔(開口)
64 自由通過流路、誘導流路,誘導空間(第1空間)
65 形成空間、分配空間(第2空間)
81 外側部材
82 仕切り部材
82a 垂直面(連続面)
82b 誘導孔(開口)
84 自由通過流路、誘導流路,誘導空間(第1空間)
85 形成空間、分配空間(第2空間)
142 仕切り部材
142a 垂直面(連続面)
142b 誘導孔(開口)
131〜134,141〜146,161〜166 小空間
特開2011−099664号公報

Claims (11)

  1. 水平方向に沿って延びる複数の扁平管(11)と、
    鉛直方向に沿って延び、各扁平管の端部が接続されて、前記各扁平管に二相冷媒を分流させるヘッダー(14,16,18)と、
    を備え、
    前記ヘッダーは、
    鉛直方向に延びる連続空間を形成する外側部材(41,61,81)と、
    鉛直方向に連続して前記連続空間の内部を仕切り、前記二相冷媒を上方に誘導する第1空間(44,64,84)と前記二相冷媒を前記各扁平管に分配する第2空間(45,65,85)とを形成する連続面(42a,63a,82a,142a)と、前記連続面に形成され前記第1空間と前記第2空間とをつなぐ複数の開口(42b,63b,82b,142b)とを含む仕切り部材(42,62a〜62c,82,142)と、
    を有し、
    前記複数の開口は、空気の流れ方向に対して下流側に位置する前記扁平管の第1部分よりも、前記空気の流れ方向に対して上流側に位置する前記扁平管の第2部分に対して冷媒が多く流れるように形成される、
    熱交換器。
  2. 前記複数の開口は、鉛直方向に沿って配置されるように前記連続面に形成されている、
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記開口は、下流側に位置する前記扁平管の前記第1部分よりも、上流側に位置する前記扁平管の前記第2部分に近い位置に形成される、
    請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記外側部材は、円筒状である、
    請求項1から3のいずれかに記載の熱交換器。
  5. 前記連続面は、前記扁平管の端面に対して所定の傾きを有する、
    請求項1から4のいずれかに記載の熱交換器。
  6. 前記仕切り部材は、平板部材である、
    請求項1から5のいずれかに記載の熱交換器。
  7. 前記仕切り部材は、前記空気の流れ方向に対して下流側に位置する前記仕切り部材の第1端部が、前記空気の流れ方向に対して上流側に位置する前記仕切り部材の第2端部よりも前記扁平管の端面に近い位置にくるように配置される、
    請求項6に記載の熱交換器。
  8. 前記開口は、前記仕切り部材の前記第2端部近傍の前記連続面に形成される、
    請求項7に記載の熱交換器。
  9. 前記仕切り部材は、断面形状がV字である、
    請求項1から5のいずれかに記載の熱交換器。
  10. 前記仕切り部材は、円筒部材である、
    請求項1から5のいずれかに記載の熱交換器。
  11. 前記二相冷媒は、R32冷媒である、
    請求項1から10のいずれかに記載の熱交換器。
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