JP2010127511A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラレルフロー型熱交換器において、中間にUターン部を有する折り返し形状とした偏平チューブ同士の近接配置を可能にして熱交換能力の向上を図る。
【解決手段】熱交換器1は、気流方向に間隔を置いて平行に配置された第1ヘッダパイプ2及び第2ヘッダパイプ3に、それぞれ内部に複数の冷媒通路11a、12aを有する第1偏平チューブ21と第2偏平チューブ22を、ヘッダパイプの長さ方向に沿って所定ピッチで複数配置し、気流方向において直列に並ぶ第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12の、第1ヘッダパイプ2または第2ヘッダパイプ3に接続されていない側の端同士を、内部に単一の冷媒通路13aを備え、横幅が第1偏平チューブ11の横幅及び第2偏平チューブ12の横幅と同程度であるU字形の連結チューブ13で連結して構成される。
【選択図】図4

Description

本発明はパラレルフロー型の熱交換器に関する。
2本のヘッダパイプの間に複数の偏平チューブを配置して偏平チューブ内部の冷媒通路をヘッダパイプの内部に連通させるとともに、偏平チューブ間にコルゲートフィン等のフィンを配置したパラレルフロー型の熱交換器はカーエアコンや建物用空気調和機の室外側ユニットなどに広く利用されている。
パラレルフロー型の熱交換器については、これまでにも様々な性能向上の工夫がなされている。例えば特許文献1には、偏平チューブをU字状に曲げ加工した構成が記載されている。このように、中間にUターン部を有する折り返し形状とすれば、偏平チューブの奥行きが倍増したのと同じことになり、偏平チューブの側面を通る気流との接触時間を長くして十分に熱交換を行わせることができる。
特許文献1記載の熱交換器の偏平チューブは、断面円形のチューブの要所をプレス加工して偏平化したものであり、内部の冷媒通路が1個であるため、冷媒と偏平チューブとの接触面積が十分であるとは言えなかった。特許文献2記載の熱交換器は、偏平チューブをU字状に曲げ加工する点は特許文献1と同様であるが、偏平チューブの素材としてアルミニウム製押出材からなるいわゆるハーモニカチューブを用いており、冷媒と偏平チューブとの接触面積確保が図られている。特許文献1でも図9に記載された熱交換器は偏平チューブがハーモニカチューブとなっている。
実開平6−40676号公報 特許第2851540号公報
特許文献1では、偏平チューブのUターン部の形状が次のようになっている。すなわち、ある実施形態では円形断面のままとされている。他の実施形態では、主に熱交換を行う部分の偏平方向とは直交する方向に偏平とされている。さらに他の実施形態では、全体が偏平管とされた上でUターン部に捩りが加えられている。特許文献2では、偏平チューブをねじってUターン部を形成している。いずれの構成においても、熱交換器を正面から見た場合、偏平チューブの主要箇所は左右方向に薄くなっているものの、Uターン部は曲げやすさを優先して左右方向には薄くせず、相対的には左右に広がりを有する形状となっている。このため、偏平チューブの偏平面同士の間隔を詰めることができない。すなわち、偏平チューブを密に配置することができない。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、パラレルフロー型熱交換器において、偏平チューブの全体形状を、中間にUターン部を有する折り返し形状として、偏平チューブの側面を通る気流の接触長さを確保するとともに、偏平チューブ同士の近接配置を可能にして熱交換能力の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る熱交換器は、気流方向に間隔を置いて平行に配置された第1ヘッダパイプ及び第2ヘッダパイプと、前記第1ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第1ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第1ヘッダパイプの長さ方向に沿って所定ピッチで複数配置された第1偏平チューブと、前記第2ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第2ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第2ヘッダパイプの長さ方向に沿って前記第1偏平チューブと隣接する形で第1偏平チューブと同数配置され、気流方向において第1偏平チューブと直列に並ぶ第2偏平チューブと、気流方向において直列に並ぶ前記第1偏平チューブと前記第2偏平チューブの、前記第1ヘッダパイプまたは前記第2ヘッダパイプに接続されていない側の端同士を連結する別部品であって、前記第1偏平チューブの複数の冷媒通路と前記第2偏平チューブの複数の冷媒通路のそれぞれに連通する単一の冷媒通路を有する連結体と、を備えることを特徴としている。
この構成によると、気流方向において直列に並ぶ第1偏平チューブと第2偏平チューブを、別部品である連結体で連結してUターン部を構成するものとしたから、単一部品のチューブの中間部をU字状に曲げるのと異なり、左右に広がった形状をUターン部に与えなくて済む。このため、偏平チューブの偏平面同士の接近がUターン部によって妨げられないから、偏平チューブを間隔密に配置することができる。連結体以外の箇所では偏平チューブに複数の冷媒通路が設けられているから、冷媒と偏平チューブの間に必要な接触面積を確保することができる。また、連結体では冷媒通路が1個になっているから、連結体に冷媒を送り込む側の偏平チューブにおいて冷媒通路間に冷媒の偏流が生じていたとしても、連結体の中で冷媒が合流し、それから他方の偏平チューブの複数の冷媒通路に再分配されることにより、偏流が是正される効果がある。
上記構成の熱交換器において、前記連結体が、正面から見た横幅が前記第1偏平チューブ及び前記第2偏平チューブの同じく正面から見た横幅と同程度である連結チューブにより構成されることが好ましい。
この構成によると、左右に広がらないUターン部を容易に得ることができる。
上記構成の熱交換器において、前記連結体が、前記第1偏平チューブと前記第2偏平チューブの全数を接続し、気流方向において直列に並ぶ第1偏平チューブと第2偏平チューブのペア単位で内部を区画した第3ヘッダパイプにより構成されることが好ましい。
この構成によると、左右に広がらないUターン部を容易に得ることができる。
上記構成の熱交換器において、前記第1ヘッダパイプと前記第2ヘッダパイプは熱交換器の下部に存在し、それらに接続される冷媒出入管は、第1ヘッダパイプまたは第2ヘッダパイプの長さ方向中央部に水平よりも上の方向から接続されることが好ましい。
このような構成にすれば、冷媒出入管を通じて第1ヘッダパイプまたは第2ヘッダパイプに流入する冷媒は、第1ヘッダパイプまたは第2ヘッダパイプの中央部の内壁面に上方から衝突するので、左右に分かれやすく、冷媒出入管の左右に並ぶ偏平チューブに均等に分流することになり、それが偏平チューブの内部全体に及ぶ。これにより、特定の偏平チューブに冷媒が集中することが避けられ、偏平チューブ間の冷媒流量の均等化を図ることができる。
上記構成の熱交換器において、前記第1ヘッダパイプと前記第2ヘッダパイプにはそれぞれ冷媒出入管が接続され、また第1ヘッダパイプと第2ヘッダパイプの内部には所定箇所に隔壁が形成されるものであり、前記隔壁は、第1ヘッダパイプ側冷媒出入管または第2ヘッダパイプ側冷媒出入管の一方から流入した冷媒が、当該冷媒出入管の属するヘッダパイプと他方のヘッダパイプの間を行き来し、最終的に他方のヘッダパイプに属する冷媒出入管から流出するように配置されていることが好ましい。
このような構成にすれば、冷媒は少ない本数の偏平チューブを通って一方のヘッダパイプから他方のヘッダパイプへ、次はその逆へとジグザグに移動しつつ、出口となる冷媒出入管に向かうものであり、全ての偏平チューブに並行して冷媒を流す構成に比べ、冷媒流路断面積を小さくし、冷媒の流速を速めることができる。そしてこれにより、熱交換性能を向上させることができる。
上記構成の熱交換器において、前記第1偏平チューブ同士の間及び/または前記第2偏平チューブ同士の間にフィンを配置することが好ましい。
このような構成にすれば、熱交換器の放熱面積が増大し、熱交換性能が向上する。
上記目的を達成するため、本発明に係る熱交換器は、気流方向に間隔を置いて平行に配置された第1ヘッダパイプ及び第2ヘッダパイプと、前記第1ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第1ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第1ヘッダパイプの長さ方向に沿って所定ピッチで複数配置された第1偏平チューブと、前記第2ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第2ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第2ヘッダパイプの長さ方向に沿って前記第1偏平チューブと隣接する形で第1偏平チューブと同数配置され、気流方向において第1偏平チューブと直列に並ぶ第2偏平チューブと、気流方向において直列に並ぶ前記第1偏平チューブと前記第2偏平チューブの、前記第1ヘッダパイプまたは前記第2ヘッダパイプに接続されていない側の端同士を連結する別部品であって、前記第1偏平チューブの複数の冷媒通路と前記第2偏平チューブの複数の冷媒通路とを連通させる複数の冷媒通路を有する連結体と、を備えることを特徴としている。
この構成によると、気流方向において直列に並ぶ第1偏平チューブと第2偏平チューブを、別部品である連結体で連結してUターン部を構成するものとしたから、単一部品のチューブの中間部をU字状に曲げるのと異なり、左右に広がった形状をUターン部に与えなくて済む。このため、偏平チューブの偏平面同士の接近がUターン部によって妨げられないから、偏平チューブを間隔密に配置することができる。偏平チューブには複数の冷媒通路が設けられているから、冷媒と偏平チューブの間に必要な接触面積を確保することができる。
上記構成の熱交換器において、前記連結体が、正面から見た横幅が前記第1偏平チューブ及び前記第2偏平チューブの同じく正面から見た横幅と同程度である連結チューブにより構成されることが好ましい。
この構成によると、左右に広がらないUターン部を容易に得ることができる。
本発明によると、偏平チューブがUターン部で折り返す構成を得るにあたり、気流方向において直列に並ぶ第1偏平チューブと第2偏平チューブを、別部品である連結体で連結してUターン部を構成するから、単一部品のチューブの中間部をU字状に曲げるのと異なり、左右に広がった形状をUターン部に与えなくて済む。これにより、偏平チューブの偏平面同士の接近がUターン部によって妨げられなくなるので、偏平チューブを間隔密に配置することができる。偏平チューブには複数の冷媒通路が設けられているから、冷媒と偏平チューブの間に必要な接触面積を確保することができる。
以下本発明の第1実施形態を図1と図2に基づき説明する。図1は熱交換器の正面図、図2は図1のA−A線を断面箇所とする断面図である。
熱交換器1の下部には第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3が存在する。第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3はいずれも両端が閉じた円形断面のパイプであり、直径、肉厚、長さは共に等しく、同一高さのところに水平且つ互いに両端位置を揃えて平行に配置されている。熱交換器1と熱交換を行う気流は第1ヘッダパイプ2及び第2ヘッダパイプ3の長さ方向と直交する方向(図2の矢印方向、またはその逆方向)に流れるものであり、その気流方向において互いに間隔を置く形で第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3は配置されている。第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3はいずれもアルミニウム等熱伝導の良い金属からなる。なお、第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の間で直径、肉厚、長さを等しくするというのは必須要件ではなく、そのいずれかまたは全部を異ならせた構成も可能である。また同一高さというのも必須要件ではなく、高さを異ならせた構成も可能である。
第1ヘッダパイプ2には複数の第1偏平チューブ11が組み合わせられ、第2ヘッダパイプ3には複数の第2偏平チューブ12が組み合わせられる。第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12はアルミニウム等熱伝導の良い金属を押出成型した細長い成型品であり、内部には冷媒を流通させる冷媒通路11a、12aが形成されている。冷媒通路11a、12aは、断面形状及び断面面積の等しいものが複数個ずつ、図1においては紙面奥行き方向、図2においては紙面左右方向に並び、そのため第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12はいずれもハーモニカのような断面を呈している。
第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12は、異なる設計であっても、例えば偏平チューブの幅・肉厚・長さ及び冷媒通路11a、12aの断面形状・断面面積などのいずれか、あるいは全てが異なっていても良いが、通常は同一設計とすることが好ましい。第1実施形態では同一設計が採用されており、第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12の寸法形状は全て同一となっている。
第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12はいずれも垂直に立てた状態で、それぞれの下端を第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3に接続する。第1ヘッダパイプ2と第1偏平チューブ11、第2ヘッダパイプ3と第2偏平チューブ12はそれぞれロウ付けまたは溶着により固定される。接続状態において、第1偏平チューブ11の冷媒通路11aは第1ヘッダパイプ2の内部に連通し、第2偏平チューブ12の冷媒通路12aは第2ヘッダパイプ3の内部に連通する。また、第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12は全て上端の高さが同一レベルに揃えられている。
第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12は同数ずつ設けられ、気流方向において直列に並ぶ1個の第1偏平チューブ11と1個の第2偏平チューブ12が1組のペアを構成する。このペアは、第1ヘッダパイプ2または第2ヘッダパイプ3に接続されていない側の端、すなわち上端同士が連結体Cで連結され、Uターン部を構成する。第1実施形態において連結体Cを構成するのは連結チューブ13である。連結チューブ13は倒立したU字形であり、内部に単一の冷媒通路13aを備えている。第1偏平チューブ11の冷媒通路11aと第2偏平チューブ12の冷媒通路12aは全て冷媒通路13aに連通し、これにより、複数の冷媒通路11aと複数の冷媒通路12aが単一の冷媒通路13aを介して連通することになる。
正面から、すなわち図1の視点から見た連結チューブ13の横幅は、同じく正面から見た第1偏平チューブ11の横幅及び第2偏平チューブ12の横幅と同程度とされる。第1実施形態における連結チューブ13の横幅は第1偏平チューブ11の横幅及び第2偏平チューブ12の横幅と同一である。偏平チューブ13は第1偏平チューブ11及び第2偏平チューブ12と同じ材料で形成され、ロウ付けまたは溶着により第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12に固定される。
連結チューブ13で上端同士を連結された第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12は、側面から見ると、上端のUターン部で折れ曲がった、倒立したU字状の構造体を形成する。本明細書では、この構造体を「偏平チューブ10」と呼称する。
偏平チューブ10には、Uターン部を含め、特許文献1、2に記載された偏平チューブのように左右に広がった部分が存在せず、正面から見たどの部分も横幅が狭い。そのため、偏平チューブ10は偏平面同士を接近させて間隔密に配置することができる。偏平チューブ10は、第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の長さ方向に沿って所定ピッチ(「所定」は「一定」を意味しない。偏平チューブ10の並びの中で、ピッチ幅が変化する設計とすることもある。)で並ぶ。図1に示すように、偏平チューブ10は、第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の長さ方向中央部を離れた両翼部では一定ピッチで比較的密に配置されているが、第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の長さ方向中央部では、両翼部の偏平チューブ10群から離れた、孤立した偏平チューブ10が2個、互いの間に比較的広い間隔を保って配置されている。
第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3には、その長さ方向中央部に存在する、2個の孤立した偏平チューブ10の間に、第1ヘッダパイプ2に冷媒を流入させあるいは第1ヘッダパイプ2から冷媒を流出させる冷媒出入管14と、第2ヘッダパイプ3に冷媒を流入させあるいは第2ヘッダパイプ3から冷媒を流出させる冷媒出入管15が接続される。冷媒出入管14は第1ヘッダパイプ2に対し、冷媒出入管15は第2ヘッダパイプ3に対し、それぞれ水平よりも上の方向から接続されている。第1実施形態では、冷媒出入管14、15は互いに対称をなす角度で斜め上方から第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3に接続されている。
孤立した偏平チューブ10が2個、互いの間に比較的広い間隔を保って配置されているため、冷媒出入管14を第1ヘッダパイプ2に接続し、冷媒出入管15を第2ヘッダパイプ3に接続することを容易に行える。なお、冷媒出入管14、15は必ずしも水平より上の方向から接続しなくてもよい。水平方向から接続してもよい。言い換えれば、流路が確保され、冷媒が流れればよい。
熱交換器1を使用する際は、冷媒が冷媒出入管14、15の一方から流入し、他方から流出する。熱交換器1を蒸発器として使用する運転モードの場合(例えば、室内機と室外機とからなるセパレート型空気調和機の室外機で熱交換器1を用い、暖房運転を行うと、熱交換器1は蒸発器として作用する)、熱交換器1は空気から温熱を奪い、逆に冷熱を空気中に放出する。ここでは冷媒出入管14から液体状の冷媒が流入し、それが偏平チューブ10の中を流れる間に蒸発し、気体状となって冷媒出入管15から流出するものとして説明を進める。
図示しないファンで送風を行いつつ熱交換器1に冷媒を流すと、冷媒出入管14から第1ヘッダパイプ2に流入した液状の冷媒は、第1ヘッダパイプ2の中央部の内壁面に上方から衝突し、それから左右に分流する。この構成は冷媒が左右に分かれやすく、冷媒出入管14の左右に並ぶ偏平チューブ10に均等に流れやすい。このため、流入方向の運動エネルギーを持った冷媒が特定の偏平チューブ10に集中することが避けられ、各偏平チューブ10の冷媒流量が均等化の方向に向かう。
第1ヘッダパイプ2から偏平チューブ10に入った液状の冷媒は、第1偏平チューブ11の部分を上昇しつつ、第1偏平チューブ11の外側を流れる気流との間で熱交換を行って蒸発して行く。冷媒通路11aが複数存在することから、冷媒と第1偏平チューブ11の間に必要な接触面積を確保することができる。連結チューブ13の部分に至ると、複数の冷媒通路11aに分流していた冷媒が合流する。そして、偏平チューブ12の複数の冷媒通路12aに再分配される。冷媒通路11a同士の間で冷媒の偏流が生じていたとしても、連結チューブ13の中で合流し、冷媒通路12aに再分配される過程で偏流は是正される。
冷媒通路12aに入った冷媒は、第2偏平チューブ12の部分を下降しつつ、第2偏平チューブ12の外側を流れる気流との間で熱交換を行ってさらに蒸発し、気体の割合を高めて行く。冷媒通路12aが複数存在することから、冷媒と第2偏平チューブ12の間に必要な接触面積を確保することができる。このように気体の割合を高めた冷媒は第2ヘッダパイプ3で合流し、冷媒出入管15から排出される。
本発明の第2実施形態を図3から図5に示す。図3は熱交換器の正面図、図4は図3のA−A線を断面箇所とする断面図、図5は図3のフィンの箇所を断面箇所とする断面図である。
第2実施形態では、第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の両翼部に密に配置された偏平チューブ10同士の間に、アルミニウム等熱伝導の良い金属からなるフィン20を配置する。フィン20は第1偏平チューブ11同士の間に配置される第1フィン21と、第2偏平チューブ12同士の間に配置される第2フィン22からなる。第1フィン21と第2フィン22はいずれもコルゲートフィンである。第1フィン21は第1偏平チューブ11に対しロウ付けまたは溶接で固定され、第2フィン22は第2偏平チューブ12に対しロウ付けまたは溶接で固定される。
第1フィン41と第2フィン42は、コルゲートフィンであることにより、互いの間に所定断面積の通風路を形成するように並ぶフィンの集合を容易に得ることができる。
図5に示すように、第1フィン21は、第1偏平チューブ11の気流方向奥行きの中間部、この場合は第1偏平チューブ11のセンターラインの箇所で風上側フィン21Uと風下側フィン21Dに区分される。図5の矢印に示すように、風は第1偏平チューブ11から第2偏平チューブ12の方向に向かって吹くものとする。第2フィン22は、第2偏平チューブ12の気流方向奥行きの中間部、この場合は第2偏平チューブ12のセンターラインの箇所で風上側フィン22Uと風下側フィン22Dに区分される。風上側フィン21U、22Uはフィン表面が風下側に向かい下り勾配となり、風下側フィン21D、22Dはフィン表面が風下側に向かい上り勾配となっている。
風上側フィン21Uの風下側端部と風下側フィン21Dの風上側端部、風上側フィン22Uの風下側端部と風下側フィン22Dの風上側端部はそれぞれ間隙23を隔てて配置されている。間隙23は、風上側フィン21U、22Uの風下側端部に付着した水滴と、風下側フィン21D、22Dの風上側端部に付着した水滴の合体が生じ得る大きさに設定されている。第1フィン21と第2フィン22の間にはそれよりも広い間隙24が設けられている。
図示しないファンで送風を行いつつ熱交換器1に冷媒を流すと、熱交換器1を蒸発器として使用する運転モードの場合、熱交換器1は空気から温熱を奪い、逆に冷熱を空気中に放出する。風上側フィン21U、22Uと風下側フィン21D、22Dのフィン表面にはそれぞれ勾配がついているので、フィン20を全て水平とした場合に比べると、フィン20全体として空気の流れ方向に長く延びる形で存在することになり、高い熱交換性能を得ることができる。
空気から温熱を奪う運転を続けていると、フィン20の表面にも偏平チューブ10の表面にも、空気中の水分が結露する。当初は微細だった水滴が結集して大きな水滴になると、それは風上側フィン21U、22Uまたは風下側フィン21D、22Dの勾配面を伝って流下し、間隙23に達する。間隙23が広ければ、水滴は風上側フィン21U、22Uの風下側端部または風下側フィン21D、22Dの風上側端部でブリッジ現象(水の表面張力で水の膜が張ること)を生じるだけに終わる。しかしながら間隙23は風上側フィン21U、22Uの風下側端部に付着した水滴と風下側フィン21D、22Dの風上側端部に付着した水滴の合体が生じ得る大きさに設定されているので、風上側フィン21U、22Uの水滴と風下側フィン21D、22Dの水滴は、間隙23で出会うと互いに表面張力を破壊し合って合体し、ブリッジ現象を生じることなく間隙23から流れ出る。
熱交換器1を蒸発器として使用する運転モード(熱交換器1が周囲の空気から温熱を奪う運転モード)において、周囲の空気温度条件や、運転条件によっては、偏平チューブ10やフィン20の表面に空気中の水分が霜として付着する場合がある。時間が経つにつれ霜は厚みを増し、熱交換性能を低下させるので、時々は除霜運転を行って霜を溶かさねばならない。霜が溶けた除霜水も、間隙23で出会うと互いに表面張力を破壊し合って合体し、ブリッジ現象を生じることなく間隙23から流れ出る。このため、除霜運転から通常運転に復帰したとき、排水されないまま残留した水滴が凍結して熱交換性能を損なうといったことがない。霜と化す前の結露水も同様に流れ出るので、空気流通路の断面積が水によって狭められ、熱交換性能を低下させることがない。
風上側フィン21U、22Uの下り勾配と風下側フィン21D、22Dの上り勾配は5°〜40°の範囲で選択することができる。勾配がきつくなると、熱交換面積が増え、排水しやすくなる一方、空気の流通に対しては抵抗となるので、実験を通じて適切な値を決めるとよい。その他、偏平チューブ10同士の間隔が5.5mm、偏平チューブ10の厚みが1.3mm、空気の流れ方向における風上側フィン21U、22Uと風下側フィン21D、22Dの水平方向長さがそれぞれ18mm、風上側フィン21U、22Uと風下側フィン21D、22Dのそれぞれの山−谷ピッチが2mm〜3mm、間隙23の大きさが最大0.5mmといった数値を例示することができる。言うまでもないが、これらの数値は単なる例示であり、発明の内容を限定するものではない。
本発明の第3実施形態を図6と図7に示す。図6は熱交換器の正面図、図7は図6のA−A線を断面箇所とする断面図である。
第3実施形態は、連結体Cの構成が第1、第2実施形態と異なる。すなわち第3実施形態では、第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12の全数を接続する第3ヘッダパイプ16が連結体Cを構成する。第3ヘッダパイプ16は両端が閉じた円形断面のパイプであり、第1ヘッダパイプ2及び第2ヘッダパイプ3と長さが同じで、第1ヘッダパイプ2及び第2ヘッダパイプ3と平行且つ両端を揃えて配置されている。直径は、第3ヘッダパイプ16の方が第1ヘッダパイプ2及び第2ヘッダパイプ3よりも大きい。
気流方向において直列に並ぶ1個の第1偏平チューブ11と1個の第2偏平チューブ12のペアを、ペア単位で区画する隔壁16bが第3ヘッダパイプ16の内部に設けられる(図6参照)。隔壁16bで輪切りにした第3ヘッダパイプ16の1区画と、そこに接続された第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12を合わせたものが偏平チューブ10となる。1本の偏平チューブ10に属する第1偏平チューブ11の複数の冷媒通路11aと、第2偏平チューブ12の複数の冷媒通路12aは、第3ヘッダパイプ16の内部の単一の冷媒通路16aを介して連通する。
第3実施形態では、第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12の配置ピッチを先に決め、それに合わせて第3ヘッダパイプ16に接続口を加工すればよい。そのため、Uターン部が左右に広がるなどといったことは起こり得ず、偏平チューブ10は偏平面同士を接近させて間隔密に配置することができる。
この第3実施形態に第2実施形態のようなフィンを付加し、熱交換性能の一層の向上を図ってもよい。
本発明の第4実施形態を図8に示す。図8は熱交換器の上面図である。
第4実施形態は、第1から第3までのいずれかの実施形態の第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3に手を加えたものである。図8は第1実施形態をベースとしている。図8に示す熱交換器1では、第2ヘッダパイプ3の両端に冷媒出入管15が1本ずつ接続されている。第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の内部にはそれぞれ2個ずつの隔壁が形成される。第1ヘッダパイプ2の内部には、孤立した2本の偏平チューブ10を含む計14本の偏平チューブ10を挟む2個の隔壁17Aが、冷媒出入管14を中心とする対称をなす形で配置されている。第2ヘッダパイプ3の内部には、隔壁17Aよりも外側に位置する偏平チューブ10を隔壁17Aとの間に7本ずつ挟む形で、2個の隔壁17Bが配置されている。隔壁17Bと冷媒出入口15の間にも7本の偏平チューブ10が存在する。なお偏平チューブ10の総本数や隔壁の総個数、隔壁間に挟まれる偏平チューブの本数等は様々なパターンが可能であり、図8の形態に限定されるものではない。
2個の隔壁17Aの間が第1区間18Aとなる。隔壁17Aと隔壁17Bの間が第2区間18Bとなる。隔壁17Bと冷媒出入口15の間が第3区間18Cとなる。第1区間18Aは1個だけであるが、第2区間18Bと第3区間18Cは2個ずつ存在する。
冷媒が冷媒出入管14から流入し、冷媒出入管15から流出するケースを考える。冷媒出入管14から第1ヘッダパイプ2に流入した冷媒は、第1区間18Aの偏平チューブ10を通って第2ヘッダパイプ3に移動する。第2ヘッダパイプ3に移動した冷媒は、第2区間18Bの偏平チューブ10を通って第1ヘッダパイプ2に戻る。第1ヘッダパイプ2に戻った冷媒は、第3区間18Cの偏平チューブ10を通って第2ヘッダパイプ3に移動し、冷媒出入管15から流出する。
冷媒は、偏平チューブ10の全本数に比べ少ない本数の偏平チューブ10を通って第1ヘッダパイプ2から第2ヘッダパイプ3へ、次はその逆へとジグザグに移動しつつ、冷媒出入管15に向かうものであり、全ての偏平チューブ10に並行して冷媒を流す構成に比べ、冷媒流路断面積を小さくし、冷媒の流速を速めることができる。そしてこれにより、熱交換性能を向上させることができる。
一方のヘッダパイプの冷媒出入管に流入した冷媒が最終的に他方のヘッダパイプの冷媒出入管から流出するという構成は必須のものではない。流入用の冷媒出入管と流出用の冷媒出入管が同一のヘッダパイプに配置されていたとしても問題はない。
第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の内部に隔壁を設けて冷媒をジグザグに誘導するという構成は、第2実施形態や第3実施形態にも適用可能である。その場合は、第2、第3実施形態それぞれの作用効果に加えて上記作用効果を得ることができる。
図8では、第1ヘッダパイプ2に対しては中央に1本の冷媒出入管14を接続し、第2ヘッダパイプ3に対しては両端に1本ずつの冷媒出入管15を接続したが、第1ヘッダパイプ2の一端に1本の冷媒出入管14を接続し、それと対角をなす第2ヘッダパイプ3の一端に1本の冷媒出入管15を接続する構成も可能である。
図9に本発明の第5実施形態を示す。図9は図2と同様の断面図である。
第5実施形態は連結チューブ13の構造が第1実施形態と異なる。すなわち連結チューブ13の内部に第1偏平チューブ11の冷媒通路11a及び第2偏平チューブ12の冷媒通路12aと同数(第1偏平チューブ11と第2偏平チューブ12は同一設計が採用されているため、冷媒通路11aと冷媒通路12aは同数である。図9の場合、数は「4」となる。)の冷媒通路13aを形成した。
正面から、すなわち図1の視点から見た連結チューブ13の横幅は、第1実施形態と同様、同じく正面から見た第1偏平チューブ11の横幅及び第2偏平チューブ12の横幅と同程度(当然のことながら、同一であってもよい)とされる。これにより偏平チューブ10には、Uターン部を含め、特許文献1、2に記載された偏平チューブのように左右に広がった部分が存在せず、正面から見たどの部分も横幅が狭くなっている。従って偏平チューブ10は偏平面同士を接近させて間隔密に配置することができる。
上記連結チューブ13を用いて、第1偏平チューブ11の冷媒通路11aと第2偏平チューブ12の冷媒通路12aを次のように接続する。すなわち、第1偏平チューブ11の中で最も風上側に位置する冷媒通路11aを第2偏平チューブ12の中で最も風下側に位置する冷媒通路12aに連通させ、以下同様に、風上側から2番目に位置する冷媒通路11aを風下側から2番目に位置する冷媒通路12aに連通させ、風上側から3番目に位置する冷媒通路11aを風下側から3番目に位置する冷媒通路12aに連通させ、風上側から4番目に位置する冷媒通路11aを風下側から4番目(第2偏平チューブ12では最も風上側)に位置する冷媒通路12aに連通させる。
第1ヘッダパイプ2から偏平チューブ10に入った液状の冷媒は、第1偏平チューブ11の冷媒通路11aを上昇し、連結チューブ13の冷媒通路13aで流れの方向を反転して、第2偏平チューブ12の冷媒通路12aを下降する。その間に偏平チューブ10の外側を流れる気流との間で熱交換を行って、液状の冷媒は蒸発し、気体の割合を高めて行く。冷媒通路11a、13a、12aが複数ずつ存在することから、冷媒と偏平チューブ10の間に必要な接触面積を確保することができる。気体の割合を高めた冷媒は第2ヘッダパイプ3で合流し、冷媒出入管15から排出される。
冷媒は、冷媒通路11aを上昇するときと冷媒通路12aを下降するときとで風上/風下の関係が逆転する。すなわち最も風上側の冷媒通路11aを上昇した冷媒は最も風下側の冷媒通路12aを下降することになり、逆に、最も風下側の冷媒通路11aを上昇した冷媒は最も風上側の冷媒通路12aを下降することになる。このように冷媒は、上昇時と下降時で風上/風下の関係が入れ替わるので、熱交換効率が向上する。
第1偏平チューブ11の冷媒通路11aに連結チューブ13の冷媒通路13aを連結し、連結チューブ13の冷媒通路13aに第2偏平チューブ12の冷媒通路12aを連結する際、冷媒通路同士の間に隙間ができる可能性がある。この場合、隙間のところで多少冷媒の合流が生じるが、問題はない。
図9に示す構成では、第1偏平チューブ11の冷媒通路11aと連結チューブ13の冷媒通路13aが1対1で対応し、その冷媒通路13aに第2偏平チューブ12の冷媒通路12aが1対1で対応している。この関係は絶対的なものでなく、冷媒通路13aと冷媒通路11aの対応関係が1対複数であってもよいし、冷媒通路13aと冷媒通路12aの対応関係が1対複数であってもよい。一例を挙げるならば、2個の冷媒通路11aが1個の冷媒通路13aに対応し、その1個の冷媒通路13aが2個の冷媒通路12aに対応してもよい。言うまでもないが、「複数」は「2」に限定されない。2を超える数であってもよい。冷媒通路11aと冷媒通路12aの一方のみが複数で、他方が1個、といった構成も可能である。なお、冷媒通路13aの総数が1であると、これは第1実施形態に他ならない。
1本の偏平チューブを、特許文献1、2の例のように捩りを加えるこことなく折り曲げて、第5実施形態の偏平チューブ10としてもよい。片面に複数の溝を並べたU字形の板をプレス加工等により2枚形成し、それを合わせて溶接などにより接合し、1個のU字形偏平チューブ10としてもよい。
第5実施形態の熱交換器1には、第2実施形態のフィン20を組み合わせることもできるし、第3実施形態の連結体Cの構成を適用することもできるし、第4実施形態の第1ヘッダパイプ2と第2ヘッダパイプ3の構成を適用することもできる。
以上、本発明の各実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はパラレルフロー型熱交換器に広く利用可能である。
第1実施形態に係る熱交換器の正面図 図1のA−A線を断面箇所とする断面図 第2実施形態に係る熱交換器の正面図 図3のA−A線を断面箇所とする断面図 図3のフィンの箇所を断面箇所とする断面図 第3実施形態に係る熱交換器の正面図 図6のA−A線を断面箇所とする断面図 第4実施形態に係る熱交換器の上面図 第5実施形態に係る熱交換器の図2と同様の断面図
符号の説明
1 熱交換器
2 第1ヘッダパイプ
3 第2ヘッダパイプ
10 偏平チューブ
11 第1偏平チューブ
11a 冷媒通路
12 第2偏平チューブ
12a 冷媒通路
13 連結チューブ
13a 冷媒通路
14、15 冷媒出入管
16 第3ヘッダパイプ
16a 冷媒通路
16b 隔壁
17A、17B 隔壁
18A 第1区画
18B 第2区画
18C 第3区画
20 フィン
21U、22U 風上側フィン
21D、22D 風下側フィン
23 間隙

Claims (8)

  1. 気流方向に間隔を置いて平行に配置された第1ヘッダパイプ及び第2ヘッダパイプと、
    前記第1ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第1ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第1ヘッダパイプの長さ方向に沿って所定ピッチで複数配置された第1偏平チューブと、
    前記第2ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第2ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第2ヘッダパイプの長さ方向に沿って前記第1偏平チューブと隣接する形で第1偏平チューブと同数配置され、気流方向において第1偏平チューブと直列に並ぶ第2偏平チューブと、
    気流方向において直列に並ぶ前記第1偏平チューブと前記第2偏平チューブの、前記第1ヘッダパイプまたは前記第2ヘッダパイプに接続されていない側の端同士を連結する別部品であって、前記第1偏平チューブの複数の冷媒通路と前記第2偏平チューブの複数の冷媒通路のそれぞれに連通する単一の冷媒通路を有する連結体と、
    を備えることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記連結体が、正面から見た横幅が前記第1偏平チューブ及び前記第2偏平チューブの同じく正面から見た横幅と同程度である連結チューブにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記連結体が、前記第1偏平チューブと前記第2偏平チューブの全数を接続し、気流方向において直列に並ぶ第1偏平チューブと第2偏平チューブのペア単位で内部を区画した第3ヘッダパイプにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記第1ヘッダパイプと前記第2ヘッダパイプは熱交換器の下部に存在し、それらに接続される冷媒出入管は、第1ヘッダパイプまたは第2ヘッダパイプの長さ方向中央部に水平よりも上の方向から接続されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記第1ヘッダパイプと前記第2ヘッダパイプにはそれぞれ冷媒出入管が接続され、また第1ヘッダパイプと第2ヘッダパイプの内部には所定箇所に隔壁が形成されるものであり、前記隔壁は、第1ヘッダパイプ側冷媒出入管または第2ヘッダパイプ側冷媒出入管の一方から流入した冷媒が、当該冷媒出入管の属するヘッダパイプと他方のヘッダパイプの間を行き来し、最終的に他方のヘッダパイプに属する冷媒出入管から流出するように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 前記第1偏平チューブ同士の間及び/または前記第2偏平チューブ同士の間にフィンを配置したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の熱交換器。
  7. 気流方向に間隔を置いて平行に配置された第1ヘッダパイプ及び第2ヘッダパイプと、
    前記第1ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第1ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第1ヘッダパイプの長さ方向に沿って所定ピッチで複数配置された第1偏平チューブと、
    前記第2ヘッダパイプに一端を接続され、内部に設けた複数の冷媒通路を第2ヘッダパイプの内部に連通させるとともに、第2ヘッダパイプの長さ方向に沿って前記第1偏平チューブと隣接する形で第1偏平チューブと同数配置され、気流方向において第1偏平チューブと直列に並ぶ第2偏平チューブと、
    気流方向において直列に並ぶ前記第1偏平チューブと前記第2偏平チューブの、前記第1ヘッダパイプまたは前記第2ヘッダパイプに接続されていない側の端同士を連結する別部品であって、前記第1偏平チューブの複数の冷媒通路と前記第2偏平チューブの複数の冷媒通路とを連通させる複数の冷媒通路を有する連結体と、
    を備えることを特徴とする熱交換器。
  8. 前記連結体が、正面から見た横幅が前記第1偏平チューブ及び前記第2偏平チューブの同じく正面から見た横幅と同程度である連結チューブにより構成されることを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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