JP2014034218A - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントフードの変形を妨げず、衝撃吸収を十分に行い、歩行者保護性能を向上できる車体前部構造を提供することを目的とする。
【解決手段】車体前部構造110は、エンジンルーム102の側部を構成し車内側に張り出した第1フランジ130を有するカウルサイドパネル116と、カウルサイドパネルの車外側に配置されたフェンダーパネル106aとを備え、フェンダーパネルは、上方に凸の曲面形状をなす頂部134と、頂部から下方に延びる縦壁部136と、縦壁部から車内側に延びる座面138とを含み、フロントフード104は、車幅方向外側にゆくほど斜め下方に傾斜しフェンダーパネルの頂部に向けられている第2フランジ180と、第2フランジの端部から車内側に連続する底面部178とを含み、ブラケット118は、座面の下側に接する上面118bと第1フランジの上側に接する下面118aとを接続する中間壁部118cを有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車体前部のエンジンルームを上から覆うフロントフードを備えた車体前部構造に関するものである。
自動車などの車両として、歩行者保護の観点から、フェンダーパネル上方からの荷重に対して、フェンダーパネルを支持するフェンダーブラケット(以下、ブラケット)が変形する構成を採用したものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、フェンダーパネルの車内側(エンジンルーム側)の縦壁部と、この縦壁部の下方に位置するボディーパネルとを、ブラケットを介して連結した車体構造が記載されている。
この車体構造では、フェンダーパネルの縦壁部に上方から衝突体が衝突した場合、衝突に伴う衝突荷重が縦壁部を介してブラケットに入力され、その後、ボディーパネルに伝達される。そして、車体構造では、衝突荷重がボディーパネルに伝達される過程で、ブラケットが車両上下方向に変形して、衝突時のエネルギーを吸収する、としている。
特開2006−205806号公報
特許文献1に記載の車体構造では、フェンダーパネルの縦壁部に上方から荷重が入力される状況、すなわちフロントフードとフェンダーパネルとの見切り部分に歩行者などの被衝突体が衝突する状況を前提としている。また、この車体構造では、見切り部分の下方にブラケットが配置されている。
しかし、歩行者などの被衝突体は、ブラケットの上方に位置する上記見切り部分に限らず、例えば、フロントフードのうちブラケットの上方から車内側にずれた位置に衝突する場合もあり得る。
このように、歩行者などの被衝突体によりフロントフードが下方への過荷重を受けた場合を想定すると、車両は、フロントフードを十分に変形させることで、過荷重による衝撃を吸収し、歩行者にかかる負担を軽減することが望ましい。
つまり、車両では、歩行者保護の観点から、フロントフードの変形を妨げないように、フロントフードの下方への十分な移動量を確保するスペースが必要となる。しかし、フロントフードに覆われたエンジンルームには、各種部品が配置されていることから、レイアウト上、十分なスペースを確保することは困難である。
特許文献1に記載の車体構造では、ブラケットが下方に変形するのみであり、フロントフードの下方への十分な移動量を確保できないという問題がある。また、この車体構造では、上記見切り部分で過荷重を受けた場合を前提としているため、フロントフードのうちブラケットの上方から車内側にずれた位置に過荷重を受けた場合には、衝突時のエネルギーを十分に吸収することは困難となる。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントフードの変形を妨げず、衝撃吸収を十分に行い、歩行者保護性能を向上できる車体前部構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車体前部構造の代表的な構成は、車体前部のエンジンルームを上から覆うフロントフードを備えた車体前部構造において、エンジンルームの側部を構成し上端付近から車内側に張り出した第1フランジを有するカウルサイドパネルと、カウルサイドパネルの車外側に配置され車体の外面を形成するフェンダーパネルと、フェンダーパネルとカウルサイドパネルとを連結するブラケットとを備え、フェンダーパネルは、車体の外面の上部から車内側に折り返され上方に凸の曲面形状をなす頂部と、頂部からカウルサイドパネルの上端より高い位置まで下方に延びる縦壁部と、縦壁部の下端から車内側に延びる座面とを含み、フロントフードは、車幅方向の端部に設けられ車幅方向外側にゆくほど斜め下方に傾斜しフェンダーパネルの頂部に向けられている第2フランジと、第2フランジの車幅方向内側端部から屈曲して車内側に略水平方向に連続する底面部とを含み、ブラケットは、フェンダーパネルの座面の下側に接する上面と、カウルサイドパネルの第1フランジの上側に接する下面と、上面の車幅方向内側端部および下面の車幅方向外側端部を接続する壁部とを有することを特徴とする。
ここで、歩行者などの被衝突体によりフロントフードが下方への過荷重を受けた場合を想定する。まず、フロントフードのうちブラケットの真上から車内側にずれた位置でフロントフードが過荷重を受けた場合(以下、第1の状況)を説明する。第1の状況では、フロントフードの第2フランジが下方に移動し、フェンダーパネルの頂部に接触し、頂部の車外側の外面に沿って変形しながら下方に滑っていく。これに伴い、フロントフードのうち屈曲した形状を有し剛性の高い底面部がフェンダーパネルの頂部あるいは頂部の車内側の縦壁部に接触してこれらを車外側に押付ける。これにより、フェンダーパネルは、フロントフードに押されて車外側の下方に変形する。
フェンダーパネルが変形すると、フェンダーパネルの座面に接するブラケットの上面が車外側の下方に押され、壁部も車外側の下方に変形する。このように、第1の状況では、フロントフードがフェンダーパネルを変形させ、変形したフェンダーパネルに引っ張られてブラケットが変形するので、過荷重による衝撃を吸収でき、歩行者保護性能を向上できる。また、フェンダーパネルの座面が下方に移動することで、フロントフードが下方へ移動可能な距離を、過荷重を受ける前よりも大きくできる。そのため、第1の状況では、フロントフードがフェンダーパネルの座面に接することがなく、いわゆる底付きを回避し、その結果、フロントフードの変形が妨げられず、衝撃を十分に吸収し歩行者保護性能を向上できる。
つぎに、フロントフードのうちブラケットの真上に位置する箇所でフロントフードが過荷重を受けた場合(以下、第2の状況)を説明する。第2の状況では、フロントフードが下方に潰れて変形しながら、フェンダーパネルの座面およびブラケットに接触し、これらを下方に押付ける。これに伴い、ブラケットの壁部も下方に変形する。なお、上記第1の状況と同様に、フェンダーパネルは、フロントフードの底面部に頂部が押されることによっても、車外側かつ下方に変形する。このように、ブラケットは、フロントフードから直接、さらにはフェンダーパネルを介して変形する。よって、第2の状況においても、フロントフードの変形が妨げられず、歩行者保護性能を向上できる。
上記のブラケットの壁部は、車外側に向けて斜め上方に傾斜した形状を有するとよい。これにより、ブラケットの壁部は、フロントフードが下方への過荷重を受けた第1の状況および第2の状況において、車外側かつ下方に変形し易い。このため、フェンダーパネルおよびブラケットの車外側かつ下方への変形が確実に行われる。
上記のブラケットの下面の車両前後方向の寸法は、上面の寸法よりも小さいとよい。これにより、ブラケットの下面と接するカウルサイドパネルの第1フランジは、ブラケットの上面と接するフェンダーパネルの座面よりも小さな形状で済み、カウルサイドパネルの形状の自由度が損なわれない。
本発明によれば、フロントフードの変形を妨げず、衝撃吸収を十分に行い、歩行者保護性能を向上できる車体前部構造を提供することができる。
本実施形態における車体前部構造を適用する車両を示す図である。 図1の車両のエンジンルーム内部を示す斜視図である。 図1の車体前部構造の一部を拡大して示す図である。 図1の車体前部構造の一部の正面図である。 図1の車体前部構造の一部の上面図である。 図5の車体前部構造の断面形状とともに第1の状況での形状変化を示す図である。 図5の車体前部構造の断面形状とともに第2の状況での形状変化を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における車体前部構造を適用する車両を示す図である。なお、以下の各図において、矢印X、Y、Zは、それぞれ車両前側、車両右側および車両下方を示している。
車両100の前部には、エンジンルーム102を上から覆うフロントフード104と、フェンダーパネル106a、106bとが配置されている。フェンダーパネル106a、106bは、図示を省略するフロントタイヤの上方側を覆い、意匠面となる車体前方の側面(外面108a、108b)を形成する。
車両100に適用される車体前部構造110は、例えば、歩行者などの被衝突体によりフロントフード104が下方への過荷重を受けた場合に、フロントフード104を下方に十分に変形させる構成を有する。車体前部構造110では、フロントフード104の下方への変形を妨げないことで、過荷重による衝撃を吸収し、歩行者にかかる負担を軽減する。
以下、図2および図3を参照して、フロントフード104の下方に位置するエンジンルーム102内部およびその周辺の各部材について説明する。図2は、図1の車両のエンジンルーム102内部を示す斜視図である。図中では、開状態のフロントフード104の下方に位置するエンジンルーム102の特に右側を示している。なお、フロントフード104の内側パネル112には、フードヒンジ114が接続されている。フードヒンジ114は、フロントフード104を開閉自在に支持し固定する固定部分114aを含んでいる。
図3は、図1の車体前部構造110の一部を拡大して示す図である。図3(a)は、図1に示す点線Aで囲んだ領域を、閉状態のフロントフード104を省略した状態で示している。図3(b)は、図3(a)の一部をエンジンルーム102側から車両右側を見た状態を示している。
車体前部構造110は、上記フロントフード104およびフェンダーパネル106aに加えて、図3(a)に示すように、エンジンルーム102の側部を構成するカウルサイドパネル116と、フェンダーパネル106aとカウルサイドパネル116とを連結するフェンダーブラケット(以下、ブラケット118)とを備える。
フロントフード104の閉状態(図1参照)での後端付近には、図2に示すように車幅方向に延びるカウルトップガーニッシュ120が配置されている。カウルトップガーニッシュ120の下方には、例えばダッシュパネル122に接続されていて車幅方向に延びるウインドシールドパネル124が配置されている。
ダッシュパネル122は、図2に示すように、車幅方向に延びていて、エンジンルーム102と車室内とを区画する縦壁を形成する部材である。ダッシュパネル122の車幅方向の端部には、車両前後方向に延びるダッシュサイドパネル126が配置されている。なお、ダッシュサイドパネル126の前端の位置は、例えばダッシュパネル122の縦壁となる前端の位置とほぼ同一となっている。
ダッシュサイドパネル126の前端には、さらに車両前側に延びる上記カウルサイドパネル116が設けられている。カウルサイドパネル116の下部は、カウルサイドパネル116とともにエンジンルーム102の側部を構成するフェンダーエプロンパネル128の車幅方向の外側端部に固定されている。
また、カウルサイドパネル116は、図3(a)に示すように上端から車内側(エンジンルーム102側)に張り出した第1フランジ130を備える。第1フランジ130の上面には、図3(a)および図3(b)に示すように、上記ブラケット118の下面118aが上方から接する下側座面132が形成されている。カウルサイドパネル116の車外側には、図3(a)に示すように、上記フェンダーパネル106aが配置されている。
フェンダーパネル106aは、図3(a)に示すように、上記外面108aからエンジンルーム102側に向けて上方に凸となる曲面形状を有する。フェンダーパネル106aには、曲面形状の頂部134より車内側にて下方に延びる縦壁部136と、縦壁部136の下端から車内側に延びる上側座面138とが形成されている。上側座面138には、ブラケット118の上面118bが下方から接し固定される。なお、フェンダーパネル106aの曲面形状の詳細は、車幅方向に沿った断面を車両前側から見た状態を示す図6にて後述する。
このようにして、ブラケット118は、図3(a)に示すように、カウルサイドパネル116の下側座面132に下面118aが固定され、フェンダーパネル106aの上側座面138に上面118bが固定されることで、フェンダーパネル106aとカウルサイドパネル116とを連結する。また、ブラケット118の上面118bと下面118aとは、中間壁部118cを介して接続されている。中間壁部118cは、フェンダーパネル106aの縦壁部136より傾斜の緩やかな傾斜面を有する。なお、下面118aと中間壁部118cとの間、および中間壁部118cと上面118bとの間には、図3(b)に示すように、曲面形状の角部140a、140bが形成されている。
また、フェンダーパネル106aには、図3(a)および図3(b)に示すように、縦壁部136と上側座面138との間に、曲面形状の角部142が形成されている。角部142には、車両前後方向に3つのビード部142a、142b、142cが形成されていて、剛性を高めている。また、上側座面138には、車両前後方向に3つの孔138a、138b、138cが形成されている。
ブラケット118の上面118bには、上側座面138の上記孔138a、138b、138cに重なる3つの孔部144a、144b、144c(図3(b)参照)と、さらに車両前側に位置する孔部144d(図3(a)参照)とが形成されている。4つの孔部144a、144b、144c、144dのうち、両端側の孔部144a、144dは、上面118bの裏面に図示を省略する溶接ナットが設置されている。
孔部144aには、フェンダーパネル106aとブラケット118とを固定するために、上側座面138の孔138aとともにボルト146が挿通される。上記孔部144aの車両前側に隣接する孔部144bは、各部品を固定する際の位置合わせ用のジグ孔として用いられる。上記孔部144dの車両後側に隣接する孔部144cは、図示を省略するヘッドランプを車体に固定する際の位置合わせに用いられる。また、上記孔部144dには、ヘッドランプを車体に固定するための不図示のボルトが挿通される。
カウルサイドパネル116の第1フランジ130のうち、カウルサイドパネル116とブラケット118との合わせ面となる上記下側座面132には、図3(b)に示すように、ブラケット118に接しない凹部148が形成されている。なお、この凹部148は、ブラケット118の長さ方向すなわち車両前後方向に沿ったほぼ中間に位置している。また、下側座面132とブラケット118とは、凹部148を挟む箇所148a、148bにてスポット溶接されている。ここで、ブラケット118は、図3(b)に示すように、例えば凹部148を中心に見て車両前後方向でほぼ対称形状となっているので、図示を省略するエンジンルーム102の左側のブラケットとしても共通で使用できる。
また、ブラケット118の車両前後方向の両側辺には、上面118b、中間壁面118cおよび下面118aに連続するビード部150a、150bが形成され、剛性が高められている。さらに、ブラケット118の下面118aは、上記凹部148を挟んだ2つの箇所148a、148bにて溶接されているため、4つの孔部144a、144b、144c、144dが形成された上面118bと比べて必要とされる範囲も小さい。
このため、ブラケット118の車両前後方向の寸法は、図3(b)に示すように、上面118bに比べて下面118aの方が小さい。なお、ブラケット118の上記寸法は、上面118bから中間壁部118cにかけて徐々に小さくなるように変化している。
また、ブラケット118の上面118bは、図3(a)および図3(b)に示すように、両端に位置する孔部144a、144dの周辺よりも、孔部144a、144dの間に位置する孔部144b、144cの周辺が下方に凹んでいる。さらに、ブラケット118の中間壁部118cには、上記両側辺に形成されたビード部150a、150bの間に位置し、上下方向に延びる他のビード部150cが形成されている。このビード部150cの車両前後方向の両側には、軽量化などのための軽減孔152a、152bが設けられている。
図4は、図1の車体前部構造110の一部の正面図である。図5は、図1の車体前部構造110の一部の上面図である。図中、閉状態のフロントフード104は、外形を二点鎖線で示している。車体前部構造110では、図4に示すように車両前側から見ると、閉状態のフロントフード104を支持し固定するフードヒンジ114の固定部分114aが、空隙154を介してブラケット118の上方に位置している。さらに、フードヒンジ114の固定部分114aは、図5に示すように車両上側から見ると、ブラケット118の上面118b、中間壁部118c(図4参照)および下面118aが重なるように配置されている。
なお、ブラケット118の上面118bに接するフェンダーパネル106aの上記上側座面138、およびブラケット118の下面118aに接するカウルサイドパネル116の第1フランジ130に形成された上記下側座面132も、フードヒンジ114の固定部分114aの下方に位置し、空隙154に介して重なるように配置されている。
つぎに、図6および図7を参照して、歩行者などの被衝突体によりフロントフード104が下方への過荷重を受けた場合での、車体前部構造110に含まれる各部材の形状変化について説明する。
図6および図7は、図5の車体前部構造110の断面形状とともに、第1の状況および第2の状況での形状変化を示す図である。ここでの断面形状は、図5の車体前部構造110の車幅方向に沿ったB−B断面である。
第1の状況とは、ブラケット118の真上から車内側にずれた位置でフロントフード104が過荷重(矢印C参照)を受けた場合をいう。第2の状況とは、ブラケット118の真上に位置する箇所でフロントフード104が過荷重(矢印D参照)を受けた場合をいう。図中実線で示す断面形状は、形状変化前の状態を示している。図中二点鎖線で概略的に示す断面形状は、第1の状況および第2の状況による形状変化後の状態を示している。
まず、ブラケット118が設けられた車両前後方向の範囲における、図6にて代表的に示されるB−B断面に基づいて、フェンダーパネル106aの曲面形状や、ブラケット118およびフロントフード104の形状について主に説明する。フェンダーパネル106aのうち、車体側部の外観部分となる外面108aは、下部156から上下方向の中部158までは上方が車内側を向くように傾斜した曲面を形成している。この曲面を形成する外面108aの上部160では、下部156および中部158に比べて緩やかな傾斜となっている。
また、フェンダーパネル106aは、車体の外面108aの上部160から車内側に折り返され、上方に凸の曲面形状を成す上記頂部134を含む。頂部134では、ほぼ水平に近い曲面が形成されていて、車内側には、カウルサイドパネル116の上端より高い位置まで下方に延びる上記縦壁部136が形成されている。
この縦壁部136は、上側縦壁面162と中間部164と下側縦壁面165とを含む。上側縦壁面162は、下方が車内側に傾斜していて上下方向の距離が短い。なお、上側縦壁面162は、傾斜が急であり鉛直に近い状態となっている。中間部164は、上側縦壁面162の下端から一旦傾斜が緩やかになる部分である。下側縦壁面165は、中間部164を経て傾斜が急になっていて、下端から車内側に延びる上記上側座面138が形成されている。
ブラケット118の上面118bおよび下面118aに連続する中間壁部118cは、下面118aから見て車外側に向けて斜め上方に傾斜している。なお、中間壁部118cの傾斜は、上記したようにフェンダーパネル106aの縦壁部136の傾斜よりも緩やかになっている。
フロントフード104は、図示のように、外側パネル166と内側パネル112を有し、内側パネル112の下面に上記フードヒンジ114の固定部分114aが接している。外側パネル166は、車幅方向の中央付近からブラケット118と上下方向で重なる付近までは、水平に近い緩やかな曲面であり、さらに車外側で傾斜が急になり、車外側に向けて斜め下方に傾斜した傾斜面168を含む。傾斜面168は、その先端部170までほぼ平面に近い状態で傾斜している。
傾斜面168の先端部170は、図示のように、フェンダーパネル106aの上記頂部134の上方に位置している。内側パネル112は、フードヒンジ114の固定部分114aが接している面を基準として下方に突出した突出部172を有する。
突出部172は、基準とする面174から連続する傾斜面176と、傾斜面176の下端から車外側に向けて緩やかに上方に傾斜あるいはほぼ水平方向に連続する底面部178と、底面部178の車外側の端部から連続する第2フランジ180とを有する。この第2フランジ180は、外側パネル166の傾斜面168に沿って張り出していて、車幅方向外側にゆくほど斜め下方に傾斜し、フェンダーパネル106aの頂部134に向けられている。なお、底面部178は、第2フランジ180の車幅方向内側端部から屈曲した形状を有し剛性が高く車内側に向けて連続している。
つぎに、図6を参照して、第1の状況での各部材の形状変化について説明する。第1の状況では、フロントフード104の外側パネル166の傾斜面168および内側パネル112の第2フランジ180が下方に移動し、フェンダーパネル106aの頂部134に接触する。そして、フロントフード104の傾斜面168および第2フランジ180は、フェンダーパネル106aの頂部134の車外側の外面108aの形状に沿って車外側に変形しながら下方に滑っていく。
フロントフード104の傾斜面168および第2フランジ180が下方に滑っていくに伴って、フロントフード104の第2フランジ180に連続する底面部178は、フェンダーパネル106aの頂部134あるいは頂部134よりも車内側に位置する上記縦壁部136の上側縦壁面162などに接触して、これらを車外側に押付ける。このようにして、フェンダーパネル106aは、フロントフード104に押されて車外側かつ下方に変形する。
続いて、変形したフェンダーパネル106aに引っ張られて、フェンダーパネル106aの上側座面138に接するブラケット118の上面118bが車外側かつ下方に押され、上記傾斜した中間壁部118cも上側座面138とともに車外側かつ下方に変形する。
このように、第1の状況では、フロントフード104がフェンダーパネル106aを変形させ、さらに変形したフェンダーパネル106aに引っ張られて、ブラケット118が変形する。なお図中、矢印E、Fは、それぞれフードヒンジ114、ブラケット118の形状変化前後での移動を例示している。
つまり、車体前部構造110では、第1の状況において、フロントフード104にかかる過荷重がフェンダーパネル106aを介してブラケット118に伝達され、ブラケット118が車外側かつ下方の変形することで、過荷重による衝撃を吸収でき、歩行者に対する傷害値を抑え歩行者保護性能を向上できる。
また、フェンダーパネル106aの上側座面138が下方に移動することで、フロントフード104の下方への移動可能な距離を、過荷重を受ける形状変化前よりも大きくできる。移動可能な距離は、例えば、形状変化前は空隙154の上下方向の距離L1であり、形状変化後は距離L1よりも大きな距離L2となっている。
したがって、車体前部構造110では、第1の状況において、フロントフード104の内側パネル112がフェンダーパネル106aの上側座面138に接することがないので、いわゆる底付きを回避できる。その結果、車体前部構造110では、フロントフード104の変形が妨げられず、衝撃を十分に吸収し、歩行者に対する傷害値を抑え歩行者保護性能を向上できる。
続いて、図7を参照して、第2の状況での各部材の形状変化について説明する。なお図中、矢印G、Hは、それぞれフードヒンジ114、ブラケット118の形状変化前後での移動を例示している。第2の状況では、フロントフード104が矢印Dに沿って下方に潰れて変形しながら、フェンダーパネル106aの上側座面138およびブラケット118に接触する。
このため、フェンダーパネル106aの上側座面138およびブラケット118は、フロントフード104により下方に直接押付けられ、それに伴ってブラケット118の傾斜している中間壁部118cが効率よく車外側かつ下方に変形する。このとき、ブラケット118は、下面118aと中間壁部118cと間の角部140aを軸と見なすと、軸を中心に反時計回りに回転しながら変形することになる。
ここで、第2の状況では、フロントフード104によりブラケット118が直接押されるだけでなく、上記第1の状況と同様に、フェンダーパネル106aの頂部134がフロントフード104の底面部178によって例えば車外側かつ下方に押される。これによって、ブラケット118は、変形したフェンダーパネル106aに引っ張られて車外側かつ下方に変形する。
したがって、車体前部構造110では、第2の状況において、ブラケット118がフロントフード104から直接、さらにはフェンダーパネル106aを介して車外側かつ下方に変形する。よって、車体前部構造110では、第2の状況においても、フロントフード104の変形が妨げられず、傷害値を抑え歩行者保護性能を向上できる。
このように、車体前部構造110では、第1の状況および第2の状況において、フェンダーパネル106aの曲面形状がブラケット118を含めて、車外側かつ下方に変形する構成を有しているので、フロントフード104が下方に十分に変形し、歩行者保護性能を向上できる。
また、ブラケット118は、中間壁部118cが上記したように傾斜しているので、フロントフード104が下方への過荷重を受けた第1の状況および第2の状況において、車外側かつ下方に変形し易い。したがって、フェンダーパネル106aおよびブラケット118の車外側かつ下方への変形が確実に行われる。なお、ブラケット118は、変形したフェンダーパネル106aに引っ張られて車外側かつ下方に変形するので、中間壁部118cは必ずしも上記のように傾斜している必要はない。
さらに、ブラケット118は、上記したように、下面118aの車両前後方向の寸法が、上面118bの寸法よりも小さい。このため、ブラケット118の下面118aと接し下側座面132を形成するカウルサイドパネル116の第1フランジ130は、ブラケット118の上面118bと接するフェンダーパネル106aの上側座面138よりも小さな形状で済む。よって、カウルサイドパネル116の形状の自由度が損なわれない。
上記実施形態では、ブラケット118としては、フェンダーパネル106aとカウルサイドパネル116とを連結するフェンダーブラケットを代表的に示したが、これに限られず、フロントフード104の下方に位置するブラケットあれば、例えばヘッドランプ固定用のブラケットなどであってもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車体前部のエンジンルームを上から覆うフロントフードを備えた車体前部構造に利用することができる。
100…車両、102…エンジンルーム、104…フロントフード、106a、106b…フェンダーパネル、108a、108b…外面、110…車体前部構造、112…内側パネル、114…フードヒンジ、114a…固定部分、116…カウルサイドパネル、118…ブラケット、118a…下面、118b…上面、118c…中間壁部、120…カウルトップガーニッシュ、122…ダッシュパネル、124…ウインドシールドパネル、126…ダッシュサイドパネル、128…フェンダーエプロンパネル、130…第1フランジ、132…下側座面、134…頂部、136…縦壁部、138…上側座面、154…空隙、162…上側縦壁面、164…中間部、165…下側縦壁面、166…外側パネル、168…傾斜面、172…突出部、178…底面部、180…第2フランジ

Claims (3)

  1. 車体前部のエンジンルームを上から覆うフロントフードを備えた車体前部構造において、
    前記エンジンルームの側部を構成し上端付近から車内側に張り出した第1フランジを有するカウルサイドパネルと、
    前記カウルサイドパネルの車外側に配置され車体の外面を形成するフェンダーパネルと、
    前記フェンダーパネルと前記カウルサイドパネルとを連結するブラケットとを備え、
    前記フェンダーパネルは、前記車体の外面の上部から車内側に折り返され上方に凸の曲面形状をなす頂部と、該頂部から前記カウルサイドパネルの上端より高い位置まで下方に延びる縦壁部と、該縦壁部の下端から車内側に延びる座面とを含み、
    前記フロントフードは、車幅方向の端部に設けられ車幅方向外側にゆくほど斜め下方に傾斜し前記フェンダーパネルの頂部に向けられている第2フランジと、該第2フランジの車幅方向内側端部から屈曲して車内側に略水平方向に連続する底面部とを含み、
    前記ブラケットは、前記フェンダーパネルの座面の下側に接する上面と、前記カウルサイドパネルの第1フランジの上側に接する下面と、前記上面の車幅方向内側端部および前記下面の車幅方向外側端部を接続する壁部とを有することを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記ブラケットの壁部は、車外側に向けて斜め上方に傾斜した形状を有することを特徴とする請求項1に記載の車体前部構造。
  3. 前記ブラケットの下面の車両前後方向の寸法は、前記上面の寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部構造。
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