JP2014032794A - 圧着治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】導体圧着部と導体との凝着及び新生面接触の面積を増加させることができる圧着治具を提供する。
【解決手段】電線3の導体5と圧着端子7の導体圧着部9とを挟み込んで圧着させる一対の型部材11,13を備えた圧着治具1において、一対の型部材11,13が、導体圧着部9の一対の圧着片15,17を導体5に圧着させる圧着部19と、この圧着部19の導体5の端部側に設けられ一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向への変形を抑制する第1抑制部21と、圧着部19の導体5の導出部側に設けられ一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向への変形を抑制する第2抑制部23とを有した。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧着端子と導体との圧着に適用される圧着治具に関する。
従来、圧着治具によって電線の導体と圧着される圧着端子としては、底板部と、この底板部の両側に設けられた一対の導体加締片とからなる導体圧着部を備え、導体圧着部の底板部の長手方向両側に、圧着時の加圧力による底板部の長手方向の金属的伸びを吸収する開口部が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような圧着端子の導体圧着部と電線の導体とを圧着させる圧着治具は、上型と下型との一対の型部材からなり、一対の型部材で導体圧着部と導体とを挟み込むことにより、導体圧着部と導体とを長手方向に伸ばし、導体圧着部と導体とに形成された酸化皮膜を破壊して、互いの新生面を露出させ、導体圧着部と導体とを凝着させている。
特開2009−193879号公報
しかしながら、上記特許文献1のような圧着治具では、圧着端子の導体圧着部が電線の導体と同じように電線の長さ方向に伸びてしまうので、導体がアルミ電線である場合には導体圧着部と導体との凝着、導体が銅電線である場合には導体圧着部と導体との新生面接触の面積をあまり増加させることができなかった。
そこで、この発明は、導体圧着部と導体との凝着及び新生面接触の面積を増加させることができる圧着治具の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、電線の導体と圧着端子の導体圧着部とを挟み込んで圧着させる一対の型部材を備えた圧着治具であって、前記一対の型部材は、前記導体圧着部の一対の圧着片を前記導体に圧着させる圧着部と、この圧着部の前記導体の端部側に設けられ前記一対の圧着片の前記電線の長さ方向への変形を抑制する第1抑制部と、前記圧着部の前記導体の導出部側に設けられ前記一対の圧着片の前記電線の長さ方向への変形を抑制する第2抑制部とを有することを特徴とする。
この圧着治具では、第1抑制部と第2抑制部とで導体圧着部の一対の圧着片の電線の長さ方向への変形を抑制することができるので、導体圧着部と電線の導体との電線の長さ方向への変形量を異ならせることができ、導体がアルミ電線である場合には導体圧着部と導体との凝着の面積、導体が銅電線である場合には導体圧着部と導体との新生面接触の面積を効率的に増加させることができる。
従って、このような圧着治具では、第1抑制部と第2抑制部とによって導体圧着部が導体と同じように変形することがなく、導体圧着部と導体との凝着及び新生面接触の面積を増加させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の圧着治具であって、前記第1抑制部と前記第2抑制部とは、前記電線の長さ方向と交差する方向に向けて突設された凸部を有することを特徴とする。
この圧着治具では、第1抑制部と第2抑制部とが電線の長さ方向と交差する方向に向けて突設された凸部を有するので、簡易な構造で導体圧着部と導体との電線の長さ方向への変形量を異ならせることができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の圧着治具であって、前記凸部は、前記一対の圧着片の前記電線の長さ方向の両側面に当接され、前記第1抑制部の凸部は、先端面が前記導体圧着部の底板を押圧し、前記第2抑制部の凸部は、先端面が前記導体を押圧することを特徴とする。
この圧着治具では、第1抑制部と第2抑制部との凸部が一対の圧着片の電線の長さ方向の両側面に当接され、第1抑制部の凸部の先端面が導体圧着部の底板を押圧し、第2抑制部の凸部の先端面が導体を押圧するので、一対の圧着片の変形を確実に抑制しつつ、導体の導出部側への変形を促進でき、導体圧着部と導体との電線の長さ方向への変形量を大きく異ならせることができる。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の圧着治具であって、前記凸部は、前記一対の圧着片に設けられた凹部に係合されることを特徴とする。
この圧着治具では、第1抑制部と第2抑制部との凸部が一対の圧着片に設けられた凹部に係合されるので、一対の圧着片の変形を抑制しつつ、一対の型部材と導体圧着部との位置ずれを防止することができ、導体圧着部と導体との圧着を安定して行うことができる。
本発明によれば、導体圧着部と導体との凝着及び新生面接触の面積を増加させることができる圧着治具を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る圧着治具の斜視図である。 図1を下側から見たときの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る圧着治具の上面図である。 図3のA−A断面図である。 本発明の第1実施形態に係る圧着治具の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧着治具の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る圧着治具の側面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧着治具の上面図である。 (a)は図7のB−B断面図である。(b)は図9(a)の拡大図である。 (a)は図8のC−C断面図である。(b)は図10(a)の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る圧着治具の拡大断面図である。 従来の一対の型部材の拡大断面図である。
図1〜図12を用いて本発明の実施の形態に係る圧着治具について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係る圧着治具1は、電線3の導体5と圧着端子7の導体圧着部9とを挟み込んで圧着させる一対の型部材11,13を備えている。
そして、一対の型部材11,13は、導体圧着部9の一対の圧着片15,17を導体5に圧着させる圧着部19と、この圧着部19の導体5の端部側に設けられ一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向への変形を抑制する第1抑制部21と、圧着部19の導体5の導出部側に設けられ一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向への変形を抑制する第2抑制部23とを有する。
また、第1抑制部21と第2抑制部23とは、電線3の長さ方向と交差する方向に向けて突設された凸部25,27を有する。
さらに、凸部25,27は、一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向の両側面に当接され、第1抑制部21の凸部25は、先端面が導体圧着部9の底板29を押圧し、第2抑制部23の凸部27は、先端面が導体5を押圧する。
図1〜図5に示すように、電線3は、アルミニウム又はアルミニウム合金などのアルミニウム系金属、或いは銅又は銅合金などの銅系金属からなる複数の素線が撚られた導体5と、この導体5を被覆する絶縁被覆31とを備えている。この電線3は、端部の絶縁被覆31が所定長さ剥がされ、露出した導体5に対して圧着端子7が圧着される。
圧着端子7は、銅又は銅合金などの銅系金属からなり、表面に錫めっきが施され、電気接続部33と、被覆加締部35と、導体圧着部9とを備えている。電気接続部33は、内部に接点部を有する箱状に形成された雌型となっている。この電気接続部33には、相手端子(不図示)のタブ状の雄型の電気接続部が挿入され、圧着端子7と相手端子とが電気的に接続される。このような電気接続部33は、底板29を介して被覆加締部35及び導体圧着部9と連続する一部材で形成されている。
被覆加締部35は、長手方向に導体圧着部9を挟んで電気接続部33の反対側(電線3側)に設けられ、底板29の両側部に底板29と連続する一部材で立設された一対の加締片37,39を備えている。一対の加締片37,39は、電線3の絶縁被覆31の外周側を包囲するように加締められ、圧着端子7と電線3とを固定する。この被覆加締部35と電気接続部33との間には、底板29を介して導体圧着部9が連続する一部材で形成されている。
導体圧着部9は、電気接続部33と被覆加締部35との長手方向の間に設けられ、底板29の両側部に底板29と連続する一部材で立設された一対の圧着片15,17を備えている。一対の圧着片15,17は、電線3の導体5の外周側を包囲するように加締められて導体5に圧着され、圧着端子7と電線3とを導通させる。
この導体圧着部9の底板29と一対の圧着片15,17とには、複数(ここでは3本)のセレーション41が長手方向と直交する方向に設けられている。このセレーション41は、導体圧着部9を電線3の導体5に圧着させる際に、電線3の導体5の表面に形成された酸化皮膜を破壊させ、電線3がアルミ電線である場合には導体5と導体圧着部9とを凝着(Sn−Alとの金属間結合)、電線3が銅電線である場合には導体5と導体圧着部9とを新生面接触させる。
このような電線3の導体5と圧着端子7の導体圧着部9とは、圧着治具1によって圧着される。圧着治具1は、電線3の導体5と圧着端子7の導体圧着部9とを挟み込んで圧着させる一対の型部材11,13を備えている。この一対の型部材11,13は、圧着部19と、第1抑制部21と、第2抑制部23とを有する。
圧着部19は、一対の圧着片15,17を挟んで対向配置されている。この圧着部19のうち上側に配置される型部材11の圧着部19には、一対の型部材11,13で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、一対の圧着片15,17の先端を突き合わせるように曲げ加工するM字状の湾曲面が設けられている。
一方、圧着部19のうち下側に配置される型部材13の圧着部19には、一対の型部材11,13で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、底板29を押圧して曲げ加工する半円状の湾曲面が設けられている。この圧着部19の電気接続部33側には、第1抑制部21が一体に設けられている。
第1抑制部21は、電気接続部33と一対の圧着片15,17との連結部を挟んで対向配置されている。この第1抑制部21のうち上側に配置される型部材11の第1抑制部21には、下側に配置される型部材13の第1抑制部21に向けて凸部25が突設されている。
なお、一対の型部材11,13の第1抑制部21は、一対の型部材11,13で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、凸部25以外の部分が圧着端子7を押圧せず、圧着端子7の周囲を覆うような形状に形成されている。
凸部25は、一対の型部材11,13で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、先端面が導体圧着部9の底板29を押圧し、導体5側の側面が導体圧着部9の一対の圧着片15,17の側面に当接される。
このような凸部25により、図5の矢印で示すように、導体5と導体圧着部9との圧着時には、凸部25の側面によって導体5と一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向の電気接続部33側への変形が防止され、凸部25の先端面によって底板29のみが電線3の長さ方向の電気接続部33側へ変形される。なお、図5の矢印は、一対の型部材11,13では押圧方向を示し、導体5及び導体圧着部9では変形方向とその変形量を示している。このような第1抑制部21の圧着部19を挟んだ反対側には、第2抑制部23が圧着部19と一体に設けられている。
第2抑制部23は、一対の圧着片15,17と一対の加締片37,39との連結部を挟んで対向配置されている。この第2抑制部23のうち上側に配置される型部材11の第2抑制部23には、下側に配置される型部材13の第2抑制部23に向けて凸部27が突設されている。
なお、一対の型部材11,13のうち下側に配置される型部材13の第2抑制部23は、一対の型部材11,13で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、凸部27と一対の圧着片15,17と一対の加締片37,39の連結部とを内部に収容するように凹状に形成されている。
凸部27は、一対の型部材11,13で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、先端面が一対の圧着片15,17と一対の加締片37,39との間で電線3の導体5を押圧し、一対の圧着片15,17側の側面が一対の圧着片15,17の側面に当接される。
このような凸部27により、導体5と導体圧着部9との圧着時には、一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向の導出部側(一対の加締片37,39側)への変形が防止され、凸部27の先端面によって導体5と底板29とが電線3の長さ方向の導出部側へ変形される。
このように構成された圧着治具1では、一対の型部材11,13とで電線3の導体5と圧着端子7の導体圧着部9とを挟み込むことにより、圧着部19によって一対の圧着片15,17を加締めて導体5と一対の圧着片15,17とを圧着させる。
このとき、第1抑制部21は、凸部25の先端面で底板29を押圧しつつ、凸部25の側面で導体5と一対の圧着片15,17の電気接続部33側への変形を防止する。一方、第2抑制部23は、凸部27の先端面で導体5と底板29を押圧しつつ、凸部27の側面で一対の圧着片15,17の導出部側への変形を防止する。
このような第1抑制部21と第2抑制部23とにより、導体5と導体圧着部9との圧着時に、一対の圧着片15,17が電線3の長さ方向に変形することが防止され、導体5が導出部側へ変形される。このように導体圧着部9の変形を抑制し、導体5の変形を増加させることにより、導体圧着部9が導体5と同じように変形することがなく、導体圧着部9のセレーション41による導体5の表面に形成された酸化皮膜の破壊が促進される。
このため、導体5がアルミ電線である場合には、導体圧着部9と導体5との凝着の面積、導体5が銅電線である場合には導体圧着部9と導体5との新生面接触の面積を増加させることができる。
このような圧着治具1では、第1抑制部21と第2抑制部23とで導体圧着部9の一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向への変形を抑制することができるので、導体圧着部9と電線3の導体5との電線3の長さ方向への変形量を異ならせることができ、導体5がアルミ電線である場合には導体圧着部9と導体5との凝着の面積、導体5が銅電線である場合には導体圧着部9と導体5との新生面接触の面積を効率的に増加させることができる。
従って、このような圧着治具1では、第1抑制部21と第2抑制部23とによって導体圧着部9が導体5と同じように変形することがなく、導体圧着部9と導体5との凝着及び新生面接触の面積を増加させることができる。
また、第1抑制部21と第2抑制部23とは、電線3の長さ方向と交差する方向に向けて突設された凸部25,27を有するので、簡易な構造で導体圧着部9と導体5との電線3の長さ方向への変形量を異ならせることができる。
さらに、第1抑制部21と第2抑制部23との凸部25,27が一対の圧着片15,17の電線3の長さ方向の両側面に当接され、第1抑制部21の凸部25の先端面が導体圧着部9の底板29を押圧し、第2抑制部23の凸部27の先端面が導体5を押圧するので、一対の圧着片15,17の変形を確実に抑制しつつ、導体5の導出部側への変形を促進でき、導体圧着部9と導体5との電線3の長さ方向への変形量を大きく異ならせることができる。
(第2実施形態)
図6〜図12を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係る圧着治具101は、凸部103,105は、一対の圧着片15,17に設けられた凹部107,109に係合される。
なお、第1実施形態と同一の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図6〜図11に示すように、圧着治具101は、電線3の導体5と圧着端子7の導体圧着部9とを挟み込んで圧着させる一対の型部材111,113を備えている。この一対の型部材111,113は、圧着部115と、第1抑制部117と、第2抑制部119とを有する。
圧着部115は、一対の圧着片15,17を挟んで対向配置されている。この圧着部115のうち上側に配置される型部材111の圧着部115には、一対の型部材111,113で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、一対の圧着片15,17の先端を突き合わせるように曲げ加工するM字状の湾曲面が設けられている。
一方、圧着部115のうち下側に配置される型部材113の圧着部115には、一対の型部材111,113で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させたときに、底板29を押圧して曲げ加工する半円状の湾曲面が設けられている。この圧着部115の電気接続部33側には第1抑制部117が一体に設けられ、導出部側(一対の加締片37,39側)には第2抑制部119が一体に設けられている。
第1抑制部117と第2抑制部119とは、それぞれ一対の圧着片15,17の長手方向両側に対向配置されている。これら第1抑制部117と第2抑制部119とは、一対の型部材111,113の厚さ方向(電線3の長さ方向と直交する方向)に沿って形成され、互いに一対の型部材111,113に向けて突設された凸部103,105からなる。
凸部103,105は、一対の型部材111,113で導体5と導体圧着部9を挟み込んで圧着させるときに、一対の圧着片15,17に形成された凹部107,109に係合される。この凸部103,105と凹部107,109との係合により、導体5と導体圧着部9との圧着時に、一対の型部材111,113と導体圧着部9との位置ずれを防止することができる。
一方、凸部103,105は、凹部107,109と係合することにより、導体5と導体圧着部9との圧着時に、図11の矢印で示すように、一対の圧着片15,17及び底板29の電線3の長さ方向への変形を抑制させる。なお、図11の矢印は、一対の型部材111,113では押圧方向を示し、導体5及び導体圧着部9では変形方向とその変形量を示している。
これに対して、図12に示すような従来の凸部103,105が設けられていない一対の型部材111a,113aによる導体5と導体圧着部9との圧着では、一対の圧着片15,17及び底板29が導体5と同じように電線3の長さ方向へ変形している。このため、導体圧着部9のセレーション41による導体5の表面に形成された酸化皮膜の破壊を効率的に行うことができない。
このような第1抑制部117と第2抑制部119とにより、導体5と導体圧着部9との圧着時に、一対の圧着片15,17及び底板29が電線3の長さ方向に変形することが抑制され、導体5が電線3の長さ方向へ変形することが促進される。このように導体圧着部9の変形を抑制し、導体5の変形を増加させることにより、導体圧着部9が導体5と同じように変形することがなく、導体圧着部9のセレーション41による導体5の表面に形成された酸化皮膜の破壊が促進される。
このため、導体5がアルミ電線である場合には、導体圧着部9と導体5との凝着の面積、導体5が銅電線である場合には導体圧着部9と導体5との新生面接触の面積を増加させることができる。
このような圧着治具101では、第1抑制部117と第2抑制部119との凸部103,105が一対の圧着片15,17に設けられた凹部107,109に係合されるので、一対の圧着片15,17の変形を抑制しつつ、一対の型部材111,113と導体圧着部9との位置ずれを防止することができ、導体圧着部9と導体5との圧着を安定して行うことができる。
なお、本発明の第2実施形態に係る圧着治具では、凸部が圧着部の湾曲面に沿って連続して形成された凸部となっているが、これに限らず、凸部を圧着部の湾曲面に沿って形成された複数の凸部としてもよい。
1,101…圧着治具
3…電線
5…導体
7…圧着端子
9…導体圧着部
11,13,111,113…一対の型部材
15,17…一対の圧着片
19,115…圧着部
21,117…第1抑制部
23,119…第2抑制部
25,27,103,105…凸部
29…底板
107,109…凹部

Claims (4)

  1. 電線の導体と圧着端子の導体圧着部とを挟み込んで圧着させる一対の型部材を備えた圧着治具であって、
    前記一対の型部材は、前記導体圧着部の一対の圧着片を前記導体に圧着させる圧着部と、この圧着部の前記導体の端部側に設けられ前記一対の圧着片の前記電線の長さ方向への変形を抑制する第1抑制部と、前記圧着部の前記導体の導出部側に設けられ前記一対の圧着片の前記電線の長さ方向への変形を抑制する第2抑制部とを有することを特徴とする圧着治具。
  2. 請求項1記載の圧着治具であって、
    前記第1抑制部と前記第2抑制部とは、前記電線の長さ方向と交差する方向に向けて突設された凸部を有することを特徴とする圧着治具。
  3. 請求項2記載の圧着治具であって、
    前記凸部は、前記一対の圧着片の前記電線の長さ方向の両側面に当接され、前記第1抑制部の凸部は、先端面が前記導体圧着部の底板を押圧し、前記第2抑制部の凸部は、先端面が前記導体を押圧することを特徴とする圧着治具。
  4. 請求項2記載の圧着治具であって、
    前記凸部は、前記一対の圧着片に設けられた凹部に係合されることを特徴とする圧着治具。
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