JP6123739B2 - 端子付き電線の製造方法、端子付き電線および圧着治具 - Google Patents

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本発明は、端子付き電線の製造方法、端子付き電線および圧着治具に関する。
従来、端子と電線の端末との接続構造としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この接続構造において、電線の端末は、端子のワイヤーバレル部の上に載置され、上下に配された圧着治具でワイヤーバレル部を圧着することにより、端子と接続される。
特開2005−50736号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように、端子の形状に沿った圧着治具121,125を用いて端子112を圧着すると、ワイヤーバレル116のうち、上側の治具125の端部(端子の軸方向における端部)と当接する部分に応力が集中して、圧着により圧縮された電線111の導体113が、図5に示すように、上方に押し出されるとともに、図6に示すように、端子112が局部的に延ばされて他と比べて薄くなる部分112Aが発生することがあった。
本発明は、電線に圧着される圧着部が部分的に薄くなることを防止した端子付き電線を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、端子を導体に圧着する一対の圧着治具のうち、端子の導体が載置される面とは反対側の面に配される治具として、端子の圧着部に対応する位置に端子側に突出する突部を有するとともに、圧着前の端子の圧着部の最大板厚に対する突部の突出高さの比が所定の範囲となるように設定したものを用いることで、圧着後の圧着部の厚みが不均一となることを防止できることを見出した。本発明はかかる新規な知見に基づくものである。
すなわち本発明は、電線の端末において露出した導体が載置された端子の圧着部を、対向する位置に配された第1の治具および第2の治具で圧着して得られる端子付き電線の製造方法であって、前記第1の治具は、前記端子の前記導体が載置される面とは反対側に配されるとともに、前記圧着部が配される位置と対応する位置に前記端子側に突出する突部を有し、圧着前の前記圧着部の最大板厚に対する前記突部の突出高さの比が0.2以上1.0以下である端子付き電線の製造方法である。
また本発明は、上記端子付き電線の製造方法により得られる端子付き電線である。
また本発明は、電線の端末において露出した導体が載置された端子の圧着部を圧着する圧着治具であって、前記端子の前記導体が載置される面とは反対側に配されるとともに、前記圧着部が配される位置と対応する位置に前記端子側に突出する突部を有する第1の治具と、前記第1の治具と対向する位置に配されて前記第1の治具とともに前記端子の圧着部を圧着する第2の治具と、を備え、圧着前の前記圧着部の最大板厚に対する前記突部の突出高さの比が0.2以上1.0以下となるように設定されている圧着治具である。
本発明においては、端子の前記導体が載置される面とは反対側に配されるとともに、圧着片が配される位置と対応する位置に端子側に突出する突部を有し、圧着前の圧着部の最大板厚に対する突部の突出高さの比が0.2以上1.0以下である第1の治具と、この第1の治具と対向する位置に配された第2の治具と、を用いて端子の圧着部を導体に圧着する。
したがって、本発明によれば、上記のような構成の突部を有する第1の治具と第2の治具を用いて端子を導体に圧着するので、圧着の際に圧着部にかかる応力が分散され、電線に圧着される圧着部が部分的に薄くなることを防止した端子付き電線を提供することができる。
本発明は以下の構成としてもよい。
前記突部の突出高さが0.05mm以上0.2mm以下であってもよい。このような構成とすると端子の破損を防ぎつつ、本発明の効果を得ることができて好ましい。
圧着前の前記圧着部の最大板厚が0.20mm以上0.25mm以下であってもよい。このような構成とすると、圧着部の最大板厚が0.20mm以上0.25mm以下の端子に本発明を適用できる。
前記第2の治具の前記端子の軸線方向における端部の位置と、前記第1の治具の前記突部の軸線方向における端部の位置とのずれが、0以上0.2mm以下であってもよい。
第2の治具の軸線方向における端部と第1の治具の突部の軸線方向における端部との位置ずれが大きいと端子の圧着部に治具の端部が食い込んで応力が集中することが懸念されるが、上記のような構成とすると、突部の軸線方向における端部と第2の治具の軸線方向における端部のずれを小さくし、応力の集中を抑制することができる。
前記圧着部により圧着された前記導体の圧縮率を、前記圧着部が圧着された後の前記導体の断面積の、前記圧着部が圧着される前の前記導体の断面積に対する百分率としたとき、前記圧縮率が70%以下であってもよい。
このような構成とすると、高い圧縮率で圧着部が圧着されるので、導体の表面に形成された酸化膜が破れやすくなり、接触抵抗を小さくすることができる。
前記導体がアルミニウム製またはアルミニウム合金製であってもよい。
導体がアルミニウム製またはアルミニウム合金製のアルミニウム電線では、導体に酸化膜が形成されやすいため、当該酸化膜を破るために端子の圧着部が高い圧着力で圧着される。導体に端子の圧着部を高い圧着力で圧着すると圧着部の厚みが不均一となりやすくなるが、上記構成によれば、高い圧着力で端子の圧着部が圧着されるアルミニウム電線において、本発明が適用されるので、アルミニウム電線に接続される端子の圧着部が部分的に薄くなることを防止することができる。
前記圧着部が圧着される前の前記導体の断面積が0.5mm以下であってもよい。
導体の断面積が0.5mm以下の高強度電線では電気的な接続を確保するために端子の圧着部が高い圧着力で圧着されるため、圧着部の厚みが不均一となりやすい。しかしながら、上記構成によれば、高強度電線が圧着される端子において、本発明が適用されるので、高強度電線が圧着される端子の圧着部が部分的に薄くなることを防止することができる。
本発明によれば、電線に圧着される圧着部が部分的に薄くなることを防止した端子付き電線を提供することができる。
実施形態1の端子付き電線の斜視図 圧着治具の斜視図 圧着治具を用いて端子を電線に圧着する様子を示す一部断面図 圧着治具を用いて圧着された部分を示す一部断面図 従来の圧着治具を用いて端子を電線に圧着する様子を示す一部断面図 従来の圧着治具を用いて圧着された部分を示す一部断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。図1に示すように、本実施形態は、電線11の端末から露出する導体13に端子12が圧着された端子付き電線10である。
(電線11)
図1に示すように、電線11は、導体13と、この導体13の外周を包囲する絶縁性の合成樹脂からなる絶縁被覆14と、を備える。電線11の端末においては絶縁被覆14が剥がされて、導体13が露出している。本実施形態において、導体13はアルミニウム製またはアルミニウム合金製である。導体13は複数の金属細線をより合わせてなる芯線からなる。
本実施形態において、電線11は、端子12のワイヤーバレル16(圧着部の一例)が圧着される前の導体13の断面積が0.5mm以下の高強度電線である。
端子12のワイヤーバレル16により圧着された導体13の圧縮率は、ワイヤーバレル16が圧着された後の導体13の断面積の、ワイヤーバレル16が圧着される前の導体13の断面積に対する百分率としたとき、70%以下であるのが好ましい。圧縮率が70%以下であると酸化膜が破壊されて新生面が露出しやすくなるので、電気的な接続の信頼性が高まる。圧縮率は40%以上70%以下であるとさらに好ましく、40%以上60%以下であると特に好ましい。
(端子12)
電線11の導体13に圧着される端子12は、金属板材を図示しない金型により所定の形状にプレス加工してなる。端子12は、電線11の絶縁被覆14の外周を抱き込むように圧着されるインシュレーションバレル15と、このインシュレーションバレル15に連なって、導体13を外側から抱き込むように圧着されるワイヤーバレル16と、このワイヤーバレル16に連なって、図示しない相手方の端子と接続される接続部17と、を備える。ワイヤーバレル16の電線11が載置される側の面(電線載置面16A)には、凹部(図示せず)が形成されていてもよい。凹部は電線11の導体13と接触して導体13の表面に形成される酸化膜を剥がし、新生面を露出させる機能を有しており、導体13の新生面とワイヤーバレル16とが接触することにより電線11と端子12とが電気的に接続される。
端子12を構成する金属板材としては、特に限定されないが、本実施形態では銅または銅合金製の金属板材であって表面にスズめっきが施されているものを用いる。
端子12の接続部17は、相手方の端子の雄タブ(図示せず)を挿入可能な筒状をなしている。端子12の接続部17の内部に相手方の端子の雄タブが挿入されて接触することにより、端子12と相手方の端子とが電気的に接続されるようになっている。
本実施形態の端子付き電線10の製造方法および圧着治具20について説明する。
まず、銅または銅合金製の金属板材をプレス成形することで所定の形状に形成する。このとき、ワイヤーバレル16の電線載置面16Aに凹部を形成してもよい。
その後、所定形状に形成された金属板材を曲げ加工することで接続部17を形成する(図1参照)。このときに凹部を形成してもよい。
続いて、電線11の端末の絶縁被覆14を剥がして導体13を露出させる。端末において露出した導体13をワイヤーバレル16の電線載置面16Aの上に載置し、且つ、電線11の絶縁被覆14で覆われた被覆部11Aをインシュレーションバレル15の上に載置した状態で、圧着治具20により、両バレル15,16を電線11に対して外側からかしめて圧着する。
露出した導体13が載置された端子12のワイヤーバレル16(圧着部)は、対向する位置に配された第1の治具21と第2の治具25で圧着される。圧着治具20は、図3に示すように端子12の導体13が載置される面とは反対側(下側)に配される第1の治具21と、第1の治具21と対向する位置(上側)に配されて、第1の治具21とともに端子12のワイヤーバレル16を圧着する第2の治具25と、を備える。
第1の治具21は、図3に示すように、ワイヤーバレル16が配される位置と対応する位置に端子12側(上側)に突出する突部22を有する。詳しくは第1の治具21には、図2に示すように、上側面の中央に上側に突出する突部22が形成され、突部22の両側には偏平面23がそれぞれ形成されている。突部22は、図2に示すように側面視において中央が凹んだ弧状をなしている。
本実施形態では、圧着前の端子12のワイヤーバレル16の最大板厚Tに対する第1の治具21の突部22の突出高さHの比(H/T)が0.2以上1.0以下となるように設定されている。H/Tを0.2〜1.0の範囲とすることにより、圧着時にかかる応力を分散する効果が得られる。突部22の突出高さHが大きすぎてH/Tが1.0を超えると圧着により端子12が破損するおそれがあり、突部22の突出高さHが小さすぎてH/Tが0.2未満となると応力分散効果が充分に得られない。
本実施形態において、第1の治具21の突部22の突出高さHは、0.05mm以上0.20mm以下であると、端子12の破損を防ぎつつ、電線11に圧着されるワイヤーバレル16が部分的に薄くなることを防止する効果が得られるので好ましい。また、圧着前の端子12のワイヤーバレル16の最大板厚Tは0.20mm以上0.25mm以下であるのが好ましい。
第2の治具25は第1の治具21の突部22と重なり合う位置に配される。第2の治具25は側面視M字状の押圧面26を有している。
第2の治具25の、端子12の軸線方向(図3の左右方向)における端部の位置と、第1の治具21の突部22の、軸線方向(図3の左右方向)における端部の位置とのずれWは、0以上0.2mm以下である(図3を参照)のが好ましい。ずれWが0とは、第2の治具25の端部と第1の治具21の突部22の端部とが一致していることを意味する。第2の治具25の端部の位置と第1の治具21の突部22の端部の位置とのずれは、一方の端部がずれている場合のみならず、両方の端部がずれている場合も含む。両方の端部がずれている場合、一方のずれが0.2mmで他方のずれが0.3mm等、ずれ寸法が相違していてもよい。
第2の治具25の軸線方向における端部の位置と第1の治具21の突部22の軸線方向における端部の位置とのずれWが大きいと端子12のワイヤーバレル16に第2の治具25の端部が食い込んで応力が集中することが懸念されるが、ずれWを上記のような範囲とすると、突部22の軸線方向における端部の位置と第2の治具25の軸線方向における端部の位置のずれを小さくし、応力の集中を抑制することができるので好ましい。
第1の治具21と第2の治具25を用いて、ワイヤーバレル16を導体13に圧着する。具体的には、第1の治具21の突部22の上に、電線11の端末において露出する導体13を載置したワイヤーバレル16を配置し、当該ワイヤーバレル16の上方に第2の治具25の押圧面26を配して、第1の治具21と第2の治具25によりワイヤーバレル16を押圧して導体13に圧着する。第2の治具25の押圧面26と第1の治具21の突部22とに押圧されたワイヤーバレル16は図1に示すような形状に変形し導体13に圧着される。
ここで、ワイヤーバレル116を図5に示すような端子112の形状に沿った下側治具121と、上側治具125とを用いて端子112を圧着すると、ワイヤーバレル116のうち、上側治具125の図5における左右方向における端部125Aと当接する部分116Aに応力が集中して、圧着により圧縮された電線111の導体113が、図5に示すように、上方に押し出されるとともに、図6に示すように、局部的に端子112が延ばされて、他の部分よりも薄くなる部分112Aが発生することがある。図中、110は端子付き電線、114は絶縁被覆、115はインシュレーションバレル、117は接続部を示す。
しかしながら本実施形態では、圧着の際に、図3に示すように、端子12のワイヤーバレル16の下側面が第1の治具21の突部22に当接し、端子12の接続部17の下側面と、インシュレーションバレル15の下側面は第1の治具21の偏平面23に当接する。つまり、本実施形態では、第1の治具21のワイヤーバレル16が配される位置と対応する位置に、端子12側に突出する突部22が設けられているので、ワイヤーバレル16を高圧着力で圧着したとしても、圧着の際にかかる応力が分散する。その結果、端子12のワイヤーバレル16が部分的に薄くなることを防止した端子付き電線10を提供することができる。
ワイヤーバレル16とインシュレーションバレル15を電線11に圧着すると、図1に示すような端子付き電線10が得られる。
以下、本実施形態の作用および効果を説明する。
本実施形態によれば、突部22を有するとともに、圧着前の端子12のワイヤーバレル16の最大板厚Tに対する当該突部22の突出高さHの比(H/T)が0.2以上1.0以下となるように設定された第1の治具21と、第2の治具25を用いて端子12を導体13に圧着するので、圧着の際にワイヤーバレル16にかかる応力が分散され、端子12のワイヤーバレル16が部分的に薄くなることを防止した端子付き電線10を提供することができる。
また、本実施形態によれば、高い圧着力で端子12のワイヤーバレル16が圧着されるアルミニウム電線に接続される端子12の、ワイヤーバレル16が部分的に薄くなることを防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、導体13(芯線)がアルミニウム製またはアルミニウム合金製の電線11を示したが、導体が銅製、銅合金製またはその他の任意の金属からなる電線であってもよい。
(2)上記実施形態では、筒状の接続部17を有する端子12を示したが、これに限定されない。たとえば、雄タブを有する雄端子であってもよいし、また金属板材に貫通孔が形成されたいわゆるLA端子であってもよい。
(3)上記実施形態では、銅または銅合金製の金属板材にスズめっきが施された材料を用いた端子12を示したが、これに限定されない。たとえばアルミニウム、アルミニウム合金等の金属材料からなる金属板材からなる端子であってもよい。まためっき金属としてはスズを用いてもよいし、めっきが施されていないものであっても構わない。
(4)上記実施形態では、導体13の断面積が0.5mm以下の電線11を示したが導体の断面積が0.5mm以上の電線であってもよい。なお導体の断面積は0.35mm以上0.5mm以下であると本発明の効果が顕著であり好ましい。
10…端子付き電線
11…電線
12…端子
13…導体
16…ワイヤーバレル(圧着部)
16A…電線が載置される面(電線載置面)
20…圧着治具
21…第1の圧着治具
22…突部
23…偏平面
25…第2の治具
26…押圧面
H…(突部の)突出高さ
T…(ワイヤーバレルの)最大板厚
W…ずれ

Claims (10)

  1. 電線の端末において露出した導体が載置された端子の圧着部を、対向する位置に配された第1の治具および第2の治具で圧着して得られる端子付き電線の製造方法であって、
    前記第1の治具には、前記第1の治具の幅方向の全域にわたり、かつ、その長さ方向の両側の領域から段差状に前記第2の治具側に向かって隆起する突部が設けられ、
    圧着前の前記圧着部の最大板厚に対する前記突部の突出高さの比が0.2以上1.0以下であって、
    前記第1の治具及び前記第2の治具による前記端子の圧着時に、前記突部によって前記圧着部の底面を押圧して圧着する、端子付き電線の製造方法。
  2. 前記突部の突出高さが0.05mm以上0.2mm以下である請求項1に記載の端子付き電線の製造方法。
  3. 圧着前の前記圧着部の最大板厚が0.20mm以上0.25mm以下である請求項1または請求項2に記載の端子付き電線の製造方法。
  4. 前記第2の治具の前記端子の軸線方向における端部の位置と、前記第1の治具の前記突部の軸線方向における端部の位置とのずれが、0以上0.2mm以下である請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の端子付き電線の製造方法。
  5. 前記圧着部により圧着された前記導体の圧縮率を、前記圧着部が圧着された後の前記導体の断面積の、前記圧着部が圧着される前の前記導体の断面積に対する百分率としたとき、前記圧縮率が70%以下である請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の端子付き電線の製造方法。
  6. 前記導体がアルミニウム製またはアルミニウム合金製である請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の端子付き電線の製造方法。
  7. 前記圧着部が圧着される前の前記導体の断面積が0.5mm以下である請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の端子付き電線の製造方法。
  8. 電線の端末において露出した導体が載置された端子の圧着部を圧着する圧着治具であって、
    幅方向の全域にわたり、かつ、その長さ方向の両側の領域から段差状に前記第2の治具側に向かって隆起する突部が設けられた第1の治具と、
    前記第1の治具と対向する位置に配されて前記第1の治具とともに前記端子の圧着部を圧着する第2の治具と、を備え、
    圧着前の前記圧着部の最大板厚に対する前記突部の突出高さの比が0.2以上1.0以下であって、
    前記第1の治具及び前記第2の治具による圧着時に、前記突部によって前記圧着部の底面を押圧して圧着する、圧着治具。
  9. 前記突部の突出高さが0.05mm以上0.2mm以下である請求項8に記載の圧着治具。
  10. 前記第2の治具の前記端子の軸線方向における端部の位置と、前記第1の治具の前記突部の軸線方向における端部の位置とのずれが、0以上0.2mm以下である請求項8または請求項9に記載の圧着治具。
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