JP5125941B2 - 端子圧着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、端子圧着装置に関する。
従来より、電線の端部に端子金具を圧着するための端子圧着装置として特許文献1に記載のものが知られている。この端子圧着装置は、電線から露出する芯線が載置される底板及び底板の側縁から側方に延びるバレル片を有する端子金具の前底板が載置されるアンビルと、アンビルの上方の位置に、アンビルに対して上下方向に相対移動可能に配されると共に、アンビルと対向する面にバレル片と摺接することで芯線に巻き付くようにバレル片を圧着させる摺接面を有するクリンパと、を備え、アンビルとクリンパとを互いに接近する方向に相対移動させてバレル片をアンビルと前記クリンパとの間で挟むことにより、端子金具に載置された芯線に前記バレル片を圧着するようになっている。
特開平6−124762号公報
上記の芯線の表面に酸化膜が形成されると、電線と端子金具との電気抵抗が増大することが懸念される。この問題を解決するために、芯線にバレル片を圧着する際の圧力を大きくすることが考えられる。これにより、芯線がバレル片から圧力を受けて大きく塑性変形し、芯線の表面と、バレル片の内壁とが摺接する。すると、芯線の表面に形成された酸化膜が剥がれて芯線の新生面が露出する。この新生面と、バレル片とが接触することにより電線と端子金具との電気抵抗が低減することが期待された。
しかしながら、上記の構成によると、バレル片に比較的に大きな圧力を加えることにより、バレル片自身が塑性変形し、端子金具の長さ寸法が大きくなってしまうという問題がある。特に、電線の延びる方向についての端子金具の長さ寸法が大きく変化すると、端子金具をコネクタハウジング内に収容する際に、端子金具がコネクタハウジングからはみ出してしまう等の問題が懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、圧着の前後において、電線の延びる方向について端子金具の長さ寸法が大きくなることを抑制可能な端子圧着装置を提供することを目的とする。
本発明は、芯線を含む電線から露出する前記芯線が載置される底板及び前記底板の側縁から側方に延びるバレル片を有する端子金具の前記底板が載置されるアンビルと、前記アンビルの上方の位置に、前記アンビルに対して上下方向に相対移動可能に配されると共に、前記アンビルと対向する面に前記バレル片と摺接することで前記芯線に巻き付くように前記バレル片を圧着させる摺接面を有するクリンパと、を備え、前記アンビルと前記クリンパとを互いに接近する方向に相対移動させて前記バレル片を前記アンビルと前記クリンパとの間で挟むことにより、前記端子金具に載置された前記芯線に前記バレル片を圧着する端子圧着装置であって、前記クリンパは、前記摺接面が形成された本体と、前記本体から前記電線の延びる方向両側に突出すると共に、前記摺接面と交差する方向内方に更に突出して形成されて、前記バレル片が前記芯線に圧着される際に、前記電線の延びる方向について両側から前記バレル片に当接する当接部が設けられており、前記摺接面における前記電線の延びる方向の幅寸法は、上下方向について等しく設定されていることを特徴とする。
バレル片を芯線に圧着する際に、バレル片がクリンパとアンビルとに挟まれることで、バレル片には圧力が加わる。これによりバレル片は電線の延びる方向に伸びようとする。本発明によれば、クリンパに形成された当接部は、電線の延びる方向について両側からバレル片に当接するようになっている。これにより、バレル片を芯線に圧着する際に、バレル片が電線の延びる方向に伸びる事を抑制できる。この結果、圧着の前後において、電線の延びる方向について端子金具の長さ寸法が大きくなることを抑制できる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記アンビルのうち前記底板が載置される面には、突出又は陥没されてなると共に、前記底板に形成された係合受け部と凹凸嵌合する係合部が前記電線の延びる方向に間隔を開けて複数並んで形成されていてもよい。
バレル片を芯線に圧着する際の圧力を大きくすると、底板に対しても比較的に大きな圧力が加わることが懸念される。すると、底板が電線の延びる方向に伸びることが懸念される。
上記の構成によれば、アンビルに形成された係合部が、底板に形成された係合受け部と凹凸嵌合する。これにより、係合受け部と係合部が当接することにより、係合受け部の形成された底板が、電線の延びる方向に伸びることを抑制できる。
前記係合部は、前記アンビルから上方に突出して形成された凸部であり、前記係合受け部は、前記底板のうち前記アンビルと対向する面に形成された凹部であってもよい。
なお、凹部は、底板のうちアンビルと対向する面にくぼんだ形状が形成されていればよく、底板を貫通する貫通孔を含む。
本発明によれば、圧着の前後において、電線の延びる方向について端子金具の長さ寸法が大きくなることを抑制できる。
本発明の一実施形態を図1ないし図6を参照しつつ説明する。
(端子金具付き電線13)
まず、本実施形態により製造される端子金具付き電線13について図1を参照して説明する。端子金具付き電線13は、電線11と、この電線11の端末に接続された雌端子金具12(特許請求の範囲に記載の端子金具に相当)を含む。図1に示すように、雌端子金具12に接続された状態で、電線11は、図1における左右方向に延びている。
図1に示すように、電線11は、芯線10の外周を絶縁被覆14で包囲してなる。芯線10は、アルミニウム、若しくはアルミニウム合金、又は銅、若しくは銅合金等、必要に応じて任意の金属を用いることができる。本実施形態においてはアルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。また、芯線10は、多数の細線を撚り合わせた撚り線でもよいし、単芯線でもよい。本実施形態にいては芯線10は撚り線からなる。電線11の端末からは、絶縁被覆14が所定の長さだけ剥がされることにより、芯線10が露出している。
雌端子金具12は、図示しない金属板材を所定形状にプレス成形してなる。雌端子金具12は、電線11及び電線11の芯線10が載置される底板15が形成されている。底板15の側縁には、側方に延びて電線11の絶縁被覆14に外側から巻き付くように圧着される一対のインシュレーションバレル片16が形成されている。インシュレーションバレル片16の図1における左方に位置する底板15の側縁には、側方に延びる一対のワイヤーバレル片17(特許請求の範囲に記載のバレル片)が形成されている。ワイヤーバレル片17は、電線11の芯線10に外側から巻き付くように圧着されるようになっている。
図1におけるワイヤーバレル片17の左方の位置には、底板15に連なって、図示しない相手側端子金具と嵌合して電気的に接続される接続部18が形成されている。本実施形態においては、相手側端子金具は雄端子金具とされる。また、接続部18は筒状をなしており、雄端子金具が筒内に挿入可能になっている。
図2に示すように、雌端子金具12の底板15には、電線11の延びる方向(図2における矢線Aで示す方向)に間隔を空けて複数(本実施形態では2つ)の貫通孔40(特許請求の範囲に記載の係合受け部、凹部に相当)が形成されている。両貫通孔40,40は、底板15のうち、ワイヤーバレル片17が形成された領域よりも、電線11の延びる方向について外方に位置して形成されている。図5に示すように、貫通孔40は、電線11の延びる方向(図5における矢線Aで示す方向)と交差する方向に延びて形成されている。本実施形態においては、貫通孔40は、電線11の延びる方向と直交する方向に延びて形成されている。
図2に示すように、雌端子金具12の底板15及びワイヤーバレル片17のうち芯線10と接触する接触面20には、溝21が形成されている。本実施形態においては、溝21は電線11の延びる方向(図2における矢線Aで示す方向)に間隔を空けて3つ並んで形成されている。
芯線10にワイヤーバレル片17が巻き付くように圧着されることにより、芯線10にはワイヤーバレル片17から圧力が加えられる。すると、芯線10の表面に形成された酸化膜が破れて芯線10の新生面が露出し、この新生面と、底板15及びワイヤーバレル片17の接触面20とが接触することにより、電線11と雌端子金具12とが電気的に接続される。
また、ワイヤーバレル片17から圧力が加えられることにより、芯線10が塑性変形し、底板15及びワイヤーバレル片17の接触面20に形成された溝21内に入り込む。すると、溝21の開口縁に形成されたエッジと、芯線10の表面と、が摺接することにより、芯線10の酸化膜が剥ぎ取られて芯線10の新生面が露出する。この新生面と、底板15及びワイヤーバレル片17の接触面20と、が接触することにより、電線11と雌端子金具12との電気的接続を確実なものとなっている。
(端子圧着装置50)
次に、本発明の一実施形態に係る端子圧着装置50について説明する。端子圧着装置50は、下側に位置するアンビル30と、アンビル30の上方に位置してアンビル30に対して上下方向に相対移動可能に配されたクリンパ31とを備える。
(アンビル30)
アンビル30は、図示しない基台に取付けられている。図2に示すように、アンビル30の上面には、雌端子金具12の底板15が載置されるようになっている。アンビル30の上面には、底板15に形成された貫通孔40に対応する位置に、複数(本実施形態では一対)の凸部42(特許請求の範囲に記載の係合部、凸部に相当)が上方に突出して形成されている。底板15がアンビル30の上面に載置される際には、アンビル30の凸部42は、底板15の貫通孔40内に挿入されるようになっている。
凸部42の外側面と、貫通孔40の内側面とは、ワイヤーバレル片17が芯線10に圧着される工程において当接していればよく、底板15がアンビル30に載置されただけの状態においては、凸部42の外側面と、貫通孔40の内側面とは当接していてもよいし、また、離間していてもよい。
(クリンパ31)
図3に示すように、クリンパ31は、アンビル30の上方の位置に、アンビル30と対向して配置されている。クリンパ31は、クリンパ31を上下方向に移動させる昇降装置(図示せず)に取付けられている。昇降装置により、クリンパ31は、アンビル30に対して接近する方向に移動可能になっている。なお、図3においてはインシュレーションバレル片16は電線11の絶縁被覆14に圧着されているが、インシュレーションバレル片16を電線11の絶縁被覆14に圧着する工程は、ワイヤーバレル片17を芯線10に圧着する工程と同時でもよく、任意の時点で実行できる。
図4に破線で示すように、クリンパ31のうちアンビル30と対向する面には、アンビル30に向けて下方に開口すると共に、クリンパ31がアンビル30に向けて接近する際に、端子金具のワイヤーバレル片17の先端が摺接する摺接面51が形成されている。摺接面51は、上方に向かうに従って先細り形状に形成されている。摺接面51の最上部は、アーチ形状をなす2つの半円弧面が雌端子金具12の幅方向(図4における矢線Bで示す方向)に並んで配されるアーチ部52とされる。
(当接部54)
図3に示すように、クリンパ31は、摺接面51が形成された本体53と、本体53から電線11の延びる方向(図3における矢線Aで示す方向)両側に突出すると共に、摺接面51と交差する方向内方に更に突出して形成されて、ワイヤーバレル片17が芯線10に圧着される際に、電線11の延びる方向について両側から当接する一対の当接部54が設けられている。
図4に示すように当接部54は、下方に開口してなり、概ね門形状をなしている。当接部54は、上下方向に延びる一対の側枠部55,55と、一対の側枠部55,55の上部を連結する上枠部56と、を備える。
図4に示すように、雌端子金具12の幅方向(図4における矢線Bで示す方向)についての側枠部55,55同士の間隔L1は、雌端子金具12の幅方向についてのアンビル30の長さ寸法L2と同じか、やや大きく設定されている。これにより、クリンパ31が下方に移動したときに、クリンパ31とアンビル30が干渉しないようになっている。
図4に示すように、上枠部56のうち、摺接面51のアーチ部52に対応する領域は、ワイヤーバレル片17の板厚寸法と略同じ長さ寸法だけ、アーチ部52から下方に垂下して形成されて、アーチ部52の形状と相似形をなしている。
側枠部55の内側縁部は、上枠部56の下縁部に対して、外方にオフセットした形状になっている。これにより、クリンパ31をアンビル30に接近させて、ワイヤーバレル片17を芯線10に圧着させる際に、底板15の端縁と、側枠部55とが干渉しないようになっている。
続いて、端子金具付き電線13の製造工程の一例を説明すると共に、本実施形態の作用、効果について説明する。まず、金属板材を所定形状にプレス成形する。このとき、図2に示すように溝21を形成してもよい。また、このときに貫通孔40を形成してもよい。
次に、金属板材を曲げ加工して接続部18を形成する。このとき溝21を形成してもよい。また、このときに貫通孔40を形成してもよい。これにより雌端子金具12が形成される。
続いて、図2に示すように、アンビル30の上に、底板15に形成された貫通孔40内にアンビル30に形成された凸部42を挿入させつつ、底板15を載置する。
続いて、電線11の端部に位置する絶縁被覆14を剥がして芯線10を露出させる。図4に示すように、露出した芯線10を雌端子金具12の底板15の上に載置する。芯線10は、底板15をアンビル30の上に載置する前に、底板15の上に載置してもよい。
その後、クリンパ31をアンビル30に向かって下方に移動させる。すると、図5に示すように、クリンパ31とアンビル30との間に挟まれることにより、ワイヤーバレル片17の先端がクリンパ31の摺接面51と摺接する。さらにクリンパ31を下方に移動させると、ワイヤーバレル片17は、上方に向かうに従って先細り形状に形成された摺接面51に案内されて、芯線10に接近する方向に塑性変形する。このとき、図5に示すように、ワイヤーバレル片17は、電線11の延びる方向(図5における矢線Aで示す方向)両側から、クリンパ31の当接部54(側枠部55)と当接する。これにより、ワイヤーバレル片17が電線11の延びる方向に伸びることが抑制される。なお、図5においては、電線11を省略して記載してある。
さらにクリンパ31を下方に移動させると、ワイヤーバレル片17は摺接面51のアーチ部52に案内されて、芯線10に巻き付くように塑性変形する。図6に示すように、芯線10にワイヤーバレル片17が圧着された状態においては、ワイヤーバレル片17は、電線11の延びる方向(図6における矢線Aで示す方向)両側からクリンパ31の当接部54(上枠部56)と当接する。これにより、ワイヤーバレル片17が電線11の延びる方向に伸びることを抑制できる。上枠部56の下縁部は、ワイヤーバレル片17の板厚寸法と略同じ寸法だけクリンパ31の本体53から垂下して形成されているので、上枠部56の下縁部が、芯線10を上方から押圧することが抑制される。
また、ワイヤーバレル片17が芯線10に圧着されると、芯線10を介して底板15に圧力が加わる。すると、底板15は、電線11の延びる方向(図5における矢線Aで示す方向)に塑性変形して伸びようとする。すると、底板15に形成された貫通孔40内に、アンビル30に形成された凸部42が挿入されているので、凸部42の外側面が貫通孔40の内側面と当接する。
この結果、底板15のうち一対の貫通孔40の間に位置する領域が、電線11の延びる方向について伸びることを抑制できる。これにより、電線11の延びる方向について、雌端子金具12の長さ寸法が大きくなることを抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、貫通孔40は、底板15のうち、ワイヤーバレル片17が形成された領域よりも、電線11の延びる方向(図5における矢線Aで示す方向)について外方の位置に形成されている。これにより、底板15のうちワイヤーバレル片17が形成された領域が電線11の延びる方向に伸びるのを、確実に抑制できる。
また、本実施形態においては、芯線10はアルミニウム又はアルミニウム合金からなる。このように、芯線10がアルミニウム又はアルミニウム合金からなる場合、芯線10の表面には酸化膜が比較的に形成されやすい。このため、芯線10の酸化膜を剥ぎ取ろうとすると、比較的に大きな圧力によって、ワイヤーバレル片17を芯線10に圧着する必要がある。すると、ワイヤーバレル片17も塑性変形しやすくなる。本実施形態は、上記のように比較的に強い圧力でワイヤーバレル片17を芯線10に圧着する場合に有効である。
なお、電線11の絶縁被覆14に雌端子金具12のインシュレーションバレル片16を圧着する工程については、図示しないアンビルと図示しないクリンパとの間に挟むことにより実行できる。この工程は、芯線10にワイヤーバレル片17を圧着する際に同時に実行してもよく、また、芯線10にワイヤーバレル片17を圧着する前又は後に実行してもよく、必要に応じて任意の時点で実行できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、係合部はアンビル30に形成された凸部42とし、係合受け部は底板15に形成された貫通孔40としたが、これに限られず、係合部をアンビル30のうち底板15が載置される面に陥没して形成された凹部とし、係合受け部を、底板15のうちアンビル30と対向する面に、凹部と対応する位置に突出して形成された凸部としてもよい。
(2)本実施形態においては、貫通孔40は、電線11の延びる方向と交差する方向に延びて形成される構成としたが、これに限られず、貫通孔40の形状は、必要に応じて任意の形状としうる。
(3)本実施形態においては、底板15には一対の貫通孔40が形成される構成としたが、これに限られず、3つ以上の複数の貫通孔40が形成されてもよい。
(4)貫通孔40は、必要に応じて、底板15の任意の位置に形成しうる。
(5)凹部は底板15を貫通する貫通孔40としたが、これに限られず、底板15を接触面20側にくぼませてなる有底の凹部としてもよい。
(6)一対のワイヤーバレル片17は、互いに電線11の延びる方向にずれた配置で芯線10に圧着されてもよく、また、3本以上に分岐したワイヤーバレル片17が左右両側から互い違いに形成されていてもよく、また、ワイヤーバレル片17が1本のみ形成されて芯線10に圧着されていてもよく、ワイヤーバレル片17の形状は必要に応じて任意の形状としうる。
(7)本実施形態においては、端子金具は筒状の接続部18を有する雌端子金具12としたが、これに限られず、雄タブを有する雄端子金具としてもよいし、また金属板材に貫通孔が形成されたいわゆるLA端子としてもよく、必要に応じて任意の形状の端子金具とすることができる。
(8)本実施形態においては、電線11は、芯線10の外周を絶縁被覆14で覆う被覆電線11としたが、これに限られず、シールド電線を用いてもよく、必要に応じて任意の電線11を用いることができる。また、芯線10は単芯線でもよい。
(9)溝21は必要に応じて任意の配置で形成可能である。また、溝21は必要に応じて省略可能である。また、芯線10の表面と摺接するエッジが形成される構造であれば、底板15又はワイヤーバレル片17の接触面20に、任意の形状をなす凹部を形成してもよい。
(10)本実施形態ではクリンパ31を上下方向に移動可能な構成としたが、アンビル30を上下方向に移動可能な構成としてもよい。
本実施形態に係る端子圧着装置によって製造された端子金具付き電線を示す側面図 アンビルに底板が載置された状態を示す要部拡大断面図 アンビルに雌端子金具が載置された状態を示す側断面図 アンビルに雌端子金具が載置された状態を示す正断面図 ワイヤーバレル片を芯線に圧着する工程の途中の状態を示す要部拡大平断面図 芯線へのワイヤーバレル片の圧着が完了した状態を示す側断面図
符号の説明
10…芯線
11…電線
12…雌端子金具(端子金具)
15…底板
17…ワイヤーバレル片(バレル片)
30…アンビル
31…クリンパ
40…貫通孔(係合受け部、凹部)
42…凸部(係合部)
50…端子圧着装置
51…摺接面
53…本体
54…当接部

Claims (3)

  1. 芯線を含む電線から露出する前記芯線が載置される底板及び前記底板の側縁から側方に延びるバレル片を有する端子金具の前記底板が載置されるアンビルと、前記アンビルの上方の位置に、前記アンビルに対して上下方向に相対移動可能に配されると共に、前記アンビルと対向する面に前記バレル片と摺接することで前記芯線に巻き付くように前記バレル片を圧着させる摺接面を有するクリンパと、を備え、前記アンビルと前記クリンパとを互いに接近する方向に相対移動させて前記バレル片を前記アンビルと前記クリンパとの間で挟むことにより、前記端子金具に載置された前記芯線に前記バレル片を圧着する端子圧着装置であって、
    前記クリンパは、前記摺接面が形成された本体と、前記本体から前記電線の延びる方向両側に突出すると共に、前記摺接面と交差する方向内方に更に突出して形成されて、前記バレル片が前記芯線に圧着される際に、前記電線の延びる方向について両側から前記バレル片に当接する当接部が設けられており、
    前記摺接面における前記電線の延びる方向の幅寸法は、上下方向について等しく設定されていることを特徴とする端子圧着装置。
  2. 前記アンビルのうち前記底板が載置される面には、突出又は陥没されてなると共に、前記底板に形成された係合受け部と凹凸嵌合する係合部が前記電線の延びる方向に間隔を開けて複数並んで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の端子圧着装置。
  3. 前記係合部は、前記アンビルから上方に突出して形成された凸部であり、前記係合受け部は、前記底板のうち前記アンビルと対向する面に形成された凹部であることを特徴とする請求項2に記載の端子圧着装置。
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