JP2014024135A - ドレッシングボード及び切削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物の形状や大きさに対応して切削ブレードのドレスに使用することができるドレッシングボードを提供する。
【解決手段】格子状の複数の分割予定ライン10が形成されたドレッシングボードを被加工物の形状や大きさに対応して分割することにより分割ドレッシングボード9として使用する。被加工物を切削する際には、保持手段20の保持面22で被加工物を保持するとともに、被加工物の大きさや形状に応じて形成された分割ドレッシングボード9aを被加工物の外周側に隣接して配置し、ドレッシングボード9の調整により切削ブレード32がドレッシングすべき距離を調整することができる。また、ドレッシングボードは、形状や大きさの異なる被加工物にも対応して使用することができるため、被加工物の外形に対応したドレッシングボードを個別に準備する必要はなくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、切削ブレードのドレスに用いるドレッシングボード、及び、ドレッシングボードを使用して切削ブレードのドレスを行いつつ切削ブレードにより被加工物に切削加工を施す切削方法に関する。
被加工物に対して切削加工を施す切削装置は、切削ブレードを装着した切削手段を備えており、この切削ブレードが被加工物を切削することにより板状ワークを個々のデバイスに分割する。
切削ブレードを用いて被加工物の切削加工を継続すると、切削ブレードの先端が磨耗して切れ味が低下するため、切削ブレードの切れ味を最適な状態にするため、適時にドレッシングボードに切削ブレードを切り込ませてドレス(目立て)を実施する必要がある。
切削ブレードのドレスを実施する場合は、被加工物を保持する保持手段においてドレッシングボードを保持し、切削ブレードをドレッシングボードに切り込ませて切削を行う。このようにして切削ブレードのドレスを実施する際は、被加工物の切削加工を一時中断してドレスを実施している(例えば、下記の特許文献1を参照)。
また、切削ブレードのドレスには、被加工物の切削加工と切削ブレードのドレスとを同時に実施するインラインドレスもある(例えば、下記の特許文献2及び特許文献3を参照)。インラインドレスにおいては、被加工物の切削加工を中断することなく、切削ブレードのドレスを実施しながら被加工物の切削加工をすることができる。
特開2010−087122号公報 特開2011−083840号公報 特開2008−300555号公報
しかしながら、上記したようなインラインドレスを実施する際には、被加工物の外周側に所定の径を有するドレッシングボードを配置しているため、被加工物が角形であるか円形であるか等、被加工物の形状や大きさに応じ、形状及び大きさの異なるドレッシングボードを個別に用意する必要があるという問題がある。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされたものであり、被加工物の形状や大きさに対応して切削ブレードのドレスに使用することができるドレッシングボードを提供することに発明の解決すべき課題を有している。
第一の発明は、切削ブレードのドレスに使用するドレッシングボードに関し、格子状の複数の分割予定ラインが形成され、分割予定ラインに沿って分割することにより切削ブレードのドレスに使用されるように構成される。
第二の発明は、被加工物を吸引保持する保持面を有する保持手段と、保持手段に保持された被加工物を切削する切削ブレードを回転可能に備える切削手段とを少なくとも備え、保持手段と切削手段とが相対的に切削送りされて被加工物が切削される切削装置を用いて、保持手段の保持面に被加工物と切削ブレードをドレスするドレッシングボードとを保持して切削送りを行うことにより、切削ブレードが被加工物を切削するとともにドレッシングボードを切削して切削ブレードのドレスを行う切削方法に関し、保持手段の保持面において被加工物を保持するとともに、被加工物の大きさ又は形状に応じて上記ドレッシングボードを分割予定ラインに沿って分割し分割ドレッシングボードとして保持面において保持し、保持手段と切削手段とを相対的に切削送りし、保持面に保持された被加工物と分割ドレッシングボードとを切削手段によって切削する。
上記第二の発明としては、保持手段の保持面において被加工物を保持するとともに、第一の発明のドレッシングボードを分割予定ラインに沿って分割して構成される分割ドレッシングボードを被加工物に隣接して保持し、保持手段と切削手段とを相対的に切削送り手段によって切削送りし、保持面に保持された被加工物と分割ドレッシングボードとを切削手段によって切削する切削方法、又は、被加工物と第一の発明のドレッシングボードとを貼り合わせ部材によって貼り合わせ、ドレッシングボードのうち被加工物の外周からはみ出した部分を分割予定ラインに沿って分割して取り除いて貼り合わせワークを形成し、貼り合わせワークを保持手段の保持面において保持し、保持手段と切削手段とを相対的に切削送りし、保持面に保持された貼り合わせワークを切削手段によって切削する切削方法がある。
本発明に係るドレッシングボードには、格子状に複数の分割予定ラインが形成されているため、分割予定ラインに沿って分割することにより、被加工物の形状又は大きさに対応した形状及び大きさとして使用することができる。したがって、被加工物の形状や大きさに応じて形状又は大きさの異なるドレッシングボードを個別に用意する必要がなくなる。
本発明に係る切削方法は、被加工物の大きさ又は形状に応じてドレッシングボードを分割予定ラインに沿って分割して保持手段の保持面において保持し、被加工物とドレッシングボードとを切削手段によって切削するため、被加工物の形状や大きさに応じたドレッシングボードを個別に用意することなく切削ブレードのドレス及び切削を行うことができる。また、ドレッシングボードの大きさを調整することにより、ドレスする距離を調整することができる。
上記切削方法においては、分割ドレッシングボードを被加工物に隣接して保持手段において保持して被加工物と分割ドレッシングボードとを切削手段によって切削することにより、切削ブレードのドレスと切削とを連続して行うことができ、効率的である。
また、ドレッシングボードのうち被加工物の外周からはみ出した部分を分割予定ラインに沿って分割して取り除いて貼り合わせワークを形成し、貼り合わせワークを保持手段において保持して貼り合わせワークを切削することにより、被加工物の形状及び大きさに対応した形状及び大きさに容易にドレッシングボードを分割することができるとともに、被加工物の切削と切削ブレードのドレスとを同時に実施することができる。
切削装置の構成を示す斜視図である。 保持手段に角形の被加工物が保持され、被加工物の一辺の長さに対応したドレッシングボードが被加工物の外周側に隣接して配置された状態を示す断面図である。 分割されたドレッシングボードを角形の被加工物の外周側に隣接して配置して、切削ブレードのドレスを実施しながら被加工物を切削する工程を示す断面図である。 分割されたドレッシングボードを角形の被加工物の対向する外周側に隣接して配置して、切削ブレードのドレスを実施しながら被加工物を切削する工程を示す断面図である。 ドレッシングボードに角形の被加工物を貼着し、被加工物の大きさに合わせてドレッシングボードを分割し、被加工物を保持手段に保持させる一連の工程を示す斜視図である。 貼り合わせワークを切削するとともに、切削ブレードにドレスを実施する状態を示す断面図である。 保持手段に円形のワークが保持され、円形ワークの外周側に沿ってドレッシングボードを配置した状態を示す断面図である。 ドレッシングボードに円形の被加工物を貼着し、被加工物の大きさに合わせてドレッシングボードを分割し、被加工物を保持手段に保持させる一連の工程を示す斜視図である。
図1に示すように、切削装置1は、被加工物を個々のデバイスに分割する切削装置である。切削装置1は、装置ベース2を備え、装置ベース2の上面2a側には、被加工物を吸引保持してX軸方向に移動可能な保持手段20と、保持手段20に保持された被加工物を切削する切削ブレード32を回転可能に備える切削手段30と、切削手段30をY軸方向に送る第1の送り手段40と、切削手段30をZ軸方向に切削送りする第2の送り手段50と、を備えている。
図1に示すように、装置ベース2の上面2aの中央部分には、蛇腹状のカバー3の伸縮をともなってX軸方向に移動可能な移動基台4を備えており、移動基台4の上面に保持手段20が配設され、移動基台4のX軸方向の移動により、保持手段20も同一方向に移動する構成となっている。
図1に示す保持手段20は、被加工物を吸引保持する保持面22を有しており、不図示のモータによって駆動されて自転可能な構成となっている。さらに、図3に示すように、保持面22は下方に設けた吸引源23に連通可能となっており、保持面22において被加工物を吸引保持することができる。
図1に示すように、装置ベース2上には、保持手段20の移動経路を跨ぐようにして中央部分が開口されたコラム5が立設されている。また、保持手段20のX軸方向の移動経路の上方には、一対の切削手段30が対面して配設されている。
切削手段30は、Y軸方向の軸心を有するスピンドル31と、スピンドル31に装着された切削ブレード32と、切削ブレード32をカバーするブレードカバー33と、を少なくとも備えており、スピンドル31の回転によって切削ブレード32も回転する構成になっている。
コラム5の側部には、第1の送り手段40が配設されている。第1の送り手段40は、Y軸方向にのびる2本のボールネジ41と、2本のボールネジ41の先端にそれぞれ接続された2つのモータ42と、2本のボールネジ41と平行に配設された一対のガイドレール43と、内部のナット構造が2本のボールネジ41にそれぞれ螺合するとともに側部がガイドレール43に摺接する2つの移動板44とを備えている。そして、モータ42によって駆動されてボールネジ41が回動することにより、それぞれの移動板44がガイドレール42にガイドされてY軸方向にそれぞれ移動可能となっており、移動板44のY軸方向の移動によって2つの切削手段30も同方向に移動する構成となっている。
第2の送り手段50は、第1の送り手段40を構成する移動板44にそれぞれ取り付けられている。それぞれの第2の送り手段50は、Z軸方向にのびる図示していないボールネジの一端に接続されたモータ51と、ボールネジのそれぞれに対して平行に配設された一対のガイドレール52と、内部のナット構造がボールネジにそれぞれ螺合するとともに側部がガイドレール52に摺接する昇降板53とを備えている。そして、モータ51によって駆動されてボールネジが回転することにより、それぞれの昇降板53がそれぞれのガイドレール52に沿ってガイドされてZ軸方向に移動可能となっている。
切削装置1を用いて被加工物を切削する際には、図1に示すように、中央部が開口した環状のフレーム7の下面に保護テープ8を貼着し、フレーム7の開口部分から露出した保護テープ8に被加工物である角形の板状ワークW1を貼着する。また、保護テープ8上における板状ワークW1の外周側には、板状ワークW1の隣接する2辺に隣接してそれぞれの辺に平行に2つの分割ドレッシングボード9が貼着される。
分割ドレッシングボード9は、切削ブレード32のドレス(目立て)に使用する板状部材である。図2に示す分割ドレッシングボード9は、個々に分割された状態を示しており、格子状の分割予定ライン10が形成され大きな板状に形成されたドレッシングボードを分割予定ライン10に沿って分割することにより形成されている。すなわち、分割される前の大きな板状のドレッシングボードには、被加工物の大きさや形状に対応して板状ワークW1の1辺の長さと略同じ長さとなるように、分割予定ライン10に沿って手で分割可能となっている。ドレッシングボードの分割には、図1に示した切削装置1を使用することもできる。
以下においては、切削装置1を用いて角形の板状ワークW1を切削加工する切削方法について説明する。
図1に示すように、保持手段20の保持面22にフレーム7と一体となった板状ワークW1及び分割ドレッシングボード9を載置し、図3に示した吸引源23から生じる吸引力を保持面22に作用させて板状ワークW1及び分割ドレッシングボード9を吸引保持する。
次いで、図3に示すように、切削ブレード32を例えば矢印A方向に回転させながら切削手段30を下降させるとともに、保持手段20をX軸方向に切削送りすると、分割ドレッシングボード9が板状ワークW1の切削を開始する切削開始位置P1側の板状ワークW1の外周部に隣接して配置されているため、切削ブレード32は、板状ワークW1に接触する前に、分割ドレッシングボード9に切り込む。こうして切削ブレード32が分割ドレッシングボード9に切り込むことによって切削ブレード32にドレスを施し、切削ブレード32の先端が目立てされる。
そしてさらに、保持手段20を矢印X1方向に切削送りしながら、ドレスが施された切削ブレード32により板状ワークW1を切削予定ラインSに沿って切削する。そして、保持手段20と切削手段30の相対的な切削送りによって、切削ブレード32が切削終了位置P2側に達すると、一本の切削予定ラインSの切削が終了する。
そして、切削手段30をY軸方向にインデックス送りしながら、X軸方向に向く切削予定ラインSの全てに切削加工を施す。各切削予定ラインSの切削前には、切削ブレード32が分割ドレッシングボード9に切り込んでドレスが行われる。こうして一方向の切削予定ラインSがすべて切削された後、保持手段20を矢印B方向に90度回転させることによりY軸方向に向く切削予定ラインSをX軸方向に向かせ、X軸方向と平行に配置された分割ドレッシングボード9を切削手段30の切削開始位置P1側に移動させる。そして、上記と同様の切削を行うと、切削ブレード32が分割ドレッシングボード9に切り込んでドレスが行われた後、切削予定ラインSに沿って板状ワークWが切削される。そして、切削手段30をY軸方向にインデックス送りしながら、X軸方向に向く切削予定ラインSの全てに切削加工を施すと、板状ワークW1の切削が終了する。
なお、図3においては、図1に示した2つの切削手段30のうち、一方のみを図示しているが、他方の切削手段30についても同様に、ドレスを行ってから切削を行うことができる。
分割ドレッシングボードの配置は、図3に示した分割ドレッシングボード9の配置例に限定されるものではない。例えば、図4に示すように、板状ワークW1の1辺の長さに対応した長さに分割された少なくとも2つの分割ドレッシングボード9を、板状ワークW1の対向する辺のそれぞれに隣接する位置に平行に配置するようにしてもよい。この配置によれば、切削ブレード32が切削開始位置P1側から切削終了位置P2に到達するまでの間に2度にわたって切削ブレード32のドレスを実施することができる。
次に、ドレッシングボードに板状ワークを貼り合わせることにより形成された貼り合わせワークを切削加工する切削方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように、分割予定ライン10が格子状に形成された分割前のドレッシングボード9aの上に、貼り合わせ部材を介して角形の板状ワークW1を貼着する。ドレッシングボード9aは、板状ワークW1よりも大きいため、板状ワークW1の外周側にドレッシングボード9aの一部がはみ出した状態となっている。なお、貼り合わせ部材は、特に限定されず、例えば、接着材、粘着テープなどを使用することができる。
図5(b)及び図5(c)に示すように、ドレッシングボード9aのうち、板状ワークW1の外周からはみ出した部分であるはみだし部90、91を取り除くため、分割予定ライン10に沿って分割を行う。その結果、図5(d)に示すように、板状ワークW1の大きさ及び形状に対応した大きさの分割ドレッシングボード9bが貼り合せ部材を介して板状ワークW1と貼り合わされた貼り合わせワーク11が形成される。この貼り合わせワーク11は、吸引源23から生じる吸引力によって保持面22において吸引保持される。
次に、保持手段20に保持された貼り合わせワーク11を切削する。図1に示した第1の送り手段40によって切削手段30のY軸方向における位置を調整しつつ、第2の送り手段50によって切削手段30をZ軸方向に下降させる。そして、図6(a)に示すように、保持手段20に吸引保持された貼り合わせワーク11のX軸方向側方の切削開始位置P1に切削ブレード32を位置づける。
図6(b)に示すように、保持手段20が矢印X1方向に移動すると、回転する切削ブレード32は、板状ワークW1の上面Wa側から切り込んで切削するとともに、板状ワークW1の下面に貼着された分割ドレッシングボード9bを切削する。このとき、切削ブレード32の先端が分割ドレッシングボード9bを貫通しないように切削ブレード32を切り込ませる。
そして、切削ブレード32のZ軸方向の位置を維持しつつ、図6(c)に示すように、保持手段20と切削手段30とを相対的に切削送りして、切削ブレード32が切削終了位置P2側に達するまで貼り合わせワーク11を切削する。このようにして貼り合わせワーク11を切削すると、切削ブレード32が、板状ワークW1に切り込んだ後に分割ドレッシングボード9にも切り込むため、板状ワークWの切削を切削ブレード32のドレスとを並行して行うことができる。
図7に示すように、円形の板状ワークW2にもドレッシングボードを貼り合わせて使用することができる。図7に示すように、中央部が開口した環状のフレーム7の下面に保護テープ8を貼着し、フレーム7の開口した部分から露出した保護テープ8に被加工物である円形の板状ワークW2を貼着する。
そして、ドレッシングボードを複数枚に分割し、分割された個々の分割ドレッシングボード9cを板状ワークW2の円弧に沿ってその外周側に隣接して配置する。そして、図1に示した切削装置1の切削ブレード32が分割ドレッシングボード9c及び板状ワークW2の分割予定ラインに切り込むことにより、切削ブレード32のドレスを実施しつつ、板状ワークW2を切削することができる。
さらに、図8(a)に示すように、分割予定ライン10が格子状に形成されたドレッシングボード9aの上に貼り合わせ部材を介して円形の板状ワークW2を貼着することもできる。ドレッシングボード9aは、板状ワークW2よりも大きいため、板状ワークW2の外周からドレッシングボード9aの一部がはみ出した状態となっている。
図8(b)及び図8(c)に示すように、ドレッシングボード9aのうち板状ワークW2の外周側にはみ出したはみ出し部92、93を取り除くため、分割予定ライン10に沿って分割を行う。その結果、図8(d)に示すように、板状ワークW2の大きさ及び形状に対応した大きさの分割ドレッシングボード9dが貼り合せ部材を介して板状ワークW1と貼り合わされた貼り合わせワーク12が形成される。この貼り合わせワーク12は、吸引源23から生じる吸引力によって保持面22において吸引保持される。
このようにして、保持手段20の保持面22に吸引保持された貼り合わせワーク12に対して、図6で示したのと同様の手順により切削ブレード32を用いて切削を施す。このように、貼り合わせワーク12を切削する際は、切削ブレード32が板状ワークW2に切り込んだ後にドレッシングボード9dに切り込むため、板状ワークWの切削を切削ブレード32のドレスとを並行して行うことができる。
以上のように、本発明に係るドレッシングボードには、格子状の複数の分割予定ラインが形成されているため、1種類のドレッシングボードを分割して使用することにより、板状ワークの形状や大きさに対応して使用することができる。したがって、被加工物の形状や大きさに応じて形状及び大きさの異なるドレッシングボードを個別に用意する必要がなくなる。
1:切削装置
2:装置ベース 2a:上面
3:カバー 4:移動板 5:コラム 6:支持板 7:フレーム
8:保護テープ
9、9b、9c、9d:分割ドレッシングボード
9a:ドレッシングボード
10:分割予定ライン
11:貼り合わせワーク 12:貼り合わせワーク
20:保持手段 22:保持面 23:吸引源
30:切削手段 31:スピンドル 32:切削ブレード 33:ブレードカバー
40:第1の送り手段 41:ボールネジ 42:モータ 43:ガイドレール
44:移動板
50:第2の送り手段 51:モータ 52:ガイドレール
53:昇降板
W1、W2:板状ワーク Wa:上面 S:分割予定ライン

Claims (4)

  1. 切削ブレードのドレスに使用するドレッシングボードであって、
    該ドレッシングボードには格子状の複数の分割予定ラインが形成され、該分割予定ラインに沿って分割することにより該切削ブレードのドレスに使用されるドレッシングボード。
  2. 被加工物を吸引保持する保持面を有する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物を切削する切削ブレードを回転可能に備える切削手段と、を少なくとも備え、該保持手段と該切削手段とが相対的に切削送りされて被加工物が切削される切削装置を用いて、該保持手段の該保持面に被加工物と該切削ブレードをドレスするドレッシングボードとを保持して切削送りを行うことにより、該切削ブレードが該被加工物を切削するとともに該ドレッシングボードを切削して該切削ブレードのドレスを行う切削方法であって、
    該保持手段の該保持面において被加工物を保持するとともに、該被加工物の大きさ又は形状に応じて請求項1記載のドレッシングボードを該分割予定ラインに沿って分割し分割ドレッシングボードとして該保持面において保持し、該保持手段と該切削手段とを相対的に切削送りし、該保持面に保持された被加工物と該分割ドレッシングボードとを該切削手段によって切削する切削方法。
  3. 前記保持手段の前記保持面において被加工物を保持するとともに、請求項1記載のドレッシングボードを分割予定ラインに沿って分割して構成される分割ドレッシングボードを該被加工物に隣接して保持し、該保持手段と前記切削手段とを相対的に前記切削送り手段によって切削送りし、該保持面に保持された被加工物と該分割ドレッシングボードとを該切削手段によって切削する請求項2記載の切削方法。
  4. 被加工物と請求項1記載のドレッシングボードとを貼り合わせ部材によって貼り合わせ、該ドレッシングボードのうち該被加工物の外周からはみ出した部分を該分割予定ラインに沿って分割して取り除いて貼り合わせワークを形成し、
    該貼り合わせワークを前記保持手段の保持面において保持し、該保持手段と前記切削手段とを相対的に切削送りし、該保持面に保持された貼り合わせワークを該切削手段によって切削する請求項2記載の切削方法。
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