JP2014021378A - 歯車伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動可能な中間歯車を備える歯車伝達機構において、従来と異なる新規な歯車伝達機構を提供する。
【解決手段】 回転中心軸32Aが第1ポジションと第2ポジションとの間を移動する途中において、第1中間歯車32が第1出力歯車33及び第2出力歯車34の両方に噛み合う第3ポジションを設ける。これにより、回転軸方向に中間歯車を押圧して摩擦抵抗を発生させるコイルばねを設けることなく、第1中間歯車32の自転を妨げることができる。したがって、コイルばねを設けることなく、第1中間歯車32を移動させることが可能となるので、摩擦抵抗によって失われる駆動力を低減させて効率よく駆動力を出力側に伝達することができるとともに、歯車伝達機構の製造原価を低減することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、歯車伝達装置、及びこの歯車伝達装置を用いた画像形成装置に関するものである。
例えば、特許文献1に記載の発明では、入力側の歯車と噛み合って出力側に駆動力を伝達する中間歯車を、振り子のように揺動させて駆動力の断続、又は駆動力を伝達する経路の切り替えを行っている。
そして、特許文献1に記載の発明では、回転軸方向に中間歯車を押圧するコイルばねを設けるとともに、当該コイルばねにて摩擦抵抗を発生させて中間歯車を揺動させている。
特開2010−53948号公報
本発明は、上記点に鑑み、特許文献1に記載の発明と異なる構成にて中間歯車を移動可能とすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、正転方向の駆動力及び逆転方向の駆動力が入力される入力歯車(31)と、入力歯車(31)と噛み合って回転するとともに、回転中心軸(32A)が第1ポジションと第2ポジションとの間で移動可能な第1中間歯車(32)と、回転中心軸(32A)と摺接する長穴(29A)を有する支持部材(29)と、回転中心軸(32A)が第1ポジションに位置するときに、第1中間歯車(32)と噛み合って回転する第1出力歯車(33)と、回転中心軸(32A)が第2ポジションに位置するときに、第1中間歯車(32)と噛み合って回転する第2出力歯車(34)とを備え、第1中間歯車(32)は、回転中心軸(32A)が第1ポジションと第2ポジションとの間を移動する途中の第3ポジションにおいて、第1出力歯車(33)及び第2出力歯車(34)の両方に噛み合うことを特徴とする。
すなわち、第1中間歯車(32)は、入力歯車(31)と噛み合って回転(以下、この回転を自転という。)可能な状態で、入力歯車(31)の回転中心に対して回転(以下、この回転を公転という。)することができる。このため、入力歯車(31)が回転すると、第1中間歯車(32)には、第1中間歯車(32)を自転及び公転させる力が作用する。
したがって、第1中間歯車(32)に対して自転を妨げる力が作用し、第1中間歯車(32)を公転させる力(以下、この力を公転力という。)が第1中間歯車(32)を自転させる力(以下、力を自転力という。)より大きくなると、第1中間歯車(32)は移動する。一方、第1中間歯車(32)に対して公転を妨げる力が作用し、自転力が公転力より大きくなると、第1中間歯車(32)は公転することなく自転する。
そして、本発明では、第3ポジションが存在するので、第1出力歯車(33)及び第2出力歯車(34)のうち少なくとも一方の出力歯車が、移動過程にある第1中間歯車(32)に対して自転を妨げる力を作用させる。したがって、回転中心軸(32A)は長穴(29A)に摺接しながら案内されて第1ポジション又は第2ポジションまで移動する。
なお、回転中心軸(32A)が第1ポジション又は第2ポジションまで移動すると、第1中間歯車(32)に作用する公転を妨げる力が大きくなるので、回転中心軸(32A)が停止した状態で第1中間歯車(32)が自転する。
以上のように、本発明では、特許文献1に記載の発明と異なり、回転軸方向に中間歯車を押圧するコイルばねを設けることなく、第1中間歯車(32)を移動させることが可能となる。延いては、コイルばねで発生する摩擦抵抗によって駆動力が損失しないので、効率よく駆動力を出力側に伝達することができるとともに、歯車伝達機構の製造原価を低減することができる。
ところで、コイルばねによる摩擦抵抗は、歯車と摺接する部位の摩擦係数やコイルばねのバラツキ等に大きく影響される。つまり、コイルばねによる摩擦抵抗のみで駆動力の断続作動、又は伝達経路の切り替え作動を行う構成であると、これら伝達経路の切り替え作動等が不安定となるおそれがある。
これに対して、第1中間歯車(32)が第1出力歯車(33)及び第2出力歯車(34)の両方に噛み合う第3ポジションが存在すれば、移動過程にある第1中間歯車(32)に対して自転を妨げる力が作用する。したがって、摩擦係数のバラツキやコイルばねのバラツキ等による伝達経路の切り替え作動等の不安定さを低減し、伝達経路の切り替え作動等を確実に行うことができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の中央断面図である。 駆動力の伝達経路の概要を示す図である。 第1歯車伝達機構30Aの概略構成を示す図であって、正転時の状態を示す図である。 第1歯車伝達機構30Aの概略構成を示す図であって、逆転時の状態を示す図である。 正転時から逆転時へ移行するときの第3ポジション時の状態を示す図である。 逆転時から正転時へ移行するときの第3ポジション時の状態を示す図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
そして、本実施形態は、カラー印刷が可能な電子写真方式の画像形成装置に本発明を適用したものである。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
1.画像形成装置の概要
画像形成装置1の筐体3内には、図1に示すように、記録用紙等のシートに画像を形成する画像形成部5が収納されている。この画像形成部5は、シートに現像剤像を転写する電子写真方式である。そして、画像形成部5は、プロセスユニット7、露光器9及び定着器11等を備えている。
なお、本実施形態に係る画像形成部5は、シートの搬送方向に沿って直列に複数個(本実施形態では、4個)のプロセスユニット7が配設されたダイレクトタンデム方式の画像形成部である。
各プロセスユニット7は、収納されている現像剤の色が異なるのみで、その構造等は略同一である。具体的には、各プロセスユニット7は、現像剤像が担持される感光ドラム7A、感光ドラム7Aを帯電させる帯電器7B、及び感光ドラム7Aに現像剤を供給する現像ローラ7C等を有している。
つまり、帯電した感光ドラム7Aが露光器9により露光されて感光ドラム7Aの表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光ドラム7Aの表面に現像剤が供給されると、シートに転写させるべき現像剤像が感光ドラム7Aに形成される。
また、転写ベルト21を挟んで各感光ドラム7Aと対向する位置には、各感光ドラム7Aに担持されている現像剤を転写させる転写部15が配設されている。そして、各感光ドラム7Aに担持されている現像剤像は、転写ベルト21上を搬送されるシートに重畳転写される。
定着器11は、シートに転写された現像剤像を加熱しながら回転する加熱ローラ11A、及びシートを加熱ローラ11Aに押圧する加圧ローラ11B等を有している。このため、シートに転写された現像剤像は、定着器11にて加熱されてシートに定着する。
なお、定着器11から排出されたシートは、その搬送方向が略180度転向されて筐体3の上部側に設けられた排出部3Aから排出トレイ3B上に排出される。
一方、ベルトユニット20の下方側には、シートが積層状態で載置される載置部6Aを有する給紙トレイ6が配設されている。載置部6Aに載置されているシートは、フィーダ機構8により1枚ずつ画像形成部5側に送出される。
ベルトユニット20は、転写ベルト21、駆動ローラ22、従動ローラ23、並びに駆動ローラ22及び従動ローラ23等を支持するフレーム(図示せず。)等を有して構成されている。
そして、ベルトユニット20及び給紙トレイ6は、装置本体に対して着脱自在に装着されている。つまり、利用者は、ベルトユニット20及び給紙トレイ6を装置本体に対して容易に着脱することができる。
ところで、本実施形態に係る画像形成装置1は、シートの表裏両面に画像を形成する両面印刷機能を有している。そして、両面印刷機能の実行時には、シートの一方の面(以下、表面という。)への画像形成が終了したシートが画像形成部5に再搬送され、当該シートの他方の面(以下、裏面という。)に新たに画像が形成される。
すなわち、排出部3Aには排出ローラ25が設けられている。この排出ローラ25は、定着器11から搬送されてきたシートを排出トレイ3Bに排出する場合と、当該シートの搬送方向を反転させる場合とを切り替えることができる。
そして、シートの表面のみに画像を形成する片面印刷時においては、排出ローラ25は、定着器11から搬送されてきたシートをそのまま排出トレイ3Bに排出させるように回転する。このため、表面のみに画像が形成されたシートが排出トレイ3Bに載置される。
一方、両面印刷時には、表面への画像形成が終了したシートの搬送方向後端が定着器11から離間した時から予め決められた所定時間が経過したときに、排出ローラ25の回転方向が反転する。
このため、搬送方向が反転されたシートは、再搬送経路を経由して画像形成部5に再搬送される。そして、当該シートの裏面への画像形成が終了すると、当該シートは、その搬送方向が反転されることなく、排出部3Aから排出トレイ3Bに排出される。
2.画像形成部等への駆動力の伝達
2.1 駆動力伝達経路の概略
第1電動モータ27Aで発生した駆動力は、図2に示すように、第1歯車伝達機構30Aを介して排出ローラ25、加熱ローラ11A及び現像ローラ7C等に伝達される。第2電動モータ27Bで発生した駆動力は、第2歯車伝達機構30Bを介して駆動ローラ22及び感光ドラム7A等に伝達される。
排出ローラ25の回転方向は、第1電動モータ27Aの回転方向が切り替えられることにより切り替えられる。なお、以下、シートを排出トレイ3Bに排出させる向きに排出ローラ25を回転させるときの第1電動モータ27Aの回転方向を正転方向と呼び、当該正転方向と逆向きの回転方向を逆転方向という。
なお、片面印刷時には、第1電動モータ27Aは正転方向に回転する。そして、第1電動モータ27Aは、排出トレイ3Bにシートが排出されて印刷が終了したときに停止する。
また、両面印刷時には、第1電動モータ27Aは、先ず、正転方向に回転した後、その回転方向が反転して逆転方向に回転する。その後、第1電動モータ27Aは、再び、回転方向が反転して正転方向に回転した後、排出トレイ3Bにシートが排出されて印刷が終了したときに停止する。
なお、第1電動モータ27A及び第2電動モータ27Bの回転及び停止、並びに第1電動モータ27Aの正転及び逆転は、制御部30Cにより制御される。制御部30Cは、CPU、ROM及びROM等からなるマイクロコンピュータにて構成されたものであって、ROM等の不揮発性記憶部に制御用のプログラムが記憶されている。
また、第1歯車伝達機構30A及び第2歯車伝達機構30Bは、複数枚の歯車等を有して構成された歯車列である。そして、本実施形態に係る画像形成装置1では、第1歯車伝達機構30Aに本発明に係る歯車伝達機構を適用している。以下、第1歯車伝達機構30Aの詳細を説明する。
2.2 第1歯車伝達機構の構成
第1歯車伝達機構30Aは、図3に示すように、入力歯車31、第1中間歯車32、第1出力歯車33及び第2出力歯車34等の歯車、並びにこれら歯車31〜34等を支持する支持部材29を少なくとも備えている。
なお、本実施形態に係る支持部材29は、装置本体の一部を構成するメインフレーム(図示せず。)、及び歯車31〜34等を挟んでメインフレームと反対側に設けられたカバーフレーム(図示せず。)により構成されている。
つまり、歯車31〜34等は、メインフレーム及びカバーフレームにより挟まれた状態で、それら歯車31〜34の回転軸両端側がメインフレーム及びカバーフレームにより回転可能に支持されている。
因みに、メインフレームは、画像形成部5を挟んで水平方向両側に配設された略板状に構成されたPOM等の樹脂製の部材である。カバーフレームはSPCC等の金属製である。そして、カバーフレームは、ねじ等の機械的締結手段によりメインフレームに固定されている。
入力歯車31には、第1電動モータ27Aから伝達されてきた駆動力が入力される。そして、本実施形態に係る入力歯車31は、第1電動モータ27Aの回転に同期して回転及び停止する。つまり、第1電動モータ27Aの回転方向が反転すると、これに同期して入力歯車31の回転方向も反転する。
第1中間歯車32は、常に入力歯車31と噛み合う歯車であって、図3及び図4に示すように、その回転中心軸32Aが第1ポジションと第2ポジションとの間で移動することとができる。なお、図3は回転中心軸32Aが第1ポジションにある状態を示し、図4は回転中心軸32Aが第2ポジションにある状態を示している。
第1中間歯車32は、支持部材29に設けられた長穴29Aに自転可能かつ公転可能に支持されている。つまり、回転中心軸32Aの外周面が長穴29Aの内周面に摺接することにより、第1中間歯車32は自転及び公転することができる。
なお、「第1中間歯車32が公転する」とは、入力歯車31の回転中心O1を中心として第1中間歯車32が回転することをいう。「第1中間歯車32が自転する」とは、第1中間歯車32が入力歯車31と噛み合って回転中心軸32Aを中心に回転することをいう。
そして、長穴29Aの長手方向形状、つまり第1ポジションから第2ポジションに至る回転中心軸32Aの移動軌跡は、入力歯車31の回転中心O1を曲率中心とした円弧状となる。このため、第1中間歯車32は、上述したように回転中心O1を中心として公転する。
第1出力歯車33は定着器11の加熱ローラ11Aに駆動力を伝達する。この第1出力歯車33は、図3に示すように、回転中心軸32Aが第1ポジションに位置するときに第1中間歯車32と噛み合って回転する。
つまり、加熱ローラ11Aは、回転中心軸32Aが第1ポジションに位置するときに、第1電動モータ27Aからの駆動力を得て回転する。なお、第1中間歯車32が第2ポジションに位置して第1中間歯車32と第1出力歯車33とが離隔したときには、加熱ローラ11Aは回転しない。
第2出力歯車34は現像ローラ7Cに駆動力を伝達する。この第2出力歯車34は、回転中心軸32Aが第2ポジションに位置するときには、図4に示すように、第1中間歯車32と噛み合って回転する。また、第2出力歯車34は、回転中心軸32Aが第1ポジションに位置するときには、図3に示すように、第2中間歯車35と噛み合って回転する。
第2中間歯車35は、駆動歯車36と常に噛み合って回転する。駆動歯車36は、第1電動モータ27Aから駆動力を得て回転するとともに、入力歯車31及び第2中間歯車35に駆動力を伝達する。
そして、第2中間歯車35の回転中心軸(図示せず。)は、第1中間歯車32と同様に、支持部材29に設けられた長穴(図示せず。)に支持されている。なお、当該長穴の長手方向形状は、駆動歯車36の回転中心を曲率中心とした円弧状である。
このため、第2中間歯車35は、図3に示す第2出力歯車34と噛み合う位置(以下、第4ポジションという。)と、図4に示す第2出力歯車34から離隔した位置(以下、第5ポジションという。)との間を公転変位できる。
そして、第2中間歯車35の側面は、図示しないコイルばね等の押圧部材により回転軸方向に押圧されている。つまり、第2中間歯車35には、常に、第2中間歯車35の自転を抑制する摩擦力が作用している。
因みに、第2出力歯車34のうち、第1中間歯車32と噛み合う部分と第2中間歯車35と噛み合う部分とは軸方向にずれている。同様に、駆動歯車36のうち、入力歯車31と噛み合う部分と第2中間歯車35と噛み合う部分とは軸方向にずれている。
また、第3出力歯車37は、入力歯車31から駆動力を得て入力歯車31と同期して回転するとともに、当該駆動力を排出ローラ25に伝達する。つまり、第1電動モータ27Aの回転方向が反転すると、これに同期して排出ローラ25の回転方向も反転する。
3.第1歯車伝達機構の作動
3.1 正転時作動及び逆転時作動
<正転時>
第1電動モータ27Aが正転方向に連続的に回転しているとき、つまり、第1電動モータ27Aが正転し始めた時から例えば1秒以上経過したときには、図3に示すように、回転中心軸32Aが第1ポジションに位置して第1中間歯車32が第1出力歯車33と噛み合うとともに、第2中間歯車35が第2出力歯車34に噛み合う。
つまり、正転時には、第1電動モータ27Aから出力された駆動力は、(1)駆動歯車36、入力歯車31及び第1中間歯車32を経由して第1出力歯車33に伝達され、(2)駆動歯車36及び入力歯車31を経由して第3出力歯車37に伝達され、かつ(3)駆動歯車36及び第2中間歯車35を経由して第2出力歯車34に伝達される。
<逆転時>
第1電動モータ27Aが逆転方向に連続的に回転しているとき、つまり、第1電動モータ27Aが逆転し始めた時から例えば1秒以上経過したときには、図4に示すように、回転中心軸32Aが第2ポジションに位置して第1中間歯車32が第2出力歯車34と噛み合うとともに、第2中間歯車35が第2出力歯車34から離隔する。
つまり、逆転時には、第1電動モータ27Aから出力された駆動力は、(1)駆動歯車36、入力歯車31及び第1中間歯車32を経由して第2出力歯車34に伝達され、かつ(2)駆動歯車36及び入力歯車31を経由して第3出力歯車37に伝達される。このため、逆転時には、第1出力歯車33、つまり加熱ローラ11Aに駆動力が伝達されていない。
3.2 歯車に作用する力
入力歯車31が回転すると、第1中間歯車32は、入力歯車31との噛み合い部分で発生する噛み合い圧力(以下、第1噛合圧力F1という。)を受ける。そして、正転時の第1噛合圧力F1は、図3に示すように、第2ポジション側から第1ポジション側に向かう向きの成分力を有する。一方、逆転時の第1噛合圧力F1は、図4に示すように、第1ポジション側から第2ポジション側に向かう向きの成分力を有する。
また、第1中間歯車32に作用する第1噛合圧力F1は、第1中間歯車32を自転させる力(以下、自転力という。)及び公転させる力(以下、公転力という。)となる。このとき、第1中間歯車32に対して公転を妨げる力が作用し、自転力が公転力より大きくなると、第1中間歯車32は公転することなく自転する。一方、第1中間歯車32に対して自転を妨げる力が作用し、公転力が自転力より大きくなると、第1中間歯車32は、上記成分力の向きに移動する。
つまり、第1電動モータ27Aが正転方向に連続的に回転しているときには、図3に示すように、回転中心軸32Aは、上記成分力によって長穴29Aの長手方向端部のうち第1ポジション側に押し付けられ、第1中間歯車32の公転が妨げられた状態となる。このため、第1電動モータ27Aが正転方向に連続的に回転しているときには、第1中間歯車32は、公転することなく第1ポジションに止まって自転する。
また、第1電動モータ27Aが逆転方向に連続的に回転しているときには、回転中心軸32Aは、上記成分力によって長穴29Aの長手方向端部のうち第2ポジション側に押し付けられ、第1中間歯車32の公転が妨げられた状態となる。このため、第1電動モータ27Aが逆転方向に連続的に回転しているときには、第1中間歯車32は、公転することなく第2ポジションに止まって自転する。
駆動歯車36が回転すると、第1中間歯車32と同様に、第2中間歯車35は、駆動歯車36との噛み合い部分で発生する噛み合い圧力(以下、第2噛合圧力F2という。)を受ける。そして、正転時の第2噛合圧力F2は、図3に示すように、第5ポジション側から第4ポジション側に向かう向きの成分力を有する。一方、逆転時の第2噛合圧力F2は、図4に示すように、第4ポジション側から第5ポジション側に向かう向きの成分力を有する。
したがって、第1電動モータ27Aが正転方向に連続的に回転しているときには、第2中間歯車35は第4ポジションに止まって自転する。一方、第1電動モータ27Aが逆転方向に連続的に回転しているときには、第2中間歯車35は第5ポジションに止まって自転する。
3.2 反転作動時
<正転時から逆転時への移行時>
第1電動モータ27Aが正転方向に連続的に回転している正転時から回転方向が反転して第1電動モータ27Aが逆転方向に回転し始めると、第1噛合圧力F1の向きが反対向きとなる。このため、回転中心軸32Aを第1ポジション側端部に押し付けていた公転力が消失し、回転中心軸32Aを第2ポジション側に移動させる公転力が発生する。
そして、本実施形態では、図5に示すように、回転中心軸32Aが第1ポジションと第2ポジションとの間を移動する途中の第3ポジションにおいて、第1中間歯車32が第1出力歯車33及び第2出力歯車34の両方に噛み合うように構成されている。
このため、正転時から逆転時へ移行する際の第3ポジションにおいて、第1中間歯車32と第1出力歯車33と噛み合い部分で発生する噛み合い圧力(以下、第3噛合圧力F3という。)は、第1噛合圧力F1と同様に、第1ポジション側から第2ポジション側に向かう向きの成分力を有する力として第1中間歯車32に作用する。因みに、第3噛合圧力F3は、第1出力歯車33に作用する回転抵抗、つまり第1出力歯車33側の負荷により発生する力である。
また、正転時から逆転時へ移行する際の第3ポジションにおいて、第1中間歯車32と第2出力歯車34と噛み合い部分で発生する噛み合い圧力(以下、第4噛合圧力F4という。)は、逆転した第1中間歯車32の回転を正転させる向きの力として第1中間歯車32に作用する。因みに、第4噛合圧力F4は、第2出力歯車34の回転抵抗、つまり第2出力歯車34側の負荷により発生する力である。
したがって、正転時から逆転時へ移行する際の第3ポジションにおいては、第1噛合圧力F1及び第3噛合圧力F3は、第1中間歯車32を第2ポジション側に公転移動させる力となり、第4噛合圧力F4は第1中間歯車32の自転を妨げる力となる。このため、第1中間歯車32を第2ポジション側に移動させる公転力が自転力より大きくなるので、第1中間歯車32は第2ポジション側に移動する。
そして、回転中心軸32Aが長穴29Aの長手方向端部のうち第2ポジション側に到達すると、図4に示すように、第1中間歯車32が第1出力歯車33から離隔して第3噛合圧力F3が消失するとともに、第1中間歯車32の公転が規制される。このため、第1中間歯車32は、第2ポジションに保持された状態で自転する。
なお、本実施形態に係る第3ポジションは、第1ポジションから第2ポジションに至る回転中心軸32Aの移動軌跡の中立点である。つまり、第3ポジションから第1ポジションまでの回転中心軸32Aの移動量と第3ポジションから第2ポジションまでの回転中心軸32Aの移動量とは略同一となる。
また、第2中間歯車35には、コイルばねによって自転を妨げる力が常に作用している。このため、第2中間歯車35は、第2噛合圧力F2によって第2出力歯車34から離隔する向きに公転移動する。
<逆転時から正転時への移行時>
第1電動モータ27Aが逆転方向に連続的に回転している逆転時から回転方向が反転して第1電動モータ27Aが正転方向に回転し始めると、第1噛合圧力F1の向きが反対向きとなる。
このため、回転中心軸32Aを第2ポジション側端部に押し付けていた公転力が消失し、回転中心軸32Aを第1ポジション側に移動させる公転力が発生する。したがって、「正転時から逆転時への移行時」の作動と同様な作動原理にて回転中心軸32Aが第1ポジションに移動する。
すなわち、図6に示すように、逆転時から正転時へ移行する際の第3ポジションにおける第3噛合圧力F3は、第2ポジション側から第1ポジション側に向かう向きの成分力を有する力として第1中間歯車32に作用する。また、逆転時から正転時へ移行する際の第3ポジションにおける第4噛合圧力F4は、正転した第1中間歯車32の回転を逆転させる向きの力として第1中間歯車32に作用する。
つまり、逆転時から正転時へ移行する際の第3ポジションにおいては、第1噛合圧力F1及び第3噛合圧力F3は、第1中間歯車32を第1ポジション側に移動させる力となり、第4噛合圧力F4は第1中間歯車32の自転を妨げる力となる。したがって、第1中間歯車32を第1ポジション側に移動させる公転力が自転力より大きくなるため、第1中間歯車32は第1ポジション側に移動する。
そして、回転中心軸32Aが長穴29Aの長手方向端部のうち第1ポジション側に到達すると、図3に示すように、第1中間歯車32が第2出力歯車34から離隔して第3噛合圧力F3が消失するとともに、第1中間歯車32の公転が規制される。このため、第1中間歯車32は、第1ポジションに保持された状態で自転する。
また、第2中間歯車35には、コイルばねによって自転を妨げる力が常に作用している。このため、第2中間歯車35は、第2噛合圧力F2によって第2出力歯車34に噛み合う向きに公転移動する。
このとき、本実施形態では、図6に示すように、少なくとも逆転時から正転時へ移行する際の第3ポジションにおいて、第2中間歯車35と第2出力歯車34とが噛み合うように構成されている。
このため、第2中間歯車35は、回転中心軸32Aが第2ポジションから第1ポジションに移動する過程の第3ポジションにおいて、第1中間歯車32を逆転させる向きに第2出力歯車34を回転させることとなる。
なお、第3ポジションにおいて、第1出力歯車33及び第2出力歯車34のうち回転中心軸32Aの移動方向後退側に位置する歯車を後退側歯車と呼ぶとき、図6に示す状態では、第2出力歯車34が後退側歯車に相当する。したがって、図6に示す第3ポジションにおいては、第1中間歯車32を反転させる向きに後退側歯車を回転させていることになる。
4.本実施形態に係る画像形成装置(特に、第1歯車伝達機構)の特徴
上記したように、本実施形態に係る第1歯車伝達機構30Aでは、特許文献1に記載の発明と異なり、第2中間歯車32の自転を妨げる摩擦抵抗を発生させるコイルばねを設けることなく、第1中間歯車32を移動させることが可能となる。
したがって、本実施形態では、コイルばねの摩擦抵抗による損失が消失するので、効率よく駆動力を出力側に伝達できるとともに、第1歯車伝達機構30Aの製造原価を低減できる。
また、本実施形態では、第1中間歯車32が第1出力歯車33及び第2出力歯車34の両方に噛み合う第3ポジションが存在するので、移動過程にある第1中間歯車32に対して自転を妨げる力が作用する。したがって、摩擦係数のバラツキやコイルばねのバラツキ等による伝達経路の切り替え作動等の不安定さを低減し、伝達経路の切り替え作動等を確実に行うことができる。
なお、本発明では、上述したように、第3ポジション時において、第1出力歯車33及び第2出力歯車34のうち少なくとも一方の出力歯車が、移動過程にある第1中間歯車32に対して自転を妨げる力を作用させる。
したがって、「第1中間歯車32が、第1出力歯車33及び第2出力歯車34の両方に噛み合う」とは、第3ポジション時に「自転を妨げる力」が発生する状態を意味する。そして、当該状態とは、例えば以下の(a)〜(d)の場合等である。
(a)第1中間歯車32の歯と第1出力歯車33及び第2出力歯車34の歯とが係合する場合
(b)第1中間歯車32の歯先と第1出力歯車33及び第2出力歯車34の歯先とが接触して上記「自転を妨げる力」を作用させる場合
(c)第1中間歯車32の歯と第1出力歯車33の歯とが係合し、第1中間歯車32の歯先と第2出力歯車34の歯先とが接触して上記「自転を妨げる力」を作用させる場合
(d)第1中間歯車32の歯と第2出力歯車34の歯とが係合し、第1中間歯車32の歯先と第1出力歯車33の歯先とが接触して「自転を妨げる力」を作用させる場合
また、本実施形態では、第3ポジションにおいて、第1中間歯車32を逆転させるような向きに後退側歯車を回転させることを特徴としている。
これにより、本実施形態では、図6に示すように、第1中間歯車32には、第4噛合圧力F4に加えて噛合圧力F41が作用する。ここで、噛合圧力F41とは、後退側歯車(本実施形態では、第2出力歯車34)に付与された駆動力によって発生した噛合圧力である。
したがって、第3ポジション時に第1中間歯車32に作用する自転を妨げる力が大きくなるので、より確実に第1中間歯車32を移動させることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、第2出力歯車34のうち第1中間歯車32と噛み合う部分と第2中間歯車35と噛み合う部分とが軸方向にずれ、かつ、駆動歯車36のうち入力歯車31と噛み合う部分と第2中間歯車35と噛み合う部分とが軸方向にずれていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第2出力歯車34のうち第1中間歯車32と噛み合う部分と第2中間歯車35と噛み合う部分とが回転方向にずれていてもよい。
また、上述の実施形態では、第2出力歯車34を後退側歯車とし、かつ、第1中間歯車32を反転させる向きに後退側歯車を回転させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第3ポジション時に後退側歯車に駆動力を付与する構成を廃止する、又は第1ポジションから第2ポジションに移行する際の第3ポジション時においても、後退側歯車(この場合は、第1出力歯車33)にて第1中間歯車32に噛合圧力F41を付与してもよい。
また、上述の実施形態では、第1電動モータ27Aの回転方向を切り替えることにより入力歯車31の回転方向を切り替えたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1電動モータ27Aの回転方向を切り替えることなく、第1電動モータ27Aから入力歯車31に至る駆動力の伝達経路を切り替えることにより、入力歯車31の回転方向を切り替えてもよい。
また、上述の実施形態では、画像形成装置に本発明に係る歯車伝達機構を適用したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、例えば、画像読取装置の原稿送り機構に適用してもよい。
また、上述の実施形態では、複数の感光ドラム7Aに対応して複数の露光器9が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、露光用の光を走査しながら感光ドラム7Aを露光する、いわゆるスキャナタイプの露光器を用いてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 画像形成装置 3… 筐体 3A… 排出部 3B… 排出トレイ
5… 画像形成部 6A… 載置部 6… 給紙トレイ 7… プロセスユニット
7A… 感光ドラム 7B… 帯電器 7C… 現像ローラ 8… フィーダ機構
9… 露光器 11… 定着器 11A… 加熱ローラ 15… 転写部
20… ベルトユニット 21… 転写ベルト 22… 駆動ローラ
23… 従動ローラ 25… 排出ローラ 27A… 第1電動モータ
27B… 第2電動モータ 29… 支持部材 29A… 長穴
30A… 第1歯車伝達機構 30B… 第2歯車伝達機構
30C… 制御部 31… 入力歯車 32… 第1中間歯車
32A… 回転中心軸 33… 第1出力歯車 34… 第2出力歯車
35… 第2中間歯車 36… 駆動歯車 37… 第3出力歯車

Claims (8)

  1. 正転方向の駆動力及び逆転方向の駆動力が入力される入力歯車と、
    前記入力歯車と噛み合って回転するとともに、回転中心軸が第1ポジションと第2ポジションとの間で移動可能な第1中間歯車と、
    前記回転中心軸と摺接する長穴を有する支持部材と、
    前記回転中心軸が前記第1ポジションに位置するときに、前記第1中間歯車と噛み合って回転する第1出力歯車と、
    前記回転中心軸が前記第2ポジションに位置するときに、前記第1中間歯車と噛み合って回転する第2出力歯車とを備え、
    前記第1中間歯車は、前記回転中心軸が前記第1ポジションと前記第2ポジションとの間を移動する途中の第3ポジションにおいて、前記第1出力歯車及び前記第2出力歯車の両方に噛み合うことを特徴とする歯車伝達機構。
  2. 前記第3ポジションは、前記第1ポジションから第2ポジションに至る前記回転中心軸の移動軌跡の中立点であることを特徴とする請求項1に記載の歯車伝達機構。
  3. 前記長穴の長手方向形状は、前記入力歯車の回転中心を曲率中心とした円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯車伝達機構。
  4. 前記入力歯車に入力される駆動力を発生させる電動モータと、
    前記回転中心軸を移動させる際に、前記電動モータの回転方向を転向させるモータ制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の歯車伝達機構。
  5. 前記第3ポジションにおいて、前記第1出力歯車及び前記第2出力歯車のうち前記回転中心軸の移動方向後退側に位置する歯車を後退側歯車と呼ぶとき、
    前記第3ポジションにおいて、前記第1中間歯車を反転させる向きに前記後退側歯車を回転させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の歯車伝達装置。
  6. 前記第1中間歯車の前記回転中心軸が前記第1ポジションに位置するときに、前記第2出力歯車に噛み合って前記第2出力歯車に駆動力伝達し、前記第1中間歯車の前記回転中心軸が前記第2ポジションに位置するときに、前記第2出力歯車から離隔する第2中間歯車を備え、
    さらに、前記第2中間歯車は、前記第1中間歯車の前記回転中心軸が前記第2ポジションから前記第1ポジションに移動する過程の前記第3ポジションにおいて、前記第1中間歯車を逆転させる向き前記第2出力歯車を回転させることを特徴とする請求項4に記載の歯車伝達装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に駆動力を伝達する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の歯車伝達装置と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、シートに転写される現像剤像を形成する現像部、及びシートに転写された現像剤を定着させる定着部を有しており、
    さらに、前記第1出力歯車は、前記定着部に駆動力を伝達し、前記第2出力歯車は、前記現像部に駆動力を伝達することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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